JP2018043820A - ゴミ袋取っ手とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】満杯のゴミ袋に簡単に取り付けることができ、取り付けられた状態で手を汚さずに容易に握ることができ、且つ量産可能なゴミ袋取っ手を安価で提供する。【解決手段】長寸方向両端縁が10cm〜30cmの間隔を開けて互いに向かい合うように、同方向に直交する折り線に沿って180度折り曲げられているとともに、前記間隔に対応する部分の幅が細くなっているテープと、折り曲げられて互いに対向するテープ内面の一方に形成された剥離剤からなる保護層と、他方の内面に形成された粘着剤からなる固着層とを備えることを特徴とするゴミ袋取っ手。【選択図】図1
Description
この発明は、家庭ゴミを入れるゴミ袋を持ちやすくするための取っ手とその製造方法に関する。
ほとんどの自治体において、家庭ゴミは透明ないし半透明の自治体指定のポリ袋に入れられ、指定場所に置かれ、清掃車にて回収される。ゴミ袋には、上端付近に手が入る程度の孔が開けられていて取っ手として利用できるようにしたものと、取っ手機能が付いていないものがある。取っ手がついていないものは、指定場所まで運ぶのに結び目等に指を引っかけなければならず、不便であるし、中のゴミに指が触れた場合にそのまま出勤しようとする住人にとっては不衛生でもある。また、取っ手が付いていたとしても、多くの住人は袋代を節約するために、一つの袋に満杯までゴミを充填したときは、烏や野良猫が漁ることのないように取っ手部分も結ぶ必要がある。従って、いずれにしても口を封じた状態で、満杯のゴミ袋を手の清潔さを保って運搬するのは困難であった。
そこで、例えばゴミ袋の口閉じ具なるものが提案されている(特許文献1)。これは、粘着テープと取っ手テープとからなり、粘着テープの粘着面と反対側の面に取っ手テープが重ねられ、両テープで環状をなすように互いに両端を連続させたものである。そして、未使用状態では粘着面に剥離紙が貼り付けられている。使用時には、剥離紙を剥がし、ゴミが充填されて口が結ばれたゴミ袋の口に口閉じ具の粘着面を貼り付け、取っ手テープを握ることで、ゴミ袋を持ち上げることができる。
しかし、特許文献1に開示された口閉じ具は、粘着テープの一方の面全体に粘着剤が塗布されており、しかも取っ手テープが粘着テープと同じ長さであることから、満杯のゴミ袋の口に粘着面を貼り付けた状態では両テープで囲まれる空間が弓状になって指を入れにくい。また、前記のような口閉じ具を量産するのは非現実的である。
それ故、この発明の課題は、満杯のゴミ袋に簡単に取り付けることができ、取り付けられた状態で手を汚さずに容易に握ることができ、且つ量産可能なゴミ袋取っ手を安価で提供することにある。
それ故、この発明の課題は、満杯のゴミ袋に簡単に取り付けることができ、取り付けられた状態で手を汚さずに容易に握ることができ、且つ量産可能なゴミ袋取っ手を安価で提供することにある。
その課題を解決するために、この発明のゴミ袋取っ手は、所定のテープと、保護層と、固着層とを備えることを特徴とする。テープは、長寸方向両端縁が10cm〜30cmの間隔を開けて互いに向かい合うように、同方向に直交する折り線に沿って180度折り曲げられているとともに、前記間隔に対応する部分の幅が細くなっている。保護層は、剥離剤からなり、折り曲げられて互いに対向するテープ内面の一方に形成されている。固着層は、粘着剤からなり、互いに対向する前記テープ内面の他方に形成されている。保護層も固着層もテープの長寸方向両側に1つずつ形成されており、保護層と固着層のテープ長寸方向の寸法は通常等しいが、保護層が固着層よりも長く形成されていてもよい。
このゴミ袋取っ手によれば、未使用時は、固着層が保護層と合わせられているので、固着層が予定外の所に付くことはない。使用時には、折り曲げ部分を反転させるように固着層から保護層を引き離す。保護層が剥離剤からなるので、容易に引き離すことができる。そして、2つの固着層をゴミ袋の口に適当な間隔を開けて貼り付け、中央の細幅部分を握ることで、ゴミ袋を持ち上げることができる。貼り付ける2つの固着層の間隔を適当にすることで、テープとゴミ袋とで囲まれる空間を手の入れやすい環状にすることができる。
この発明のゴミ袋取っ手を製造する適切な方法は、
第一の面に粘着剤、第二の面に剥離剤が塗布されたテープを準備する工程と、
前記テープの長寸方向中間における10cm〜30cmの長さ部分の両側に両長辺より短寸方向にテープ幅の四分の一長さの切り込みを入れる工程と、
長寸方向両側の切り込みに挟まれる領域D、Dを、第一の面を内側にして長辺に平行な線に沿って180度折り曲げる工程と、
両端縁から距離aの領域Aを、第一の面を内側にして180度折り曲げる工程と、
領域Aが折り曲げられた後に領域Aと重なる領域Bを、第一の面を内側にして180度折り曲げる工程と
を備え、
前記テープの全長をL、前記領域Dの長寸方向寸法をdとするとき、6a+d≧L>4a+dであることを特徴とする。
第一の面に粘着剤、第二の面に剥離剤が塗布されたテープを準備する工程と、
前記テープの長寸方向中間における10cm〜30cmの長さ部分の両側に両長辺より短寸方向にテープ幅の四分の一長さの切り込みを入れる工程と、
長寸方向両側の切り込みに挟まれる領域D、Dを、第一の面を内側にして長辺に平行な線に沿って180度折り曲げる工程と、
両端縁から距離aの領域Aを、第一の面を内側にして180度折り曲げる工程と、
領域Aが折り曲げられた後に領域Aと重なる領域Bを、第一の面を内側にして180度折り曲げる工程と
を備え、
前記テープの全長をL、前記領域Dの長寸方向寸法をdとするとき、6a+d≧L>4a+dであることを特徴とする。
この方法によれば、テープとして市販のガムテープを採用することができる。そして、L>4a+dであることから、領域Aを折り曲げた後も粘着剤が露出する領域Cが存在し、これを固着層として用いることができる。領域Cと対向する領域Bの面に塗布されている剥離剤は、保護層となる。また、6a+d≧Lであることから、領域Bを折り曲げることにより、領域Cの全面が覆われて、未使用時の固着層を確実に保護することができる。
この発明のゴミ袋取っ手は、ゴミ袋に簡単に取り付けることができ、取り付けられた状態で手を汚さずに容易に握ることができ、しかもゴミ袋が満杯のときや、そのまま出勤するときなど、必要なときのみ使用すればよいので、使い勝手がよい。また、このゴミ袋取っ手は、安価であるから、ゴミ袋に取り付けたまま、使い捨てにすることができる。更に、既製のテープから簡単な工程を経て製造されるので、量産可能である。
一つの実施形態のゴミ袋取っ手1は、柔軟なテープ2と、保護層と、固着層とからなり、完成未使用状態で図1(a)及び図2に示すように平面視I字形をなす。テープ2は、長寸方向両端縁が10cm〜30cmの間隔、すなわち前記I字の縦線部に相当する部分の長さを開けて互いに向かい合うように、同方向に直交する折り線に沿って180度折り曲げられている。
保護層は、図1(b)及び図3に折り曲げ部分を反転させて元の展開状態で示すように、折り曲げられて互いに対向するテープ内面の一方の領域Bに剥離剤にて形成されている。固着層は、同じく折り曲げられて互いに対向するテープ内面の他方の領域Cに粘着剤にて形成されている。
ゴミ袋取っ手1は、クラフト紙などを図3に示す平面形状に打ち抜き又は切断し、領域Bに剥離剤、領域Cに粘着剤を塗布することにより、製造可能である。剥離剤と粘着剤との位置関係は逆であってもよく、すなわち領域Bに粘着剤、領域Cに剥離剤が塗布されていても良い。
ゴミ袋取っ手1は、第一の面に粘着剤、第二の面に剥離剤が塗布された市販のガムテープからでも製造可能である。この場合、図4(a)に示すように、テープの長寸方向中間における10cm〜30cmの長さ部分の両側に両長辺より短寸方向にテープ幅の四分の一長さの切り込みpを入れる。
そして、図4(b)に示すように、テープ長寸方向両側の切り込みpに挟まれる領域D、Dを、第一の面を内側にして長辺に平行な線に沿って180度折り曲げる。並行して、両端縁から距離aの領域Aを、第一の面を内側にして180度折り曲げる。この状態が前記製造方法の例における図3の状態に対応する。更に、領域Aが折り曲げられた後に領域Aと重なる領域Bを、第一の面を内側にして180度折り曲げることにより、図4(c)に示すように完成する。
尚、図4の形態では、前記テープの全長をL、前記領域Dの長寸方向寸法をdとするとき、6a+d=Lとなっており、領域Bを折り曲げることにより、領域Cの全面がちょうど領域Bで覆われることとなる。
ゴミ袋取っ手1によれば、未使用時は、固着層が保護層と合わせられているので、固着層が予定外の所に付くことはない。使用時には、領域Bを反転させるように固着層から保護層を引き離し、図1(b)、図3又は図4(b)に示すような展開状態にする。保護層が剥離剤からなるので、容易に引き離すことができる。そして、図5に示すように、2つの固着層をゴミ袋の口に適当な間隔を開けて貼り付け、中央の細幅部分を握ることで、ゴミ袋を持ち上げることができる。貼り付ける2つの固着層の間隔を適当にすることで、テープとゴミ袋とで囲まれる空間を手の入れやすい環状にすることができる。
また、ゴミ袋取っ手1は、嵩張らないので、ゴミ袋に取り付けたままゴミ袋と一緒に回収してもらうことができる。従って、ゴミ袋を所定の置き場に置いた後、手を汚さず且つ余分な荷物を持たずに出勤することができる。集合住宅などのエントランスに至るまでの長い通路でゴミ袋を持ち歩く場合や、集積車の作業員がゴミ袋を持ち上げる場合にも便利である。
1 ゴミ袋取っ手
2 テープ
2 テープ
Claims (2)
- 長寸方向両端縁が10cm〜30cmの間隔を開けて互いに向かい合うように、同方向に直交する折り線に沿って180度折り曲げられているとともに、前記間隔に対応する部分の幅が細くなっているテープと、
折り曲げられて互いに対向するテープ内面の一方に形成された剥離剤からなる保護層と、
他方の内面に形成された粘着剤からなる固着層と
を備えることを特徴とするゴミ袋取っ手。 - 第一の面に粘着剤、第二の面に剥離剤が塗布されたテープを準備する工程と、
前記テープの長寸方向中間における10cm〜30cmの長さ部分の両側に両長辺より短寸方向にテープ幅の四分の一長さの切り込みを入れる工程と、
長寸方向両側の切り込みに挟まれる領域D、Dを、第一の面を内側にして長辺に平行な線に沿って180度折り曲げる工程と、
両端縁から距離aの領域Aを、第一の面を内側にして180度折り曲げる工程と、
領域Aが折り曲げられた後に領域Aと重なる領域Bを、第一の面を内側にして180度折り曲げる工程と
を備え、
前記テープの全長をL、前記領域Dの長寸方向寸法をdとするとき、6a+d≧L>4a+dであることを特徴とするゴミ袋取っ手の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016178131A JP2018043820A (ja) | 2016-09-13 | 2016-09-13 | ゴミ袋取っ手とその製造方法 |
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JP2016178131A JP2018043820A (ja) | 2016-09-13 | 2016-09-13 | ゴミ袋取っ手とその製造方法 |
Publications (1)
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JP2018043820A true JP2018043820A (ja) | 2018-03-22 |
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ID=61694236
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JP2016178131A Pending JP2018043820A (ja) | 2016-09-13 | 2016-09-13 | ゴミ袋取っ手とその製造方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2018043820A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110525830A (zh) * | 2019-09-25 | 2019-12-03 | 温州易的产品设计有限公司 | 一种折叠易展开垃圾袋及其制造工艺 |
-
2016
- 2016-09-13 JP JP2016178131A patent/JP2018043820A/ja active Pending
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