JP2018051011A - マッサージ機およびそれを備えた遠隔診断システム - Google Patents

マッサージ機およびそれを備えた遠隔診断システム Download PDF

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Abstract

【課題】聴診に適した位置から身体音を取得することができるようになるマッサージ機を提供する。【解決手段】マッサージ機1は、背部聴診ユニット18と、背部聴診ユニット18を制御するための制御部とを含む。背部聴診ユニット18は、被施療者の背中側から被施療者の身体音を検出するための背部電子聴診器81と、背もたれ部12に支持され、背部電子聴診器81を、背もたれ部12の横方向である左右方向、背もたれ部12の縦方向である上下方向および背もたれ部12の厚さ方向である前後方向に移動させるための移動機構とを含む。【選択図】図4

Description

この発明は、椅子型マッサージ機等のマッサージ機およびそれを備えた遠隔診断システムに関する。
特許文献1には、被検者側構成部と、被検者側構成部に通信網を介して接続された検査者側構成部とを備えた遠隔診断装置が開示されている。被検者側構成部には、電気音響変換器群を備えている。電気音響変換器群は、マトリクス状に配置された複数の電気音響変換器からなる。電気音響変換器は、被検者の生体内から自発的に放射される聴音信号を検知する。被検者側構成部は、例えば、検査者側構成部からの指令に基づいて複数の電気音響変換器から所定の電気音響変換器を選択し、選択された電気音響変換器によって検知される聴音信号を取得して、検査者側構成部に送信する。
特開平9−238938号公報
特許文献1に記載の被検者側構成部では、被検者の背中から聴音信号を検知するための検知位置が、電気音響変換器が配置されている位置に限定される。このため、聴診に適した位置から聴音信号を取得することが困難である。また、聴音信号の検知位置を多くしようとすればするほど、多くの電気音響変換器が必要となるため、コストが高くつく。
この発明の目的は、聴診に適した位置から身体音を取得することができるようになるマッサージ機およびそれを備えた遠隔診断システムを提供することである。
この発明によるマッサージ機は、被施療者の上半身を支えるための背もたれ部を有するマッサージ機において、前記被施療者の背中側から前記被施療者の身体音を検出するための電子聴診器と、前記背もたれ部に支持され、前記電子聴診器を、前記背もたれ部の横方向である左右方向、前記背もたれ部の縦方向である上下方向および前記背もたれ部の厚さ方向である前後方向に移動させるための電子聴診器移動機構と、前記電子聴診器移動機構を制御する制御手段とを含む。
この構成では、電子聴診器を左右方向、上下方向および前後方向に移動させることができるので、聴診に適した位置から身体音を取得することができるようになる。また、この構成では、電子聴診器をマトリクス状に配置しなくても、ある検出範囲内の任意位置で身体音を検出することができるので、電子聴診器をマトリクス状に配置する場合に比べて、電子聴診器数が少なくて済む。
この発明の一実施形態では、前記電子聴診器移動機構は、前記背もたれ部に対して上下方向に移動可能に支持されたフレームと、前記フレームに左右方向に移動可能に取り付けられた第1移動体と、前記第1移動体に対して前後方向に移動可能に取り付けられ、前記電子聴診器が取り付けられた第2移動体と、前記背もたれ部に対して、前記フレームを上下方向に移動させるための上下移動機構と、前記フレームに対して、前記第1移動体を左右方向に移動させるための左右移動機構と、前記第1移動体に対して、前記第2移動体を前後方向に移動させるための前後移動機構とを含む。
この発明の一実施形態では、前記第2移動体に前記電子聴診器を取り付けるための取付機構を含み、前記取付機構は、前記第2移動体に対して前記電子聴診器を回動可能に連結するための連結機構を含む。
この発明の一実施形態では、前記第2移動体に前記電子聴診器を取り付けるための取付機構を含み、前記取付機構は、前記第2移動体に前後方向移動可能に保持され、かつ前記電子聴診器が前端側に取り付けられた可動体と、前記可動体を前方に向かって付勢する付勢部材とを含む。
この発明の一実施形態では、前記第2移動体に前記電子聴診器を取り付けるための取付機構を含み、前記取付機構は、前記第2移動体に前後方向移動可能に保持された可動体と、前記可動体を前方に向かって付勢する付勢部材と、前記可動体に対して前記電子聴診器を回動可能に連結するための連結機構とを含む。
この発明の一実施形態では、前記電子聴診器移動機構と前記電子聴診器とによって、背部聴診ユニットが構成されており、前記背もたれ部には、上下方向に延びた左右一対のガイドレールが設けられており、前記背部聴診ユニットの前記フレームは、前記一対のガイドレールに上下方向移動可能に取り付けられている。
この発明の一実施形態では、前記背部聴診ユニットよりも下側に配置されるように、前記一対のガイドレールに上下方向移動可能に取り付けられ、揉み玉を使用したマッサージを行うためのマッサージユニットをさらに含む。
この発明による遠隔診断システムは、この発明によるマッサージ機と、前記マッサージ機とネットワークを介して接続された診断医側システムとを含む。
図1は、この発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機を利用した遠隔診断システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、椅子型マッサージ機の外観を示す一部切り欠き斜視図である。 図3は、マッサージユニットの構成を図解的に示す斜視図である。 図4は、背部聴診ユニットの構成を図解的に示す斜視図である。 図5Aは、聴診器ユニットの外観を示す図解的な斜視図である。図5Bは、図5Aからケースおよびブロックを省略した斜視図である。図5Cは、図5Aからブロック以外の部分を省略した斜視図である。 図6は、第2移動体を前後方向に移動させるための前後移動機構および背部電子聴診器を第2移動体に取り付けるための取付機構を説明するための図解図である。 図7Aおよび図7Bは、背部電子聴診器を第2移動体に取り付けるための取付機構を示す断面図であり、図7Aは、常時の状態を示す断面図であり、図7Bは、背部電子聴診器が身体に押し当てられた状態を示す断面図である。 図8は、前記椅子型マッサージ機の電気的構成を示すブロック図である。 図9Aおよび図9Bは、背部電子聴診器を第2移動体に取り付けるための取付機構の他の例を示す断面図であり、図9Aは、常時の状態を示す断面図であり、図9Bは、背部電子聴診器が身体に押し当てられた状態を示す断面図である。 背部電子聴診器が前方に移動した移動距離と背部電子聴診器が身体を押圧する押圧力との関係の一例を示すグラフである。
以下、この発明を椅子型マッサージ機に適用した場合の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機を利用した遠隔診断システムの概略構成を示す模式図である。
遠隔診断システム301は、椅子型マッサージ機1と、椅子型マッサージ機1にインターネット等のネットワーク2を介して接続された診断医側システム3とを備えている。
診断医側システム3は、制御装置4、表示装置5、キーボード6、マウス7、マイク8、スピーカ9等を備えている。表示装置5、キーボード6、マウス7、マイク8、スピーカ9は、制御装置4に接続されている。制御装置4は、コンピュータからなり、ネットワーク2に図示しない通信部を介して接続されている。キーボード6およびマウス7は、医師150が制御装置4に対して指令を入力するためのものである。
図2は、椅子型マッサージ機1の外観を示す一部切り欠き斜視図である。
椅子型マッサージ機1は、座部11と、背もたれ部12と、肘掛部13と、オットマン(脚載部)14と、これらの土台となる基台部10とを含む。
以下の説明において、前後方向、左右方向および上下方向とは、被施療者が椅子型マッサージ機1に通常の姿勢で着座したときに、その被施療者から見た場合の前後方向、左右方向および上下方向をそれぞれいうものとする。なお、前後方向、左右方向および上下方向は、それぞれ、背もたれ部12の厚さ方向、横方向および縦方向と一致する。
座部11は、基台部10上に配置されている。背もたれ部12は、座部11の後部に配置されている。肘掛部13は、座部11の左右両側に配置されている。オットマン14は、座部11の前側に配置されている。背もたれ部12は、背もたれ回動用アクチュエータ15(図8参照)により、座部11に対して、傾動可能に支持されている。また、オットマン14は、オットマン回動用アクチュエータ16(図8参照)により、座部上部近傍に設けられた左右方向に延びる支軸を中心として回動できるようになっている。
背もたれ部12には、マッサージユニット17および背部聴診ユニット18が内蔵されている。マッサージユニット17は、揉み玉41を使用した各種マッサージを行うためのものである。背部聴診ユニット18は、被施療者の背中側に接触させて内部から発生する身体音(心音、肺音等)を検出する背部電子聴診器81を備えている。背もたれ部12には、上下方向に延びる左右一対の断面U形状のガイドレール19,20(図3、図4参照)が設けられており、マッサージユニット17および背部聴診ユニット18はガイドレール19,20に沿って上下方向に移動できるようになっている。マッサージユニット17および背部聴診ユニット18の詳細な構成については、後述する。
座部11、肘掛部13およびオットマン14には、エアバック(図示略)が設けられている。各エアバッグは、収縮時は偏平な形態であり、適宜膨張することで、被施療者に対して押圧の刺激を加える。
一方の肘掛部13には、表示装置21、カメラ22、マイク23、スピーカ24等が取り付けられている。この椅子型マッサージ機1は、さらに、被施療者の胸側に接触させて内部から発生する身体音を検出するための前部電子聴診器25および被施療者が椅子型マッサージ機1を操作するためのリモートコントローラ(リモコン)26(図8参照)を備えている。
図3は、マッサージユニット17の構成を図解的に示す斜視図である。
マッサージユニット17は、ガイドレール19,20に対して昇降自在に取り付けられている。マッサージユニット17は、矩形枠状のメインフレーム31を含む。メインフレーム31には、左右方向に延びたガイド軸32および昇降用駆動軸33が回転自在に取り付けられている。ガイド軸32は、メインフレーム31の上部に配置され、昇降用駆動軸33はメインフレーム31の下部に配置されている。ガイド軸32および昇降用駆動軸33の両端部は、メインフレーム31の両側部から外方に突出している。ガイド軸32の両端部には、ガイドレール19,20によって案内されるガイドローラ34が取り付けられている。昇降用駆動軸33の両端部には、ガイドレール19,20に設けられたラック(図示略)と噛み合うピニオンギヤ35が取り付けられている。メインフレーム31には、昇降用駆動軸33を回転させるための昇降用モータ36が取り付けられている。昇降用モータ36は、昇降用駆動軸33にギヤ機構37を介して連結されている。昇降用モータ36が回転されることによって、マッサージユニット17はガイドレール19,20に沿って昇降される。
マッサージユニット17には、昇降用駆動軸33の回転量を検出することによって、マッサージユニット17の昇降位置(上下方向位置)を検出するための昇降位置センサ38が設けられている。昇降位置センサ38は、昇降用駆動軸33の回転量を検出するためのロータリーエンコーダからなる。
昇降用駆動軸33の長さ中間部には、揺動フレーム39が前後方向に揺動自在に取り付けられている。揺動フレーム39には、左右一対の揉み玉41およびその駆動機構を備えた揉み玉駆動ユニット40が取り付けられている。メインフレーム31には、揺動フレーム(揉み玉駆動ユニット)を前後方向に進退させるための揉み玉駆動ユニット進退機構が設けられている。
揉み玉駆動ユニット進退機構について説明する。メインフレーム31には、ガイド軸32の下側に配置されかつ左右方向に延びた進退軸42が回転自在に取り付けられている。メインフレーム31の一方の側部には、進退軸42を回転させるための進退用モータ43が取り付けられている。進退用モータ43は、ギヤ機構44を介して進退軸42に連結されている。進退軸42の長さ中間部には、左右一対のピニオンギヤ45が取り付けられている。揺動フレーム39の上部には、左右一対のピニオンギヤ45と噛み合う円弧状ラック46がそれぞれ設けられている。進退用モータ43によって進退軸42が回転されると、ピニオンギヤ45が回転し、円弧状ラック46が移動する。これにより、揺動フレーム39が昇降用駆動軸33を中心として揺動する。これにより、揉み玉駆動ユニット40(揉み玉41)が前後方向に進退する。
マッサージユニット17には、進退軸42の回転量を検出することによって、揉み玉駆動ユニット40の前後位置を検出するための前後位置センサ47が設けられている。前後位置センサ47は、進退軸42の回転量を検出するためのロータリーエンコーダからなる。
揉み玉駆動ユニット40は、揉み玉41を前後方向に揺動させることによって叩き動作を行う叩き機構と、揉み玉41を偏心回動させることによって揉み動作を行う揉み機構とを備えている。叩き機構は、駆動装置として叩き用モータ48を含んでいる。揉み機構は、駆動装置としての揉み用モータ49を含んでいる。
図4は、背部聴診ユニットの構成を図解的に示す斜視図である。
背部聴診ユニット18は、マッサージユニット17と同様に、ガイドレール19,20に対して昇降自在に支持されている。背部聴診ユニット18は、マッサージユニット17に対して上側に位置している。
背部聴診ユニット18は、矩形枠状のフレーム61を含む。フレーム61は左右一対の側板61A,61Bと、これらの側板61A,61Bを連結する上下一対のレール61C,61Dとからなる。上側レール61Cは、下方に向かって開放する断面U形状である。下側レール61Dは、上方に向かって開放する断面U形状である。下側レール61Dの内側面には、下側レール61Dに沿って延びたラック62が設けられている。上側レール61Cの内側面にも、上側レール61Cに沿って延びたラック62が設けられている。
下側レール61Dの下面には、下側レール61Dの下方に配されかつ左右方向に延びたガイド軸64が、左右一対の軸受65を介して回転自在に取り付けられている。上側レール61Cの上面には、上側レール61Cの上方に配されかつ左右方向に延びた昇降用駆動軸66が、左右一対の軸受67を介して回転自在に取り付けられている。ガイド軸64および昇降用駆動軸66の両端部は、平面視において、フレーム61の両側板61A,61Bから外方に突出している。ガイド軸64の両端部には、ガイドレール19,20によって案内されるガイドローラ68が取り付けられている。昇降用駆動軸66の両端部には、ガイドレール19,20に設けられたラック(図示略)と噛み合うピニオンギヤ69が取り付けられている。
上側レール61Cの上面には、昇降用駆動軸66を回転させるための昇降用モータ70が取り付け部材71を介して取り付けられている。昇降用モータ70は、昇降用駆動軸66にギヤ72,73を介しして連結されている。昇降用モータ70が回転されることによって、背部聴診ユニット18はガイドレール19,20に沿って昇降される。
図4には図示されていないが、背部聴診ユニット18には、昇降用駆動軸66の回転量を検出することによって、背部聴診ユニット18の昇降位置(上下方向位置)を検出するための昇降位置センサ74(図8参照)が設けられている。昇降位置センサ74は、例えば、昇降用駆動軸66の回転量を検出するためのロータリーエンコーダからなる。
上下一対のレール61C,61Dには、背部電子聴診器81を含む聴診器ユニット80が左右方向に移動可能に取り付けられている。
図5Aは、聴診器ユニット80の外観を示す図解的な斜視図である。図5Bは、図5Aからケースおよびブロックを省略した斜視図である。図5Cは、図5Aからブロック以外の部分を省略した斜視図である。
図4および図5A〜図5Cを参照して、聴診器ユニット80は、第1移動体82と、第1移動体82を左右方向に移動させるための横移動機構と、第1移動体82に前後方向に移動可能に取り付けられた第2移動体83と、第2移動体83を第1移動体82に対して前後方向に移動させるための前後移動機構と、第2移動体83に取付機構を介して取り付けられた背部電子聴診器81とを含む。
第1移動体82は、前後方向から見て左右方向に長い矩形でかつ前後方向に扁平の中空直方体状のケース82Aと、ケース82Aの幅中央部に形成されたブロック82Bとを有している。ブロック82Bは、前後方向から見て矩形状である。横移動機構は、ケース82Aの一側部を上下方向に貫通し、ケース82Aに回転自在に取り付けられたガイド軸85と、ケース82Aの他側部を上下方向に貫通し、ケース82Aに回転自在に取り付けられた横移動用駆動軸86とを含む。ガイド軸85の両端部には、レール61C,61Dによって案内されるガイドローラ87が取り付けられている。横移動用駆動軸86の両端部には、レール61C,61Dに設けられたラック62と噛み合うピニオンギヤ88が取り付けられている。
第1移動体82の後面には、横移動用駆動軸86を回転させるための横移動用モータ89(図5B参照)が取り付けられている。横移動用モータ89は、横移動用駆動軸86にギヤ90,91を介して連結されている。横移動用モータ89が回転されることによって、聴診器ユニット80はレール61C,61Dに沿って横移動される。
図4および図5A〜図5Cには図示されていないが、聴診器ユニット80には、横移動用駆動軸86の回転量を検出することによって、聴診器ユニット80の横位置(左右方向位置)を検出するための横位置センサ92(図8参照)が設けられている。横位置センサ92は、横移動用駆動軸86の回転量を検出するためのロータリーエンコーダからなる。
第2移動体83は、ブロック82Bに前後方向移動可能に取り付けられている。ブロック82Bには、前後方向から見て中央部に、ブロック82Bを前後方向に貫通するボールねじ挿通孔94(図5C参照)が形成されているとともに、その周囲にブロック82Bを前後方向に貫通する複数のガイド孔95が形成されている。
図6は、第2移動体を前後方向に移動させるための前後移動機構および背部電子聴診器を第2移動体に取り付けるための取付機構を説明するための図解図である。図7Aおよび図7Bは、背部電子聴診器を第2移動体に取り付けるための取付機構を示す断面図である。図7Aは、常時の状態を示す断面図であり、図7Bは、背部電子聴診器が身体に押し当てられた状態を示す断面図である。
第2移動体83は、前後一対の円板状部材83A,83Bと、ブロック82Bの複数のガイド孔95を挿通し、かつ両円板状部材83A,83Bを連結する複数の連結棒83Cとを含む。
前後移動機構は、第2移動体83をブロック82Bに対して前後方向に移動させるためのボールねじ96と、ボールねじ96を駆動するための前後移動用モータ97とを含む。ボールねじ96は、ブロック82Bのボールねじ挿通孔94を挿通し、第2移動体83の前後一対の円板状部材83A,83Bに両端が固定されたねじ軸96Aと、ねじ軸96Aにねじ嵌められ、ボールねじ挿通孔94に回転可能にかつ前後移動不能に挿入されたナット96Bと、ねじ軸96Aとナット96Bの間を転動する剛球96Cとからなる。
ナット96Bの後端には、円筒状部材98が一体的に設けられている。円筒状部材98の後端は、ブロック82Bの後面よりも後方に突出している。円筒状部材98の後端部には、外周面に歯を有するギヤ98aが形成されている。前後移動用モータ97は、図示しない取付部材を介して、第1移動体82に取り付けられている。前後移動用モータ97の出力軸にはギヤ99が固定されている。ギヤ99は、ギヤ98aに噛み合っている。
図6には図示されていないが、聴診器ユニット80には、前後移動用モータ97の出力軸の回転量を検出することによって、第2移動体83の前後位置を検出するための前後位置センサ111(図8参照)が設けられている。前後位置センサ111は、前後移動用モータ97の出力軸の回転量を検出するためのロータリーエンコーダからなる。
前後移動用モータ97が回転すると、ギヤ99,98aを介して、ナット96Bが回転する。ナット96Bが回転すると、ねじ軸96Aがブロック82Bに対して前後方向に移動する。これにより、第2移動体83が第1移動体82に対して前後方向に移動する。
背部電子聴診器81は、第2移動体83の前側の円板状部材83Aに、取付機構100を介して取り付けられている。取付機構100は、円板状部材83Aの前面の中央部に取り付けられた円筒状部材101と、円筒状部材101に前後移動可能に取り付けられた聴診器保持部材102と、聴診器保持部材102を前側の円板状部材83Aに対して前方に向かって付勢するコイルばね(弾性部材)103とを含む。
聴診器保持部材102は、円板部102Aと、円板部102Aの後面中央部から後方に延び、円筒状部材101の中空部に挿入された棒状部材102Bとを含む。円筒状部材101の中空部の後側部分の直径は、円筒状部材101の中空部の前側部分の直径よりも大きく形成されており、円筒状部材101の内周面には、中空部の前側部分と後側部分との境界部に段部が形成されている。棒状部材102Bの後端部の直径は、それよりも前側部分の直径よりも大きく形成されている。棒状部材102Bの後端部の直径は、円筒状部材101の中空部の前側部分の直径よりも大きくかつ円筒状部材101の中空部の後側部分の直径よりも小さく形成されている。棒状部材102Bにおける直径の大きな後端部は、円筒状部材101の中空部における直径の大きな後側部分に収容されている。これにより、聴診器保持部材102は、円筒状部材101から抜けないようになっている。
円板状部材83Aの前面には、円筒状部材101の中空部が臨む位置に、凹部112が形成されている。この凹部112内に、棒状部材102Bの後端位置を検出するための位置センサ113が配置されている。位置センサ113としては、マイクロスイッチ、ポテンショメータ等が用いられる。この実施形態では、位置センサ113として、マイクロスイッチが用いられている。
聴診器保持部材102の円板部102Aの後面と第2移動体83の円板状部材83Aとの間に、当該円板状部材83Aに対して聴診器保持部材102を前方に向かって付勢するコイルばね103が配置されている。コイルばね103は、円筒状部材101の外周面に緩く嵌められている。
聴診器保持部材102の円板部102Aの前面にボールジョイント(連結部材)104を介して背部電子聴診器81が取り付けられている。ボールジョイント104は、球状頭部104Aと、円板部102Aの前面に一体的に形成され、球状頭部104Aを回動可能に収納するソケット104Bとからなる。背部電子聴診器81は、球状頭部104Aに取り付けられている。
聴診器保持部材102は、第2移動体83の円板状部材83Aに対してコイルばね103によって前方に向かって付勢されている。このため、聴診器保持部材102は、常時は、図7Aに示されるように、第2移動体83に対して前方位置にある。この状態では、聴診器保持部材102の棒状部材102Bの後端は、位置センサ(マイクロスイッチ)113の作動片に接触していないため、位置センサ113はオフ状態となる。図7Aおよび図7Bにおいて、符号120は、被施療者の身体の背中側を示している。
第2移動体83が第1移動体82(ブロック82B)に対して前方に移動され、背部電子聴診器81が身体120に押圧されると、ボールジョイント104の働きによって、背部電子聴診器81の聴診面が身体120の表面にフィットするように、背部電子聴診器81の聴診面の向きが変わる。
第2移動体83がブロック82Bに対してさらに前方に移動されると、聴診器保持部材102は、コイルばね103の付勢力に抗して第2移動体83に対して後方に移動する。そして、背部電子聴診器81の聴診面の身体120への押圧力が所定値に達すると、聴診器保持部材102の棒状部材102Bの後端が位置センサ113の作動片を押圧し、図7Bに示されるように、位置センサ113がオン状態となる。
図8は、前記椅子型マッサージ機の電気的構成を示すブロック図である。図8においては、説明の便宜上、各エアバッグを駆動するためのエアポンプおよび電磁弁は省略されている。
椅子型マッサージ機1の内部には、椅子型マッサージ機1を制御するための制御部200が内蔵されている。制御部200は、マイクロコンピュータからなり、CPU、メモリ(RAM、ROM、不揮発性メモリ)等を備えている。メモリには、椅子型マッサージ機1を制御するためのプログラム、必要なデータ等が記憶される。
制御部200には、表示装置21、カメラ22、マイク23、スピーカ24、前部電子聴診器25、リモコン26、通信部27、背もたれ回動用アクチュエータ15の駆動回路215およびオットマン回動用アクチュエータ16の駆動回路216が接続されている。通信部27は、ネットワーク2を介して診断医側システム3と通信を行うためのものである。
制御部200には、さらに、マッサージユニット17内の昇降用モータ36、進退用モータ43、叩き用モータ48および揉み用モータ49の駆動回路201,202,203,204ならびにマッサージユニット17内の昇降位置センサ38および前後位置センサ47が接続されている。
制御部200には、さらに、背部聴診ユニット18内の昇降用モータ70、横移動用モータ89および前後移動用モータ97の駆動回路211,212,213、背部聴診ユニット18内の昇降位置センサ74、横位置センサ92、前後位置センサ111および位置センサ113ならびに背部聴診ユニット18内の背部電子聴診器81が接続されている。
椅子型マッサージ機の動作モードには、大きく分けて、マッサージモードと遠隔診断モードとがある。マッサージモードとは、制御部200が、被施療者によるリモコン26操作に基づいて、マッサージユニット17や各エアバッグを制御することによって、被施療者に対して各種のマッサージを行うモードである。遠隔診断モードとは、制御部200が、ネットワーク2を介して診断医側システム3と通信しながら、遠隔診断を行うモードである。遠隔診断モードには、制御部200が背部聴診ユニット18を制御することにより、遠隔診断を行う第1診断モードと、被施療者が前部電子聴診器25を操作することにより、遠隔診断を行う第2診断モードとがある。
マッサージモード、第1遠隔診断モードおよび第2遠隔診断モードの切り替えは、リモコン26を操作することによって行われる。
マッサージモード時においては、背部聴診ユニット18がマッサージユニット17によるマッサージ動作に邪魔にならないように、背部聴診ユニット18は最上位置または最上位置付近の所定の退避位置(以下、「第1退避位置」という。)に保持される。具体的には、第1遠隔診断モードまたは第2遠隔診断モードからマッサージモードに動作モードが切り替えられたときには、制御部200は、背部聴診ユニット18の前後移動用モータ97を制御して、第2移動体83を高速度で最後部位置に移動させた後、昇降用モータ70を制御して、背部聴診ユニット18を第1退避位置に移動させて停止させる。この後、制御部200は、リモコン26からの指令に応じてマッサージユニット17や各エアバッグを制御することにより、被施療者に対してマッサージを行う。
第1遠隔診断モード時においては、被施療者の背中領域を背部聴診ユニット18が上下移動できるように、マッサージユニット17は、最下位置または最下位置付近の所定の退避位置(以下、「第2退避位置」という。)に保持される。具体的には、マッサージモードから第1遠隔診断モードまたは第2遠隔診断モードに動作モードが切り替えられたときには、制御部200は、昇降用モータ36を制御して、マッサージユニット17を第2退避位置に移動させて停止させる。
第1遠隔診断モードでは、制御部200は、カメラ22によって撮像された被施療者の動画像データを、診断医側システム3の制御装置4に送る。カメラ22として、画素ごとにカメラを原点とする3次元情報(以下、「距離情報」という)が得られる3次元距離画像カメラを用いることが好ましい。この実施形態では、距離情報が得られる3次元距離画像カメラが用いられているものとする。したがって、この実施形態では、カメラ22によって撮像された動画像データには、距離情報が含まれている。
また、制御部200は、昇降位置センサ74、横位置センサ92および前後位置センサ111の検出信号に基づいて、椅子型マッサージ機1の所定位置を原点にとった三次元座標系(前後方向、左右方向および上下方向の3軸を有する座標)における背部電子聴診器81の3次元座標位置を特定する。そして、制御部200は、特定した3次元座標位置を表す3次元座標データを、背部電子聴診器81の位置データとして診断医側システム3の制御装置4に送る。
診断医側システム3の制御装置4は、制御部200から送られてきた距離情報付きの動画像データと、背部電子聴診器81の位置データとに基づいて、被施療者の距離情報付きの動画像データに、背部電子聴診器81を表す聴診器画像を合成して、表示装置5に表示する。これにより、医師150は、被施療者に対する背部電子聴診器81の位置を認識することができる。医師150は、表示画像を見ながら、背部電子聴診器81を移動させるべき位置を、例えば、キーボード6またはマウス7によって指定(入力)することができる。また、医師150は、背部電子聴診器81が目標位置に停止しているときに、キーボード6またはマウス7によって、背部電子聴診器81に聴診動作を行わせるための聴診指令を入力することができる。
キーボード6やマウス7によって背部電子聴診器81を移動させるべき位置(以下、「目標位置」という)が指定(入力)されると、制御装置4は、背部電子聴診器81を当該目標位置に移動させるための移動コマンドを生成して、制御部200に送信する。移動コマンドには、目標位置の座標(上下方向および左右方向の座標)が含まれている。
制御部200は、制御装置4からの移動コマンドを受信すると、背部聴診ユニット18の前後移動用モータ97を制御して、第2移動体83を最後部位置に移動させた後、昇降用モータ70および横移動用モータ89を制御して、背部聴診ユニット18を移動コマンドによって指定されている目標位置まで移動させる。
キーボード6またはマウス7によって、聴診指令が制御装置4に入力されたときには、制御装置4は、背部電子聴診器81に聴診動作を行わせるための聴診コマンドを生成して、制御部200に送信する。
制御部200は、制御装置4からの聴診コマンドを受信すると、背部聴診ユニット18の前後移動用モータ97を駆動して、第2移動体83を低速度で前方に移動させる。背部電子聴診器81が、背凭れの布を介して被施療者の背中に接触すると、コイルばね103が圧縮し始める。さらに、第2移動体83が前方に移動し、被施療者に対する背部電子聴診器81の押圧力が所定値に達すると、位置センサ113がオンする。位置センサ113がオンすると、制御部200は、前後移動用モータ89の駆動を停止する。この状態において、制御部200は、背部電子聴診器81によって検出される身体音信号を取得し、取得した身体音信号に所定の信号処理(増幅、AD変換、フィルタリング処理等)を行うことにより、身体音データを生成する。そして、制御部200は、生成した身体音データを診断医側システム3の制御装置4に送信する。制御装置4は、制御部200から送られてきた身体音データをメモリに記憶するとともに、スピーカ9から出力する。医師150は、スピーカ9から出力される身体音に基づいて、診断を行う。この際、医師150と被施療者とは、マイク8,23とスピーカ9,24を通じて会話することもできる。
第1遠隔診断モードでは、以上のような動作が繰り返し行われる。これにより、背部電子聴診器81を用いた遠隔診断を行うことができる。
第2診断モードでは、例えば、診断医側システム3からの医師150の音声指示にしたがって、被施療者が前部電子聴診器25を手動で操作する。前部電子聴診器25によって検出された身体音信号が制御部200によって取得され、所定の信号処理が施された後、制御部200から身体音データとして診断医側システム3に送られる。このような動作が繰り返して行われる。これにより、前部電子聴診器25を用いた遠隔診断を行うことができる。
前記実施形態では、背部電子聴診器81を左右方向、上下方向および前後方向に移動させることができるので、聴診に適した位置から身体音を取得することができるようになる。また、前記実施形態では、背部電子聴診器81をマトリクス状に配置しなくても、ある検出範囲内の任意位置で身体音を検出することができるので、背部電子聴診器81をマトリクス状に配置する場合に比べて、背部電子聴診器数が少なくて済む。また、前記実施形態では、背部電子聴診器81や前部電子聴診器25を用いた遠隔診断を行うことができる。背部電子聴診器81を用いた遠隔診断を行う際には、診断医側システム3からの医師150の操作によって、背部電子聴診器81を任意位置に自動的に移動させることができるので、被施療者に背部電子聴診器81を操作させることになく、聴診を行うことができる。
図9Aおよび図9Bは、背部電子聴診器を第2移動体に取り付けるための取付機構の他の例を示す断面図である。図9Aは、常時の状態を示す断面図であり、図9Bは、背部電子聴診器が身体に押し当てられた状態を示す断面図である。図9Aおよび図9Bにおいて、前述の図7Aおよび図7Bの各部に対応する部分には、図7Aおよび図7Bと同じ符号を付して示す。
この取付機構100Aでは、凹部112内に、位置センサ113に代えて、感圧センサ114が取り付けられている。円筒状部材101の中空部には、聴診器保持部材102の棒状部材102Bと感圧センサ114との間に弾性部材115が収容されている。弾性部材115としては、ゴム、コイルばね等が用いられる。この実施形態では、弾性部材115はゴムからなる。聴診器保持部材102の円板部102Aには、背部電子聴診器81が内蔵された指圧・触診施療子116が取り付けられている。このような指圧・触診施療子116を用いると、聴診と指圧と触診とが同時に行えるようになる。
聴診器保持部材102は、第2移動体83の前側の円板状部材83Aに対してコイルばね103によって前方に向かって付勢されている。このため、聴診器保持部材102は、常時は、図9Aに示されるように、第2移動体83に対して前方位置にある。この状態では、聴診器保持部材102の棒状部材102Bによる弾性部材115を介しての感圧センサ114への押圧力は小さいため、感圧センサ114はオフ状態となる。
第2移動体83が第1移動体82に対して前方に移動され、背部電子聴診器81内蔵の指圧・触診施療子116が身体120に押圧されると、聴診器保持部材102は、コイルばね103の付勢力に抗して第2移動体83に対して後方に移動する。そして、指圧・触診施療子116の聴診面の身体120への押圧力が所定値に達すると、聴診器保持部材102の棒状部材102Bによる弾性部材115を介しての感圧センサ114への押圧力が大きくなり、図9Bに示されるように、感圧センサ114はオン状態となる。
なお、図7Aの取付機構100において、位置センサ113として棒状部材102Bの後端位置を検出するポテンショメータを用いた場合または図7Aの取付機構100の代わりに図9Aの取付機構100Aを用いた場合には、身体の柔らかさを推定したり、脂肪と筋肉の硬度を測定したりすることが可能となる。
身体の柔らかさは、例えば、次のようにして推定できる。すなわち、背部電子聴診器81が身体に接触してからコイルばね103が所定量圧縮されるまでに、背部電子聴診器81が前方に移動した移動量に基づいて、身体の柔らかさを推定する。背部電子聴診器81が身体に接触したことは、位置センサ113としてのポテンショメータまたは感圧センサ114によって検出できる。コイルばね103が所定量圧縮されたことも、ポテンショメータまたは感圧センサ114によって検出できる。前記背部電子聴診器81の前方移動量は、背部電子聴診器81が身体に接触してからコイルばね103が所定量圧縮されるまでに第2移動体83が第1移動体82に対して前方に移動した移動量から、通常時の円板部102A後面と円筒状部材101前端面との間隔(図7A、図9A参照)を減算した長さとなるので、前後位置センサ111によって検出できる。背部電子聴診器81が身体に接触してからコイルばね103が所定量圧縮されるまでの背部電子聴診器81の前方移動量が大きいほど、身体が柔らかいと推定できる。
脂肪と筋肉の硬度は、例えば、次のようにして測定できる。すなわち、背部電子聴診器81が身体に接触してからコイルばね103が所定量圧縮されるまでの間の、背部電子聴診器81が前方に移動した移動距離と、背部電子聴診器81が身体を押圧する押圧力との関係を取得することにより測定できる。背部電子聴診器81が前方に移動した移動距離は、第2移動体83が第1移動体82に対して前方に移動した移動量からコイルばね103の圧縮量を減算した長さとなる。第2移動体83が第1移動体82に対して前方に移動した移動量は、前後位置センサ111によって検出できる。コイルばね103の圧縮量は、ポテンショメータまたは感圧センサ114によって検出できる。したがって、背部電子聴診器81が前方に移動した移動距離は、前後位置センサ111の検出値と、ポテンショメータまたは感圧センサ114の検出値とから推定できる。押圧力は、感圧センサ114の検出値またはポテンショメータによって検出される棒状部材102Bの後端位置から推定できる。
図10は、背部電子聴診器81が前方に移動した移動距離と背部電子聴診器81が身体を押圧する押圧力との関係の一例を示すグラフである。
脂肪と筋肉では、背部電子聴診器81が前方に移動した移動距離に対する押圧力の変化率が異なる。具体的には、背部電子聴診器81が前方に移動した移動距離に対する押圧力の変化率は、脂肪よりも筋肉の方が大きくなる。図10のグラフから、線分L1が脂肪に対する変化率を示しており、線分L2が筋肉に対する変化率を示していることを認識できる。そして、線分L1の変化率から被施療者の脂肪の硬さを測定できるとともに、線分L2の変化率から被施療者の筋肉の硬さを測定できる。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、背部電子聴診器81にヒータを設けるようにしてもよい。このようにすると、被施療者の患部を温めることが可能となる。
また、前述の実施形態では、この発明を椅子型マッサージ機に適用した場合について説明したが、この発明は、背もたれ部を有するマッサージ機であれば、椅子型以外のマッサージ機にも適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 椅子型マッサージ機
2 ネットワーク
3 診断医側システム
12 背もたれ部
17 マッサージユニット
18 背部聴診ユニット
19,20 ガイドレール
61 フレーム
70 昇降用モータ
81 背部電子聴診器
82 第1移動体
83 第2移動体
89 横移動用モータ
96 ボールねじ
97 前後移動用モータ
100,100A 取付機構
101 円筒状部材
102 聴診器保持部材
103 コイルばね
104 ボールジョイント
301 遠隔診断システム

Claims (8)

  1. 被施療者の上半身を支えるための背もたれ部を有するマッサージ機において、
    前記被施療者の背中側から前記被施療者の身体音を検出するための電子聴診器と、
    前記背もたれ部に支持され、前記電子聴診器を、前記背もたれ部の縦方向である上下方向、前記背もたれ部の横方向である左右方向および前記背もたれ部の厚さ方向である前後方向に移動させるための電子聴診器移動機構と、
    前記電子聴診器移動機構を制御する制御手段とを含む、マッサージ機。
  2. 前記電子聴診器移動機構は、
    前記背もたれ部に対して上下方向に移動可能に支持されたフレームと、
    前記フレームに左右方向に移動可能に取り付けられた第1移動体と、
    前記第1移動体に対して前後方向に移動可能に取り付けられ、前記電子聴診器が取り付けられた第2移動体と、
    前記背もたれ部に対して、前記フレームを上下方向に移動させるための上下移動機構と、
    前記フレームに対して、前記第1移動体を左右方向に移動させるための左右移動機構と、
    前記第1移動体に対して、前記第2移動体を前後方向に移動させるための前後移動機構とを含む、請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記第2移動体に前記電子聴診器を取り付けるための取付機構を含み、
    前記取付機構は、前記第2移動体に対して前記電子聴診器を回動可能に連結するための連結機構を含む、請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 前記第2移動体に前記電子聴診器を取り付けるための取付機構を含み、
    前記取付機構は、
    前記第2移動体に前後方向移動可能に保持され、かつ前記電子聴診器が前端側に取り付けられた可動体と、
    前記可動体を前方に向かって付勢する付勢部材とを含む、請求項2に記載のマッサージ機。
  5. 前記取付機構は、
    前記第2移動体に前後方向移動可能に保持された可動体と、
    前記可動体を前方に向かって付勢する付勢部材と、
    前記可動体に対して前記電子聴診器を回動可能に連結するための連結機構とを含む、請求項2に記載のマッサージ機。
  6. 前記電子聴診器移動機構と前記電子聴診器によって、背部聴診ユニットが構成されており、
    前記背もたれ部には、上下方向に延びた左右一対のガイドレールが設けられており、
    前記背部聴診ユニットの前記フレームは、前記一対のガイドレールに上下方向移動可能に取り付けられている、請求項2〜5のいずれか一項に記載のマッサージ機。
  7. 前記背部聴診ユニットよりも下側に配置されるように、前記一対のガイドレールに上下方向移動可能に取り付けられ、揉み玉を使用したマッサージを行うためのマッサージユニットをさらに含む、請求項6に記載のマッサージ機。
  8. 前記請求項1〜7のいずれか一項に記載のマッサージ機と、
    前記マッサージ機とネットワークを介して接続された診断医側システムとを含む、遠隔診断システム。
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