JP2005013585A - マッサージ機 - Google Patents

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高広 志村
Tomonori Ikumi
智則 伊久美
Mika Watanabe
美香 渡辺
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Abstract

【課題】マッサージ施療中において、正確に検出された心拍数などの生体情報に基づいてマッサージ施療子を駆動し、被施療者の心身の状態に応じた適切なマッサージを行う。
【解決手段】エアバックを膨張、収縮してマッサージ動作を行うものにおいて、被施療者の心拍数を検出する振動センサを設け、収縮の後エアバックの動作を一時的に静止させ、この静止期間において振動センサ出力によって得られる心拍数データを取り込み、この取り込んだ心拍数データに基づいてマッサージ動作を制御する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体情報を検出し、この検出した生体情報に基づいてマッサージ動作を行うマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
被施療者の心拍、呼吸といった生体情報を検出し、この検出した生体情報から被施療者の心身の状況やリラックスの度合いなどを推定し、推定した心身の状況やリラックスの度合いなどに応じてマッサージ動作を制御するマッサージ機において、人体と接触する施療子に、この施療子が人体を押圧することによって生じる負荷を検出するための力センサを設け、施療動作の初期及び所定時間毎に施療子を停止させて力センサからの押圧情報によって呼吸周期を計測し、この計測した呼吸周期に基づいて次の施療パターンを設定して再度施療を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−117300号公報(段落「0018」〜「0027」)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この公報のものは、所定時間毎に施療子を停止させて呼吸周期を計測するものであり、呼吸周期の計測毎に施療が中断されるため、被施療者に違和感を与えるという問題があった。また、施療子を動作させてマッサージを行っている最中における被施療者の呼吸周期の変化を捉えることができないため、被施療者の施療中における心身状態の変化に応じてリアルタイムにマッサージ機を制御することができない問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、マッサージ施療中において、正確に検出された心拍数などの生体情報に基づいてマッサージ施療子を駆動でき、被施療者の心身の状態に応じた適切なマッサージができるマッサージ機を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、エアバックなどのマッサージ施療子を駆動してマッサージ動作を行うマッサージ動作機構と、心拍数などの生体情報を検出するセンサと、このセンサが検出した生体情報に基づいてマッサージ動作機構を制御する制御手段とからなり、制御手段は、マッサージ施療子が一時的に静止する期間を持ちながらマッサージ動作を行うようにマッサージ動作機構を制御し、その静止期間においてセンサが検出した生体情報を取り込むことにある。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1はマッサージ機の全体の制御構成を示すブロック図で、マッサージ機本体1と、このマッサージ機本体1に各種の指令を送信するリモコン装置2と、被施療者の生体情報、例えば、心拍数を検出する生体情報検出部3とで構成されている。
【0008】
前記マッサージ機本体1は、圧縮空気を供給するエアーコンプレッサ11、このエアーコンプレッサ11からの圧縮空気の脈動を吸収して平滑化するフィルタータンク12、分配切替器13、前記フィルタータンク12からの圧縮空気を前記分配切替器13に分岐して供給する分岐供給管14を、前記エアーコンプレッサ11や分配切替器13を制御する制御装置15を設けている。前記制御装置15は、CPU(中央処理装置)、ROM、RAM等備えたマイクロコンピュータによって構成されている。
【0009】
前記分配切替器13は、エアーマッサージ機に用いられるモータ等によって駆動される周知のロータリーバルブであって、前記分岐供給管14が個別に接続される複数の吸気ポートと給排気管16a,16b,16c,16d,16eが個別に接続される複数の分配ポートと一つの排気ポートを有し、前記各給排気管16a〜16eを経由して、マッサージ施療子を構成する身体各部用のエアバック、すなわち、肩用エアバック17a、背筋用エアバック17b、腰用エアバック17c、尻用エアバック17d、脚用エアバック17eにそれぞれ接続している。
【0010】
前記分配切替器13は、流路切替用のロータの回転により、任意に選択された対となっている吸気ポートと分配ポートとを連通するとともに選択されなかった分配ポートを排気ポートに連通させて前記各エアバック17a〜17eに対して選択的供給と選択的排気ができるようになっている。
前記エアーコンプレッサ11、フィルタータンク12、分配切替器13及び各エアバック17a〜17eはマッサージ動作機構を構成している。
【0011】
前記各エアバック17a〜17eは、図2に示すように、リクライニング椅子4の背もたれ部41、座面部42、脚載せ台43の内部にそれぞれ配置している。すなわち、背もたれ部41には肩用エアバック17a、背筋用エアバック17b、腰用エアバック17cが配置され、座面部42には尻用エアバック17dが配置され、脚載せ台43には脚用エアバック17eが配置されている。
【0012】
前記リモコン装置2は、前記各エアバック17a〜17eに対する動作のポイント選択スイッチ群及びくつろぎ、上半身、下半身の各自動コースを選択する自動コース選択スイッチ群、選択情報やエアバックの動作位置を表示するLED等からなる表示部、各スイッチ群で選択された内容を前記マッサージ機本体1の制御装置15に送信する制御や前記表示部を表示制御する、マイクロコンピュータからなる制御部によって構成されている。各自動コースは、マッサージ機本体1内の制御装置15に予めプログラムされた内容に従って自動的に実行される。例えば、リモコン装置2により、自動コースの中のくつろぎコースを選択した場合、心拍数から被施療者の心身のリラックス状態を評価し、この評価結果に基づいてマッサージ動作における動作圧力、動作速度、動作位置を制御するプログラムが実行される。
【0013】
前記生体情報検出部3は、被施療者の心拍数を検出する振動センサ31と、この振動センサ31からの検出信号を増幅する増幅回路32と、この増幅回路32で増幅された信号から心拍振動成分以外のノイズ成分を除去するフィルタ回路33と、このフィルタ回路33からのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換回路34と、このAD変換回路34からのデジタル信号に基づいて波形処理する波形処理回路35と、この波形処理回路35で波形処理されたデータに基づいてピーク間の間隔から心拍数を算出し、その算出した内容を生体情報として前記マッサージ機本体1内の制御装置15に供給する心拍数算出回路36によって構成されている。
【0014】
前記振動センサ31としては、心拍動に伴う振動を検出できる圧電素子センサや静電容量センサ等が使用可能である。配置する位置としては、図2に示すように、心拍動が伝わりやすいリクライニング椅子4の背もたれ部41で、かつ、被施療者に対して近接した位置に配置している。なお、心拍動が伝わりやすい位置としては、その他座面部42も有る。
【0015】
図3は、腰用エアバック17cを膨張、収縮させて腰位置のマッサージを行っているときの心拍数を検出する際の各部の動作タイミングと出力波形を示している。すなわち、前記オフコンプレッサ11のオン、オフ動作、腰用エアバック17cの給排気動作及び圧力変化、振動センサ31の出力波形及び波形処理回路35の出力波形を示している。
【0016】
前記エアーコンプレッサ11のオン期間Tにおいて、腰用エアバック17cに連通する給排気管16cは分配切替器13により吸気ポートと連通され腰用エアバック17cは膨張する。オン期間Tが経過するとエアーコンプレッサ11はオフされる。エアーコンプレッサ11がオフすると、腰用エアバック17cに連通する給排気管16cは分配切替器13により排気ポートと連通され腰用エアバック17cは排気期間Tで収縮する。そして、次にエアーコンプレッサ11がオンされるまでの期間Tでは、マッサージ機本体1は静止状態となる。
【0017】
ここで振動センサ31の出力に注目すると、T期間内においてはS10で示すように心拍動に伴う心拍振動成分の他に、腰用エアバック17cの膨張に伴う身体の振動を起源とするノイズ成分が重畳しているため、フィルタ回路33による心拍振動成分の抽出が極めて難しい。また、T期間内においてはS20で示すように心拍動に伴う心拍振動成分の他に、腰用エアバック17cの収縮に伴う身体の振動を起源とするノイズ成分が重畳しているため、フィルタ回路33による心拍振動成分の抽出が極めて難しい。
【0018】
一方、T期間では、施療子であるエアバックの収縮が完了し、エアバックが静止しているので、S30で示すように心拍成分以外のノイズ成分が少なく、フィルタ回路33による心拍振動成分の抽出が可能になる。そこで、腰用エアバック17cの収縮が完了した後のT期間において振動センサ31の出力を心拍数として心拍数算出回路36で演算し、その結果を生体情報として制御装置15に供給する。
【0019】
以上は、腰用エアバック17cを膨張、収縮する場合について述べたが、他のエアバック17a,17b,17d,17eについても同様である。すなわち、生体情報検出部3は、各エアバック17a〜17eの収縮が完了した後のT期間において振動センサ31の出力を心拍数として心拍数算出回路36で演算し、その結果を生体情報として制御装置15に供給する。この場合のT期間の長さは、通常心拍間隔は1秒程度であるので数秒間に設定すれば十分である。すなわち、T期間を数秒間に設定すれば数拍の心拍が測定可能である。また、振動センサ31の出力から心拍数を算出するには、フィルタ回路33で心拍振動成分以外のノイズ成分を除去し、その結果得られた波形からピーク間の間隔を算出し、この間隔から心拍間隔を求め、心拍数を算出すればよい。
【0020】
次に心拍数の測定について述べる。
図3における第n区間の心拍数HR[n]を得る場合、制御装置15は、図4に示すように、先ず、ST1にて、エアーコンプレッサ11がオフしているか否かを判断する。すなわち、制御装置15はエアーコンプレッサ11に制御信号を供給するので、エアーコンプレッサ11がオフしているか否かを直接判断する。そして、エアーコンプレッサ11のオフを判断すると、次に、ST2にて、排気時間T2の間待つ。
【0021】
排気時間T2が経過すると、ST3にて、生体情報検出部3からの心拍数データを生体情報として取り込む。そして、この取り込みを、ST4にて、エアーコンプレッサ11がオンとなるまで行い、エアーコンプレッサ11がオンになると、第n区間の心拍数HR[n]の測定を終了する。
【0022】
生体情報検出部3からの心拍数データを取り込むと、制御装置15は、心拍数に基づいてエアーコンプレッサ11、分配切替器13の動作を制御してエアバック17a〜17eに対する選択的給排気を行う。例えば、生体情報検出部3から取り込んだ心拍数データHR[n]が、その前に取り込んでいる心拍数HR[n−1]と比較して減少した場合、被施療者がリラックスしたと判断し、次のステップではマッサージを弱くするために、各エアバック17a〜17eへの給気時間を短縮し、動作圧力を減少させ、被施療者をよりリラックスした方向に導くように制御する。
【0023】
このように、エアバック17a〜17eが膨張、収縮してマッサージ動作が行われている最中では生体情報検出部3からの心拍数データの取り込みを行わず、エアバック17a〜17eの収縮が終了して静止しているときに生体情報検出部3からの心拍数データの取り込みを行う。これにより、マッサージ動作に伴う身体の振動を起源とする外乱を除去することができるので、より正確な心拍数の測定が可能となり、被施療者の心身の状態に応じた適切なマッサージができる。
【0024】
(第2の実施の形態)
マッサージ機の全体の制御構成及び振動センサ31の配置等については前述した第1の実施の形態と同様である。異なる点は、図5に示すようにエアーコンプレッサ11の制御と図6に示すように制御装置15の生体情報検出部3からの心拍数データの取り込みタイミングにある。
【0025】
図5は、腰用エアバック17cを膨張、収縮させて腰位置のマッサージを行っているときの心拍数を検出する際の各部の動作タイミングと出力波形を示している。すなわち、前記エアーコンプレッサ11のオン、オフ動作、腰用エアバック17cの給排気動作及び圧力変化、振動センサ31の出力波形及び波形処理回路35の出力波形を示している。
【0026】
前記エアーコンプレッサ11のオン期間Tにおいて、腰用エアバック17cに連通する給排気管16cは分配切替器13により吸気ポートと連通され腰用エアバック17cは膨張する。そして、オン期間Tが経過するとエアーコンプレッサ11はオフされる。この状態で腰用エアバック17cは圧力一定のまま期間Tだけホールドされる。すなわち、膨張状態で一定期間Tだけホールドされる。
【0027】
一定期間Tが経過すると、腰用エアバック17cに連通する給排気管16cは分配切替器13により排気ポートと連通され腰用エアバック17cは排気期間Tで収縮する。そして、次にエアーコンプレッサ11がオンされるまでの期間Tでは、マッサージ機本体1は静止状態となる。
【0028】
ここで振動センサ31の出力に注目すると、T期間内においてはS11で示すように心拍動に伴う心拍振動成分の他に、腰用エアバック17cの膨張に伴う身体の振動を起源とするノイズ成分が重畳しているため、フィルタ回路33による心拍振動成分の抽出が極めて難しい。また、T期間内においてはS31で示すように心拍動に伴う心拍振動成分の他に、腰用エアバック17cの収縮に伴う身体の振動を起源とするノイズ成分が重畳しているため、フィルタ回路33による心拍振動成分の抽出が極めて難しい。
【0029】
一方、エアバックがホールド状態にあるT期間とエアバックの収縮が完了した後のT期間ではエアバックの動作が静止しているので、S21及びS41で示すように心拍成分以外のノイズ成分が少なく、フィルタ回路33による心拍振動成分の抽出が可能になる。そこで、腰用エアバック17cが膨張してホールド状態にあるT期間と収縮が完了した後のT期間において振動センサ31の出力を心拍数として心拍数算出回路36で演算し、その結果を生体情報として制御装置15に供給する。
【0030】
以上は、腰用エアバック17cを膨張、収縮する場合について述べたが、他のエアバック17a,17b,17d,17eについても同様である。すなわち、生体情報検出部3は、各エアバック17a〜17eが膨張してホールド状態にあるT期間と収縮が完了した後のT期間において振動センサ31の出力を心拍数として心拍数算出回路36で演算し、その結果を生体情報として制御装置15に供給する。この場合のT及びT期間の長さは、通常心拍間隔は1秒程度であるので数秒間に設定すれば十分である。すなわち、T及びT期間を数秒間に設定すれば数拍の心拍が測定可能である。また、振動センサ31の出力から心拍数を算出する方法は第1の実施の形態と同様である。
【0031】
次に心拍数の測定について述べる。
図5における第n区間の心拍数HR[n]及び第n+1区間の心拍数HR[n+1]を得る場合、制御装置15は、図6に示すように、先ず、ST11にて、エアーコンプレッサ11がオフしているか否かを判断する。すなわち、制御装置15はエアーコンプレッサ11に制御信号を供給するので、エアーコンプレッサ11がオフしているか否かを直接判断する。そして、エアーコンプレッサ11のオフを判断すると、次に、ST12にて、分配切替器13の吸気ポートが腰用エアバック17cに連通しているか否かを判断する。
【0032】
分配切替器13の吸気ポートが腰用エアバック17cに連通していることを判断すると、ST13にて、生体情報検出部3からの心拍数データを生体情報として取り込む。そして、この取り込みを、ST12にて、分配切替器13の吸気ポートが腰用エアバック17cに連通し無い状態になるまで、すなわち、分配切替器13の排気ポートに腰用エアバック17cが連通するまで繰り返す。
【0033】
ST12にて、分配切替器13の排気ポートに腰用エアバック17cが連通すると、第n区間の心拍数HR[n]の測定を終了する。そして、ST14にて、排気時間T6の間待つ。排気時間T6が経過すると、ST15にて、生体情報検出部3からの心拍数データを生体情報として取り込む。そして、この取り込みを、ST16にて、エアーコンプレッサ11がオンとなるまで行い、エアーコンプレッサ11がオンになると、第n+1区間の心拍数HR[n+1]の測定を終了する。
【0034】
このようにして生体情報検出部3からの心拍数データを取り込むと、制御装置15は、心拍数に基づいてエアーコンプレッサ11、分配切替器13の動作を制御してエアバック17a〜17eに対する選択的給排気を行う。例えば、生体情報検出部3から取り込んだ心拍数データHR[n]が、その前に取り込んでいる心拍数HR[n−1]と比較して減少した場合、被施療者がリラックスしたと判断し、次のステップではマッサージを弱くするために、各エアバック17a〜17eへの給気時間を短縮し、動作圧力を減少させ、被施療者をよりリラックスした方向に導くように制御する。
【0035】
さらに、心拍数データHR[n+1]が、その前に取り込んでいる心拍数HR[n]と比較して減少した場合、被施療者がさらにリラックスしたと判断し、次のステップではマッサージをさらに弱くするために、各エアバック17a〜17eへの給気時間を短縮し、動作圧力を減少させ、被施療者をさらにリラックスした方向に導くように制御する。
【0036】
このように、エアバック17a〜17eが膨張、収縮してマッサージ動作が行われている最中では生体情報検出部3からの心拍数データの取り込みを行わず、エアバック17a〜17eが膨張した状態でホールドしているときや収縮が終了して静止しているときに生体情報検出部3からの心拍数データの取り込みを行う。これにより、マッサージ動作に伴う身体の振動を起源とする外乱を除去することができるので、さらに正確な心拍数の測定が可能となり、被施療者の心身の状態に応じた適切なマッサージができる。また、単位時間当たりの心拍数データの取り込み回数が増加するので、測定精度を向上できる。
【0037】
なお、この実施の形態ではエアバックが膨張した状態でホールドしているとき及び収縮が終了して静止しているときの両方で生体情報検出部3からの心拍数データの取り込みを行ったが、エアバックが膨張した状態でホールドしているときのみに生体情報検出部3からの心拍数データの取り込みを行うものであってもよい。
【0038】
なお、前述した各実施の形態では、生体情報として心拍数を使用したが必ずしもこれに限定するものではなく、皮膚の電気抵抗を生体情報として使用するものであってもよい。
また、前述した各実施の形態では、マッサージ施療子としてエアバックを使用したものについて述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、たたき動作、もみ動作や押圧動作を行う球状のものをマッサージ施療子として使用したものであってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、マッサージ施療中において、正確に検出された心拍数などの生体情報に基づいてマッサージ施療子を駆動でき、被施療者の心身の状態に応じた適切なマッサージができるマッサージ機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、第1の実施の形態における全体の制御構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態の外観構成を概略的に示す図。
【図3】同実施の形態における各部の動作タイミングと出力波形を示す図。
【図4】同実施の形態における心拍数測定時の制御装置の制御を示す流れ図。
【図5】本発明の、第2の実施の形態における各部の動作タイミングと出力波形を示す図。
【図6】同実施の形態における心拍数測定時の制御装置の制御を示す流れ図。
【符号の説明】
1…マッサージ機本体、3…生体情報検出部、11…エアーコンプレッサ、13…分配切替器、15…制御装置、17a〜17e…エアバック、31…振動センサ、36…心拍数算出回路。

Claims (3)

  1. マッサージ施療子を駆動してマッサージ動作を行うマッサージ動作機構と、生体情報を検出するセンサと、このセンサが検出した生体情報に基づいて前記マッサージ動作機構を制御する制御手段とからなり、
    前記制御手段は、前記マッサージ施療子が一時的に静止する期間を持ちながらマッサージ動作を行うように前記マッサージ動作機構を制御し、その静止期間において前記センサが検出した生体情報を取り込むことを特徴とするマッサージ機。
  2. 制御手段は、マッサージ施療子が動作状態と静止状態を交互に繰り返すマッサージ動作を行うようにマッサージ動作機構を制御し、その静止状態期間においてセンサが検出した生体情報を取り込むことを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
  3. マッサージ施療子は押圧動作と非押圧動作を交互に繰り返してマッサージ動作を行い、制御手段は、前記マッサージ施療子が押圧動作及び非押圧動作を完了して一時的に静止する期間の一方、または両方においてセンサが検出した生体情報を取り込むことを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107874993A (zh) * 2016-09-29 2018-04-06 富士医疗器股份有限公司 按摩机以及具备该按摩机的远程诊断系统
CN114009981A (zh) * 2021-11-03 2022-02-08 上海清宁熙健康科技有限公司 一种基于心率监测的电振动保健椅
WO2024080752A1 (ko) * 2022-10-11 2024-04-18 주식회사 세라젬 심박수를 측정할 수 있는 마사지 장치 및 심박수를 측정할 수 있는 방법

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