JP4951887B2 - 腹膜灌流装置およびその駆動プログラム - Google Patents

腹膜灌流装置およびその駆動プログラム Download PDF

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Description

本発明は、腹膜灌流装置およびその駆動プログラムに関し、特に、排液処理と注液処理との間における患者ラインの清浄化技術に関する。
慢性腎不全患者に対して施される透析療法には、血液透析療法と腹膜透析療法とがある。腹膜透析療法は、カテーテルを通して患者の腹腔に透析液を注液し、患者の腹腔内でこの透析液を一定時間貯留した後、排液するというサイクルを、1日に数回繰り返すという療法である。このように腹膜透析療法は、患者自らが自宅などで実施することができる療法であるので、血液透析療法に対して治療費および通院などといった患者の負担を軽減するのに優位である。
腹膜透析療法には、透析液と排液バッグのみを使用し、自重落下で注液・排液を行う療法と、腹膜灌流装置を使用し、就寝中に注液・排液を自動で繰り返し行う療法とがある。
腹膜灌流装置を用いた療法には、落差圧を用いて注液・排液を行う落差方式と、ポンプ駆動を用いて注液・排液を行うポンプ方式とがある。その内でも、自動腹膜灌流装置による療法(ポンプ方式による療法)は、患者の就寝中に透析を実行することが可能であるので、患者が昼間の活動時間を有効に活用することができ、現在の透析療法の主流となっている(例えば、特許文献1、2を参照)。
特開平10−174715号公報 特開平10−211276号公報
しかしながら、腹膜灌流装置を用いた療法においては、装置と患者との間を結ぶ1本のライン(患者ライン)を介して注液と排液との両処理を実行するために、排液の後に注液する際、患者ラインに残った排液が再び患者の腹腔に戻されてしまうことになる。患者ライン内に残留する排液量は、通常30〜50(mL)であり、1サイクルあたりの注液量が1500〜2000(mL)である成人が対象となる場合にはあまり大きな問題とはならないと考えられる。即ち、1サイクルあたりの注液量が上記のように多い場合には、例え患者ラインに残留の排液が一緒に患者の腹腔へと戻されたとしても、その割合は1.5〜3.3(%)と僅かであることから、透析効率に然程大きな影響を及ぼすことはない。
これに対して、1サイクルあたりの注液量が200〜300(mL)と少ない小児が対象となる場合には、患者ラインに残留する30〜50(mL)という排液量が1サイクルあたりの注液量全体に対し10〜25(%)という大きな比率を占めてしまう。このことから対象が小児などの場合においては、透析の効果に影響を及ぼしかねない。
上記問題に対して、患者ラインの内径を小さくして患者ライン内に残留する排液量を減らすという手段も講じられているが、この手段を用いたとしても、患者ライン内に残留する排液量を1/2程度に低減することはできるが、それ以上は実際上、困難である。例えば、患者ラインの内径をあまりに細くすることは、注液あるいは排液の支障となって透析に要する時間(透析サイクルの注液、排液に要する時間)が長くなってしまい、また、患者ラインの全長を短くすることは、患者に姿勢的・位置的な拘束を課すことになってしまい、いずれの方策を採ると仮定した場合にも、患者に負担を強いることになる。
本発明は、上記問題を解決しようとなされたものであって、患者の腹腔に繋がる1本のラインを共用して注液および排液を実行する場合であっても、患者に負担を強いることなく透析の効果を高められる腹膜灌流装置およびその駆動プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る腹膜灌流装置は、患者の腹腔に対し接続されたラインを介して透析液を注液する注液処理と、注液された透析液を患者の腹腔内に所要の時間貯留した後、注液と同じラインを介して排液する排液処理とからなるサイクルを、繰り返して実行する駆動制御部を有する装置であって、駆動制御部は、先行するサイクルの排液処理と、これに続くサイクルの注液処理との間に、ライン内の清浄化処理を実行することを特徴とする。
また、本発明に係る腹膜灌流装置の駆動プログラムは、患者の腹腔に対し接続されたラインを介して透析液を注液する注液ステップと、注液された透析液を患者の腹腔内に所要の時間貯留した後、注液ステップと同じラインを介して排液する排液ステップとからなるサイクルを、繰り返して実行するプログラムであって、先行するサイクルの排液ステップと、これに続くサイクルの注液ステップとの間に、ライン内の清浄化を行う清浄化ステップを有することを特徴とする。
本発明に係る腹膜灌流装置およびその駆動プログラムでは、先行するサイクルの排液処理(ステップ)と、これに続くサイクルの注液処理(ステップ)との間で、ラインに対する清浄化処理を実行するので、後続のサイクルでの注液処理の実行に際して患者の腹腔へ注液される透析液に混入する排液の濃度を低減することが可能である。よって、本発明では、1サイクルあたりの注液量が200〜300(mL)と少ない小児などを対象とする場合においても、注液量に占める残留排液の割合を低減することで、高い透析効率を確保することができる。
従って、本発明に係る腹膜灌流装置およびその駆動プログラムでは、患者の腹腔に繋がる1本のラインを共用して注液および排液を実行する場合であっても、患者に負担を強いることなく透析の効果を高められる。
上記清浄化処理としては、例えば、先行するサイクルの排液処理の後にライン内に残る残留排液を透析液で希釈あるいは透析液に置換するという方法を採用することができる。透析液で希釈する方法のより具体的な方法としては、先行するサイクルの排液処理実行の後に、上記ラインを介して患者の腹腔に透析液を注液し、その後に時間をあけることなく、この透析液を残留排液が混合された状態で排液するというものを採用することができる。このような方法を以って清浄化処理を実行する場合には、従来の輸液回路をそのまま用いることができ、医療の現場における作業の煩雑さを招かない。
なお、上記において、「注液後に時間をあけることなく」とは、清浄化処理のために患者の腹腔へと注液した透析液をあまり長時間にわたって貯留した状態とした場合には、患者の腹膜を通して老廃物等が排出されて清浄化の効果が失われてしまうことも考えられ、「これを考慮した短い時間の後に」という意味である。例えば、清浄化処理のための透析液を注入し終わってから、5秒以内には液の排出を実行することが望ましい。
また、上記本発明に係る腹膜灌流装置およびその駆動プログラムでは、清浄化処理で患者の腹腔へと注液する透析液の量を、ラインの内容積(残留排液の量)に対して2倍以上20倍以下とすることが透析効率および透析時間などの観点から望ましい。
また、本発明に係る腹膜灌流装置およびその駆動プログラムでは、清浄化処理の際に患者の腹腔に注液する透析液についても、予め患者の体温近傍まで加温(温度調節)しておくことが望ましい。これにより、患者の負担を軽減することができる。
さらに、本発明に係る腹膜灌流装置およびその駆動プログラムでは、対象となる患者にかかわらず清浄化処理を実行させることも可能であるが、清浄化処理を実行するか否かの判断をユーザの意思に基づくようにすることも可能である。具体的には、装置の駆動制御部に対して、ユーザが清浄化処理を実行させるか否かについての選択を受け付ける入力受付手段を接続しておき、この入力受付手段に入力されるユーザの選択に基づいて清浄化処理を実行するか否かを決定させる。
このように清浄化処理を実行させるか否かの判断をユーザ等の判断に委ねるようにすれば、対象が成人であるか小児であるかなどに関わりなく同じ仕様の装置を使用することができ、且つ、清浄化処理の必要性のない成人が対象の場合には、トータルとしての透析に要する時間が長引くのを抑制することができる。
以下では、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下の説明で用いる形態は、本発明の構成及び作用効果を解りやすく説明するために一例とするものであって、本発明は、これに限定を受けるものではなく、本発明の本質部分以外を適宜変更した種々のバリエーションを採ることができる。
(腹膜灌流システム1の構成)
本実施の形態に係る腹膜灌流システム1の構成について、図1を用いて説明する。図1は、腹膜灌流システム1の主要構成を示すブロック構成図である。
先ず、本実施の形態に係る腹膜灌流システム1は、腎不全患者に対して実施する腹膜透析を実施するためのものであり、患者の腹腔に対して透析液を注入し、透析液を腹腔に一定時間貯留した後に体内の老廃物が混じった透析液を排出する構成となっている。そして、患者は、この腹膜灌流システム1を用いて、上記注液、貯留および排液で構成のサイクルを1日に複数回繰り返す。
図1に示すように、本実施の形態に係る腹膜灌流システム1は、ディスポーザブルな輸液回路1aと、これを装着可能に構成され、輸液回路1a内の透析液の移送を実行する腹膜灌流装置1bとから構成されている。輸液回路1aは、複数の給液バッグ11、加温バッグ12、排液バッグ13、濃度変更用液バッグ14、カセット部15および互いの間を結ぶライン10a〜10fで構成されている。ライン10a〜10fの内、ライン10eは、一端が患者の腹腔へ挿入されたチューブ(図示を省略。)に連結されている。輸液回路1aでは、ライン10a〜10fが一ヶ所で連結されている。
輸液回路1aにおけるカセット部15は、ライン10fが接続された上蓋15aと下蓋15bが対向して接合された構成を有しており、内部空間を二分するダイアフラム15cが内装されている。また、カセット15を構成する下蓋15bには、開口部15dが設けられている。
腹膜灌流装置1bは、輸液回路1aにおけるライン10a〜10fのクランプを実行することで輸液回路1a内における液の流路を切替えるためのクランプ部30と、カセット部15に装着されるカセット装着部21、およびカセット装着部21に対しエアーの出し入れを実行するためのシリンダー22を有する。シリンダー22とカセット装着部21との間は、エアチューブ20によって繋がれており、その中ほどから分岐した部分にバルブ24および圧力センサ25が設けられている。シリンダ22は、そのピストン駆動によってエアチューブ20およびカセット装着部21を介して、カセット部15の下蓋15bの内方に対して正圧または負圧を加え、ダイアフラム15cを駆動する。また、シリンダ22には、ロッドストローク位置を検出するエンコーダ23が装着されている。
上記バルブ24は、例えば、公知のダイアフラム式電磁バルブなどを用いて構成されている。そして、このバルブ24は、圧力センサ25からの圧力情報のフィードバックをうけた後述の制御部40からの指示信号により駆動される。圧力センサ25としては、例えば、圧電素子あるいはピエゾ抵抗効果を用いた半導体圧力センサなどが用いられている。
図1に示すように、腹膜灌流装置1bには、制御部40、入力部41、表示部42、データ格納部43、ドライバ44およびヒータ45などを備えている。この内、制御部40は、例えば、CPUから構成されており、予めデータ格納部43に格納された駆動プログラムに基づいてクランプ部30、シリンダー22を駆動するドライバー44およびヒータ45を駆動するための指示信号を出力する。また、制御部40には、上記シリンダー22に装着されたエンコーダ23に信号線が接続されており、シリンダー22のロッドストロークに関する位置情報が入力されるようになっている。
入力部41は、ユーザからの入力を受け付ける部分である。また、表示部42は、例えば、液晶パネルなどからなるものであって、装置駆動時における各種情報や、駆動前における駆動条件入力に関する情報などを表示する。表示部42は、異常発生時における警報表示も行えるようになっている。
データ格納部43には、制御部40が装置駆動制御を実行するのに必要とする制御条件などが予め格納されており、制御部40は、装置駆動にあたってデータ格納部43からの情報を取り出し、あるいは、入力部41から入力されたデータをこのデータ格納部43へと格納する。
ヒータ45は、輸液回路1aにおける加温バッグ12内の透析液を加温するためのものであり、例えば、セラミックヒータなどの電熱体で構成され、制御部40に対し温度情報をフィードバックする構成を有する。制御部40は、ヒータ45に対して上記温度情報を参照しながら供給電力の制御を実行する。なお、制御部40が実行するヒータ45の温調については、ON/OFF制御方式を用いてもよいし、インバータ制御方式を用いてもよい。
図1に示すように、クランプ部30には、ライン10a〜10fの各々に対して装着されるクランプ31〜35およびこれを駆動する駆動部(不図示)を有している。クランプ部30における各クランプ31〜35は、制御部40からの指示信号に基づき、各々が独立に駆動可能に構成されている。
(腹膜灌流システム1の駆動方法)
上記構成を有する腹膜灌流システム1の駆動方法について、図2〜5を用いて説明する。
1.主たる駆動形態
図2に示すように、本実施の形態に係る腹膜灌流システム1の駆動においては、先ずプライミング処理が実行される(ステップS1)。そして、制御部40は、表示部42に対し、ユーザへの透析実行の可否を確認する表示をさせる(ステップS2)。この表示を受けたユーザは、入力部41より”確認OK”あるいは”確認NG”の入力を行い(ステップS3)、制御部40は、入力信号が”確認OK”の場合に内蔵するカウンタ(図1では、図示省略。)をリセットする(ステップS4)。
次に、制御部40は、給液バッグ11から、ライン10a、10f、10bおよびカセット部15を介して透析液を加温バッグ12へと移送する指示をドライバ44およびクランプ部30に送信する。このとき、透析液の移送量は、ダイアフラム15cの稼動回数、即ち、シリンダ22の往復回数によって規定され、例えば、シリンダ22を1往復駆動することでカセット部15内部の容量分50(mL)が加温バッグ12へと移送されることになる。
加温バッグ12に透析液が満たされると、制御部40は、加温バッグ12の下部に敷設されているヒータ45の電源をONにして、加温バッグ12内の透析液を所定温度(患者の体温程度)まで加温する(ステップS6)。そして、加温バッグ12内の透析液が適温まで加温された後、制御部40は、加温された透析液をライン10b、10f、10eおよびカセット部15を介して患者の腹腔へと移送する指示をドライバ44およびクランプ部30に送信する(ステップS7)。このとき、制御部40は、内蔵のカウンタをアップし(ステップS8)、同じく内蔵のタイマー(図1では、図示を省略。)のカウント時間tをリセット(t→0)する(ステップS9)。
制御部40は、後述のフラッシング処理および次のサイクルのために透析液を給液バッグ11から加温バッグ12へと移送し(ステップS10)、加温する(S11)。制御部40は、上記タイマーのカウント時間tが”T”に達するまで患者の腹腔への透析液の貯留を維持し(ステップS12;NO)、タイマーのカウント時間tが”T”となった時点で(ステップS12;YES)、患者の腹腔からライン10e、10f、10cおよびカセット部15を介して、排液を排液バッグ13へと排出する(ステップ13)。排液バッグ13へと排出される排液には、透析液が患者の体内に所要の時間貯留されていたことにより、患者の腹膜を介して体内からの老廃物および水分などが含まれている。
従来の腹膜灌流システムの駆動では、この後、次の透析サイクルの注液処理に入るのであるが、本実施の形態に係る腹膜灌流システム1では、次の透析サイクルにおける注液処理が開始されるまでの間に、患者の腹腔に繋がるライン10eの清浄化処理を実行する(ステップS14)。このライン10eの清浄化(フラッシング)処理については、後述する。
ライン10eのフラッシング処理の後に、制御部40は、カウンタ値kが”n−1”に到達しているか否か、即ち、複数回実行される透析サイクルの最終サイクルの1回前に相当するか否かを確認する(ステップS15)。そして、カウンタ値kが”n−1”に達していない場合、制御部40は、ステップS7に戻って透析サイクルを実行する。
制御部40は、カウンタ値kが”n−1”に達したと判断した場合、カウンタ値kを”n”とし(ステップS16)、また、タイマーのカウント時間tをリセット(t→0)する(ステップS17)。そして、実行する複数のサイクルの最終サイクルにおいて、制御部40は、加温バッグ12から患者の腹腔へと透析液を移送し(ステップS18)、その後、タイマーのカウント時間tが”T”に到達した時点で(ステップS19:YES)、患者の腹腔から排液バッグ13へと排液を排出の実行に関する指示を出力する(ステップS20)。
複数回の透析サイクルが全て終了した時点で、制御部40は、表示部42に対し、透析が終了した旨の通知を表示させ(ステップS21)、システムの駆動を停止する。
2.液移送に係る各処理における各部の駆動
図2を用い説明した腹膜灌流システム1の駆動の内、給液バッグ11から加温バッグ12への透析液の移送処理(ステップS5、S10)、加温バッグ12から患者の腹腔への透析液の注液処理(ステップS13)、および患者の腹腔から排液バッグ13への排液処理(ステップS13、S20)について、図3および図4を用いて説明する。
(1)給液バッグ11から加温バッグ12への透析液の移送
図3(a)に示すように、給液バッグ11から加温バッグ12へと透析液を移送する場合には、制御部40が先ず内蔵のカウンタ値jをリセット(j→0)し(ステップS51)、クランプ33〜35を閉状態とする(ステップS52)。次に、制御部40は、クランプ32を閉状態(ステップS53)、クランプ31を開状態とする(ステップS54)。
制御部40は、上記クランプ31〜35の各開閉状態を維持しながら、ドライバ44に対してシリンダ22を駆動させる指示を出力する(ステップS55)。このような駆動を実施するとき、給液バッグ11内の透析液は、ライン10aおよびライン10fを通り、カセット部15の内方へと移送される。
カセット部15の内部空間に所要量(例えば、50mL)の透析液が引き込まれた後に、制御部40は、クランプ31を閉状態とし(ステップS56)、クランプ32を開状態とする(ステップS57)。そして、制御部40は、クランプ31、32の上記開閉状態を維持した状態で、ドライバ44にシリンダ22の駆動を指示し(ステップS58)、カウンタ値jを”j+1”とする(ステップS59)。このようなクランプ部30およびシリンダ22の駆動によって、カセット部15の内部空間に引かれた透析液は、ライン10fおよびライン10bを通って、加温バッグ12へと移送される。
制御部40は、上記一連の動作をカウンタ値jが”l”になるまで繰り返し(ステップS60:NO)、カウンタ値jが”l”に到達した時点(ステップS60:YES)で、制御部40は、クランプ32を閉状態とし(ステップS61)、給液バッグ11から加温バッグ12への液移送処理を終了する。
なお、カウンタ値jのアップする値”l”は、カセット部15の内部容積と給液バッグ11から加温バッグ12への移送液量との関係、および2回目以降の透析サイクルにおいては、これに後述のフラッシング処理(ステップS14)用の液量を加味した関係を以って、予めデータ格納部43に格納されている。例えば、カセット部15の内部容積が50(mL)であって、移送液量が2000(mL)の場合には、値”l”が2000(mL)/50(mL)=40に設定され、2サイクル目移行においては、これにフラッシング処理(ステップS14)用の液量(例えば、200〜400mL)分が加算されることになる。
(2)加温バッグ12から患者の腹腔への注液
図3(b)に示すように、腹膜灌流システム1の駆動において、加温バッグ12から患者の腹腔へと加温後の透析液を移送(注液)する場合には、上記同様に、制御部40が先ず内蔵のカウンタ値jをリセット(j→0)し(ステップS71)、クランプ31、33、34を閉状態とする(ステップS72)。次に、制御部40は、クランプ35を閉状態(ステップS73)、クランプ32を開状態とする(ステップS74)。そして、制御部40は、上記クランプ31〜35の各開閉状態を維持しながら、ドライバ44に対してシリンダ22を駆動させる指示を出力する(ステップS75)。このような駆動によって、加温バッグ12内で所要の温度まで加温された透析液は、ライン10bおよびライン10fを通り、加温バッグ12からカセット部15の内方へと移送される。
カセット部15の内部空間に所要量の透析液が引き込まれた後に、制御部40は、クランプ32を閉状態とし(ステップS76)、クランプ35を開状態とする(ステップS77)。そして、制御部40は、クランプ31〜35の上記開閉状態を維持した状態で、ドライバ44に対しシリンダ22を駆動させる指示を出力し(ステップS78)、カウンタ値jを”j+1”とする(ステップS79)。このようなクランプ部30およびシリンダ22の駆動によって、一旦、加温バッグ12からカセット部15の内部空間に引かれた透析液は、ライン10fおよびライン10eを通って、患者の腹腔へと移送される。
制御部40は、上記一連の動作をカウンタ値jが”m”になるまで繰り返し(ステップS80:NO)、カウンタ値jが”m”に到達した時点(ステップS80:YES)で、制御部40は、クランプ35を閉状態とし(ステップS81)、加温バッグ12から患者の腹腔への液移送処理を終了する。
カウンタ値jのアップする値”m”は、患者によって予め設定された値となっている。
(3)患者の腹腔から排液バッグ13への排液
図4に示すように、腹膜灌流システム1の駆動において、患者の腹腔から排液バッグ13へと排液する場合には、先ず制御部40は、クランプ31、32、34を閉状態とする(ステップS131)。次に、制御部40は、クランプ33を閉状態(ステップS132)、クランプ35を開状態とする(ステップS133)。そして、制御部40は、上記クランプ31〜35の各開閉状態を維持しながら、ドライバ44に対してシリンダ22を駆動させる指示を出力する(ステップS134)。
上記制御によって、患者の腹腔内に一定時間貯留された液(透析液および患者から排出される水分および老廃物など)は、ライン10eおよびライン10fを通り、患者の腹腔からカセット部15の内部空間へと移送される。
制御部40は、常に圧力センサ25からのエアチューブ20内の圧力データの入力を受けており、シリンダ22の駆動時において、入力される圧力データよりエアチューブ20内の圧力pが予め設定されている設定値Pに達しているか否かを監視している。制御部40は、圧力pが設定値Pに達することなくシリンダ22が所定のストローク駆動したとき(ステップS135:NO)には、カセット部15の内方が排液で満たされるまでシリンダ22を駆動させた後、クランプ35を閉状態(ステップS136)、クランプ33を開状態(ステップS137)して、ドライバ44に対しシリンダ22を駆動させる指示を出力する(ステップS138)。
ステップS138のシリンダ22の駆動により、カセット部15内の排液は、排液バッグ13へと排出される。そして、上記ステップS132からステップS138までの動作を圧力pが設定値Pに達するまで繰り返す。
制御部40は、ステップS134の動作中において、圧力pが設定値Pに達したと判断した場合、その時点でシリンダ22の駆動を停止させ、クランプ35を閉状態(ステップS139)、クランプ33を開状態(ステップS140)して、ドライバ44に対しシリンダ22を駆動させる指示を出力した(ステップS141)後、クランプ33を閉状態として(ステップS142)本処理を終了する。
3.ライン10eのフラッシング処理
本実施の形態に係る腹膜灌流システム1の駆動において、主たる特徴である患者ライン10eの清浄化(フラッシング)処理(図2のステップS14)について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、フラッシング処理において、制御部40は、先ずカウンタのカウンタ値jをリセット(j→0)して(ステップS151)、クランプ31、33、34を閉状態とする(ステップS152)。その後、制御部40は、クランプ35を閉状態(ステップS153)、クランプ32を開状態として(ステップS154)、ドライバ44に対しシリンダ22を駆動させる指示を出力する(ステップS155)。この制御動作によって、加温バッグ12からカセット部15の内方へと透析液が移送される。
次に、制御部40は、クランプ32を閉状態(ステップS156)、クランプ35を開状態(ステップS157)として、ドライバ44に対しシリンダ22を駆動させる指示を出力する(ステップS158)。この制御動作(ステップS153〜ステップS160の動作)を予め設定された回数”q”繰り返し(ステップS159、S160)、カウンタ値jが”q”になった時点で(ステップS160:YES)、クランプ35を閉状態として(ステップS161)、カウンタ値jをリセット(j→0)する(ステップS162)。
このようにして、加温バッグ12から透析液が患者の腹腔へと注液されることになるのであるが、この注液量は、患者ライン10eの内容積に基づいて設定されている。例えば、フラッシング処理における注液量は、患者ライン10eの内容積に対し2〜20倍の量に設定され、患者ライン10eの内容積が30〜50(mL)の範囲にあるときには、注液量は60〜1000(mL)となる。
次に、制御部40は、上記注液動作の終了から時間をおかず(最長でも、5秒)、患者の腹腔からの透析液の排液動作を実行する。図5に示すように、制御部40は、クランプ31、32、34を閉状態とする(ステップS163)。そして、クランプ33を閉状態(ステップS164)、クランプ35を開状態として(ステップS165)、ドライバ44に対しシリンダ22を駆動させる指示を出力する(ステップS166)。
上記制御動作により、患者の腹腔における透析液(先行する透析サイクルの排液処理後に患者ライン10eに残っていた排液を含む。)がカセット部15の内方へと引かれ、この後にクランプ35を閉状態(ステップS167)、クランプ33を開状態として(ステップS168)、ドライバ44にシリンダ22を駆動させる指示を出力することで(ステップS169)、カセット部15の内方の液が排液バッグ13へと排出される。
制御部40は、上記一連の動作(ステップS164〜ステップS171の動作)をカウンタ値jが”q”になるまで繰り返し(ステップS170、S171)、カウンタ値jが”q”になった時点で(ステップS171:YES)、クランプ33を閉状態として(ステップS172)、フラッシング処理を終了する。
本実施の形態に係る腹膜灌流システム1の駆動におけるフラッシング処理を、図6に模式的に表す。
図6(a)に示すように、先行する透析サイクルの排液処理の実行後の輸液回路1aに対して、加温バッグ12からライン10b、10f、10eおよびカセット部15を介して所定量(例えば、患者ライン10eの内容積の2〜20倍)の透析液を流れflow1、2のように患者の腹腔へと注液する。当該注液の際に、患者ライン10eに残っていた排液(ライン残留排液)は、新たに注液される透析液とともに患者の腹腔へと一時的に戻される。
図6(b)に示すように、患者の腹腔に注液された透析液およびライン残留排液は、流れflow3、4のように排液バッグ13へと排出される。このようにして患者ライン10eのフラッシング処理を実行することで、患者ライン10e内の残留排液は、その濃度が注液した透析液の量に従って希釈され、続く透析サイクルにおける注液処理での混入する排液の濃度が薄められることになる。
4.本実施の形態に係る腹膜灌流システム1の優位性
上述のように、腹膜灌流システム1では、先行する透析サイクルの排液処理と、これに続く透析サイクルの注液処理との間で、フラッシング処理を実行しているので、患者ライン10eに残留する排液を透析液で希釈する清浄化がなされる。よって、腹膜灌流システム1では、フラッシング処理を実行した後における透析サイクルにおいて、注液処理を実行する際に患者の腹腔へ注液される透析液に混入する排液(ライン残留排液)を非常に低い濃度になるまで低減することが可能である。
例えば、本実施の形態に係る腹膜灌流システム1を用い、1サイクルあたりの注液量が200〜300(mL)と少ない小児などを対象とする場合においても、2サイクル目以降における注液処理の際にライン残留排液の濃度を1/2〜1/20へと低減することで、高い透析効率を確保することができる。
また、先行するサイクルの排液処理実行の後に、上記方法を用い患者ライン10eのフラッシング処理(図2のステップS14)を実行する腹膜灌流システム1では、従来の輸液回路をそのまま用いることができ、医療の現場における作業の煩雑さを招かない。
なお、本実施の形態に係る腹膜灌流システム1の駆動において、フラッシング処理での注液動作と排液動作との間に時間をあけないのは、フラッシング処理による患者ライン10eの清浄化効果をより確実に得るためであり、その間の間隔は、長くても5秒以内とすることが望ましい。即ち、上記動作間の時間が長くなってしまうと、清浄化処理のために一旦患者の腹腔へと注液された透析液に対して患者の腹膜を介して老廃物等が混入されてしまい、患者ライン10eの清浄化という観点から望ましくないためである。
また、腹膜灌流システム1では、その駆動におけるフラッシング処理において、患者の腹腔へと一旦注液する透析液の量を、ラインの内容積(ライン残留排液の量)に対して2倍以上20倍以下としているので、あまり透析時間を長くすることなく、清浄化の効果が得られるということから優位である。
また、腹膜灌流システム1では、フラッシング処理の際に患者の腹腔に一旦注液する透析液についても、予め加温バッグ12で患者の体温近傍まで加温しているので、患者の負担を軽減することができるという優位性を有する。
(その他の事項)
上記実施の形態に係る腹膜灌流システム1は、本発明に係る構成およびそこから得られる効果を分かり易く説明するために一例として用いたものであって、本発明は、その主たる特徴とする部分以外について、種々のバリエーションを採用することができる。例えば、腹膜灌流システム1では、液移送にあたりダイアフラム15cを備えるカセット部15を用いたポンプ方式を採用することとしたが、液の自重による液移送を行うこととしてもよい。なお、このような方式を採用する場合には、制御部40は、各バッグ11、12、13における液の重量変化を絶えず監視し、この重量変化によって流量制御を行えばよい。そして、この場合においても、制御部40によるクランプ部30の各クランプ31〜35の開閉制御については、基本的に上述の通りである。
また、上記実施の形態では、従来構造の輸液回路1aをそのまま用いることガでいるという優位性を採り、フラッシング処理を実行するにあたり、透析液を一度患者の腹腔へと注液し、時間をあけることなく、これを排液することとしたが、輸液回路に関する制約を考慮しない場合には、次のような方法をとることもできる。即ち、患者ライン10eにおける患者側の部分に分岐部を設けておき、この分岐部に対してフラッシング処理用のラインを接続する構成を採用することができる。
上記分岐部にフラッシング用ラインを接続する構成を有する輸液回路を採用する場合には、フラッシング処理の実行においては、上記分岐部よりも患者側のラインをクランプしておき、この状態でフラッシング用ラインから患者ライン10eに透析液を流し込むことで、患者ライン10eの残留排液が流し込んだ透析液に置換される。このようにしてフラッシング処理を実行することもできる。
さらに、上記腹膜灌流システム1では、透析の対象が成人であっても小児であっても、区別なくフラッシング処理を実行することとしたが、透析開始前に予めユーザにフラッシング処理を実行するか否かを選択させ、制御部40が、その選択指示に基づいてフラッシング処理を実行するか否かを決定することとしてもよい。具体的には、図2のステップS2の前後において、ユーザ(医師や患者自身)にフラッシング処理を実行するか否かを入力部41から入力するように求め、この入力要求を受けたユーザが入力部41からどちらか一方を選択するようにすればよい。
このように、腹膜灌流システム1の駆動に際して、一義的にフラッシング処理を実行するのではなく、ユーザからの選択指示に基づいて処理を実行するか否かを決定するようにすれば、例えば、透析サイクルにおける注液量が1500〜2000(mL)と多く、フラッシング処理の必要のない場合には、トータルとしての透析時間の短縮を図るべくフラッシング処理を実行せず、一方、透析サイクルにおける透析液の量が少ない小児などを対象とする場合には、透析効率を向上させるためにフラッシング処理を実行するという選択が可能となる。
本発明は、1サイクルあたりの注液量が少ない小児などが対象となる場合にも、高い安全性を確保しながら、高い透析効率を確保することができる腹膜灌流システムを実現するのに有効である。
本発明の実施の形態に係る腹膜灌流システム1の概略構成を示すブロック構成図である。 制御部40が実行する腹膜灌流システム1の駆動の内、ユーザが患者ライン10eのフラッシング処理の実行を選択した際の制御フロー図である。 (a)は、給液バッグ11から加温バッグ12への液移送処理の制御フロー図であり、(b)は、加温バッグ12から患者の腹腔への注液処理の制御フローである。 患者の腹腔からの排液処理の制御フロー図である。 患者ライン10eのフラッシング処理の制御フロー図である。 患者ライン10eのフラッシング処理実行時における透析液および排液の流れを示す模式図である。
符号の説明
1.腹膜灌流システム
1a.輸液回路
1b.腹膜灌流装置
10a〜10f.輸液ライン
11.給液バッグ
12.加温バッグ
13.排液バッグ
14.濃度変更用液バッグ
15.カセット部
15a.上蓋
15b.下蓋
15c.ダイアフラム
15d.開口部
20.エアチューブ
21.カセット装着部
22.シリンダ
23.エンコーダ
24.バルブ
25.圧力センサ
30.クランプユニット
31〜35.クランプ
40.制御部
41.入力部
42.表示部
43.データ格納部
44.ドライバ
45.ヒータ

Claims (6)

  1. 一端が患者の腹腔に挿入されたチューブに対し、その他端に接続されるラインを備え、
    前記ラインおよび前記チューブを介して透析液を前記腹腔に注液する注液処理と、注液された透析液を前記腹腔内に所要の時間貯留した後、前記チューブおよび前記ラインを介して排液する排液処理とからなるサイクルを、繰り返して実行する駆動制御部を有する腹膜灌流装置であって、
    前記駆動制御部は、先行するサイクルの前記排液処理と、これに続くサイクルの前記注液処理との間に、前記ライン内および前記チューブ内の清浄化処理を実行し、
    前記清浄化処理は、当該処理のために前記ラインおよび前記チューブを介して前記腹腔へと透析液を注液することで、先行するサイクルの前記排液処理の後に前記ライン内および前記チューブ内に残る残留排液に対して前記透析液を混合し、その後、5秒以内に、前記残留排液が混合された状態の前記透析液を排出することにより実行される
    ことを特徴とする腹膜灌流装置。
  2. 前記清浄化処理では、前記ラインの内容積に対し2倍以上20倍以下の量の透析液を、前記ラインおよび前記チューブを介して前記腹腔に注液する
    ことを特徴とする請求項1に記載の腹膜灌流装置。
  3. 前記腹腔への注液前における透析液の温度調整を実行する温調部を有し、
    前記清浄化処理では、前記温調部で温度調節された透析液を前記腹腔へと注液する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の腹膜灌流装置。
  4. 前記駆動制御部には、ユーザの前記清浄化処理を実行するか否かについての選択を受け付ける入力受付手段が接続されており、
    前記駆動制御部は、前記入力受付手段に対し前記清浄化処理を実行する旨の選択がされた場合に、前記清浄化処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1からの何れかに記載の腹膜灌流装置。
  5. 一端が患者の腹腔に挿入されたチューブに対し、その他端に接続されるラインを備える腹膜灌流装置の駆動プログラムであって、
    前記ラインおよび前記チューブを介して透析液を前記腹腔に注液する注液ステップと、
    注液された透析液を前記腹腔内に所要の時間貯留した後、前記チューブおよび前記ラインを介して排液する排液ステップとからなるサイクルを、繰り返して実行し、
    先行するサイクルの前記排液ステップと、これに続くサイクルの前記注液ステップとの間に、前記ライン内および前記チューブ内の清浄化を行う清浄化ステップを有し、
    前記清浄化ステップでは、当該処理のために前記ラインおよび前記チューブを介して前記腹腔へと透析液を注液することで、先行するサイクルの前記排液処理の後に前記ライン内および前記チューブ内に残る残留排液に対して前記透析液を混合し、その後、5秒以内に、前記残留排液が混合された状態の前記透析液を排出することにより、前記ライン内および前記チューブ内の清浄化が実行される
    ことを特徴とする腹膜灌流装置の駆動プログラム。
  6. 前記清浄化ステップでは、先行するサイクルの前記排液ステップの後に前記ライン内および前記チューブ内に残る残留排液を透析液で希釈あるいは透析液で置換する
    ことを特徴とする請求項5に記載の腹膜灌流装置の駆動プログラム。
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