JP2018053078A - 滑り案内面用潤滑油組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】低湿度下及び高湿度下における摩擦特性に優れた滑り案内面用潤滑油組成物を提供する。【解決手段】潤滑油基油と、組成物全量基準で0.12〜0.5質量%の下記一般式(1)で表される構造を有する酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルからなる酸性リン酸エステル混合物と、組成物全量基準で0.015〜0.09質量%の分岐鎖脂肪族モノアミンとを含有し、組成物中における前記酸性リン酸エステル混合物(A)と前記分岐鎖脂肪族モノアミン(B)とのモル比(A/B)が1.0〜6.5である、滑り案内面用潤滑油組成物。一般式(1)中、R1及びR2は、水素原子又は炭素数1〜30の飽和若しくは不飽和の直鎖脂肪族炭化水素基を表し、R1及びR2が同時に水素原子となることはない。【選択図】なし

Description

本発明は、滑り案内面用潤滑油組成物に関する。
工作機械は金属の切削・研削加工を行う機械であり、機械構造中の案内面として、滑り案内面(摺動面)が多く採用されている。この滑り案内面は面接触のため摩擦係数が大きく、特に低速時にスティックスリップを生じやすいが、スティックスリップを生じると加工精度や工具寿命への影響が懸念される。そのため、工作機械の滑り案内面用潤滑油(摺動面油とも呼ばれる)には、摩擦係数が十分に低く、スティックスリップ抑制性が良好(すなわち摩擦特性が良好)であることや、金属腐食防止性や貯蔵安定性が良好であることが求められる。
上記の特性に着目した工作機械の滑り案内面用潤滑油として、潤滑油基油に、特定構造の酸性リン酸エステルと特定構造のアミン化合物を所定量で含有させた潤滑油組成物が提案されている(例えば、特許文献1〜2参照)。
また、工作機械の加工精度は一般的に内外の温度変化に伴う機械の熱変形の影響を受けることが知られている。そのため、高い加工精度を実現するには、工作機械の恒温室内設置や、仕上げ工程を別工程で実施する等といった現場における対応や工作機械自身の熱変形対策及び変位補正技術といったハード側・ソフト側の対策が行われている。
特開2009−235266号公報 特開2011−68801号公報 特開2012−240137号公報
上記の通り、特許文献3に記載されるようなハード側・ソフト側においては、加工環境の温度変化に伴う熱変位の対策は行われているが、加工環境の湿度変化に伴う滑り案内面油への影響は、ほとんど検討が行われてこなかった。
しかしながら、本発明者らの検討において、高湿度環境では低湿度環境に比べて滑り案内面における摩擦係数が増大し、加工精度に影響を及ぼす可能性があることが確認されている。
また、特許文献1又は2に記載される潤滑油組成物は、高湿度下における摩擦特性に着目するものではない。
本発明は、上記課題を克服する観点からなされたもので、低湿度下及び高湿度下のいずれにおいても優れた摩擦特性を示す滑り案内面用潤滑油組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、潤滑油基油に、特定の構造を有する酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルの混合物と分岐鎖脂肪族モノアミンとをそれぞれ特定量配合し、かつそれらの配合におけるモル比を特定の範囲内にすることによって、低湿度下における良好な摩擦特性を、高湿度下においても発現する潤滑油組成物となることを見出し、本発明を完成させるに至った。すなわち、以下の発明が提供される。
<1> 潤滑油基油と、組成物全量基準で0.12〜0.5質量%の下記一般式(1)で表される構造を有する酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルからなる酸性リン酸エステル混合物と、組成物全量基準で0.015〜0.09質量%の分岐鎖脂肪族モノアミンとを含有し、組成物中における前記酸性リン酸エステル混合物(A)と前記分岐鎖脂肪族モノアミン(B)とのモル比(A/B)が1.0〜6.5である、滑り案内面用潤滑油組成物。

一般式(1)中、R及びRは、水素原子又は炭素数1〜30の飽和若しくは不飽和の直鎖脂肪族炭化水素基を表し、R及びRが同時に水素原子となることはない。
<2> さらに、組成物全量基準で0.1〜15質量%の硫黄化合物を含有する<1>に記載の滑り案内面用潤滑油組成物。
本発明によれば、低湿度下及び高湿度下のいずれにおいても優れた摩擦特性を示す滑り案内面用潤滑油組成物を提供することができる。
実施例で用いた摩擦係数測定試験機及びシステムを示す概略構成図である。 実施例で用いた摩擦係数測定試験機における潤滑性能評価装置の一部断面を示した概略図である。
以下、本発明の滑り案内面用潤滑油組成物について詳細に説明する。なお、本明細書中、数値範囲を表す「〜」はその上限及び下限の数値を含む範囲を表す。また、「〜」で表される数値範囲において上限値のみに単位が記載されている場合は、下限値も同じ単位であることを意味する。
本明細書において、組成物中の各成分の量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合は、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
本明細書において「高湿度」とは、25℃75%RH以上を意味し、「低湿度」とは25℃30%RH以下を意味する。
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物は、潤滑油基油と、組成物全量基準で0.12〜0.5質量%の下記一般式(1)で表される構造を有する酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルの混合物(以下、「(A)成分」又は「酸性リン酸エステル混合物」と総称する場合がある。)と、組成物全量基準で0.015〜0.09質量%の分岐鎖脂肪族モノアミンと(以下、「(B)成分」という場合がある。)、を含有し、組成物中における前記リン酸エステル混合物(A)と前記分岐鎖脂肪族モノアミン(B)とのモル比(A/B)が1.0〜6.5である。

一般式(1)中、R及びRは、水素原子又は炭素数1〜30の飽和若しくは不飽和の直鎖脂肪族炭化水素基を表し、R及びRが同時に水素原子となることはない。
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物は、特定の構造を有する酸性リン酸エステルの混合物((A)成分)と分岐鎖脂肪族モノアミン((B)成分)とをそれぞれ特定量配合することによって、低湿度下及び高湿度下のいずれにおいても優れた摩擦特性が発揮される。このため、本発明によれば、低湿度下における使用のみならず、高湿度下(例えば、梅雨時、夏場など)においても摩擦特性を低下させずに使用できる滑り案内面用潤滑油を提供することができる。
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物が、上記の効果を発揮する作用機構については明確ではないが、以下のように推測している。
即ち、本発明の滑り案内面用潤滑油組成物においても含有される酸性リン酸エステルのモノエステル及びジエステルの混合物((A)成分)は、低湿度下において摩擦係数を大幅に低下させる効果を発揮する一方で、高湿度下においては摩擦係数を低下させる効果が減少する傾向がある。このことは、摺動面における摩擦係数の低下に寄与していると考えられる(A)成分により形成される皮膜が、高湿度下においては形成されないか或いは形成されても維持されないためであると推測される。その一方で、分岐鎖脂肪族モノアミン((B)成分)は、低湿度下においては摩擦係数を低減させる作用は有しないものの、潤滑油組成物中に(A)成分と共に特定量で含有されることで、高湿度下において、(A)成分による摺動面における皮膜形成作用を顕著に促進或いは維持することができることから、本発明の滑り案内面用潤滑油組成物は、低湿度下のみならず、高湿度下においても優れた摩擦特性を発揮すると推測している。
また、(B)成分である分岐鎖脂肪族モノアミンは、潤滑油基油に対して良好な溶解性を有することから、本発明の滑り案内面用潤滑油組成物は貯蔵安定性の向上をも期待できる。
<潤滑油基油>
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物に用いる潤滑油基油としては特に制限はなく、鉱油系潤滑油基油であっても、合成油系潤滑油基油であってもよい。
鉱油系潤滑油基油としては、例えば原油の潤滑油留分を溶剤精製、水素化精製など適宜組み合わせて精製して得られる、溶剤精製鉱油、水素化精製鉱油、水素化分解鉱油などが挙げられる。また、溶剤脱ロウによるスラックワックス等の原料を水素化分解処理及び水素化異性化処理して得た基油も挙げられる。
合成系潤滑油基油としては、例えば炭素数3〜12のα−オレフィンの重合体であるα−オレフィンオリゴマー、2−エチルヘキシルセバケート、ジオクチルセバケートを始めとするセバケート、アゼレート、アジペートなどの炭素数4〜12のジアルキルジエステル類、1−トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールと炭素数3〜12の一塩基酸から得られるエステルを始めとするポリオール類、炭素数9〜40のアルキル基を有するアルキルベンゼン類、ブチルアルコールをプロピレンオキシドと縮合させることにより得られるポリグリコールなどのポリグリコール類、約2〜5個のエーテル連鎖及び約3〜6個のフェニル基を有するポリフェニルエーテルなどのフェニルエーテル類などが挙げられる。さらに、フィッシャー・トロプシュ合成で得られたワックス等の原料を水素化分解処理及び水素化異性化処理して得られる基油なども挙げられる。
上記鉱油系潤滑油基油及び合成系潤滑油基油は1種単独であるいは2種以上を混合して使用することができる。
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物に用いる基油の動粘度は特に制限はないが、40℃における動粘度が10〜300mm/sであることが好ましく、20〜250mm/sであることがより好ましく、30〜100mm/sであることが特に好ましい。
本明細書における基油の動粘度は、JIS K 2283:2000年「動粘度試験方法」により測定される値である。
<酸性リン酸エステル混合物>
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物中には、下記一般式(1)で表される構造を有する酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルからなる酸性リン酸エステル混合物((A)成分)が、組成物全量基準で0.12〜0.5質量%含まれる。
(A)成分である酸性リン酸エステル混合物は、下記一般式(1)において、R及びRのいずれか一方が、炭素数1〜30の飽和若しくは不飽和の直鎖脂肪族炭化水素基であり、他方が水素原子である酸性リン酸モノエステルと、下記一般式(1)において、R及びRの両方が、炭素数1〜30の飽和若しくは不飽和の直鎖脂肪族炭化水素基である酸性リン酸ジエステルの混合物である。
一般式(1)中、R及びRは、水素原子又は炭素数1〜30の飽和若しくは不飽和の直鎖脂肪族炭化水素基を表し、R及びRが同時に水素原子となることはない。
又はRで表される直鎖脂肪族炭化水素基の炭素数は1〜30であり、好ましくは4〜22であり、より好ましくは8〜18である。
又はRで表される直鎖脂肪炭化水素基は、飽和であっても不飽和であってもよく、炭素数1〜30の直鎖アルキル基又は炭素数2〜30の直鎖アルケニル基であることが好ましい。
又はRで表される直鎖アルキル基の好適な例としては、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基等が挙げられる。
又はRで表される直鎖アルケニル基の好適な例としては、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基、オレイル基等が挙げられる。
(A)成分の具体例としては、オクチル酸性リン酸エステルのモノ及びジエステルの混合物、オレイル酸性リン酸エステルのモノ及びジエステルの混合物等が挙げられる。

(A)成分における酸性リン酸モノエステル(x)と酸性リン酸ジエステル(y)との混合比(x/y)は、摩擦特性の観点から、モル比で、10/90〜90/10が好ましく、20/80〜80/20がより好ましく、30/70〜70/30がさらに好ましい。
(A)成分である酸性リン酸エステル混合物を構成する酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルは、それぞれ1種類ずつの酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルを含むものであってもよいし、複数種類の酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルが組み合わされたものであってもよい。
酸性リン酸モノエステルが有する直鎖脂肪炭化水素基(即ち、R又はR)と、酸性リン酸ジエステルが有する2つの直鎖脂肪族炭化水素基(即ち、R及びR)とは、同一であってもよく、異なっていてもよい。
酸性リン酸ジエステルの一分子中に存在する2つの直鎖脂肪族炭化水素基は、同一の直鎖脂肪族炭化水素基である。即ち、(A)成分である酸性リン酸エステル混合物においては、1種類又は2種類以上の酸性リン酸ジエステルが含まれ得るが、一分子の酸性リン酸ジエステルにおけるR及びRは同一の直鎖脂肪族炭化水素基である。
(A)成分は、前記一般式(1)においてR又はRで表される直鎖脂肪炭化水素基として、同一の直鎖脂肪炭化水素基を有する酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルの混合物であることが好ましい。また、(A)成分は、同一の直鎖脂肪炭化水素基を有する酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルの組み合わせを、1種又は2種以上含む混合物であってもよい。
(A)成分である酸性リン酸エステル混合物の具体的な態様としては、下記の(1)〜(3)に示す態様が挙げられる
(1) Rが炭素数1〜30の飽和若しくは不飽和の直鎖脂肪族炭化水素基から選択されたいずれか一つの直鎖脂肪族炭化水素基であり、かつRが水素原子である酸性リン酸モノエステルと、該酸性リン酸モノエステルにおけるRと同一の直鎖脂肪族炭化水素基をR及びRとして有する酸性リン酸ジエステルと、をそれぞれ1種類づつ含む混合物である態様。
本態様の例としては、オクチル酸性リン酸エステルのモノ及びジエステルの混合物、オレイル酸性リン酸エステルのモノ及びジエステルの混合物などが挙げられるが、これらに限定されない。
(2) Rが炭素数1〜30の飽和若しくは不飽和の直鎖脂肪族炭化水素基から選択されたいずれか一つの直鎖脂肪族炭化水素基であり、かつRが水素原子である酸性リン酸モノエステルと、該酸性リン酸モノエステルにおけるRと同一の直鎖脂肪族炭化水素基をR及びRとして有する酸性リン酸ジエステルと、をそれぞれ1種類づつ含む混合物を、2種類又は2種類以上含む態様。
本態様の例としては、オクチル酸性リン酸エステルのモノ及びジエステルの混合物とオレイル酸性リン酸エステルのモノ及びジエステルの混合物との併用態様などが挙げられるが、これに限定されない。
(3) Rが炭素数1〜30の飽和若しくは不飽和の直鎖脂肪族炭化水素基から選択されたいずれか一つの直鎖脂肪族炭化水素基であり、かつRが水素原子である酸性リン酸モノエステルと、該酸性リン酸モノエステルにおけるRとは異なる直鎖脂肪族炭化水素基をR及びRとして有する酸性リン酸ジエステルと、をそれぞれ1種類づつ又は2種類以上含む混合物である態様。
本態様の例としては、オクチル酸性リン酸エステルのモノエステルとオレイル酸性リン酸ジエステルとの混合物、オレイル酸性リン酸エステルのモノエステルとオクチル酸性リン酸ジエステルとの混合物などが挙げられるが、これらに限定されない。
(A)成分としては、一般式(1)においてR又はRで表される直鎖脂肪炭化水素基として、同一の直鎖脂肪炭化水素基を有する酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルの混合物(既述の(1)及び(2)に示す態様の混合物。)であることが好ましい。
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物中の(A)成分の含有量は、摩擦特性及び腐食防止性の観点から、組成物全量に対して0.12〜0.5質量%であり、組成物全量に対して0.15〜0.35質量%であることが好ましい。
<分岐鎖脂肪族モノアミン>
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物中には、分岐鎖脂肪族モノアミン((B)成分)が、組成物全量基準で0.015〜0.09質量%含まれる。
(B)成分である分岐鎖脂肪族モノアミンは、分子内に飽和又は不飽和の分岐鎖脂肪族炭化水素基を1つ、2つ又は3つ有する脂肪族モノアミンであり、下記一般式(2)で表されるアルキルアミンであることが好ましい。

一般式(2)において、R、R及びRは、各々独立に、水素原子又は炭素数3〜22の分岐鎖アルキル基を表し、R、R及びRの少なくとも一つは炭素数3〜22の分岐鎖アルキル基である。
摩擦特性の観点から、R、R又はRで表される分岐鎖アルキル基の炭素数は4〜18であることが好ましい。R、R又はRで表される分岐鎖アルキル基の好適な例としては、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、イソヘキシル基、イソオクチル基、イソノニル基、イソデシル基、イソウンデシル基、イソドデシル基、イソトリデシル基、イソテトラデシル基、イソペンタデシル基、イソヘキサデシル基、イソヘプタデシル基、イソオクタデシル基等が挙げられる。
(B)成分としては、R及びRが各々独立に炭素数3〜22の分岐鎖アルキル基であり、Rが水素原子である脂肪族モノアミンであることが好ましく、コストの観点から、R及びRがいずれもが炭素数3〜22の分岐鎖アルキル基から選択された同一の分岐鎖アルキル基である2級モノアミンであることが好ましい。
(B)成分である分岐鎖脂肪族モノアミンの好適な例としては、2−エチルヘキシルアミン、ジ2−エチルヘキシルアミン等が挙げられる。
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物中の(B)成分の含有量は、低湿度下における摩擦特性及び高湿度下に摩擦特性を両立させる観点から、組成物全量に対して0.015〜0.09質量%であり、組成物全量に対して、0.02〜0.08質量%であることが好ましい。(B)成分の含有量が、0.015質量%以上であると高湿度下における優れた摩擦特性が得られ、0.09質量%以下であると低湿度下における摩擦特性の低下が抑制される。
さらに、低湿度下における摩擦特性及び高湿度下に摩擦特性を両立させる観点から、酸性リン酸エステル混合物(A)と分岐鎖脂肪族モノアミン(B)とのモル比(酸性リン酸エステル混合物/分岐鎖脂肪族モノアミン=A/B)は、1.0〜6.5であることが好ましく、1.2〜5.2であることがより好ましい。
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物において、酸性リン酸エステル混合物と分岐鎖脂肪族モノアミンとの含有比(モル比)は、以下のようにして確認する。
酸性リン酸エステル混合物が、前述の(1)の態様である場合、モル(A)は、酸性リン酸エステル混合物の含有量を、混合物に含まれる酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルの平均分子量で除し、算出される。
酸性リン酸エステル混合物が、前述の(2)の態様である場合(即ち、R及びRが同一である酸性リン酸エステル混合物が2種類以上含まれる場合)、モル(A)は、各酸性リン酸エステル混合物のモルの和として算出される。
酸性リン酸エステル混合物が、前述の(3)の態様である場合、モル(A)は、混合物に含まれる1種の酸性リン酸モノエステルの含有量を、対応する酸性リン酸モノエステルの分子量で除したものと、混合物中に含まれる1種の酸性リン酸ジエステルの含有量を、対応する酸性リン酸ジエステルの分子量で除したもの、のそれぞれ1種又は2種以上の和として算出される。
分岐鎖脂肪族モノアミンのモル(B)は、分岐鎖脂肪族モノアミンの含有量を、分岐鎖脂肪族モノアミンの分子量で除し、算出される。よって、酸性リン酸エステル混合物と分岐鎖脂肪族モノアミンとのモル比(A/B)は、酸性リン酸エステル混合物のモル(A)を分岐鎖脂肪族モノアミンのモル(B)で除し、算出される。
2種以上の分岐鎖脂肪族モノアミンが含まれる場合、モル(B)は、各岐鎖脂肪族モノアミンのモルの和として算出される。
<硫黄化合物>
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物中には、硫黄化合物(以下、「(C)成分」という場合がある。)を含有することもできる。このような硫黄化合物としては、炭化水素硫化物、硫化油脂等が挙げられる。
上記炭化水素硫化物としては、下記の一般式(3)又は一般式(4)で表される炭化水素硫化物が挙げられる。


一般式(3)及び一般式(4)中、R及びRは、各々独立に、1価の炭化水素基(例えば、アルキル基やアルケニル基のような、炭素数2〜20の直鎖もしくは分岐の飽和もしくは不飽和の脂肪族炭化水素基、又は炭素数6〜26の芳香族炭化水素基)を表し、R、R及びR10は、各々独立に、2価の炭化水素基(例えば、炭素数2〜20の直鎖もしくは分岐の飽和もしくは不飽和の脂肪族炭化水素基、又は炭素数6〜26の芳香族炭化水素基)を表す。
また、一般式(3)中、R及びRで表される1価の炭化水素基の一方は、ヒドロキシ基、カルボニル基、カルボキシル基、エステル基などの官能基を更に有する1価炭化水素基であってもよい。
また、一般式(3)及び一般式(4)中、aは1以上の整数であり、繰り返し単位中において各々のaは同じでも異なっていてもよく、bは0又は1以上の整数を表す。
又はRで表される1価の炭化水素基の具体例としては、エチル基、プロピル基、ブチル基、ノニル基、ドデシル基、プロペニル基、ブテニル基、フェニル基、トリル基、ヘキシルフェニル基、ベンジル基などが挙げられる。
、R又はR10で表される2価の炭化水素基の具体例としては、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、フェニレン基などが挙げられる。
これら炭化水素硫化物の具体的な化合物例としては、(i)ジイソブチルジサルファイド、ジオクチルポリサルファイド、ジ−tert−ブチルポリサルファイド、ジ−tert−ノニルポリサルファイド、ジベンジルポリサルファイドなどのポリサルファイド化合物、(ii)ポリイソブチレン、テルペン類などのオレフィン類を、硫黄などの硫化物で硫化した硫化オレフィン類、(iii)イソブチレンと硫黄との反応生成物で、下記の一般式(5)又は一般式(6)で表される構造を有するものと推測される化合物などが挙げられる。
一般式(5)中、a及びbは、一般式(3)におけるa及びbと同じである。

一般式(6)中、a及びbは、一般式(4)におけるa及びbと同じである。
上記硫化油脂としては、油脂と硫黄の反応生成物が挙げられる。
ここで、油脂としては、ラード、牛脂、鯨油、パーム油、ヤシ油、ナタネ油などの動植物油脂が挙げられる。
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物中の(C)成分の含有量は、摩擦特性の観点から、組成物全量に対し、好ましくは0.1〜15質量%、より好ましくは0.2〜5質量%である。
<その他の添加剤>
本発明の滑り案内面用潤滑油組成物には、さらに各種性能を高める目的で、さらに公知の潤滑油添加剤を単独で、または2種類以上を組み合わせて使用することができる。
かかる添加剤としては、脂肪酸、フェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、ベンゾトリアゾール誘導体などの金属不活性化剤、スチレンーブタジエン水添加重合体、エチレンプロピレン重合体、ポリイソブチレン、ポリメタクリレートなどの流動点降下剤、ポリアクリレート、ポリジメチルシロキサンなどの消泡剤、エチレンオキシドープロピレンオキシド供重合体などの抗乳化剤、アルケニルコハク酸ハーフエステルなどの錆止め剤などが挙げられる。
次に本発明を実施例より具体的に説明するが、本発明は、これらの例によって何ら制限されるものではない。
実施例・比較例として表1に示す組成の滑り案内面用潤滑油組成物を調製した。調製に用いた基油と添加剤は以下の通りである。
・基油(溶剤精製パラフィン系鉱油、40℃動粘度:68mm/s、粘度指数:100、引火点:224℃)
・(A)成分1(オクチル酸性リン酸モノエステルとオクチル酸性リン酸ジエステルとの混合物、混合モル比(60〜50/40〜50)
・(A)成分2(オレイル酸性リン酸モノエステルとオレイル酸性リン酸ジエステルとの混合物、混合モル比(60〜50/40〜50)
・(B)成分1(2−エチルヘキシルアミン)
・(B)成分2(ジ2−エチルヘキシルアミン)
・(C)成分(硫化エステル、前掲の一般式(3)で表される炭化水素硫化物に包含される。)
各実施例及び比較例の滑り案内面用潤滑油組成物から分取した評価用サンプルを用いて、以下に記載する摩擦特性試験により高湿度下及び低湿度下での動摩擦係数を測定し、摩擦特性を評価した。結果は表1に示す。
<摩擦特性試験>
図1は、摩擦特性試験に用いた摩擦係数測定システムを示す概略構成図である。測定は、NC制御装置10によって、制御され、自動運転される。測定試験において生じた摩擦力は、ひずみゲージを使用し構成された潤滑性能評価装置20によって検出され、A/D変換機30を介し、PC(パーソナルコンピュータ)40に出力され、PC40に測定値が記録される。
図2は、図1に示す潤滑性能評価装置20の一部断面を示す概略図である。
図2に示すように、潤滑性能評価装置20は、基台(可動ベース1aと固定ベース1b及び1cと支柱a及びbとから構成される。)と、基台に固定されたサーボモータ2と、一端でサーボモータ2の回転が伝達され、他端に上部試験片Aを保持する回転体3aを取り付けた軸3と、軸3に取り付けたカップリング4と、上部試験試片Aの摩擦面と対向する位置で基台に対し昇降可能に設けられた可動ベース1aに設けられ摩擦面が上部試験片Aの摩擦面と対向する下部試験片Bと、上部試験片A及び下部試験片Bの間に潤滑油組成物(即ち、評価用サンプル)を供給する給油管5及び排出する排油管6と、上部試験片Aと下部試験片Bとを接触させた状態でサーボモータ4を回転させたときに試験片A及びB間に発生した摩擦力を検出する動力計7とからなる。
潤滑油組成物(評価用サンプル)は、ポンプ(不図示)によって下部試験片Bの下部より供給され、試験片中央部分から摩擦面へ送られる構造となっている。
上部試験片A及び下部試験片Bは、面−面接触をしながら回転し、発生した摩擦力は、ひずみゲージによって構成した動力計7によって摩擦トルクとして検出される。
摩擦特性試験は、図1に示す測定システムを用い、摺動速度0.01μm/s〜100mm/s、面圧2.0kg/cmにおいて、ならし運転を0、4、8、16時間行なった後に実施した。試験において、温度は25℃とし、低湿度条件での評価における湿度は30%RH以下、高湿度条件での評価における湿度は75%RH以上に制御した。
評価は、実施例及び比較例の各潤滑油組成物について、ならし運転8もしくは16時間時、摺動速度0.01μm/s時の動摩擦係数を測定することにより行なった。
実施例及び比較例の各潤滑油組成物について、上記の摩擦係数測定試験機及び試験条件で得られた動摩擦係数を表1に示す。
動摩擦係数が、低湿度及び高湿度のいずれにおいても、0.010〜0.040である場合、実用上問題のない優れた摩擦特性を有する潤滑油組成物であると評価する。

表1に示される評価結果から、以下のことがわかる。
潤滑油基油に(A)成分である酸性リン酸エステル混合物及び(B)成分である分岐鎖脂肪族モノアミンを特定含有率(質量%)かつ特定モル比(以下、A/B比と称する。)で含有する、実施例1〜5の潤滑油組成物は、いずれも低湿度及び高湿度における摩擦特性に優れており、加工環境の湿度変化の影響が少ない滑り案内面用潤滑油として最適であることがわかる。
一方、(B)成分である分岐鎖脂肪族モノアミンを含有しない比較例1は、高湿度における摩擦特性が劣ることがわかる。
また、(B)成分である分岐鎖脂肪族モノアミンの含有量が、本発明における下限値である0.015質量%よりも低く、かつA/B比が6.5を超える比較例2においては、高湿度における摩擦特性が劣ることがわかる。
また、(B)成分である分岐鎖脂肪族モノアミンの含有量が、本発明における上限値である0.09質量%よりも僅かに高く、かつA/B比が1.0よりも小さい比較例3においては、低湿度、高湿度における摩擦特性が劣ることがわかる。
また、(A)成分である酸性リン酸エステル混合物及び(B)成分である分岐鎖脂肪族モノアミンの含有量がいずれも、本発明における上限値よりも高い比較例4においては、低湿度、高湿度における摩擦特性が劣ることがわかる。
また、(A)成分である酸性リン酸エステル混合物の含有量が、本発明における下限値である0.12質量%より低く、かつA/B比が1.0よりも小さい比較例5においては、低湿度及び高湿度のいずれにおいても摩擦特性が劣ることがわかる。
また、A/B比のみが1.0よりも小さく本発明の範囲外である比較例6においては、低湿度及び高湿度のいずれにおいても摩擦特性が劣ることがわかる。
このように、本発明においては、(A)成分及び(B)成分を適切な含有率(質量%)及びモル比で配合することが、低湿度及び高湿度における摩擦特性の両方を達成する観点から、不可欠であることがわかる。
10 NC制御装置
20 潤滑性能評価装置
30 A/D変換機
40 PC(パーソナルコンピュータ)
1a 可動ベース、
1b、1c 固定ベース
a、b 支柱
2 サーボモータ
A 上部試験片
B 下部試験片
3 軸
3a 回転体3a
4 カップリング
5 給油管
6 排油管
7 動力計
また、工作機械の加工精度は一般的に内外の温度変化に伴う機械の熱変形の影響を受けることが知られている。そのため、高い加工精度を実現するには、工作機械の恒温室内設置や、仕上げ工程を別工程で実施する等といった現場における対応や工作機械自身の熱変形対策及び変位補正技術といったハード側・ソフト側の対策が行われている(例えば、特許文献3参照)

Claims (2)

  1. 潤滑油基油と、組成物全量基準で0.12〜0.5質量%の下記一般式(1)で表される構造を有する酸性リン酸モノエステル及び酸性リン酸ジエステルからなる酸性リン酸エステル混合物と、組成物全量基準で0.015〜0.09質量%の分岐鎖脂肪族モノアミンとを含有し、組成物中における前記酸性リン酸エステル混合物(A)と前記分岐鎖脂肪族モノアミン(B)とのモル比(A/B)が1.0〜6.5である、滑り案内面用潤滑油組成物。


    一般式(1)中、R及びRは、水素原子又は炭素数1〜30の飽和若しくは不飽和の直鎖脂肪族炭化水素基を表し、R及びRが同時に水素原子となることはない。
  2. さらに、組成物全量基準で0.1〜15質量%の硫黄化合物を含有する請求項1に記載の滑り案内面用潤滑油組成物。
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