JP2018054220A - 加熱調理器 - Google Patents

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Hironari Takahashi
裕也 高橋
賢治 森田
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Abstract

【課題】
フェライトコアの性能を効率良く安定して得ることができる。
【解決手段】
本体1に電力を供給する電源コードDと、電源コードDを通すフェライトコアFと、フェライトFを収納する本体1内側に絞った空間部21zと、空間部21zに電源コードDの一端側を本体1内に取り込む配線穴21yとを備えたものである。
【選択図】図4

Description

本発明は加熱調理器の本体外に出た電源コードに取り付けるフェライトコアの固定に関するものである。
特許文献1には、本体裏面にフェライトコアの収納部を具備し、ケーブルは、一度本体の側面から出た後に前記収納部を経由して本体の後方から出る構造を設けている。
特開2000−276252号公報
特許文献1の公知技術のケーブルは、本体側面より出た後に本体裏面に設けたフェライトコアを経由するために前記収納部を経由して再び本体の後方から出る構造をしている。そのため、本体側面より出たケーブルの出口近傍にフェライトコアを設けられないため、フェライトコアの特性を有効に出来ない課題が考えられる。
また、本体側面よりケーブルを出した後に本体裏面に収納されているフェライトコアを経由するため、本体外殻より一度ケーブルを出すためケーブルが本体より外側を経由するための設置スペースを必要とする。
本発明の加熱調理器は、上記の課題を解決するためになされたもので、本体に電力を供給する電源コードと、該電源コードを通すフェライトコアと、該フェライトを収納する前記本体内側に絞った空間部と、該空間部に前記電源コードの一端側を前記本体内に取り込む配線穴とを備えている。
本発明によれば、フェライトコアの性能を効率良く安定して得ることができ、電源コードのノイズ漏洩を抑えることができる。
一実施例の加熱調理器の正面斜視図。 図1のA−A断面図。 一実施例の加熱調理器の外枠を外した正面下方斜視図。 同加熱調理器の底板に固定する樹脂カバーを透過した底面図。 同加熱調理器の樹脂カバーの後面上方斜視図。 図5の折り畳み部拡大斜視図。 一実施例の加熱調理器の樹脂カバーと電源コードとフェライトを組んだ状態の後面上方斜視図。 図7のC−C断面で、電源コードを透過した断面図。 一実施例の加熱調理器の樹脂カバーの折り畳み部を折り畳んだ状態で上下反転した後面上方斜視図。 同加熱調理器の樹脂カバーの筒部を説明する後方上面図。 同加熱調理器の本体において樹脂カバーの筒部を説明する要部断面。 同加熱調理器の本体において樹脂カバーと電源コードとフェライトを組んで、底板に取り付けた状態を説明する要部断面図。
以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
図1から図3において、加熱調理器の本体1は、加熱室28の中に加熱する被加熱物を入れ、マイクロ波やヒータの熱、過熱水蒸気を使用して被加熱物を加熱調理する。
ドア2は、加熱室28の内部に被加熱物を出し入れするために開閉するもので、ドア2を閉めることで加熱室28を密閉状態にし、被加熱物を加熱する時に使用するマイクロ波の漏洩を防止し、ヒータの熱や過熱水蒸気を封じ込め、効率良く加熱することを可能とする。
取っ手9は、ドア2に取り付けられ、ドア2の開閉を容易にするもので、手で握りやすい形状になっている。
ガラス窓3は、調理中の被加熱物の状態が確認できるようにドア2に取り付けられ、ヒータ等の発熱による高温に耐えるガラスを使用している。
入力手段71は、ドア2の前面下側の操作パネル4に設けられ、操作部6と表示部5からなる。操作部6はマイクロ波加熱やヒータ加熱、過熱水蒸気加熱の加熱手段や加熱の強さや加熱する時間と加熱温度等の調理条件を入力するためのもので、表示部5は、操作部6から入力された内容や調理の進行状態を表示するものである。
外枠7は、加熱調理器の本体1の上面と左右側面を覆うキャビネットである。
水タンク42は、水蒸気を作るのに必要な水を溜めておく容器であり、加熱調理器の本体1の前面下側に設けられたタンク受け42aに保持され、本体1の前面から着脱可能な構造とすることで給水および排水が容易にできるようになっている。
後板10は、前記したキャビネットの後面を形成するものであり、上部に外部排気ダクト18が取り付けられ、被加熱物から排出した蒸気や本体1の内部の部品を冷却した後の冷却風(廃熱)を外部排気ダクト18の外部排気口8から排出する。
機械室20は、加熱室底面28aと本体1の底板21との間の空間部に設けられ、底板21の上方には被加熱物を加熱するための加熱手段であるマグネトロン33、マグネトロン33に供給する電力を生成するインバータ基板230、インバータ基板230に生成する電力を決めるマグネトロン33の出力を指示する制御基板、インバータ基板230と前記制御基板に商用電源からの電力を供給する電源基板23、マグネトロン33の発信出力を加熱室28に導く導波管47、その他後述する各種部品、これらの各種部品を冷却するファン装置15等が取り付けられている。
加熱室底面28aは、略中央部が凹状に窪んでおり、その中に回転アンテナ26が設置され、マグネトロン33より放射されるマイクロ波エネルギーが導波管47、回転アンテナ26の出力軸46aが貫通する開孔部47aを通して回転アンテナ26の下面に流入し、該回転アンテナ26で拡散されて加熱室28内に放射される。回転アンテナ26の出力軸46aは回転アンテナ駆動手段46に連結されている。
ファン装置15は、加熱室28の下方に設けた機械室20に取り付けられる。底板21の前方にはファン装置15の吸気部15kにつながり外気吸引のための吸気口21p(図4)を設けている。本体1の前方から空気を吸うことを目的として水タンク42の直ぐ後ろにあたる位置に配置している。このファン装置15によって発生する冷却風は、機械室20内の自己発熱するマグネトロン33やマグネトロン33の駆動手段であるインバータ基板230、重量センサ25などを冷却する。
ファン装置15で発生した冷却風は、加熱室28の外側と外枠7の間および前記したように熱風ケース11aと後板10の間を流れ、外枠7と後板10を冷却しながら外部排気ダクト18の外部排気口8より排出される。また後述する熱風モータ13と、赤外線ユニット50へ冷却風を送るダクト(図示せず)が設けられ、冷却した冷却風は、外部排気ダクト18より外に排出される。
加熱室28の後部には熱風ユニット11が取り付けられ、熱風ユニット11内には加熱室28内の空気を効率良く循環させる熱風ファン32と熱風ヒータ14が取り付けられ、加熱室奥壁面28bには熱風の通り道となる孔30、31が設けられている。
熱風ファン32は、熱風ユニット11の外側に取り付けられた熱風モータ13の駆動により回転し、加熱室奥壁面28bに設けた孔30、31を通して加熱室28との間で空気を循環し、熱風ヒータ14で循環する空気を加熱する。
加熱室28の加熱室天面28cの上側には、ヒータよりなるグリル加熱手段12が取り付けられている。グリル加熱手段12は、マイカ板にヒータ線を巻き付けて平面状に形成し、加熱室天面28c上側に押し付けて固定し、加熱室天面28cを加熱して加熱室28内の被加熱物を輻射熱によって焼くものである。
温度検出手段16は、各ヒータで加熱される加熱室28の温度を検出するもので、検知手段としてサーミスター等が使用される。
加熱室28の加熱室天面28cの奥側には赤外線により加熱室28内の被加熱物の温度等を検出する赤外線ユニット50を設ける。
また、加熱室底面28aには、複数個の重量センサ25、例えば前側左右に右側重量センサ25a(図示せず)、左側重量センサ25b、後側中央に奥側重量センサ25cが設けられ、その上にテーブルプレート24が載置されている。
テーブルプレート24は、被加熱物を載置するためのもので、ヒータ加熱とマイクロ波加熱の両方に使用できるように耐熱性を有し、かつ、マイクロ波の透過性が良い材料で成形されている。
ボイラー43は、熱風ユニット11の熱風ケース11aの外側面または加熱室28の側面に取り付けられ、水蒸気を熱風ユニット11内または加熱室28に臨ませ、水蒸気は熱風ヒータ14によって加熱され過熱水蒸気となる。
ポンプ手段87は、水タンク42の水をボイラー43まで汲み上げるもので、ポンプとポンプを駆動するモータで構成される。ボイラー43への給水量の調節はモータのON/OFFの比率で決定する。
図4から図12により、フェライトコアFに電源コードDを通して、樹脂カバー200aで保持して、底板21に固定する構造で、本体1の外側にフェライトコアFを取り付ける構造について説明する。
図4、図11、図12においては、本体1の底板21には、本体1の下方に位置し収容壁21rで本体1内側に窪んで本体1外側に空間部21zを形成する。実施例においては、プレスで底板21を部分的に本体1内側に絞って窪ませて収容壁21rを形成している。また、底板21に空間部21zの投影面積相当の大きさの孔を開けて板金の別部品で収容壁21rを構成してもよい。
空間部21zは、底板21に設けた吸気口21pの右後方に配置して、主に本体1の前方から吸気している吸気口21pへの空気の流れを妨げないようにしている。本体1の左側に配置して高温となるマグネトロン33からの熱の影響を受けないように右側へ配置し、周囲の機器から熱の影響をほとんど受けないように、底板21の下面と本体1を設置した面との間に設けるものである。
底板21の収容壁21rの前部には上下方向に開けた配線穴21yを設ける。配線穴21yには後述の電源コードDを通す穴である。空間部21zは、略円管筒状のフェライトコアFとフェライトコアFに通す電源コードDの一部を収容する容積を設けて、本体1の外側にフェライトコアFを取り付ける構造によって外観を損なわないように本体1の底板21に収めるものである。
底板21の空間部21zの前方と左側に樹脂カバー200aを引っかけ固定する角穴のツメ穴21x、空間部21zの後方に樹脂カバー200aをネジ止めするネジ穴21w、空間部21zの左側にアース線を接続するアース接続穴21eを備える。
図5、図6において、空間部21zを覆う樹脂カバー200aについて説明する。
樹脂カバー200aは、フェライトコアFとフェライトコアFを通した電源コードDを保持して空間部21zを覆い、フェライトコアFがむき出しにならず、外観から見えない構造に覆って、外観を向上するものである。
また樹脂カバー200aは、PPを材料とする成型品である。前端に底板21のツメ穴21xに引っかけ固定する底板固定ツメ200gを備え空間部21zの一部を覆う遮蔽部200tと、遮蔽部200tから上方に伸びる筒部200fを備える。筒部200fに電源コードDを通し、底板21に設けた配線穴21yのエッジに対して電源コードDを保護の働きをする。
また樹脂カバー200aは、遮蔽部200t後方に一段下がってフェライトコアFを収納して支える底部200rで形成する空間部200hと、底部200rに前後方向にL字型に突出してフェライトコアFを固定するフェライト固定ツメ200dを備える。底部200rの後方には、左右方向にL字型に突出して電源コードDを押える太径用配線固定ツメ200e1、細径用配線固定ツメ200e2によりなる配線固定ツメ200eを備える。フェライト固定ツメ200dは筒部200f側に設けている。
さらに樹脂カバー200a後方には、角穴状の折り畳み部固定ツメ穴200nが左右に2つ備える。その後方は三つに分かれた合わせ部200sの間に太径用窪み状凹凸部b200c1と細径用窪み状凹凸部b200c2を備えることで、国内国外の規格や仕様により太さが異なる電源コードDに対応している。そのため、太径用窪み状凹凸部b200c1と細径用窪み状凹凸部b200c2を備える。そうすることで、複数の種類の樹脂カバー200aを使用することで、異なる太さの電源コードDに対応できる。
合わせ部200sの後部には、左右方向に薄肉部を設けたヒンジ部201aを設け、ヒンジ部201aの後部に平板状の折り畳み部200jを備える。
合わせ部200sと折り畳み部200jとには、ヒンジ部201aで折り畳み部200jを折り畳んだときに、二つのネジ締め穴200kが貫通する位置関係にあり、底板21に取り付けた後に底板21のネジ穴21wにネジで締めて固定する。
また、折り畳み部200jは、ヒンジ部201aで折り畳んだときに、折り畳み部固定ツメ穴200nに嵌合する折り畳み部固定ツメ200pを備え、さらに、窪み状凹凸部b200cに対向する板状凹凸部a200bを備える。
遮蔽部200tと同面で左後部に伸びた部分に、底板21のツメ穴21xに引っかけ固定する底板固定ツメ200gと底板21へアース接続する角穴状のアース配線穴200qとを備える。
窪み状凹凸部b200cと対向する板状凹凸部a200bは、電源コードDを固定する形状になっている。窪み状凹凸部b200cの上に電源コードDを通して、電源コードDの後側(商用電源に接続する側)を折り畳み部200jの下を通して、折り畳み部200jをヒンジ部201aを支点に略180°回転させ折り畳む。折り畳み部固定ツメ200pが2ヵ所の折り畳み部固定ツメ穴200n2ヵ所に入ってツメで固定される(図9)。それにより、図7に示すように、電源コードDの上面を折り畳み部200jの板状凹凸部a200bで押えて、電源コードDの上下を挟み込んで固定する。
さらに、板状凹凸部a200b、窪み状凹凸部b200cが上下になり、図8のように電源コード通過部201bが形成され電源コードDを固定する。
この電源コード通過部201bに電源コードDが固定され、折り畳み部200jと合わせ部200sのネジ締め穴200kが重なりネジを通して底板21のネジ穴21wへ共締めすることで、電源コードDを底板21に固定することができる。
樹脂カバー200aは剛性を備える構造であり、尚且つ、薄肉にして屈曲性を備える材料で一体成型で製作し、薄肉のヒンジ部201aによって折り畳み部200jを折り畳む構造である。
それにより、折り畳み部200jの部分を別部品とする必要がなく生産性がよい。
また折り畳んだ後にヒンジ部201aが分離する場合でも、樹脂カバー200aの電源コード通過部201bより前側で且つ外側に配置した折り畳み部固定ツメ穴200nに折り畳み部固定ツメ200pが2ヵ所入ってツメで引っかかって固定される。そして太径用と細径用の2つの窪み状凹凸部b200cの間でネジ締め穴200kにネジを通して締めることで、三角形状の3点で折り畳み部200jを押し付けて電源コードDをしっかり保持するものである。
次に、図10により、筒部200fによる電源コードDに対する板金部品のエッジ保護について説明する。
配線穴21yを設ける収容壁21rは、板金からなる底板21を加工して設けているため、配線穴21yの貫通穴の端面にはエッジなどが発生する事が容易に考えられる。そこで電源コードDを保護する筒部200fを設けてエッジ保護の構成をとっている。
筒部200fは前側から左右にかけてベース壁202eを備え、上端に開口して本体1の電源基板23へ接続する側の電源コードDを通すコード出口202dを備える。そして上部で後面側にスリット穴状に開口して、電源コードDを押し込むためのコード通し部202aを備える。また、コード通し部202aの下側で後面側に略矩形に開口してフェライトコアFに通す側の電源コードDが通るコード通過空間202bを備える。そして、筒部200fの上部でコード通し部202a以外ほぼ一周にわたって壁を形成するエッジ保護部202cを備える。
電源コードDは、フェライトコアFに通して、電源基板23へ接続する側の電源コードDをコード通し部202aから筒部200fの中に押し込み、コード通し部202aの下方のコード通過空間202bから電源コードDが後方側へ伸び、電源コードDとエッジ保護部202cを底板21の配線穴21yに入れる構造である。
エッジ保護部202cの外周の大きさは底板21の配線穴21yの径より小さくなっている為、板金の底板21の配線穴21yのエッジを保護することが可能である。
つまり、電源コードDの外周にはエッジ保護部202cを配置して、配線穴21yにエッジ保護部202cが嵌っているので、電源コードDは配線穴21yに直接触れずに、底板21の配線穴21yを通して内外に電源コードDを配置できる。
また筒部200fのコード通し部202aには電源コードDを押し込んで通すため、人が引っ張り出さないと電源コードDはエッジ保護部202cから自在に外に出ることはない。エッジ保護部202cは図12に示すように肉厚があり、筒部200fのコード出口202dで電源コードDが前後左右に移動してもエッジ保護部202cから外へ引っ張られて配線穴21yに電源コードDは接触しない。
また底板21の配線穴21yに筒部200fのエッジ保護部202cを入れる為、電源コードDを屈曲させた時でもエッジ保護部202cが底板21の配線穴21yにぶつかって、隙間があり多少の変形はするが、コード通し部202aが大きく変形するほどではなく、電源コードDが外に出ることはない。
樹脂カバー200aは、板金部品の抜き孔にコードの外周を囲んで固定とエッジ保護をするコードブッシュの働きをするものである。
以上本実施例によれば、本体1に電源コードDとフェライトコアFの位置が固定されるので、本体1の排熱や周囲の機器の熱源によりフェライトコアFが加熱されず温度が高くならず、フェライトコアFの性能を安定して得ることができ、電源コードDのノイズ漏洩を抑えることができる。
また、フェライトコアFの位置を固定できることにより、ぶつけて割れやすいフェライトコアFの破損を防止でき、本体1や他の機器にフェライトコアFをぶつけることがない。また、本体1の吸気排気路に移動して吸気排気を妨げることもなくなる。
また、フェライトコアFに対して電源コードDを一回通して再度もう一回通す取り付け方法の場合は、電源コードDに対してある程度フェライトコアFの位置は限定できるが、本実施例のように、フェライトコアFに電源コードDを1回通しただけのときには、電源コードDに複数個のフェライトコアFを使うときにも自在に移動することを防止できる。
また、フェライトコアFに電源コードDを通して電源コードDを樹脂カバー200aの折り畳み部200jを折り畳んで挟んで固定し、フェライトコアFを固定し、電源コードDを筒部200fに通して固定することでユニット化でき、ユニット化した状態で、底板21の下面から、配線穴21yへ電源コードDを内包した筒部200fを挿入して、空間部21zをふさいで底板21へ固定するので組み立て生産性がよい。
電源コードDは本体外殻となる底板21に設けた配線穴21yを通して本体1内に電源の供給を可能とし、電源基板23(図3)は加熱室28側に電子部品を配置するプリント配線板、底板21側に電子部品が向く方向で配置することで、電源基板23の接続位置と対向する位置に配線穴21yを設ける事で、電源基板23と電源コードDの接続を直線的に最短距離で配線が可能となり接続も容易とすることができる。同様に、電源コードDと接続する前記電源基板23の接続位置が後板10側を向いた時には、本体外殻となる後板10に配線穴21yを設ける事で、電源基板23と電源コードDの接続を直線的に最短距離で配線が可能となり接続も容易とすることができる。
また、配線穴21yは底板21を凸状に機械室20側(本体1の内側)に絞った場所に設け、フェライトコアFも同様に前記絞った場所(空間部200h)に収納できることで、配線穴21yに近接してフェライトコアFを配置することで、電源コードDが本体1より出た最短の位置にフェライトコアFを配置できるので、高周波加熱時に生じる本体1内のノイズ(特にインバータ基板230で発生するノイズ)が電源コードDを伝わって本体1から外に漏れるのを効率良く防止する事ができる。同様に配線穴21yを後板10を凸状に機械室20側に絞った場所に設け、フェライトコアFも同様に前記絞った場所(空間部200h)に収納できることで、配線穴21yに近接してフェライトコアFを配置することで、電源コードDが本体1より出た最短の位置にフェライトコアFを配置できるので、高周波加熱時に生じる本体1内のノイズ(特にインバータ基板230で発生するノイズ)が電源コードDを伝わって本体1から外に漏れるのを効率良く防止する事ができる。
また、フェライトコアFを通った電源コードDの一端側は底板21の配線穴21yを通り、フェライトコアFを通った電源コードDの他端側は底板21に固定する事でフェライトコアFを底板21の絞り部(空間部200h)に確実に固定できる。そのため本体1の設置時にフェライトコアFが邪魔になる事は無く、またフェライトコアFを通った電源コードDの一端側も本体1より外周に飛び出していないので本体1の設置時に邪魔する事は無い。同様に、フェライトコアFを通った電源コードDの一端側は後板10の配線穴21yを通り、フェライトコアFを通った電源コードDの他端側は後板10に固定する事でフェライトコアFを後板10の絞り部(空間部200h)に確実に固定できる。そのため本体1の設置時にフェライトコアFが邪魔になる事は無く、またフェライトコアFを通った電源コードDの一端側も本体1より外周に飛び出していないので本体1の設置時に邪魔する事は無い。
さらに、本技術の適用は高周波加熱調理器に止まらず、クッキングヒータにも適用可能である。
1 本体
21 底板
21r 収容壁
21y 配線穴
21z 空間部
23 電源基板
28 加熱室
D 電源コード
F フェライトコア
200a 樹脂カバー

Claims (2)

  1. 本体に電力を供給する電源コードと、
    該電源コードを通すフェライトコアと、
    該フェライトを収納する前記本体内側に絞った空間部と、
    該空間部に前記電源コードの一端側を前記本体内に取り込む配線穴とを備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1記載の加熱調理器において、
    前記空間部を樹脂カバーで覆い、
    該樹脂カバーは、
    前記配線穴を通す前記電源コードの一端側を保護し、
    前記電源コードを通した前記フェライトコアを固定し、
    前記電源コードの他端側を固定したことを特徴とする加熱調理器。
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