JP2018044988A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のLCDパネル中に、画素が斜め格子状に配列されたLCDパネルが用いられている場合に、画乱れがないような画像信号を生成可能な、画像表示装置及び画像表示方法を提供する。【解決手段】バックライト光が後面側LCDパネル、前面側LCDパネルの順で透過することにより画像表示を行う画像表示装置であって、RGB画像信号から出力RGB画像信号R3、G3、B3を生成して前面側LCDパネルに供給する第1コントローラ33と、RGB画像信号から、グレースケール画像信号である、画素が斜め格子状に配列された出力グレー画像信号W4を生成して後面側LCDパネルに供給する第2コントローラ34と、を備え、第2コントローラ34は、斜め格子状に配列された画素の各々と、格子状に配列された画素の各々との位置対応関係を計算して、解像度変換処理部342が、出力グレー画像信号W4を生成する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像表示装置及び画像表示方法に関する。
従来のLCD1枚パネルによる画像表示装置においては、入力された画像に対し、パネルドライバーで折れ線ガンマによる補正を行うことで、目視における階調のリニアリティ特性を実現している。
しかしながら、実際には、液晶パネルをバックライトの照明が透過することで輝度表現を行っているため、特に、黒領域の階調特性が悪く、理想の輝度に比べて明るい方向に輝度が観測される、いわゆる黒浮きという現象が生じる。
この現象は、LCDパネルにおいて暗い領域を表示する際に、LCDパネルの遮光が完全でなく、バックライトの照明光が漏れるために発生するものである。従来のCRTでは10000:1程度、有機ELパネルでは1000000:1程度のコントラスト比が実現されている。しかしながら、本現象により、従来のLCD1枚パネルによる画像表示装置においては、コントラスト比が、1500:1程度しか実現できていない。
そこで、このような1枚LCD画像表示装置のコントラスト比改善のために、2枚のLCDパネルを使用した画像表示装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。いずれの画像表示装置も、LCDパネルを2枚用いる構成とし、後ろ側のLCDでバックライトの透過量を調整し、前側のLCDパネルでRGB表示を行わせることで、コントラスト比の改善を図っている。
図14に、2枚のLCDパネルを用いた従来の画像表示装置100を示す。後ろ側のバックライト103側のLCDパネルを、LVパネル(Light Valve Panel)102と称し、画像を観る人間に近い側である前側のLCDパネルを、RGBパネル101と称する。RGBパネル101は、R、G、Bのサブピクセルで構成されている。その一方で、LVパネル102は、R、G、Bのサブピクセルをまとめて1画素としている。つまり、RGBパネル101のサブピクセルをまとめた1画素に対して、LVパネル102の1画素が共通であり、1対1の対応になっている。
このように、従来の2枚のLCDパネルを使用した構成においては、RGBパネル101の画素とLVパネル102の画素は1対1に対応しているため、2枚のパネルを重ねる際に、微小なずれがどうしても発生してしまい、画像を表示した際にモアレが見えることがある。これを解消するために、LVパネルの画素の形状をRGBパネルの画素よりも大きな菱形状にして、画素を斜め格子状に配列することにより、モアレの原因となる微小なずれの解消が試みられている。
特開平5−88197号公報 国際公開第2007/108183号
上記のように、LVパネルの画素の形状をRGBパネルの画素よりも大きな菱形状にして、画素を斜め格子状に配列した場合においては、RGBパネルの画素とLVパネルの画素が1対1に対応せず、また、画素数も異なるため、画乱れがないように、LVパネルに表示する画像信号を生成することが容易ではない。
本発明が解決しようとする課題は、複数のLCDパネル中に、画素が斜め格子状に配列されたLCDパネルが用いられている場合に、画乱れがないような画像信号を生成可能な、画像表示装置及び画像表示方法を提供することである。
本発明に係る画像表示装置は、画素が格子状に配列された前面側LCDパネルと、画素が斜め格子状に配列された後面側LCDパネルとを重ねることで構成され、バックライト光が前記後面側LCDパネル、前記前面側LCDパネルの順で透過することにより画像表示を行う画像表示装置であって、RGB画像信号から出力RGB画像信号を生成して前記前面側LCDパネルに供給する第1コントローラと、前記RGB画像信号から、グレースケール画像信号である、画素が斜め格子状に配列された出力グレー画像信号を生成して前記後面側LCDパネルに供給する第2コントローラと、を備え、前記第2コントローラは、斜め格子状に配列された前記画素の各々と、格子状に配列された前記画素の各々との位置対応関係を計算して、前記位置対応関係を基に前記出力グレー画像信号を生成する解像度変換処理部を備える。
また、本発明に係る画像表示方法は、画素が格子状に配列された前面側LCDパネルと、画素が斜め格子状に配列された後面側LCDパネルとを重ねることで構成され、バックライト光が前記後面側LCDパネル、前記前面側LCDパネルの順で透過することにより画像表示を行う画像表示装置によって実行される画像表示方法であって、RGB画像信号から出力RGB画像信号を生成して前記前面側LCDパネルに供給し、斜め格子状に配列された前記画素の各々と、格子状に配列された前記画素の各々との位置対応関係を計算し、前記RGB画像信号から、前記位置対応関係を基に、グレースケール画像信号である、画素が斜め格子状に配列された出力グレー画像信号を生成して前記後面側LCDパネルに供給する。
本発明によれば、複数のLCDパネル中に、画素が斜め格子状に配列されたLCDパネルが用いられている場合に、画乱れがないような画像信号を生成可能な、画像表示装置及び画像表示方法を提供することができる。
本発明の実施形態における画像表示装置の信号処理ブロック図である。 前記実施形態における画像表示装置の概略断面図である。 前記実施形態における画像表示装置の、(a)概略平面図と、(b)概略平面図を部分的に拡大した図である。 前記実施形態における画像表示装置に含まれるRGBコントローラ、及びLVコントローラによる、より詳細な信号処理ブロック図である。 前記実施形態におけるビット拡張回路によるビット拡張処理の説明図である。 前記実施形態におけるエッジホールド回路による局所的エッジホールド処理の説明図である。 前記実施形態における、LVパネルの画素に関する説明図である。 前記実施形態における、位置対応関係の計算に関する説明図である。 前記実施形態における解像度変換処理部の信号処理ブロック図である。 前記実施形態における画素対応関係計算回路の信号処理ブロック図である。 前記実施形態における出力グレー画像輝度計算回路の信号処理ブロック図である。 前記実施形態における解像度変換処理部の説明図である。 前記実施形態の第1の変形例における出力グレー画像輝度計算回路の信号処理ブロック図である。 2枚のLCDパネルを用いた従来の画像表示装置の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態における画像表示装置は、画素が格子状に配列された前面側LCDパネルと、画素が斜め格子状に配列された後面側LCDパネルとを重ねることで構成され、バックライト光が後面側LCDパネル、前面側LCDパネルの順で透過することにより画像表示を行う画像表示装置であって、RGB画像信号から出力RGB画像信号を生成して前面側LCDパネルに供給する第1コントローラと、RGB画像信号から、グレースケール画像信号である、画素が斜め格子状に配列された出力グレー画像信号を生成して後面側LCDパネルに供給する第2コントローラと、を備え、第2コントローラは、斜め格子状に配列された画素の各々と、格子状に配列された画素の各々との位置対応関係を計算して、位置対応関係を基に出力グレー画像信号を生成する解像度変換処理部を備える。
図1は、本実施形態における画像表示装置10の信号処理ブロック図である。画像表示装置10は、画像表示装置本体20とLCDモジュール30を備えている。
画像表示装置本体20は、画像処理エンジン21を備えている。一方、LCDモジュール30は、I/F(インタフェース)31、ビット拡張回路32、RGBコントローラ(第1コントローラ)33、LV(ライトバルブ)コントローラ(第2コントローラ)34、RGBパネル(前面側LCDパネル)35、及びLVパネル(後面側LCDパネル)36を備えている。
画像表示装置本体20内の画像処理エンジン21は、RGB画像を生成し、LCDモジュール30に送信する。LCDモジュール30内のI/F31は、画像処理エンジン21が生成したRGB画像を受信し、各画素におけるサブピクセルR、G、Bの各々の輝度値を、ビット拡張回路32に送信する。ビット拡張回路32は、RGB画像に対して後述するようなビット拡張処理を行い、ビット拡張されたRGB画像信号をRGBコントローラ33、LVコントローラ34へ送信する。
RGBコントローラ33は、ビット拡張回路32から受信したRGB画像信号から出力RGB画像信号を生成してRGBパネル35に供給する。LVコントローラ34は、ビット拡張回路32から受信したRGB画像信号から、白から黒までの明暗だけで表現された、グレースケール画像信号である出力グレー画像信号を生成してLVパネル36に供給する。
RGBパネル35は、出力RGB画像信号を受信して表示する。また、LVパネル36は、出力グレー画像信号を受信して表示する。
図2は、図1に示される画像表示装置10の概略断面図である。画像表示装置10は、RGBパネル35、LVパネル36に加え、バックライトユニット37、及びRGBパネル35とLVパネル36を接合するラミネーション38を備えている。
RGBパネル35は、カラーフィルタ基板35b、TFT基板35c、偏光フィルム35a、駆動IC35dを備えている。カラーフィルタ基板35bは、ブラックマトリクスやR、G、Bのカラーフィルタを配列し、共通電極などが形成された基板である。TFT基板35cは、液晶側にTFTや電極などを形成した基板である。
偏光フィルム35aは、バックライトユニット37から照射される光を偏光させる。駆動IC35dは、RGBコントローラ33によって処理されたRGB画像を、TFT基板35cを駆動させることによってRGBパネル35に表示する。
一方、LVパネル36は、ガラス基板36a、TFT基板36b、偏光フィルム36c、駆動IC36dを備えている。ガラス基板36aは、RGBパネル35におけるカラーフィルタ基板35bに対応するものであるが、カラーフィルタ基板35bとは異なり、ブラックマトリクスやカラーフィルタを有さない。これは、LVパネル36がグレースケールの出力グレー画像信号を表示することに基づくものである。
TFT基板36b、偏光フィルム36cは、RGBパネル35のTFT基板35c、偏光フィルム35aと同様のものである。駆動IC36dは、LVコントローラ34によって処理された出力グレー画像信号を、TFT基板36bを駆動させることによってLVパネル36に表示する。
バックライトユニット37は、光ガイドパネル37aと光源37bを備える。光源37bは、光ガイドパネル37aに対し光を照射する。光ガイドパネル37aは、光源37bから照射された光を屈折させて、LVパネル36に照射する。光ガイドパネル37aから照射された光は、重ねられたLVパネル36、及びRGBパネル35を順に通過して、画像表示装置を視聴する人間の眼に届く。
RGBパネル35及びLVパネル36のそれぞれのコントラスト比は、従来の1枚LCDパネルと同様に、1500:1である。しかしながら、図2に示すような2枚LCDパネル構造とすることで、コントラスト比が2,250,000:1に改善される。
図3(a)は、画像表示装置10の概略平面図であり、図3(b)は、図3(a)のA矢視部分の拡大図である。RGBパネル35とLVパネル36は、正面から見た場合に、図3(a)に示されるように、互いに重ねて配置されている。
図3(b)に示されるように、RGBパネル35においては、画素41が格子状に配列されている。他方、LVパネル36においては、各画素45が菱形状に形成されており、この菱形状の画素45が斜めに配列されて構成されている。すなわち、画素の配列の態様のみに着目すると、LVパネル36における画素45は、格子状に並べられた画素が45°回転されて、すなわち、斜め格子状に配列されているように設けられている。以降、RGBパネル35の、格子状に配列されている画素41を第1画素41と、及び、LVパネル36の、斜め格子状に配列されている画素45を第2画素45と、それぞれ呼称する。
図3に示されるように、LVパネル36の面積は、RGBパネル35の面積よりも大きくなっている。これは、次の理由に因る。RGBパネル35はRGB画像を表示し、LVパネル36はRGBパネル35に表示されたRGB画像の明るさを、第2画素45ごとに調整するものである。LVパネル36の第2画素45が菱形状であるので、LVパネル36の外周36eは波状に形成されている。そのため、RGBパネル35とLVパネル36の大きさが同等であると、本来であれば直線に表示されるべきである、RGBパネル35の外周35eが、波状に切れて表示される。これを解消するために、RGBパネル35とLVパネル36を図3(a)のように重ねたときに、RGBパネル35の外周35eの十分外側に、LVパネル36の外周36eが位置するように、2枚のパネルは設けられている。
LVパネル36の第2画素45は、モアレを確実に解消するために、RGBパネル35の第1画素41よりも大きくなっている。
図4は、本実施形態における画像表示装置10に含まれる、ビット拡張回路32、RGBコントローラ33、及びLVコントローラ34による、より詳細な信号処理ブロック図である。
RGBコントローラ33は、遅延回路331、6つのLUT(Look Up Table)3321、3322、3323、3324、3325、3326を有するRGB階調変換回路332、及び、色バランスコントローラ333を備えている。
LVコントローラ34は、グレー画像輝度計算部341と、解像度変換処理部342を備えている。グレー画像輝度計算部341は、グレーコンバータ3411、1つのLUT3412を有するLV階調変換回路(グレー階調変換回路)3412、エッジホールド回路3413、及び、LPF(ローパスフィルタ)回路3414を備えている。解像度変換処理部342は、画素対応関係計算回路3421と出力グレー画像輝度計算回路3422を備えている。
以降、信号の流れの順に沿って、ビット拡張回路32、RGBコントローラ33、LVコントローラ34の各構成要素を説明する。
ビット拡張回路32は、図1に示されるI/F31により送信されたRGB画像信号R、G、Bを受信し、RGB画像信号R、G、Bの各サブピクセルの輝度値に対してビット拡張処理を施して、ビット拡張後のRGB画像信号(RGB画像信号)R1、G1、B1を生成する。ビット拡張回路32に入力されるRGB画像信号R、G、Bにおいては、RGBパネル35の第1画素41に対応して、画素が格子状に配列されている。ビット拡張回路32は、RGB画像信号R、G、Bの各々毎に、対応するビット拡張回路321、322、323を備えている。ここでは、画像信号Rに対応するビット拡張回路321を説明する。画像信号G、Bに対応するビット拡張回路322、323も、画像信号Rに対応するビット拡張回路321と同様に構成されている。
ビット拡張回路321は、入力されたRGB各8ビットの画像に対し、12ビットへのビット拡張処理を行う。このビット拡張処理は、後段の処理でビット精度を落とさないようにするため、あらかじめビット長を精度よく拡張するものである。
本実施形態におけるビット拡張回路321では、図5(a)に示されるように、8ビットデータ50、すなわち8ビットの画像信号を、例えば12ビットに拡張して12ビットデータ52とすることを想定する。本来、アナログである画像信号を8ビットに量子化する場合には、ビット解像度以下の変化については、丸められて捨てられている。しかしながら、画像は、隣接画素間の相関が高いため、次の手法を導入することで、ある程度の復元をすることができる。
図5(b)は、処理対象となっている画素、すなわち注目画素X5の説明図であり、図5(c)は、ビット拡張処理の手順をプログラム形式で表現した例である。ビット拡張回路321は、図5に示すように、0に初期化された変数dcに関して、注目画素X5の周辺で隣接する8画素(X1〜X4、X6〜X9)に対し、注目画素X5の輝度値が隣接するそれぞれの画素の輝度値に比べて小さいときは+1、注目画素X5の輝度値が隣接するそれぞれの画素の輝度値に比べて大きいときは−1の演算を行う。
さらに、ビット拡張回路321は、その合計値すなわちdcを8で割った値を小数点以下の重み51として、注目画素X5に加算し、16倍して丸め処理をすることで、8ビットから12ビットへの拡張を行う。
一般に、画像の隣接する画素は、輝度値が似ているという性質があり、例えば、注目画素X5の輝度値に対して周辺の画素の輝度値が全て大きい場合には、各画素の輝度値が8ビットに丸められる前の本来の値であるアナログ値における波形は連続した凹の形状になっており、注目画素X5の輝度値の本来の値であるアナログ値は、8ビットに丸められたデータよりも大きいであろうことが推定される。
一方、逆に、注目画素X5の輝度値に対して周辺の画素の輝度値が全て小さい場合には、各画素の輝度値が8ビットに丸められる前の本来の値であるアナログ値における波形は連続した凸の形状になっており、注目画素X5の輝度値の本来の値であるアナログ値は、8ビットに丸められたデータよりも小さいであろうことが推定される。そこで、ビット拡張回路321は、このような根拠に基づいて、上述した図5のようなビット拡張処理を行うこととなる。
ビット拡張回路32によってビット拡張された、ビット拡張後のRGB画像信号R1、G1、B1においては、RGBパネル35の第1画素41に対応して、画素が格子状に配列されている。
ビット拡張回路32は、ビット拡張後のRGB画像信号R1、G1、B1を、RGBコントローラ33の遅延回路331と、LVコントローラ34のグレー画像輝度計算部341に、より詳細にはグレーコンバータ3411に送信する。
RGBコントローラ33は、ビット拡張後のRGB画像信号R1、G1、B1を受信し、出力RGB画像信号R3、G3、B3を生成して、RGBパネル35へ供給する。RGBコントローラ33の内部処理で扱われる全ての画像信号においては、RGBパネル35の第1画素41に対応して、画素が格子状に配列されている。すなわち、RGBコントローラ33が出力する出力RGB画像信号R3、G3、B3においても、RGBパネル35の第1画素41に対応して、画素が格子状に配列されている。
RGBコントローラ33の遅延回路331は、ビット拡張後のRGB画像信号R1、G1、B1を受信する。遅延回路331は、受信したRGB画像信号R1、G1、B1に対して、適切な遅延をかける。この「適切な遅延」とは、LVコントローラ34内でのグレーコンバータ3411、エッジホールド回路3413、及び、LPF回路3414による処理の遅延分を補償して、遅延回路331とRGB階調変換回路332を介して色バランスコントローラ333へ送信される階調変換後のRGB画像信号R2、G2、B2と、LVコントローラ34から送信される中間グレー画像信号W3との同期をとるためのものである。
遅延回路331は、遅延が掛けられたRGB画像信号R1、G1、B1を、RGB階調変換回路332へ送信する。
LVコントローラ34のグレー画像輝度計算部341は、ビット拡張後のRGB画像信号R1、G1、B1から、中間グレー画像信号W3を生成する。中間グレー画像信号W3においては、RGBパネル35の第1画素41に対応して、画素が格子状に配列されている。グレー画像輝度計算部341は、RGBパネル35の第1画素41に対応した画素構成を備えた中間グレー画像信号W3において、各画素の輝度値を決定するものであり、後述する解像度変換処理部342が、第1画素41に対応した画素構成を備えた中間グレー画像信号W3を、LVパネル36の第2画素45に対応して画素が斜め格子状に配列されている出力グレー画像信号W4へと変換し、LVパネル36へ出力グレー画像信号W4を供給する。
中間グレー画像信号W3をはじめとした、グレー画像輝度計算部341において取り扱われる各画像信号における、RGBパネル35の第1画素41に対応した画素構成は、後段の解像度変換処理部342によってLVパネル36の第2画素45に対応した画素構成へ変換されるため、実際にはLVパネル36へ出力されない、仮想的なものである。したがって、以降、LVコントローラ34において、LVパネル36の第2画素45に対応した画素構成へ変換される前の、RGBパネル35の第1画素41に対応した画素構成を備える各画像信号における画素を、仮想画素と呼称する。
グレー画像輝度計算部341の最前段の回路である、グレーコンバータ3411が、ビット拡張回路32から、ビット拡張後のRGB画像信号R1、G1、B1を受信する。
グレーコンバータ3411は、RGB画像信号R1、G1、B1からグレースケール画像信号である初期グレー画像信号W1を生成する。すなわち、グレーコンバータ3411は、RGB画像信号R1、G1、B1に対して、それぞれの仮想画素について、RGBの各サブピクセルの輝度値、すなわちRGB画像信号R1、G1、B1の中の最大値を選択し、これを代表値W1とすることで、グレー画像に変換する。
グレーコンバータ3411は、生成したグレー画像の各仮想画素について、輝度値を初期グレー画像信号W1として、LV階調変換回路3412へ送信する。
RGBコントローラ33のRGB階調変換回路332は、遅延回路331からRGB画像信号R1、G1、B1を受信し、RGB画像信号R1、G1、B1を階調変換して階調変換後のRGB画像信号R2、G2、B2を生成する。また、LVコントローラ34のLV階調変換回路3412は、グレーコンバータ3411から初期グレー画像信号W1を受信し、初期グレー画像信号W1を階調変換して階調変換後のグレー画像信号W2を生成する。
本実施形態においては、4種類のLUT、すなわち、サブピクセルR用のLUTであるLUT(R)、サブピクセルG用のLUTであるLUT(G)、サブピクセルB用のLUTであるLUT(B)、及び、グレー画像用のLUTであるLUT(W)を使用している。RGBコントローラ33内のRGB階調変換回路332は、各々1つのLUT(R)3321、LUT(G)3322、LUT(B)3323と、3つのLUT(W)3324、3325、3326を備えている。LVコントローラ34内のLV階調変換回路3412は、LUT(W)3412を備えている。
LUT(R)3321、LUT(G)3322、LUT(B)3323の階調変換特性は、例えば、γ=0.5のガンマカーブ(Y=Xγ)で実現される。これに対して、LUT(W)3412の階調変換特性は、RGBの値に対し、LVの値を変化させながら2枚のLCDパネルの透過光を実測して、最終的な合成結果が人の視覚特性に見合うγ=2.2になるよう、LVの入出力特性を決めたものである。
RGBコントローラ33のRGB階調変換回路332は、階調変換後のRGB画像信号R2、G2、B2を、色バランスコントローラ333へ送信する。また、RGBコントローラ33のRGB階調変換回路332は、RGB画像信号R1、G1、B1に対して、LUT(W)3324、3325、3326の各々で階調変換を行い、階調変換RGB信号L、L、Lを生成して、色バランスコントローラ333へ送信する。また、LVコントローラ34のLV階調変換回路3412は、階調変換後のグレー画像信号W2を、エッジホールド回路3413へ送信する。
エッジホールド回路3413は、階調変換後のグレー画像信号W2に対して局所的エッジホールド処理を適用し、エッジホールド処理後のグレー画像信号を生成する。エッジホールド回路3413は、画像のエッジ領域の局所的な拡大処理を行う。2枚のLCDパネルに対して、正面視では問題ないが、斜め方向から見たときには、パネルの厚みに起因して、前側と後ろ側の表示画像の位置が角度に応じてずれることで、2重像や色ずれが見える問題がある。この問題を解決するために、エッジホールド回路3413は、LV画像に対して視野角補正を行い、輝度差の大きい部分であるエッジを暗い方向に広げることで、明るく表示される領域を広げる。
図6は、エッジホールド回路3413による局所的エッジホールド処理の動作結果を波形で示した図である。図6(a)は、エッジホールド回路3413への入力波形であり、図6(b)は図6(a)の入力波形に対する出力波形である。図6中のそれぞれの白い丸は、階調変換後のグレー画像信号W2における各仮想画素の輝度値に相当する。一方、図6(b)中の黒い丸は、エッジホールド処理された仮想画素の輝度値に相当する。
図6に示すように、エッジホールド回路3413は、エッジ画素の輝度値で、その前あるいは後の仮想画素の輝度値を置き換える。このように、隣接する仮想画素の輝度を上げる補正を施すことで、画像表示装置10を斜めから見た際に、画像が暗くなってしまうことを防止する。
エッジホールド回路3413は、このような局所的エッジホールド処理を、階調変換後のグレー画像信号W2の水平方向及び垂直方向の各方向に対して行い、エッジホールド処理後のグレー画像信号を生成して、図4に示されるLPF回路3414へと送信する。
LPF回路3414は、エッジホールド処理後のグレー画像信号を受信し、エッジホールド処理後のグレー画像信号に対してローパスフィルタを適用し、中間グレー画像信号W3を生成する。エッジホールド処理を行い視野角が補正された画像は、上記のように各仮想画素の輝度値が調整されているが、この調整後の輝度値が、画像全体として自然にみえるように、LPFをかけることによって隣接する輝度値間の変化をなまらせている。
LPF回路3414は、中間グレー画像信号W3を、RGBコントローラ33の色バランスコントローラ333と、解像度変換処理部342へ送信する。
色バランスコントローラ333は、図4に示されるように、階調変換後のRGB画像信号R2、G2、B2、階調変換RGB信号L、L、L、及び、中間グレー画像信号W3を受信し、階調変換後のRGB画像信号R2、G2、B2に対して色バランス補正処理を施すことで出力RGB画像信号R3、G3、B3を生成する。
より詳細には、色バランスコントローラ333は、次の数式1のように、階調変換RGB信号L、L、Lの各々を中間グレー画像信号W3で除算することで、輝度比率を算出し、階調変換後のRGB画像信号R2、G2、B2の各々に対してこの輝度比率を乗算することで、出力RGB画像信号R3、G3、B3を生成する。
(数1)
R3=R2×(L/W3) …(1)
G3=G2×(L/W3)
B3=B2×(L/W3)
例えば、RGBがそれぞれ0でない混色(R>G>B)を表現する画素を表示する場合を考える。上記のように、グレーコンバータ3411は、RGB画像に対し、グレー画像を、画素ごとのRGBの各サブピクセルの輝度値の最大値で代表されるように生成する。このため、輝度値が最大値のサブピクセルであるRと同程度の輝度値を有する中間グレー画像信号W3が生成される。
これらの、階調変換後のRGB画像信号R2、G2、B2と、中間グレー画像信号W3を、RGBパネル35とLVパネル36を用いて合成透過した際においては、合成透過後のR2に関しては、所望の輝度が得られるが、G2及びB2に関しては、G2及びB2の表現に本来必要とされるグレー画像信号の輝度値よりも、中間グレー画像信号W3が大きくなるため、色バランスが崩れてしまう。
色バランス補正後のRGB画像信号が、本来のRGBの輝度を得るために本来必要なLV画像の輝度値は、それぞれ、信号R1、G1、B1をRGB階調変換回路332内の3つのLUT(W)3324、3325、3326で階調変換することにより生成された、階調変換RGB信号L、L、Lであるはずである。すなわち、本来のG及びBの輝度を得るためには、LV画像における輝度値をRGBのそれぞれの色ごとに変える必要がある。しかしながら、LVパネルの1画素は、RGBパネルの各サブピクセル以上の大きさであるため、LV画像の各画素をRGBのそれぞれの色ごとに変えることはできない。従って、全ての色で所望の合成透過率を得るために、RGBパネル側の階調を調整する。
そこで、調整前後のRGBパネルとLVパネルとの合成透過率が等しくなるように、RGBパネル側の階調を調整して、調整後の輝度値を導出することを考える。このためには、階調変換後のRGB画像信号R2、G2、B2の各々に対し、L/W3、L/W3、L/W3を輝度比率として乗算し、すなわち、上記の数式1でR3、G3、B3を導出すればよいことがわかる。結果として、R3、G3、B3が、RGBパネル35に表示された場合においては、W3がLVパネル36に表示され、これらが合成透過されることにより、色バランスの調整が可能となる。
色バランスコントローラ333は、上記のように生成した出力RGB画像信号R3、G3、B3を、RGBパネル35へ送信する。
LVコントローラ34の解像度変換処理部342は、LPF回路3414から中間グレー画像信号W3を受信し、斜め格子状に配列された画素の各々と、格子状に配列された画素の各々との位置対応関係を計算して、位置対応関係を基に出力グレー画像信号W4を生成する。すなわち、解像度変換処理部342は、位置対応関係の計算と、出力グレー画像信号W4の生成を通して、上記したように、第1画素41に対応して画素が格子状に配列されている画素構成を備えた中間グレー画像信号W3を、LVパネル36の第2画素45に対応して画素が斜め格子状に配列されている画素構成を備えた出力グレー画像信号W4へと変換する。ここではまず、中間グレー画像信号W3の画素構成、すなわち仮想画素の画素構成と、LVパネル36の第2画素45の画素構成との関係を説明した後、画素対応関係計算回路3421、出力グレー画像輝度計算回路3422を説明する。
図7は、LVパネルの画素の座標値に関する説明図である。図7においては、格子状に配列された、中間グレー画像信号W3の仮想画素44と、LVパネル36の第2画素45の関係が示されている。仮想画素44は、概念上の、複数の縦境界線44aと横境界線44bによって縦横に区切られることにより形成されている。図7においては、仮想画素44は矩形形状を成しているが、上記のように縦境界線44aと横境界線44bはあくまで概念上のものであるため、実際には仮想画素44は厳密な矩形を成している必要はなく、それに近い形状であってよい。
図3を用いて説明したように、LVパネル36はRGBパネル35よりも大きな形状となっている。図7中太線で示されているアクティブ境界線44cによって区切られて、アクティブ境界線44cの内側、すなわち、図7における右下に位置しているアクティブ領域42が、実際のRGBパネル35に相当して出力RGB画像信号R3、G3、B3が表示される領域である。図7においては、アクティブ境界線44cに対してアクティブ領域42の反対側の領域、すなわち非アクティブ領域43にも、縦境界線44aと横境界線44bが二点鎖線で描画されている。この非アクティブ領域43においては、実際にはRGBパネル35には第1画素41が設けられていないが、後述の位置対応関係の計算においては、仮想画素44はあるものとして処理を行っている。
非アクティブ領域43を含めた全領域に位置する全ての仮想画素44の中で、図7上における最も左上に位置する仮想画素44Aを、原点画素44Aと呼称する。また、仮想画素44が垂直方向において原点画素44Aからi行目で、水平方向において原点画素44Aからj列目である場合、当該仮想画素44は(i、j)番目に位置するものとし、当該仮想画素44の左上端の座標値を(y、x)と表すものとする。例えば、原点画素44Aは(0、0)番目に位置し、その左上端Oの座標値(y、x)は、(0、0)である。図7中、原点画素44Aの右に位置する仮想画素44Bは、(0、1)番目に位置し、その左上端Bの座標値は、(y、x)として表される。更に、図7中、44Cとして表される仮想画素44は、(5、7)番目に位置し、その左上端Cの座標値は、(y、x)として表される。
次に、斜め格子状に配列された第2画素45に関しては、図7においては、概念上の、複数の斜め境界線45aによって、斜め方向に区切られることにより形成されている。図7においては、第2画素45は斜め境界線45aによって区切られているため、菱形形状を成しているが、上記のように斜め境界線45aはあくまで概念上のものであるため、実際には第2画素45は厳密な菱形を成している必要はなく、それに近い形状であってよい。
第2画素45は、RGBパネル35のアクティブ領域42に相当する領域に設けられていることは言うまでもなく、上記のように、LVパネル36はRGBパネル35よりも大きな形状であるため、RGBパネル35の非アクティブ領域43に相当する領域にも設けられている。
図7上における最も左上に位置する第2画素45Aを、原点画素45Aと呼称する。また、第2画素45が垂直方向において原点画素45Aからm行目で、水平方向において原点画素45Aからn列目である場合、当該第2画素45は(m、n)番目に位置するものとし、当該第2画素45の中心座標値を(y´、x´)と表すものとする。
ここで、複数の第2画素45の、垂直方向の中心座標値y´が同じ場合に、これら複数の第2画素45は同じ行にあるものとする。同様に、水平方向の中心座標値x´が同じ場合に、これら複数の第2画素45は同じ列にあるものとする。例えば、原点画素45Aは(0、0)番目に位置し、その中心Dの座標値は、(y´、x´)として表される。図7中、原点画素45Aの右下に位置する第2画素45Bは、(1、1)番目に位置し、その中心Dの座標値は、(y、x)として表される。原点画素45Aと第2画素45Bは、異なる行、異なる列に位置している。図7中、原点画素45Aの下に位置する第2画素45Cは、(2、0)番目に位置し、その中心Dの座標値は、(y、x)として表される。原点画素45Aと第2画素45Cは、異なる行、同じ列に位置している。図7中、原点画素45Aの右に位置する第2画素45Eは、(0、2)番目に位置し、その中心Dの座標値は、(y、x)として表される。原点画素45Aと第2画素45Eは、同じ行、異なる列に位置している。図7においては、右端に、第2画素45の行番号mが、下端に第2画素45の列番号nが、それぞれ示されている。
第2画素45は上記のように数えられるため、例えば図7において、(0、1)番目、(1、0)番目等の、行と列のいずれかの番号が奇数で、他方が偶数であるような場所には、第2画素45は位置しない。
図8は、図7の部分拡大図であり、一つの第2画素45である第2画素45Lに着目したものである。本図を用いて、画素対応関係計算回路3421の動作原理を説明する。本図において、第2画素45Lは、格子状に配列された複数の仮想画素44F、44G、44H、44Kと重なっている。第2画素45Lの中心は、図8においてD(y´、x´)と表されている。仮想画素44F、44G、44H、44Kの、各々の左上端は、F(y、x)、G(y、xj+1)、H(yi+1、x)、K(yi+1、xj+1)となっている。仮想画素44F、44G、44H、44Kの、各々における、解像度変換処理部342へ入力された中間グレー画像信号W3の対応する画素の輝度値は、d、d、d、dとなっている。
画素対応関係計算回路3421は、まず、次の数式2により、水平方向、垂直方向各々の、オフセット値x´、y´を計算する。
(数2)
x´=(RGB_H_Size/LV_H_Size) …(2)
y´=(RGB_V_Size/LV_V_Size)
上式において、RGB_H_Size、RGB_V_Sizeは、各々、RGBパネル35の水平方向、垂直方向の解像度であり、LV_H_Size、LV_V_Sizeは、各々、LVパネル36の水平方向、垂直方向の解像度である。RGB_H_Sizeは、例えば1920等の値であり、LV_H_Sizeは、例えば1771等の値である。この場合には、x´は1.084に近い値となる。
次に、画素対応関係計算回路3421は、次の数式3により、第2画素45Lの中心座標D(y´、x´)を求める。
(数3)
x´=x´+n×(RGB_H_Size/LV_H_Size) …(3)
y´=y´+m×(RGB_V_Size/LV_V_Size)
上記のように、数式3は、第2画素45Lの行番号、列番号であるm、nに、解像度の比率を乗算した後に、原点画素45Aの座標値を加算することで、中心座標D(y´、x´)を求めている。
画素対応関係計算回路3421は、更に、数式3により計算されたy´、x´の各々を、整数部と小数部に分離する。y´、x´の各々の整数部は、複数の仮想画素44F、44G、44H、44Kのうち、座標値が最も小さい整数となっている、左上に位置する仮想画素44Fの左上端の点Fの座標y、xに相当する。以下、x´の小数部、すなわちx´からxを減算した値をa、y´の小数部、すなわちy´からyを減算した値をbとする。このようにして、第2画素45Lの中心Dが位置する仮想画素44が仮想画素44Fであること、及び、中心Dが仮想画素44F上のどの位置に在るかを、計算により求める。
上記のようにして、画素対応関係計算回路3421は、第2画素45Lの中心位置Dと、中心位置Dに相当する仮想画素44との位置対応関係を計算する。位置対応関係は、上記の数式3のように、RGBパネル35と、LVパネル36との、解像度の比率を基に計算される。
出力グレー画像輝度計算回路3422は、画素対応関係計算回路3421により算出された位置対応関係を基に、出力グレー画像信号W4の各第2画素45Lの輝度値を、中間グレー画像信号W3の位置対応関係において対応する仮想画素44Fの輝度値を基に計算する。本実施形態においては、出力グレー画像信号W4の第2画素45Lの輝度値を、中間グレー画像信号W3の位置対応関係において対応する仮想画素44Fと、仮想画素44Fの近傍の画素間において、出力グレー画像信号W4の第2画素45Lの中心位置Dからの距離によって、各仮想画素44の輝度値の加重平均を計算することにより決定する。
本実施形態においては、特に、第2画素45Lの輝度値Dを、対応する仮想画素44Fと、仮想画素44Fの右及び下に隣接する仮想画素44G、44H、及び、仮想画素44Fの右下に位置する仮想画素44Kの輝度値d、d、d、dから、次式によって計算する。
(数4)
D=(2−b)×(2−a)×d+(2−b)×a×d
+b×(2−a)×d+b×a×d …(4)
出力グレー画像輝度計算回路3422は、このようにして全ての第2画素45に関して輝度値Dを計算し、その結果を出力グレー画像信号W4としてLVパネル36へ出力する。
次に、解像度変換処理部342のより詳細な構成を、図9乃至図11を用いて説明する。図9、図10、図11は、各々、解像度変換処理部342、画素対応関係計算回路3421、出力グレー画像輝度計算回路3422の信号処理ブロック図である。
解像度変換処理部342は、中間グレー画像信号W3を受信するために、6つのラインメモリ60を備えている。図4に示されるグレー画像輝度計算部341からは、中間グレー画像信号W3が、図7に示されるような仮想画素44の行単位で送信される。各ラインメモリ60の各々には、受信した中間グレー画像信号W3の一行分の仮想画素44の輝度値が格納される。中間グレー画像信号W3の新たな行の輝度値を受信した場合に、第1メモリアドレス演算回路62は、データが格納されていない、空いているラインメモリ60、あるいは、既に輝度値の計算として値が使用された行に対応するラインメモリ60を割り当てる。このラインメモリ60の割り当て情報は、ラインメモリ60の前段に位置して中間グレー画像信号W3を直接受信するセレクタ61aに、セレクタ信号として供給される。セレクタ61aは、このセレクタ信号に基づいて、ラインメモリ60を選択し、選択されたラインメモリ60に、中間グレー画像信号W3の受信した行の輝度値データを格納する。
ラインメモリ60の後段には、セレクタ61bが接続されており、ラインメモリ60は、セレクタ61bを介して、画素対応関係計算回路3421、出力グレー画像輝度計算回路3422に接続されている。図7に示されるように、第2画素45の、中心の垂直方向の座標、すなわち行番号mが同じである一つの集合である任意の1行は、仮想画素44の、概ね2行にわたっている。したがって、基本的には、第2画素45の1行に相当する輝度値の算出には、この後段のセレクタ61bによって、2つのラインメモリ60が同時にアクセス可能に選択されるとよい。
しかし、本実施形態においては、後段のセレクタ61bから画素対応関係計算回路3421、出力グレー画像輝度計算回路3422に対し、3つのラインメモリ60が同時にアクセス可能であるように、3本の線により接続されている。これは、次のように、LVパネル36の1つのゲートラインが、第2画素45の2つの行に跨って設けられているためである。
本実施形態における、LVパネル36の各ゲートラインに対する、斜め格子状に配列された第2画素45の割り当てを、図12に示す。図12においては、各ゲートライン47が、太線で区切られて示されている。本実施形態においては、1つ目のゲートライン47aに対しては、行番号mが0である第2画素45のみが割り当てられているが、2つ目のゲートライン47bに対しては、行番号mが1である第2画素45と、行番号mが2である第2画素45とが割り当てられている。このように、2つ目以降のゲートライン47b、47c、47d、47e、47f、47gにおいては、行番号mが1だけ異なる、2種類の行番号に相当する第2画素45が、1つのゲートライン47に割り当てられている。これにより、2つ目以降のゲートライン47b、47c、47d、47e、47f、47gの各々は、その形状が波状になっている。
ここで、出力グレー画像信号W4は、LVコントローラ34からLVパネル36に対して、ゲートライン47単位で出力される必要がある。そのため、1つ目のゲートライン47aを除き、画素対応関係計算回路3421と出力グレー画像輝度計算回路3422は、仮想画素44の3つの連続する行を同時に参照して、第2画素45の、行番号mが1だけ異なる2つの行の輝度値を同時に計算し、1つのゲートライン47に対応する信号を生成している。このため、本実施形態においては、ラインメモリ60の後段のセレクタ61bと、画素対応関係計算回路3421、出力グレー画像輝度計算回路3422との接続線が、3本となっている。
図10(a)は、画素対応関係計算回路3421の、列番号nから、当該列番号nに対応する第2画素45の水平方向の中心座標x´の、整数部、すなわちxと、小数部、すなわちaを計算する回路のブロック図である。レジスタ71aに格納されている列番号nと、メモリ70aに格納されている定数RGB_H_Size/LV_H_Sizeが、乗算器72aにより乗算され、その結果と、メモリ70bに格納されているオフセット値x´が、加算器73aにより加算されている。これにより、上記の数式3が実現されている。
加算器73aの出力結果、すなわち中心座標x´は、分離器74aに入力されて、整数部と小数部に分離され、各々がレジスタ71cとレジスタ71dに格納される。
図10(b)は、画素対応関係計算回路3421の、行番号mから、当該行番号mに対応する第2画素45の垂直方向の中心座標y´の、整数部、すなわちyと、小数部、すなわちbを計算する回路のブロック図である。中心座標y´においても、図10(a)を用いて説明した中心座標x´と同様に、上記の数式3が実現された構成となっている。中心座標y´は、分離器74bに入力されて、整数部と小数部に分離され、各々がレジスタ71eとレジスタ71fに格納される。
図10(c)は、図10(a)、図10(b)に示したブロック図により計算されて、レジスタ71cに格納されているx´の整数部xと、レジスタ71eに格納されているy´の整数部yから、図8に示される第2画素45Lの中心座標Dが位置する仮想画素44F、仮想画素44Fの右、下、及び右下の仮想画素44G、44H、44Kの、各々の輝度値d、d、d、dを取得する回路のブロック図である。図10(c)においては、図9においてラインメモリ60の後段に位置するセレクタ61bと、ラインメモリ60にアドレス信号を供給している第1メモリアドレス演算回路62が省略されており、セレクタ61bによって選択されている3つのラインメモリ60から、レジスタ71cに格納されているx´の整数部xを基にして直接値を読みだすように描かれている。
本図10(c)においては、まず、3つのラインメモリ60の各々から、仮想画素44のj番目の列に相当する輝度値が読み込まれる。これらの3つの値は、セレクタ75に供給される。セレクタ75には、セレクタ信号として、y´の整数部yを基に、Y方向アドレス制御回路76によって生成された、値iと、値i+1の2つの値が供給されており、これらの値を基に、セレクタ75はラインメモリ60から供給された3つの値から、仮想画素44のi番目とi+1番目の行の、j番目の列に相当する値d、dを選択し、セレクタ75に直接接続されているレジスタ77a、77cに格納する。
続けて、3つのラインメモリ60の各々から、仮想画素44のj+1番目の列に相当する輝度値が読み込まれる。セレクタ75には、依然として値iと、値i+1の2つの値が供給されており、セレクタ75は、上記と同様に、ラインメモリ60から供給された3つの値から、仮想画素44のi番目とi+1番目の行の、j+1番目の列に相当する値d、dを選択する。このとき、先の計算によってレジスタ77a、77cに格納されている値d、dは、レジスタ77a、77cの更に後段のレジスタ77b、77dに移されており、値d、dはレジスタ77a、77cに格納されることにより、関連する全ての輝度値d、d、d、dがそれぞれ、レジスタ77b、77a、77d、77cに格納される。
図11は、出力グレー画像輝度計算回路3422における、数式4による輝度値の計算を行う処理に相当するブロック図である。重み生成回路78は、図10(a)、図10(b)に示されたブロック図においてレジスタ71d、71fに格納されている、中心座標x´の小数値aと中心座標y´の小数値bを基に、重み値(2−b)×(2−a)、(2−b)×a、b×(2−a)、b×aを、4つの乗算器79の各々に供給する。4つの乗算器79には、各重み値に対応して、図10(c)によりレジスタ77b、77a、77d、77cに取得された、図8における第2画素45Lに対応する4つの仮想画素44F、44G、44H、44Kの輝度値d、d、d、dが供給されている。4つの乗算器79の各々は、対応する重み値と輝度値を乗算し、加算器80に供給する。加算器80は、各乗算器79から供給された4つの値を加算して第2画素45Lの輝度値Dを計算し、レジスタ81に格納する。
このようにして、画素対応関係計算回路3421と出力グレー画像輝度計算回路3422は、斜め格子状に配列された各第2画素45Lに対し、対応する仮想画素44Fと、仮想画素44Fの近傍の仮想画素44G、44H、44Kを計算し、これら仮想画素44F、44G、44H、44Kの輝度値から、第2画素45の輝度値Dを計算している。上記の説明においては、ある任意の行番号m、列番号nに対し、当該位置に相当する第2画素45Lの輝度値を計算するように説明したが、実際の処理においては、この輝度値の計算は、図12に示される各ゲートライン47のうち、垂直方向において最も上に位置するゲートライン47aから、下方向に向かって順次行われる。また、同一ゲートライン47内においても、最も左に位置する第2画素45から、右方向に向かって順次処理が実施される。
上記のように、画素対応関係計算回路3421と出力グレー画像輝度計算回路3422は、一つのゲートライン47に対して、当該ゲートライン47に属する全ての第2画素45の輝度値を計算する。この輝度値は、図9に示される、後段に位置するラインメモリ63に格納される。画素対応関係計算回路3421と出力グレー画像輝度計算回路3422の後段には、ラインメモリ63が4つ設けられており、第2メモリアドレス演算回路65が、データが格納されていない、空いているラインメモリ63、あるいは、既にLVパネル36へと輝度値が送信されたゲートライン47に対応するラインメモリ63を割り当てる。このラインメモリ63の割り当て情報は、ラインメモリ63の前段に位置して第2画素45の輝度値を直接受信するセレクタ64aに、セレクタ信号として供給される。セレクタ64aは、このセレクタ信号に基づいて、ラインメモリ63を選択し、選択されたラインメモリ63に、処理中のゲートライン47の第2画素45の輝度値データを格納する。
図12に示されるように、上から2つのデータライン47a、47bに関しては、非アクティブ領域43に対応しており、中間グレー画像信号W3に対応する仮想画素44の輝度値が存在しないため、上記の要領では、第2画素45の輝度値を計算することができない。そのため、これらの2つのデータライン47a、47bに関しては、上から3つ目のゲートライン47cの値を計算した後に、ゲートライン47cの値と同じ値を有するように設定される。すなわち、ゲートライン47cの第2画素45の輝度値を計算してラインメモリ63に出力する際においては、同じ値が、他の2つのラインメモリ63に、データライン47a、47b用のデータとして格納される。このように、同時に3つのラインメモリ63が、値の書き込みに使用される場合がある。
また、上記のようにして格納されたゲートライン47a、47b、47cの輝度値を各々LVパネル36へ送信している間に、次のゲートライン47dの第2画素45の輝度値が計算されるため、これを格納するための別のラインメモリ63が必要である。このような理由で、4つのラインメモリ63が設けられている。
ラインメモリ63に格納された輝度値データは、セレクタ64bを介して、LVパネル36へ出力グレー画像信号W4として供給される。
RGBパネル35は、出力RGB画像信号R3、G3、B3を受信して表示する。また、LVパネル36は、出力グレー画像信号W4を受信して表示する。
次に、上記画像表示装置10を使用した画像表示方法を、図1乃至図12を用いて説明する。
本画像表示方法は、画素が格子状に配列された前面側LCDパネルと、画素が斜め格子状に配列された後面側LCDパネルとを重ねることで構成され、バックライト光が前記後面側LCDパネル、前面側LCDパネルの順で透過することにより画像表示を行う画像表示装置によって実行される画像表示方法であって、RGB画像信号から出力RGB画像信号を生成して前面側LCDパネルに供給し、斜め格子状に配列された画素の各々と、格子状に配列された画素の各々との位置対応関係を計算し、RGB画像信号から、位置対応関係を基に、グレースケール画像信号である、画素が斜め格子状に配列された出力グレー画像信号を生成して後面側LCDパネルに供給する。
また、出力グレー画像信号の生成は、RGB画像信号から、前面側LCDパネルと同じ画素配列の中間グレー画像信号を生成すること、後面側LCDパネルの斜め格子状に配列された画素の中心位置と、該中心位置に相当する中間グレー画像信号の格子状に配列された画素との位置対応関係を計算することを含む。
更に、出力グレー画像信号の生成は、出力グレー画像信号の各画素の輝度値を、中間グレー画像信号の位置対応関係において対応する画素の輝度値を基に計算することを含む。
まず、画像表示装置本体20内の画像処理エンジン21が、RGB画像を生成し、LCDモジュール30に送信する。LCDモジュール30内のI/F31は、画像処理エンジン21が生成したRGB画像を受信し、各画素におけるサブピクセルR、G、Bの各々の輝度値を、ビット拡張回路32に送信する。
ビット拡張回路32は、I/F31により送信されたRGB画像信号R、G、Bを受信し、RGB画像信号R、G、Bの各サブピクセルの輝度値に対してビット拡張処理を施して、ビット拡張後のRGB画像信号R1、G1、B1を生成する。ビット拡張回路32は、ビット拡張後のRGB画像信号R1、G1、B1を、RGBコントローラ33の遅延回路331と、LVコントローラ34のグレー画像輝度計算部341に、より詳細にはグレーコンバータ3411に送信する。
グレーコンバータ3411が、ビット拡張回路32から、ビット拡張後のRGB画像信号R1、G1、B1を受信する。グレーコンバータ3411は、グレー画像を生成し、生成したグレー画像の各仮想画素について、輝度値を初期グレー画像信号W1として、LV階調変換回路3412へ送信する。
LV階調変換回路3412は、グレーコンバータ3411から初期グレー画像信号W1を受信し、初期グレー画像信号W1を階調変換して階調変換後のグレー画像信号W2を生成して、エッジホールド回路3413へ送信する。
エッジホールド回路3413は、階調変換後のグレー画像信号W2を受信し、階調変換後のグレー画像信号W2に対して局所的エッジホールド処理を適用し、エッジホールド処理後のグレー画像信号を生成する。エッジホールド回路3413は、エッジホールド処理後のグレー画像信号を、LPF回路3414へと送信する。
LPF回路3414は、エッジホールド処理後のグレー画像信号を受信し、ローパスフィルタを適用して、中間グレー画像信号W3を生成する。LPF回路3414は、中間グレー画像信号W3を、RGBコントローラ33の色バランスコントローラ333と、解像度変換処理部342へ送信する。
RGBコントローラ33のRGB階調変換回路332は、遅延回路331を経てRGB画像信号R1、G1、B1を受信し、階調変換して階調変換後のRGB画像信号R2、G2、B2を生成する。RGB階調変換回路332は、階調変換後のRGB画像信号R2、G2、B2を、色バランスコントローラ333へ送信する。RGB階調変換回路332は、また、RGB画像信号R1、G1、B1に対して、LUT(W)3324、3325、3326の各々で階調変換を行い、階調変換RGB信号L、L、Lを生成して、色バランスコントローラ333へ送信する。
色バランスコントローラ333は、階調変換後のRGB画像信号R2、G2、B2、階調変換RGB信号L、L、L、及び、中間グレー画像信号W3を受信し、階調変換後のRGB画像信号R2、G2、B2に対して色バランス補正処理を施すことで出力RGB画像信号R3、G3、B3を生成する。色バランスコントローラ333は、出力RGB画像信号R3、G3、B3を、RGBパネル35へ送信する。
LVコントローラ34の解像度変換処理部342は、LPF回路3414から中間グレー画像信号W3を受信する。画素対応関係計算回路3421は、各第2画素45Lに対して、その中心座標D(y´、x´)を、上記のような数式2、数式3により求めた後、y´、x´の各々を、整数部と小数部に分離する。
出力グレー画像輝度計算回路3422は、各第2画素45Lに対して、輝度値Dを、対応する仮想画素44Fと、仮想画素44Fの右及び下に隣接する仮想画素44G、44H、及び、画素44Fの右下に位置する画素44Kの輝度値d、d、d、dから、上記のような数式4により求める。出力グレー画像輝度計算回路3422は、このようにして出力グレー画像信号W4を生成し、LVパネル36へ出力グレー画像信号W4として供給する。
RGBパネル35は、出力RGB画像信号R3、G3、B3を受信して表示する。また、LVパネル36は、出力グレー画像信号W4を受信して表示する。
次に、上記の画像表示装置及び画像表示方法の効果について説明する。
上記のような構成によれば、画素対応関係計算回路3421が、RGBパネル35における、格子状に配列された第1画素と同じ配列を備える、中間グレー画像信号W3の仮想画素44と、LVパネル36の第2画素45との位置対応関係を、上記のような数式2及び数式3により計算することにより、RGBパネル35とLVパネル36を重ねたときに、LVパネル36の各第2画素45の中心位置に相当する第1画素41を求めている。また、出力グレー画像輝度計算回路3422が、各第2画素45の中心位置に相当する仮想画素44の輝度値を基に、第2画素45の輝度値を決定している。
これにより、人間が画像表示装置10を正面視したときに、バックライト光が、LVパネル36とRGBパネル35の、位置対応関係により関連付けられている第2画素45と第1画素41であって、第2画素45の輝度値が第1画素41に対応する仮想画素44の輝度値を基に決定されている、第2画素45と第1画素41を、順に透過する。すなわち、人間の眼に届く光は、正しく対応付けられて、かつ、互いの輝度値が適正に設定された第2画素45と第1画素41が合成透過されたものとなっているため、斜め格子状に配列されたLCDパネル36が用いられていても、画乱れが生じない。
また、出力グレー画像輝度計算回路3422は、LVパネル36の各第2画素45の輝度値を、位置対応関係において対応する仮想画素44と、その近傍の仮想画素44間において、第2画素45Lの中心位置Dからの距離によって、各仮想画素44の輝度値の加重平均を計算することにより決定している。このため、各第2画素45は、解像度変換処理部342によって輝度値が変換される前の、位置対応関係において対応する仮想画素44に非常に近い輝度値により表示される。したがって、斜め格子状に配列されたLCDパネル36が用いられていても、画質が大きく損なわれることがない。
また、LVコントローラ34のグレー画像輝度計算部341は、ビット拡張後のRGB画像信号R1、G1、B1から、RGBパネル35の第1画素41と同じ画素配列の中間グレー画像信号W3を生成し、解像度変換処理部342が、LVパネル36の斜め格子状に配列された第2画素45の中心位置と、該中心位置に相当する中間グレー画像信号W3の格子状に配列された仮想画素44との位置対応関係を計算する構成となっている。すなわち、グレー画像輝度計算部341が生成した、RGBパネル35の第1画素41と同じ画素配列の中間グレー画像信号W3を、解像度変換処理部342が、LVパネル36の第2画素45に対応して画素が斜め格子状に配列されている出力グレー画像信号W4へと変換している。このように、解像度変換処理部342における処理が、上記のように、本実施形態におけるグレー画像輝度計算部341に相当する、解像度変換処理部342の前段階における処理結果を大きく損なうような変換処理をしない。したがって、前段階の処理がどのようなものであっても、それに依存せず、適切な変換処理を行うことが可能であり、汎用性が高い。
また、数式2、数式3を用いて説明したように、位置対応関係は、RGBパネル35と、LVパネル36との、解像度の比率を基に計算されている。すなわち、簡易な計算で位置対応関係を計算することができるため、回路規模を抑え、なおかつ、処理速度を高めることが可能となる。
[第1変形例]
次に、上記実施形態として示した画像表示装置10及び画像表示方法の第1変形例を説明する。図13は、本第1変形例の出力グレー画像輝度計算回路において、第2画素45Lの輝度値Dを計算する際に使用される回路のブロック図である。本第1変形例は、上記実施形態として示した画像表示装置10とは、この、出力グレー画像輝度計算回路における第2画素45Lの輝度値Dを計算する回路及び計算する方法が異なっている。
本第1変形例においては、図8に示されるような第2画素45Lの輝度値Dを、対応する仮想画素44Fと、仮想画素44Fの右及び下に隣接する仮想画素44G、44H、及び、仮想画素44Fの右下に位置する仮想画素44Kの輝度値d、d、d、dから、次式によって計算する。
(数5)
=Max(d、d、d、d) …(5)
すなわち、本第1変形例においては、出力グレー画像信号W4の第2画素45の輝度値を、中間グレー画像信号W3の位置対応関係において対応する仮想画素44と、当該仮想画素44の近傍の仮想画素44間において、各仮想画素44の輝度値の最大値を計算することにより決定している。
上記のような構成によれば、上記実施形態と同様に、画乱れが生じないという効果を奏することは言うまでもない。
本第1変形例においては、特に、出力グレー画像信号W4の第2画素45の輝度値を、中間グレー画像信号W3の位置対応関係において対応する仮想画素44と、当該仮想画素44の近傍の仮想画素44間において、各仮想画素44の輝度値の最大値を計算することにより決定しているため、表示される画像が全体的に暗くなるのを防ぐことが可能となる。
また、図13に示されるように、4つの輝度値d、d、d、dの最大値を決定する回路は、1つの比較器90で実現することが可能である。すなわち、上記実施形態よりも回路構成を小さくすることが可能である。
[第2変形例]
次に、上記実施形態として示した画像表示装置10及び画像表示方法の第2変形例を説明する。本第2変形例は、上記実施形態として示した画像表示装置10とは、出力グレー画像輝度計算回路における第2画素45Lの輝度値Dを計算する回路及び計算する方法が異なっている。
本第2変形例においては、図8に示されるような出力グレー画像信号W4の第2画素45Lの輝度値を、中間グレー画像信号W3の位置対応関係において対応する仮想画素44Fの輝度値に一致させることにより決定している。
上記のような構成によれば、上記実施形態と同様に、画乱れが生じないという効果を奏することは言うまでもない。
本第2変形例においては、特に、上記実施形態よりも回路構成を小さくすることが可能である。
なお、本発明の画像表示装置及び画像表示方法は、図面を参照して説明した上述の実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、その技術的範囲において他の様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、図8に示されるように、第2画素45Lの輝度値Dを、対応する仮想画素44Fと、仮想画素44Fの右及び下に隣接する仮想画素44G、44H、及び、仮想画素44Fの右下に位置する仮想画素44Kの輝度値d、d、d、dから求めているが、これに限られない。例えば、第2画素45Lの中心位置Dが、対応する仮想画素44Fの右下端K(yi+1、xj+1)よりも、左上端F(y、x)に近い場合においては、仮想画素44Fと、仮想画素44Fの左及び上に隣接する仮想画素、及び、仮想画素44の左上に位置する仮想画素の輝度値から求める等、対応する仮想画素44中の中心位置Dの位置によって、輝度値を計算する際に基とする仮想画素44を変えてもよい。
また、上記実施形態及び各変形例においては、図10においてオフセット値x´や定数RGB_H_Size/LV_H_Size等はメモリに格納されていたが、LUTに格納されていても構わない。
また、上記実施形態及び各変形例においては、RGBコントローラ33とグレー画像輝度計算部341は、上記の構成に限られない。例えば、グレー画像輝度計算部341は、図4に示されるように構成されておらずとも、RGB画像信号から、画素構成を変えずに、すなわち、RGBパネル35の第1画素41に対応して、画素が格子状に配列されている中間グレー画像信号W3を生成するものであれば、どのようなものであってもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態及び各変形例で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
10 画像表示装置
30 LCDモジュール
32 ビット拡張回路
33 RGBコントローラ(第1コントローラ)
331 遅延回路
332 RGB階調変換回路
333 色バランスコントローラ
34 LVコントローラ(第2コントローラ)
341 グレー画像輝度計算部
3411 グレーコンバータ
3412 LV階調変換回路(グレー階調変換回路)
3413 エッジホールド回路
3414 LPF回路
342 解像度変換処理部
3421 画素対応関係計算回路
3422 出力グレー画像輝度計算回路
35 RGBパネル(前面側LCDパネル)
36 LVパネル(後面側LCDパネル)
41 第1画素(画素)
44 仮想画素(画素)
45 第2画素(画素)
R1、G1、B1 ビット拡張後のRGB画像信号(RGB画像信号)
R2、G2、B2 階調変換後のRGB画像信号
R3、G3、B3 出力RGB画像信号
W1 初期グレー画像信号
W2 階調変換後のグレー画像信号
W3 中間グレー画像信号
W4 出力グレー画像信号

Claims (14)

  1. 画素が格子状に配列された前面側LCDパネルと、画素が斜め格子状に配列された後面側LCDパネルとを重ねることで構成され、バックライト光が前記後面側LCDパネル、前記前面側LCDパネルの順で透過することにより画像表示を行う画像表示装置であって、
    RGB画像信号から出力RGB画像信号を生成して前記前面側LCDパネルに供給する第1コントローラと、
    前記RGB画像信号から、グレースケール画像信号である、画素が斜め格子状に配列された出力グレー画像信号を生成して前記後面側LCDパネルに供給する第2コントローラと、
    を備え、
    前記第2コントローラは、斜め格子状に配列された前記画素の各々と、格子状に配列された前記画素の各々との位置対応関係を計算して、前記位置対応関係を基に前記出力グレー画像信号を生成する解像度変換処理部を備える、画像表示装置。
  2. 前記第2コントローラは、前記RGB画像信号から、前記前面側LCDパネルと同じ画素配列の中間グレー画像信号を生成するグレー画像輝度計算部を備え、
    前記解像度変換処理部は、前記後面側LCDパネルの斜め格子状に配列された画素の中心位置と、該中心位置に相当する前記中間グレー画像信号の格子状に配列された画素との前記位置対応関係を計算する画素対応関係計算回路を備える、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記解像度変換処理部は、前記出力グレー画像信号の各画素の輝度値を、前記中間グレー画像信号の前記位置対応関係において対応する画素の輝度値を基に計算する出力グレー画像輝度計算回路を備える、請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記出力グレー画像輝度計算回路は、前記出力グレー画像信号の前記画素の輝度値を、前記中間グレー画像信号の前記位置対応関係において対応する前記画素と、当該画素の近傍の画素間において、前記出力グレー画像信号の前記画素の前記中心位置からの距離によって、各画素の輝度値の加重平均を計算することにより決定する、請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記出力グレー画像輝度計算回路は、前記出力グレー画像信号の前記画素の輝度値を、前記中間グレー画像信号の前記位置対応関係において対応する前記画素と、当該画素の近傍の画素間において、各画素の輝度値の最大値を計算することにより決定する、請求項3に記載の画像表示装置。
  6. 前記出力グレー画像輝度計算回路は、前記出力グレー画像信号の前記画素の輝度値を、前記中間グレー画像信号の前記位置対応関係において対応する前記画素の輝度値に一致させることにより決定する、請求項3に記載の画像表示装置。
  7. 前記グレー画像輝度計算部は、
    前記RGB画像信号からグレースケール画像信号である初期グレー画像信号を生成するグレーコンバータと、
    前記初期グレー画像信号を階調変換して階調変換後のグレー画像信号を生成するグレー階調変換回路と、
    前記階調変換グレー画像信号に対して局所的エッジホールド処理を適用し、エッジホールド処理後のグレー画像信号を生成するエッジホールド回路と、
    前記エッジホールド処理後のグレー画像信号に対してローパスフィルタを適用し、前記中間グレー画像信号を生成するローパスフィルタ回路と、を備えている、請求項2から6のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  8. 前記第1コントローラは、
    前記RGB画像信号を階調変換して階調変換後のRGB画像信号を生成するRGB階調変換回路と、
    前記階調変換後のRGB画像信号に対して色バランス補正処理を施すことで前記出力RGB画像信号を生成する色バランスコントローラと、を備えている、請求項1から7のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  9. 前記位置対応関係は、前記前面側LCDパネルと、前記後面側LCDパネルとの、解像度の比率を基に計算される、請求項1から8のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  10. 前記後面側LCDパネルの面積は、前記前面側LCDパネルの面積よりも大きい、請求項1から9のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  11. 前記後面側LCDパネルの画素は、前記前面側LCDパネルの画素よりも大きい、請求項1から10のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  12. 画素が格子状に配列された前面側LCDパネルと、画素が斜め格子状に配列された後面側LCDパネルとを重ねることで構成され、バックライト光が前記後面側LCDパネル、前記前面側LCDパネルの順で透過することにより画像表示を行う画像表示装置によって実行される画像表示方法であって、
    RGB画像信号から出力RGB画像信号を生成して前記前面側LCDパネルに供給し、
    斜め格子状に配列された前記画素の各々と、格子状に配列された前記画素の各々との位置対応関係を計算し、前記RGB画像信号から、前記位置対応関係を基に、グレースケール画像信号である、画素が斜め格子状に配列された出力グレー画像信号を生成して前記後面側LCDパネルに供給する、画像表示方法。
  13. 前記出力グレー画像信号の生成は、
    前記RGB画像信号から、前記前面側LCDパネルと同じ画素配列の中間グレー画像信号を生成すること、
    前記後面側LCDパネルの斜め格子状に配列された画素の中心位置と、該中心位置に相当する前記中間グレー画像信号の格子状に配列された画素との前記位置対応関係を計算することを含む、請求項12に記載の画像表示方法。
  14. 前記出力グレー画像信号の生成は、前記出力グレー画像信号の各画素の輝度値を、前記中間グレー画像信号の前記位置対応関係において対応する画素の輝度値を基に計算することを含む、請求項13に記載の画像表示方法。
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