JP2018045541A - トンネル防災システム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、
防災受信盤からトンネル内に引き出された複数の信号回線毎に火災信号を出力する手動通報装置及び検知器を含む複数の端末機器を接続して監視するトンネル防災システムに於いて、
防災受信盤の筐体前面に配置されたメインモニタ装置と、
防災受信盤の筐体内に配置されたサブモニタ装置と、
防災受信盤に設けられ、信号回線により火災信号を受信してメインモニタ装置の火災警報表示を含む火災警報を出力する監視制御部と、
防災受信盤に設けられ、複数の信号回線に流れる電流値を測定して、測定電流値、当該測定電流値が所定の閾値範囲を外れた場合の電流値異常、監視制御部から通知された所定の回線情報を含む測定履歴を記憶し、サブモニタ装置に測定履歴を表示する場合に、各信号回線の測定履歴を、電流異常値又は所定の回線情報に対応した色分けにより表示し、更に、メインモニタ装置に測定履歴を表示する場合に、サブモニタ装置と同じ色分けにより履歴情報を表示させる電流監視部と、
が設けられたことを特徴とする。
監視制御部は、信号回線の障害を検出した場合の障害警報の出力、及び信号回線に接続された端末機器の試験動作に伴う試験結果の報知をメインモニタ装置の表示を含めて行うと共に、回線障害情報又は回線試験中情報を電流監視部に通知し、
電流監視部は、所定の回線情報として、監視制御部から通知された回線障害情報及び回線試験中情報を測定履歴に含めて記憶し、サブモニタ装置に測定履歴を表示する場合に、各信号回線の測定履歴を、電流異常値、回線障害情報又は回線試験中情報に対応した色分けにより表示し、更に、メインモニタ装置に測定履歴を表示する場合に、サブモニタ装置と同じ色分けにより履歴情報を表示させる。
電流監視部は、所定の周期毎に、複数の信号回線に流れる電流値を順次測定して、測定履歴を記憶させる。
電流監視部は、サブモニタ装置の操作画面による所定の自動測定操作を検出した場合に、複数の信号回線に流れる電流値を順次測定して得られた信号回線毎の測定電流値、測定電流値が所定の閾値範囲を外れた場合の電流値異常を含む測定結果を、電流異常値、回線障害情報又は回線試験中情報に対応して色分けしてサブモニタ装置に表示し、メインモニタ装置に測定結果を表示する場合に、サブモニタ装置と同じに色分けして表示させる。
電流監視部は、サブモニタ装置の操作画面による信号回線の選択を含む所定の手動測定操作を検出した場合に、選択された信号回線に流れる電流値を測定して得られた信号回線の測定電流値、測定電流値が所定の閾値範囲を外れた場合の電流値異常を含む測定結果を、電流異常値、回線障害情報又は回線試験中情報に対応して色分けしてサブモニタ装置に表示し、メインモニタ装置に測定結果を表示する場合に、サブモニタ装置と同じに色分けをして表示させる。
電流監視部は、サブモニタ装置の操作画面による所定の異常履歴表示操作を検出した場合に、測定履歴から電流値異常が判定された信号回線の異常履歴を抽出し、電流異常値、回線障害情報又は回線試験中情報に対応して色分けしてサブモニタ装置に表示し、更に、メインモニタ装置に異常履歴を表示する場合に、サブモニタ装置と同じに色分けして異常履歴をメインモニタ装置に表示させる。
本発明は、防災受信盤からトンネル内に引き出された複数の信号回線毎に火災信号を出力する手動通報装置及び検知器を含む複数の端末機器を接続して監視するトンネル防災システムに於いて、防災受信盤の筐体前面に配置されたメインモニタ装置と、防災受信盤の筐体内に配置されたサブモニタ装置と、防災受信盤に設けられ、信号回線により火災信号を受信してメインモニタ装置の火災警報表示を含む火災警報を出力する監視制御部と、防災受信盤に設けられ、複数の信号回線に流れる電流値を測定して、測定電流値、当該測定電流値が所定の閾値範囲を外れた場合の電流値異常、監視制御部から通知された所定の回線情報を含む測定履歴を記憶し、サブモニタ装置に測定履歴を表示する場合に、各信号回線の測定履歴を、電流異常値又は所定の回線情報に対応した色分けにより表示し、更に、メインモニタ装置に測定履歴を表示する場合に、サブモニタ装置と同じ色分けにより履歴情報を表示させる電流監視部とが設けられたため、測定された信号回線の測定履歴を表示するサブモニタ装置に表示する場合、信号回線毎の測定履歴が、電流値異常又は所定の回線情報に分けた対応した色分けにより画面表示され、表示された測定履歴の内容を見なくとも、電流値異常が判定されている測定履歴か、所定の回線状態にある場合の測定履歴かが、色分けによって一目で分かり、火災が受信された信号回線や障害が検出された信号回線がどのような状態にあったかの判断を適切に行うことを可能とする。
また、監視制御部は、信号回線の障害を検出した場合の障害警報の出力、及び信号回線に接続された端末機器の試験動作に伴う試験結果の報知をメインモニタ装置の表示を含めて行うと共に、回線障害情報又は回線試験中情報を電流監視部に通知し、電流監視部は、所定の回線情報として、監視制御部から通知された回線障害情報及び回線試験中情報を測定履歴に含めて記憶し、サブモニタ装置に測定履歴を表示する場合に、各信号回線の測定履歴を、電流異常値、回線障害情報又は回線試験中情報に対応した色分けにより表示し、更に、メインモニタ装置に測定履歴を表示する場合に、サブモニタ装置と同じ色分けにより履歴情報を表示させるようにしたため、測定された信号回線の測定履歴を表示するサブモニタ装置に表示する場合、信号回線毎の測定履歴が、電流値異常、障害回線情報又は回線試験中情報に対応した色分けにより画面表示され、表示された測定履歴の内容を見なくとも、電流値異常が判定されている測定履歴か、回線障害が発生している測定履歴か、回線試験中の測定履歴かが、色分けによって一目で分かり、火災が受信された信号回線や障害が検出された信号回線がどのような状態にあったかの判断を適切に行うことを可能とする。
また、電流監視部は、所定の周期毎に、複数の信号回線に流れる電流値を順次測定して、測定履歴を記憶させるようにしたため、例えば1日1回といった定期的な電流値の測定履歴が得られ、必要に応じてサブモニタ装置に画面表示させることで、火災が受信された信号回線や障害が検出された信号回線の絶縁劣化の進み具合等の判断が可能となる。
また、電流監視部は、サブモニタ装置の操作画面による所定の自動測定操作を検出した場合に、複数の信号回線に流れる電流値を順次測定して得られた信号回線毎の測定電流値、測定電流値が所定の閾値範囲を外れた場合の電流値異常を含む測定結果を、電流異常値、回線障害情報又は回線試験中回情報に対応して色分けしてサブモニタ装置に表示し、メインモニタ装置に測定結果を表示する場合に、サブモニタ装置と同じに色分けした表示させるようにしたため、サブモニタ装置に自動測定により表示された測定結果は、表示された測定結果の内容を見なくとも、電流値異常が判定されている回線の測定結果か、回線障害が発生している回線の測定結果か、回線試験中の測定結果かが、色分けによって一目で分かり、火災が受信された信号回線や障害が検出された信号回線がどのような状態にあったか判断を適切に行うことを可能とする。
また、電流監視部は、サブモニタ装置の操作画面による信号回線の選択を含む所定の手動測定操作を検出した場合に、選択された信号回線に流れる電流値を測定して得られた信号回線の測定電流値、測定電流値が所定の閾値範囲を外れた場合の電流値異常を含む測定結果を、電流異常値、回線障害情報又は回線試験中情報に対応して色分けしてサブモニタ装置に表示し、メインモニタ装置に測定結果を表示する場合に、サブモニタ装置と同じに色分けをして表示させるようにしたため、サブモニタ装置に手動測定により表示された測定結果は、表示された測定結果の内容を見なくとも、電流値異常が判定されている回線の測定結果か、回線障害が発生している回線の測定結果か、回線試験中の測定結果かが、色分けによって一目で分かり、火災が受信された信号回線や障害が検出された信号回線がどのような状態にあったか判断を適切に行うことを可能とする。
また、電流監視部は、サブモニタ装置の操作画面による所定の異常履歴表示操作を検出した場合に、測定履歴から電流値異常が判定された信号回線の異常履歴を抽出し、電流異常値、回線障害情報又は回線試験中情報に対応して色分けしてサブモニタ装置に表示し、更に、メインモニタ装置に異常履歴を表示する場合に、サブモニタ装置と同じに色分をした異常履歴をメインモニタ装置に表示させるようにしたため、サブモニタ装置に表示された異常履歴は、表示された測定結果の内容を見なくとも、電流値異常が判定されている回線の異常履歴か、回線障害が発生している回線の異常履歴か、回線試験中の異常履歴かが、色分けによって一目で分かり、火災が受信された信号回線や障害が検出された信号回線がどのような状態にあったか判断を適切に行うことを可能とする。
図1はトンネル防災システムの概要を示した説明図である。図1に示すように、自動車専用道路のトンネルとして、上り線トンネル1aと下り線トンネル1bが構築され、上り線トンネル1aと下り線トンネル1bは避難連絡坑2でつながっている。
図2は防災受信盤の外観を示した説明図であり、図2(A)に正面を示し、図2(B)に側面を示す。図3は防災受信盤のパネル扉を開いてサブモニタ装置を見る状態を示した説明図である。
図4はトンネル防災システムの機能構成の概略を示したブロック図である。図4に示すように、防災受信盤10は制御部40を備え、制御部40は例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、AD変換ポートを含む各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
監視制御部56はトンネル内に設置した消火栓装置18に設けられた消火栓弁開閉検出スイッチ14と手動通報装置16、火災検知器、ダクト内温度検知器、及び自動弁装置等の端末機器からの検知信号や操作信号に基づき、所定の監視制御を行う。
電流監視部58は、消火栓弁開閉検出スイッチ14及び手動通報装置16を含む無電圧a接点スイッチを備えた端末機器を接続した信号回線12の電流値を測定し、測定した電流値が所定の上限値と下限値で決まる閾値範囲を外れた場合に電流値異常を判定し、測定結果を測定履歴として着脱自在なメモリカードを用いたメモリに記憶する制御を行う。電流監視部58による信号回線12の電流値の測定は、例えば、信号回線12に挿入した電流検出抵抗の検出電圧をAD変換して読み込み、ノイズの影響を除去するため、所定時間測定した電流値の平均値を求める。
図5は自動測定に使用されるサブモニタ装置の自動測定画面とメインモニタ装置の自動測定画面を示した説明図である。図5(A)に示すサブモニタ画面70は、画面下側に画面展開ボタンとして、自動測定ボタン74、手動測定ボタン76、測定記録ボタン78及び異常履歴ボタン80が配置されており、ハッチングで示すように測定記録ボタン74を操作すると、自動測定画面82に切り替わる。
図6は手動測定に使用されるサブモニタ装置の手動測定画面とメインモニタ装置の手動測定画面を示した説明図である。
図7は電流値の測定履歴を表示したサブモニタ装置の測定記録画面とメインモニタ装置の測定記録画面を示した説明図である。
図9はサブモニタ装置の異常履歴画面とメインモニタ装置の異常履歴画面を示した説明図である。図9(A)に示すように、サブモニタ画面70の下側に配置されている異常履歴ボタン80を操作すると、図示の異常履歴画面130に切り替えられる。
(色分け表示)
上記の実施形態は、測定履歴又は測定結果につき、電流値異常、回線障害、回線試験中に対応して色分け表示しているが、これに限定されず、更に、火災回線を加えた色分け表示としても良い。
上記の実施形態は、サブモニタ装置の表示画面に電流値測定及び履歴表示に必要な操作ボタンを設け、メインモニタ装置の表示画面には表示に必要な操作ボタンしか設けていないが、メインモニタ装置の表示画面にもサブモニタ装置の表示画面と同じ操作ボタンを設け、回線電流の定周期測定、自動測定、手動測定、測定記録、異常履歴等の操作をメインモニタ装置から行えるようにし,サブモニタ装置の表示画面をメインモニタ装置の表示画面に反映もしくはフィードバックするようにしても良い。
また、本発明は、その目的と利点を損なわない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
1b:下り線トンネル
10:防災受信盤
12,12−1〜12−n:信号回線
14:消火栓弁開閉検出スイッチ
16:手動通報装置
18:消火栓装置
20:消火ポンプ設備
22:冷却ポンプ設備
24:IG子局設備
26:遠方監視制御設備
28:換気設備
30:警報表示板設備
32:ラジオ再放送設備
34:テレビ監視設備
36:照明設備
40:制御部
42,54:P型伝送部
44:メインモニタ装置
46:サブモニタ装置
48:警報部
50:表示部
52:操作部
56:監視制御部
58:電流監視部
60:筐体
62:パネル扉
70:サブモニタ画面
72:メインモニタ画面
82:自動測定画面
104:手動測定画面
114:測定記録画面
130:異常履歴画面
Claims (6)
- 防災受信盤からトンネル内に引き出された複数の信号回線毎に火災信号を出力する手動通報装置及び検知器を含む複数の端末機器を接続して監視するトンネル防災システムに於いて、
前記防災受信盤の筐体前面に配置されたメインモニタ装置と、
前記防災受信盤の筐体内に配置されたサブモニタ装置と、
前記防災受信盤に設けられ、前記信号回線により前記火災信号を受信して前記メインモニタ装置の火災警報表示を含む火災警報を出力する監視制御部と、
前記防災受信盤に設けられ、前記複数の信号回線に流れる電流値を測定して、測定電流値、当該測定電流値が所定の閾値範囲を外れた場合の電流値異常、前記監視制御部から通知された所定の回線情報を含む測定履歴を記憶し、前記サブモニタ装置に前記測定履歴を表示する場合に、各信号回線の測定履歴を、前記電流異常値又は前記所定の回線情報に対応した色分けにより表示し、更に、前記メインモニタ装置に前記測定履歴を表示する場合に、前記サブモニタ装置と同じ色分けにより前記履歴情報を表示させる電流監視部と、
が設けられたことを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1記載のトンネル防災システムに於いて、
前記監視制御部は、前記信号回線の障害を検出した場合の障害警報の出力、及び前記信号回線に接続された端末機器の試験動作に伴う試験結果の報知を前記メインモニタ装置の表示を含めて行うと共に、回線障害情報又は回線試験中情報を前記電流監視部に通知し、
前記電流監視部は、前記所定の回線情報として、前記監視制御部から通知された回線障害情報及び回線試験中情報を前記測定履歴に含めて記憶し、前記サブモニタ装置に前記測定履歴を表示する場合に、各信号回線の測定履歴を、前記電流異常値、前記回線障害情報又は前記回線試験中情報に対応した色分けにより表示し、更に、前記メインモニタ装置に前記測定履歴を表示する場合に、前記サブモニタ装置と同じ色分けにより前記履歴情報を表示させることを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1又は2記載のトンネル防災システムに於いて、前記電流監視部は、所定の周期毎に、前記複数の信号回線に流れる電流値を順次測定して、前記測定履歴を記憶させることを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項2記載のトンネル防災システムに於いて、前記電流監視部は、前記サブモニタ装置の操作画面による所定の自動測定操作を検出した場合に、前記複数の信号回線に流れる電流値を順次測定して得られた信号回線毎の前記測定電流値、前記測定電流値が所定の閾値範囲を外れた場合の電流値異常を含む測定結果を、前記電流異常値、前記回線障害情報又は前記回線試験中回情報に対応して色分けして前記サブモニタ装置に表示し、前記メインモニタ装置に前記測定結果を表示する場合に、前記サブモニタ装置と同じに色分けして前記メインモニタ装置に表示させることを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項2記載のトンネル防災システムに於いて、前記電流監視部は、前記サブモニタ装置の操作画面による信号回線の選択を含む所定の手動測定操作を検出した場合に、前記選択された信号回線に流れる電流値を測定して得られた信号回線の前記測定電流値、前記測定電流値が所定の閾値範囲を外れた場合の電流値異常を含む測定結果を、前記電流異常値、前記回線障害情報又は前記回線試験中情報に対応して色分けして前記サブモニタ装置に表示し、前記メインモニタ装置に前記測定結果を表示する場合に、前記サブモニタ装置と同じに色分けして前記メインモニタ装置に画面表示させることを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項2記載のトンネル防災システムに於いて、前記電流監視部は、前記サブモニタ装置の操作画面による所定の異常履歴表示操作を検出した場合に、前記測定履歴から電流値異常が判定された信号回線の異常履歴を抽出し、前記電流異常値、前記回線障害情報又は前記回線試験中情報に対応して色分けした異常履歴を前記サブモニタ装置に表示し、更に、前記メインモニタ装置に前記異常履歴を表示する場合に、前記サブモニタ装置と同じに色分けして前記異常履歴を前記メインモニタ装置に表示させることを特徴とするトンネル防災システム。
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