JP2018052032A - 印刷装置、印刷方法、及び印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジの加速時の消費電流を抑制が可能な印刷装置を提供すること。【解決手段】液体を吐出する吐出部を備えたヘッドと、前記ヘッドを搭載するキャリッジと、前記キャリッジを移動させる第1動力部と、前記キャリッジを移動させる第2動力部と、を含み、前記キャリッジは、加速状態から定速状態を経て減速状態となる往復動を行い、前記第2動力部は、前記加速状態の少なくとも一部において前記キャリッジを移動させる、印刷装置。【選択図】図8

Description

本発明は、印刷装置、印刷方法、及び印刷システムに関する。
インクを吐出して画像や文書を印刷するインクジェットプリンターなどの液体吐出装置(印刷装置)には、圧電素子(例えばピエゾ素子)を用いたものが知られている。圧電素子は、ヘッドに設けられた複数のノズルのそれぞれに対応して設けられ、それぞれが駆動信号にしたがって駆動する。また、ヘッドを印刷対象物に沿って走査しながら駆動信号に従いノズルよりインクを吐出することにより印刷を行っている。
例えば、ヘッドが搭載されたキャリッジが走査されて印刷が行われるシリアルプリンターなどの液体吐出装置において、キャリッジを制御するためのキャリッジモーターを液体吐出装置に搭載し、キャリッジモーターを制御することにより、記録ヘッドの操作を制御している。
例えば、特許文献1には、インクジェットプリンター等の印刷装置において、キャリッジの移動をモーターにより制御する技術が提案されている。
特開2005‐014297号公報
しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置は、最も電流を消費するキャリッジの加速時においても、モーターを使用しキャリッジを制御している為、キャリッジの加速時の負荷を賄えるだけのモーターを採用する必要がある。
本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたもので、本発明のいくつかの態様によれば、キャリッジの加速時の消費電流を抑制が可能な印刷装置、印刷方法、及び印刷システムを提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る印刷装置は、液体を吐出する吐出部を備えたヘッドと、前記ヘッドを搭載するキャリッジと、前記キャリッジを移動させる第1動力部と、前記キャリッジを移動させる第2動力部と、を含み、前記キャリッジは、加速状態から定速状態を経て減速状態となる往復動を行い、前記第2動力部は、前記加速状態の少なくとも一部において前記キャリッジを移動させる。
本適用例に係る印刷装置によれば、キャリッジを駆動する為の二つの動力部を有し、少なくともキャリッジの加速状態において、第2動力部により加速を補助することで、キャリッジの加速時の消費電流を抑制できる可能性がある。
[適用例2]
上記適用例に係る印刷装置において、前記第1動力部は、前記キャリッジが少なくとも前記定速状態の際に、前記キャリッジを移動させてもよい。
本適用例に係る印刷装置によれば、キャリッジが定速状態において、第1動力部が動作することで、摩擦などによる影響をキャンセルし、定速状態を維持することが可能となる。
[適用例3]
上記適用例に係る印刷装置において、前記第2動力部は、前記キャリッジが前記定速状態の際に、前記キャリッジの移動を行わなくてもよい。
本適用例に係る印刷装置によれば、定速状態において、第2動力部が停止することで、第2動力部は定速状態の移動には寄与せず、安定して定速状態を維持することが容易となる。
[適用例4]
上記適用例に係る印刷装置において、前記ヘッドは、前記定速状態において前記液体を吐出してもよい。
本適用例に係る印刷装置によれば、定速状態で液体を吐出し印刷を行う事で、安定した印刷品質を確保することが可能となる。
[適用例5]
上記適用例に係る印刷装置において、前記第2動力部は、前記キャリッジの待機時に停止する停止位置から離れる方向に移動する際の前記加速状態において、前記キャリッジを移動させてもよい。
本適用例に係る印刷装置によれば、キャリッジが待機時に停止する停止位置から離れるときの、加速状態で、第2動力部が動作することで、加速時の消費電流を抑制することが可能となる。
[適用例6]
上記適用例に係る印刷装置において、前記第2動力部は、前記キャリッジの待機時に停止する停止位置に近づく方向に移動する際の前記加速状態において、前記キャリッジを移動させてもよい。
本適用例に係る印刷装置によれば、キャリッジが待機時に停止する停止位置に近づく方向の加速状態で、第2動力部が動作することで、加速時の消費電流を抑制することが可能となる。
[適用例7]
上記適用例に係る印刷装置において、前記第2動力部は、前記減速状態のエネルギーを回生利用してもよい。
本適用例によれば、減速時に生じるエネルギーを加速時に回生利用することで、エネルギー利用効率の高い印刷装置を実現することが可能となる。
[適用例8]
上記適用例に係る印刷装置において、前記第2動力部は、バネであってもよい。
本適用例に係る印刷装置によれば、第2動力部にバネを用いることにより、伸縮のよるエネルギーを効率よく回生利用できるとともに、機械エネルギーによりキャリッジの加速を補助することが可能となり、キャリッジ加速時の消費電流を低減することが可能となる。
[適用例9]
上記適用例に係る印刷装置において、前記キャリッジは、前記液体を含むカートリッジが搭載されていてもよい。
特にキャリッジの重量が大きくなるに伴い加速状態の消費電流が大きくなる為、キャリッジに液体を含むカートリッジが搭載されている適用例に係る印刷装置においては、より大きな消費電流の抑制効果が得られる。
[適用例10]
上記適用例に係る印刷装置は、捺染用印刷装置であってもよい。
特にキャリッジの重量が大きくなるに伴い加速状態の消費電流が大きくなる為、キャリッジに多くのインクカートリッジが搭載される可能性のある捺染印刷用装置においては、より大きな消費電流の抑制効果が得られる。
[適用例11]
上記適用例に係る印刷装置は、工業用印刷装置であってもよい。
特にキャリッジの重量が大きくなるに伴い加速状態の消費電流が大きくなる為、液体吐出速度の高速化により、多くのノズルがキャリッジに搭載される可能性のある工業用印刷用装置においては、より大きな消費電流の抑制効果が得られる。
[適用例12]
本適用例に係る印刷方法は、液体を吐出する吐出部を備えたヘッドを搭載したキャリッジが、加速状態から定速状態を経て減速状態となる往復動を行い、前記キャリッジが少なくとも前記定速状態であるとき、第1動力部は前記キャリッジを移動し、前記キャリッジが前記加速状態の少なくとも一部であるとき、第2動力部は前記キャリッジを移動する。
本適用例に係る印刷方法によれば、キャリッジを駆動する為の二つの動力部を有し、少なくともキャリッジの加速状態において、第2動力部により加速を補助することで、キャリッジの加速時の消費電流を抑制できる可能性がある。
[適用例13]
本適用例に係る印刷システムは、液体を吐出することで印刷物を生成する印刷装置、及び印刷制御装置を含む、印刷システムにおいて、前記印刷装置は、液体を吐出する吐出部を備えたヘッドと、前記ヘッドを搭載するキャリッジと、前記キャリッジを移動させる第1動力部と、前記キャリッジを移動させる第2動力部と、を含み、前記キャリッジは、加速状態から定速状態を経て減速状態となる往復動を行い、前記第2動力部は、前記加速状態の少なくもと一部において前記キャリッジを移動させる。
本適用例に係る印刷システムによれば、印刷装置においてキャリッジを駆動する為の二つの動力部を有し、少なくともキャリッジの加速状態において、第2動力部により加速を補助することで、キャリッジの加速時の消費電流を抑制できる可能性がある。
液体吐出装置の内部概略構成を示す斜視図である。 液体吐出装置の電気的な構成を示すブロック図である。 ヘッドにおける吐出部の概略構成を示す図である。 ヘッドにおけるノズル配列を示す図である。 図4に示したノズル配列による画像形成の基本解像度を説明するための図である。 実施の形態における加速補助機構の概略図である。 実施の形態におけるヘッドユニットの停止状態を示す図である。 実施の形態におけるヘッドユニットの加速状態を示す図である。 実施の形態におけるヘッドユニットの定速状態を示す図である。 実施の形態におけるヘッドユニットの減速状態を示す図である。 実施の形態におけるヘッドユニットの減速後の停止状態を示す図である。 キャリッジモーターの動作状態、加速補助機構の動作状態、及びヘッドユニットを動作させる駆動電流を示す図である。 捺染インクジェットプリンターとしての液体吐出装置の一例を示す概略斜視図である。 工業用インクジェットプリンターとしての液体吐出装置の一例を示す概略斜視図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.液体吐出装置の概要
図1は、本実施形態のヘッドユニットが適用される液体吐出装置1(印刷装置)の内部の概略構成を示す斜視図である。液体吐出装置1は、外部のホストコンピューター(印刷制御装置)から供給された画像データに応じてインクを吐出させることによって、紙などの印刷媒体にインクドット群を形成し、これにより、当該画像データに応じた画像(文字、図形等を含む印刷物)を印刷するインクジェットプリンターである。図1において、筐体やカバーの図示は省略されている。図1に示されるように、液体吐出装置1は、ヘッドユニット2を、主走査方向に移動(往復動)させる移動機構3、及びヘッドユニット2の主走査方向への移動を補助する加速補助機構70(「第2動力部」の一例)を備える。
移動機構3は、ヘッドユニット2の駆動源となるキャリッジモーター31(「第1動力部」の一例)と、両端が固定されたキャリッジガイド軸32と、キャリッジガイド軸32とほぼ平行に延在し、キャリッジモーター31により駆動されるタイミングベルト33と、を有している。
ヘッドユニット2のキャリッジ24は、所定数のインクカートリッジ22を載置可能に構成されている。例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、及び、ブラックの4色に対応する4個のインクカートリッジ22がキャリッジ24に搭載されており、各インクカートリッジ22に対応する色のインクが充填されている。
キャリッジ24は、キャリッジガイド軸32に往復動自在に支持されるとともに、タイミングベルト33の一部に固定されている。そのため、キャリッジモーター31によりタイミングベルト33を正逆走行させると、ヘッドユニット2がキャリッジガイド軸32に案内されて往復動する。このように、キャリッジモーター31は、キャリッジ24を主走査方向(第1方向)に移動させるモーターである。
また、移動機構3は、ヘッドユニット2の主走査方向における位置を検出するためのリニアエンコーダー90を備える。ヘッドユニット2の主走査方向における位置は、リニアエンコーダー90によって検出される。
また、ヘッドユニット2のうち、印刷媒体Pと対向する部分にはヘッド20(記録ヘッド)が設けられる。このヘッド20は、後述するように、多数のノズルからインク滴(液滴)を吐出させるための液体吐出ヘッドであり、ヘッドユニット2には、フレキシブルケーブル190を介して各種の制御信号等が供給される構成となっている。
液体吐出装置1は、印刷媒体Pを、副走査方向にプラテン40上で搬送させる搬送機構を備える。搬送機構4は、駆動源である搬送モーター41と、搬送モーター41により回転して、印刷媒体Pを副走査方向に搬送する不図示の搬送ローラーと、を備える。
印刷媒体Pが搬送機構によって搬送されたタイミングで、ヘッド20が当該印刷媒体Pにインク滴を吐出することによって、印刷媒体Pの表面に画像が形成される。
ヘッドユニット2の移動範囲内における端部領域には、ヘッドユニット2が待機時に停止し、ヘッドユニット2の走査の基点となるホームポジション(「停止位置」の一例)が設定されている。そして、液体吐出装置1は、このホームポジションから反対側の端部へ向けてヘッドユニット2が移動する往動時と、反対側の端部からホームポジション側にヘッドユニット2が戻る復動時との双方向で印刷媒体Pの表面に画像を形成する。
加速補助機構70‐1,70‐2は、プラテン40の両側に設けられ、主走査方向に往復動するヘッドユニット2が、往動から復動、または復動から往動に切り替わるとき、ヘッドユニット2の移動を補助する。尚、加速補助機構70の詳細については後述する。
2.液体吐出装置の電気的構成
図2は、液体吐出装置1の電気的な構成を示すブロック図である。図2に示されるように、液体吐出装置1では、制御ユニット10とヘッドユニット2とがフレキシブルケーブル190を介して接続される。
制御ユニット10は、制御部100と、キャリッジモータードライバー35と、搬送モータードライバー45と、を有する。このうち、制御部100は、ホストコンピューターから画像データが供給されたときに、各部を制御するための各種の制御信号等を出力する。
詳細には、制御部100は、リニアエンコーダー90の検出信号(エンコーダーパルス)に基づいてヘッドユニット2の走査位置(現在位置)を把握する。そして、制御部100は、ヘッドユニット2の走査位置に基づいて、キャリッジモータードライバー35に対して制御信号Ctr1を供給し、キャリッジモータードライバー35は、当該制御信号Ctr1に従ってキャリッジモーター31を駆動する。これにより、キャリッジ24における主走査方向の移動が制御される。
また、制御部100は、搬送モータードライバー45に対して制御信号Ctr2を供給し、搬送モータードライバー45は、当該制御信号Ctr2に従って搬送モーター41を駆動する。これにより、搬送機構による副走査方向の移動が制御される。
また、制御部100は、ヘッドユニット2に、クロック信号Sck、データ信号Data、制御信号LAT,制御信号CH、デジタルのデータdA,デジタルのデータdBを供給する。
ヘッドユニット2は、駆動回路50−a,駆動回路50−bと、選択制御部210と、複数の選択部230と、ヘッド20と、を有する。
駆動回路50−a、駆動回路50−bは、それぞれ、ヘッド20が備える吐出部600を駆動しインク(液体)を吐出させる駆動信号COM−A,COM−Bを生成する。具体的には、駆動回路50−aは、データdAをアナログ変換した後に、D級増幅した駆動信号COM−Aを生成し、選択部230のそれぞれに供給する。同様に、駆動回路50−bは、データdBをアナログ変換した後に、D級増幅した駆動信号COM−Bを生成し、選択部230のそれぞれに供給する。ここで、データdAは、選択部230に供給する駆動信号のうち、駆動信号COM−Aの波形を規定し、データdBは、選択部230に供給する駆動信号COM−Bの波形を規定する。
駆動回路50−a,駆動回路50−bについては、入力するデータ、および、出力する駆動信号が異なるのみであり、回路的な構成は同一であってもよい。
選択制御部210は、選択部230のそれぞれに対して駆動信号COM−A,駆動信号COM−Bのいずれかを選択すべきか(または、いずれも非選択とすべきか)を、制御部100から供給されるクロック信号Sck、データ信号Data、制御信号LAT,及び制御信号CHによって指示する。
選択部230のそれぞれは、選択制御部210の指示に従って、駆動信号COM−A,COM−Bを選択し、ヘッド20が有する圧電素子60のそれぞれの一端に駆動信号として供給する。なお、図2では、この駆動信号の電圧を駆動電圧Voutと表記している。圧電素子60のそれぞれにおける他端は、電圧VBSが共通に印加されている。
圧電素子60は、駆動信号が印加されることで変位する。圧電素子60は、ヘッド20における複数の吐出部600のそれぞれに対応して設けられる。そして、圧電素子60は、選択部230により選択された駆動信号の駆動電圧Voutと電圧VBSとの差に応じて変位してインクを吐出させる。そこで次に、圧電素子60への駆動によってインクを吐出させるための構成について簡単に説明する。
3.吐出部の構成
図3は、ヘッド20において、1つの吐出部600に対応した概略構成を示す図である。図3に示されるように、ヘッド20は、吐出部600と、リザーバー641とを含む。
リザーバー641は、インクの色毎に設けられており、対応する色のインクが充填されたインクカートリッジ22の内部に貯留されたインクが供給口661からリザーバー641に導入される。
吐出部600は、圧電素子60と振動板621とキャビティー(圧力室)631とノズル651とを含む。このうち、振動板621は、図3において上面に設けられた圧電素子60によって変位(屈曲振動)し、インクが充填されるキャビティー631の内部容積を拡大/縮小させるダイヤフラムとして機能する。ノズル651は、ノズルプレート632に設けられるとともに、キャビティー631に連通する開孔部である。キャビティー631は、内部に液体(例えば、インク)が充填され、圧電素子60の変位により、内部容積が変化する。ノズル651は、キャビティー631に連通し、キャビティー631の内部容積の変化に応じてキャビティー631内の液体を液滴として吐出する。
図3で示される圧電素子60は、圧電体601を一対の電極611,電極612で挟んだ構造である。この構造の圧電体601にあっては、電極611,電極612により印加された電圧に応じて、電極611,電極612、振動板621とともに図3において中央部分が両端部分に対して上下方向に撓む。具体的には、圧電素子60は、駆動信号の駆動電圧Voutが高くなると、上方向に撓む一方、駆動電圧Voutが低くなると、下方向に撓む構成となっている。この構成において、上方向に撓めば、キャビティー631の内部容積が拡大するので、インクがリザーバー641から引き込まれる一方、下方向に撓めば、キャビティー631の内部容積が縮小するので、縮小の程度によっては、インクがノズル651から吐出される。
なお、圧電素子60は、図示した構造に限られず、圧電素子60を変形させてインクのような液体を吐出させることができる型であればよい。また、圧電素子60は、屈曲振動に限られず、いわゆる縦振動を用いる構成でもよい。
また、圧電素子60は、ヘッド20においてキャビティー631とノズル651とに対応して設けられ、当該圧電素子60は、図2において、選択部230にも対応して設けられる。このため、圧電素子60、キャビティー631、ノズル651および選択部230のセットは、ノズル651毎に設けられることになる。
4.駆動信号の構成
図4は、ノズル651の配列の一例を示す図である。図4に示されるように、ノズル651は、例えば2列で次のように配列している。詳細には、1列分でみたとき、複数個のノズル651が副走査方向に沿ってピッチPvで配置する一方、2列同士では、主走査方向にピッチPhだけ離間して、かつ、副走査方向にピッチPvの半分だけシフトした関係となっている。
なお、ノズル651は、カラー印刷する場合には、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)などの各色に対応したパターンが例えば主走査方向に沿って設けられる。即ち、カラー印刷に使用する色が増加すれば、色数に応じノズル数が増加する。尚、以下の説明では、簡略化するために、単色で階調を表現する場合について説明する。
図5は、図4に示したノズル配列による画像形成の基本解像度を説明するための図である。なお、この図は、説明を簡易化するために、ノズル651からインク滴を1回吐出させて、1つのドットを形成する方法(第1方法)の例であり、黒塗りの丸印がインク滴の着弾により形成されるドットを示している。
ヘッドユニット2が、主走査方向に速度vで移動するとき、図5に示されるように、インク滴の着弾によって形成されるドットの(主走査方向の)ドット間隔Dと、当該速度vとは、次のような関係にある。
すなわち、1回のインク滴の吐出で1ドットが形成される場合、ドット間隔Dは、速度vを、インクの吐出周波数fで除した値(=v/f)、換言すれば、インク滴が繰り返し吐出される周期(1/f)においてヘッドユニット2が移動する距離で示される。
なお、図4、及び図5の例では、ピッチPhがドット間隔Dに対して係数nで比例する関係にして、2列のノズル651から吐出されるインク滴が、印刷媒体Pにおいて同一列で揃うように着弾させている。このため、図5に示されるように、副走査方向のドット間隔が、主走査方向のドット間隔の半分となっている。ドットの配列は、図示の例に限られないことは言うまでもない。
ところで、高速印刷を実現するためには、単位時間当たりに形成されるドット数を増やす必要がある。その為、単純には、ヘッドユニット2が主走査方向に移動する速度vを高めればよい。ただし、単に速度vを高めるだけでは、ドット間隔Dが長くなってしまう。このため、ある程度の解像度を確保した上で、高速印刷を実現するためには、インクの吐出周波数fを高めて、単位時間当たりに形成されるドット数を増やす必要がある。また、ヘッド20に搭載されるノズル651の数量を増やすことで、単位時間当たりに形成されるドット数を増やす事でも高速印刷を実現することが可能である。
また、印刷速度とは別に、解像度を高めるためには、単位面積当たりで形成されるドット数を増やせばよい。ただし、ドット数を増やす場合に、インクを少量にしないと、隣り合うドット同士が結合してしまう可能性がある。
一方、印刷媒体Pにドットを形成する方法としては、インク滴を1回吐出させて、1つのドットを形成する方法のほかに、単位期間にインク滴を2回以上吐出可能として、単位期間において吐出された1以上のインク滴を着弾させ、当該着弾した1以上のインク滴を結合させることで、1つのドットを形成する方法(第2方法)や、これら2以上のインク滴を結合させることなく、2以上のドットを形成する方法(第3方法)がある。
5.ヘッドユニットの往復動と加速補助動作
前述のとおり、加速補助機構70‐1,70‐2は、プラテン40の両側に設けられ、主走査方向に往復動するヘッドユニット2が、往動から復動、または復動から往動に切り替わるとき、ヘッドユニット2の移動を補助する。
加速補助機構70‐1,70‐2は、キャリッジ24を移動(加速)させる方向が異なるだけであり、構成、及び動作が同じであるため、加速補助機構70‐1,70‐2における共通の説明を行うときには、「−(ハイフン)」以下を省略し、単に加速補助機構70として説明する。
図6は、本実施形態における加速補助機構70の概略図である。図6に示されるように、加速補助機構70は、バネ固定部71と、バネ72と、ヘッドユニット受部73と、を含む。
バネ固定部71は、プラテン40の外側に略垂直に設けられ、バネ72の一端を固定する。さらに、バネ固定部71は、バネ72が圧縮した状態でヘッドユニット2を保持するヘッドユニット保持手段としても機能する。例えば、ヘッドユニット2が磁性体を含み、バネ固定部71は電磁石を含む構成であり、バネ固定部71は、電磁石が動作しヘッドユニット2の磁性体を引き寄せることによりヘッドユニット2を保持する。さらに、バネ固定部71の電磁石が動作を停止することにより、ヘッドユニット2の磁性体は電磁石に引き寄せられなくなり、ヘッドユニット2の保持を解除される。
ヘッドユニット受部73の一面はバネ72の他端に主走査方向に移動可能に取付けられる。そして、ヘッドユニット2の移動範囲における端部領域では、ヘッドユニット受部73は他面がヘッドユニット2と接触しながら移動する。
ここで、バネ72は、一端がバネ固定部71に固定され、他端がヘッドユニット受部73に取付けられ、主走査方向に対し伸縮するように動作する。即ち、バネ72が圧縮状態から伸長することで、ヘッドユニット2に機械エネルギーを与え、ヘッドユニット2を加速させる。
図7から図11は本実施の形態におけるヘッドユニット2の往復動と移動補助動作に関する図である。
図7から図11においては、右側にヘッドユニット2のホームポジションが設定されており、ここでは、ヘッドユニット2がホームポジションから反対側の端部へ向けて移動するときを往動時とし、反対側の端部からホームポジション側にヘッドユニット2が戻るとき復動時とする。
図7はヘッドユニット2が印刷を開始する前における停止状態を示す図である。本実施形態によれば、ヘッドユニット2が停止状態のとき、加速補助機構70‐1に設けられたバネ72はバネ固定部71のヘッドユニット保持手段により、圧縮された状態で固定される。
印刷が開始されると、加速補助機構70−1のバネ固定部71によるヘッドユニット2の保持が解除さ、バネ72は圧縮された状態から伸長し、ヘッドユニット2に機械エネルギーを与え、ヘッドユニット2は加速状態となる。ここで加速状態は、ヘッドユニット2(キャリッジ24)が加速を開始してから定速になるまでの状態である。
図8はヘッドユニット2が加速状態のときを示す図である。本実施形態によれば、ヘッドユニット2は、バネ72が伸長する機械エネルギーにより加速し、定速状態に移行する。
具体的には、バネ固定部71によるヘッドユニット2の保持が解除されると、バネ72は圧縮された状態から伸長し、その機械エネルギーをヘッドユニット受部73を介しヘッドユニット2に伝える。ヘッドユニット2は、バネ72が伸長する機械エネルギーにより加速され、定速状態に移行する。尚、キャリッジ24が加速状態か定速状態かの判定は、例えば液体吐出装置1に設けられたリニアエンコーダー90により得られるヘッドユニット2の走査位置情報とその時間に基づいて行われる。あるいは、加速状態か定速状態かの判定は、位置検出センサーによって検出されたヘッドユニット2の位置に基づき行われても良いし、使用するバネ72のバネ係数などから算出された推定値に基づき行われても良い。
図9はヘッドユニット2が定速状態のときを示す図である。定速状態においては、キャリッジモーター31によりヘッドユニット2(キャリッジ24)を移動させる。また、定速状態では、加速補助機構70のバネ72は伸びきった状態であり、ヘッドユニット2の移動に寄与しない。即ち、加速補助機構70は、ヘッドユニット2(キャリッジ24)が定速状態の際に、ヘッドユニット2(キャリッジ24)の移動を行わない。
その後、ヘッドユニット2が、ホームポジションの反対側に設けられた加速補助機構70−2のヘッドユニット受部73に衝突し、バネ72の圧縮作用により減速状態へ移行する。この時、バネ72の圧縮作用は、ヘッドユニット2への衝撃緩和の役割も果たす。
尚、印刷品質を安定させるためには、ヘッドユニット2の移動速度が安定していることが望ましい。その為、本実施形態においてヘッドユニット2(ヘッド20)は、少なくとも定速状態においてインク(液体)を吐出し、印刷を行う。
図10はヘッドユニット2が減速状態のときを示す図である。ヘッドユニット2はホームポジションの反対側に設けられた加速補助機構70−2のバネ72の圧縮作用により減速し、その後、停止状態に移行する。
図11はヘッドユニット2の減速後の停止状態を示す図である。停止状態のとき、バネ72は最圧縮状態となる。そして、バネ72の圧縮作用により蓄えられた機械エネルギーは、バネ72の伸長作用によりヘッドユニット2の復動時の加速エネルギーとして回生利用される。即ち、加速補助機構70は、減速状態のエネルギーを回生利用する。
ヘッドユニット2は復動時においても往動時と同様に、加速状態から定速状態を経て減速状態となり、図7に示すホームポジションまで移動する。この時、ホームポジション側に設けられた加速補助機構70のバネ72の圧縮作用によりヘッドユニット2は減速し、さらに、バネ72の圧縮作用により機械エネルギーを蓄え、バネ72の伸長作用によりヘッドユニット2の往動時の加速エネルギーとして回生利用される。以降印刷時は図7以降の動作が繰り返される。
ヘッドユニット2は、印刷が終了すると、往復動を停止する。具体的には、印刷が衆力するとヘッドユニット2は、ホームポジションに移動し、バネ固定部71のヘッドユニット保持手段によりバネ72を圧縮した状態で固定され停止する。
これより、本実施の形態における、ヘッドユニット2(キャリッジ24)は、加速状態から定速状態を経て減速状態となる往復動を行い、バネ72を含む加速補助機構70は、加速状態の少なくとも一部においてヘッドユニット2(キャリッジ24)を移動させる。
本実施形態のヘッドユニット2の往復動によれば、加速状態においては、加速補助機構70に設けられたバネ72の伸長動作により機械エネルギーを与え、定速状態においては、キャリッジモーター31により定速状態を保ち、さらに減速状態に生じたエネルギーを回生利用することで、再び、加速補助機構70に設けられたバネ72に機械エネルギーを蓄えることが可能となる。
図12は、ヘッドユニット2が加速状態、定速状態、及び減速状態におけるキャリッジモーター31の動作状態、加速補助機構70の動作状態、及びヘッドユニット2を駆動させるための消費電流の一例を示す図である。
本実施の形態によれば、ヘッドユニット2が加速状態の時、ヘッドユニット2を移動させるエネルギーは、バネ72の機械エネルギーであり、また、バネ72の圧縮作用により減速をする。さらに、定速状態においては、ヘッドユニットでは、略等速運動となり、大きな電流を消費しない。これにより、ヘッドユニット2を駆動するための消費電流を削減することが可能となる。
尚、本実施形態において、加速補助機構70はバネ72を用いて実施されているが、機械エネルギーを用いてヘッドユニット2を十分に加速できる機構であればよく、例えばカタパルトを用いた構成であっても良い。
6.作用・効果
以上に説明した本実施形態に係る液体吐出装置1では、ヘッドユニット2が加速状態の場合において、加速補助機構70が動作し、ヘッドユニット2を移動させる。
特に、加速補助機構70は、バネ72により生じた機械エネルギーを用い、ヘッドユニット2の加速を補助する機構であるため、ヘッドユニット2の加速状態では、消費電流を増加させない。
これより、本実施の形態における液体吐出装置1(印刷方法、印刷システム)によれば、ヘッドユニット2の加速時において消費電流の増加を抑制することが可能となる。
7.応用例
本実施形態、及び変形例において、ヘッドユニット2の加速時の消費電流の抑制が可能となる。ヘッドユニット2の加速時の消費電流は、液体吐出装置1に搭載されるヘッドユニット2が大型になるほど大きくなり、その為、本実施の形態、及び変形例は大型のヘッドユニット2を有する液体吐出装置1に用いることで、より大きな効果を得ることが出来る。
例えば、布地に対して印刷を行う、または、媒体に印刷した画像を昇華転写し、布地に対して印刷を行う捺染インクジェットプリンターに用いられてもよい。捺染インクジェットプリンターは、主に、少量多品種生産かつ製品の高速オンデマンド供給を目的に活用され、顧客ニーズに合わせた布地を提供するために用いられる。
図13は、捺染インクジェットプリンターとしての液体吐出装置1の一例を示す概略斜視図である。図13に示される液体吐出装置1(捺染インクジェットプリンター)は、被記録媒体(布地)を支持可能なトレイ302と、トレイ302の移動機構3である搬送部303とを備えている。例えば、ユーザーは、トレイ302に対して、Tシャツの裾部側からセット方向A1にTシャツを被せていき、Tシャツの記録を行いたい部分がトレイ302の上面に位置するようにセットする。搬送部303は、トレイ302に支持された被記録媒体を搬送方向A(セット方向A1及びセット方向A1とは反対側の方向A2)に搬送する。液体吐出装置1の本体内部には不図示のヘッドユニット2が備えられている。そして、液体吐出装置1は、被記録媒体の搬送方向Aと交差する方向Bにヘッドユニット2を往復移動させながら、ヘッドユニット2から、トレイ302に支持されて搬送される被記録媒体にインクを吐出させて所望の画像を形成する。
捺染インクジェットプリンター(捺染用印刷装置)は、主に、少量多品種生産かつ製品の高速オンデマンド供給を目的に活用され、顧客ニーズに合わせた布地を提供するために用いられる。その為、多様な色のインクが要求され、同時にヘッドユニット2には8色以上のインクカートリッジが搭載されることもある。これにより、ヘッドユニット2が大型化し、ヘッドユニット2を加速する際の消費電流が増大する。その為、捺染インクジェットプリンターに本実施の形態を用いることは非常に有効である。
また、例えば、ヘッドユニット2は、有機エレクトロルミネッセンス(OEL)装置や液晶用のカラーフィルターなどを、液滴吐出法により製造するために用いられる工業用インクジェットプリンター(製造装置)に用いられてもよい。工業用インクジェットプリンターは、主に、液晶カラーフィルターや有機エレクトロルミネッセンス装置などの工業製品の製造に用いられ、吐出重量の正確性、生産性向上のための巨大化、完成品の集密性向上のための小型(吐出部の高解像度化)等が求められる。
図14は、工業用インクジェットプリンター(工業用印刷装置)としての液体吐出装置1の一例を示す概略斜視図である。図14に示される液体吐出装置1(工業用インクジェットプリンター)は、基台509と、基台509上に設けられ、エレクトロルミネッセンス装置用の基板5を支持するステージ507と、基台509上でステージ507をY軸方向に駆動するY軸方向駆動モーター503と、ステージ507のY軸方向への移動をガイドするY軸方向ガイド軸505と、ステージ507に支持された基板5上に対して液体材料を吐出するヘッドユニット2と、ヘッドユニット2をX軸方向に駆動するX軸方向駆動モーター502と、ヘッドユニット2のX軸方向への移動をガイドするX軸方向ガイド軸504と、クリーニング機構508と、液体吐出装置1の動作を制御する制御装置510と、を備えている。ステージ507は、基板5を支持するものであって、基板5を基準位置に固定する不図示の固定機構を備えている。Y軸方向ガイド軸505は、基台509に対して動かないように固定されている。Y軸方向駆動モーター503はステッピングモーター等であり、制御装置510からY軸方向の駆動信号が供給されると、ステージ507をY軸方向に移動する。クリーニング機構508は、ヘッドユニット2をクリーニングするものである。クリーニング機構508には、不図示のY軸方向の駆動モーターが備えられている。このY軸方向の駆動モーターの駆動により、クリーニング機構508は、Y軸方向ガイド軸505に沿って移動する。クリーニング機構508の移動も制御装置510により制御される。制御装置510は、ヘッドユニット2に液滴の吐出用の信号を供給する。また、X軸方向駆動モーター502にヘッドユニット2のX軸方向の移動を制御する駆動パルス信号を、Y軸方向駆動モーター503にステージ507のY軸方向の移動を制御する駆動パルス信号を供給する。X軸方向駆動モーター502はステッピングモーター等であり、制御装置510からX軸方向の駆動信号が供給されると、X軸方向ガイド軸504を回転させる。X軸方向ガイド軸504が回転すると、ヘッドユニット2はX軸方向に移動する。ヘッドユニット2のノズルからは、ステージ507に支持されている基板5に対して液体材料の液滴が吐出される。この液体材料は、基板5上に発光層を含む有機層を成膜するための材料を含む。そして、ヘッドユニット2が移動しながら液滴を吐出することにより、エレクトロルミネッセンス装置用の基板5が製造される。
工業用インクジェットプリンターは、吐出重量の正確性、生産性向上のためヘッドユニット2の大型化が進んでいる。巨大化、完成品の集密性向上のための小型(吐出部の高解像度化)等が求められ、ヘッドユニット2に搭載されるノズル数が増加しヘッドユニット2が大型化する。これにより、ヘッドユニット2を加速する際の消費電流が増大する。その為、工業用インクジェットプリンターに本実施の形態を用いることは非常に有効である。
1…液体吐出装置、2…ヘッドユニット、3…移動機構、4…搬送機構、5…基板、10…制御ユニット、20…ヘッド、22…インクカートリッジ、24…キャリッジ、31…キャリッジモーター、32…キャリッジガイド軸、33…タイミングベルト、35…キャリッジモータードライバー、40…プラテン、41…搬送モーター、45…搬送モータードライバー、50−a…駆動回路、50−b…駆動回路、60…圧電素子、70…加速補助機構、71…バネ固定部、72…バネ、73…ヘッドユニット受部、90…リニアエンコーダー、100…制御部、190…フレキシブルケーブル、210…選択制御部、230…選択部、302…トレイ、303…搬送部、502…X軸方向駆動モーター、503…Y軸方向駆動モーター、504…X軸方向ガイド軸、505…Y軸方向ガイド軸、507…ステージ、508…クリーニング機構、509…基台、510…制御装置、600…吐出部、601…圧電体、611…電極、612…電極、621…振動板、631…キャビティー、632…ノズルプレート、641…リザーバー、651…ノズル、661…供給口

Claims (13)

  1. 液体を吐出する吐出部を備えたヘッドと、
    前記ヘッドを搭載するキャリッジと、
    前記キャリッジを移動させる第1動力部と、
    前記キャリッジを移動させる第2動力部と、
    を含み、
    前記キャリッジは、加速状態から定速状態を経て減速状態となる往復動を行い、
    前記第2動力部は、前記加速状態の少なくとも一部において前記キャリッジを移動させる、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第1動力部は、前記キャリッジが少なくとも前記定速状態の際に、前記キャリッジを移動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記第2動力部は、前記キャリッジが前記定速状態の際に、前記キャリッジの移動を行わない、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記ヘッドは、前記定速状態において前記液体を吐出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記第2動力部は、前記キャリッジの待機時に停止する停止位置から離れる方向に移動する際の前記加速状態において、前記キャリッジを移動させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記第2動力部は、前記キャリッジの待機時に停止する停止位置に近づく方向に移動する際の前記加速状態において、前記キャリッジを移動させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記第2動力部は、前記減速状態のエネルギーを回生利用する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記第2動力部は、バネである、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記キャリッジは、前記液体を含むカートリッジが搭載されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 捺染用印刷装置である、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 工業用印刷装置である、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の印刷装置。
  12. 液体を吐出する吐出部を備えたヘッドを搭載したキャリッジが、加速状態から定速状態を経て減速状態となる往復動を行い、
    前記キャリッジが少なくとも前記定速状態であるとき、第1動力部は前記キャリッジを移動し、
    前記キャリッジが前記加速状態の少なくとも一部であるとき、第2動力部は前記キャリッジを移動する
    ことを特徴とする印刷方法。
  13. 液体を吐出することで印刷物を生成する印刷装置、及び印刷制御装置を含む、印刷システムにおいて、
    前記印刷装置は、
    液体を吐出する吐出部を備えたヘッドと、
    前記ヘッドを搭載するキャリッジと、
    前記キャリッジを移動させる第1動力部と、
    前記キャリッジを移動させる第2動力部と、
    を含み、
    前記キャリッジは、加速状態から定速状態を経て減速状態となる往復動を行い、
    前記第2動力部は、前記加速状態の少なくもと一部において前記キャリッジを移動させる、
    ことを特徴とする印刷システム。
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