JP2018050751A - 血液浄化システム、その制御方法および制御装置、清浄水供給装置、ならびに治療用装置 - Google Patents

血液浄化システム、その制御方法および制御装置、清浄水供給装置、ならびに治療用装置 Download PDF

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Abstract

【課題】血液浄化システムにおいて、各装置を十分に消毒しつつ、ランニングコストを低減させること。【解決手段】血液浄化システム1は、治療モーと洗浄モードとで動作する。洗浄モードでは、RO装置2は、中央ループ8を介して、ヒータ26で加熱された清浄水を、透析装置4、A原液タンク5、B原液タンク6およびセントラル装置3等の各装置へ供給する。これにより、血液浄化システム1では、各装置が、加熱された清浄水によって消毒される。なお、各装置は、加熱された清浄水を供給された後、当該清浄水を、返送用配管392,492を介して、中央ループ8へ返送する。返送された清浄水は、RO装置2に戻される。RO装置2のヒータ26は、各装置から戻された清浄水を、必要に応じて再度加熱して、中央ループ8へ供給する。当該供給された清浄水は、再度各装置へ供給される。【選択図】図2

Description

本開示は、血液浄化システムに関し、特に、血液浄化システム内の装置の洗浄を行なうための血液浄化システム、当該血液浄化システムの制御方法および制御装置、ならびに、当該血液浄化システムを構成する清浄水供給装置および治療用装置に関する。
従来、複数の血液浄化装置を含む血液浄化システムが提案されている。このような血液浄化システムは、たとえば、特開2009−56271号公報(特許文献1)に開示されるように、透析液を供給するためのA原液タンクおよびB原液タンクと、清浄水を供給するためのRO(Reverse Osmosis)装置とを含む。A原液タンクは、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、無水酢酸ナトリウム、ブドウ糖等を含有するA原液を貯蔵するタンクである。B原液タンクは、炭酸水素ナトリウム等を含有するB原液を貯蔵するタンクである。そして、各血液浄化装置は、A原液タンクおよびB原液タンクのそれぞれに貯蔵された溶液をRO装置から供給される清浄水で希釈することにより、透析液を供給生成する。
特許文献1では、上記システムの各種のタンクと溶液が通過するラインとを洗浄する方法が検討されている。たとえば、当該ラインの洗浄方法の一例として、A原液タンクおよびB原液タンクを空にした状態でこれらに直接清浄水を供給することにより、両タンクとともに上記ラインを洗浄する方法が提案されている。
特開2009−56271号公報
システムの各装置をより確実に洗浄するために、当該各装置に清浄水を加熱して供給することが検討されている。このためには、たとえば、RO装置に清浄水を加熱する機能が設けられる。そして、加熱された清浄水が、A原液タンクおよびB原液タンクなどのシステム内の各装置に供給される。
熱水による消毒の条件の一例としては、80℃以上の熱水を10分間以上流通させることが挙げられる。しかしながら、10分間以上上記システム内の各装置に供給し続けるためには、相当量の熱水が必要とされ、このため、清浄水を加熱するために相当量の熱量が必要とされる。このことは、上記システムのランニングコストを大幅に上昇させることが予測される。
一方で、コストの低減だけのために単に熱水を流通させる時間を短縮した場合には、システム内の装置の消毒が不十分となる可能性が生じる。
本開示は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、血液浄化システムにおいて、各装置を十分に消毒しつつ、ランニングコストを低減させることである。
本開示のある局面に従うと、清浄水を供給するための清浄水供給装置と、血液浄化治療のために清浄水供給装置から清浄水を供給される治療用装置と、清浄水供給装置と他の機器との間で清浄水を循環させるための循環経路と、治療用装置から循環経路へ清浄水を返送するための返送用経路と、清浄水供給装置が供給する清浄水を加熱するための加熱手段と、清浄水供給装置と治療用装置との間で循環経路を介して清浄水を流すための送液手段とを備える、血液浄化システムが提供される。
好ましくは、治療用装置は、血液浄化治療のために透析液を循環させる血液浄化装置、透析液を調製するための透析液調製装置、および、透析液を生成するための薬剤を提供する薬剤提供装置の中の少なくとも一つを含む。
好ましくは、血液浄化システムは、返送用経路の開度を調節するための調節手段と、治療用装置が血液浄化治療を行なっていないときに、洗浄用処理を実行するように構成されたコンピュータとを備える。洗浄用処理は、戦記加熱手段に清浄水を加熱されること、および、治療用装置が血液浄化治療を行なっているときよりも調節手段による返送用経路の開度を高くすることを含む。
好ましくは、コンピュータは、治療用装置の洗浄の指示の入力を受け付けるための入力手段を含む。また、コンピュータは、入力手段に指示が入力されたことに応じて、治療用装置に当該治療用装置の洗浄を指示し、治療用装置の洗浄の完了の通知を受けたことを条件として、洗浄用処理を実行するように構成されている。
本開示の他の局面に従うと、血液浄化システムの制御方法が提供される。血液浄化システムは、清浄水を供給するための清浄水供給装置と、清浄水供給装置から清浄水を供給される治療用装置と、清浄水供給装置と他の機器との間で清浄水を循環させるための循環経路と、治療用装置から循環経路へ清浄水を返送するための返送用経路と、清浄水供給装置が供給する清浄水を加熱するための加熱手段と、清浄水供給装置と治療用装置との間で循環経路を介して清浄水を流すための送液手段と、返送用経路の開度を制御するためのコンピュータとを備える。制御方法は、コンピュータが、治療用装置が血液浄化治療を行っていないときに、加熱手段によって、清浄水を加熱することと、コンピュータが、治療用装置が血液浄化治療を行っていないときに、治療用装置が血液浄化治療を行っているときよりも返送用経路の開度を高くすることと、コンピュータが、治療用装置が血液浄化治療を行っていないときに、送液手段によって、清浄水供給装置と治療用装置との間で清浄水を循環させることとを含む。
本開示のさらに他の局面に従うと、血液浄化システムを制御するための制御装置が提供される。血液浄化システムは、清浄水を供給するための清浄水供給装置と、清浄水供給装置から清浄水を供給される治療用装置と、清浄水供給装置と他の機器との間で清浄水を循環させるための循環経路と、治療用装置から循環経路へ清浄水を返送するための返送用経路と、清浄水供給装置が供給する清浄水を加熱するための加熱手段と、清浄水供給装置と治療用装置との間で循環経路を介して清浄水を流すための送液手段と、返送用経路の開度を調節するための調節手段とを備える。制御装置は、治療用装置が血液浄化治療を行っていないときに、加熱手段によって、清浄水を加熱し、治療用装置が血液浄化治療を行っていないときに、治療用装置が血液浄化治療を行っているときよりも調節手段における返送用経路の開度を高くし、治療用装置が血液浄化治療を行っていないときに、送液手段によって、清浄水供給装置と治療用装置との間で清浄水を循環させるように構成されている。
本開示のさらに他の局面に従うと、血液浄化治療のための治療用装置に清浄水を供給するための清浄水供給装置が提供される。清浄水供給装置は、清浄水を加熱するための加熱手段と、清浄水供給装置と治療用装置との間で清浄水を循環させるために清浄水を流す送液手段と、治療用装置から清浄水供給装置に清浄水を返送するための返送用経路の開度を制御するように構成されたコンピュータとを備える。コンピュータは、治療用装置が血液浄化治療を行なっていないときに、加熱手段によって清浄水を加熱し、返送用経路の開度を治療用装置が血液浄化治療を行なっているときよりも高くし、送液手段によって清浄水供給装置と治療用装置との間で清浄水を循環させるように構成されている。
本開示のさらに他の局面に従うと、血液浄化治療のために、清浄水供給装置から清浄水を供給される治療用装置が提供される。清浄水供給装置に清浄水を返送するための返送用経路と、返送用経路の開度を調節するための調節手段とを備える、治療用装置が提供される。
本開示によれば、加熱手段によって加熱された清浄水は、治療用装置に供給された後、清浄水供給装置へと返送される。このことから、治療用装置から返送される清浄水は、治療用装置においてある程度温度が低下しているとしても、加熱手段によって加熱されていない清浄水よりは温度が高いと考えられる。このことから、治療用装置から返送された清浄水を消毒に必要な温度まで加熱するときに必要とされるエネルギは、加熱手段によって加熱されていない清浄水を当該温度まで加熱するときに必要とされるエネルギよりも少ないと考えられる。
したがって、本開示によれば、血液浄化システム内の各装置が十分に消毒されつつ、ランニングコストの低減が達成される。
血液浄化システムの構成(治療モード)の一例を概略的に示す図である。 血液浄化システムの構成(洗浄モード)の一例を概略的に示す図である。 RO装置のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。 セントラル装置のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。 透析装置のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。 A原液タンクのハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。 B原液タンクのハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。 第1の実施の形態の血液浄化システムにおける装置間での情報のやり取りを説明するためのタイミングチャートである。 RO装置のコントローラのプロセッサによって実行される熱水循環処理のフローチャートである。 第2の実施の形態の血液浄化システムの構成(治療モード)の一例を示す図である。 第2の実施の形態の血液浄化システムの構成(洗浄モード)の一例を示す図である。 第2の実施の形態のRO装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第3の実施の形態の血液浄化システムにおける装置間での情報のやり取りを説明するためのタイミングチャートである。 第4の実施の形態の血液浄化システムの構成を概略的に示す図である。
以下、図面を参照しつつ、注入装置の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<血液浄化システムの構成>
図1は、血液浄化システムの構成を概略的に示す図である。図1を参照して、血液浄化システムの構成を説明する。
血液浄化システム1は、透析治療に利用される清浄水を供給するRO装置2を含む。RO装置2は、清浄水供給装置の一例である。そして、RO装置2は、清浄水を加熱するためのヒータ26と、清浄水を循環させるためのポンプ(後述する図3のポンプ27)とを含む。
血液浄化システム1は、また、当該血液浄化システム1内で清浄水を循環させるための中央ループ8を有する。中央ループ8は、清浄水供給装置と他の機器との間で清浄水を循環させるための循環経路の一例である。RO装置2は、中央ループ8上に、ヒータ26によって加熱された、または加熱されていない、清浄水を供給する。
血液浄化システム1は、また、患者に透析治療を行なうための1台以上の透析装置4を含む。透析装置4は、清浄水を供給される治療用装置の一例である。また、透析装置4は、血液浄化治療のために透析液を循環させる血液浄化装置の一例である。各透析装置4は、A原液およびB原液を収容している。各透析装置4は、供給用配管491を介して中央ループ8に接続されている。また、各透析装置4は、中央ループ8に清浄水を返送するための返送用配管492を取り付けられている。返送用配管492上には、循環用バルブ494が設けられている。循環用バルブ494は、返送用配管492内の流路の開度を調節する調節手段の一例である。なお、調節手段の他の例は、流路の開度を調節可能な弁などであってもよい。
血液浄化システム1は、また、1台以上の透析装置7と、各透析装置7に透析液を供給するセントラル装置3とを含む。血液浄化システム1は、さらに、セントラル装置3にA原液を供給するA原液タンク5と、セントラル装置3にB原液を供給するB原液タンク6とを含む。
セントラル装置3は、供給用配管391を介して中央ループ8と接続されている。また、セントラル装置3は、中央ループ8に清浄水を返送するための返送用配管392を取り付けられている。また、返送用配管392上には、循環用バルブ394が設けられている。循環用バルブ394は、返送用配管392内の流路の開度を調節する調節手段の一例である。セントラル装置3は、は、清浄水を供給される治療用装置の一例である。また、セントラル装置3は、透析液を調製するための透析液調製装置の一例である。
A原液タンク5は、供給用配管395を介して中央ループ8と接続されている。B原液タンク6は、供給用配管397を介して中央ループ8と接続されている。A原液タンク5およびB原液タンク6のそれぞれは、清浄水を供給される治療用装置の一例である。また、A原液タンク5およびB原液タンク6のそれぞれは、透析液を生成するための薬剤を提供する薬剤提供装置の一例である。
第1の実施の形態では、血液浄化システム1は、透析治療のための「治療モード」と、血液浄化システム1内の各装置を洗浄するための「洗浄モード」とで、動作する。たとえば、「治療モード」では、RO装置2は、各装置に、加熱されていない清浄水を供給する。一方、「洗浄モード」では、RO装置2は、各装置に、ヒータ26によって加熱された清浄水を供給する。そして、「治療モード」と「洗浄モード」とでは、血液浄化システム1内の清浄水等の液体の流路が異なる。図1では、治療モードでの清浄水等の液体の流路が示されている。以下に、「治療モード」と「洗浄モード」のそれぞれについて、血液浄化システム1内の液体の流路を参照しながら、血液浄化システム1の動作を説明する。
<治療モードでの動作>
図1を参照して、治療モードにおける血液浄化システム1の動作を説明する。本明細書では、図面中のヒータ26の表示態様は、ヒータ26の動作状態として扱われる。より具体的には、ヒータ26が白抜きで示されていることは、ヒータ26が清浄水を加熱していない状態にあることを意味する。また、ヒータ26が塗りつぶされて示されていることは、ヒータ26が清浄水を加熱している状態にあることを意味する。
また、本明細書では、図面中の各バルブの表示態様は、各バルブの開閉状態として扱われる。より具体的には、バルブが白抜きで示されていることは、当該バルブが開状態(液体を通過させる状態)にあることを意味する。また、バルブが塗りつぶされて示されていることは、当該バルブが閉状態(液体を通過させない状態)にあることを意味する。
図1では、ヒータ26は白抜きで示されている。これは、ヒータ26が清浄水を加熱していないことを示す。そして、RO装置2は、中央ループ8を介して、血液浄化システム1内の各装置に、加熱されていない清浄水を供給する。
図1では、透析装置4への清浄水の流れが、矢印D05で示されている。各透析装置4は、当該A原液およびB原液をRO装置2からの清浄水で希釈することによって透析液を調製する。たとえば一人の患者に対して1台の透析装置4が利用される。
また、セントラル装置3への清浄水の流れは、矢印D01で示されている。A原液タンク5への清浄水の流れは、矢印D02で示されている。B原液タンク6への清浄水の流れは、矢印D03で示されている。さらに、セントラル装置3に対して、A原液タンク5から透析用配管396を介してA原液が導入され、B原液タンク6から透析用配管398を介してB原液が導入される。セントラル装置3は、RO装置2からの清浄水とA原液タンク5からのA原液とB原液タンク6からのB原液とを用いて透析液を調製する。そして、セントラル装置3は、透析用配管399および透析用配管701を介して、各透析装置7に透析液を供給する。
透析用配管399上には透析用バルブ393が設けられている。図1では、透析用バルブ393は、白抜きで示されている。このことは、セントラル装置3が、各透析装置7へ透析液を供給できることを意味する。図1では、セントラル装置3から各透析装置7への透析液の流れが、矢印D04として示されている。
なお、図1では、循環用バルブ394,494は塗りつぶされている。このことは、循環用バルブ394が返送用配管392内の流路を閉じていること、および、循環用バルブ494が返送用配管492内の流路を閉じていることを示す。つまり、治療モードでは、セントラル装置3、A原液タンク5およびB原液タンク6に導入された清浄水は、中央ループ8へ返送されない。また、透析装置4に導入された清浄水は、中央ループ8へ返送されない。
<洗浄モードでの動作>
図2は、血液浄化システム1における洗浄モードでの清浄水の流れを説明するための図である。図2を参照して、洗浄モードにおける血液浄化システム1の動作を説明する。
図2では、ヒータ26が塗りつぶされて示されている。このことは、ヒータ26が清浄水を加熱する状態であることを意味する。つまり、洗浄モードでは、RO装置2は、中央ループ8に、加熱された清浄水を供給することができる。
図2では、循環用バルブ494と循環用バルブ394とは白抜きで示されている。つまり、洗浄モードでは、循環用バルブ494と循環用バルブ394とが流路を開いている。これにより、各透析装置4は、RO装置2から供給された清浄水を中央ループ8へ返送する。この流れは、矢印D13で示されている。また、セントラル装置3は、RO装置2から供給された清浄水を中央ループ8へ返送する。この流れは、矢印D12で示されている。
中央ループ8に返送された清浄水は、RO装置2へ返送される。この清浄水の流れは、矢印D11で示されている。RO装置2に返送された清浄水は、ヒータ26で再度加熱されて、中央ループ8に送られる。
なお、図2では、透析用バルブ393は塗りつぶされて示されている。つまり、洗浄モードでは、透析用バルブ393は、流路を閉じている。このことから、血液浄化システム1では、洗浄モードで提供される加熱された清浄水は、各透析装置7には提供されない。
<ハードウェア構成>
次に、血液浄化システム1を構成する各装置のハードウェア構成を説明する。
(RO装置2)
図3は、RO装置2のハードウェア構成を概略的に示す図である。図3に示されるように、RO装置2は、当該RO装置2の動作を制御するコントローラ20と、記憶装置21とを含む。コントローラ20は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと、一次記憶装置の一例であるメモリとを含む。
記憶装置21は、たとえばハードディスク等のメモリによって実現される。そして、記憶装置21は、コントローラ20のプロセッサが実行するプログラムを記憶するプログラム記憶領域211と、当該プログラムの実行に利用される各種のデータを記憶するデータ記憶領域212とを含む。
RO装置2は、さらに、通信装置22と、操作器23と、表示装置24と、清浄水供給ユニット25と、ヒータ26と、ポンプ27と、温度センサ28とを含む。RO装置2では、コントローラ20と、記憶装置21と、操作器23と、表示装置24とが、制御用ユニット2Aを構成する。
通信装置22は、RO装置2が他の機器と通信するために設けられる。通信装置22は、たとえば無線送受信装置によって実現される。
操作器23は、RO装置2が外部からの操作を受け付けるために設けられる。操作器23は、たとえば、操作ボタン、および/または、タッチパネルによって実現される。
表示装置24は、RO装置2が情報を表示するために設けられ、たとえば液晶表示装置またはプラズマディスプレイ等の表示装置によって実現される。
清浄水供給ユニット25は、逆浸透等により清浄水を生成する。温度センサ28は、ヒータ26によって加熱された清浄水の温度を計測する。
コントローラ20は、通信装置22を介して、透析用バルブ393、循環用バルブ394、および、循環用バルブ494と通信可能である。コントローラ20は、これらのバルブの開閉を制御するための情報を各バルブ(または各バルブの開度を制御する装置)に、開または閉を指示するための情報を送信する。
(セントラル装置3)
次に、セントラル装置3のハードウェア構成を説明する。図4は、セントラル装置3のハードウェア構成を概略的に示す図である。
図4に示されるように、セントラル装置3は、当該セントラル装置3の動作を制御するコントローラ30と、記憶装置31とを含む。コントローラ30は、CPU等のプロセッサと、一次記憶装置の一例であるメモリとを含む。記憶装置31は、コントローラ30のプロセッサが実行するプログラムを記憶するプログラム記憶領域311と、当該プログラムの実行に利用される各種のデータを記憶するデータ記憶領域312とを含む。セントラル装置3は、さらに、通信装置32と、操作器33と、表示装置34と、透析液調製ユニット35と、洗浄ユニット36とを含む。
通信装置32は、セントラル装置3が他の機器と通信するために設けられ、たとえば無線送受信装置によって実現される。
操作器33は、セントラル装置3が外部からの操作を受け付けるために設けられる。操作器33は、たとえば、操作ボタン、および/または、タッチパネルによって実現される。
表示装置34は、セントラル装置3が情報を表示するために設けられ、たとえば液晶表示装置またはプラズマディスプレイ等の表示装置によって実現される。
透析液調製ユニット35は、A原液とB原液と清浄水とを用いて、透析液を調製する。
洗浄ユニット36は、セントラル装置3の洗浄のために設けられ、たとえば、洗浄液を貯蔵するタンク、当該タンクからセントラル装置3の内部に洗浄液を供給するために駆動される部材等を含む。
(透析装置4)
次に、透析装置4のハードウェア構成を説明する。図5は、透析装置4のハードウェア構成を概略的に示す図である。
図5に示されるように、透析装置4は、当該透析装置4の動作を制御するコントローラ40と、記憶装置41とを含む。コントローラ40は、CPU等のプロセッサと、一次記憶装置の一例であるメモリとを含む。記憶装置41は、コントローラ40のプロセッサが実行するプログラムを記憶するプログラム記憶領域411と、当該プログラムの実行に利用される各種のデータを記憶するデータ記憶領域412とを含む。透析装置4は、さらに、通信装置42と、操作器43と、表示装置44と、透析ユニット45と、洗浄ユニット46とを含む。
通信装置42は、透析装置4が他の機器と通信するために設けられ、たとえば無線送受信装置によって実現される。
操作器43は、透析装置4が外部からの操作を受け付けるために設けられる。操作器43は、たとえば、操作ボタン、および/または、タッチパネルによって実現される。
表示装置44は、透析装置4が情報を表示するために設けられ、たとえば液晶表示装置またはプラズマディスプレイ等の表示装置によって実現される。
透析ユニット45は、透析治療のために、透析装置4において透析液を循環させる。
洗浄ユニット46は、透析装置4の洗浄のために設けられ、たとえば、洗浄液を貯蔵するタンク、当該タンクから透析装置4の内部に洗浄液を供給するために駆動される部材等を含む。
(A原液タンク5,B原液タンク6)
次に、A原液タンク5とB原液タンク6のハードウェア構成を説明する。図6は、A原液タンク5のハードウェア構成を概略的に示す図である。図7は、B原液タンク6のハードウェア構成を概略的に示す図である。
図6に示されるように、A原液タンク5は、当該A原液タンク5の動作を制御するコントローラ50と、記憶装置51とを含む。コントローラ50は、CPU等のプロセッサと、一次記憶装置の一例であるメモリとを含む。記憶装置51は、コントローラ50のプロセッサが実行するプログラムを記憶するプログラム記憶領域511と、当該プログラムの実行に利用される各種のデータを記憶するデータ記憶領域512とを含む。A原液タンク5は、さらに、通信装置52と、操作器53と、表示装置54と、A原液供給ユニット55と、洗浄ユニット56とを含む。
通信装置52は、A原液タンク5が他の機器と通信するために設けられ、たとえば無線送受信装置によって実現される。操作器53は、A原液タンク5が外部からの操作を受け付けるために設けられる。操作器53は、たとえば、操作ボタン、および/または、タッチパネルによって実現される。表示装置54は、A原液タンク5が情報を表示するために設けられ、たとえば液晶表示装置またはプラズマディスプレイ等の表示装置によって実現される。A原液供給ユニット55は、A原液を貯留し、また、当該A原液を他の装置等に供給する。洗浄ユニット56は、A原液タンク5の洗浄のために設けられ、たとえば、洗浄液を貯蔵するタンク、当該タンクからA原液タンク5の内部に洗浄液を供給するために駆動される部材等を含む。
図7に示されるように、B原液タンク6は、A原液タンク5に対して、A原液タンク5がA原液を貯留する代わりにB原液を貯留することのみ異なる。
より具体的には、B原液タンク6は、当該B原液タンク6の動作を制御するコントローラ60と、記憶装置61とを含む。コントローラ60は、CPU等のプロセッサと、一次記憶装置の一例であるメモリとを含む。記憶装置61は、コントローラ60のプロセッサが実行するプログラムを記憶するプログラム記憶領域611と、当該プログラムの実行に利用される各種のデータを記憶するデータ記憶領域612とを含む。B原液タンク6は、さらに、通信装置62と、操作器63と、表示装置64と、B原液供給ユニット65と、洗浄ユニット66とを含む。
通信装置62は、B原液タンク6が他の機器と通信するために設けられ、たとえば無線送受信装置によって実現される。操作器63は、B原液タンク6が外部からの操作を受け付けるために設けられる。操作器63は、たとえば、操作ボタン、および/または、タッチパネルによって実現される。表示装置64は、B原液タンク6が情報を表示するために設けられ、たとえば液晶表示装置またはプラズマディスプレイ等の表示装置によって実現される。B原液供給ユニット65は、B原液を貯留し、また、当該B原液を他の装置等に供給する。洗浄ユニット66は、B原液タンク6の洗浄のために設けられ、たとえば、洗浄液を貯蔵するタンク、当該タンクからB原液タンク6の内部に洗浄液を供給するために駆動される部材等を含む。
<洗浄モードでのタイミングチャート>
血液浄化システム1における、洗浄モードでの装置間の情報のやり取りについて説明する。図8は、第1の実施の形態の血液浄化システム1における装置間での情報のやり取りを説明するためのタイミングチャートである。
図8を参照して、血液浄化システム1が洗浄モードに移行する際、たとえば矢印A01として示されるように、RO装置2に対して洗浄の指示が入力される。これに応じて、RO装置2のコントローラ20のプロセッサは、当該RO装置2の洗浄を実行する。また、当該プロセッサは、セントラル装置3、A原液タンク5、B原液タンク6および透析装置4のそれぞれに、各装置を洗浄する指示を送信する。図8では、これらの指示が矢印A02,A03,A04,A05で示されている。セントラル装置3、A原液タンク5、B原液タンク6および透析装置4のそれぞれは、上記指示に応じて、各装置を洗浄する。
セントラル装置3、A原液タンク5、B原液タンク6および透析装置4のそれぞれは、各装置の洗浄が完了すると、RO装置2に完了を通知する。図8では、当該通知が矢印A05,A06,A07,A08で示されている。
RO装置2のプロセッサは、洗浄の指示を出したすべての装置から洗浄完了の通知を受けると、血液浄化システム1内の各装置を熱湯で消毒するための熱水循環処理(ステップA10)を実行する。熱水循環処理の内容は、図9を参照して詳述される。
<熱水循環処理>
図9は、RO装置2のコントローラ40のプロセッサによって実行される熱水循環処理のフローチャートである。以下に、熱水循環処理の内容を説明する。
ステップS10で、プロセッサは、ヒータ26による加熱動作をONする。そして、制御はステップS20へ進められる。
ステップS20で、プロセッサは、RO装置2から中央ループ8へ供給される清浄水(たとえば、RO装置2と中央ループ8との接続部分に貯留されている清浄水)の温度が、予め定められた温度T1以上であるか否かを判断する。温度T1は、血液浄化システム1内の装置を加熱して消毒するための温度であり、たとえば80℃程度である。そして、プロセッサは、上記清浄水の温度が温度T1以上であると判断するとステップS30へ制御を進める。一方、プロセッサは、当該温度が温度T1未満であると判断すると、当該温度が温度T1以上となるまでステップS20の制御に留まる。
ステップS30で、プロセッサは、透析用バルブ393等の透析用バルブを閉じる。これは、たとえば、透析用バルブ393に対して流路を閉じるための制御信号が送信されることにより、実現される。そして、制御はステップS40へ進められる。
ステップS40で、プロセッサは、循環用バルブ494および循環用バルブ394等の循環用バルブを開く。これは、たとえば、循環用バルブ494および循環用バルブ394に対して流路を開くための制御信号が送信されることにより、実現される。そして、制御はステップS50へ進められる。
ステップS50で、プロセッサは、ポンプ27の駆動をONする。これにより、中央ループ8内で、温度T1以上に加熱された清浄水が循環する。そして、制御はステップS60へ進められる。
ステップS60で、プロセッサは、ステップS50でポンプ27の駆動を開始してから予め定められた時間が経過したか否かを判断する。ステップS60での「予め定められた時間」とは、血液浄化システム1の各装置の消毒のために連続して熱水を通過されることが必要とされる時間であり、たとえば10分程度である。そして、プロセッサは、当該時間が経過するまでステップS60の制御に留まる。そして、プロセッサは、当該時間が経過したと判断すると、ステップS70へ制御を進める。
ステップS70で、プロセッサは、ステップS10で開始された、ヒータ26による加熱動作をOFFする。そして、制御はステップS80へ進められる。
ステップS80で、プロセッサは、ステップS40で開かれた循環用バルブを閉じる。そして、制御はステップS90へ進められる。
ステップS90で、プロセッサは、ステップS50で開始された、ポンプ27の駆動を停止させる。そして、制御はステップS100へ進められる。
ステップS100で、プロセッサは、ステップS30で閉じられた透析用バルブを開く。これにより、図9の処理は終了する。
以上説明された第1の実施の形態では、血液浄化システム1は、治療モーと洗浄モードとで動作する。洗浄モードでは、RO装置2は、ヒータ26で加熱された清浄水を、透析装置4、A原液タンク5、B原液タンク6およびセントラル装置3等の各装置へ供給する。これにより、血液浄化システム1では、各装置が加熱によって消毒される。なお、各装置は、加熱された清浄水を供給された後、当該清浄水を、返送用配管392および返送用配管492を介して、中央ループ8へ返送する。当該返送された清浄水は、中央ループ8を介してRO装置2に戻される。RO装置2のヒータ26は、各装置から戻された清浄水を、必要に応じて再度加熱して、中央ループ8へ供給する。当該供給された清浄水は、再度各装置へ供給される。
血液浄化システム1では、加熱後の清浄水が各装置で消毒に利用された後、再度、RO装置2へ戻される。これにより、RO装置2のヒータ26には、RO装置2において元々室温等で貯留されていたものより温度が高い清浄水が返送される。これにより、温度T1以上の清浄水を提供することを必要とされるヒータ26が要するエネルギ量を削減することができる。
なお、供給用配管391および供給用配管491などの内部に通常流れるものは、RO装置2から提供される清浄水のみである。このことから、供給用配管391および供給用配管491の内部に異物が付着する等の可能性は極めて低いと言える。したがって、供給用配管391供給用配管491内の消毒の際に供給用配管391および供給用配管491に導入された消毒用の溶液(加熱された清浄水)は、順次廃棄されるのではなく、中央ループ8等を介して循環されても、供給用配管391および供給用配管491は十分消毒されると考えられる。
第1の実施の形態の血液浄化システム1において、RO装置2、透析装置4、A原液タンク5、B原液タンク6、および、セントラル装置3により、血液治療に利用される治療用装置が構成される。なお、透析装置4は、血液浄化治療のために透析液を循環させる血液浄化装置の一例である。セントラル装置3は、透析液を調製するための透析液調製装置の一例である。A原液タンク5およびB原液タンク6の少なくとも一方は、透析液を生成するための薬剤を提供するための一実施の形態の薬剤提供装置である。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態の血液浄化システムでは、A原液タンク5およびB原液タンク6は、A原液およびB原液を、セントラル装置3を介することなく、透析装置7に直接供給する。つまり、第2の実施の形態の血液浄化システム1Aは、第1の実施の形態の血液浄化システム1が備えていたセントラル装置3を必要としない。図10および図11は、第2の実施の形態の血液浄化システム1Aの構成を示す図である。図10および図11を参照して、血液浄化システム1Aの構成を説明する。なお、図10には、治療モードにおける、血液浄化システム1A内の溶液の流れが示されている。一方、図11には、洗浄モードにおける、血液浄化システム1A内の溶液の流れが示されている。
<血液浄化システム1Aの構成>
図10および図11に示されるように、血液浄化システム1Aにおいて、A原液タンク5は、供給用配管395を介して、中央ループ8から清浄水を供給される。そして、A原液タンク5には、中央ループ8へ清浄水を返送するための返送用配管592が取り付けられている。返送用配管592上には循環用バルブ594が設けられている。循環用バルブ594は、返送用配管592内の流路の開度を調節する調節手段の一例である。そして、A原液タンク5は、透析用配管396を介して、各透析装置7にA原液(A原液タンク5において濃度が適切に調製されたもの)が供給される。透析用配管396上には、透析用バルブ593が設けられている。
また、B原液タンク6は、供給用配管397を介して、中央ループ8から清浄水を供給される。そして、B原液タンク6には、中央ループ8へ清浄水を返送するための返送用配管692が取り付けられている。返送用配管692上には循環用バルブ694が設けられている。循環用バルブ694は、返送用配管692内の流路の開度を調節する調節手段の一例である。そして、B原液タンク6は、透析用配管398を介して、各透析装置7にB原液(B原液タンク6において濃度が適切に調製されたもの)が供給される。透析用配管398上には、透析用バルブ693が設けられている。
<治療モードにおける血液浄化システム1Aの動作>
図10を参照して、治療モードにおける血液浄化システム1Aの動作を説明する。治療モードでは、各透析装置4は、それぞれに接続された供給用配管491を介して、清浄水を供給される(矢印D05)。治療モードでは、各返送用配管492は閉じられている。したがって、治療モードでは、透析装置4に供給された清浄水は、中央ループ8に返送されない。
また、治療モードにおいて、A原液タンク5は、供給用配管395を介して、中央ループ8から清浄水を供給される。この清浄水の流れは、矢印D22として示されている。そして、A原液タンク5は、透析用配管396および透析用バルブ593を介して、各透析装置7にA原液(適切な濃度に希釈されたもの)を供給する。このA原液の流れは、矢印D24として示されている。治療モードでは、循環用バルブ594は閉じられている。これにより、A原液タンク5に供給された清浄水は、中央ループ8に返送されない。
B原液タンク6は、供給用配管397を介して、中央ループ8から清浄水を供給される。この清浄水の流れは、矢印D23として示されている。そして、B原液タンク6は、透析用配管398および透析用バルブ693を介して、各透析装置7にB原液(適切な濃度に希釈されたもの)を供給する。このB原液の流れは、矢印D24として示されている。治療モードでは、循環用バルブ694は閉じられている。これにより、B原液タンク6に供給された清浄水は、中央ループ8に返送されない。
<洗浄モードにおける血液浄化システム1Aの動作>
図11を参照して、洗浄モードにおける血液浄化システム1Aの動作を説明する。洗浄モードでは、各循環用バルブ494は開かれている。したがって、各透析装置4は、それぞれに接続された返送用配管492を介して、中央ループ8へ清浄水を返送する(矢印D36)。
また、洗浄モードでは、透析用バルブ593および透析用バルブ693は閉じられ、循環用バルブ594および循環用バルブ694は開かれている。これにより、A原液タンク5は、A原液および清浄水を透析装置7に送らない。A原液タンク5は、返送用配管592を介して、中央ループ8へ清浄水を返送する(矢印D32)。また、B原液タンク6は、B原液および清浄水を透析装置7に送らない。B原液タンク6は、返送用配管692を介して、中央ループ8へ清浄水を返送する(矢印D33)。
<RO装置2のハードウェア構成>
第2の実施の形態のRO装置2は、セントラル装置3に接続された管上のバルブの開閉を制御する代わりに、A原液タンク5およびB原液タンク6に接続された管上のバルブの開閉を制御することにより、治療モードおよび洗浄モードにおける溶液の流れを調整する。図12は、第2の実施の形態のRO装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3に示された第1の実施の形態のRO装置2のコントローラ20と比較して、第2の実施の形態のRO装置2のコントローラ20は、透析用バルブ393および循環用バルブ394の代わりに、透析用バルブ593,693および循環用バルブ594,694に接続されている。第2の実施の形態において、治療モードでは、コントローラ20は、図10に示されるように透析用バルブ593,693を開け、循環用バルブ594,694,494を閉じる。
一方、洗浄モードでは、コントローラ20は、図11に示されるように透析用バルブ593,693を閉じ、循環用バルブ594,694,494を開ける。また、ヒータ26で、透析装置4、A原液タンク5およびB原液タンク6へ供給される清浄水を加熱する。これにより、透析装置4、A原液タンク5およびB原液タンク6は、加熱された清浄水を供給され、また、当該清浄水を中央ループ8を介してRO装置2へ返送する。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態の血液浄化システム1は、第1の実施の形態の血液浄化システム1と同様に、RO装置2、A原液タンク5、B原液タンク6、および透析装置4を含む。つまり、第3の実施の形態の血液浄化システム1の構成の一例は、図1または図2に示された構成である。そして、第3の実施の形態では、A原液タンク5、B原液タンク6、および透析装置4のそれぞれに接続された管上に設けられたバルブの開閉は、RO装置2」ではなく、各装置によって切り替えられる。
より具体的には、治療モードでは、セントラル装置3のコントローラ30(図4参照)は、透析用バルブ393を開き、循環用バルブ394を閉じる。また、治療モードでは、透析装置4のコントローラ40(図5参照)は、循環用バルブ494を閉じる。
一方、洗浄モードでは、セントラル装置3のコントローラ30は、透析用バルブ393を閉じ、循環用バルブ394を開く。また、洗浄モードでは、透析装置4のコントローラ40は、循環用バルブ494を開く。
血液浄化システム1における、洗浄モードでの装置間の情報のやり取りについて説明する。図13は、第3の実施の形態の血液浄化システム1における装置間での情報のやり取りを説明するためのタイミングチャートである。
図13に示されるように、RO装置2のコントローラ20のプロセッサは、洗浄の指示を入力されると(矢印A01)、セントラル装置3、A原液タンク5、B原液タンク6および各透析装置4に洗浄を指示する(矢印A02,A03,A04,A05)。これに応じて、セントラル装置3、A原液タンク5、B原液タンク6および各透析装置4は、それぞれを洗浄する。そして、各装置は、洗浄の完了をRO装置2へ通知する(矢印A06,A07,A08,A09)。そして、セントラル装置3のコントローラ30は、透析用バルブ393を閉じ(図13中のステップA06−1)、また、循環用バルブ394を開く(図13中のステップA06−2)。さらに、透析装置4のコントローラ40は、循環用バルブ494を開く。
そして、RO装置2のコントローラ20のプロセッサは、ステップA11として、熱水循環処理を実行する。ステップA11の熱水循環処理の内容は、図9に示された熱水循環処理と基本的に同じである。ただし、ステップA11の熱水循環処理は、図9に示された熱水循環処理と比較して、バルブの開閉のための制御(ステップS30,S40,S80,およびS100)を含まない。
RO装置2のプロセッサは、熱水循環処理(ステップA11)が完了すると、セントラル装置3および透析装置4に対して、当該処理の完了を通知する(矢印A12,A14)。これに応じて、セントラル装置3のコントローラ30は、循環用バルブ394を閉じ(図13中のステップA13−1)、また、透析用バルブ393を開く(図13中のステップA13−2)。また、各透析装置4のコントローラ40は、循環用バルブ494を閉じる(図13中のステップA15−1)。
以上説明した第3の実施の形態の血液浄化システム1では、各装置に接続されたバルブの開閉は、各装置のコントローラが切り替える。これにより、RO装置2の制御の負荷を他の装置に分散される。
[第4の実施の形態]
図14は、第4の実施の形態の血液浄化システムの構成を概略的に示す図である。図14に示されるように、第4の実施の形態の血液浄化システム1Bは、RO装置2、セントラル装置3、A原液タンク5、B原液タンク6、および透析装置4,7に加えて、制御装置100を含む。
制御装置100は、プロセッサ101と、記憶装置102と、通信装置103と、入力装置104とを含む。第1〜第3の実施の形態では、RO装置2の制御用ユニット2Aが、血液浄化システム1または血液浄化システム1Aの洗浄モードを制御する。第4の実施の形態では、プロセッサ101が、血液浄化システム1Bの洗浄モードを制御する。
記憶装置102は、ハードディスク等のメモリによって実現される。そして、記憶装置102は、プロセッサ101が実行するプログラムと、当該プログラムの実行に必要な各種のデータとを記憶する。
通信装置103は、たとえば無線送受信装置によって実現される。通信装置103は、制御装置100が血液浄化システム1B内の他の装置と通信するために設けられる。
入力装置104は、たとえば、ボタン、キーボード、およびタッチセンサによって実現される。制御装置100は、入力装置104を介して、情報の入力を受け付ける。
以上説明した第4の実施の形態では、血液浄化システム1Bは、RO装置2、セントラル装置3、A原液タンク5、B原液タンク6、および透析装置4,7に加えて、洗浄モードにおける制御を実行するための装置(制御装置100)を含む。これにより、既存の血液浄化システムに制御装置100を追加するだけで、当該既存の血液浄化システムを本開示に従った血液浄化システムへと変更することができる。
今回開示された実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1〜第3の実施の形態では、RO装置2の制御用ユニット2Aが、血液浄化システム1または血液浄化システム1Aの洗浄モードを制御した。なお、血液浄化システム1または血液浄化システム1Aでは、セントラル装置3、A原液タンク5、B原液タンク6、および透析装置4の中の1つの装置のコントローラが上記洗浄モードを制御してもよい。または、RO装置2、セントラル装置3、A原液タンク5、B原液タンク6、および透析装置4の中の2つ以上の装置のコントローラが協働して上記洗浄モードを制御してもよい。
1,1A,1B 血液浄化システム、2 RO装置、2A 制御用ユニット、3 セントラル装置、4,7 透析装置、5 A原液タンク、6 B原液タンク、8 中央ループ、20,30,40,50,60 コントローラ、21,31,41,51,61,102 記憶装置、22,32,42,52,62,103 通信装置、23,33,43,53,63 操作器、24,34,44,54,64 表示装置、26 ヒータ、27 ポンプ。

Claims (8)

  1. 清浄水を供給するための清浄水供給装置と、
    血液浄化治療のために前記清浄水供給装置から清浄水を供給される治療用装置と、
    前記清浄水供給装置と他の機器との間で清浄水を循環させるための循環経路と、
    前記治療用装置から前記循環経路へ清浄水を返送するための返送用経路と、
    前記清浄水供給装置が供給する清浄水を加熱するための加熱手段と、
    前記清浄水供給装置と前記治療用装置との間で前記循環経路を介して清浄水を流すための送液手段とを備える、血液浄化システム。
  2. 前記治療用装置は、血液浄化治療のために透析液を循環させる血液浄化装置、透析液を調製するための透析液調製装置、および、透析液を生成するための薬剤を提供する薬剤提供装置の中の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の血液浄化システム。
  3. 前記返送用経路の開度を調節するための調節手段と、
    前記治療用装置が血液浄化治療を行なっていないときに、洗浄用処理を実行するように構成されたコンピュータとを備え、
    前記洗浄用処理は、戦記加熱手段に清浄水を加熱されること、および、前記治療用装置が血液浄化治療を行なっているときよりも前記調節手段による前記返送用経路の開度を高くすることを含む、請求項1または請求項2に記載の血液浄化システム。
  4. 前記コンピュータは、
    前記治療用装置の洗浄の指示の入力を受け付けるための入力手段を含み、
    前記入力手段に前記指示が入力されたことに応じて、前記治療用装置に当該治療用装置の洗浄を指示し、前記治療用装置の洗浄の完了の通知を受けたことを条件として、前記洗浄用処理を実行するように構成されている、請求項3に記載の血液浄化システム。
  5. 血液浄化システムの制御方法であって、
    前記血液浄化システムは、
    清浄水を供給するための清浄水供給装置と、
    前記清浄水供給装置から清浄水を供給される治療用装置と、
    前記清浄水供給装置と他の機器との間で清浄水を循環させるための循環経路と、
    前記治療用装置から前記循環経路へ清浄水を返送するための返送用経路と、
    前記清浄水供給装置が供給する清浄水を加熱するための加熱手段と、
    前記清浄水供給装置と前記治療用装置との間で前記循環経路を介して清浄水を流すための送液手段と、
    前記返送用経路の開度を制御するためのコンピュータとを備え、
    前記コンピュータが、前記治療用装置が血液浄化治療を行っていないときに、前記加熱手段によって、清浄水を加熱することと、
    前記コンピュータが、前記治療用装置が血液浄化治療を行っていないときに、前記治療用装置が血液浄化治療を行っているときよりも前記返送用経路の開度を高くすることと、
    前記コンピュータが、前記治療用装置が血液浄化治療を行っていないときに、前記送液手段によって、前記清浄水供給装置と前記治療用装置との間で清浄水を循環させることとを含む、血液浄化システムの制御方法。
  6. 血液浄化システムを制御するための制御装置であって、
    前記血液浄化システムは、
    清浄水を供給するための清浄水供給装置と、
    前記清浄水供給装置から清浄水を供給される治療用装置と、
    前記清浄水供給装置と他の機器との間で清浄水を循環させるための循環経路と、
    前記治療用装置から前記循環経路へ清浄水を返送するための返送用経路と、
    前記清浄水供給装置が供給する清浄水を加熱するための加熱手段と、
    前記清浄水供給装置と前記治療用装置との間で前記循環経路を介して清浄水を流すための送液手段と、
    前記返送用経路の開度を調節するための調節手段とを備え、
    前記制御装置は、
    前記治療用装置が血液浄化治療を行っていないときに、前記加熱手段によって、清浄水を加熱し、
    前記治療用装置が血液浄化治療を行っていないときに、前記治療用装置が血液浄化治療を行っているときよりも前記調節手段における前記返送用経路の開度を高くし、
    前記治療用装置が血液浄化治療を行っていないときに、前記送液手段によって、前記清浄水供給装置と前記治療用装置との間で清浄水を循環させるように構成されている、血液浄化システムの制御装置。
  7. 血液浄化治療のための治療用装置に清浄水を供給するための清浄水供給装置であって、
    清浄水を加熱するための加熱手段と、
    前記清浄水供給装置と前記治療用装置との間で清浄水を循環させるために清浄水を流す送液手段と、
    前記治療用装置から前記清浄水供給装置に清浄水を返送するための返送用経路の開度を制御するように構成されたコンピュータとを備え、
    前記コンピュータは、前記治療用装置が血液浄化治療を行なっていないときに、前記加熱手段によって清浄水を加熱し、前記返送用経路の開度を前記治療用装置が血液浄化治療を行なっているときよりも高くし、前記送液手段によって前記清浄水供給装置と前記治療用装置との間で清浄水を循環させるように構成されている、清浄水供給装置。
  8. 血液浄化治療のために、清浄水供給装置から清浄水を供給される治療用装置であって、
    前記清浄水供給装置に清浄水を返送するための返送用経路と、
    前記返送用経路の開度を調節するための調節手段とを備える、治療用装置。
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