JP2018046097A - 板状体の貼合システム、剥離システム、転写システム、印刷システム、貼合方法および剥離方法 - Google Patents

板状体の貼合システム、剥離システム、転写システム、印刷システム、貼合方法および剥離方法 Download PDF

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Abstract

【課題】貼合処理や剥離処理のタクトタイムを短縮して生産性を向上させる。【解決手段】第1板状体と第2板状体とを貼り合わせて密着体を形成する貼合装置と、貼合装置にアクセスして、密着体の貼合装置からの搬出と、第1板状体の貼合装置への搬入とを実行する第1搬送装置と、貼合装置にアクセスして、第2板状体の貼合装置への搬入を実行する第2搬送装置と、を備え、第1搬送装置は、貼合装置から密着体を搬出した後で、密着体を構成する第1板状体とは別の第1板状体を貼合装置に搬入し、第2搬送装置は、密着体の搬出および別の第1板状体の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら密着体を構成する第2板状体とは別の第2板状体を貼合装置に搬入する。【選択図】図3

Description

この発明は、第1板状体と第2板状体を貼り合わせて密着体を形成する貼合技術、互いに密着する第1板状体と第2板状体とを剥離させる剥離技術、貼合技術と剥離技術を組み合わせて第1板状体および第2板状体のうちの一方に担持されるパターンを他方に転写する転写技術、ならびにブランケットを用いて版のパターンを基板に印刷する印刷システムに関するものである。
半導体ウェハ、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、磁気または光ディスク用のガラスまたはセラミック基板、有機EL用ガラス基板、太陽電池用ガラス基板またはシリコン基板、その他フレキシブル基板およびプリント基板などの電子機器向け基板に対してパターン層を形成するために、ブランケットなどの担持体を用いた印刷技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
この印刷技術では、インクが塗布されたブランケットに対し、基板に形成すべきパターンと反対のパターン、つまり反転パターンを有する版を押し当てて接触させることによって、ブランケット上のインク層をパターニングして上記反転パターンを有するパターン層をブランケット上に形成する(第1転写処理やパターン形成処理などと称される)。そして、当該ブランケットを基板に押し当てて接触させることによって、上記パターン層を基板に転写する(第2転写処理やパターン転写処理などと称される)。
このようにブランケットを用いた印刷技術では、ブランケットを版や基板に押し当てて貼り付けて密着体を形成する必要があり、例えば特許文献2に記載された装置、つまり2枚の板状体を貼り合わせる貼合装置を用いることが可能である。また、密着体を構成する版(または基板)とブランケットとを剥離させる必要があり、例えば特許文献3に記載の装置、つまり2枚の板状体を相互に剥離させる剥離装置を用いることが可能である。
特開2008−311463号公報 特開2016−124140号公報 特開2016−10922号公報
上記した貼合装置により例えば第2転写処理の前半処理(ブランケットおよび基板を貼り合せて密着体を形成する処理)を実行する場合、貼合装置にブランケットおよび基板が搬入された後で、貼合装置はブランケットを基板と貼り合せて密着体を形成する。その後で、当該密着体が貼合装置から搬出される。このように第2転写処理を実行するためには、貼合装置に対し、(1)ブランケットの搬入、(2)基板の搬入、(3)ブランケットと基板との貼合による密着体の形成、および(4)密着体の搬出を実行する必要があり、これらの動作(1)〜(4)がシーケンシャルに、しかも動作(1)〜(4)を含む一連の処理(以下「貼合処理」という)が繰り返して実行されていた。このため、貼合処理のタクトタイムが比較的長くなってしまうという問題があった。また、第1転写処理の前半処理(ブランケットおよび版を貼り合せて密着体を形成する処理)においても、第2転写処理と同様に貼合処理が実行されており、タクトタイムの長期化が問題となっていた。
また、上記問題は剥離処理を実行するために要する時間についても同様の問題があった。例えば第2転写処理の後半処理(密着体を基板とブランケットに剥離する処理)では、剥離装置に対し、(5)密着体の搬入、(6)ブランケットと基板との剥離、(7)ブランケットの搬出、および(8)基板の搬出を実行する必要があり、これらの動作(5)〜(8)がシーケンシャルに、しかも動作(5)〜(8)を含む一連の処理、つまり剥離処理が繰り返して実行されていた。このため、剥離処理のタクトタイムも貼合処理と同様に比較的長くなるという問題があった。この点については、第1転写処理の後半処理(密着体を上記剥離装置により版とブランケットに剥離する処理)においても同様であった。
さらに、上記貼合処理と上記剥離処理とを組み合わせてブランケット上にパターン層を転写する第1転写処理(パターン形成処理)、ブランケット上に形成されたパターン層を基板に転写する第2転写処理(パターン転写処理)、ならびに第1転写処理および第2転写処理とを組み合わせて版の反転パターンを基板に印刷する印刷処理においても同様の問題が発生している。
以上説明したように、版、基板およびブランケットなどの板状体を用いた印刷技術では、従来、貼合処理や剥離処理のタクトタイムが長くなり、これが生産性を低下させる主要因のひとつとなっていた。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、貼合処理や剥離処理のタクトタイムを短縮して生産性を向上させることを目的とする。
この発明の第1の態様は、板状体の貼合システムであって、第1板状体と第2板状体とを貼り合わせて密着体を形成する貼合装置と、貼合装置にアクセスして、密着体の貼合装置からの搬出と、第1板状体の貼合装置への搬入とを実行する第1搬送装置と、貼合装置にアクセスして、第2板状体の貼合装置への搬入を実行する第2搬送装置と、を備え、第1搬送装置は、貼合装置から密着体を搬出した後で、密着体を構成する第1板状体とは別の第1板状体を貼合装置に搬入し、第2搬送装置は、密着体の搬出および別の第1板状体の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら密着体を構成する第2板状体とは別の第2板状体を貼合装置に搬入することを特徴としている。
また、この発明の第2の態様は、板状体の剥離システムであって、密着体を構成する第1板状体と第2板状体とを剥離させる剥離装置と、剥離装置にアクセスして、密着体の剥離装置への搬入と、剥離された第1板状体の剥離装置からの搬出とを実行する第1搬送装置と、剥離装置にアクセスして、剥離された第2板状体の剥離装置からの搬出を実行する第2搬送装置と、を備え、第1搬送装置は、剥離装置から第1板状体を搬出した後で、密着体とは別の密着体を剥離装置に搬入し、第2搬送装置は、第1板状体の搬出および別の密着体の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら第2板状体を剥離装置から搬出することを特徴としている。
また、この発明の第3の態様は、第1板状体および第2板状体のうちの一方に担持されるパターンを他方に転写する転写システムであって、第1板状体と第2板状体とを貼り合わせて密着体を形成する貼合装置と、密着体を構成する互いに密着する第1板状体と第2板状体とを剥離させる剥離装置と、貼合装置および剥離装置にアクセス可能に設けられ、密着体の貼合装置からの搬出と、第1板状体の貼合装置への搬入と、密着体の剥離装置への搬入と、剥離された第1板状体の剥離装置からの搬出とを実行する第1搬送装置と、貼合装置および剥離装置にアクセス可能に設けられ、第2板状体の貼合装置への搬入と、剥離された第2板状体の剥離装置からの搬出を実行する第2搬送装置と、を備え、第1搬送装置は、貼合装置から密着体を搬出した後で、密着体を構成する第1板状体とは別の第1板状体を貼合装置に搬入し、剥離装置から第1板状体を搬出した後で、密着体とは別の密着体を剥離装置に搬入し、第2搬送装置は、密着体の搬出および別の第1板状体の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら密着体を構成する第2板状体とは別の第2板状体を貼合装置に搬入し、第1板状体の搬出および別の密着体の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら第2板状体を剥離装置から搬出することを特徴としている。
また、この発明の第4の態様は、ブランケットを介して版に形成されたパターンの反転パターンを基板に印刷する印刷システムであって、上記転写システムと同一の構成を有し、第1板状体および第2板状体のうちの一方を版とするとともに他方をブランケットとして、反転パターンをブランケットに転写する第1転写システムと、上記転写システムと同一の構成を有し、第1板状体および第2板状体のうちの一方を第1転写システムにより反転パターンが転写されたブランケットとするとともに他方を基板として、反転パターンを基板に転写する第2転写システムと、を備えることを特徴としている。
また、この発明の第5の態様は、第1板状体と第2板状体とを貼合装置により貼り合わせて密着体を形成し、貼合装置から搬出する板状体の貼合方法であって、貼合装置から密着体を搬出する密着体搬出工程と、密着体が搬出された貼合装置に対し、密着体を構成する第1板状体とは別の第1板状体を搬入する第1板状体搬入工程と、密着体を構成する第2板状体とは別の第2板状体を搬入する第2板状体搬入工程と、貼合装置により別の第1板状体と別の第2板状体を貼り合せて新たな密着体を形成する貼合工程と、を備え、第2板状体搬入工程は、密着体搬出工程および第1板状体搬入工程のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複することを特徴としている。
さらに、この発明の第6の態様は、第1板状体と第2板状体が互いに密着した密着体を剥離装置により第1板状体と第2板状体とに剥離させ、剥離装置から搬出する板状体の剥離方法であって、剥離された第1板状体を剥離装置から搬出する第1板状体搬出工程と、剥離された第2板状体を剥離装置から搬出する第2板状体搬出工程と、第1板状体および第2板状体が搬出された剥離装置に対し、密着体とは別の密着体を搬入する密着体搬入工程と、別の密着体を剥離装置により剥離する剥離工程と、を備え、第2板状体搬出工程は、第1板状体搬出工程および密着体搬入工程のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複することを特徴としている。
上記した発明のうち板状体の貼合処理を含む発明(第1、第3、第4および第5の態様にかかる発明)では、貼合装置に対する密着体の搬出および別の第1板状体の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら密着体を構成する第2板状体とは別の第2板状体を貼合装置に搬入している。このため、貼合処理のタクトタイムを短縮して生産性を向上させることができる。
一方、上記した発明のうち板状体の剥離処理を含む発明(第2、第3、第4および第6の態様にかかる発明)では、剥離装置に対する第1板状体の搬出および別の密着体の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら第2板状体を剥離装置から搬出している。このため、剥離処理のタクトタイムを短縮して生産性を向上させることができる。
本発明にかかる板状体の貼合システムの一実施形態を示す平面図である。 図1に示す貼合システムの構成の一部を模式的に示す図である。 図1に示す貼合システムによる貼合処理を示すフローチャートである。 図1に示す貼合システムによる貼合処理を模式的に示す図である。 本発明にかかる板状体の剥離システムの一実施形態を示す平面図である。 図5に示す剥離システムの構成の一部を模式的に示す図である。 図5に示す剥離システムによる剥離処理を示すフローチャートである。 図5に示す剥離システムによる剥離処理を模式的に示す図である。 本発明にかかる転写システムの一実施形態を示す平面図である。 本発明にかかる印刷システムの一実施形態を示す平面図である。 本発明にかかる転写システムの他の実施形態を示す平面図である。
A.貼合システム
図1は本発明にかかる板状体の貼合システムの一実施形態を示す平面図である。また、図2は図1に示す貼合システムの構成の一部を模式的に示す図である。この貼合システム100は、上記した第1転写処理(パターン形成処理)や第2転写処理(パターン転写処理)に好適な装置であり、版や基板に対してブランケットを貼り合せて密着体を形成する機能を有している。なお、図1では、ブランケットを基板の下面に貼り合せて密着体(=ブランケット+基板)を形成する貼合処理を行う貼合システム100が記載されており、パターンや薄膜を担持するブランケットを基板に貼り合わす貼合処理を繰り返して行う。以下、当該貼合処理を行うための具体的な構成および動作を図1、図2、図3および図4A〜図4Fを参照しつつ説明するが、基板を版に読み換えることにより、パターンを有する版に対してブランケットを貼り合わす貼合処理も説明される。図1および図2において「SB」、「BL」および「CB」はそれぞれ基板、ブランケットおよび密着体を意味するとともに、「SB」、「BL」および「CB」に追加的に付された番号「1」、「2」、「3」はそれぞれ「1枚目」、「2枚目」および「3枚目」であることを意味している。また、以下の説明において、基板、ブランケットおよび密着体をそれぞれ総称する場合には、単に「基板SB」、「ブランケットBL」および「密着体CB」とそれぞれ称する。なお、これらの点については、後で説明する他の実施形態においても同様である。
貼合システム100は、上記貼合処理を実行する貼合装置110と、貼合装置110に供する基板SBを収容する基板ストッカー120と、貼合装置110に供するブランケットBLを収容するブランケットストッカー130と、貼合装置110により形成された密着体CBを収容する密着体ストッカー140とを備えている。本実施形態では、図1に示すように上方からの平面視で、基板ストッカー120と、貼合装置110と、ブランケットストッカー130とが互いにX方向に所定間隔を隔てて配設されている。また、X方向と直交する水平方向Yにおいて密着体ストッカー140がブランケットストッカー130に並設されている。
基板ストッカー120と貼合装置110との間には、基板搬送装置150が固定的に配置されている。この基板搬送装置150は、図2に示すように、水平姿勢の基板SBの上面を吸着して保持するハンド151を有しており、当該ハンド151を基板ストッカー120と貼合装置110にアクセスし、それらの間で基板SBを搬送可能となっている。
また、貼合装置110とブランケットストッカー130および密着体ストッカー140との間には、ブランケットBLと密着体CBを搬送するための搬送装置(以下「B/C搬送装置」という)160が配置されている。このB/C搬送装置160は次の点で基板搬送装置150と相違している。第1点目として、B/C搬送装置160は、Y方向に移動自在に設けられた本体部(図示省略)と、水平姿勢のブランケットBLを下方側から保持する上ハンド161と、上ハンド161の下側で水平姿勢の密着体CBを下方側から保持する下ハンド162とを有している。上ハンド161および下ハンド162をそれぞれ独立して移動可能となっている。そして上ハンド161はブランケットストッカー130と貼合装置110にアクセスし、それらの間でブランケットBLを搬送可能となっている。また、下ハンド162は密着体ストッカー140と貼合装置110にアクセスし、それらの間で密着体CBを搬送可能となっている。
貼合装置110は基本的に特許文献2に記載の装置と同一構成を有している。したがって、ここでは、基本構成についてのみ説明する。貼合装置110は、図2に示すように、上ステージ111と、下ステージ112と、図示を省略した転写ローラとを備えている。上ステージ111は、基板搬送装置150により搬入されてくる基板SBを受け取って保持する機能を有している。一方、下ステージ112は、B/C搬送装置160の上ハンド161により搬入されてくるブランケットBLを昇降ハンド113で受け取り可能となっている。昇降ハンド113は、ブランケットBLの受け取り後、昇降ハンド113の上端部が下ステージ112と同一高さ位置まで下降する。それに続いて、ブランケットBLの下面周縁部が下ステージ112に当接し、吸着保持される。このように、基板SBおよびブランケットBLがそれぞれ上ステージ111および下ステージ112で保持された状態でローラ部材によりブランケットBLを基板SBに押し付け、その押付状態のままブランケットBLの下面に沿ってX方向に移動する。これによって、ブランケットBLが基板SBに貼り合わされ、密着体CBが形成される。なお、こうして形成された密着体CBは昇降ハンド113により下ステージ112からリフトアップされ、B/C搬送装置160の下ハンド162により貼合装置110から搬出され、密着体ストッカー140に収容される。
なお、図1中の符号170はCPU等の演算処理部、RAM等のメモリおよびハードディスクドライブ等の記憶部を有するコンピュータにより構成された制御装置を示している。この制御装置170は、記憶部に予め記憶されている貼合プログラムにしたがって貼合システム100を構成する各装置を制御して、貼合処理を繰り返して実行する。この貼合処理は、基板ストッカー120およびブランケットストッカー130からそれぞれ第n枚目の基板SBnおよび第n枚目のブランケットBLを取り出し、両者を貼合装置110で貼り合わせて第n枚目の密着体CBnを形成した後、当該密着体CBnを密着体ストッカー140に収容する動作である。ここでは、2枚の密着体CB1、CB2の製造するための貼合処理について、図3と、図4Aないし図4Fとを参照しつつ説明する。
図3は図1に示す貼合システムによる貼合処理を示すフローチャートである。また、図4Aないし図4Fは図1に示す貼合システムによる貼合処理を模式的に示す図である。貼合システム100では、表面にパターン層を担持したブランケットBLが複数枚、ブランケットストッカー130に収容されるとともに、上記パターン層を転写する前の未処理基板SBが複数枚、基板ストッカー120に収容されている。そして、制御装置170に対して貼合処理の開始指令が与えられると、制御装置170は貼合装置110、基板搬送装置150およびB/C搬送装置160を制御して以下の工程を実行する。
図4Aの破線矢印に示すように、基板搬送装置150のハンド151が基板ストッカー120にアクセスして1枚目の基板SB1を基板ストッカー120から取り出す(ステップS151:基板取出工程)とともにB/C搬送装置160の上ハンド161がブランケットストッカー130にアクセスして1枚目のブランケットBL1をブランケットストッカー130から取り出す(ステップS161:ブランケット取出工程)。
そして、貼合装置110への基板SB1の搬入(ステップS152:基板搬入工程)を実行する。すなわち、図4Aの実線矢印に示すように、ハンド151は基板SB1の被パターン転写面を下方に向けた状態で基板SB1を保持しながら(+X)方向に移動して基板SB1を貼合装置110に搬入して上ステージ111の下方位置に位置決めする。それに続いて、上ステージ111が当該基板SB1を受け取り保持する。こうして、基板SB1の基板搬入工程が完了し、ハンド151は(−X)方向に戻って次の基板SB2の取出工程に備える。
また、基板SB1の基板搬入工程と同時に、上ハンド161が基板SB1に転写すべきパターン層(図示省略)を担持する面を上方に向けた状態でブランケットBL1を保持しながら(−X)方向に移動して貼合装置110に搬入して当該ブランケットBL1を昇降ハンド113の上端部に移載する。それに続いて、ブランケットBL1を下方から支持した状態のまま昇降ハンド113は下降してブランケットBL1を下ステージ112上に移載する。それに続いて、下ステージ112が当該ブランケットBL1を保持する。なお、上記したように本実施形態では、基板搬入工程とブランケット搬入工程とを同時実行している(図3参照)が、両者を前後して行うように構成してもよいし、両者が部分的に重複するように構成してもよい。
こうして基板SB1とブランケットBL1とが上下方向において互いに対向した状態となる、つまり貼合の実行準備が完了すると、制御装置170は貼合装置110に貼合指令を与えて貼合装置110のローラ部材(図示省略)によりブランケットBL1を基板SB1に押し付け、これによってパターン層を介してブランケットBL1と基板SB1とを貼り合せて1枚目の密着体CB1を形成する(ステップS111:貼合工程)。なお、当該貼合工程の具体的な動作は特許文献2に記載の装置と同様であるため、ここでは当該動作についての説明を省略する。
上記貼合工程を行っている間に、2枚目の基板SB2についての基板取出工程(ステップS153)と2枚目のブランケットBL2についてもブランケット取出工程(ステップS163)とを並行して行う(図4Bの破線矢印参照)。
また、上記貼合工程が完了すると、図3に示すように、B/C搬送装置160は密着体CB1を貼合装置110から搬出する工程(ステップS164:密着体搬出工程)と、2枚目のブランケットBL2についてブランケット搬入工程(ステップS165)とをこの順序で実行する。一方、B/C搬送装置160により密着体搬出工程およびブランケット搬入工程をシリアルに行っている期間T1(図3)の間に、基板搬送装置150は2枚目の基板SB2について基板搬入工程を実行する(ステップS154)。詳しくは、次の動作が本実施形態では実行される。
貼合工程の完了後に昇降ハンド113が上昇して下ステージ112から1枚目の密着体CB1を受け取る。そして、図4Cの実線矢印に示すように、B/C搬送装置160の下ハンド162は(−X)方向に移動して貼合装置110の昇降ハンド113から1枚目の密着体CB1を受け取った後に、貼合装置110から(+X)方向に移動する。なお、当該下ハンド162の移動動作中、図4Cに示すように、上ハンド161は貼合装置110から(+X)方向に離れた位置で2枚目のブランケットBL2を保持しながら待機しているが、貼合装置110へのブランケットBL2の搬入が可能となると、1枚目の密着体CB1の搬出に続いてブランケット搬入処理を行うことが可能となっている。
一方、基板搬送装置150のハンド151は、上記1枚目の密着体CB1の搬出処理と2枚目のブランケットBL2の搬入処理とのうち少なくとも一方の一部を時間的に重複しながら2枚目の基板SB2の搬入処理を行う。ここでは、その一例としてハンド151は次の動作を実行する。すなわち、ハンド151は密着体CB1を受け取った下ハンド162の(+X)方向への移動開始直後あるいは一定時間だけ経過した後で、2枚目の基板SB2を保持したまま貼合装置110の(−X)方向側から貼合装置110にアクセスして2枚目の基板SB2について基板搬入工程を実行する。そして、図4Dの実線矢印に示すように、上記基板搬入工程と一部重複しながら、2枚目のブランケットBL2についてブランケット搬入工程が実行される。
こうして2枚目について、基板搬入工程およびブランケット搬入工程が完了すると、基板SB2とブランケットBL2とが上下方向において互いに対向した状態となり貼合の実行準備が完了する。それに続いて、2枚目の密着体CB2を形成するための貼合工程が実行される(ステップS112)。なお、2枚目以降の密着体CBの形成中においては、1枚目のそれと異なり、直前の貼合工程によって形成された密着体CB1を密着体ストッカー140に収容するために、密着体収容工程を実行する(ステップS166)。つまり、上記密着体搬出工程(ステップS164)を実行したことで貼合装置110の(+X)方向側で下ハンド162は1枚目の密着体CB1を保持している。そこで、本実施形態では、貼合工程(ステップS112)の開始段階で下ハンド162を密着体ストッカー140にアクセスして1枚目の密着体CB1を収容する(ステップS166)。また、これに続いて3枚目のブランケットBL3についてブランケット取出工程(ステップS167)を実行する。一方、基板搬送装置150は、2枚目について貼合工程(ステップS112)と並行し、3枚目の基板SB3について基板取出工程を実行する(ステップS155)。なお、図4Eに示すように2枚目について貼合工程(ステップS112)が完了すると、1枚目の貼合工程の終了時と同様の工程が繰り返される。つまり、B/C搬送装置160による2枚目の密着体搬出工程(ステップS168)および3枚目のブランケットBL3の搬入工程をシリアルに行っている期間の間に、図4F中の実線で示すように基板搬送装置150は3枚目の基板SB3について基板搬入工程を実行する(ステップS156)。
以上のように、本実施形態では、第1枚目の密着体搬出工程(ステップS164)と第2枚目のブランケット搬入工程(ステップS165)とを行う期間T1の間に第2枚目の基板搬入工程(ステップS154)を実行している。また、それ以降についても同様である。つまり、貼合装置110に対する第n枚目の密着体CBnの搬出(ステップS164、S168、…)および第(n+1)枚目のブランケットBL(n+1)の搬入(ステップS165、…)のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら第(n+1)枚目の基板SB(n+1)の搬入(ステップS154、S156、…)を行っている。このため、従来システムに比べ、貼合処理を繰り返して行う貼合システム100におけるタクトタイムを短縮して貼合システム100の生産性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、B/C搬送装置160は、貼合装置110、ブランケットストッカー130に、密着体ストッカー140に対し、互いに独立してアクセス可能な上ハンド161および下ハンド162を有しており、上ハンド161でブランケットBLを保持し、下ハンド162で密着体CBを保持するように構成している。そして、貼合装置110に対する基板搬送装置150およびB/C搬送装置160のアクセスは互いに異なる方向から行われるため、ハンド151と、上ハンド161(または下ハンド162)とを互いに独立して貼合装置110にアクセス可能となっており、このことがタクトタイムの短縮に寄与している。特に、本実施形態では、ハンド151と、上ハンド161(または下ハンド162)とが同時に貼合装置110に進入可能に構成しているため、タクトタイムをより効果的に短縮することができる。また、両者を同時に進入させないように構成した場合であっても、ハンド151が貼合装置110の(−X)方向側からアクセスするのに対し、上ハンド161および下ハンド162が貼合装置110の(+X)方向側からアクセスするため、一方のハンドが貼合装置110から離れ始めるのに対応して他方のハンドが貼合装置110に移動し始めることが可能であり、この場合もタクトタイムを効果的に短縮することができる。
また、上記実施形態では、貼合工程中にブランケット取出工程および基板取出工程を行って次の貼合工程で使用する基板SBおよびブランケットBLをそれぞれハンド151、161で保持しているため、タクトタイムを効果的に短縮することができる。
なお、上記した貼合システム100では、ブランケットBLおよび基板SBがそれぞれ本発明の「第1板状体」および「第2板状体」の一例に相当している。また、B/C搬送装置160および基板搬送装置150がそれぞれ本発明の「第1搬送装置」および「第2搬送装置」の一例に相当している。また、第n枚目の密着体CBnに対し、第n枚目のブランケットBLnおよび基板SBnがそれぞれ「密着体を構成する第1板状体」および「密着体を構成する第2板状体」の一例に相当するとともに、第(n+1)枚目のブランケットBL(n+1)および基板SB(n+1)がそれぞれ「密着体を構成する第1板状体とは別の第1板状体」および「密着体を構成する第2板状体とは別の第2板状体」の一例に相当している。また、上ハンド161、下ハンド162およびハンド151がそれぞれ本発明の「第1ハンド」、「第2ハンド」および「第3ハンド」の一例に相当している。さらに、n枚目の密着体CBnの搬出工程に続けて実行される(n+1)枚目のブランケット搬入工程(ステップS165など)が本発明の「第1板状体搬入工程」の一例に相当し、n枚目の密着体CBnの搬出工程と(n+1)枚目のブランケット搬入工程との間に実行される(n+1)枚目の基板搬入工程(ステップS154、S156など)が本発明の「第2板状体搬入工程」の一例に相当している。
また、上記貼合システムにかかる実施形態では、基板SBを搬送する搬送装置と、ブランケットBLを搬送する搬送装置とのうち後者の搬送装置(B/C搬送装置160)で密着体CBも搬送することが可能となるように構成している。本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、基板SBを搬送する搬送装置が密着体も併せて搬送することができるように構成した貼合システムに対しても本発明を適用することができる。この場合、基板およびブランケットがそれぞれ本発明の「第1板状体」および「第2板状体」の一例に相当する。また、「基板」の代わりに「版」を板状体として用いて版に形成された反転パターンをブランケット上に塗布された塗布膜をパターニングするための貼合システムに対しても本発明を適用することができる。
B.剥離システム
図5は本発明にかかる板状体の剥離システムの一実施形態を示す平面図である。また、図6は図5に示す剥離システムの構成の一部を模式的に示す図である。この剥離システム200は、上記した第1転写処理(パターン形成処理)や第2転写処理(パターン転写処理)に好適な装置であり、密着体を構成する版(または基板)とブランケットとを剥離して分離させる機能を有している。なお、図5では、パターン層(図示省略)を介して互いに密着する基板SBとブランケットBLとを剥離する剥離処理を行う剥離システム200が記載されており、ブランケットBLから基板SBを剥離させる剥離処理を繰り返して行う。以下、当該剥離処理を行うための具体的な構成および動作を図5、図6、図7および図8A〜図8Fを参照しつつ説明するが、基板を版に読み換えることにより、塗布層を介して互いに密着された版とブランケットとを剥離させる剥離処理も説明される。
剥離システム200は、上記剥離処理を実行する剥離装置210と、剥離装置210により剥離された基板SBを収容する基板ストッカー220と、剥離装置210により剥離されたブランケットBLを収容するブランケットストッカー230と、剥離装置210に供する密着体CBを収容する密着体ストッカー240とを備えている。本実施形態では、図5に示すように上方からの平面視で、基板ストッカー220と、剥離装置210と、ブランケットストッカー230とが互いにX方向に所定間隔を隔てて配設されている。また、X方向と直交する水平方向Yにおいて密着体ストッカー240がブランケットストッカー230に並設されている。
基板ストッカー220と剥離装置210との間には上記基板搬送装置150と同様に基板搬送用のハンド251を有する基板搬送装置250が固定的に配置され、剥離装置210とブランケットストッカー230との間には上記B/C搬送装置160と同様にブランケット搬送用の上ハンド261および密着体搬送用の下ハンド262を有するB/C搬送装置260が配置されている。
剥離装置210は、リフタ機構を除いて、基本的に特許文献3に記載の装置と同一構成を有している。したがって、ここでは、基本構成についてのみ説明する。剥離装置210は、複数の吸着ユニットをX方向に配列した上部吸着ブロック211と上部吸着ブロック211の鉛直下方に配置された下部ブロック212とを備えている。
下部ブロック212は、B/C搬送装置260により搬入されてくる密着体CB(=基板SB+ブランケットBL)を載置するためのステージ213と、当該ステージ213に対して昇降自在に設けられたリフト機構214とを備えている。リフト機構214は貼合装置110の昇降ハンド113と同様に上昇した位置でB/C搬送装置260により搬入されてくる密着体CBを受け取り、その後に下降することでステージ213上に密着体CBを移載する。また、後述するように剥離工程の実行によってステージ213上にブランケットBLが残存した状態でリフト機構214が上昇すると、ステージ213からブランケットBLを持ち上げ、B/C搬送装置260によりブランケットBLを剥離装置210から搬出可能とする。
一方、上部吸着ブロック211では、複数(本実施形態では3個)の吸着ユニットがX方向に互いに離間しながら配置されている。各吸着ユニットは、吸着ノズルをX方向と直交する水平方向Yに複数個配列したものであり、剥離システム200全体を制御する制御装置270からの指令に応じて複数の吸着ノズルを一括して昇降させてブランケットBLから基板SBを部分的に剥離させる機能を有する。そして、複数の吸着ユニットを下方に移動させて一括して基板SBの上面を吸着した後、X方向の一方側から他方側に順番に吸着ユニットを上昇させることで基板SBのブランケットBLからの剥離が可能となっている。なお、互いに剥離されて分離した基板SBおよびブランケットBLはそれぞれ基板搬送装置250およびB/C搬送装置260により剥離装置210から搬出され、それぞれ基板ストッカー220およびブランケットストッカー230に収容される。
図7は図5に示す剥離システムによる剥離処理を示すフローチャートである。また、図8Aないし図8Fは図5に示す剥離システムによる剥離処理を模式的に示す図である。剥離システム200では、パターン層を介して基板SBおよびブランケットBLが相互に密着された密着体CB1、CB2、…が密着体ストッカー240に収容されている。そして、制御装置270に対して剥離処理の開始指令が与えられると、制御装置270は剥離装置210、基板搬送装置250およびB/C搬送装置260を制御して以下の工程を実行する。
図8Aの破線矢印に示すように、B/C搬送装置260の下ハンド262が密着体ストッカー240にアクセスして1枚目の密着体CB1を密着体ストッカー240から取り出す(ステップS261:密着体取出工程)。さらに、同図の実線矢印に示すように、密着体CB1を保持したまま下ハンド262が(−X)方向に移動して剥離装置210にアクセスしてステージ213に載置した後に(+X)方向に戻る。こうして、剥離装置210への密着体CB1の搬入が実行される(ステップS262:密着体搬入工程)。
密着体CB1を受け取った剥離装置210は、ステージ213で密着体CB1を構成するブランケットBL1を吸着保持するとともに、上部吸着ブロック211の全吸着ユニットによって密着体CB1を構成する基板SB1の上面を吸着保持する。その後で、図8Bに示すように、吸着ユニットを順番に上昇して基板SB1とブランケットBL1とを互いに剥離する(ステップS211:剥離工程)。また、この剥離工程と並行して、同図の破線矢印に示すようにB/C搬送装置260の下ハンド262が密着体ストッカー240にアクセスして2枚目の密着体CB2を密着体ストッカー240から取り出す(ステップS263:密着体取出工程)。
そして、剥離装置210による基板SB1とブランケットBL1との剥離が完了すると、図8Cの実線矢印に示すように、B/C搬送装置260の上ハンド261が剥離装置210にアクセスして1枚目のブランケットBL1を剥離装置210から搬出する(ステップS264:ブランケット搬出工程)。また、それに続けて連続的に、既に2枚目の密着体CB2を保持している下ハンド262が図8Dの実線矢印で示すように剥離装置210にアクセスして2枚目の密着体CB2を剥離装置210に搬入する(ステップS265:密着体搬入工程)。一方、B/C搬送装置260によりブランケット搬出工程および密着体搬入工程をシリアルに行っている期間T2(図7)の間に、基板搬送装置250のハンド251が図8Cの実線矢印に示すように剥離装置210にアクセスして上部吸着ブロック211から1枚目の基板SB1を受け取り、剥離装置210から搬出する(ステップS251:基板搬出工程)。
上記期間T2が経過した時点では、図8Dに示すように、剥離装置210のステージ213に2枚目の密着体CB2が保持される一方、剥離装置210の外側で剥離された1枚目の基板SB1および1枚目のブランケットBL1がそれぞれハンド251、261に保持されている。そして、剥離装置210で基板SB2とブランケットBL2との剥離工程が開始される(ステップS212)と、それと並行して、図8Eに示すように1枚目の基板SB1を保持したままハンド251が基板ストッカー220にアクセスして基板SB1を基板ストッカー220に収容する(ステップS252:基板収容工程)。また、1枚目のブランケットBL1を保持したまま上ハンド261がブランケットストッカー230にアクセスしてブランケットBL1をブランケットストッカー230に収容する(ステップS266:ブランケット収容工程)。さらに、3枚目の密着体CB3について、密着体取出工程を実行する(ステップS267)。
なお、剥離装置210による基板SB2とブランケットBL2との剥離が完了すると、それ以降、上記した一連の工程が実行されて剥離処理が繰り返される。すなわち、図8Fの実線矢印に示すように、B/C搬送装置260の上ハンド261が剥離装置210にアクセスして2枚目のブランケットBL2を剥離装置210から搬出する(ステップS268:ブランケット搬出工程)。また、それに続けて、3枚目の密着体CB3について密着体搬入工程を実行する。一方、B/C搬送装置260によりブランケット搬出工程および密着体搬入工程をシリアルに行っている期間T2(図7)の間に、基板搬送装置250のハンド251が同図の実線矢印に示すように剥離装置210にアクセスして上部吸着ブロック211から2枚目の基板SB2を受け取り、剥離装置210から搬出する(ステップS253:基板搬出工程)。
以上のように、本実施形態では、1枚目の密着体CB1に対する剥離工程の完了後に、1枚目のブランケット搬出工程(ステップS264)および2枚目の密着体搬入工程(ステップS265)を行う期間T2の間に1枚目の基板搬出工程(ステップS251)を並行して行っている。また、それ以降についても同様である。つまり、剥離装置210に対する第n枚目のブランケットBLnの搬出(ステップS264、S268、…)および第(n+1)枚目の密着体CB(n+1)の搬入(ステップS265、…)のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら第n枚目の基板SBnの搬出(ステップS251、S253、…)を行っている。このため、従来システムに比べ、剥離処理を繰り返して行う剥離システムにおけるタクトタイムを短縮して剥離システムの生産性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、B/C搬送装置260は、剥離装置210、ブランケットストッカー230および密着体ストッカー240に対し、互いに独立してアクセス可能な上ハンド261および下ハンド262を有しており、上ハンド261でブランケットBLを保持し、下ハンド262で密着体CBを保持するように構成している。そして、剥離装置210に対する基板搬送装置250およびB/C搬送装置260のアクセスは互いに異なる方向から行われるため、ハンド251と、上ハンド261(または下ハンド262)とを互いに独立して剥離装置210にアクセス可能となっており、このことがタクトタイムの短縮に寄与している。特に、本実施形態では、ハンド251と、上ハンド261(または下ハンド262)とが同時に剥離装置210に進入可能に構成しているため、タクトタイムをより効果的に短縮することができる。また、両者を同時に進入させないように構成した場合であっても、ハンド251が剥離装置210の(−X)方向側からアクセスするのに対し、上ハンド261および下ハンド262が剥離装置210の(+X)方向側からアクセスするため、一方のハンドが剥離装置210から離れ始めるのに対応して他方のハンドが剥離装置210に移動し始めることが可能であり、タクトタイムを効果的に短縮することができる。
また、上記実施形態では、剥離工程中にブランケット収容工程および基板収容工程を行ってハンド251および上ハンド261をともに空状態としているため、当該剥離工程の終了直後より直ちに基板搬出工程およびブランケット搬出工程を実行可能となっている。その結果、タクトタイムを効果的に短縮することができる。
なお、上記した剥離システム200においても、上記した貼合システム100と同様に、ブランケットBLおよび基板SBがそれぞれ本発明の「第1板状体」および「第2板状体」の一例に相当し、B/C搬送装置260および基板搬送装置250がそれぞれ本発明の「第1搬送装置」および「第2搬送装置」の一例に相当し、第n枚目の密着体CBnに対し、第n枚目のブランケットBLnおよび基板SBnがそれぞれ「密着体を構成する第1板状体」および「密着体を構成する第2板状体」の一例に相当するとともに、第(n+1)枚目のブランケットBL(n+1)および基板SB(n+1)がそれぞれ「密着体を構成する第1板状体とは別の第1板状体」および「密着体を構成する第2板状体とは別の第2板状体」の一例に相当している。また、上ハンド261、下ハンド262およびハンド251がそれぞれ本発明の「第1ハンド」、「第2ハンド」および「第3ハンド」の一例に相当している。さらに、n枚目のブランケットBLnの搬出工程(ステップS264、S268など)に続けて実行される(n+1)枚目の密着体搬入工程(ステップS265など)が本発明の「第1板状体搬出工程」の一例に相当し、n枚目のブランケットBLnの搬出工程と(n+1)枚目の密着体搬入工程との間に実行されるn枚目の基板搬出工程(ステップS251、S253など)が本発明の「第2板状体搬出工程」の一例に相当している。
また、上記剥離システムにかかる実施形態では、基板SBを搬送する搬送装置と、ブランケットBLを搬送する搬送装置とのうち後者の搬送装置(B/C搬送装置260)で密着体CBも搬送することが可能となるように構成している。本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、基板SBを搬送する搬送装置が密着体も併せて搬送することができるように構成した剥離システムに対しても本発明を適用することができる。この場合、基板およびブランケットがそれぞれ本発明の「第1板状体」および「第2板状体」の一例に相当する。また、「基板」の代わりに「版」を板状体として用いて版に形成されたパターンをブランケット上に塗布された塗布膜をパターニングするための剥離システムに対しても本発明を適用することができる。
C.転写システム
図9は本発明にかかる転写システムの一実施形態を示す平面図である。この転写システム300は、実質的には上記した貼合システム100と上記した剥離システム200とを組み合わせたものであり、貼合処理と剥離処理とを組み合わせて、上記した第1転写処理(パターン形成処理)や第2転写処理(パターン転写処理)を実行するシステムである。なお、以下においては、ブランケットBLが担持するパターン層(図示省略)を基板SBに転写する転写システム300について図9を参照して説明するが、基板を版に読み換えることにより第1転写処理(パターン形成処理)も説明される。
転写システム300では、貼合装置311と剥離装置312とを有する転写装置群310がシステム中央部に設けられている。貼合装置311および剥離装置312は、それぞれ先に説明した貼合装置110および剥離装置210と同一の構成を有している。また、転写装置群310から(−X)方向に所定距離だけ離間して基板ストッカー群320が配置される一方、転写装置群310から(+X)方向に所定距離だけ離間してブランケットストッカー群330が配置されている。基板ストッカー群320では2台の基板ストッカーがY方向に配列されるとともに、ブランケットストッカー群330では2台のブランケットストッカーがY方向に配列されている。
また、転写装置群310と基板ストッカー群320との間には、上記基板搬送装置150と同様に基板搬送用のハンド351を有する基板搬送装置350が配置されている。また、転写装置群310とブランケットストッカー群330との間に上記B/C搬送装置160と同様にブランケット搬送用の上ハンド361および密着体搬送用の下ハンド362を有するB/C搬送装置360が配置されている。
また、制御装置370は、上記制御装置170と同様に、演算処理部、メモリおよび記憶部を有するコンピュータにより構成され、記憶部に予め記憶されているプログラムにしたがって装置各部を制御して貼合処理および剥離処理を繰り返して実行する。すなわち、転写システム300では、貼合装置311、基板ストッカー群320、ブランケットストッカー群330、基板搬送装置350およびB/C搬送装置360が貼合処理を実行するための貼合システムとして機能し、制御装置370がこれらを制御することで図1に示す貼合システム100と同様にして貼合処理を実行して密着体CBを作成し、当該密着体CBをB/C搬送装置360によって剥離装置312に搬送する。このため、図1に示す貼合システム100と同様の作用効果が得られる。つまり、貼合装置311に対する第n枚目の密着体CBnの搬出および第(n+1)枚目のブランケットBL(n+1)の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら第(n+1)枚目の基板SB(n+1)の搬入を行う。したがって、貼合処理に要する時間を短縮することができ、タクトタイムを短縮して転写システム300の生産性を向上させることができる。
また、転写システム300では、剥離装置312、基板ストッカー群320、ブランケットストッカー群330、基板搬送装置350およびB/C搬送装置360が剥離処理を実行するための剥離システムとして機能し、制御装置370がこれらを制御することで図5に示す剥離システム200と同様にして剥離処理を実行して密着体CBを構成する基板SBとブランケットBLとを剥離し、剥離された基板SBおよびブランケットBLを剥離装置312から搬出する。このため、図5に示す剥離システム200と同様の作用効果が得られる。つまり、剥離装置312に対する第n枚目のブランケットBLnの搬出および第(n+1)枚目の密着体CB(n+1)の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら第n枚目の基板SBnの搬出を行う。したがって、剥離処理に要する時間を短縮することができ、タクトタイムを短縮して転写システム300の生産性を向上させることができる。
なお、この実施形態では、基板ストッカー群320をY方向に並設した2つの基板ストッカーで構成しているが、基板ストッカーの数や配置などについては任意である。また、ブランケットストッカー群330についても、ブランケットストッカーの数や配置などについては任意である。また、密着体ストッカーを追加配置してもよい。
D.印刷システム
ところで、図9に示した転写システム300は上記第2転写処理(パターン転写処理)を実行するシステムであるが、基板ストッカーの代わりに、基板SBに印刷すべきパターンの反転パターンが表面に形成された版を収容する版ストッカーを設けることで当該転写システムは上記した第1転写処理(パターン形成処理)を実行するシステムとして機能する。また、これら2種類の転写システムを組み合わせることで、第1転写処理と第2転写処理を連続的に行う、つまり版に形成された反転パターンを用いてブランケット上に所望パターンのパターン層を形成し、それを基板に印刷する印刷システムが得られる。以下、図10を参照しつつ当該印刷システムについて説明する。
図10は本発明にかかる印刷システムの一実施形態を示す平面図である。この印刷システム400は、第1転写処理を実行する第1転写システム410と、第2転写処理を実行する第2転写システム420とを備えており、ブランケットストッカー群430が共通使用されている。つまり、第1転写システム410は、版PPに形成された反転パターンの反転パターン、つまり基板SBに印刷すべきパターンを有するパターン層をブランケットBLに形成し、ブランケットストッカー群430を構成する一のブランケットストッカーに収容する。一方、第2転写システム420はブランケットストッカー群430から上記パターン層を担持するブランケットBLを取り出し、当該パターン層を基板SBに転写して印刷する。
第1転写システム410と第2転写システム420とはX方向に並設されており、共通使用されるブランケットストッカー群430が第1転写システム410の(−X)方向側の端部に位置するとともに第2転写システム420の(+X)方向側の端部に位置している。第1転写システム410では、ブランケットストッカー群430から(+X)方向に所定距離だけ離間して、貼合装置と剥離装置とを有する転写装置群411が設けられている。これら貼合装置と剥離装置は、それぞれ先に説明した貼合装置110および剥離装置210と同一の構成を有している。また、転写装置群411から(+X)方向に所定距離だけ離間して版ストッカー群412が配置されており、当該版ストッカー群412では、2台の版ストッカーがX方向と直交する水平方向Yに並設され、表面に反転パターンが形成された版PPを収容可能となっている。また、第1転写システム410では、転写装置群411と版ストッカー群412との間には、版PPを搬送するための版搬送用のハンドを有する版搬送装置415が配置されている。また、転写装置群411とブランケットストッカー群430との間にブランケット搬送用の上ハンドおよび密着体搬送用の下ハンドを有するB/C搬送装置416が配置されている。
第2転写システム420では、ブランケットストッカー群430から(−X)方向に所定距離だけ離間して、貼合装置と剥離装置とを有する転写装置群421が設けられている。これら貼合装置と剥離装置は、それぞれ先に説明した貼合装置110および剥離装置210と同一の構成を有している。また、転写装置群421から(−X)方向に所定距離だけ離間して基板ストッカー群422が配置されており、当該基板ストッカー群422では、2台の基板ストッカーがY方向に並設され、基板SBを収容可能となっている。また、第2転写システム420では、転写装置群421と基板ストッカー群422との間には、基板SBを搬送するための基板搬送用のハンドを有する基板搬送装置425が配置されている。また、転写装置群421とブランケットストッカー群430との間にブランケット搬送用の上ハンドおよび密着体搬送用の下ハンドを有するB/C搬送装置426が配置されている。
さらに、制御装置470は、上記制御装置170と同様に、演算処理部、メモリおよび記憶部を有するコンピュータにより構成され、記憶部に予め記憶されているプログラムにしたがって装置各部を制御して2種類の貼合処理と、2種類の剥離処理とを繰り返して実行して基板SBへのパターンの印刷を実行する。
第1転写システム410では、貼合装置、版ストッカー群412、ブランケットストッカー群430、版搬送装置415およびB/C搬送装置416が貼合処理を実行するための貼合システムとして機能し、制御装置470がこれらを制御することで版PPとブランケットBLとが塗布層を介して貼り合わされた密着体CBを作成し、当該密着体CBをB/C搬送装置416によって剥離装置に搬送する。このため、図1に示す貼合システム100と同様の作用効果が得られる。つまり、貼合装置に対する第n枚目の密着体CBnの搬出および第(n+1)枚目のブランケットBL(n+1)の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら第(n+1)枚目の版PP(n+1)の搬入を行うため、第1転写システム410における貼合処理に要する時間を短縮することができる。
また、第1転写システム410では、剥離装置、版ストッカー群412、ブランケットストッカー群430、版搬送装置415およびB/C搬送装置416が剥離処理を実行するための剥離システムとして機能し、制御装置470がこれらを制御することで密着体CBを構成する版PPとブランケットBLとに剥離し、剥離された版PPおよびブランケットBLを剥離装置から搬出する。このため、図5に示す剥離システム200と同様の作用効果が得られる。つまり、剥離装置に対する第n枚目のブランケットBLnの搬出および第(n+1)枚目の密着体CB(n+1)の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら第n枚目の版PPの搬出を行う。その結果、第1転写システム410における剥離処理に要する時間を短縮することができる。
こうして第1転写システム410により基板SBに印刷すべきパターンを有するパターン層を担持するブランケットBLが形成され、ブランケットストッカー群430のブランケットストッカーに収容されている。そして、第2転写システム420では、貼合装置、基板ストッカー群422、ブランケットストッカー群430、基板搬送装置425およびB/C搬送装置426が貼合処理を実行するための貼合システムとして機能する。そして、制御装置470がこれらを制御することで基板SBとブランケットBLとがパターン層を介して貼り合わされた密着体CBを作成し、当該密着体CBをB/C搬送装置426によって剥離装置に搬送する。このため、図1に示す貼合システム100と同様の作用効果が得られる。つまり、貼合装置に対する第n枚目の密着体CBnの搬出および第(n+1)枚目のブランケットBL(n+1)の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら第(n+1)枚目の基板SB(n+1)の搬入を行うため、第2転写システム420における貼合処理に要する時間を短縮することができる。
また、第2転写システム420では、剥離装置、基板ストッカー群422、ブランケットストッカー群430、基板搬送装置425およびB/C搬送装置426が剥離処理を実行するための剥離システムとして機能する。そして、制御装置470がこれらを制御することで密着体CBを構成する基板SBとブランケットBLとを剥離し、剥離された基板SBおよびブランケットBLを剥離装置から搬出する。このため、図5に示す剥離システム200と同様の作用効果が得られる。つまり、剥離装置に対する第n枚目のブランケットBLnの搬出および第(n+1)枚目の密着体CB(n+1)の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら第n枚目の基板SBの搬出を行っている。その結果、
第2転写システム420における剥離処理に要する時間を短縮することができる。
以上のように、印刷システム400においても、貼合処理および剥離処理に要するタクトタイムを短縮することができ、第1転写処理および第2転写処理とを組み合わせて版PPの反転パターンを基板SBに印刷する印刷処理を効率的に行うことができる。
なお、上記印刷システム400では、図10に示すように第1転写システム410と第2転写システム420を直線状に配置しているが、両者の配置関はこれに限定されるものではなく、例えばブランケットストッカー群430で第1転写システム410と第2転写システム420とが互いに直交するように配置してもよい。
また、図10の印刷システム400では、ブランケットストッカー群430を共通使用しているが、例えば図11に示すようにB/C搬送装置440を共通使用するように構成することで印刷システム400のコンパクト化を図ることができる。すなわち、この印刷システム400では、転写装置群411、版ストッカー群412、版搬送装置415、B/C搬送装置440およびブランケットストッカー群430により第1転写システム410が構成され、転写装置群421、基板ストッカー群422、基板搬送装置425、B/C搬送装置440およびブランケットストッカー群430により第2転写システム410が構成されている。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、版ストッカー、ブランケットストッカーおよび基板ストッカーの数や配置などについては任意であり、例えば貼合装置や剥離装置のタクトタイムに応じて適宜増設してもよい。
また、上記実施形態では、ブランケットBLと密着体CBとをB/C搬送装置によって搬送しているが、ブランケットBLについては専用のブランケット搬送装置により実行するとともに基板SBや版PPと密着体CBとをB/C搬送装置と同様に2つのハンドを有するダブルハンド搬送装置によって実行するように構成してもよい。この場合、ブランケットBLと、基板SBや版PPとがそれぞれ本発明の「第2板状体」および「第1板状体」の一例に相当し、ダブルハンド搬送装置およびブランケット搬送装置がそれぞれ本発明の「第1搬送装置」および「第2搬送装置」の一例に相当する。また、第n枚目の密着体CBnに対し、第n枚目のブランケットBLnおよび基板SBn(または版PPn)がそれぞれ「密着体を構成する第2板状体」および「密着体を構成する第1板状体」の一例に相当するとともに、第(n+1)枚目のブランケットBL(n+1)および基板SB(n+1)がそれぞれ「密着体を構成する第2板状体とは別の第2板状体」および「密着体を構成する第1板状体とは別の第1板状体」の一例に相当する。
この発明は、第1板状体と第2板状体を貼り合わせて密着体を形成する貼合技術、互いに密着する第1板状体と第2板状体とを剥離させる剥離技術、貼合技術と剥離技術を組み合わせて第1板状体および第2板状体のうちの一方に担持されるパターンを他方に転写する転写技術、ならびにブランケットなどの担持体を用いて版のパターンを基板に印刷する印刷システム全般に適用することができる。
160、260、360、416、426…B/C搬送装置(第1搬送装置)
100…貼合システム
110、311…貼合装置
150、250、350、415、425…基板搬送装置(第2搬送装置)
151…ハンド(第3ハンド)
161、261、361…上ハンド(第1ハンド)
162、262、362…下ハンド(第2ハンド)
200…剥離システム
210、312…剥離装置
300…転写システム
310、411、421…転写装置群
400…印刷システム
410…第1転写システム
415…版搬送装置
420…第2転写システム
BL、BL1〜BL3…ブランケット
CB、CB1〜CB3…密着体
PP…版
SB、SB1〜SB3…基板

Claims (13)

  1. 第1板状体と第2板状体とを貼り合わせて密着体を形成する貼合装置と、
    前記貼合装置にアクセスして、前記密着体の前記貼合装置からの搬出と、第1板状体の前記貼合装置への搬入とを実行する第1搬送装置と、
    前記貼合装置にアクセスして、前記第2板状体の前記貼合装置への搬入を実行する第2搬送装置と、を備え、
    前記第1搬送装置は、前記貼合装置から前記密着体を搬出した後で、前記密着体を構成する前記第1板状体とは別の第1板状体を前記貼合装置に搬入し、
    前記第2搬送装置は、前記密着体の搬出および前記別の第1板状体の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら前記密着体を構成する前記第2板状体とは別の第2板状体を前記貼合装置に搬入することを特徴とする板状体の貼合システム。
  2. 請求項1に記載の板状体の貼合システムであって、
    前記貼合装置に対する前記第1搬送装置および前記第2搬送装置のアクセスは互いに異なる方向から行われる板状体の貼合システム。
  3. 請求項1または2に記載の板状体の貼合システムであって、
    前記第1搬送装置は、前記第1板状体を保持する第1ハンドと、前記密着体を保持する第2ハンドとを有し、前記貼合装置に対して前記第1ハンドおよび前記第2ハンドを互いに独立してアクセスし、前記第2ハンドによる前記密着体の搬出と、前記第1ハンドによる前記別の第1板状体の搬入とを連続的に行う板状体の貼合システム。
  4. 請求項3に記載の板状体の貼合システムであって、
    前記第1搬送装置は、前記貼合装置による前記密着体の形成中に、前記第1ハンドにより前記別の第1板状体を受け取って保持する板状体の貼合システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の板状体の貼合システムであって、
    前記第2搬送装置は、前記第2板状体を保持する第3ハンドを有し、前記貼合装置による前記密着体の形成中に、前記第3ハンドにより前記別の第2板状体を受け取って保持する板状体の貼合システム。
  6. 密着体を構成する第1板状体と第2板状体とを剥離させる剥離装置と、
    前記剥離装置にアクセスして、前記密着体の前記剥離装置への搬入と、剥離された前記第1板状体の前記剥離装置からの搬出とを実行する第1搬送装置と、
    前記剥離装置にアクセスして、剥離された前記第2板状体の前記剥離装置からの搬出を実行する第2搬送装置と、を備え、
    前記第1搬送装置は、前記剥離装置から前記第1板状体を搬出した後で、前記密着体とは別の密着体を前記剥離装置に搬入し、
    前記第2搬送装置は、前記第1板状体の搬出および前記別の密着体の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら前記第2板状体を前記剥離装置から搬出することを特徴とする板状体の剥離システム。
  7. 請求項6に記載の板状体の貼合システムであって、
    前記剥離装置に対する前記第1搬送装置および前記第2搬送装置のアクセスは互いに異なる方向から行われる板状体の剥離システム。
  8. 請求項6または7に記載の板状体の剥離システムであって、
    前記第1搬送装置は、前記第1板状体を保持する第1ハンドと、前記密着体を保持する第2ハンドとを有し、前記剥離装置に対して前記第1ハンドおよび前記第2ハンドを互いに独立してアクセスし、前記第1ハンドによる前記第1板状体の搬出と、前記第2ハンドによる前記別の密着体の搬入とを連続的に行う板状体の剥離システム。
  9. 請求項8に記載の板状体の剥離システムであって、
    前記第1搬送装置は、前記剥離装置による前記第1板状体と前記第2板状体との剥離中に、前記第1ハンドにより前記別の密着体を受け取って保持する板状体の剥離システム。
  10. 第1板状体および第2板状体のうちの一方に担持されるパターンを他方に転写する転写システムであって、
    前記第1板状体と第2板状体とを貼り合わせて密着体を形成する貼合装置と、
    前記密着体を構成する互いに密着する前記第1板状体と前記第2板状体とを剥離させる剥離装置と、
    前記貼合装置および前記剥離装置にアクセス可能に設けられ、前記密着体の前記貼合装置からの搬出と、第1板状体の前記貼合装置への搬入と、前記密着体の前記剥離装置への搬入と、剥離された前記第1板状体の前記剥離装置からの搬出とを実行する第1搬送装置と、
    前記貼合装置および前記剥離装置にアクセス可能に設けられ、前記第2板状体の前記貼合装置への搬入と、剥離された前記第2板状体の前記剥離装置からの搬出を実行する第2搬送装置と、を備え、
    前記第1搬送装置は、
    前記貼合装置から前記密着体を搬出した後で、前記密着体を構成する前記第1板状体とは別の第1板状体を前記貼合装置に搬入し、
    前記剥離装置から前記第1板状体を搬出した後で、前記密着体とは別の密着体を前記剥離装置に搬入し、
    前記第2搬送装置は、前記密着体の搬出および前記別の第1板状体の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら前記密着体を構成する前記第2板状体とは別の第2板状体を前記貼合装置に搬入し、
    前記第1板状体の搬出および前記別の密着体の搬入のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複しながら前記第2板状体を前記剥離装置から搬出する
    ことを特徴とする転写システム。
  11. ブランケットを介して版に形成されたパターンの反転パターンを基板に印刷する印刷システムであって、
    請求項10に記載の転写システムと同一の構成を有し、前記第1板状体および前記第2板状体のうちの一方を前記版とするとともに他方を前記ブランケットとして、前記反転パターンを前記ブランケットに転写する第1転写システムと、
    請求項10に記載の転写システムと同一の構成を有し、前記第1板状体および前記第2板状体のうちの一方を前記第1転写システムにより前記反転パターンが転写された前記ブランケットとするとともに他方を前記基板として、前記反転パターンを前記基板に転写する第2転写システムと、
    を備えることを特徴とする印刷システム。
  12. 第1板状体と第2板状体とを貼合装置により貼り合わせて密着体を形成し、前記貼合装置から搬出する板状体の貼合方法であって、
    前記貼合装置から前記密着体を搬出する密着体搬出工程と、
    前記密着体が搬出された前記貼合装置に対し、前記密着体を構成する前記第1板状体とは別の第1板状体を搬入する第1板状体搬入工程と、
    前記密着体を構成する前記第2板状体とは別の第2板状体を搬入する第2板状体搬入工程と、
    前記貼合装置により前記別の第1板状体と前記別の第2板状体を貼り合せて新たな密着体を形成する貼合工程と、を備え、
    前記第2板状体搬入工程は、前記密着体搬出工程および前記第1板状体搬入工程のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複することを特徴とする板状体の貼合方法。
  13. 第1板状体と第2板状体が互いに密着した密着体を剥離装置により前記第1板状体と前記第2板状体とに剥離させ、前記剥離装置から搬出する板状体の剥離方法であって、
    剥離された前記第1板状体を前記剥離装置から搬出する第1板状体搬出工程と、
    剥離された前記第2板状体を前記剥離装置から搬出する第2板状体搬出工程と、
    前記第1板状体および前記第2板状体が搬出された前記剥離装置に対し、前記密着体とは別の密着体を搬入する密着体搬入工程と、
    前記別の密着体を前記剥離装置により剥離する剥離工程と、を備え、
    前記第2板状体搬出工程は、前記第1板状体搬出工程および前記密着体搬入工程のうちの少なくとも一方の一部と時間的に重複することを特徴とする板状体の剥離方法。
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