JP2018054383A - リーク検査装置 - Google Patents

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Akira Ogasawara
亮 小笠原
伊藤 誠
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Abstract

【課題】簡易且つ小型で安価な構造で中空状の製品のリークを検査することができるリーク検査装置を提供する。【解決手段】本リーク検査装置1は、載置台2と、昇降体4と、操作レバー5と、動力伝達機構6と、を備える。そして、昇降体には、製品の押圧面54を押圧するための押圧部11が設けられているとともに、サブ開口部53a、53bを塞ぐための塞ぎ部12a、12bが変位自在に支持されている。さらに、動力伝達機構は、操作レバーを一方向に揺動操作することで、順次作動する第1動力伝達部17a、第2動力伝達部17b及び第3動力伝達部17cを備え、第1動力伝達部は、昇降体を載置台上の製品に向かって下降させ、第2動力伝達部は、第1動力伝達部により下降された昇降体を押し下げ、押圧部で押圧面を押圧させてメイン開口部52を閉塞させ、第3動力伝達部は、第2動力伝達部により押圧面が押圧された状態で、塞ぎ部をサブ開口部に押し付けるように変位させて塞ぎ部でサブ開口部を閉塞させる。【選択図】図2

Description

本発明は、リーク検査装置に関し、更に詳しくは、中空状の製品のリークを検査するリーク検査装置に関する。
従来のリーク検査装置として、底面側に開口するメイン開口部と、メイン開口部の開口に対して傾斜して側面側に開口するサブ開口部と、を備える中空状の製品のリークを検査するリーク検査装置が一般に知られている(例えば、特許文献1等参照)。この特許文献1には、アクチュエータで第1治具をメイン開口部に押し付けてメイン開口部を塞ぐとともに、アクチュエータで第2治具をサブ開口部に押し付けてサブ開口部を塞ぎ、その塞ぎ状態で中空状の製品のリークを検査する技術が開示されている。
特開2004−212373号公報
しかし、上記特許文献1に開示された技術では、メイン開口部を塞ぐためのアクチュエータと、サブ開口部を塞ぐためのアクチュエータと、を備えているので、装置全体が複雑且つ大型で高価な構造となってしまう。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、簡易且つ小型で安価な構造で中空状の製品のリークを検査することができるリーク検査装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、底面側に開口するメイン開口部と、前記メイン開口部の開口に対して傾斜して側面側及び/又は上面側に開口するサブ開口部と、を備える中空状の製品のリークを検査するリーク検査装置であって、前記メイン開口部を塞ぐように前記製品の底面側を載置可能な載置台と、前記載置台の上方で前記載置台に対して昇降自在に支持される昇降体と、前記載置台に対して揺動自在に支持される操作レバーと、前記操作レバーの揺動力を前記昇降体側に伝達する動力伝達機構と、を備え、前記昇降体には、前記製品の側面側及び/又は上面側に形成された押圧面を押圧するための押圧部が設けられているとともに、前記サブ開口部を塞ぐための塞ぎ部が変位自在に支持されており、前記動力伝達機構は、前記操作レバーを一方向に揺動操作することで、順次作動する第1動力伝達部、第2動力伝達部及び第3動力伝達部を備え、前記第1動力伝達部は、前記昇降体を前記載置台上の前記製品に向かって下降させて、前記押圧部を前記押圧面に近接又は当接させ且つ前記塞ぎ部を前記サブ開口部に対向させ、前記第2動力伝達部は、前記第1動力伝達部により下降された前記昇降体を押し下げ、前記押圧部で前記押圧面を押圧させて前記メイン開口部を閉塞させ、前記第3動力伝達部は、前記第2動力伝達部により前記押圧面が押圧された状態で、前記塞ぎ部を前記サブ開口部に押し付けるように変位させて前記塞ぎ部で前記サブ開口部を閉塞させることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記載置台は、フレームに対して固定されており、前記フレームには、前記操作レバーの一端側が取り付けられた回動軸が水平軸回りに回動自在に支持されており、前記回動軸には、前記第1動力伝達部を作動させるための第1カムと、前記第2動力伝達部を作動させるための第2カムと、前記第3動力伝達部を作動させるための第3カムと、が軸方向に沿って設けられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記載置台は、フレームに対して固定されており、前記第2動力伝達部は、前記第1動力伝達部により下降された前記昇降体に対して近接・離反するように前記フレームに揺動自在に支持される揺動片と、前記揺動片に揺動支点よりも下方で回動自在に支持される押下ローラと、を備え、前記押下ローラは、前記揺動片が前記昇降体に近づく方向に揺動されることで前記昇降体を押し下げることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発明において、前記第3動力伝達部は、前記昇降体に設けられて前記塞ぎ部を変位自在に支持する昇降体側リンク構造を備え、前記昇降体側リンク構造は、トグル機構を用いて前記塞ぎ部を前記サブ開口部に押し付けるように変位させることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記昇降体側リンク構造を構成する少なくとも一対のリンク片のうちの、一方のリンク片には長孔が形成されており、他方のリンク片には前記長孔に挿通される支持ピンが設けられていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記サブ開口部は、第1サブ開口部と、前記第1サブ開口部の開口に対して傾斜して開口する第2サブ開口部と、を備えることを要旨とする。
本発明のリーク検査装置によると、メイン開口部を塞ぐように製品の底面側を載置可能な載置台と、載置台の上方で載置台に対して昇降自在に支持される昇降体と、載置台に対して揺動自在に支持される操作レバーと、操作レバーの揺動力を昇降体側に伝達する動力伝達機構と、を備える。そして、昇降体には、製品の側面側及び/又は上面側に形成された押圧面を押圧するための押圧部が設けられているとともに、サブ開口部を塞ぐための塞ぎ部が変位自在に支持されている。さらに、動力伝達機構は、操作レバーを一方向に揺動操作することで、順次作動する第1動力伝達部、第2動力伝達部及び第3動力伝達部を備え、第1動力伝達部は、昇降体を載置台上の製品に向かって下降させて、押圧部を押圧面に近接又は当接させ且つ塞ぎ部をサブ開口部に対向させ、第2動力伝達部は、第1動力伝達部により下降された昇降体を押し下げ、押圧部で押圧面を押圧させてメイン開口部を閉塞させ、第3動力伝達部は、第2動力伝達部により押圧面が押圧された状態で、塞ぎ部をサブ開口部に押し付けるように変位させて塞ぎ部でサブ開口部を閉塞させる。
これにより、載置台上に製品を載置してメイン開口部が塞がれた状態より、操作レバーが一方向に揺動操作されると、昇降体が載置台上の製品に向かって下降されて、押圧部が押圧面に近接又は当接し且つ塞ぎ部がサブ開口部に対向する待機状態とされる。次に、待機状態より昇降体が押し下げられて押圧部が押圧面を押圧することで、メイン開口部が閉塞されて気密にシールされるとともに、製品が位置決め保持される。次いで、塞ぎ部がサブ開口部に押し付けられるように変位されることで、サブ開口部が閉塞されて気密にシールされる。その後、メイン開口部及びサブ開口部が気密にシールされた状態で製品のリークが検査される。よって、従来のようにメイン開口部及びサブ開口部を塞ぐための各アクチュエータを必要とせず、簡易且つ小型で安価な構造で中空状の製品のリークを検査することができる。
また、前記載置台が、フレームに対して固定されており、前記フレームに、回動軸が水平軸回りに回動自在に支持されており、前記回動軸に、第1カムと、第2カムと、第3カムと、が軸方向に沿って設けられている場合は、各動力伝達部が円滑且つ確実に作動されるとともに、より簡易且つ小型で安価な構造にできる。
また、前記載置台が、フレームに対して固定されており、前記第2動力伝達部が、揺動片と、押下ローラと、を備え、前記押下ローラが、前記揺動片が前記昇降体に近づく方向に揺動されることで前記昇降体を押し下げる場合は、昇降体を強力に押し下げることができる。よって、メイン開口部の閉塞性が高められるとともに、製品を強固に位置決め保持できる。
また、前記第3動力伝達部が、昇降体側リンク構造を備え、前記昇降体側リンク構造が、トグル機構を用いて前記塞ぎ部を前記サブ開口に押し付けるように変位させる場合は、塞ぎ部をサブ開口部に強力に押し付けることができるため、サブ開口部の閉塞性が高められる。
また、前記昇降体側リンク構造を構成する少なくとも一対のリンク片のうちの、一方のリンク片には長孔が形成されており、他方のリンク片には前記長孔に挿通される支持ピンが設けられている場合は、サブ開口部の開口の角度が異なる製品であっても、長孔及び支持ピンの相対移動によりサブ開口部の角度の相違が吸収されるため、塞ぎ部でサブ開口部を適正に閉塞できる。
さらに、前記サブ開口部が、第1サブ開口部と、第2サブ開口部と、を備える場合は、各サブ開口部に対して略同じ構成の昇降体側リンク構造を採用しても、長孔及び支持ピンの相対移動により各サブ開口部の角度の相違が吸収されるため、塞ぎ部でサブ開口部を適正に閉塞できる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るリーク検査装置の斜視図である。 上記リーク検査装置の正面図である。 実施例に係る中空状の製品を説明するための説明図であり、(a)は正面図を示し、(b)は(a)のb−b線断面図を示し、(c)は(a)のc−c線断面図を示す。 実施例に係る第1動力伝達部を説明するための説明図であり、(a)は操作レバーが原点位置に位置する状態を示し、(b)は操作レバーが第1位置に位置する状態を示し、(c)は操作レバーが第2位置に位置する状態を示し、(d)は操作レバーが第3位置に位置する状態を示す。 実施例に係る第2動力伝達部を説明するための説明図であり、(a)は操作レバーが原点位置に位置する状態を示し、(b)は操作レバーが第1位置に位置する状態を示し、(c)は操作レバーが第2位置に位置する状態を示し、(d)は操作レバーが第3位置に位置する状態を示す。 上記第2動力伝達部を説明するための説明図であり、(a)は揺動片が昇降体から離反した状態を示し、(b)は揺動片が昇降体に近接した状態(押下ローラで昇降体を押し下げた状態)を示す。 実施例に係る第3動力伝達部を説明するための説明図であり、(a)は操作レバーが原点位置に位置する状態を示し、(b)は操作レバーが第1位置に位置する状態を示し、(c)は操作レバーが第2位置に位置する状態を示し、(d)は操作レバーが第3位置に位置する状態を示す。 上記第3動力伝達部を説明するための説明図であり、(a)は塞ぎ部がサブ開口部と対向した状態を示し、(b)は塞ぎ部がサブ開口部を閉塞した状態を示す。 図8(b)の要部拡大図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<リーク検査装置>
本実施形態に係るリーク検査装置は、底面側に開口するメイン開口部(52)と、メイン開口部の開口に対して傾斜して側面側及び/又は上面側に開口するサブ開口部(53a、53b)と、を備える中空状の製品(51)のリークを検査するリーク検査装置(1)であって、メイン開口部を塞ぐように製品の底面側を載置可能な載置台(2)と、載置台の上方で載置台に対して昇降自在に支持される昇降体(4)と、載置台に対して揺動自在に支持される操作レバー(5)と、操作レバーの揺動力を昇降体側に伝達する動力伝達機構(6)と、を備える(例えば、図1〜図3等参照)。そして、昇降体(4)には、製品(51)の側面側及び/又は上面側に形成された押圧面(54)を押圧するための押圧部(11)が設けられているとともに、サブ開口部(53a、53b)を塞ぐための塞ぎ部(12a、12b)が変位自在に支持されている(例えば、図1等参照)。さらに、動力伝達機構(6)は、操作レバー(5)を一方向に揺動操作することで、順次作動する第1動力伝達部(17a)、第2動力伝達部(17b)及び第3動力伝達部(17c)を備え、第1動力伝達部(17a)は、昇降体(4)を載置台(2)上の製品(51)に向かって下降させて、押圧部(11)を押圧面(54)に近接又は当接させ且つ塞ぎ部(12a、12b)をサブ開口部(53a、53b)に対向させ(例えば、図4等参照)、第2動力伝達部(17b)は、第1動力伝達部により下降された昇降体(4)を押し下げ、押圧部(11)で押圧面(54)を押圧させてメイン開口部(52)を閉塞させ(例えば、図5及び図6等参照)、第3動力伝達部(17c)は、第2動力伝達部により押圧面が押圧された状態で、塞ぎ部(12a、12b)をサブ開口部(53a、53b)に押し付けるように変位させて塞ぎ部でサブ開口部を閉塞させる(例えば、図7及び図8等参照)。なお、上記「近接」としては、例えば、押圧部の先端面と製品の押圧面との対向間隔が50mm(好ましくは30mm、特に10mm)以内である状態が挙げられる。
本実施形態に係るリーク検査装置としては、例えば、上記載置台(2)は、フレーム(3)に対して固定されており、フレームには、操作レバー(5)の一端側が取り付けられた回動軸(14)が水平軸回りに回動自在に支持されており、回動軸には、第1動力伝達部(17a)を作動させるための第1カム(15a)と、第2動力伝達部(17b)を作動させるための第2カム(15b)と、第3動力伝達部(17c)を作動させるための第3カム(15c)と、が軸方向に沿って設けられている形態(例えば、図1等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係るリーク検査装置としては、例えば、上記載置台(2)は、フレーム(3)に対して固定されており、第2動力伝達部(17b)は、第1動力伝達部(17a)により下降された昇降体(4)に対して近接・離反するようにフレーム(3)に揺動自在に支持される揺動片(25)と、揺動片に揺動支点(S1)よりも下方で回動自在に支持される押下ローラ(26)と、を備え、押下ローラは、揺動片が昇降体に近づく方向に揺動されることで昇降体を押し下げる形態(例えば、図6等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係るリーク検査装置としては、例えば、上記第3動力伝達部(17c)は、昇降体(4)に設けられて塞ぎ部(12a、12b)を変位自在に支持する昇降体側リンク構造(35)を備え、昇降体側リンク構造は、トグル機構を用いて塞ぎ部をサブ開口部(53a、53b)に押し付けるように変位させる形態(例えば、図8等参照)を挙げることができる。
上述の形態の場合、例えば、上記昇降体側リンク構造(33)を構成する少なくとも一対のリンク片(36、37、38、39)のうちの、一方のリンク片には長孔(44)が形成されており、他方のリンク片には長孔に挿通される支持ピン(45)が設けられていることができる(例えば、図9等参照)。この場合、上記サブ開口部は、第1サブ開口部(53a)と、第1サブ開口部の開口に対して傾斜して開口する第2サブ開口部(53b)と、を備えることが好ましい(例えば、図3等参照)。なお、上記「一対のリンク片」とは、互いに回動自在に連結される一対のリンク片を意図する。
上述の形態の場合、例えば、上記昇降体側リンク構造(35)(即ち、トグル機構)は、昇降体(4)に揺動自在に支持される第1リンク片(36)と、第1リンク片に回動自在に連結され且つ昇降体に揺動自在に支持される第2リンク片(37)と、第1リンク片を一方の揺動方向に向かって付勢するバネ(40)と、を備え、バネの付勢力により第1リンク片が一方の揺動方向に揺動されたときに、第1リンク片及び第2リンク片の各揺動支点を結ぶ直線(L)で上下に仕切られる一方の領域に第1リンク片及び第2リンク片の連結支点(S2)が位置し、バネの付勢力に抗して第1リンク片が他方の揺動方向に揺動されて塞ぎ部(12a、12b)でサブ開口部(53a、53b)が閉塞されたときに、第1リンク片及び第2リンク片の各揺動支点を結ぶ直線(L)で上下に仕切られる他方の領域又は各揺動支点を結ぶ直線(L)上に第1リンク片及び第2リンク片の連結支点(S2)が位置することができる(例えば、図8等参照)。これにより、簡易な構造のトグル機構で塞ぎ部をサブ開口部に更に強力に押し付けることができる。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、中空状の製品51としてインテークマニホールドを例示する。この中空状の製品51は、図3に示すように、底面側に開口するメイン開口部52と、メイン開口部52の開口に対して傾斜して側面側に開口する第1サブ開口部53a及び第2サブ開口部53bと、を備えている。これら各開口部52、53a、53bには、環状のシール部材(図示省略)が装着されている。また、第2サブ開口部53bは、第1サブ開口部53bの開口に対して傾斜して開口している。これら各サブ開口部53a、53bは、筒状に形成されており、製品51の横方に開口している。さらに、製品51の側面側(具体的に、フランジ部の上面)には、後述の押圧部11で押圧される押圧面54が形成されている。
(1)リーク検査装置の構成
本実施例に係るリーク検査装置1は、中空状の製品51のリークを検査するものである。このリーク検査装置1は、各開口部52、53a、53bを閉塞した状態で、製品51内に空気を供給充填して空気圧を測定することでリーク検査を行うリーク検査機(図示省略)を備えている。
上記リーク検査装置1は、図1及び図2に示すように、メイン開口部52を塞ぐように製品51の底面側を載置可能な載置台2と、載置台2の上方で載置台2に対して昇降自在に支持される昇降体4と、載置台2に対して揺動自在に支持される操作レバー5と、操作レバー5の揺動力を昇降体4側に伝達する動力伝達機構6と、を備えている。
上記載置台2は、板状に形成されており、載置された製品51のメイン開口部52を介して空気を製品51内に供給するための供給孔(図示省略)が形成されている。また、載置台2上にはフレーム3が立ち上げられている。即ち、載置台2は、フレーム3に対して固定されている。このフレーム3は、載置台2上の隅部に配置される複数(図中4本)の支柱3aと、載置台2上の左右両側に配置される左右の支持プレート3bと、載置台2上の前側中央部に配置される支持プレート3cと、を備えている。これら支柱3aの上端側には、巻取装置9が設置された天板8が取り付けられている。
上記昇降体4は、板状に形成されており、フレーム3(具体的に、各支柱3a)に上下方向にスライド自在に支持されている。この昇降体4は、巻取装置9の巻取ワイヤ9aに連結されている。この巻取装置9は、巻取ワイヤ9aを巻き取るためのスプリング(図示省略)を内蔵している。
上記昇降体4には、製品51の押圧面54を押圧するための押圧部11が設けられている。この押圧部11は、昇降体4の下面から下方に延びる棒状に形成されている。また、昇降体4には、第1サブ開口部53aを塞ぐための第1塞ぎ部12aが変位自在に支持されているとともに、第2サブ開口部53bを塞ぐための第2塞ぎ部12bが変位自在に支持されている。これら各塞ぎ部12a、12bは、板状に形成されている。なお、上記製品51に、各開口部52、53a、53bに比べて小さな開口の開口部やメイン開口部52と略平行に開口する開口部が形成されている場合には、その開口部を塞ぐための塞ぎ部を昇降体4に固定的に設けることができる。
上記操作レバー5の一端側は、フレーム3(具体的に、左右の支持プレート3b)に水平軸回りに回動自在に支持された回動軸14の一端側に取り付けられている。この回動軸14には、後述の第1動力伝達部17aを作動させるための第1カム15aと、後述の第2動力伝達部17bを作動させるための第2カム15bと、後述の第3動力伝達部17cを作動させるための第3カム15cと、が軸方向に沿って設けられている。さらに、左右の支持プレート3bの間には、回動軸14と平行となる複数(図中3本)の支持軸16a、16b、16cが固定されている。
上記操作レバー5は、無負荷状態で原点位置P0に位置され、略鉛直方向に沿う。この操作レバー5は、原点位置P0より一方向に揺動することで、第1位置P1及び第2位置P2を順に通過して第3位置P3に至る(図4参照)。そして、操作レバー5は、第1位置P1に位置したときに水平方向に対して略45度傾斜した方向に沿い、第2位置P2に位置したときに水平方向に対して略20度傾斜した方向に沿い、第3位置P3に位置したときに略水平方向に沿う。
上記動力伝達機構6は、操作レバー5を一方向に揺動操作することで、順次作動する第1動力伝達部17a、第2動力伝達部17b及び第3動力伝達部17cを備えている。この第1動力伝達部17aは、操作レバー5を原点位置P0から第1位置P1まで一方向に揺動操作することで、昇降体4を載置台2上の製品51に向かって下降させて、押圧部11を押圧面54に近接又は当接させ且つ塞ぎ部12a、12bをサブ開口部53a、53bに対向させる(図4参照)。また、第2動力伝達部17bは、操作レバー5を第1位置P1から第2位置P2まで一方向に揺動操作することで、第1動力伝達部17aにより下降された昇降体4を押し下げ、押圧部11で押圧面54を押圧させてメイン開口部52を閉塞させる(図5及び図6参照)。さらに、第3動力伝達部17cは、操作レバー5を第2位置P2から第3位置P3まで一方向に揺動操作することで、第2動力伝達部17bにより押圧面54が押圧された状態で、塞ぎ部12a、12bをサブ開口部53a、53bに押し付けるように変位させて塞ぎ部12a、12bでサブ開口部53a、53bを閉塞させる(図7及び図8参照)。
上記第1動力伝達部17aは、図4に示すように、第1カム15aと昇降体4とを連繋する第1リンク構造を19備えている。この第1リンク構造19は、支持軸16bに揺動自在に支持され且つ第1カム15aのカム面に倣うローラ20aを有するリンク片20と、支持軸16aに揺動自在に支持されたリンク片21と、各リンク片20、21を連結する連結ロッド22と、リンク片21と昇降体4とを連結する連結ロッド23と、を備えている。これら各連結ロッド22、23の端側は、連結される部材に対して軸支されている。
上記第2動力伝達部17bは、図6に示すように、第1動力伝達部17aにより下降された昇降体4に対して近接・離反するようにフレーム3(具体的に、図示しない支柱)に揺動自在に支持される揺動片25と、揺動片25に揺動支点S1よりも下方で回動自在に支持される押下ローラ26と、を備えている。この揺動片25は、第1動力伝達部17aにより下降された昇降体4の両側方にそれぞれ配置されている。また、押下ローラ26は、揺動片25が昇降体4に近づく方向に揺動されることで昇降体4に乗り上げて昇降体4を押し下げる。また、押下ローラ26は、昇降体4を押し下げた状態で、その軸心が揺動片25の揺動支点S1よりも昇降体4寄り側に位置している。
上記第2動力伝達部17bは、図5及び図6に示すように、第2カム15bと各揺動片25とを連繋する第2リンク構造27を備えている。この第2リンク構造27は、支持軸16bに揺動自在に支持され且つ第2カム15bのカム面に倣うローラ28aを有するリンク片28と、フレーム3(具体的に、支持プレート3c)に水平軸回りに回動自在に支持された円板29と、リンク片28と円板29とを連結する連結ロッド30と、円板29と各揺動片25とを連結する連結ロッド31と、を備えている。これら各連結ロッド30、31の端側は、連結される部材に対して軸支されている。
上記第3動力伝達部17cは、図8及び図9に示すように、昇降体4に設けられて塞ぎ部12a、12bを変位自在に支持する昇降体側リンク構造35を備えている。この昇降体側リンク構造35は、トグル機構を用いて塞ぎ部12a、12bをサブ開口53a、53bに押し付けるように変位させる。具体的に、昇降体側リンク構造35は、第1リンク片36、第2リンク片37、第3リンク片38、第4リンク片39及びバネ40を備えている。この第1リンク片36は、中間側が昇降体4に設けられた支持片41に揺動自在に支持されており、他端側が後述の押圧ピン49で押圧される押圧部36aとされている。また、第2リンク片37は、一端側が第1リンク片36の一端側に回動自在に連結されており、他端側が昇降体4に設けられた支持片42に揺動自在に支持されている。また、第3リンク片38は、一端側が第2リンク片37の中間側に回動自在に連結されており、他端側が第4リンク片39の一端側に回動自在に連結されている。また、第4リンク片39は、中間側が支持片42に揺動自在に支持されており、他端側に塞ぎ部12a、12bが位置調整可能に取り付けられている。さらに、バネ40は、第1リンク片36を一方の揺動方向に向かって付勢するように第1リンク片36と昇降体4との間に介装されている。
上記昇降体側リンク構造35(即ち、トグル機構)では、バネ40の付勢力により第1リンク片36が一方の揺動方向に揺動されたときに、第1リンク片36及び第2リンク片37の各揺動支点を結ぶ直線Lで上下に仕切られる上領域に各リンク片36、37の連結支点S2が位置する(図8(a)参照)。一方、後述の押圧ピン49の押圧によりバネ40の付勢力に抗して第1リンク片36が他方の揺動方向に揺動されて塞ぎ部12a、12bでサブ開口部53a、53bが閉塞されたときに、各リンク片36、37の各揺動支点を結ぶ直線Lで上下に仕切られる下領域に各リンク片36、37の連結支点S2が位置する。この状態では、第1リンク片36(又は第2リンク片37)がストッパ60に当接して塞ぎ部12a、12bの過剰な変位が規制される。さらに、後述の押圧ピン49の押圧が解除されると、各リンク片36、37は、バネ40の付勢力により揺動されて、連結支点S2が直線Lで上下に仕切られる上領域に位置する状態に復帰する。
上記昇降体側リンク構造35では、図9に示すように、第1リンク片36及び第2リンク片37のうちの、一方のリンク片37には長孔44が形成されており、他方のリンク片36には長孔44に挿通される支持ピン45が設けられている。また、第2リンク片37及び第3リンク片38のうちの、一方のリンク片38には長孔44が形成されており、他方のリンク片37には長孔44に挿通される支持ピン45が設けられている。さらに、第3リンク38片及び第4リンク片39のうちの、一方のリンク片38には長孔44が形成されており、他方のリンク片39には長孔44に挿通される支持ピン45が設けられている。
上記第3動力伝達部17cは、図7に示すように、第3カム15cと昇降体側リンク構造35とを連繋する第3リンク構造47を備えている。この第3リンク構造47は、支持軸16cに揺動自在に支持され且つ第3カム15cのカム面に倣うローラ48aを有するリンク片48を備えている。このリンク片48の上端側には、第1リンク片36の押圧部36aを押圧する押圧ピン49が設けられている。
(2)リーク検査装置の作用
次に、上記構成のリーク検査装置1の作用について説明する。先ず、載置台2上に製品51の底面側を載置してメイン開口部52が塞がれた状態(図2参照)とし、その状態より、原点位置P0の操作レバー5を一方向に揺動操作する。すると、昇降体4が載置台2上の製品51に向かって下降されて、押圧部11が押圧面54に近接又は当接し且つ塞ぎ部12a、12bがサブ開口部53a、53bに対向する(図4参照)。次に、押下ローラ26により昇降体4が押し下げられて押圧部11が押圧面54を押圧することで、メイン開口部52が閉塞されて気密にシールされるとともに、製品51が位置決め保持される(図5参照)。次いで、昇降体側リンク構造35により塞ぎ部12a、12bがサブ開口部53a、53bに押し付けられるように変位されることで、サブ開口部53a、53bが閉塞されて気密にシールされる(図7参照)。その後、メイン開口部52及びサブ開口部53a、53bが気密にシールされた状態で製品51のリークが検査される。なお、第3位置P3の操作レバー5の操作を解除すると、巻取装置9により昇降体4が上昇されることで、操作レバー5は原点位置P0に復帰する。
ここで、検査対象の製品51が変更されて、サブ開口部53a、53bの開口の角度が異なる製品51のリークを検査する場合であっても、リンク片36〜39の長孔44及び支持ピン45によりサブ開口部53a、53bの角度の相違が吸収され、塞ぎ部12a、12bでサブ開口部53a、53bが適正に閉塞される(図9参照)。
(3)実施例の効果
本実施例のリーク検査装置1によると、メイン開口部52を塞ぐように製品51の底面側を載置可能な載置台2と、載置台2の上方で載置台2に対して昇降自在に支持される昇降体4と、載置台2に対して揺動自在に支持される操作レバー5と、操作レバー5の揺動力を昇降体4側に伝達する動力伝達機構6と、を備える。そして、昇降体4には、製品51の側面側に形成された押圧面54を押圧するための押圧部11が設けられているとともに、サブ開口部53a、53bを塞ぐための塞ぎ部12a、12bが変位自在に支持されている。さらに、動力伝達機構6は、操作レバー5を一方向に揺動操作することで、順次作動する第1動力伝達部17a、第2動力伝達部17b及び第3動力伝達部17cを備え、第1動力伝達部17aは、昇降体4を載置台2上の製品51に向かって下降させて、押圧部11を押圧面54に近接又は当接させ且つ塞ぎ部12a、12bをサブ開口部53a、53bに対向させ、第2動力伝達部17bは、第1動力伝達部17aにより下降された昇降体4を押し下げ、押圧部11で押圧面54を押圧させてメイン開口部52を閉塞させ、第3動力伝達部17cは、第2動力伝達部17bにより押圧面54が押圧された状態で、塞ぎ部12a、12bをサブ開口部53a、53bに押し付けるように変位させて塞ぎ部12a、12bでサブ開口部53a、53bを閉塞させる。
これにより、載置台2上に製品51を載置してメイン開口部52が塞がれた状態より、操作レバー5が一方向に揺動操作されると、昇降体4が載置台2上の製品51に向かって下降されて、押圧部11が押圧面54に近接又は当接し且つ塞ぎ部12a、12bがサブ開口部53a、53bに対向する待機状態とされる。次に、待機状態より昇降体4が押し下げられて押圧部11が押圧面54を押圧することで、メイン開口部52が閉塞されて気密にシールされるとともに、製品51が位置決め保持される。次いで、塞ぎ部12a、12bがサブ開口部53a、53bに押し付けられるように変位されることで、サブ開口部53a、53bが閉塞されて気密にシールされる。その後、メイン開口部52及びサブ開口部53a、53bが気密にシールされた状態で製品51のリークが検査される。よって、従来のようにメイン開口部及びサブ開口部を塞ぐための各アクチュエータを必要とせず、簡易且つ小型で安価な構造で中空状の製品51のリークを検査することができる。
また、本実施例では、載置台2は、フレーム3に対して固定されており、フレーム3には、回動軸14が水平軸回りに回動自在に支持されており、回動軸14には、第1カム15aと、第2カム15bと、第3カム15cと、が軸方向に沿って設けられている。これにより、各動力伝達部17a、17b、17cが円滑且つ確実に作動されるとともに、より簡易且つ小型で安価な構造にできる。
また、本実施例では、載置台2は、フレーム3に対して固定されており、第2動力伝達部17bは、揺動片25と、押下ローラ26と、を備え、押下ローラ26は、揺動片25が昇降体4に近づく方向に揺動されることで昇降体4を押し下げる。これにより、昇降体4を強力に押し下げることができる。よって、メイン開口部52の閉塞性が高められるとともに、製品51を強固に位置決め保持できる。
また、本実施例では、第3動力伝達部17cは、昇降体側リンク構造35を備え、昇降体側リンク構造35は、トグル機構を用いて塞ぎ部12a、12bをサブ開口部53a、53bに押し付けるように変位させる。これにより、塞ぎ部12a、12bをサブ開口部53a、53bに強力に押し付けることができるため、サブ開口部53a、53bの閉塞性が高められる。
また、本実施例では、昇降体側リンク構造35を構成する少なくとも一対のリンク片36、37、38、39のうちの、一方のリンク片には長孔44が形成されており、他方のリンク片には長孔44に挿通される支持ピン45が設けられている。これにより、サブ開口部35a、35bの開口の角度が異なる製品であっても、長孔44及び支持ピン45の相対移動によりサブ開口部35a、35bの角度の相違が吸収されるため、塞ぎ部12a、12bでサブ開口部35a、35bを適正に閉塞できる。
さらに、本実施例では、サブ開口部は、第1サブ開口部53aと、第2サブ開口部53bと、を備える。これにより、各サブ開口部53a、53bに対して略同じ構成の昇降体側リンク構造35を採用しても、長孔44及び支持ピン45の相対移動により各サブ開口部35a、35bの角度の相違が吸収されるため、塞ぎ部12a、12bでサブ開口部35a、35bを適正に閉塞できる。
さらに、本実施例では、昇降体側リンク構造35(即ち、トグル機構)は、昇降体4に揺動自在に支持される第1リンク片36と、第1リンク片36に回動自在に連結され且つ昇降体4に揺動自在に支持される第2リンク片37と、第1リンク片36を一方の揺動方向に向かって付勢するバネ40と、を備える。そして、バネ40の付勢力により第1リンク片36が一方の揺動方向に揺動されたときに、各リンク片36、37の各揺動支点を結ぶ直線Lで上下に仕切られる上領域に各リンク片36、37の連結支点S2が位置する。一方、バネ40の付勢力に抗して第1リンク片36が他方の揺動方向に揺動されて塞ぎ部12a、12bでサブ開口部53a、53bが閉塞されたときに、各リンク片36、37の各揺動支点を結ぶ直線Lで上下に仕切られる下領域に各リンク片36、37の連結支点S2が位置する。これにより、簡易な構造のトグル機構で塞ぎ部12a、12bをサブ開口部53a、53bに更に強力に押し付けることができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、主にカム及びリンク構造からなる動力伝達機構6を例示したが、これに限定されず、例えば、カム、リンク、ギヤ、チェーン構造等のうちの1種又は2種以上の組み合わせからなる動力伝達機構を採用してもよい。
また、上記実施例では、第1動力伝達部17aにより下降された昇降体4の左右両側に揺動片25を備えるようにしたが、これに限定されず、例えば、これに代えて又は加えて、昇降体4の前後両側に揺動片25を備えるようにしてもよい。
また、上記実施例では、載置台2上に立ち上げられるフレーム3を例示したが、これに限定されず、例えば、フレーム3の内側に載置台2が取り付けられるようにしてもよい。
また、上記実施例では、1つのメイン開口部52及び2つのサブ開口部53a、53bを備える中空状の製品を例示したが、これに限定されず、例えば、メイン開口部52やサブ開口部53a、53bの個数、配置場所、形状等は適宜選択される。
また、上記実施例では、製品51の側面部に形成されたサブ開口部53a、53b及び押圧面54を例示したが、これに限定されず、例えば、これに代えて又は加えて、製品51の上面部に形成されたサブ開口部や押圧面としてもよい。
さらに、上記実施例では、中空状の製品51としてインテークマニホールドを例示したが、これに限定されず、例えば、シリンダヘッドカバー等としてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
本発明は、中空状の製品のリークを検査するための技術として広く利用される。
1;リーク検査装置、2;載置台、3;フレーム、4;昇降体、5;操作レバー、6;動力伝達機構、11;押圧部、12a,12b;塞ぎ部、14;回動軸、15a;第1カム、15b;第2カム、15c;第3カム、17a;第1動力伝達部、17b;第2動力伝達部、17c;第3動力伝達部、25;揺動片、26;押下ローラ、35;昇降体側リンク構造、36,37,38,39;リンク片、44;長孔、45;支持ピン、51;製品、52;メイン開口部、53a;第1サブ開口部,53b;第2サブ開口部、54;押圧面。

Claims (6)

  1. 底面側に開口するメイン開口部と、前記メイン開口部の開口に対して傾斜して側面側及び/又は上面側に開口するサブ開口部と、を備える中空状の製品のリークを検査するリーク検査装置であって、
    前記メイン開口部を塞ぐように前記製品の底面側を載置可能な載置台と、
    前記載置台の上方で前記載置台に対して昇降自在に支持される昇降体と、
    前記載置台に対して揺動自在に支持される操作レバーと、
    前記操作レバーの揺動力を前記昇降体側に伝達する動力伝達機構と、を備え、
    前記昇降体には、前記製品の側面側及び/又は上面側に形成された押圧面を押圧するための押圧部が設けられているとともに、前記サブ開口部を塞ぐための塞ぎ部が変位自在に支持されており、
    前記動力伝達機構は、前記操作レバーを一方向に揺動操作することで、順次作動する第1動力伝達部、第2動力伝達部及び第3動力伝達部を備え、
    前記第1動力伝達部は、前記昇降体を前記載置台上の前記製品に向かって下降させて、前記押圧部を前記押圧面に近接又は当接させ且つ前記塞ぎ部を前記サブ開口部に対向させ、
    前記第2動力伝達部は、前記第1動力伝達部により下降された前記昇降体を押し下げ、前記押圧部で前記押圧面を押圧させて前記メイン開口部を閉塞させ、
    前記第3動力伝達部は、前記第2動力伝達部により前記押圧面が押圧された状態で、前記塞ぎ部を前記サブ開口部に押し付けるように変位させて前記塞ぎ部で前記サブ開口部を閉塞させることを特徴とするリーク検査装置。
  2. 前記載置台は、フレームに対して固定されており、
    前記フレームには、前記操作レバーの一端側が取り付けられた回動軸が水平軸回りに回動自在に支持されており、
    前記回動軸には、前記第1動力伝達部を作動させるための第1カムと、前記第2動力伝達部を作動させるための第2カムと、前記第3動力伝達部を作動させるための第3カムと、が軸方向に沿って設けられている請求項1記載のリーク検査装置。
  3. 前記載置台は、フレームに対して固定されており、
    前記第2動力伝達部は、前記第1動力伝達部により下降された前記昇降体に対して近接・離反するように前記フレームに揺動自在に支持される揺動片と、前記揺動片に揺動支点よりも下方で回動自在に支持される押下ローラと、を備え、
    前記押下ローラは、前記揺動片が前記昇降体に近づく方向に揺動されることで前記昇降体を押し下げる請求項1又は2に記載のリーク検査装置。
  4. 前記第3動力伝達部は、前記昇降体に設けられて前記塞ぎ部を変位自在に支持する昇降体側リンク構造を備え、
    前記昇降体側リンク構造は、トグル機構を用いて前記塞ぎ部を前記サブ開口部に押し付けるように変位させる請求項1乃至3のいずれか一項に記載のリーク検査装置。
  5. 前記昇降体側リンク構造を構成する少なくとも一対のリンク片のうちの、一方のリンク片には長孔が形成されており、他方のリンク片には前記長孔に挿通される支持ピンが設けられている請求項4記載のリーク検査装置。
  6. 前記サブ開口部は、第1サブ開口部と、前記第1サブ開口部の開口に対して傾斜して開口する第2サブ開口部と、を備える請求項5記載のリーク検査装置。
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