JP2018042228A - 収音装置及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器の外部の音声を収音する装置であって、電子機器内部で発生する雑音を抑圧して収音する収音装置を提供する。【解決手段】音孔114を有する筐体105と、筐体105の内部に配置され、音孔114を介して筐体105の外部からの音圧を受け、第1の音声信号を生成する主マイクロホン111Rと、筐体105の内部であって、主マイクロホン111Rの近傍に配置され、第2の音声信号を生成する参照マイクロホン111Nと、筐体105の内部と主マイクロホン111Rの内部とを遮断する第1の遮断部材408と、筐体105の外部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する第2の遮断部材105と、筐体105の内部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する第3の遮断部材408と、を備えた収音装置。【選択図】図5

Description

本開示は、音を収音する収音装置及びそれを用いた撮像装置に関する。
従来、入力した音声の大きさを適正なレベルに制御する自動レベル制御(ALC:Auto Level Control)機能を有する音声処理装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1は、機器の動作時に雑音を発生する機構部を機器筺体の内部に有し、外部音の収音時に内部雑音の混入を低減するマイクロホン装置を開示する。このマイクロホン装置は、機器筐体の外部から到来する外部音を収音する主マイクロホンと、機器筐体の内部に設けられた雑音参照マイクロホンと、雑音参照マイクロホンの検出信号を入力し、更新されたフィルタ係数を用いて制御音信号を生成する適応フィルタ手段と、主マイクロホンの出力信号から適応フィルタ手段の制御音信号を減算する信号減算手段と、主マイクロホンの出力信号と雑音参照マイクロホンの検出信号のレベルを比較する信号レベル比較手段と、信号レベル比較手段の比較結果と前記信号減算手段の減算結果と雑音参照マイクロホンの検出信号とを入力し、雑音参照マイクロホンの出力レベルが主マイクロホンの出力レベルより大きいとき、信号減算手段の減算結果が最小になるよう適応フィルタ手段のフィルタ係数を更新するフィルタ係数更新制御手段と、を備える。このマイクロホン装置によれば、雑音参照マイクロホンからの信号を適応フィルタ手段に与えて制御音信号を生成し、この制御音信号で雑音をキャンセルするために、外部音の収音時に内部雑音の混入を低減することができる。
特開2000−4494号公報
本開示は、電子機器の外部の音声を収音して音声信号を生成する際に、音声信号に含まれる雑音を低減することを目的とする。
本開示は、筐体と、主マイクロホンと、参照マイクロホンと、第1の遮蔽部材と、第2の遮蔽部材と、第3の遮蔽部材と、を備える収音装置である。筐体は、音孔を有する。主マイクロホンは、筐体の内部に配置され、音孔を介して筐体の外部からの音圧を受け、第1の音声信号を生成する。参照マイクロホンは、筐体の内部であって、主マイクロホンの近傍に配置され、第2の音声信号を生成する。第1の遮蔽部材は、筐体の内部と主マイクロホンの内部とを遮断する。第2の遮蔽部材は、筐体の外部と参照マイクロホンの内部とを遮断する。第3の遮蔽部材は、筐体の内部と参照マイクロホンの内部とを遮断する。
また本開示は、撮像部と、収音装置と、制御部と、を備えた撮像装置である。撮像部は、被写体を撮像して画像信号を生成する。収音装置は、筐体と、主マイクロホンと、参照マイクロホンと、第1の遮蔽部材と、第2の遮蔽部材と、第3の遮蔽部材と、を有する。筐体は、音孔を有する。主マイクロホンは、筐体の内部に配置され、音孔を介して筐体の外部からの音圧を受け、第1の音声信号を生成する。参照マイクロホンは、筐体の内部であって、主マイクロホンの近傍に配置され、第2の音声信号を生成する。第1の遮蔽部材は、筐体の内部と主マイクロホンの内部とを遮断する。第2の遮蔽部材は、筐体の外部と参照マイクロホンの内部とを遮断する。第3の遮蔽部材は、筐体の内部と参照マイクロホンの内部とを遮断する。制御部は、画像信号を、音声信号とともに所定の記録媒体に記録する。
本開示の収音装置によれば、電子機器の外部の音声を収音して音声信号を生成する際に、音声信号に含まれる雑音を低減できる。
図1は、本開示の収音装置を備えた撮像装置の構成を示す図である。 図2Aは、本開示の撮像装置における主マイクロホン及び参照マイクロホンの位置を示す図である。 図2Bは、本開示の撮像装置における主マイクロホン及び参照マイクロホンの位置を示す図である。 図3は、本開示の主マイクロホンの構成を示す斜視図である。 図4は、図3の4−4線における主マイクロホンの断面を模式的に示す図である。 図5は、本開示の主マイクロホン及び参照マイクロホンの配置構成を説明する図である。 図6は、デジタル画像・音声処理部における雑音抑圧機能に関する構成を説明する図である。 図7は、本開示の変形例1における主マイクロホン及び参照マイクの配置構成を示す図である。 図8は、本開示の変形例2における主マイクロホン及び参照マイクの配置構成を示す図である。 図9は、本開示の変形例3における主マイクロホン及び参照マイクの配置構成を示す図である。 図10は、本開示の変形例4における主マイクロホン及び参照マイクの配置構成を示す図である。 図11は、本開示の変形例5における主マイクロホン及び参照マイクの配置構成を示す図である。 図12は、本開示および比較例における参照マイクロホンの配置構成の対比表を示す図である。 図13は、種々の参照マイクロホンの配置構成における雑音レベルの測定結果を示す図である。 図14は、比較例1の撮像装置における主マイクロホン及び参照マイクロホンの位置を示す図である。 図15は、比較例2における主マイクロホン及び参照マイクの配置構成を示す図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、図面を用いて、実施の形態1を説明する。
実施の形態1では、撮像装置の一実施の形態として、音声信号を出力できるデジタルカメラを例に挙げる。このデジタルカメラの仕様は、防塵防滴仕様である。つまりデジタルカメラの構造は、全体として密閉構造になっている。そのため、デジタルカメラの内部で発生した雑音は、外部への逃げ道が少なく、篭り易い。またデジタルカメラの解像度が高くなると、撮影された画像は、手振れによる影響を受けやすい。したがって、デジタルカメラに高性能の手振れ補正機構を搭載することが望ましいが、手振れ補正機構の駆動による雑音が発生しやすくなる。すなわち、防塵防滴仕様で、かつ高解像度のデジタルカメラにおいては、デジタルカメラ内部で雑音がより発生しやすく、さらに雑音が篭り易いという課題がある。実施の形態1では、主マイクロホンで収音された音声信号に含まれる雑音を、参照マイクロホンを用いて抑制できる。
[1−1.構成]
[1−1−1.全体構成]
図1は、本開示に係る収音装置を備えた撮像装置の一実施の形態であるデジタルカメラ100の構成を示す図である。デジタルカメラ100は、被写体を撮像して画像データ(静止画、動画)を生成して記録媒体に記録する。デジタルカメラ100は、カメラボディ102と、カメラボディ102に装着される交換レンズ301とで構成される。デジタルカメラ100は、動画の撮影中、音声も入力し、画像データとともに音声データを記録媒体に記録することができる。
[1−1−2.交換レンズの構成]
交換レンズ301は、フォーカスレンズ310、補正レンズ318およびズームレンズ312を含む光学系を有する。交換レンズ301はさらに、レンズコントローラ320、レンズマウント330、フォーカスレンズ駆動部311、ズームレンズ駆動部313、絞り316、絞り駆動部317、操作リング315、Optical Image Stabilizer:OIS駆動部319、Dynamic Random Access Memory:DRAM321、フラッシュメモリ322等を備えている。
レンズコントローラ320は、交換レンズ301全体の動作を制御する。レンズコントローラ320は、操作リング315のユーザによる操作を受け付けて、ズームレンズ312を駆動させるよう、ズームレンズ駆動部313を制御することができる。レンズコントローラ320は、フォーカスレンズ310、補正レンズ318及び絞り316を駆動させるように、フォーカスレンズ駆動部311、OIS駆動部319、及び絞り駆動部317をそれぞれ制御することができる。
OIS駆動部319は、例えば、マグネットと平板コイルとで構成される駆動機構を備える。OIS駆動部319は、交換レンズ301のぶれを検出するジャイロセンサの検出信号に基づき駆動機構を制御して、交換レンズ301のぶれに応じて光学系の光軸に垂直な面内で補正レンズ318をシフトさせる。これにより、撮像画像中における手振れによるぶれの影響を低減する。
レンズコントローラ320は、DRAM321やフラッシュメモリ322に接続されており、必要に応じてそれらのメモリに情報を書き込んだり、読み出したりすることができる。また、レンズコントローラ320は、レンズマウント330を介して、コントローラ130と通信することができる。尚、レンズコントローラ320は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。
レンズマウント330は、カメラボディ102のボディマウント340と接続され、交換レンズ301およびカメラボディ102を機械的および電気的に接続する。交換レンズ301とカメラボディ102とが接続されると、レンズコントローラ320と、コントローラ130とは通信可能な状態となる。ボディマウント340は、レンズマウント330を介してレンズコントローラ320から受信した信号をカメラボディ102のコントローラ130に送信することができる。
[1−1−3.カメラボディの構成]
カメラボディ102は、Charge Coupled Device:CCDイメージセンサ143およびAFE(アナログ・フロント・エンド)144を含む。
CCDイメージセンサ143は、交換レンズ301を通して形成された被写体像を撮像して画像情報を生成する。なお、画像センサとして他の種類の画像センサ(例えば、Complementary Metal Oxide Semiconductor:CMOSイメージセンサ)を用いてもよい。
AFE144は、CCDイメージセンサ143から読み出した画像情報に対して相関二重サンプリングによる雑音抑圧、アナログゲインコントローラによるA/D変換器の入力レンジ幅への増幅、A/D変換器によるA/D変換を実施する。
カメラボディ102はさらに、音声入力部111およびアナログ音声処理部115を備える。音声入力部111は、左右それぞれの方向からの主音声(記録対象の音声)を別々に収音するために2つの主マイクロホン(主マイクロホン111R、主マイクロホン111L)を含む。なお、実施の形態1では、第1の方向の一例を左方向とし、第2の方向の一例を右方向とする。また第1の主マイクロホンを主マイクロホン111Rとし、第2の主マイクロホンを主マイクロホン111Lとする。
さらに、音声入力部111は、カメラボディ102の内部の雑音の情報を取得する参照マイクロホン111Nを含む。すなわち、参照マイクロホン111Nは、カメラボディ102の振動による雑音及びカメラボディ102内部で発生する種々の雑音の少なくとも一方を入力する。参照マイクロホン111Nにより取得された情報は、主音声に含まれる雑音を抑圧するための信号(雑音成分)を生成するために使用される。
各マイクロホン(主マイクロホン111R、主マイクロホン111L、及び参照マイクロホン111N)は、音声信号を電気信号(アナログ音声信号)に変換する。各マイクロホン(主マイクロホン111R、主マイクロホン111L、及び参照マイクロホン111N)からのアナログ音声信号はアナログ音声処理部115に入力される。
アナログ音声処理部115は、アナログ音声信号に所定の信号処理を施す。アナログ音声処理部115は、処理したアナログ音声信号をA/D変換器によりデジタル音声信号に変換し、デジタル音声信号をデジタル画像・音声処理部120に出力する。アナログ音声処理部115は音声信号処理装置の一例である。アナログ音声処理部115は、アナログ回路を含む電子回路で構成され、1つまたは複数の半導体集積回路で構成される。アナログ音声処理部115は、自動レベル制御(Automatic Level Control:ALC)機能を有する。自動レベル制御機能は、入力したアナログ音声信号のレベルによらず、出力するデジタル音声信号のレベルが予め定められた上限閾値を超えないようにゲインを自動的に調整する機能である。
デジタル画像・音声処理部120は、AFE144から出力された画像情報及びアナログ音声処理部115から出力された音声信号に対して各種の処理を施す。例えば、デジタル画像・音声処理部120は、コントローラ130からの指示に従って、画像情報に対してガンマ補正やホワイトバランス補正、傷補正、符号化処理等を行う。また、デジタル画像・音声処理部120は、コントローラ130からの指示に従って、音声信号に対する各種処理を行う。デジタル画像・音声処理部120は、ハードワイヤードな電子回路で実現してもよいし、プログラムを実行するマイクロコンピュータなどで実現してもよい。デジタル画像・音声処理部120は、コントローラ130などと一体的に1つの半導体チップとして実現してもよい。例えば、デジタル画像・音声処理部120は、CPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field‐Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)等で構成できる。
デジタル画像・音声処理部120は、音声入力部111の出力である音声信号を演算処理して、指向性合成処理や雑音抑圧処理を行う。デジタル画像・音声処理部120を実現する回路は、1つまたは複数の半導体集積回路に集積されてもよい。
表示部190は、デジタルカメラ100の背面に配置される。表示部190は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイで構成することができる。表示部190は、デジタル画像・音声処理部120にて処理された画像情報に基づく画像を表示する。
コントローラ130は、デジタルカメラ100全体の動作を統括制御する。コントローラ130は、ハードワイヤードな電子回路で実現してもよいし、プログラムを実行するマイクロコンピュータなどで実現してもよい。また、コントローラ130は、デジタル画像・音声処理部120などと一体的に1つの半導体チップとして実現してもよい。また、Read Only Memory:ROM170は、コントローラ130の外部に(コントローラ130とは別体として)存在している必要はなく、コントローラ130の内部に組み込まれていてもよい。例えば、コントローラ130は、CPU、FPGA、ASIC、DSP等で構成できる。
ROM170は、コントローラ130が実行するための、オートフォーカス制御(Automatic Focus:AF制御)や自動露出制御(Automatic Exposure:AE制御)、ストロボの発光制御などに関するプログラムの他、デジタルカメラ100全体の動作を統括制御するためのプログラムを格納している。ROM170は、デジタルカメラ100に関する各種条件および設定を記憶する。なお、実施の形態1では、ROM170は、フラッシュROMである。
Random Access Memory:RAM150は、デジタル画像・音声処理部120およびコントローラ130のワークメモリとして機能する。RAM150は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)やフラッシュメモリなどで実現できる。RAM150は、画像情報および音声信号などを記録するための内部メモリとしても機能する。
外部記憶媒体160は、内部にフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶素子を備えたメモリデバイスである。外部記憶媒体160はカメラボディ102に対して着脱可能である。外部記憶媒体160は、コントローラ130の制御にしたがい、デジタル画像・音声処理部120で処理される画像及び音声のデータを記録する。
操作部180は、デジタルカメラ100の外装に配置される操作釦や操作ダイヤルなどの操作インターフェースの総称である。操作部180は、ユーザによる操作を受け付ける。例えば、操作部180は、デジタルカメラ100の上面に設けられたレリーズ釦、電源スイッチ、モードダイヤルや、デジタルカメラ100の背面に設けられた中央釦、十字釦、タッチパネルなどを含む。操作部180は、ユーザによる操作を受け付けると、コントローラ130に種々の動作を指示する信号を通知する。
また、カメラボディ102は、カメラボディ102のぶれに応じてCCD143をシフトさせることで、撮像画像中における、手振れによるぶれの影響を低減する。この機能を実現する構成として、カメラボディ102は、カメラボディ102のぶれに基づきCCD143を移動させるBody Image Stabilizer:BIS駆動部181を備える。BIS駆動部181は、例えば、マグネットと平板コイルとで構成される駆動機構を含む。BIS駆動部181は、ジャイロセンサ及び位置センサからの信号に基づき駆動機構を制御して、カメラボディ102のぶれを相殺するようにCCD143を光軸に垂直な面内でシフトさせる。
[1−1−4.マイクロホンの構成]
主マイクロホン111R、主マイクロホン111L、及び参照マイクロホン111Nは、図2A及び図2Bに示すカメラボディ102の内部に配置されている。カメラボディ102における主マイクロホン111R、主マイクロホン111L、及び参照マイクロホン111Nの位置及び詳細な配置構成については後述する。以下、主マイクロホン111Rの構成について説明する。主マイクロホン111L及び参照マイクロホン111Nの構成は主マイクロホン111Rと同様であるため、説明を省略する。
主マイクロホン111Rの形状は、図3に示すように、円柱形状である。主マイクロホン111Rは、図4に示すように、ケース401と、振動膜402と、振動膜リング403と、スペーサ404と、背極板405と、電極406と、絶縁体407と、プリント基板408と、Field Effect Transistor:FET409と、を備えている。
ケース401は、主マイクロホン111Rの外装部の一部を構成する。ケース401のプリント基板408と反対側の面には、音孔410が形成されている。ケース401の材料は、金属である。ケース401の材料は、特にSUS(Steel Use Stainless)或いはアルミニウム等である。
振動膜402の形状は、円板形状である。振動膜402は、ポリエステルテレフタレート(PET)などの高分子材料からなる厚さ数ミクロン〜数十ミクロン程度の薄膜の表面に、スパッタや蒸着により金やニッケルなどの金属がコーティングされたものである。振動膜402は、ケース401の内部に配置されている。振動膜402は、リング状の振動膜リング403に接着され、太鼓の膜のようにピンと張っている。振動膜リング403の材料は、金属であり、例えばSUSや真鍮である。振動膜402及び振動膜リング403は、ケース401との接触によりケース401と同電位になっている。
スペーサ404の形状はリング状である。スペーサ404の厚みは数ミクロン〜数十ミクロン程度である。スペーサ404の材料はポリイミドのような絶縁性物質である。
背極板405の形状は、円板形状である。背極板405は、SUSや真鍮などの金属製の基材に、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)などのエレクトレット材をコーティングした板である。エレクトレット材とは、電荷を半永久的に保持する高分子材料である。これにより背極板405は電荷を保持する。背極板405は、空気を通すための幾つかの孔を有する。背極板405は、スペーサ404を介し振動膜402と対向する。すなわち背極板405と振動膜402との距離は、スペーサ404の厚みとほぼ同じである。
電極406の形状は、たとえばパイプ形状、すなわち円筒形状である。電極406は、背極板405とプリント基板408との間に配置される。電極406は、背極板405とプリント基板408とを電気的に接続する。
絶縁体407の形状は、たとえばパイプ形状である。絶縁体407は、背極板405及び電極406とケース401との間に配置される。絶縁体407は、背極板405及び電極406がケース401と導通することを防ぐ。
プリント基板408は、主マイクロホン111Rの外装部の一部を構成する。プリント基板408は、電極406を介して背極板405と電気的に接続される。またプリント基板408は、FET409などのチップ部品が面実装される。プリント基板408の外側、すなわち図4の紙面上で下側の面上には、端子を有する。この端子から主マイクロホン111Rの電気出力を取り出すことができる。
なお、ケース401の一端は、プリント基板408の下側に回り込んでかしめられている。すなわちケース401の一端は、プリント基板408とケース401との間に隙間が無いように封をしている。また、このケース401の一端により、ケース401とプリント基板408とは電気的に接続される。
以下、主マイクロホン111R、主マイクロホン111L、及び参照マイクロホン111Nの動作について説明する。
ここで、音は空気の粗密波であり、空気の圧力変動である。音が、音孔410を通過して振動膜402に到来すると、振動膜402は圧力を受ける。その圧力に応じて振動膜402は変位する。つまり、振動膜402と背極板405との距離dが変化する。その変化量をΔdとする。また振動膜402の面積をSとする。さらに背極板405が保持する電荷の量をQとする。対向する振動膜402と背極板405とはコンデンサを形成する。そのコンデンサの容量をC、また、誘電率をεとすると、以下の数式1が成立する。
Figure 2018042228
また、振動膜402と背極板405とがなす電位をVとすると、クーロンの法則より、以下の数式2が成立する。
Figure 2018042228
以上の数式1と数式2から、以下の数式3が成立する。
Figure 2018042228
音により振動膜402が変位して、振動膜402と背極板405との距離がΔd変化したときの電位の変化ΔVは、以下の数式4で表される。
Figure 2018042228
数式4は、音による振動膜402の変位が、電位の変化として取りだせることを示す。
なお、振動膜402と背極板405とで形成されるコンデンサの容量Cは数pF〜十数pFであり、インピーダンスが高い。したがって、プリント基板408に実装されるFET409は、このインピーダンスを変換するために使われる。
[1−1−5.マイクロホンの配置]
図2A及び図2Bは、デジタルカメラ100における主マイクロホン111R、主マイクロホン111L、及び参照マイクロホン111Nの位置を示す図である。主マイクロホン111R、主マイクロホン111L、及び参照マイクロホン111Nは、カメラボディ102の内部すなわちケース105の内側において、カメラボディ102の上部の領域に配置される。主マイクロホン111Rが配置される領域は、点線で表された領域112Rである。主マイクロホン111Lが配置される領域は、領域112Lである。参照マイクロホン111Nが配置される領域は、領域112Nである。
主マイクロホン111Lと主マイクロホン111Rとは、カメラボディ102の長手方向に所定距離(例えば、15mm程度)だけ離して並べて配置される。カメラボディ102の長手方向とは、図2Aの紙面上における左右方向である。
参照マイクロホン111Nは、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lの近傍に配置される。また参照マイクロホン111Nは、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lのそれぞれからの距離が等しくなるような位置に配置される。これにより、1つの参照マイクロホン111Nを用いて、左右のチャンネルの主音声信号に対する雑音抑圧処理が可能となる。具体的には、参照マイクロホン111Nは、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lのそれぞれからの距離が5mm以上50mm以下(例えば、10mm)となる位置に配置される。
図5は、主マイクロホン111Rと参照マイクロホン111Nのカメラボディ102内部での配置構成を説明する図である。図5は、図2Bの5−5線における断面を模式的に示している。なお、図5では主マイクロホン111Rのみ示しているが、主マイクロホン111Lも主マイクロホン111Rと同様に配置されている。
図5に示すように、主マイクロホン111Rは、固定部材であるゴム部材113に外周を覆われている。ゴム部材113の形状は、端面を有する円筒形状である。ゴム部材113の一端であって、端面と反対側は開口し、この一端から主マイクロホン111Rが挿入される。ゴム部材113の他端(端面)は、主マイクロホン111Rのケース401の面を覆う。ゴム部材113の端面は、音孔(開口)113Hを有する。主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lは、ゴム部材113を弾性変形させることにより、ケース105の凹部に圧入され、カメラボディ102の内部に固定される。なお、実施の形態1では、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lは、ケース401の、音孔410を有する面が外側(図5の紙面上における上側)に向き、プリント基板408がカメラボディ102の内側(図5の紙面上における下側)に向くように配置される。
同様に、参照マイクロホン111Nも、カメラボディ102内部において、ゴム部材113によりケース105の凹部の内側に固定される。また参照マイクロホン111Nは、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lと同じ向きに配置される。つまり参照マイクロホン111Nは、ケース401の、音孔410を有する面が外側に向き、プリント基板408がカメラボディ102の内側に向くように配置される。参照マイクロホン111Nと、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lの向きが同じということは、参照マイクロホン111Nと、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lとの収音の向き、すなわち、それぞれの振動膜402が音圧を受ける向きが同じであることを示す。
図2B及び図5に示すように、ケース105において、主マイクロホン111Rが取り付けられる領域112Rでは、ケース105に、音孔114(開口)が設けられている。このケース105の音孔114と、ゴム部材113の音孔113Hと、主マイクロホン111Rの音孔410とを介して、音(空気の振動)による音圧が主マイクロホン111Rの振動膜402に伝達される。同様に、ケース105の領域112Lにも、音孔114が設けられている。この音孔114と、ゴム部材113の音孔113Hと、主マイクロホン111Lの音孔410とを介して、音による音圧が主マイクロホン111Lの振動膜402に伝達される。
なお、実施の形態1では、図2Bに示すように、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lに対してそれぞれ2つの音孔114が設けられているが、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lに対して1つずつ音孔114を設けてもよい。ただし、音孔114の数を複数個とすることにより、一部の音孔114の機能が損なわれた場合に他の音孔114で機能を補完できる。たとえば一部の音孔114がユーザに突かれるなどして欠損した場合や、一部の音孔114が埃や水滴で詰まった場合など、他の音孔114で機能を補完できる。
そして実施の形態1では、図5に示すように、主マイクロホン111Rの内部とケース105の内部の空間とは、主マイクロホン111Rのプリント基板408で遮断されている。すなわち、ケース105の内部の音による音圧は、プリント基板408によって振動膜402へ伝達され難くなっている。同様に、主マイクロホン111Lの内部とケース105の内部とは、主マイクロホン111Lのプリント基板408で遮断されている。このように、実施の形態1では、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lのプリント基板408が本開示の第1の遮蔽部材に相当する。
一方、実施の形態1では、図2B及び図5に示すように、参照マイクロホン111Nが取り付けられる位置に対応する領域112Nにおいて、ケース105に音孔114が設けられていない。すなわち、カメラボディ102の外部から参照マイクロホン111Nの内部への音圧の伝達は、ケース105の一部分105Bにより遮蔽される。すなわち、ケース105の一部分105Bは、カメラボディ102外部から参照マイクロホン111Nへの音圧の伝達を遮蔽する遮蔽部材(第2の遮蔽部材)として機能する。このため、カメラボディ102の外部からは音(空気の振動)は、参照マイクロホン111Nに伝達されない。
そして参照マイクロホン111Nの内部とケース105の内部とは、参照マイクロホン111Nのプリント基板408により遮断される。すなわち実施の形態1では、参照マイクロホン111Nのプリント基板408が、本開示の第3の遮蔽部材に相当する。ここで、カメラボディ102の内部の雑音(振動)は、ケース105及びゴム部材113を伝播するが、ケース105の一部分105Bには音孔114が無いため逃げ場を失い、最終的に参照マイクロホン111Nに伝達されてしまう。そのため、参照マイクロホン111Nは、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lよりもケース105の内部の雑音が伝達されやすくなる。なお、ケース105の一部分105Bに音孔114を設けた場合、本来収音したい外部の音が参照マイクロホン111Nにも入り込み、後段の雑音抑圧部で雑音のみを抑圧するのが困難であると考えられる。
[1−2.収音装置の動作]
デジタルカメラ100のデジタル画像・音声処理部120における音声信号に対する雑音抑圧処理について説明する。デジタル画像・音声処理部120は、参照マイクロホン111Nから入力された信号に基づき雑音抑圧処理を実行する。
主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lは、デジタルカメラ100の外部の主音声を入力し、第1の音声信号としての電気信号(以下「主音声信号」という)に変換する。参照マイクロホン111Nは、デジタルカメラ100の内部の雑音を入力し、第2の音声信号としての電気信号(以下「雑音信号」という)に変換する。
アナログ音声処理部115は、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lから主音声信号を入力し、参照マイクロホン111Nから雑音信号を入力し、所定の処理を施し、デジタル画像・音声処理部120に出力する。デジタル画像・音声処理部120は、雑音信号をフィルタリングして雑音成分を生成し、主音声信号から雑音成分を減算する。これによりデジタル画像・音声処理部120は、雑音が抑圧された音声信号を生成する。
図6は、デジタル画像・音声処理部120における、音声信号に対する雑音抑圧処理を実現するための主要な構成を示す図である。図6では、説明の便宜上、左右にある2つの主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lのうちの一方のマイクロホン(主マイクロホン111L)からの音声信号に対する構成を示している。すなわち、デジタル画像・音声処理部120は、各チャンネルについて、図6に示す構成を有する。以下では、一方のチャンネルのマイクロホン(主マイクロホン111L)からの音声信号に対する雑音抑圧に関する構成、動作について説明するが、他方のチャンネルのマイクロホン(主マイクロホン111R)についても同様である。
デジタル画像・音声処理部120は、適応フィルタ117aと、係数設定部117bと、減算器117cとを備える。
係数設定部117bは、雑音信号等にしたがい、適応フィルタ117aのフィルタ係数を設定する。適応フィルタ117aは、係数設定部117bにより設定されたフィルタ係数にしたがい、参照マイクロホン111Nからの出力信号(雑音信号)をフィルタリングし、主マイクロホン111Lで収音された音声信号(主音声信号)に含まれると推定される雑音成分を生成する。減算器117cは、主マイクロホン111Lで収音された音声信号(主音声信号)から、適応フィルタ117aから出力された雑音成分を減算する。これにより雑音が抑圧された音声信号が生成される。
図6において、デジタル画像・音声処理部120における雑音抑圧機能に関する伝達関数を次のように定義する。主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lで入力する主音声信号をS(ω,t)、参照マイクロホン111Nで入力する雑音信号をN(ω,t)とする。雑音信号には、カメラボディ102内で生成される種々の雑音による信号が含まれる。例えば、雑音信号が示す雑音には、BIS駆動部181がCCD143を駆動する際の駆動機構の駆動音が含まれる。
主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lにおける主音声信号S(ω,t)に対する伝達関数をHSM(ω,t)とする。主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lにおける雑音信号N(ω,t)に対する伝達関数をHNM(ω,t)とする。参照マイクロホン111Nにおける雑音信号N(ω,t)に対する伝達関数をHNR(ω,t)とする。このように定義した場合、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lの出力信号M(ω,t)及び参照マイクロホン111Nの出力信号R(ω,t)はそれぞれ次の数式(5)及び数式(6)で得られる。
M(ω,t)=HSM(ω,t)・S(ω,t)+HNM(ω,t)・N(ω,t)・・・(式5)
R(ω,t)=HNR(ω,t)・N(ω,t)・・・(式6)
ここで、参照マイクロホン111Nの出力信号R(ω,t)に含まれる主音声信号に対する信号成分は無視できるほど小さいとしている。
主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lの出力信号M(ω,t)において、雑音成分はHNM(ω,t)・N(ω,t)である。よって、この雑音成分はHNM(ω,t)・N(ω,t)を推定し、出力信号M(ω,t)から減算することで、雑音を抑圧した音声信号を得ることができる。
このため、デジタル画像・音声処理部120において、係数設定部117bは、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lの出力信号M(ω,t)と、参照マイクロホン111Nの出力信号R(ω,t)とを入力し、それらを比較して、雑音成分を推定し、推定した雑音成分(HENM(ω,t)・N(ω,t))にしたがい適応フィルタ117aのフィルタ係数を設定する。適応フィルタ117aは、出力信号R(ω,t)から、雑音成分(HENM(ω,t)・N(ω,t))を生成し、出力する。減算器117cは、出力信号M(ω,t)から、適応フィルタ117aの出力信号(HENM(ω,t)・N(ω,t))を減算する。これにより、アナログ音声処理部115から雑音が抑圧された音声信号が出力される。
[1−3.マイクロホンの配置の変形例]
実施の形態1では、図5に示すように参照マイクロホン111Nを配置したが、その他種々の配置構成が挙げられる。以下、実施の形態1の変形例について、図7〜図11を用いて説明する。図12は、図5に示す実施の形態1及び以下の変形例で示す参照マイクロホンの配置構成の対比表を示す図である。なお、以下の変形例において、主マイクロホン111R(主マイクロホン111L)の配置構成については、図5と同様であるため、説明を省略する。
(変形例1)
変形例1では、図7に示すように、参照マイクロホン111Nを固定するためのゴム部材113は音孔113Hを有していない。また図7の紙面上において、参照マイクロホン111Nの上方では、ケース105に音孔114が形成されている。この場合、ゴム部材113の一部分113Bが、ケース105の外部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する。そして参照マイクロホン111Nのプリント基板408は、ケース105の内部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する。
すなわち変形例1では、ゴム部材113が第2の遮蔽部材に相当し、プリント基板408が第3の遮蔽部材に相当する。
この配置構成によれば、ケース105に音孔114が形成されていても、実施の形態1と同様に雑音成分を抑制できる。
(変形例2)
変形例2では、図8に示すように、参照マイクロホン111Nを固定するためのゴム部材113は音孔113Hを有していない。さらに参照マイクロホン111Nの上方では、ケース105に音孔114が形成されていない。この場合、ケース105及びゴム部材113が、ケース105の外部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する。そして参照マイクロホン111Nのプリント基板408は、ケース105の内部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する。
すなわち変形例2では、ケース105及びゴム部材113が第2の遮蔽部材に相当し、プリント基板408が第3の遮蔽部材に相当する。
(変形例3)
変形例3では、図9に示すように、参照マイクロホン111Nを、主マイクロホン111Rと180度異なる向きに配置している。すなわちケース105の直下には、参照マイクロホン111Nのプリント基板408が配置される。また変形例3では、参照マイクロホン111Nを固定するゴム部材113には音孔113Hが形成されていない。さらに参照マイクロホン111Nの上方では、ケース105に音孔114が形成されていない。この場合、ケース105及びプリント基板408が、ケース105の外部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する。そしてゴム部材113は、ケース105の内部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する。
すなわち変形例3では、ケース105及びプリント基板408が第2の遮蔽部材に相当し、ゴム部材113が第3の遮蔽部材に相当する。
(変形例4)
変形例4では、図10に示すように、参照マイクロホン111Nを、主マイクロホン111Rと180度異なる向きに配置している。すなわちケース105の直下には、参照マイクロホン111Nのプリント基板408が配置される。また変形例4では、参照マイクロホン111Nを固定するゴム部材113には音孔113Hが形成されていない。参照マイクロホン111Nの上方では、ケース105に音孔114が形成されている。この場合、プリント基板408が、ケース105の外部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する。そしてゴム部材113は、ケース105の内部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する。
すなわち変形例4では、プリント基板408が第2の遮蔽部材に相当し、ゴム部材113が第3の遮蔽部材に相当する。
(変形例5)
変形例5では、図11に示すように、参照マイクロホン111Nを、主マイクロホン111Rと90度異なる向きに配置している。また変形例5では、ゴム部材113には音孔113Hが形成されている。さらに参照マイクロホン111Nの上方では、ケース105に音孔114が形成されていない。この場合、ケース105、ゴム部材113、及び参照マイクロホン111Nのケース401が、ケース105の外部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する。そしてゴム部材113及び参照マイクロホン111Nのケース401は、ケース105の内部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する。
すなわち変形例4では、ケース105、ゴム部材113、及び参照マイクロホン111Nのケース401が第2の遮蔽部材に相当し、ゴム部材113及び参照マイクロホン111Nのケース401が第3の遮蔽部材に相当する。
[1−4.実験結果]
図13は、種々の参照マイクロホン111Nの配置構成における雑音レベルの測定結果を示す図である。図13の横軸は、収音装置で収音された音声信号の周波数(Hz)を示し、縦軸はその音声信号のレベル(dB)を示す。
図13において、二点鎖線で示す曲線Sは、デジタル画像・音声処理部120で上述の雑音抑制処理を施さなかった場合の、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lで収音された音声信号の波形を示す。
図13において、実線で示す曲線(実施の形態1)は、実施の形態1として図5に示すように主マイクロホン111R(主マイクロホン111L)及び参照マイクロホン111Nが配置された収音装置から出力された音声信号の波形を示す。
図13において、点線で示す曲線(変形例4)は、変形例4として図10に示すように主マイクロホン111R(主マイクロホン111L)及び参照マイクロホン111Nが配置された収音装置から出力された音声信号の波形を示す。
図13において、鎖線で示す曲線(比較例1)は、参照マイクロホン111Nを、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lから離間して配置した場合の、収音装置から出力された音声信号の波形を示す。比較例1では、図14に示すように、主マイクロホン111Rと主マイクロホン111Lの間隔は、実施の形態1と同様に15mmである。しかし比較例1では、実施の形態1と異なり、参照マイクロホン111Nを、雑音源の近傍に配置している。具体的には、図14に示すように、参照マイクロホン111Nを、カメラボディ102内部において、雑音源であるBIS駆動部181の近傍の領域112Pに配置した。
図13において、一点鎖線で示す曲線(比較例2)は、参照マイクロホン111Nを、図15に示すように配置した場合の、収音装置から出力された音声信号の波形を示す。比較例2では、図15に示すように、参照マイクロホン111Nを、主マイクロホン111Rと180度異なる向きに配置している。また比較例2では、ゴム部材113には音孔113Hが形成されている。さらに参照マイクロホン111Nの上方では、ケース105に音孔114が形成されていない。この場合、ケース105及び参照マイクロホン111Nのプリント基板408が、ケース105の外部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する。そしてゴム部材113には音孔113Hがあるため、ケース105の内部と参照マイクロホン111Nの内部とは連通し、遮断されない。
すなわち比較例2では、ケース105及び参照マイクロホン111Nのプリント基板408が第2の遮蔽部材に相当するが、第3の遮蔽部材に相当する部材を有さない。なお、図12には、比較例2における参照マイクロホンの配置構成についても記載している。
図13に示す結果から、比較例1と実施の形態1とを比較すると、実施の形態1のように参照マイクロホン111Nを主マイクロホン111L及び主マイクロホン111Rの近傍位置112Nに配置した場合(実施の形態1)の方が、参照マイクロホン111Nを雑音源の近傍位置の領域112Pに配置した場合(比較例1)よりも、より高い雑音抑圧効果が得られることが分かる。
また、図13において、比較例2と実施の形態1とを比較すると、参照マイクロホン111Nを主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lの近傍位置の領域112Nに配置し、かつ参照マイクロホン111Nに対し、第2の遮蔽部材及び第3の遮蔽部材を配置することにより、より高い雑音抑圧効果が得られることが分かる。
また図13において、変形例4と実施の形態1とを比較すると、いずれも高い雑音抑制効果を得られることが分かる。したがって、第2の遮蔽部材及び第3の遮蔽部材をいずれの構成要素で実現しても、同様の雑音抑制効果を得られることが分かる。
[1−5.効果等]
実施の形態1のデジタルカメラ100(撮像装置の一例)は収音装置を備える。その収音装置は、音孔114を有するケース105(筐体)と、ケース105の内部に配置され、音孔114を介してケース105の外部からの音圧を受け、第1の音声信号を生成する主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lと、ケース105の内部であって、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lの近傍に配置され、第2の音声信号を生成する参照マイクロホン111Nと、ケース105の内部と主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lの内部とを遮断する第1の遮断部材と、ケース105の外部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する第2の遮断部材と、ケース105の内部と参照マイクロホン111Nの内部とを遮断する第3の遮断部材と、を備える。これにより実施の形態1では、雑音を抑制できる。
実施の形態1の主マイクロホンは、第1の方向からの音声を入力する第1の主マイクロホン(例えば主マイクロホン111R)と、第1の方向と異なる第2の方向からの音声を入力する第2の主マイクロホン(例えば主マイクロホン111L)とを含む。これにより実施の形態1では、より多方向からの音声を収音できる。
実施の形態1の参照マイクロホン111Nと第1の主マイクロホン(例えば主マイクロホン111R)との距離と、参照マイクロホン111Nと第2の主マイクロホン(例えば主マイクロホン111L)との距離は等しい。これにより実施の形態1では、いずれの主マイクロホンからの音声信号に対しても、雑音成分を抑制できる。
実施の形態1では、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lをケース105に固定するゴム部材113と、参照マイクロホン111Nをケース105に固定するゴム部材113とが同じであってもよい。これにより実施の形態1で用いる部材の汎用性が広がる。
また実施の形態1では、図5に示すように、第2の遮蔽部材の少なくとも一部はケース105であり、第3の遮蔽部材の少なくとも一部は参照マイクロホン111Nの外装部(プリント基板408)である。主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lと参照マイクロホン111Nとの向きを同じにしたい場合や、音孔113Hのあるゴム部材113を用いたい場合に有効な配置構成となる。
その他、図10に示すように、第2の遮蔽部材の少なくとも一部は参照マイクロホン111Nの外装部(プリント基板408)であり、第3の遮蔽部材の少なくとも一部は参照マイクロホン111Nをケース105に固定するゴム部材113としてもよい。この場合は、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lと参照マイクロホン111Nとの向きを逆にしたい場合や、音孔114のあるケース105を用いたい場合に有効な配置構成となる。その他マイクロホンの向きはケース105、ゴム部材113の構成等によって、変形例1〜変形例5に挙げるような配置構成を選択できる。また変形例1〜変形例5はあくまで一例であり、これら以外の配置構成であっても、第2の遮蔽部材及び第3の遮蔽部材を配置することによって、効果的に雑音を抑制できる。第2の遮蔽部材及び第3の遮蔽部材を、ケース105、ゴム部材113、ケース401、プリント基板408のいずれかで構成してもよく、その他別途配置された部材で構成してもよい。
実施の形態1の収音装置は、参照マイクロホン111Nからの音声信号に基づき雑音成分を求め、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lからの主音声信号から雑音成分を減算する音声処理部をさらに備えている。これにより収音装置自体で、雑音成分を抑制できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
上記の実施の形態1では、図2A及び図2Bに示すように、参照マイクロホン111Nを、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lよりもカメラの前方側(被写体側)に配置しているが、参照マイクロホン111Nを、主マイクロホン111R及び主マイクロホン111Lよりもカメラの背面側に配置してもよい。また、主マイクロホン111R、主マイクロホン111L、及び参照マイクロホン111Nをデジタルカメラ100(電子機器の一例)の上部に配置したが、これらのマイクロホンの位置はそれに限定されない。例えば、主マイクロホン111R、主マイクロホン111L、及び参照マイクロホン111Nを、デジタルカメラ100の側面や前面に配置してもよい。
また上記実施の形態では、主マイクロホン111R、主マイクロホン111L、及び参照マイクロホン111Nを、ゴム部材113を介してケース105の凹部に固定したが、他の手段によりケース105に固定してもよい。例えばケース105に凹部が無い場合は、ゴム部材113のみによってケース105に固定してもよい。さらに固定部材はゴム部材113に限られない。例えば固定部材113の材料としては、樹脂やスポンジ等でもよい。
上記の実施の形態では、主マイクロホンで生成した主音声信号における雑音を、参照マイクロホンで生成した雑音信号を用いて抑圧する雑音抑圧処理として、図6を用いて説明した。しかし雑音抑圧処理は、これに限定されず、公知の種々の手法を適用することができる。
上記の実施の形態では、本開示の収音装置を交換レンズ式のデジタルカメラに適用した例を説明したが、本開示の収音装置をレンズとボディが一体型のデジタルカメラに適用することもできる。
上記の実施の形態では、本開示の収音装置を、デジタルカメラに適用した例を説明したが、本開示の収音装置の構成は他の電子機器に適用することもできる。例えば、本開示の収音装置の構成を、音声を入力する他の電子機器(ビデオカメラ、ICレコーダ等)に適用することもできる。本開示の収音装置の構成は、特に、電子機器の内部に雑音源を有する電子機器に有用である。また防塵防滴仕様の電子機器に特に有用である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示の収音装置は、入力した音声信号から雑音成分を除去することで雑音を抑圧した音声信号を生成でき、音声を電気信号に変換して入力する電子機器(ビデオカメラ、ICレコーダ等)に適用でき、特に内部に雑音源を有する電子機器に有用である。
100 デジタルカメラ(撮像装置)
102 カメラボディ
105 ケース(筐体)
105B 一部分
111 音声入力部
111R,111L 主マイクロホン
111N 参照マイクロホン
112R,112L,112N,112P 領域
113 ゴム部材(固定部材)
113B 一部分
113H 音孔
114 音孔
115 アナログ音声処理部
117a 適応フィルタ
117b 係数設定部
117c 減算器
120 デジタル画像・音声処理部
130 コントローラ
143 CCDイメージセンサ
160 外部記憶媒体
180 操作部
181 BIS駆動部
301 交換レンズ
319 OIS駆動部
401 ケース(外装部)
402 振動膜
403 振動膜リング
404 スペーサ
405 背極板
406 電極
407 絶縁体
408 プリント基板(外装部)
409 FET
410 音孔

Claims (10)

  1. 音孔を有する筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、前記音孔を介して前記筐体の外部からの音圧を受け、第1の音声信号を生成する主マイクロホンと、
    前記筐体の前記内部であって、前記主マイクロホンの近傍に配置され、第2の音声信号を生成する参照マイクロホンと、
    前記筐体の前記内部と前記主マイクロホンの内部とを遮断する第1の遮断部材と、
    前記筐体の前記外部と前記参照マイクロホンの内部とを遮断する第2の遮断部材と、
    前記筐体の前記内部と前記参照マイクロホンの前記内部とを遮断する第3の遮断部材と、
    を備えた、収音装置。
  2. 前記主マイクロホンは、第1の方向からの音声を入力する第1の主マイクロホンと、前記第1の方向と異なる第2の方向からの音声を入力する第2の主マイクロホンとを含む、請求項1記載の収音装置。
  3. 前記参照マイクロホンと前記第1の主マイクロホンとの距離と、前記参照マイクロホンと前記第2の主マイクロホンとの距離は等しい、請求項2記載の収音装置。
  4. 前記主マイクロホンを前記筐体に固定する固定部材と、前記参照マイクロホンを前記筐体に固定する固定部材とは同じである、請求項1記載の収音装置。
  5. 前記第2の遮蔽部材の少なくとも一部は前記筐体であり、前記第3の遮蔽部材の少なくとも一部は前記参照マイクロホンの外装部である、請求項1記載の収音装置。
  6. 前記第2の遮蔽部材の少なくとも一部は前記参照マイクロホンの外装部であり、前記第3の遮蔽部材の少なくとも一部は前記参照マイクロホンを前記筐体に固定する固定部材である、請求項1記載の収音装置。
  7. 前記第2の音声信号に基づき雑音成分を求め、前記第1の音声信号から前記雑音成分を減算する音声処理部をさらに備えた、請求項1記載の収音装置。
  8. 被写体を撮像して画像信号を生成する撮像部と、
    音声を入力し、音声信号を生成する、請求項1から請求項7のいずれか一つに記載の収音装置と、
    前記画像信号を、前記音声信号とともに所定の記録媒体に記録する制御部と、
    を備えた撮像装置。
  9. 前記撮像装置は、防塵防滴仕様の密閉構造である、請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記撮像装置は、手振れ補正機構を有する、請求項8に記載の撮像装置。
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