JP2018044891A - オートサンプラ及び全有機体炭素測定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そのため、試料容器の移動を確実に検知できる。
そのため、試料容器を安定させた状態で移動させることができる。
また、付勢部材の付勢力により、アーム部及び変位部によって、試料容器の縁部をより安定した状態で挟み込むことができる。
そのため、アーム部に試料容器が保持されていない状態で、移動機構によりアーム部が移動されたときに、アーム部が変位部に接触することを防止できる。
その結果、アーム部により試料容器が保持されている場合にのみ、その試料容器に変位部を接触させて、変位部を変位させることができる。
そのため、試料容器が試料設置部に設置されない状態で測定が行われることを防止できる。
その結果、測定結果の信頼性を向上できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る全有機体炭素測定装置100の構成例を示した概略図である。全有機体炭素測定装置100は、無機体炭素測定装置1及び全炭素測定装置2を備えており、無機体炭素測定装置1により測定された無機体炭素(IC:Inorganic Carbon)と、全炭素測定装置2により測定された全炭素(TC:Total Carbon)とに基づいて、試料に含まれる全有機体炭素(TOC:Total Organic Carbon)を測定することができる。なお、TOCは、TOC=TC−ICの関係式を用いて算出することができる。
燃焼管232内には、例えば、酸化触媒233が充填されている。
図2は、本発明の一実施形態に係るオートサンプラ5及びその周辺の部材の構成例を示した概略図である。
オートサンプラ5は、試料容器201を移動させるための装置である。オートサンプラ5は、水平方向に移動可能に構成されている。オートサンプラ5は、図示しないモータの駆動力が付与されることにより、試料ラック200の上方に位置する第1位置Aと、試料設置部202の上方に位置する第2位置Bとの間を移動する。オートサンプラ5は、後述するアーム部42によって、下方に位置する試料容器201を保持することが可能である。試料ラック200には、複数の試料容器201が設置されている。
図3は、オートサンプラ5を示した正面図である。図4は、オートサンプラ5を示した側面図である。図5は、オートサンプラ5の一部を示した斜視図である。
なお、以下では、図3の紙面手前側を前方とし、図3の紙面奥側を後方とし、図3の右方側を幅方向一方側(一端側)とし、図3における左方側を幅方向他方側(他端側)として説明する。
図3及び図4に示すように、オートサンプラ5は、本体部6と、本体部6に対して上下方向に移動可能に設けられる移動部7とを備えている。
本体部6は、ベース部8と、レール9と、回転体10と、ベルト11と、モータ12と、センサ13とを備えている。
ベース部8は、板状の部材であって、上下方向及び幅方向に拡がっている。ベース部8における幅方向他方側の下端部には、突出部14が設けられている。
第1突出部15は、前後方向に延びる板状に形成されており、ベース部8から前方に向かって突出している。
第2突出部16は、平面視L字状の板状に形成されており、第1突出部15の前端から幅方向他方側に突出している。
ベルト11は、1対の回転体10に架けわたされている。
図4及び図5に示すように、モータ12は、ベース部8の後面に設けられている。モータ12の駆動力は、回転体10に付与されるように構成されている。
センサ13は、突出部14の幅方向他方に設けられている。センサ13は、検知部20と、変位部21と、付勢部材の一例としてのばね22とを備えている。
図4及び図5に示すように、変位部21は、上板25と、下板26と、連結部27と、遮蔽部28と、当接部29とを備えている。
上板25は、平面視矩形状の板状に形成されており、前後方向に延びている。
下板26は、上板25の下方に間隔を隔てて配置されている。下板26は、平面視矩形状の板状に形成されており、前後方向に延びている。
遮蔽部28は、上板25の後端から下方に突出している。遮蔽部28は、正面視矩形状の板状に形成されている。
図3及び図4に示すように、移動部7は、本体部6の前方に設けられている。移動部7は、ベース部40と、モータ41と、アーム部42とを備えている。
ベース部40は、板状の部材であって、上下方向及び幅方向に拡がっている。ベース部40の中央部には、本体部6のベルト11の一部が固定されている(図3参照)。ベース部40には、挿通部43と、取付部44と、カム45とが設けられている。
図7は、試料容器201を示した斜視図である。
試料容器201は、上方が開放された長尺な箱状の部材である。試料容器201は、底面211と、側面212と、1対の縁部213とを備えている。
底面211は、平面視矩形状の長尺な板状に形成されている。
側面212は、底面211の端面から上方に向かって延びている。
縁部213は、側面212における短手方向の両端面の上端縁に設けられている。縁部213は、側面212から短手方向の外方に向かって突出している。
(1)アーム部による試料容器の取出し動作
図8Aは、オートサンプラ5を示した側面図であって、移動部7が上方位置に位置する状態を示した側面図である。図8Bは、オートサンプラ5を示した側面図であって、移動部7が下方位置に位置し、アーム部42によって試料容器201が保持される直前の状態を示している。図8Cは、オートサンプラ5を示した側面図であって、移動部が下方位置に位置し、アーム部42によって試料容器201が保持された直後の状態を示している。なお、図8A〜図8Cでは、便宜上、構成の一部を省略して示している。
このとき、図8Aに示すように、オートサンプラ5において、移動部7は、本体部6の中央部に対向している。このときの移動部7の位置が、上方位置である。
図8Aに示すように、移動部7において、可動部422には、カム45の平面部45Bが当接している。可動部422は、上下方向に沿っている。
そして、オートサンプラ5は、試料ラック200に設置された所定の試料容器201を取出すように、以下のように動作される。
図8Bでは、移動部7は、本体部6の下部に対向している。このときの移動部7の位置が、下方位置である。
図9Aは、オートサンプラ5のアーム部42及びセンサ13を示した側面図であって、センサ13の変位部21が初期位置に位置する状態を示している。図9Bは、オートサンプラ5のアーム部42及びセンサ13を示した側面図であって、センサ13の変位部21
が離間位置に位置する状態を示している。
この状態では、一方の検知素子23から他方の検知素子23に向かう光が、遮蔽部28によって遮断される。
変位部21が離間位置に位置する状態では、検知部20において、一方の検知素子23からの光が他方の検知素子23で受光される(検知部20が通光状態となる)。
上記した動作の後、オートサンプラ5は、図2に示す第2位置Bに移動する。このとき、試料容器201は、アーム部42の保持部423と、変位部21の当接部29とで挟み込まれているため、安定した状態で移動する。アーム部42及び変位部21は、一体的に移動される。
そして、オートサンプラ5は、上記と同様にして、移動部7を動作させて、試料容器201を試料設置部202に設置する。
これにより、試料容器201が、アーム部42から離れて、試料設置部202に設置される。
その後、モータ12が駆動されることにより、移動部7が上方位置に位置する。
そして、試料設置部202に設置された試料容器201に対して、上記したように、測定の動作が行われる。
(1)本実施形態では、試料容器201は、オートサンプラ5によって、自動で移動される。オートサンプラ5は、図3及び図4に示すように、アーム部42と、センサ13と、アーム部42を移動させるためのモータ12などを備えている。アーム部42は、試料容器201を保持するように構成されており、モータ12が駆動されることで移動する。センサ13は、検知部20と変位部21とを備えている。変位部21は、アーム部42の移動に伴って、アーム部42に保持されている試料容器201に接触して変位する。検知部20は、変位部21の初期位置からの変位を検知する。
そのため、オートサンプラ5において、試料容器201の移動を確実に検知できる。また、例えば、何らかの原因により、試料容器201が落下したときには、その試料容器201の落下を即座に検知できる。
また、センサ13は、検知部20、変位部21及びばね22で構成される。そのため、センサ13を簡易な構成にできる。
また、ばね22の付勢力により、アーム部42(保持部423)及び変位部21(当接部29)によって、試料容器201の縁部213をより安定した状態で挟み込むことができる。
その結果、試料容器201が試料設置部202に設置されない状態で測定が行われることを防止できる。
よって、測定結果の信頼性を向上できる。
6.変形例
7 移動部
10 回転体
11 ベルト
12 モータ
13 センサ
20 検知部
21 変位部
22 ばね
41 モータ
42 アーム部
45 カム
100 全有機体炭素測定装置
101 試料容器
102 試料設置部
103 加熱反応部
201 試料容器
202 試料設置部
203 燃焼反応部
213 縁部
422 可動部
423 保持部
423A 空間
Claims (6)
- 試料容器を保持するアーム部と、
前記アーム部を移動させる移動機構と、
前記アーム部により保持されている試料容器を検知するセンサとを備え、
前記センサは、前記移動機構による前記アーム部の移動に伴って、当該アーム部により保持されている試料容器に接触して変位する変位部と、当該変位部の初期位置からの変位を検知する検知部とを有していることを特徴とするオートサンプラ。 - 前記アーム部は、試料容器の縁部を保持することを特徴とする請求項1に記載のオートサンプラ。
- 前記移動機構は、前記アーム部により試料容器の縁部が保持されているときには、前記アーム部と前記変位部とにより前記縁部を挟み込んだ状態で、前記アーム部及び前記変位部を一体的に移動させることを特徴とする請求項2に記載のオートサンプラ。
- 前記センサは、前記変位部を初期位置側に向かって付勢する付勢部材を有することを特徴とする請求項3に記載のオートサンプラ。
- 前記アーム部には、当該アーム部を前記移動機構により移動させたときに前記変位部が入り込む空間が形成されており、
前記アーム部により試料容器が保持されている状態で、前記移動機構により前記アーム部を移動させたときには、前記空間を塞ぐ試料容器に前記変位部が接触して変位することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のオートサンプラ。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のオートサンプラと、
試料を加熱又は燃焼させることにより二酸化炭素を発生させる反応部と、
前記反応部内に挿入する試料容器が設置される試料設置部とを備え、
前記オートサンプラは、前記移動機構により前記アーム部を移動させることで、当該アーム部により保持されている試料容器を前記試料設置部に設置することを特徴とする全有機体炭素測定装置。
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