JP6616628B2 - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents

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本発明は、コントラスト比の改善とともに、色バランスの補正を行う画像表示装置および画像表示方法に関する。
従来のLCD1枚パネルによる画像表示装置においては、入力された画像に対し、パネルドライバーで折れ線ガンマによる補正を行うことで、目視における階調のリニアリティ特性を実現している。
しかしながら、実際には、液晶パネルをバックライトの照明が透過することで輝度表現を行っているため、特に、黒領域の階調特性が悪く、理想の輝度に比べて明るい方向に輝度が観測される、いわゆる黒浮きという現象が生じる。
この現象は、LCDパネルにおいて暗い領域を表示する際に、LCDパネルの遮光が完全でなく、バックライトの照明光が漏れるために発生するものである。従来のCRTでは10000:1程度、有機ELパネルでは1000000:1程度のコントラスト比が実現されている。しかしながら、本現象により、従来のLCD1枚パネルによる画像表示装置においては、コントラスト比が、1500:1程度しか実現できていない。
そこで、このような1枚LCD画像表示装置のコントラスト比改善のために、2枚のLCDを使用した画像表示装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。いずれの画像表示装置も、LCDを2枚用いる構成とし、後ろ側のLCDでバックライトの透過量を調整し、前側のLCDでRGB表示を行わせることで、コントラスト比の改善を図っている。
特開平5−88197号公報 国際公開第2007/108183号
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
上述したように、LCD1枚パネルによる画像表示装置では、コントラスト比が、1500:1程度しか実現できない問題がある。さらに、1枚のLCDでは、暗い画像での色再現性の低下や、黒の品位低下により、画像の忠実再現が実現できていないことが大きな問題としてある。
一方、特許文献1、2のような2枚のLCDパネルを用いた画像表示装置は、コントラスト向上と黒浮きの防止効果はある。しかしながら、色再現性の改善については、何ら言及されていない。
図16は、2枚のLCDパネルを用いた従来の画像表示装置における問題点を説明するための図である。図16では、後ろ側のバックライト側のLCDパネルを、LVパネル(Light Valve Panel)と称し、画像を観る人間に近い側である前側のLCDパネルを、RGBパネルと称している。
図16に示すように、RGBパネルは、R、G、Bのサブピクセルで構成されている。その一方で、LVパネルは、R、G、Bのサブピクセルをまとめて1画素としている。つまり、RGBパネルのサブピクセルをまとめた1画素に対して、LVパネルの1画素が共通であり、1:1の対応になっている。
従って、LVパネルの1画素を透過し、その後、RGBパネルのそれぞれのサブピクセルを透過して合成された画像は、RGBまとめて輝度の調整が行われることとなる。このため、以下のような第1の問題点、および第2の問題点が生じる。
第1の問題点:暗部で光漏れによる色の白色化が発生する。
例えば、RGBいずれか1つを光らせる純色の場合に、Rだけを光らせGBは光らせないとき、GBの光もれで、Rが白色化(白っぽくなること)する問題がある。
第2の問題点:色バランスがくずれる。
例えば、RGB全部を光らせる混色の場合に、本来のRGBのそれぞれの値に見合ったLV値でなく、全てのサブピクセルに共通のLV値となっている。このため、LVパネルとRGBパネルのそれぞれの透過率の掛け算としての透過後のRGBの輝度値が、元のRGBに対して異なることで、色バランスがくずれて変色して見える問題がある。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、2枚のLCDパネルを用い、コントラスト比を改善するとともに、色バランスを補正することで、特に暗部の色再現性を改善することのできる画像表示装置および画像表示方法を得ることを目的とする。
本発明に係る画像表示装置は、前面側LCDパネルと後面側LCDとを2枚重ねることで構成され、バックライト光が後面側LCD、前面側LCDの順で透過することにより画像表示を行う画像表示装置であって、入力されたRGB画像信号に対してビット拡張処理を施し、ビット拡張後のRGB画像信号を生成するビット拡張回路と、バックライト光の透過量を調整するために、ビット拡張後のRGB画像信号に対して第2信号処理を施すことで第2信号処理後のグレー画像信号を生成し、第2信号処理後のグレー画像信号を後面側LCDパネルに供給する第2コントローラと、ビット拡張後のRGB画像信号に対して第1信号処理を施すことで第1信号処理後のRGB画像信号を生成し、第2コントローラから受信した第2信号処理後のグレー画像信号を用いて、第1信号処理後のRGB画像信号に対して色バランス補正処理を施すことで色バランス補正後のRGB画像信号を生成し、前面側LCDパネルに対して色バランス補正後のRGB画像信号を供給する第1コントローラとを備えるものである。
また、本発明に係る画像表示方法は、前面側LCDパネルと後面側LCDとを2枚重ねることで構成され、バックライト光が後面側LCD、前面側LCDの順で透過することにより画像表示を行う画像表示装置によって実行される画像表示方法であって、入力されたRGB画像信号に対してビット拡張処理を施し、ビット拡張後のRGB画像信号を生成する第1ステップと、ビット拡張後のRGB画像信号に対して第1信号処理を施すことで第1信号処理後のRGB画像信号を生成する第2ステップと、バックライト光の透過量を調整するために、ビット拡張後のRGB画像信号に対して第2信号処理を施すことで第2信号処理後のグレー画像信号を生成する第3ステップと、第3ステップにより生成された第2信号処理後のグレー画像信号を用いて、第2ステップにより生成された第1信号処理後のRGB画像信号に対して色バランス補正処理を施すことで色バランス補正後のRGB画像信号を生成する第4ステップと、前面側LCDパネルに対して第4ステップで生成された色バランス補正後のRGB画像信号を供給する第5ステップと、後面側LCDパネルに対して第3ステップで生成された第2信号処理後のグレー画像信号を供給する第6ステップとを有するものである。
本発明によれば、RGB画像に対しても階調変換を施すとともに、LV画像の階調変換結果を考慮して色バランスを補正したRGB画像を生成できる構成を備えている。この結果、2枚のLCDパネルを用い、コントラスト比を改善するとともに、色バランスを補正することで、特に暗部の色再現性を改善することのできる画像表示装置および画像表示方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1における画像表示装置の信号処理ブロック図である。 本発明の実施の形態1における画像表示装置に含まれるビット拡張回路、RGBコントローラ、およびLVコントローラによる、より詳細な信号処理ブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるビット拡張回路によるビット拡張処理の説明図である。 本発明の実施の形態1におけるRGBコントローラ内のLUTによる階調変換特性を示した図である。 本発明の実施の形態1におけるLVコントローラ内のLUTによる階調変換特性を示した図である。 本発明の実施の形態1におけるエッジホールド回路の詳細構成図である。 本発明の実施の形態1におけるエッジホールド回路による局所的エッジホールド処理に関するフローチャートである。 本発明の実施の形態1におけるエッジホールド回路による局所的エッジホールド処理の動作結果を波形で示した図である。 発明の実施の形態1における色バランスコントローラの詳細構成図である。 本発明の実施の形態1におけるLUTおよび色バランスコントローラの働きによる暗部の色再現性向上の説明図である。 本発明の実施の形態1における色バランスコントローラの働きによる暗部における色バランスの調整に関する説明図である。 2枚LCDパネルを用いた従来の処理画像例を示した図であり、LV画像のみを加工した場合の処理結果を示した図である。 2枚LCDパネルを用いた本発明の実施の形態1における処理画像例を示した図であり、RGB画像の加工とLV画像の加工の両方を行った場合の処理結果を示した図である。 本発明の実施の形態1における画像表示装置による輝度特性と、従来の1枚LCDでの輝度特性との比較結果を示した図である。 本発明の実施の形態1における2枚のLCDパネルによるディスプレイ・モジュールの概略断面図である。 2枚のLCDパネルを用いた従来の画像表示装置における問題点を説明するための図である。
以下、本発明の画像表示装置および画像表示方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
本発明は、2枚のLCDパネルを前後に貼り合わせ、その後ろ側からバックライトの照明を行うことで、後ろ側と前側のパネルの光透過率の掛け算の効果により、コントラスト比を改善する画像表示装置および画像処理方法において、後ろ側のパネルであるLVパネルにおける表示データに応じて、前側のパネルであるRGBパネルにおける表示データを補正する構成を備えることで、コントラスト比を改善するとともに、色バランスを補正し、特に暗部の色再現性を改善することを技術的特徴とするものである。
実施の形態1.
[全体構成]
まず始めに、全体構成から説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における画像表示装置の信号処理ブロック図である。図1に示した本実施の形態1における画像表示装置10は、画像表示装置本体20とLCDモジュール30を備えて構成されている。
ここで、画像表示装置本体20は、画像処理エンジン21を含んで構成されている。一方、LCDモジュール30は、I/F(インタフェース)31、ビット拡張回路32、RGBコントローラ33、LV(ライトバルブ)コントローラ34、RGBパネル35、およびLVパネル36を備えて構成されている。
画像表示装置本体20内の画像処理エンジン21は、RGB画像を生成し、LCDモジュール30に送信する。一方、LCDモジュール30内のI/F31は、画像処理エンジン21が生成したRGB画像を受信し、ビット拡張回路32に送信する。
図2は、本発明の実施の形態1における画像表示装置に含まれるビット拡張回路32、RGBコントローラ33、およびLVコントローラ34による、より詳細な信号処理ブロック図である。
ビット拡張回路32は、入力されたRGB各10ビットの画像に対し、12ビットへのビット拡張処理を行う。このビット拡張処理は、後段の処理でビット精度を落とさないようにするため、あらかじめビット長を精度よく拡張するものである。ビット拡張回路32は、ビット拡張後のRGB画像を、RGBコントローラ33およびLVコントローラ34のそれぞれに送信する。
本実施の形態1におけるビット拡張回路32では、10ビットの画像信号を、例えば12ビットに拡張することを想定する。本来、アナログである画像信号を10ビットに量子化する場合には、ビット解像度以下の変化については、丸められて捨てられている。しかしながら、画像は、隣接画素間の相関が高いため、次の手法を導入することで、ある程度の復元をすることができる。
図3は、本発明の実施の形態1におけるビット拡張回路32によるビット拡張処理の説明図である。ビット拡張回路32は、図3に示すように、注目画素X5の周辺で隣接する8画素(X1〜X4、X6〜X9)に対し、注目画素X5が隣接するそれぞれの画素に比べて小さいときは+1、注目画素X5が隣接するそれぞれの画素に比べて大きいときは−1の演算を行う。
さらに、ビット拡張回路32は、その合計値を8で割った値を小数点以下の重みとして、注目画素X5に加算し、4倍して丸め処理をすることで、10ビットから12ビットへの拡張を行う。
一般に、画像の隣接する画素は、輝度値が似ているという性質があり、例えば、注目画素X5に対して周辺が全て大きい場合には、凹の波形になっており、真の注目画素X5のアナログ値が、10ビットに丸められたデータよりも大きいであろうことが推定される。
一方、逆に、注目画素X5に対して周辺が全て小さい場合には、凸の波形になっており、真の注目画素X5のアナログ値が、10ビットに丸められたデータよりも小さいであろうことが推定される。そこで、ビット拡張回路32は、このような根拠に基づいて、上述した図3のようなビット拡張処理を行うこととなる。
なお、ビット拡張の手法については、ここで説明した方法以外の手法を導入してもかまわない。
次に、ビット拡張回路32の後段の処理について説明する。RGBコントローラ33は、図2に示すように、遅延回路331、6つのLUT(Look Up Table)を有する階調変換回路332、および色バランスコントローラ333を備えて構成されている。
一方、LVコントローラ34は、グレーコンバータ341、1つのLUTを有する階調変換回路342、エッジホールド回路343を備えて構成されている。
RGBコントローラ33内の遅延回路331は、ビット拡張回路32からビット拡張後のRGB画像を受信し、受信したビット拡張後のRGB画像に対して、適当な遅延をかける。この「適切な遅延」とは、LVコントローラ34内でのグレーコンバータ341およびエッジホールド回路343による処理の遅延分を補償するためのものである。
次に、RGBコントローラ33内の階調変換回路332は、遅延後のそれぞれの色ごとに、LUTを用いて階調変換を行う。なお、階調変換回路332による階調変換処理の詳細については、LVコントローラ34内の階調変換回路342の説明と合わせて、図面を用いて後述する。
一方、LVコントローラ34内のグレーコンバータ341は、ビット拡張回路32からビット拡張後のRGB画像を受信し、受信したビット拡張後のRGB画像に対して、それぞれの画素ごとに、RGBの3つの値の中の最大値を代表値としたグレー画像に変換する。
通常、グレースケールへの変換は、乗算器と加算器を用いて色マトリクス変換を行うことで、ルミナンスを求めることが多い。本実施の形態1におけるグレーコンバータ341は、RGBコントローラ33内の色バランスコントローラ333において、RGBの色バランス補正を容易に行えるように、各画素における、R、G、Bの値の最大値を検出し、これを代表値として出力することでハードウェアの簡略化も図っている。
もちろん、通常のマトリクス変換を採用した場合でも、色バランス補正処理は問題なく実行できることは言うまでもない。
次に、LVコントローラ34内の階調変換回路342は、グレー画像に対して、LUTを用いて階調変換を行う。なお、階調変換回路342による階調変換処理の詳細については、RGBコントローラ33内の階調変換回路332の説明と合わせて、図面を用いて後述する。
さらに、LVコントローラ34内のエッジホールド回路343は、階調変換後のグレー画像に対して、視野角補正を行い、グレー画像(B/W画像)を生成する。そして、エッジホールド回路343による視野角補正後のグレー画像が、LVパネル35に表示されるとともに、RGBコントローラ内の色バランスコントローラ333に送信される。なお、エッジホールド回路343による視野角補正処理の詳細についても、図面を用いて後述する。
そして、RGBコントローラ33内の色バランスコントローラ333は、階調変換回路332による階調変換後の信号と、階調変換回路342による階調変換後の信号に基づいて、色バランスの補正を行い、補正後のRGB画像がRGBパネル35に表示される。なお、色バランスコントローラ333による色バランス補正処理の詳細についても、図面を用いて後述する。
次に、階調変換回路332、階調変換回路342によるLUTを用いた階調変換処理の詳細、エッジホールド回路343による視野角補正処理の詳細、および色バランスコントローラ333による色バランス補正処理の詳細、の順で、以下に説明する。
[階調変換回路332、階調変換回路342による階調変換処理の詳細]
従来技術において、1枚のLCDパネルでは、入力画素値にガンマ変換を行うことで人の目に対してリニアな階調特性を実現するが、実測で暗い領域の輝度が持ち上がり、黒浮きが起こっていることを説明した。
これに対して、2枚LCDパネルを使用する従来からの方法では、RGBパネル35用には階調変換しないRGB画像を使用し、LVパネル36用にグレー画像を階調変換して作成したB/W画像を使用することで、コントラスト比の向上と、黒浮きの改善を実現できる。
しかしながら、従来技術の問題点で指摘したように、この手法では、1つの画素を構成するRGBそれぞれのサブピクセルに対して、LV値が同一であるため、純色の白色化という第1の問題点、あるいは混色で色バランスが崩れるという第2の問題点が残っている。
そこで、本実施の形態1では、後段における色バランス制御を容易にするために、RGBパネル35用にも、階調変換回路332を用いて階調変換したRGB画像を使用するとともに、LVパネル36用の画像についても、ある値域の範囲で上限にクリップされないように、全ての値域で連続的に使用できるような階調変換を行うことを技術的特徴としている。
図4は、本発明の実施の形態1におけるRGBコントローラ33内の階調変換回路332による階調変換特性を示した図である。また、図5は、本発明の実施の形態1におけるLVコントローラ34内の階調変換回路342による階調変換特性を示した図である。
実験の結果、これら図4、図5に示すような階調変換特性を採用することで、暗部の黒表現および純色の色再現性が向上することが分かった。まずは、これで、第1の問題点が解決できる。
図4に示したRGB用の階調変換回路332が有するLUTの階調変換特性は、例えば、γ=0.5のガンマカーブ(Y=Xγ)で実現される。これに対して、図5に示したLV用の階調変換回路342が有するLUTの階調変換特性は、RGBの値に対し、LVの値を変化させながら2枚のLCDの透過光を実測して、最終的な合成結果が人の視覚特性に見合うγ=2.2になるよう、LVの入出力特性を決めたものである。
[エッジホールド回路343による視野角補正処理の詳細]
エッジホールド回路343は、画像のエッジ領域の局所的な拡大処理を行う。2枚のLCDパネルに対して、正面視では問題ないが、斜め方向から見たときには、パネルの厚みに起因して、前側と後ろ側の表示画像の位置が角度に応じてずれることで、2重像や色ずれが見える問題がある。この問題を解決するために、エッジホールド回路343は、LV画像に対して視野角補正を実施する役割を果たしている。
図6は、本発明の実施の形態1におけるエッジホールド回路343の詳細構成図である。また、図7は、本発明の実施の形態1におけるエッジホールド回路343による局所的エッジホールド処理に関するフローチャートである。
図6、図7の例では、水平5タップの局所的エッジホールド処理を示している。水平のライン方向に入力された階調変換後のLV画像の各画素は、順次、X1からX5のレジスタに蓄積される。
そして、エッジホールド回路343は、センターのX3の画素が、ライジング・エッジであることを検出した場合には、X3の左側の画素をX3の画素で置き換える処理を行う。また、エッジホールド回路343は、センターのX3の画素が、フォーリング・エッジであることを検出した場合には、X3の右側の画素をX3の画素で置き換える処理を行う。
ただし、その処理は、X3が閾値3以上であり、かつエッジの大きさ((X3−X2)または(X3−X4))が閾値4以上の場合に制限する。つまり、エッジホールド回路343は、輝度差がある程度以上ある場合に、局所的エッジホールド処理を行う。
図6の下段に示したY1からY5のレジスタ、および選択1から選択5は、上述した置き換えの動作を行い、さらに、一旦前の動作期間で置き換えられた画素がX3に対して小さい場合には、X3で置き換える動作を行っている。
以上の置き換えのための制御信号は、図6中のS1からS5であり、エッジホールド回路343は、制御信号が0のときには置き換えを行わないが、制御信号が1のときには置き換えを行う。
図8は、本発明の実施の形態1におけるエッジホールド回路343による局所的エッジホールド処理の動作結果を波形で示した図である。図8中のそれぞれの白い丸は、階調変換回路342からの出力画像における各画素の輝度値に相当する。一方、図8中の黒い丸は、エッジホールド処理された画素の輝度値に相当する。
図8に示すように、局所的エッジホールド処理が実行されることにより、エッジ画素の値で、その前あるいは後の画素が置き換えられていることが分かる。このように、隣接する画素の輝度を上げる補正を施すことで、斜め方向から見た際に、画像が暗くなってしまうことを防止することができる。
[色バランスコントローラ333による色バランス補正処理の詳細]
本回路では、RGB用の階調変換回路332でLUT(R)、LUT(G)、LUT(B)を用いて階調変換された変換RGB画像に対し、画素ごとに補正係数を用いて色バランスを調整する。図9は、本発明の実施の形態1における色バランスコントローラ333の詳細構成図である。
本実施の形態1における色バランスコントローラ333は、3個の乗算器(MPY)3331R、3331G、3331B、および3個の除算器(LR/Lw等)3332R、3332G、3332Bを含んで構成されている。
図9に示した色バランスコントローラ333は、以下の3種の信号が入力される。
(第1の入力信号)先の図2における6つのLUTのうち、RGB用のLUT(R)、LUT(G)、LUT(B)で階調変換された各変換RGB(R2、G2、B2)
(第2の入力信号)先の図2における6つのLUTのうち、LV用の3つのLUT(L)、LUT(L)、LUT(L)で階調変換された各変換RGB(L、L、L
(第3の入力信号)LVコントローラ34で生成された信号L
そして、3つの除算器(LR/Lw等)3332R、3332G、3332Bは、第2の入力信号を第3の入力信号で除算することで、補正係数を算出する。さらに、3個の乗算器3331R、3331G、3331Bは、下式(1)〜(3)に従って、第1の入力信号に対して補正係数を乗算することで、色バランス補正後のRGB(R3、G3、B3)を生成し、後段のRGBパネル35へ出力する。
R3=R2×(L/L) (1)
G3=G2×(L/L) (2)
B3=B2×(L/L) (3)
次に、階調変換回路332、および色バランスコントローラ333による上式(1)〜(3)の働きにより、上述した第1の問題点と第2の問題点を解決できることを、図面を用いて、以下に詳細に説明する。
[第1の問題点の原因および解決方法の説明]
図10は、本発明の実施の形態1における階調変換回路332および色バランスコントローラ333の働きによる暗部の色再現性向上の説明図である。すなわち、第1の問題点の原因および解決方法の原理図に相当する。
図10(a)に示すように、Rの値が16、GおよびBの値が0であるような暗い赤を表現する画像の場合を例に、暗部の色再現性向上方法について説明する。従来のように、LV画像の値のみでコントラスト比を改善する方法では、グレーの値を、例えば218に設定する必要があったとする。
この場合、図10(a)に示すように、合成透過後のRの輝度は、所望の値になる。しかしながら、本来0であるはずのGおよびBの輝度は、バックライトからLVパネルを通過する光量が大きく、RGBパネル35のGおよびBの光漏れのために、GおよびBが発光し、全体として白っぽい(灰色がかった)赤を示すことになる。
そこで、図10(b)に示すように、Rの値を本来よりも大きい値(例えば218)にし、LV画像の値を16という小さい値にしている。これにより、LVパネルを通過する光量を小さくすることで、合成透過後のRは、所望の輝度を示した上で、GおよびBは、光漏れがごく小さくなって、純粋な暗い赤を示すことになる。
この現象を積極的に利用し、階調変換回路332内のLUTのうち、RGB用のLUT(R)、LUT(G)、LUT(B)を特に暗部において、リニアな特性から上に持ち上げるようにし、それに対応して、階調変換回路342内のLV用のLUT(L)を、従来よりも下に落とすように決めたものが、先の図4、図5に示した階調変換特性に相当する。
[第2の問題点の原因および解決方法の説明]
図11は、本発明の実施の形態1における色バランスコントローラ333の働きによる暗部における色バランスの調整に関する説明図である。すなわち、第2の問題点の原因および解決方法の原理図に相当する。
図11(a)に示すように、RGBがそれぞれ0でない混色(R>G>B)を表現する場合を例にして説明する。RGB画像に対し、グレー画像は、画素ごとのRGBの最大値で代表されるように生成される。このため、最大値のRに対応する値をLV用のLUTで階調変換したLV画像が生成されることとなる。
第1の問題を解決するためには、図11(b)に示すように、RGBを持上げ、LVを下げることとなる。しかしながら、このような階調変換を行ったとしても、合成透過後のRは、所望の輝度が得られるが、GおよびBは、輝度が大きくなるため、色バランスが崩れてしまうことになる。
本来のGおよびBの輝度を得るためには、図11(c)に示したように、LV画像をRGBのそれぞれの色ごとに変える必要がある。しかしながら、LVパネルの1画素は、RGBパネルのサブピクセル3個をまとめた大きさであるため、LV画像をRGBのそれぞれの色ごとに変えることはできない。従って、全ての色で所望の合成透過率を得るためには、RGB側の階調の調整を実施する必要がある。
そこで、図11(d)に示すように、合成透過率の考え方を導入し、調整前後の合成透過率が等しくなるように、RGB側の階調を調整する補正係数を求めると、図11(e)に示すような式、すなわち、上述した式(1)〜(3)で補正すればよいことがわかる。結果として、図11(f)に示すように、R3、G3、B3が、RGBパネル35に表示されることとなり、W(=LW)がLVパネル36に表示され、色バランスの調整が可能となる。
この原理による色バランス制御方法を実装した具体的な構成が、先の図2および図9であり、混色部においても本来の色を表示することができ、色再現性の改善を図ることが可能となる。この効果は、暗い領域はもちろんのこと、明るい領域でも発揮されることは言うまでもない。
以上の内容を整理する、本実施の形態1における「2枚のLCDパネルで構成する画像表示装置」は、以下のような回路構成および動作に技術的特徴を有している。
・入力されたRGB画像をビット拡張回路32によりビット拡張した後、RGBコントローラ33およびLVコントローラ34に供給している。
・LVコントローラ34は、ビット拡張後のRGB画像から、それぞれ画素ごとのRGBの最大値から1枚のグレー画像を生成し、LV用LUTを用いて階調変換後、エッジホールド処理によって視野角補正処理を行ったLV画像を生成し、LVパネルに表示している。
・RGBコントローラは、RGB用LUTを用いて階調変換した後、LV画像のデータも参照した上で、色バランス補正することでRGB画像を生成し、RGBパネルに表示している。
この結果、コントラスト比の改善、黒表現能力の向上、ならびに暗部での色再現性の改善を実現することができる。
次に、具体的な改善効果について、図面を用いて説明する。図12は、2枚LCDパネルを用いた従来の処理画像例を示した図であり、LV画像のみを加工した場合の処理結果を示したものである。
一方、図13は、2枚LCDパネルを用いた本発明の実施の形態1における処理画像例を示した図であり、RGB画像の加工とLV画像の加工の両方を行った場合の処理結果を示したものである。
図12と図13の比較から、本実施の形態1における画像表示装置は、コントラスト比を改善するとともに、色バランスを補正し、特に暗部の色再現性を改善することができることがわかる。
図14は、本発明の実施の形態1における画像表示装置による輝度特性と、従来の1枚LCDでの輝度特性との比較結果を示した図である。より具体的には、試作したパネルを用いて、正面視でそれぞれの色ごとの輝度特性を測定した結果を、本発明と従来の1枚LCD技術とで対比しているものである。
両者の輝度特性の比較結果、および目視での確認結果から、コントラスト比、黒の沈み、暗部色再現性、視野角特性の全てに関して、本願発明に係る画像表示装置が1枚LCDの従来装置よりも優れていることが実証できた。特に、暗部におけるリニアリティおよび色再現性の改善が顕著である。
図15は、本発明の実施の形態1における2枚のLCDパネルによるディスプレイ・モジュールの概略断面図である。図15に示したディスプレイ・モジュールは、RGBパネル35、LVパネル36、バックライトユニット37、およびRGBパネル35とLVパネル36を接合するラミネーション38を含んで構成されている。
RGBパネル35は、偏光フィルム35a、カラーフィルタ基板35b、TFT基板35c、駆動IC35dを備えている。偏光フィルム35aは、バックライトユニット37から照射される光を偏光させる。カラーフィルタ基板35bは、ブラックマトリクスやR、G、Bのカラーフィルタを配列し、共通電極などが形成された基板である。
TFT基板35cは、液晶側にTFTや電極などを形成した基板である。駆動IC35dは、RGBコントローラ33によって処理されたRGB画像を、TFT基板35cを駆動させることによってRGBパネル35に表示する。
一方、LVパネル36は、ガラス基板36a、TFT基板36b、偏光フィルム36c、駆動IC36dを備えている。ガラス基板36aは、RGBパネル35におけるカラーフィルタ基板35bに対応するものであるが、カラーフィルタ基板35bとは異なり、ブラックマトリクスやカラーフィルタを有さない。これは、LVパネル36が、LV画像、つまり白から黒までの明暗だけで表現された、グレースケールの画像を表示することに基づくものである。
TFT基板36b、偏光フィルム36cは、RGBパネル35のTFT基板35c、偏光フィルム35aと同様のものである。駆動IC36dは、LVコントローラ34によって処理されたLV画像を、TFT基板36bを駆動させることによってLVパネル36に表示する。
RGBパネル35とLVパネル36は、正面から見た場合に、対応する画素が重なって表示されるように、互いに重ねて配置される。
バックライトユニット37は、光ガイドパネル37aと光源37bを備える。光源37bは、光ガイドパネル37aに対し光を照射する。光ガイドパネル37aは、光源37bから照射された光を屈折させて、LVパネル36に照射する。光ガイドパネル37aから照射された光は、重ねられたLVパネル36、およびRGBパネル35を順に通過して、画像表示装置を視聴する人間の眼に届く。
RGBパネル35およびLVパネル36のそれぞれのコントラスト比は、従来の1枚LCDと同様に、1500:1である。しかしながら、図15に示すような2枚LCD構造とすることで、コントラスト比が2,250,000:1に改善される。
さらに、本願発明は、RGBコントローラ33とLVコントローラ34が協調して、階調変換および色バランス制御を行うことで、特に黒領域の階調特性が改善され、いわゆるLCDパネルの黒浮き現象をなくし、締まった黒の表現が実現でき、低輝度(暗部)での色再現性を改善することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、RGB画像に対しても階調変換を施すとともに、LV画像の階調変換結果を考慮して色バランスを補正したRGB画像を生成できる構成を備えている。この結果、以下のような顕著な効果を実現できる。
(効果1)従来の1枚LCDを使用した画像表示装置に比べて、コントラスト比の向上および黒表現能力の改善を図ることができる。
(効果2)低輝度(暗部)でのリニアリティおよび色再現性が改善できる。
(効果3)簡単な回路構成で実現でき、付加される回路規模が小さいため、高いコストパフォーマンス効果がある。
10 画像表示装置、20 画像表示装置本体、21 画像処理エンジン、30 LCDモジュール、31 I/F、32 ビット拡張回路、33 RGBコントローラ(第1コントローラ)、331 遅延回路、332 階調変換回路(RGB階調変換回路)、333 色バランスコントローラ、3331R、3331G、3331B 乗算器、3332R、3332G、3332B 除算器、34 LVコントローラ(第2コントローラ)、341 グレーコンバータ、342 階調変換回路(グレー階調変換回路)、343 エッジホールド回路、35 RGBパネル、35a 偏光フィルム、35b カラーフィルタ基板、35c TFT基板、35d 駆動IC、36 LVパネル、36a ガラス基板、36b TFT基板、36c 偏光フィルム、37 バックライトユニット、37a 光ガイドパネル、37b 光源、38 ラミネーション、LUT(R)、LUT(G)、LUT(B)第1ルックアップテーブル、LUT(L)、LUT(L)、LUT(L) 第2ルックアップテーブル、LUT(L) 第3ルックアップテーブル。

Claims (7)

  1. 前面側LCDパネルと後面側LCDパネルとを2枚重ねることで構成され、バックライト光が前記後面側LCDパネル、前記前面側LCDパネルの順で透過することにより画像表示を行う画像表示装置であって、
    入力されたRGB画像信号に対してビット拡張処理を施し、ビット拡張後のRGB画像信号を生成するビット拡張回路と、
    前記バックライト光の透過量を調整するために、前記ビット拡張後のRGB画像信号に対して第2信号処理を施すことで第2信号処理後のグレー画像信号を生成し、前記第2信号処理後のグレー画像信号を前記後面側LCDパネルに供給する第2コントローラと、
    前記ビット拡張後のRGB画像信号に対して第1信号処理を施すことで第1信号処理後のRGB画像信号を生成し、前記第2コントローラから受信した前記第2信号処理後のグレー画像信号を用いて、前記第1信号処理後のRGB画像信号に対して色バランス補正処理を施すことで色バランス補正後のRGB画像信号を生成し、前記前面側LCDパネルに対して前記色バランス補正後のRGB画像信号を供給する第1コントローラと
    を備え
    前記第1コントローラは、
    RGB画像信号に対して第1階調変換を行う第1ルックアップテーブルと、RGB画像信号に対して第2階調変換を行う第2ルックアップテーブルとを、RGBのそれぞれの色ごとに個別に記憶しており、前記ビット拡張後のRGB画像信号に対して前記第1ルックアップテーブルを適用して前記第1階調変換を行うことで第1階調変換後のRGB画像信号を生成するとともに、前記ビット拡張後のRGB画像信号に対して前記第2ルックアップテーブルを適用して前記第2階調変換を行うことで第2階調変換後の色バランス補正用画像信号を生成するRGB階調変換回路と、
    前記RGB階調変換回路で生成された前記第1階調変換後のRGB画像信号に対して、前記RGB階調変換回路で生成された前記第2階調変換後の色バランス補正用画像信号および前記第2コントローラから受信した前記第2信号処理後のグレー画像信号を使用して前記色バランス補正処理を実行し、前記色バランス補正後のRGB画像信号を前記前面側LCDパネルに供給する色バランスコントローラと
    を有する画像表示装置。
  2. 記第1ルックアップテーブルは、階調特性がガンマカーブで実現され、入力値が所定値よりも低い暗い領域で、リニアな特性よりも出力値が高くなるように変換値が形成されている
    請求項に記載の画像表示装置。
  3. 前記色バランスコントローラは、RGB個別に前記RGB階調変換回路で生成された前記第2階調変換後の色バランス補正用画像信号のそれぞれを、前記第2コントローラから受信した前記第2信号処理後のグレー画像信号により除算することで、RGB個別の補正係数を算出し、前記RGB階調変換回路で生成された前記第1階調変換後のRGB画像信号に対して、前記RGB個別の補正係数を乗算することで前記色バランス補正処理を実行する
    請求項またはに記載の画像表示装置。
  4. 前記第2コントローラは、
    前記ビット拡張後のRGB画像信号に基づいて1つのグレースケール画像信号を生成するグレーコンバータと、
    グレースケール画像信号に対して第3階調変換を行う第3ルックアップテーブルを記憶しており、前記グレーコンバータにより変換された前記グレースケール画像信号に対して前記第3ルックアップテーブルを適用して前記第3階調変換を行うことで第3階調変換後のグレー画像信号を生成するグレー階調変換回路と、
    前記グレー階調変換回路により生成された前記第3階調変換後のグレー画像信号に対して局所的エッジホールド処理を施すことで第2信号処理後のグレー画像信号を生成し、前記第2信号処理後のグレー画像信号を前記後面側LCDパネルおよび前記第1コントローラに供給するエッジホールド回路と
    を有する請求項1からのいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 記第3ルックアップテーブルは、前記第1ルックアップテーブルによる前記第1階調変換と同時に使用されることで、前記前面側LCDパネルと前記後面側LCDパネルの合成透過光が人の目にリニアな変化となるように形成されている
    請求項に記載の画像表示装置。
  6. 前記グレーコンバータは、前記ビット拡張後のRGB画像信号に対して、それぞれの画素についてRGBの各値の最大値を代表値とすることで前記1つのグレースケール画像信号を生成する
    請求項またはに記載の画像表示装置。
  7. 前面側LCDパネルと後面側LCDパネルとを2枚重ねることで構成され、バックライト光が前記後面側LCDパネル、前記前面側LCDパネルの順で透過することにより画像表示を行う画像表示装置によって実行される画像表示方法であって、
    入力されたRGB画像信号に対してビット拡張処理を施し、ビット拡張後のRGB画像信号を生成する第1ステップと、
    前記ビット拡張後のRGB画像信号に対して第1信号処理を施すことで第1信号処理後のRGB画像信号を生成する第2ステップと、
    前記バックライト光の透過量を調整するために、前記ビット拡張後のRGB画像信号に対して第2信号処理を施すことで第2信号処理後のグレー画像信号を生成する第3ステップと、
    前記第3ステップにより生成された前記第2信号処理後のグレー画像信号を用いて、前記第2ステップにより生成された前記第1信号処理後のRGB画像信号に対して色バランス補正処理を施すことで色バランス補正後のRGB画像信号を生成する第4ステップと、
    前記前面側LCDパネルに対して前記第4ステップで生成された前記色バランス補正後のRGB画像信号を供給する第5ステップと、
    前記後面側LCDパネルに対して前記第3ステップで生成された前記第2信号処理後のグレー画像信号を供給する第6ステップと
    を有し、
    前記第2ステップは、
    RGB画像信号に対して第1階調変換を行う第1ルックアップテーブルと、RGB画像信号に対して第2階調変換を行う第2ルックアップテーブルとを、RGBのそれぞれの色ごとに個別に用いて、前記ビット拡張後のRGB画像信号に対して前記第1ルックアップテーブルを適用して前記第1階調変換を行うことで第1階調変換後のRGB画像信号を生成すること、及び
    前記ビット拡張後のRGB画像信号に対して前記第2ルックアップテーブルを適用して前記第2階調変換を行うことで第2階調変換後の色バランス補正用画像信号を生成することを含み、
    前記第4ステップは、前記第1階調変換後のRGB画像信号に対して、前記第2階調変換後の色バランス補正用画像信号および前記第2信号処理後のグレー画像信号を使用することにより、前記色バランス補正処理を実行することを含む画像表示方法。
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