JP2018051140A - 吸収性物品および吸収性物品の製造方法 - Google Patents

吸収性物品および吸収性物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】迅速に着用させることを可能とした吸収性物品を提供することを目的とする。【解決手段】前身頃10Fおよび後身頃10Rがテープ部材20によって結合されるおむつ10であって、テープ部材20は、後身頃10Rのサイドフラップ11にテープ部材20が設けられ、延出部22と、ファスニング部23とを備え、延出部22に対してファスニング部23が横方向折り返され摘み部25が構成され、さらに、延出部22は、サイドフラップ11の自由端部11Aに沿って横方向内側に折り返されており、後身頃10Rのサイドフラップ11は、つづら折りによって折り畳まれ、摘み部25の先端部がサイドフラップ11の横方向の内側に位置する第1折り目27よりさらに横方向の内側に向けて延出している。【選択図】図9

Description

本発明は、前身頃の胴回り方向の両端部と後身頃の胴回り方向の両端部とをテープ部材で結合する吸収性物品および吸収性物品の製造方法に関する。
吸収性物品としての使い捨ておむつの中には、幼児用や成人用のテープ型のおむつがある。テープ型のおむつは、前身頃と、後身頃と、前身頃と後身頃とを繋ぐ股下部とを備え、後身頃の胴回り方向の両端部に配置されたテープ部材が前身頃に締結される。これにより、テープ型おむつは、着用者の胴回りを覆う胴回り部と、着用者の太股部分を取り囲む一対の脚開口部とが構成される。おむつを使用するときには、折り畳まれているテープ型おむつを展開状態として、後身頃を着用者の臀部の下側に敷き、着用者の股下を通して前身頃を着用者の腹部に位置させる。その後、テープ部材の先端部が前身頃に締結される(特許文献1参照)。
特許第4024782号公報
テープ型のおむつは、着用者に着用させるとき、臀部の下に後身頃を敷く必要があり、この着用作業には、着用者の臀部を持ち上げる作業が含まれる。これに伴い、作業者に対する負担を少なくするためにも、着用者への着用作業は、迅速に行うことができるようにする必要がある。
特に、成人用おむつは、幼児用おむつに比べ大型であり、これに合わせて、成人用おむつのテープ部材は、幼児用おむつのテープ部材と比べても長いものとなる。このため、成人用おむつのテープ部材は、幼児用おむつのテープ部材と比べても多く折り曲げて、畳まれた状態とされる。着用者におむつを着用させる際には、折り畳まれたテープ部材を展開する作業が必要となり、その分、着用者に吸収性物品を着用させるための作業時間も長くなってしまう。
本発明は、着用者に着用させるための作業時間を短縮することを可能とした吸収性物品および吸収性物品の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための吸収性物品は、前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃とを繋ぐ股下部とを備え、前記前身頃および前記後身頃における胴回り構成部の胴回り方向となる横方向の両端部がテープ部材によって結合される吸収性物品であって、前記胴回り構成部における前記横方向の両端部を構成し、前記横方向の先端部を自由端部としたサイドフラップと、前記前身頃および前記後身頃のうちの何れか一方の身頃において、前記自由端部から前記横方向外側に向けて延出する前記テープ部材とを備える。前記テープ部材は、前記自由端部から延出した延出部と、前記延出部の先端部に位置し一方の面をファスニング面としたファスニング部と、前記ファスニング面が前記延出部を向くように前記延出部に対して折り返され仮止めされて構成される摘み部とを備え、前記延出部が前記横方向に対して直交する縦方向に沿ったテープ折り目に沿って、前記横方向内側に折り返されて前記サイドフラップに対して仮止めされている。前記サイドフラップは、前記縦方向に沿った複数の折り目を付けてつづら折りをして、前記延出部を前記自由端部から前記横方向内側に向けて延在させ、かつ、前記摘み部を前記サイドフラップの前記横方向内側に位置する折り目よりさらに前記横方向内側に向けて突出させている。
上記構成によれば、サイドフラップがつづら折りされることによって、摘み部が吸収性物品の肌と接する表面から離間する。したがって、摘み部は、指で摘みやすい状態となる。これにより、サイドフラップおよびテープ部材を展開する作業を行いやすくなり、その分、着用者に吸収性物品を着用させるための作業時間を短縮することができる。
上記吸収性物品において、前記サイドフラップは、前記つづら折りによって、前記縦方向に沿い、前記自由端部に最も近い第1折り目と、前記縦方向に沿い、前記第1折り目よりも前記自由端部から離れた第2折り目と、前記自由端部と前記第1折り目との間に位置する第1折返部と、前記第1折り目と前記第2折り目との間に位置する第2折返部とを備える構成としてもよい。そして、前記第2折返部が前記第2折り目に沿って前記吸収性物品の肌と接する表面の上に重なるように前記横方向の内側に向けて折り返されており、前記第1折返部が前記第1折り目に沿って前記第2折返部の上に重なるように前記横方向の外側に向けて折り返されている構成としてもよい。そして、前記延出部が前記自由端部から前記横方向の内側に向けて延在し、前記摘み部が前記第2折り目より前記横方向の内側に向けて突出されている構成としてもよい。
上記構成によれば、摘み部は、第2折り目より横方向の内側に向けて突出し、かつ、その下に、折り畳まれたサイドフラップの第1折返部と第2折返部とが存在することによって、吸収性物品の肌と接する表面から離間する。したがって、摘み部は、指で摘みやすい状態となる。
上記吸収性物品において、前記延出部は、前記自由端部に沿う根元において、前記サイドフラップに対して仮止めされている構成としてもよい。
上記構成によれば、製造ラインにおいて、サイドフラップに対してテープ部材がばたつくことを抑制でき、これにより、歩留まりを減らしつつ、生産効率を向上することができる。
上記吸収性物品において、前記第2折返部は、前記表面に対して仮止めされていない構成としてもよい。
上記構成によれば、サイドフラップの展開作業を行うときの力が小さくすることができる。
上記吸収性物品において、前記第1折返部は、前記第2折返部に対して仮止めされていない構成としてもよい。
上記構成によれば、サイドフラップの展開作業を行うときの力が小さくすることができる。
上記吸収性物品において、前記前身頃、前記後身頃、および、前記股下部に亘って、前記縦方向に延在する吸収性本体を備え、前記吸収性本体は、吸収体を含み、前記第2折返部には、前記吸収体の前記横方向における両端部が配置され、前記サイドフラップは、前記第2折り目において、前記吸収体を含め折り返されている構成としてもよい。
上記構成によれば、吸収体の横方向を、折り畳むことで、吸収性物品を小さく折り畳むことができる。
上記吸収性物品において、前記摘み部は、他の領域と識別可能な構成としてもよい。
上記構成によれば、摘み部は、他の領域と色や肌触りを変える等して識別可能な構成とすることで、作業者から容易に識別することができる。
上記課題を解決するための吸収性物品の製造方法は、前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃とを繋ぐ股下部とを備え、前記前身頃および前記後身頃における胴回り構成部の胴回り方向となる横方向の両端部がテープ部材によって結合される吸収性物品の製造方法である。ここでの前記吸収性物品は、前記胴回り構成部における前記横方向の両端部を構成し、前記横方向の先端部を自由端部としたサイドフラップと、前記前身頃および前記後身頃のうちの何れか一方の身頃において、前記自由端部から前記横方向外側に向けて延出する前記テープ部材とを備えている。前記テープ部材は、前記自由端部から延出した延出部と、前記延出部の先端部に位置し一方の面をファスニング面としたファスニング部とを備えている。そして、前記製造方法は、前記サイドフラップを構成する部分に前記テープ部材の基端が固定された搬送シートを搬送し、前記テープ部材は、前記ファスニング面が前記延出部を向くように前記ファスニング部が前記延出部に対して折り返され仮止めされて摘み部が構成された状態で固定されており、前記延出部が前記横方向内側に折り返されて前記サイドフラップを構成する部分に対して仮止めされる。前記製造方法は、さらに、前記サイドフラップを構成する部分をつづら折りし、前記延出部を前記自由端部から前記横方向内側に向けて延在させ、前記摘み部の先端部を前記搬送シートの前記横方向内側に位置する折り目よりさらに前記横方向内側に向けて突出させ、前記搬送シートを、1つ分の前記吸収性物品に切断する。
上記構成によれば、一連の工程で、サイドフラップを構成する部分をつづら折りし、摘み部の先端部を搬送シートの横方向内側に位置する折り目よりさらに横方向内側に向けて突出させることができる。これにより、生産効率の向上を図ることができる。
本発明によれば、迅速に着用させることを可能とした吸収性物品を提供することを可能とした。
本発明の吸収性物品を具体化したテープ型使い捨ておむつの斜視図。 テープ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図。 サイドフラップとテープ部材との関係を示す要部分解斜視図。 テープ部材の先端部を拡大した要部斜視図。 サイドフラップからテープ部材に亘る部分が展開された状態を示す要部断面図。 サイドフラップの自由端部で延出部の根元が折り返された状態を示す要部断面図。 サイドフラップを第1折り目と第2折り目で折り返す状態を示す要部断面図。 サイドフラップを第1折り目と第2折り目で折り返し、つづら折りによって折り畳んだ状態を示す要部断面図。 前身頃と後身頃とが展開されたおむつであって、サイドフラップおよびテープ部材が折り畳まれた状態を、トップシートの側から見た平面図。 おむつが三つ折りされた状態を示す斜視図。 (a)は、テープ部材の延出部が横方向内側に折り返されて搬送される搬送シートを示す模式図、(b)は、サイドフラップが折り畳まれる搬送シートを示す模式図。 テープ部材の変形例を示す図であり、(a)は、1つの固定部に対して2つの延出部とファスニング部を設けた変形例を示す要部平面図、(b)は、1つの固定部および延出部に対して2つのファスニング部を設けた変形例を示す要部平面図、(c)は、ミシン目で延出部とファスニング部を複数個に分断する変形例を示す要部平面図。
〔テープ型使い捨ておむつの説明〕
図1ないし図12を参照して、本発明における吸収性物品を具体化した一実施形態におけるテープ型使い捨ておむつについて説明する。
図1に示すように、テープ型使い捨ておむつ10(以下、単に「おむつ10」という。)は、一例として、成人用おむつである。おむつ10は、人体の腹部形状に追従する形状を有する前身頃10Fと、人体の背部形状に追従する形状を有する後身頃10Rと、前身頃10Fおよび後身頃10Rを繋ぐ股下部10Cとを備えている。
前身頃10Fにおいて股下部10Cと反対側は、人体の胴回りの部分を取り囲む胴回り部10Wを構成し、上端に、胴回り開口部10Aを備えている。また、前身頃10Fにおける左右両端部、後身頃10Rにおける左右両端部、および、股下部10Cにおける左右両端部とは、人体の太股部分を取り囲む形状を有した左右一対の脚周り開口部10Lを構成している。前身頃10Fの腹側胴回りを囲む部分は、胴回り部10Wを構成する前胴回り構成部12Fであり、後身頃10Rの背側胴回りを囲む部分は、胴回り部10Wを構成する後胴回り構成部12Rである。前胴回り構成部12Fおよび後胴回り構成部12Rの胴回り方向となる横方向の両端部は、サイドフラップ11を備えており、後身頃10Rのサイドフラップ11には、後身頃10Rと前身頃10Fを連結するテープ部材20を備えている。おむつ10は、成人用であり、着用者の胴回り寸法には、乳幼児に比べて幅がある。サイドフラップ11は、胴回り寸法や脚回り寸法の標準的大きさの着用者だけでなく、胴回り寸法が標準より大きい着用者、および、胴回り寸法が標準より小さい着用者、ならびに、脚回り寸法が標準より大きい着用者、および、脚回り寸法が標準より小さい着用者にも対応できるようにするための調整代となる。
図2は、テープ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図である。おむつ10において、吸収性本体50は、液不透過性を有したバックシート13と、吸収体14と、液透過性を有したトップシート15とを備えている。バックシート13、吸収体14およびトップシート15の構造体は、前身頃10F、股下部10C、および、後身頃10Rに跨る帯状の吸収性本体50として取り扱われ、さらにカバーシート16やサイドシート17が接合される。おむつ10において、トップシート15は、着用者の皮膚と接する内側に配置され、バックシート13は、外側に配置され、外側から、バックシート13、吸収体14、トップシート15の順に重なっている。さらに、バックシート13の外側には、手触り感を向上させるために、不織布で構成されたカバーシート16を配置されている。
吸収体14を形成する材料は、例えば、フラップパルプ、高吸収性ポリマー(SAP:Superabsorbent polymer)、親水性シートなどの吸収性材料である。そして、吸収体14は、一例として、親水性シートで構成されるコアラップによって包まれ、バックシート13とトップシート15との間に配置される。吸収体14の股下部10Cに相当する部分は、両側に脚部の逃げとなる切欠部14Aが設けられている。したがって、吸収体14は、股下部10Cに相当する部分よりも前胴回り構成部12Fや後胴回り構成部12Rに相当する部分が横方向に広がっており、前胴回り構成部12Fや後胴回り構成部12Rに相当する部分では、サイドフラップ11の一部となっている。また、カバーシート16の前身頃10Fの部分は、テープ部材20のファスニング部が締結される被ファスニング領域18とされる(図1参照)。被ファスニング領域18は、フックと係合可能な不織布や織布やループ材などで構成されている。
吸収性本体50には、前後方向に沿う両端部に立体ギャザーが配置されている。立体ギャザーは、トップシート15に前後方向に沿う両端部に配置されたサイドシート17と、サイドシート17の縦方向に沿って配置された弾性部材14Eとを備えている。立体ギャザーは、弾性部材14Eが収縮した際に、サイドシート17が着用者の皮膚当接方向に向かって立ち上がり、脚回り開口部10Lの周囲に位置する。
サイドフラップ11は、胴回り部分に位置するカバーシート16とサイドシート17とが重ね合わされることにより構成されている。また、サイドフラップ11の部分には、バックシート13の一部、トップシート15の一部、および、吸収体14の横方向における両端部も一部含まれている。なお、左右一対の脚周り開口部10Lを構成する部分にも、弾性部材14Lが配置されている。
バックシート13は、吸収体14より若干大きく形成されている。バックシート13は、例えば、液不透過性を有したポリエチレン樹脂製のフィルムで形成されている。バックシート13は、通気性を確保するため、微細孔が多数形成されている。
トップシート15は、肌と接するシートであり、肌に対して低刺激性の材料で形成されている。例えば、トップシート15は、織布、不織布、多孔性フィルムなどで形成されている。また、トップシート15には、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維であって親水化処理が施された繊維から構成される不織布が用いられることが好ましい。また、カバーシート16やサイドシート17にあっても、例えばトップシート15と同様な材料で形成されている。
図3に示すように、後身頃10Rにおける左右両端部に位置するサイドフラップ11は、その横方向の先端部に縦方向に直線状に延びる自由端部11Aが構成されている(図4参照)。各自由端部11Aからは、外側に延出してテープ部材20が配設されている。テープ部材20は、基端部に構成される固定部21と、固定部21に連続して設けられる延出部22と、延出部22の先端部に設けられるファスニング部23とを備えている。
固定部21は、ホットメルト接着剤などの接着手段によって、サイドフラップ11を構成するカバーシート16の内面とサイドシート17の内面とに挟持された状態で固定される。
延出部22は、固定部21とファスニング部23との間の部分であり、自由端部11Aより横方向に延出した部分である。ここでは、延出部22の幅は、固定部21の幅と同じに設定されている。
図4に示すように、ファスニング部23は、延出部22の先端部に備えており、ここでは、延出部22より幅狭に形成されている。ファスニング部23の一方の面は、多数のフックが設けられたファスニング面23Aである。ファスニング面23Aは、長さ方向における先端部と延出部22との境界部が、フックが設けられていない非ファスニング領域23Bとなっており、非ファスニング領域23Bの間が多数のフックが設けられたファスニング領域23Cとなっている。特に、ファスニング面23Aの先端側に位置する非ファスニング領域23Bは、延出部22に対して非接着となり、かつ、自由端部を構成するので、当該箇所を摘みやすくすることができる。また、延出部22およびファスニング部23において、他方の面(外面)は、ファスニング領域23Cが締結可能なテープ状の被ファスニング領域23Dとして構成されている。被ファスニング領域23Dもまた、フックと係合可能な不織布や織布やループ材などで構成されている。
図3に示すように、延出部22とファスニング部23との境界部は、ファスニング部23を延出部22に重ねるように折り曲げるファスニング用折り目24である。ファスニング部23は、ファスニング面23Aが延出部22を向くようにファスニング用折り目24に沿って横方向の内側に向かって折り曲げられ、延出部22に対してフックが係合することで剥離可能に仮止めされる。これにより、ファスニング部23は、延出部22に対して折り曲げられた状態で仮止めされ、折曲部分に摘み部25が構成される。ここでの仮止めには、さらに接着剤を塗布してもよい。また、延出部22が、フックが締結不能な材料で形成されているときには、接着剤などを使用して仮止めされる。延出部22の長さは、ファスニング部23の長さより長く、ファスニング部23が延出部22に折り返され仮止めされたとき、ファスニング部23の先端部がサイドフラップ11の自由端部11Aと重ならないように設定されている。
次に、以上のように構成されたおむつ10の製造方法について説明する。図5はサイドフラップ11からテープ部材20に亘る部分を示す。以上のように構成されたテープ部材20は、ファスニング部23が延出部22に対して折り返され仮止めされた状態で製造ラインに部品供給される。そして、テープ部材20は、固定部21をカバーシート16とサイドシート17の間に挟み込んで接着剤などの接着手段によってサイドフラップ11に固定される。
図6は、サイドフラップ11の自由端部11Aの部分で延出部22の根元が折り返された状態を示す。すなわち、テープ部材20は、延出部22の根元がサイドフラップ11の自由端部11Aに沿うように折り返される。すなわち、延出部22は、固定部21と延出部22との境界部分において、テープ折り目26を付けて横方向内側に折り返される。テープ折り目26は、自由端部11Aを目印などに利用して延出部22の根元に付けられる。これにより、摘み部25となる部分であって延出部22に対して折り返されたファスニング部23は、サイドフラップ11の内面(トップシート15およびサイドシート17側の面)の上に重ねられる。摘み部25は、テープ部材20やカバーシート16やサイドシート17やトップシート15などの他の領域と異なる色となるように着色されることで、作業者から見て目立つようにすることができる。延出部22の自由端部11Aに沿う根元には、ホットメルト接着剤などの接着剤31が塗布されて自由端部11Aに近い第1折返部29に対して剥離可能に仮止めされる。これにより、延出部22は、サイドフラップ11に対して使用者がテープ部材20を展開するまではサイドフラップ11に対して接着された状態が継続される。
ところで、サイドフラップ11は、自由端部11Aに近い側から横方向に対して直交する縦方向に沿った第1折り目27と第2折り目28とが付けられ折り畳まれる。自由端部11Aと第1折り目27との間は第1折返部29となり、第1折返部29の自由端部11Aに沿う位置は延出部22が仮止めされる位置である。第1折り目27と第2折り目28との間は、第2折返部30となる(図5参照)。図7は、サイドフラップ11を第1折り目27と第2折り目28で折り返し逆Z字形状に折り畳む途中の状態を示している。
第2折返部30は、自由端部11Aから第1折り目27より離れた第2折り目28を付けて、肌と接する表面となるトップシート15またはサイドシート17の上に重なるように横方向内側に向けて折り返される。また、第1折返部29は、第1折り目27を付けて、第2折返部30の上に重なるように横方向外側に向けて折り返される。第2折返部30は、下側に隣接するトップシート15またはサイドシート17に対して仮止めされておらず、第1折返部29も、下側に隣接する第2折返部30に対して仮止めされておらず、サイドフラップ11を展開する際の負荷とならないようにしている。一例として、図7では、第2折り目28の位置を、サイドフラップ11において、吸収体14が存在する領域に設定している。一例として、両側のサイドフラップ11に設けられる第2折り目28の位置は、吸収体14における切欠部14Aの最深部を縦方向に延長した線の位置とほぼ同じである(図5中28´参照)。
図8は、サイドフラップ11を第1折り目27と第2折り目28で折り返し逆Z字状に折り畳んだ状態を示している。サイドフラップ11が以上のようなつづら折りによって完全に折り畳まれた状態では、延出部22が自由端部11Aから横方向内側に向けて延在し、摘み部25の先端部が横方向内側に位置する第1折り目27より横方向の内側に向けて延出している。これにより、摘み部25は、その下に折り畳まれたサイドフラップ11の第1折返部29と第2折返部30とが存在することによって、サイドシート17から若干離間し、指で摘みやすい状態となる。
なお、横方向の反対側に配置されるサイドフラップ11は、Z字形状に折り畳まれることになる。
図9は、サイドフラップ11およびテープ部材20が折り畳まれた状態であって、前身頃10Fと後身頃10Rとが股下部10Cに対して展開されたおむつ10を、トップシート15の側から見た平面図である。おむつ10は、さらに折り畳まれた状態で重ねられた状態で可撓性を有する収納袋に収納される。この場合、前身頃10Fと股下部10Cとの境界を前折れ目32とし、股下部10Cと後身頃10Rとの境界を後折れ目33として折り畳まれる。図10に、おむつ10が三つ折りされた状態を示す。なお、おむつ10は、縦方向に二つ折りや四つ折りであってもよい。
おむつ10を使用するときには、図10に示す三つ折りの状態から図9に示す股下部10Cに対して前身頃10Fと後身頃10Rとを開いた状態とされる。そして、着用者の臀部を持ち上げ、トップシート15を上側にして、後身頃10Rを臀部の下側に敷き、着用者の股下に股下部10Cをあてがい、前身頃を着用者の腹部に位置させる。その後、テープ部材20が展開され、ファスニング面23Aのファスニング領域23Cが前身頃10Fの被ファスニング領域18やテープ状の被ファスニング領域23Dに締結され、前身頃10Fと後身頃10Rとが結合される。
サイドフラップ11およびテープ部材20を展開するには、摘み部25を指などで摘んで、横方向外側に向かって引っ張る。すると、サイドフラップ11は、トップシート15またはサイドシート17から第2折返部30が離れ、第1折返部29が第2折返部30から離れるようにして展開される。さらに、テープ部材20は、摘み部25が第1折返部29から離れ、摘み部25は、横方向外側を向いた状態になる。ここで、摘み部25は、テープ部材20やカバーシート16やサイドシート17やトップシート15などの他の領域と異なる色に着色されているので、指で摘む際に容易に識別できる。この間、ファスニング部23のファスニング面23Aは、延出部22に仮止めされているので、多数のフックで粗面となっているファスニング領域23Cを含むファスニング面23Aが着用者の肌に触れることはない。そして、最後に、ファスニング部23が延出部22から剥がされ、ファスニング領域23Cは、前身頃10Fのカバーシート16で構成された外装面に構成された被ファスニング領域18に締結される。テープ部材20は、横方向左右両端部に位置するサイドフラップ11にそれぞれ縦方向に2つ並んで設けられている。1つのテープ部材20のファスニング面23Aは、前身頃10Fの被ファスニング領域18だけでなく、他のテープ部材20のファスニング部23に設けられたテープ状の被ファスニング領域23Dにも締結することができる(図1参照)。
以上、上記おむつ10によれば以下に列挙する作用効果を得ることができる。
(1)サイドフラップ11が完全に折り畳まれた状態では、延出部22が自由端部11Aから横方向の内側に向けて延在し、摘み部25の先端部が横方向内側に位置する第1折り目27より横方向の内側に向けて延出している。これにより、摘み部25は、その下に折り畳まれたサイドフラップ11の第1折返部29と第2折返部30とが存在することによって、サイドシート17から離間し、指で摘みやすくなり、サイドフラップ11およびテープ部材20を展開する作業時間を短縮することができる。
(2)おむつ10は、摘み部25を横方向外側に向かって引っ張る動作だけでサイドフラップ11およびテープ部材20を展開することができ、サイドフラップ11およびテープ部材20を展開する工数を減らすことができる。摘み部25は、他の領域と異なる色となるように着色されることで、作業者から見て目立つようにすることができる。
(3)サイドフラップ11およびテープ部材20を展開する間、ファスニング部23のファスニング面23Aは、延出部22に仮止めされているので、ファスニング面23Aが着用者の肌に触れることを抑制することができる。
(4)延出部22の自由端部11Aに沿う根元は、ホットメルト接着剤などが塗布されて自由端部11Aに対して仮止めされている。したがって、製造途中において、サイドフラップ11を折り畳む際に、サイドフラップ11に対してテープ部材20がばたつくことを抑制でき、これにより、生産効率を向上することができる。
(5)第2折返部30は、下側に隣接するトップシート15またはサイドシート17に対して仮止めされておらず、第1折返部29も、下側に隣接する第2折返部30に対して仮止めされていない。したがって、サイドフラップ11の展開作業を行うときの力が小さくて済む。
(6)おむつ10の横方向を、吸収体14が介在した第2折り目28に沿って折り畳むことで、吸収性物品を小さく折り畳むことができる。
〔テープ型使い捨ておむつの製造方法の説明〕
次に、以上のようなおむつ10の製造方法について説明する。
図11(a)に示すように、製造ラインには、搬送シート40が矢印D方向に搬送される。搬送シート40は、吸収体14をバックシート13とトップシート15とで挟み込んだ吸収性本体50を、カバーシート16の連続体とサイドシート17の連続体とで挟み込んで構成された構造体である。吸収性本体50は、長手方向を搬送方向である矢印D方向にして、カバーシート16の連続体とサイドシート17の連続体との間に配置されている。また、バックシート13は、カバーシート16の連続体側に位置され、カバーシート16の連続体は、バックシート13の全体を覆うように配置される。トップシート15は、サイドシート17と接するように位置され、サイドシート17の連続体は、吸収性本体50の長手方向に沿った両側縁部に配置される。カバーシート16の連続体とサイドシート17の連続体の搬送方向と平行な両側縁部は、サイドフラップ11を構成するサイドフラップ部分41となる。サイドフラップ部分41において、カバーシート16の連続体とサイドシート17の連続体とは、間にテープ部材20が配置された状態で、ホットメルト接着剤などの接着手段によって接着される。具体的に、テープ部材20は、ファスニング部23が延出部22に折り返され仮止めされた状態で固定部21がカバーシート16の連続体とサイドシート17の連続体との間に挟み込まれ固定されている(図5参照)。
以上のように構成された搬送シート40は、矢印D方向に搬送され、テープ部材20の延出部22が、固定部21と延出部22との境界部分において、テープ折り目26を付けて横方向内側に折り返される(図6参照)。そして、延出部22の自由端部11Aに沿う根元は、ホットメルト接着剤などが塗布されて自由端部11Aに対して仮止めされる。そして、搬送シート40は、サイドフラップ部分41とテープ部材20とが折り畳まれる。
このような搬送シート40を搬送する製造装置は、搬送シート40における一方の側縁部を含むサイドフラップ部分41をZ字形状に折り畳み、他方の側縁部を含むサイドフラップ部分41を逆Z字形状に折り畳む折り畳み機構を備えている。図11(b)に示すように、折り畳み機構は、搬送シート40のサイドフラップ部分41を起き上がらせるローラ42と、サイドフラップ部分41を折り畳むガイドをするガイド板43とを備えている。ガイド板43は、ローラ42の下流側であって、各サイドフラップ部分41に対応して搬送方向に平行な方向に延びるように配置される。そして、ガイド板43は、起き上がったサイドフラップ部分41の高さ方向中程に当接し、上述した第1折り目27に相当する折り目を設ける。これにより、起き上がったサイドフラップ部分41は、つづら折りされることで、Z字形状または逆Z字形状となる。
この後、起き上がったサイドフラップ部分41は、一対のローラによって挟まれることによって、第1折り目27と第2折り目28に対応する折り目が設けられることになる。これにより、延出部22を自由端部11Aから横方向の内側に向けて延在させ、摘み部25の先端部をサイドフラップ部分41の横方向の内側に位置する折り目よりさらに横方向内側に向けて突出させることができる。この後、搬送シート40は、カッタなどの切断手段によって、切断線44で切断され、1つ分のおむつに切断される。そして、おむつ10は、股下部10Cに対して前身頃10Fと後身頃10Rとを重ねた三つ折りされた状態にされ、その後、積層されて可撓性を有する収納袋に収納される。
以上、上記おむつ10の製造方法によれば以下に列挙する作用効果を得ることができる。
(7)搬送シート40の走行路にローラ42を配置することで、搬送シート40の走行方向に対して直交する横方向における中央部を押圧し、その両側のサイドフラップ部分41を起き上がらせ、連続して、ガイド板43によって、折り目を設けることができる。これにより、一連の工程で、サイドフラップ部分をつづら折りし、摘み部25の先端部をサイドフラップ部分41の横方向の内側に位置する折り目よりさらに横方向内側に向けて突出させることができる。このような製造工程によって、生産効率の向上を図ることができる。
なお、上記実施形態は以下のように適宜変更して実施することもできる。
・図7では、第2折り目28の位置を、サイドフラップ11において、吸収体14が存在する領域に設定しているが、吸収体14の側縁に沿う位置、すなわち吸収体14を折らなくて済む位置(図5中28´の位置)に設定してもよい。
・第2折返部30は、下側に隣接するトップシート15またはサイドシート17に対するズレを予防するのであれば、ホットメルト接着剤などの接着剤によって、トップシート15またはサイドシート17に対して仮止めしてもよい。
・第1折返部29は、下側に隣接する第2折返部30に対するズレを予防するのであれば、第2折返部30に対して仮止めしてもよい。
・サイドフラップ11に対してテープ部材20の折り畳み位置の多少のズレが問題とならないのであれば、延出部22の自由端部11Aに沿う根元は、サイドフラップ11の自由端部11Aに対して仮止めされていなくてもよい。また、延出部22は、全体をサイドフラップ11に接着して仮止めしてもよい。
・サイドフラップ11におけるつづら折りの折の回数は、延出部22を自由端部11Aから横方向の内側に向けて延在させ、かつ、摘み部25の先端部がサイドフラップ11の横方向の内側に位置する第1折り目27よりさらに内側に向けて突出させることができる回数であれば特に限定されるものではない。
・テープ部材20は、後身頃10Rのサイドフラップ11ではなく、前身頃10Fのサイドフラップ11に固定するようにしてもよい。この場合、ファスニング面23Aが締結される被ファスニング領域18は、後身頃10Rのカバーシート16に設けられることになる。
・テープ部材20の固定部21は、カバーシート16とサイドシート17とで挟むのではなく、カバーシート16の外側の外装面に接着剤などの接着手段で固定してもよいし、サイドシート17のトップシート15と同じ側の面に接着剤などの接着手段で固定してもよい。
・サイドフラップ11は、カバーシート16とサイドシート17を重ねた構成に限定されるものではない。例えば、帯形状を有する吸収体14の縦方向の両端部に、吸収体14の横方向を長手方向とした外装体を接着して、一方の外装体で前身頃を構成し他方の外装体で後身頃を構成してもよい。この場合、外装体の横方向の両端部がサイドフラップとなり、外装体を構成する2枚のシートでテープ部材20の固定部21を挟んで固定することになる。
・テープ部材20の構成は、上述の例に限定されるものではない。例えば、図12(a)に示すように、固定部21を1つにし、1つの固定部から複数、例えば2つの延出部22とファスニング部23を設けるようにしてもよい。また、図12(b)に示すように、固定部21と延出部22を1つにし、延出部22から複数、例えば2つのファスニング部23を設けるようにしてもよい。
さらに、図12(c)に示すように、サイドフラップ11の自由端部11Aに対して突出するように複数分、例えば2つ分の延出部22とファスニング部23を設け、自由端部11Aに対して垂直な方向に延びるミシン目45を設け、使用時に、ミシン目45に沿って延出部22とファスニング部23を2つに分けるようにしてもよい。例えば、3つの延出部22とファスニング部23を設ける場合は、自由端部11Aに対して垂直な方向に延びる2本のミシン目45を設けることになる。
・自由端部11Aと延出部22の根本に位置するテープ折り目26は、自由端部11Aに沿っていなくてもよい。例えば、テープ折り目26は、自由端部11Aから離れていてもよい。
・ファスニング領域23Cは、メカニカルな多数のフックを設けるのではなく、粘着テープを設けた粘着部としてもよい。この場合、テープ状の被ファスニング領域23Dや被ファスニング領域18は、粘着テープが貼り付け可能な材料で形成される。
・摘み部25は、テープ部材20やカバーシート16やサイドシート17やトップシート15などの他の領域と同色でもよいが、異なる色とすることで、作業者から見て目立つようにすることができる。
・また、摘み部25は、テープ部材20やカバーシート16やサイドシート17やトップシート15などの他の領域と異なる色にその全体を着色する場合に限らず、図8の状態において、第1折り目27よりも横方向の内側に向けて延出する部分が他の領域と異なる色に着色してもよい。これによれば、サイドフラップ11を展開する際に指でつまむ際に容易に摘み部25を識別できる。
・また、摘み部25は、テープ部材20やカバーシート16やサイドシート17やトップシート15などの他の領域に対し、異なる色に着色する場合に限らず、肌触りを変える等して識別可能な構成としてもよい。
・おむつ10としては、乳幼児用おむつであってもよい。また、ペット用おむつであってもよい。
10…テープ型使い捨ておむつ、10A…胴回り開口部、10C…股下部、10F…前身頃、10L…脚周り開口部、10R…後身頃、10W…胴回り部、11…サイドフラップ、11A…自由端部、12F…前胴回り構成部、12R…後胴回り構成部、13…バックシート、14…吸収体、14A…切欠部、14E…弾性部材、14L…弾性部材、15…トップシート、16…カバーシート、17…サイドシート、18…被ファスニング領域、20…テープ部材、21…固定部、22…延出部、23…ファスニング部、23A…ファスニング面、23B…非ファスニング領域、23C…ファスニング領域、23D…テープ状の被ファスニング領域、24…ファスニング用折り目、25…摘み部、26…テープ折り目、27…第1折り目、28…第2折り目、29…第1折返部、30…第2折返部、31…接着剤、32…前折れ目、33…後折れ目、40…搬送シート、41…サイドフラップ部分、42…ローラ、43…ガイド板、44…切断線、45…ミシン目、50…吸収性本体。

Claims (8)

  1. 前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃とを繋ぐ股下部とを備え、前記前身頃および前記後身頃における胴回り構成部の胴回り方向となる横方向の両端部がテープ部材によって結合される吸収性物品であって、
    前記胴回り構成部における前記横方向の両端部を構成し、前記横方向の先端部を自由端部としたサイドフラップと、前記前身頃および前記後身頃のうちの何れか一方の身頃において、前記自由端部から前記横方向外側に向けて延出する前記テープ部材とを備え、
    前記テープ部材は、前記自由端部から延出した延出部と、前記延出部の先端部に位置し一方の面をファスニング面としたファスニング部と、前記ファスニング面が前記延出部を向くように前記延出部に対して折り返され仮止めされて構成される摘み部とを備え、
    前記延出部が前記横方向に対して直交する縦方向に沿ったテープ折り目に沿って、前記横方向内側に折り返されて前記サイドフラップに対して仮止めされており、
    前記サイドフラップは、前記縦方向に沿った複数の折り目を付けてつづら折りをして、前記延出部を前記自由端部から前記横方向内側に向けて延在させ、かつ、前記摘み部を前記サイドフラップの前記横方向内側に位置する折り目よりさらに前記横方向内側に向けて突出させた吸収性物品。
  2. 前記サイドフラップは、前記つづら折りによって、
    前記縦方向に沿い、前記自由端部に最も近い第1折り目と、
    前記縦方向に沿い、前記第1折り目よりも前記自由端部から離れた第2折り目と、
    前記自由端部と前記第1折り目との間に位置する第1折返部と、
    前記第1折り目と前記第2折り目との間に位置する第2折返部とを備え、
    前記第2折返部が前記第2折り目に沿って前記吸収性物品の肌と接する表面の上に重なるように前記横方向の内側に向けて折り返されており、
    前記第1折返部が前記第1折り目に沿って前記第2折返部の上に重なるように前記横方向の外側に向けて折り返されており、
    前記延出部が前記自由端部から前記横方向の内側に向けて延在し、前記摘み部が前記第2折り目より前記横方向の内側に向けて突出されている
    請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記延出部は、前記自由端部に沿う根元において、前記サイドフラップに対して仮止めされている
    請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記第2折返部は、前記表面に対して仮止めされていない
    請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 前記第1折返部は、前記第2折返部に対して仮止めされていない
    請求項3または4に記載の吸収性物品。
  6. 前記前身頃、前記後身頃、および、前記股下部に亘って、前記縦方向に延在する吸収性本体を備え、
    前記吸収性本体は、吸収体を含み、
    前記第2折返部には、前記吸収体の前記横方向における両端部が配置され、
    前記サイドフラップは、前記第2折り目において、前記吸収体を含め折り返されている
    請求項2ないし5のうち何れか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記摘み部は、他の領域と識別可能な構成とされている
    請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃とを繋ぐ股下部とを備え、前記前身頃および前記後身頃における胴回り構成部の胴回り方向となる横方向の両端部がテープ部材によって結合される吸収性物品の製造方法であって、
    前記吸収性物品は、前記胴回り構成部における前記横方向の両端部を構成し、前記横方向の先端部を自由端部としたサイドフラップと、
    前記前身頃および前記後身頃のうちの何れか一方の身頃において、前記自由端部から前記横方向外側に向けて延出する前記テープ部材とを備えており、
    前記テープ部材は、前記自由端部から延出した延出部と、前記延出部の先端部に位置し一方の面をファスニング面としたファスニング部とを備え、
    前記製造方法は、
    前記サイドフラップを構成する部分に前記テープ部材の基端が固定された搬送シートを搬送し、前記テープ部材は、前記ファスニング面が前記延出部を向くように前記ファスニング部が前記延出部に対して折り返され仮止めされて摘み部が構成された状態で固定されており、
    前記延出部が前記横方向内側に折り返されて前記サイドフラップを構成する部分に対して仮止めされ、
    前記製造方法は、さらに、前記サイドフラップを構成する部分をつづら折りし、
    前記延出部を前記自由端部から前記横方向内側に向けて延在させ、前記摘み部の先端部を前記搬送シートの前記横方向内側に位置する折り目よりさらに前記横方向内側に向けて突出させ、
    前記搬送シートを、1つ分の前記吸収性物品に切断する
    吸収性物品の製造方法。
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