JP2018047077A - 住宅設備取付構造、住宅設備取付用部材および住宅設備設置方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このような構造では、特に、リフォーム時に、既設の壁の芯材とは異なる位置で、洗面台を固定するのに有効である。
住宅設備の側面と壁面との間に、枠体を有する洗面台取付用部材が設けられ、
前記洗面台取付用部材が前記壁面に取り付けられ、
前記住宅設備が、前記枠体に取り付けられていることを特徴とする。
また、前記枠体は、前記4方枠部の対向する一対の縦枠を連結して設けられた固定用枠部を備え、前記固定用枠部に前記住宅設備が取り付けられている住宅設備取付構造としてもよい。
さらに、前記枠体と前記住宅設備との間に、板状のスペーサが介在されている住宅設備取付構造としてもよい。
そして、前記枠体の表面に化粧下地材を有する住宅設備取付構造としてもよい。
また、前記枠体の表面に化粧材を有する住宅設備取付構造としてもよい。
さらに、前記住宅設備の設置箇所は、前記住宅設備の背面に位置する背面壁と、前記住宅設備の側方に対向する一対の側壁とに囲まれ、前記住宅設備取付用部材は、前記側壁の少なくとも一方と前記住宅設備との間に設けられている住宅設備取付構造としてもよい。
矩形状の4方枠部を備えた枠体と、
前記4方枠部の枠内を塞いで設けられた固定用面材と、
前記枠体に含まれ、前記4方枠部の対向する一対の縦枠を連結して設けられた固定用枠部と、
前記枠体の表面を覆って設けられた化粧材と、
を備えることを特徴とする。
既設の壁の壁面に、枠体を有する住宅設備取付用部材を取り付ける工程と、
前記住宅設備取付用部材の前記枠体に、住宅設備を取り付ける工程と、
前記住宅設備取付用部材の表面に、化粧材を取り付ける工程と、
を備えることを特徴とする。
また、前記住宅設備取付用部材を前記壁面に取り付ける位置の壁内に木桟が存在しない場合に固定用木桟を設置する工程を備え、この固定用木桟を設置する工程では、前記既設の壁から表面材を切り離して、前記壁面に開口を形成する工程と、前記開口から前記壁内に固定用木桟を設置する工程と、前記表面材を、前記固定用木桟に取り付けて前記開口を表面材で塞ぐ工程と、を実行し、前記住宅設備取付用部材を前記壁面に取り付ける工程では、前記住宅設備取付用部材を、前記固定用木桟に固定する住宅設備設置方法としてもよい。
したがって、住宅設備の側面を壁面に取り付けないものと比較して、住宅設備の取付強度が向上する。また、住宅設備は、住宅設備取付用部材に取り付けるため、既設の壁を加工することなく住宅設備の取付が可能であり、リフォームに用いるのに有効である。
また、枠体が固定用枠部を備えたものでは、住宅設備の取付位置に固定用枠部を設けることにより、住宅設備の取付作業が容易であるとともに、取付強度を確保できる。さらに、固定用枠部が、4方枠部の一対の縦枠を連結することにより、住宅設備取付用部材の剛性を向上でき、これにより、住宅設備の取付強度も向上できる。
枠体と住宅設備との間に、板状のスペーサが介在されたものでは、スペーサにより住宅設備の位置を規制することで、枠体と住宅設備との間に隙間を有していても、設置姿勢の安定化が可能である。
枠体の表面に化粧下地材を有するものでは、住宅設備取付用部材の設置後に、化粧下地材の上に、住宅設備や壁面に応じて化粧材を任意に設定することができる。したがって、汎用性に優れるとともに、意匠性にも優れる。
枠体の表面に化粧材を有するものでは、住宅設備取付用部材の意匠性を高めることができる。
背面壁と一対の側壁とに囲まれた位置に住宅設備を設置するものでは、住宅設備の側面と、側壁との間に住宅設備取付用部材を介在させて、住宅設備を取り付けるため、住宅設備の取付強度を確実に確保することができる。また、両側壁と住宅設備の両側面との間に住宅設備取付用部材を介在した場合は、住宅設備の取付強度をさらに確保することができる。
さらに、住宅設備取付用部材の固定用面材を壁内の既設の木桟に取り付ける方法では、壁側の加工を不要とすることができ、作業性に優れ、リフォームに適用するのに有効である。また、住宅設備を住宅設備取付用部材の固定用枠部に取り付ける方法では、住宅設備の取り付け位置が、壁の既設の木桟などの位置に規制されることが無いため、作業性に優れ、リフォームに適用するのによりいっそう有効である。
また、壁に開口を形成して壁内に固定用木桟を設置し、これに住宅設備取付用部材を取り付ける方法では、壁内に木桟が無い場合でも、住宅設備取付用部材を強固に取り付け可能であり、これにより住宅設備の取付強度も確保することができる。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1の住宅設備取付構造および住宅設備取付用部材の構成を説明する。
図1は、実施の形態1の住宅設備取付構造を示す分解斜視図である。
実施の形態1は、住宅設備として図1に示す洗面台10を用いた例であり、この洗面台10は、既設の壁20に取り付けられる。すなわち、実施の形態1の住宅設備取付構造は、既設の建物(図示省略)のリフォームに際し、既設の壁20に、新規に洗面台10を設置するのに適用した例を示す。
洗面台本体11は、キャビネット111と、キャビネット111の上部を覆うカウンタ112と、を備える。
また、ミラー12は、図1に示すように、洗面台本体11の上方に間隔を空けて配置されて背面壁21に取り付けられる。なお、ミラー12は、裏側に収納部を備えるが、詳細な説明は省略する。
4方枠部33は、一対の上下方向に延在された長板状の縦枠33a,33aと、一対の水平方向に延在された長板状の横枠33b,33bとの長手方向両端部を、スクリュウ釘35aや木螺子などの締結部材により結合されて、略長方形の枠状に形成されている。
その取付構造を説明すると、図3に示すように、キャビネット111の背板111cが、背面壁21に、キャップ付きビス39により複数箇所(図2参照)で固定されている。
以下に、実施の形態1の住宅設備設置構造および洗面台取付用部材30を適用した住宅設備設置方法について説明する。なお、この実施の形態1の住宅設備設置方法として、住宅のリフォーム時に、壁20に洗面台10を設置する場合を例に挙げて、順を追って説明する。
まず、洗面台10を取り付ける左側壁22および右側壁23の所望の高さに、図2に示す横木桟22c,23cが存在するか否か確認する横木桟確認工程を実行する。この確認は、設計図面や各側壁22,23の打音、ピン刺しなどにより行うことができる。
この場合、右側壁23の内部に、横木桟23cに代わる固定用木桟60(図5A参照)を設ける。
次に、切断したパネル材23aの一部23dを、スクリュウ釘60gにより固定用木桟60に固定する。
次に、左側壁22および右側壁23に洗面台取付用部材30(a),30(b)を取り付ける工程を実行する。
この工程では、図2に示すように、洗面台取付用部材30(a),30(b)の固定用面材32に、水平方向で横木桟22c,23cと重なる位置から、皿木ネジ36を横木桟22c,23cに向けて貫通して締結する。さらに、洗面台取付用部材30(a),30(b)の下側の横枠33bに対し、上方から床24に向けて皿木ネジ37を貫通させて締結する。
これにより、洗面台取付用部材30(a)を、左側壁22および床24に固定し、洗面台取付用部材30(b)を、右側壁23および床24に固定する。なお、上述のように、右側壁23に固定用木桟60を設置した場合は、横枠33bを、皿木ネジ37により第1木桟部材61の横枠材60bに取り付け固定する。
次に、洗面台10を各壁21,22,23に対して取り付ける工程を実行する。
この工程における洗面台本体11の取付作業を説明すると、図1に示すように、まず、新規に取り付ける洗面台本体11を、矢印Mの方向に移動させて、左右の洗面台取付用部材30(a),30(b)の間に挿入する。そして、図3に示すように、洗面台本体11の背板111cを背面壁21に当接させる。
以上で、洗面台本体11の取り付けを終える。また、この洗面台本体11の取り付け前後に、ミラー12を背面壁21に設置するが、その設置構造および設置方法は、本開示の要旨ではないので、説明は省略する。
以下に、実施の形態1の住宅設備取付構造の効果を列挙する。
1)実施の形態1の住宅設備取付構造は、
洗面台10の洗面台本体11の左右側面としての左側板111aおよび右側板111bと、壁面としての左側壁22および右側壁23との間に、枠体31を有する洗面台取付用部材30が設けられ、
洗面台取付用部材30が左側壁22および右側壁23に取り付けられ、
洗面台10が、枠体31に取り付けられていることを特徴とする。
したがって、洗面台10の洗面台本体11の左側板111aおよび右側板111bを左側壁22および右側壁23に取り付けないものと比較して、洗面台10の取付強度が向上する。これにより、必要な耐震強度を確保することも可能である。さらに、洗面台本体11は、洗面台取付用部材30に取り付けるため、既設の壁20を加工することなく洗面台10の取付が可能であり、リフォームに用いるのに有効である。
また、洗面台本体11と、左側壁22および右側壁23との間に洗面台取付用部材30に介在するため、洗面台本体11と、左側壁22および右側壁23とが、離れていても洗面台本体11を左側壁22および右側壁23に対して固定することができる。よって、洗面台本体11の幅寸法が、左側壁22と右側壁23との間隔に制限されにくくなり、設置可能な洗面台10の自由度が向上する。
枠体31は、矩形状の枠を形成する4方枠部33を備え、
洗面台取付用部材30は、枠体31の枠内を塞ぐ固定用面材32を備え、
固定用面材32が、左右側壁22,23の横木桟22c,23cに取り付けられていることを特徴とする。
左右側壁22,23の横木桟22c,23cに対して、洗面台取付用部材30の固定用面材32を取り付けるため、枠部分を取り付けるのと比較して、取付位置の自由度が高い。これにより、壁面側に、洗面台取付用部材30を取り付けるための構造材などの追加が不要であり、既設の壁20を加工することなく、洗面台取付用部材30の取付が可能であり、作業性に優れ、リフォームなどの既設の壁20に取り付ける場合に有効である。すなわち、既設の壁の表面材を取り外して胴縁などの芯材を洗面台10を固定するのに必要な位置に設置した後、表面材を取り外した壁を再構築して洗面台10を取り付けるといった面倒な作業が不要である。
さらに、枠体31は、4方枠部33を備えるため、床24に対する転がり方向の剛性を確保できる。そして、固定用面材32により枠体31の枠内を塞いで設けることにより、枠体31の剛性を向上でき、これにより、洗面台10の取付強度も向上できる。
枠体31は、4方枠部33の対向する一対の縦枠33a,33aを連結して設けられた固定用枠部34を備え、この固定用枠部に洗面台10の洗面台本体11が取り付けられていることを特徴とする。
したがって、洗面台本体11の取り付けに最適の位置に固定用枠部34を配置することにより、左右側壁22,23における構造材の位置に関係なく、洗面台本体11を最適位置に固定して取り付けることができる。これにより、壁20側を加工することなく洗面台10の取り付けが可能であり、リフォームなど既設の壁20への設置に有効である。
さらに、固定用枠部34が、4方枠部33の一対の縦枠33aを連結することにより、洗面台取付用部材30の剛性を向上でき、これにより、洗面台10の取付強度も向上できる。
枠体31と洗面台10の洗面台本体11との間に、板状のスペーサ40が介在されている
ことを特徴とする。
したがって、洗面台本体11を設置する際に、洗面台取付用部材30の枠体31との間に隙間が生じていても、洗面台本体11が歪むことなく、設置姿勢の安定化を図ることができる。
枠体31の表面に化粧下地材52を有することを特徴とする。
したがって、化粧下地材52に、洗面台10や左右側壁22,23に応じた化粧材を設けることが可能であり、汎用性に優れるとともに、意匠性にも優れる。
枠体31の表面に化粧材としてのカウンタ材51を有することを特徴とする。
したがって、化粧材としてのカウンタ材51を用いることにより、意匠性を高めることができる。ここで、カウンタ材51に、洗面台10のカウンタ112に連続した意匠のものを用いることにより、さらに意匠性を高めることができる。あるいは、カウンタ材51として、左右側壁22,23に応じた意匠のものを用いて、意匠性を高めることもできる。
洗面台10の洗面台本体11設置箇所は、洗面台本体11の背面に位置する背面壁21と、洗面台本体11の側方に対向する一対の側壁としての左側壁22および右側壁23とに囲まれ、
洗面台取付用部材30は、左側壁22および右側壁23の少なくとも一方と洗面台本体11との間に設けられていることを特徴とする。
したがって、洗面台10の取付強度を確実に確保することができる。また、洗面台本体11としては、左側壁22と右側壁23との間隔よりも狭い寸法であれば、どのような寸法のものも設置可能であり、設置自由度に優れる。
矩形状の4方枠部33を備えた枠体31と、
4方枠部33の枠内を塞いで設けられた固定用面材32と、
枠体31に含まれ、4方枠部33の対向する一対の縦枠33a,33aを連結して設けられた固定用枠部34と、
枠体の表面を覆って設けられた化粧材としてのカウンタ材51と、
を備えることを特徴とする。
したがって、4方枠部33を備えるため、洗面台取付用部材30の剛性を確保できる。また、4方枠部33の枠内を塞いで固定用面材32を備えるため、各側壁22,23の横木桟22c,23cなどの構造材の位置に合わせて固定用面材32を壁面に固定可能であり、作業性に優れるとともに、固定用面材32により、枠体の剛性を向上できる。しかも、4方枠部33の縦枠33a,33aを連結して固定用枠部34を備えるため、洗面台取付用部材30の剛性をさらに向上可能である。さらに、カウンタ材51を備えるため、洗面台取付用部材30の意匠性を向上可能である。
既設の壁20の壁面としての左側壁22および右側壁23に、枠体31を有する洗面台取付用部材30を取り付ける工程と、
洗面台取付用部材30の枠体31に、洗面台本体11を取り付ける工程と、
洗面台取付用部材30の表面に、化粧材としてのカウンタ材51あるいは化粧材を有した化粧下地材52を取り付ける工程と、
を備えることを特徴とする。
したがって、洗面台本体11の側面が、洗面台取付用部材30を介して左右側壁22,23に取り付けられ、洗面台本体11を左右側壁22,23に取り付けないものと比較して、洗面台本体11の取付強度が向上する。さらに、既設の壁20に洗面台取付用部材30を介して洗面台10を取り付けるため、既設の壁20の加工が不要であり、リフォームに有効である。さらに、洗面台取付用部材30は、カウンタ材51あるいは化粧材を有した化粧下地材52を有するため、意匠性に優れる。
洗面台取付用部材30を取り付ける工程では、矩形状の4方枠部33の枠内を塞いで設けられた固定用面材32を、壁内の既設の横木桟22c,23cに取り付け、
洗面台10を取り付ける工程では、洗面台10の洗面台本体11を、4方枠部33の対向する一対の縦枠33a,33aを連結して設けられた固定用枠部34に取り付けることを特徴とする。
したがって、両側壁22,23側の加工を不要とすることができ、作業性に優れ、リフォームに適用するのに有効である。また、洗面台10を洗面台取付用部材30の固定用枠部34に取り付けるため、洗面台本体11の取り付け位置が、両側壁22,23の既設の横木桟22c,23cなどの位置に規制されることが無いため、作業性に優れ、リフォームに適用するのによりいっそう有効である。
洗面台取付用部材30を壁面(右側壁23)に取り付ける位置の壁内に横木桟23cが存在しない場合に固定用木桟60を設置する工程を備え、
この固定用木桟60を設置する工程では、既設の右側壁23からパネル材23aの一部23dを切り離して、壁面に開口を形成する工程と、開口から右側壁23の内部空間23fに固定用木桟60を設置する工程と、パネル材23aの一部23dを、固定用木桟60に取り付けて開口を表面材で塞ぐ工程と、を実行し、
洗面台取付用部材30を壁面に取り付ける工程では、洗面台取付用部材30を、固定用木桟60に固定することを特徴とする。
したがって、壁内に横木桟23cなどの構造材が無い場合でも、洗面台取付用部材30を強固に取り付け可能であり、これにより洗面台10の取付強度も確保することができる。また、リフォームの際には、種々の仕様の壁に洗面台取付用部材30の設置を可能とすることができる。
次に、他の実施の形態について説明する。
なお、他の実施の形態の説明において、他の実施の形態と共通する構成には当該実施の形態と同じ符号を付して説明を省略し、当該実施の形態との相違点のみ説明する。
以下に、実施の形態2の住宅設備固定構造を図6、図7、図8A、図8Bに基づいて説明する。なお、図6は実施の形態2の住宅設備固定構造を示す縦断面図、図7は実施の形態2の住宅設備固定構造を示す横断面図、図8Aは実施の形態2の住宅設備固定構造に適用した洗面台取付部材を示す斜視図、図8Bは実施の形態2の洗面台固定構造に適用した隙間充填部材を示す斜視図である。
この実施の形態2は、実施の形態1と同様に、住宅設備としては洗面台10を用い、洗面台本体11の左右方向の一方である右側のみに、洗面台取付用部材230を設けるとともに、洗面台本体11の左側に、板状の隙間充填部材200を設けた例である。
枠体231は、4方枠部233と固定用枠部234とを備える。
4方枠部233は、一対の上下方向に延在された長板状の縦枠233a,233aと、一対の水平方向に延在された長板状の横枠233b,233bとの長手方向両端部を、スクリュウ釘35aなどの締結部材により結合されて、略長方形の枠状に形成されている。
なお、実施の形態1と同様に、洗面台本体11と洗面台取付用部材230との間にはスペーサ40が介在されている。
例えば、実施の形態では、住宅設備として洗面台を示したが、これに限定されるものではなく、収納棚、キッチン設備、作り付け家具など、棚状や箱状の住宅設備にも適用できる。
また、実施の形態では、建物のリフォームの際に新規の住宅設備としての洗面台を設置する例を示したが、リフォーム以外の新規の建設に伴う洗面台などの住宅設備の設置にも適用することができる。
また、実施の形態では、住宅設備取付用部材としての洗面台取付用部材を側壁内の横木桟に取り付ける例を示したが、その取付対象は、横木桟に限定されるものではなく、間柱などの構造材に取り付けることも可能である。さらに、横木桟に取り付ける場合でも、実施の形態1で示したように1本の横木桟に取り付ける以外にも、複数の横木桟に取り付けてもよい。これにより、洗面台(住宅設備)の取付強度がさらに高まる。
また、実施の形態では、固定用枠部は、縦枠の間に1枚設けた例を示したが、これに限定されず、複数枚を並設してもよい。この場合、4方枠部の剛性をさらに向上することができるとともに、洗面台(住宅設備)の取り付け点数を増やして、洗面台の取付強度をさらに高めることが可能である。また、実施の形態では、枠体は4方枠を備えたものを示したが、枠体の構造としては、これに限定されるものではない。すなわち、枠体は、枠構造を有していればよく、例えば、王形状、十字形状、三角枠状など、少なくとも枠を1、あるいは複数備えたものであればよい。
さらに、実施の形態では、洗面台(住宅設備)の左右側面と背面との三面を、三壁面に対して固定した例を示したが、その洗面台(住宅設備)を取り付ける壁面の数は、これに限定されない。すなわち、洗面台(住宅設備)の側面と壁面との間に、枠体を有する洗面台取付用部材を介して取り付けた構造であれば、洗面台の左右側面を、左右側壁の二壁面に対して取り付けた構造や、洗面台の左右側面の一方と背面とを、背面壁と側壁との二壁面に取り付けた構造としてもよい。
本構造では、上記のように左右側壁の二壁面に対する固定でも、十分な取付強度を確保可能であるため、何らかの障害により住宅設備の背面を固定できない場合に、所望の取付強度(耐震強度を満足する取付強度など)を確保するのに有効な構造である。
20 壁
21 背面壁
22 左側壁
23 右側壁
23a パネル材(表面材)
23d 一部(表面材)
30 洗面台取付用部材(住宅設備取付用部材)
31 枠体
32 固定用面材
33 4方枠部
33a 縦枠
34 固定用枠部
40 スペーサ
60 固定用木桟
230 洗面台取付用部材(住宅設備取付用部材)
231 枠体
232 固定用面材
233 4方枠部
233a 縦枠
234 固定用枠部
251a カウンタ材(化粧材)
251b カウンタ材(化粧材)
252a 化粧下地材
252b 化粧下地材
Claims (11)
- 住宅設備の側面と壁面との間に、枠体を有する住宅設備取付用部材が設けられ、
前記住宅設備取付用部材が前記壁面に取り付けられ、
前記住宅設備が、前記枠体に取り付けられていることを特徴とする住宅設備取付構造。 - 請求項1に記載の住宅設備取付構造において、
前記枠体は、矩形状の枠を形成する4方枠部を備え、
前記住宅設備取付用部材は、前記枠体の枠内を塞いで設けられた固定用面材を備え、
前記固定用面材が、前記壁面に取り付けられていることを特徴とする住宅設備取付構造。 - 請求項2に記載の住宅設備取付構造において、
前記枠体は、前記4方枠部の対向する一対の縦枠を連結して設けられた固定用枠部を備え、前記固定用枠部に前記住宅設備が取り付けられていることを特徴とする住宅設備取付構造。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の住宅設備取付構造において、
前記枠体と前記住宅設備との間に、板状のスペーサが介在されていることを特徴とする住宅設備取付構造。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の住宅設備取付構造において、
前記枠体の表面に化粧下地材を有することを特徴とする住宅設備取付構造。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の住宅設備取付構造において、
前記枠体の表面に化粧材を有することを特徴とする住宅設備取付構造。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の住宅設備取付構造において、
前記住宅設備の設置箇所は、前記住宅設備の背面に位置する背面壁と、前記住宅設備の側方に対向する一対の側壁とに囲まれ、
前記住宅設備取付用部材は、前記側壁の少なくとも一方と前記住宅設備との間に設けられていることを特徴とする住宅設備取付構造。 - 矩形状の4方枠部を備えた枠体と、
前記4方枠部の枠内を塞いで設けられた固定用面材と、
前記枠体に含まれ、前記4方枠部の対向する一対の縦枠を連結して設けられた固定用枠部と、
前記枠体の表面を覆って設けられた化粧材と、
を備えることを特徴とする住宅設備取付用部材。 - 既設の壁の壁面に、枠体を有する住宅設備取付用部材を取り付ける工程と、
前記住宅設備取付用部材の前記枠体に、住宅設備を取り付ける工程と、
前記住宅設備取付用部材の表面に、化粧材を取り付ける工程と、
を備えることを特徴とする住宅設備設置方法。 - 請求項9に記載の住宅設備設置方法において
前記住宅設備取付用部材を取り付ける工程では、矩形状の4方枠部の枠内を塞いで設けられた固定用面材を、前記壁内の既設の木桟に取り付け、
前記住宅設備を取り付ける工程では、前記住宅設備を、前記4方枠部の対向する一対の縦枠を連結して設けられた固定用枠部に取り付けることを特徴とする住宅設備設置方法。 - 請求項9または請求項10に記載の住宅設備設置方法において、
前記住宅設備取付用部材を前記壁面に取り付ける位置の壁内に木桟が存在しない場合に固定用木桟を設置する工程を備え、
この固定用木桟を設置する工程では、前記既設の壁から表面材を切り離して、前記壁面に開口を形成する工程と、前記開口から前記壁内に固定用木桟を設置する工程と、前記表面材を、前記固定用木桟に取り付けて前記開口を表面材で塞ぐ工程と、を実行し、
前記住宅設備取付用部材を前記壁面に取り付ける工程では、前記住宅設備取付用部材を、前記固定用木桟に固定することを特徴とする住宅設備設置方法。
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