JP2018044487A - ローラリフタ - Google Patents

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【課題】ローラリフタを提供する。【解決手段】ローラリフタ10は、カム70に接触するローラ20と、ローラ20が回転可能に支持される軸部材30と、対向する壁部間に軸部材30が架設され、カム70の回転に伴いリフタボア81の内周面を往復摺動するリフタ本体40とを備える。ローラ20には、このローラ20の回転に伴う遠心力によってリフタボア81の内周面へ向けて潤滑油を噴出する可能な潤滑油供給部21が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、ローラリフタに関する。
特許文献1に開示のローラリフタは、内燃機関のポンプリフタであって、回転するカムに接触するローラと、ローラを回転可能に支持する軸支ピンと、一対の支持部間に軸支ピンを架設させ、カムの回転に伴いシリンダの内壁を往復摺動するリフタ本体とを備えている。リフタ本体には回り止め部が外側に突出して設けられ、回り止め部がシリンダの回り止め溝に係合することで、リフタ本体がシリンダに対して相対回転するのが規制されるようになっている。
特開2012−2115号公報
上記の場合、カムの回転に伴ってローラが円滑に従動回転するように、カムとローラとの間にジェット(噴射手段)を通して潤滑油が供給された。これに対し、リフタ本体とシリンダの内壁(リフタボア)との間も摺動領域となるが、従来、ここに積極的な給油がなされていなかった。しかし、内燃機関の高回転化によってリフタ本体とリフタボアとの摩擦抵抗が大きくなるという事情があり、特に、カムの回転方向に沿う方向にリフタ本体のコック方向(リフタ本体がシリンダの内壁との隙間内で傾く方向)が決まり、さらに回り止め部によってシリンダに対するリフタ本体の回転が規制されるため、リフタ本体の外周面の特定箇所に摩耗が周中するという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、リフタ本体とリフタボアとの間に潤滑油を供給することが可能なローラリフタを提供することを目的とする。
本発明のローラリフタは、カムに接触するローラと、前記ローラが回転可能に支持される軸部材と、対向する壁部間に前記軸部材が架設され、前記カムの回転に伴いリフタボアの内周面を往復摺動するリフタ本体とを備え、前記ローラには、このローラの回転に伴う遠心力によって前記リフタボアの内周面へ向けて前記潤滑油を噴出する潤滑油供給部が設けられているところに特徴を有する。
ローラが回転すると、ローラの潤滑油供給部からリフタボアの内周面へ潤滑油が噴出され、リフタボアとリフタ本体との間に潤滑油を供給することができる。その結果、リフタボアとリフタ本体との摺動領域を潤滑することができる。
本発明の実施例1に係るローラリフタの断面図である。 ローラリフタの正面図である。 実施例2に係るローラリフタのローラ部分の側面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記潤滑油供給部が、前記ローラの軸方向端部のみに設けられているとよい。これによれば、ローラの外周面がカムと接触する領域に、潤滑油供給部の形成の影響が及ぶのを防止することができ、カムの回転力をローラに支障なく伝達することができる。
前記潤滑油供給部が、前記ローラを放射状に貫通する複数の貫通口で構成されているとよい。これによれば、潤滑油が各貫通口に良好に受けられ、リフタボアの内周面に潤滑油を確実に供給することができる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1及び図2によって説明する。実施例1に係るローラリフタ10は、内燃機関の燃料供給装置に設けられたポンプリフタを例示するものであって、ローラ20、軸部材30及びリフタ本体40を備えている。なお、以下の説明において、上下方向は、各図を基準とし、左右方向は、図2の左右方向に相当し、前後方向は、図1の左右方向における右側を前側とする。
リフタ本体40は、上下方向に沿った筒状の周壁部41と、上下方向と直交する水平方向に沿って配置され、周壁部41の内部を閉塞する円板状の隔壁部42とを有している。図2に示すように、周壁部41には、左右一対の支持壁43が垂下して設けられている。両支持壁43は、互いに平行に対向して配置され、左右方向に同軸に貫通する挿通孔44を有している。
周壁部41には、前端下縁から下方に突出したあと前方へ屈曲してなる側面視略L字形の回り止め部45が設けられている。両支持壁43及び回り止め部45は、上下方向に関して隔壁部42よりも下方に配置されている。
図1に示すように、リフタ本体40は、リフタガイドとしてのシリンダヘッド80のボア81内に上下方向に往復移動可能に挿入される。ボア81の内周面には回り止め溝82が上下方向に延出して設けられており、リフタ本体40が往復変位する間、回り止め部45が回り止め溝82内に摺動可能に挿入される。このとき、回り止め部45が回り止め溝82の溝縁に当接することで回り止め部45の周方向への変位が規制され、リフタ本体40がボア81内で回転するのが規制されるようになっている。
周壁部41の内部で且つ隔壁部42より上方の空間は、プランジャ90の下端部、リテーナ91及びばね部材92が挿入される収容空間99とされている。プランジャ90は、上下方向に細長く延出する棒状の形態とされ、リフタ本体40から上方に突出する部分がシリンダヘッド80の挿通孔85に摺動可能に挿入される。プランジャ90の上端は、図示しない燃料供給通路の加圧室に進退可能に臨んでいる。
リテーナ91は、収容空間99においてプランジャ90の下端部の外周面に固定され、プランジャ90の径方向に拡開する板状の形態とされている。ばね部材92は、コイルスプリングであって、リテーナ91とボア81の内奥面との間に挟まれるように配置され、リフタ本体40をカム70側に付勢している。
また、軸部材30は、軸心を左右方向に向けた円柱ピン状をなし、左右両端部が挿通孔44に挿入された状態で両支持壁43間に架設される。本実施例1の場合、軸部材30の左右両端部は、両支持壁43に加締め固定されるようになっている。
ローラ20は、軸部材30の外周を包囲する円筒状をなし、ニードル軸受を構成する転動体60を介して、軸部材30に回転可能に固定されている。転動体60は、針状ころであって、ローラ20と軸部材30との間に周方向に多数並んで介挿されている。ローラ20の下部は、リフタ本体40の下方に露出して配置される。
さて、ローラ20には、潤滑油供給部21が設けられている。潤滑油供給部21は、図示しない噴射手段としてのジェットから矢印X方向に沿いつつローラ20の左右両端面へ向けて噴射される潤滑油を受け、受けた潤滑油をローラ20の回転に伴う遠心力によってボア81の内周面へ向けて噴出するようになっている。具体的には潤滑油供給部21は、ローラ20を径方向に放射状に貫通する貫通口21Aとして構成される。貫通口21Aは、ローラ20において周方向に一定間隔をあけて複数並んで配置されている。各貫通口21Aは、ローラ20の外周面及び内周面と端面(左右両端面)とにまたがって開口し、ローラ20の端面において径方向の全域にわたって延出する形態とされ、側面視においてスリット溝状をなし(図1を参照)、正面視においてU字切欠状をなしている(図2を参照)。
ローラ20の左右両端部の外周面は、クラウニングによってカム70の外周面から退避し、実質的にカム70に接触しない曲面状の非接触領域22になっている。潤滑油供給部21の各貫通口21Aは、ローラ20の非接触領域22に開口している。ローラ20の外周面のうち、非接触領域22を除いた左右中央部は、カム70に接触する接触領域23になっている。このため、各貫通口21Aの開口の影響がカム70と接触する接触領域23に影響を与えることが実質的にない。
次に、本実施例1に係るローラリフタ10の作用効果を説明する。
カム70がカム軸71を中心として回転し、ローラ20が従動回転すると、リフタ本体40がボア81内をカム70のリフト量に応じたストロークで上下方向に往復摺動し、それに伴って隔壁部42に支持されたプランジャ90も上下方向に往復変位する。これによってプランジャ90の上端が加圧に進退変位し、作動油が燃料供給通路内を圧送される。
ここで、ローラ20とカム70との間及びニードル軸受の各転動体60には、ジェットを通して図示X方向から潤滑油が供給され、供給された潤滑油によってローラ20の接触領域23とカム70との間が潤滑される。また、ローラ20の非接触領域22に潤滑油が付着し、さらに潤滑油供給部21の各貫通口21Aに潤滑油が一時的に進入して受けられる。各貫通口21Aに受けられた潤滑油は、ローラ20の回転に伴う遠心力によって径方向外側へ飛散させられる。飛散させられた潤滑油は、主としてボア81の内周面のうちのカム70の回転方向で対向する領域Fに付着し、この領域Fをリフタ本体40の周壁部41の外周面が摺接することで、ボア81とリフタ本体40との間が潤滑される。
ところで、リフタ本体40は、ボア81の内周面との隙間範囲でカム70の回転方向に沿う方向に傾いてボア81の内周面に片当たりするコッキングと呼ばれる状態になり、上記領域Fが摩耗する可能性が高いという事情がある。特に、回り止め部45によってボア81内におけるリフタ本体40の回転が規制される構成であるため、領域Fの摩耗の進行を早めることが懸念される。しかるに本実施例1の場合、リフタ本体40が往復変位する間、カム70の回転に伴う遠心力を利用し、潤滑油供給部21の各貫通口21Aからリフタ本体40の領域Fへ向けて潤滑油が潤沢に供給されるため、リフタ本体40とボア81との潤滑性を良好に確保することができ、領域Fの摩耗の発生及び進行が抑えられる。
また、本実施例1の場合、各貫通口21Aがローラ20の左右両端部のみに設けられているため、ローラ20の外周面がカム70と接触する接触領域23に、各貫通口21Aの形成の影響が及ぶのを防止することができ、カム70の回転力をローラ20に支障なく伝達することができる。
さらに、各貫通口21Aがローラ20を放射状に貫通する形態になっているため、潤滑油が各貫通口21Aに良好に受けられ、ボア81の内周面に多量の潤滑油を供給することができる。また、各貫通口21Aを通してニードル軸受の各転動体60にも潤滑油を供給することができる。
<実施例2>
図3は、本発明の実施例2を示す。
実施例2の潤滑油供給部21は、実施例1と違って、ローラ20Bを放射状に貫通する形態ではなく、ローラ20Bの外周面には開口するが、ローラ20Bの内周面には開口しない形態になっている。具体的には潤滑油供給部21は、ローラ20Bの左右両端部において周方向に一定間隔をあけて多数並んで配置され、ローラ20Bの外周面から端面(左右両端面)にまたがって開口するU字切欠状の凹部21Bとして構成される。
図示しないジェットからローラ20Bの端面に潤滑油が供給され、供給された潤滑油が各凹部21Bに受けられると、ローラ20Bの回転に伴って各凹部21Bからボア81の内周面へ向けて潤滑油が噴出される。こうして噴出された潤滑油がボア81の内周面に付着し、リフタ本体40とボア81との間が潤滑されることによって、リフタ本体40の摩耗の発生及び進行を抑えることができる。この点は、実施例1と同様である。もっとも、実施例2の場合、潤滑油が各凹部21Bに滞留する時間が短いため、ボア81の内周面に潤滑油を迅速に供給することができる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)潤滑油供給部は、断面角凹状に形成されるものであってもよい。
(2)潤滑油供給部は、ローラの左右両端部(軸方向両端部)のうちの一端部のみに設けられるものであってもよい。
(3)潤滑油供給部は、ローラの端面に付設される歯車状または風車状の羽部で構成されるものであってもよい。
(4)本発明のローラリフタは、内燃機関の動弁装置におけるバルブリフタに適用することが可能である。この場合に、ローラリフタの構成は、上記実施例1と同様であるが、プランジャはバルブステムとして構成される。
10…ローラリフタ
20、20B…ローラ
21…潤滑油供給部
21A…貫通口
21B…凹部
30…軸部材
40…リフタ本体
80…シリンダヘッド
81…ボア

Claims (3)

  1. カムに接触するローラと、
    前記ローラが回転可能に支持される軸部材と、
    対向する壁部間に前記軸部材が架設され、前記カムの回転に伴いリフタボアの内周面を往復摺動するリフタ本体とを備え、
    前記ローラには、このローラの回転に伴う遠心力によって前記リフタボアの内周面へ向けて前記潤滑油を噴出する潤滑油供給部が設けられていることを特徴とするローラリフタ。
  2. 前記潤滑油供給部が、前記ローラの軸方向端部のみに設けられている請求項1記載のローラリフタ。
  3. 前記潤滑油供給部が、前記ローラを放射状に貫通する複数の貫通口で構成されている請求項1又は2記載のローラリフタ。
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