JP2018041469A - 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理の設定に関する操作をユーザが容易に行えるようにする技術を提供する。
【解決手段】本発明の一側面に係る画像処理装置は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理、及び、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理、の少なくとも一方に関する画像処理を制御する制御部と、前記画像処理の動作に関する操作を受け付けるための操作ボタンを表示して、前記画像処理の操作をユーザから受け付ける、複数点のタッチを検出可能な操作部と、を備え、前記制御部は、前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、前記画像処理の動作が異なる複数の動作モードのうち、識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像処理を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラムに関する。
マルチポイント感知デバイスから読み取った、当該マルチポイント感知デバイスに関連するタッチ入力に属するデータに基いて、少なくとも1つのマルチポイントジェスチャを識別する技術がある(特許文献1)。このようなユーザインタフェースは、多機能化した情報処理装置において操作性を高めるために有用である。
特開2010−170573号公報
一方、画像形成装置、原稿読取装置、複合機等で実行される画像読取処理及び画像形成処理の多機能化が進んでいる。それに伴って、これらに関する画像処理において、例えば、カラー印刷、集約印刷、読取解像度等、ユーザが設定の変更のできる項目が増えてきている。
当該項目の設定を変更する場合、ユーザは、項目毎に設定画面を呼び出し、所望する設定値を指定する操作を行っていた。そのため、設定対象の項目が増えるにしたがって、操作に手間がかかるようになり、画像処理の設定に関する操作が複雑になってきているという問題点があった。
本発明は、一側面では、このような点を考慮してなされたものであり、画像処理の設定に関する操作をユーザが容易に行えるようにする技術を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係る画像処理装置は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理、及び、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理、の少なくとも一方に関する画像処理を制御する制御部と、前記画像処理の動作に関する操作を受け付けるための操作ボタンを表示して、前記画像処理の操作をユーザから受け付ける、複数点のタッチを検出可能な操作部と、を備え、前記制御部は、前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、前記画像処理の動作が異なる複数の動作モードのうち、識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像処理を実行する。
本発明の一側面に係る画像処理装置では、複数点のタッチを検出可能な操作部が利用されて、画像読取処理及び画像形成処理の少なくとも一方に関する画像処理の操作が行われる。上記構成によれば、当該画像処理の操作において、操作ボタンの表示領域内のタッチ点数が識別される。そして、識別されたタッチ点数に応じて、実行される画像処理の動作モードが決定される。
したがって、上記構成によれば、複数回の操作を行わなくても、タッチ点数に応じて動作モードが指定できるようになるため、画像処理の設定に関する操作をユーザは容易に行
うことが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置では、前記操作ボタンは、タッチ点数と、該タッチ点数に対応する前記画像処理とが前記ユーザに認識できるよう表示されるため、前記ユーザは所望の画像処理を実行するためのタッチ操作を容易に認識することが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記操作部は、前記操作ボタンとして、前記画像処理の実行を開始するためのスタートボタンを表示してもよい。そして、前記制御部は、前記スタートボタンの操作を検知すると、前記スタートボタンの表示領域内のタッチ点数を識別して、識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像処理の実行を開始してもよい。当該構成によれば、画像処理の実行の開始を指示するとともに、画像処理の動作モードを指定できるようになるため、当該画像処理の実行までにかかる操作回数を低減することが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記制御部が制御する前記画像処理は、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理を含んでもよい。そして、前記制御部は、前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、前記画像形成処理の設定が異なる複数の動作モードのうち、識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像形成処理を実行してもよい。当該構成によれば、画像形成処理の設定に関する操作をユーザは容易に行うことが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記複数の動作モードの間で異なる前記画像形成処理の設定は、前記用紙上に形成する画像の色を定めるカラー印刷設定に関し、前記制御部は、識別した前記タッチ点数に応じたカラー印刷設定での画像形成処理を実行してもよい。当該構成によれば、画像形成処理の設定のうちカラー印刷設定に関する操作をユーザは容易に行うことが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記複数の動作モードの間で異なる前記画像形成処理の設定は、1枚の用紙に集約して印刷するページの枚数を定める集約印刷設定に関し、前記制御部は、識別した前記タッチ点数に応じた集約印刷設定での画像形成処理を実行してもよい。当該構成によれば、画像形成処理の設定のうち集約印刷設定に関する操作をユーザは容易に行うことが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記複数の動作モードの間で異なる前記画像形成処理の設定は、両面印刷の設定に関し、前記制御部は、識別した前記タッチ点数に応じた両面印刷の設定での画像形成処理を実行してもよい。当該構成によれば、画像形成処理の設定のうち両面印刷の設定に関する操作をユーザは容易に行うことが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記制御部が制御する前記画像処理は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理を含み、前記制御部は、前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、前記画像読取処理の設定が異なる複数の動作モードのうち、識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像読取処理を実行してもよい。当該構成によれば、画像読取処理の設定に関する操作をユーザは容易に行うことが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記複数の動作モードで異なる前記画像読取処理の設定は、前記原稿をカラーで読み取るか又はモノクロで読み取るかを定めるカラー読取設定に関し、前記制御部は、識別した前記タッチ点数に応じたカラー読取設定での画像読取処理を実行してもよい。当該構成によれば、画像読取処理の設定の
うちカラー読取設定に関する操作をユーザは容易に行うことが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記複数の動作モードで異なる前記画像読取処理の設定は、前記原稿を読み取る際の読取解像度の設定に関し、前記制御部は、識別した前記タッチ点数に応じた読取解像度の設定での画像読取処理を実行してもよい。当該構成によれば、画像読取処理の設定のうち読取解像度の設定に関する操作をユーザは容易に行うことが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記複数の動作モードで異なる前記画像読取処理の設定は、前記原稿を読み取って生成する画像データのフォーマットの設定に関し、前記制御部は、識別した前記タッチ点数に応じたフォーマットの設定での画像読取処理を実行してもよい。当該構成によれば、画像読取処理の設定のうちフォーマットの設定に関する操作をユーザは容易に行うことが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記制御部が制御する前記画像処理は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理と、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理と、を含み、前記制御部は、前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、識別したタッチ点数に応じて、前記画像読取処理に基づく前記原稿の読み取り、及び、前記画像形成処理に基づく前記用紙上での画像の形成、のいずれか一方を実行してもよい。当該構成によれば、実行する画像処理の選択に関する操作をユーザは容易に行うことが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記制御部は、前記操作部を操作するための操作子によるタッチが離れた時のタッチ点数に応じた動作モードでの画像処理を実行してもよい。なお、当該操作子は、例えば、ユーザの指、タッチペン等である。当該構成によれば、操作子によるタッチが離れた時に動作モードが決定されるため、当該操作子によるタッチを離すまでは指定する動作モードを変更できるようになり、画像処理の設定の誤操作を防止することが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記操作子によるタッチが継続している間、前記制御部は、前記タッチ点数に応じた動作モードの内容を表示してもよい。当該構成によれば、操作子によるタッチが継続している間、タッチ点数に応じた動作モードの内容が表示される。そのため、タッチにより指定している画像処理の設定が所望する設定であるか否かをユーザは確認することができるようになり、画像処理の設定の誤操作を防止することが可能になる。
また、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、前記制御部は、前記動作モードの内容を、前記操作子によりタッチしている操作ボタンの近傍に表示してもよい。操作子により操作ボタンを操作している間、ユーザの注意は、当該操作している操作ボタン周辺にある。そのため、当該操作している操作ボタンの近傍に動作モードの内容を表示することで、必要以上にユーザの注意をそらすことなく、画像処理の設定をユーザに確認させることが可能になる。なお、操作ボタンの近傍は適宜設定されてよく、例えば、ユーザが操作ボタンから視線を外すことなく、表示されている内容を確認できる範囲が、操作ボタンの近傍の範囲として、設定されてよい。
なお、上記一側面に係る画像処理装置の別の形態として、以上の各構成を実現する画像処理システムであってもよいし、画像処理方法であってもよいし、プログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータその他装置、機械等が読み取り可能な記録媒体であってもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的、又は、化学的作用によって蓄
積する媒体である。また、画像処理システムは、1又は複数の画像処理装置によって実現されてもよい。
例えば、本発明の一側面に係る画像処理方法は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理、及び、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理、の少なくとも一方に関する画像処理を制御するコンピュータが、前記画像処理の動作に関する操作を受け付けるための操作ボタンを表示して、前記画像処理の操作をユーザから受け付けるステップと、前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、前記画像処理の動作が異なる複数の動作モードのうち、識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像処理を実行するステップと、を実行する画像処理方法である。
例えば、本発明の一側面に係るプログラムは、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理、及び、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理、の少なくとも一方に関する画像処理を制御するコンピュータに、前記画像処理の動作に関する操作を受け付けるための操作ボタンを表示して、前記画像処理の操作をユーザから受け付けるステップと、前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、前記画像処理の動作が異なる複数の動作モードのうち、識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像処理を実行するステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、画像処理の設定に関する操作をユーザが容易に行えるようになる。
図1Aは、比較対象に係る画像処理装置の操作画面を例示する。 図1Bは、比較対象に係る画像処理装置の操作画面を例示する。 図2は、実施の形態に係る画像処理装置の操作画面を例示する。 図3は、実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を例示する。 図4は、実施の形態に係る画像処理装置の処理手順を例示する。 図5は、他の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を例示する。 図6は、他の形態に係る画像処理装置の操作画面を例示する。 図7は、他の形態に係る画像処理装置の操作画面を例示する。 図8は、他の形態に係る画像処理装置の操作画面を例示する。 図9は、他の形態に係る画像処理装置の操作画面を例示する。 図10は、他の形態に係る画像処理装置の操作画面を例示する。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
なお、本実施形態において登場するデータを自然言語により説明しているが、より具体的には、コンピュータが認識可能な疑似言語、コマンド、パラメタ、マシン語等で指定される。
以下では、まず、比較対象と比較しつつ、本実施形態の適用例を説明し、その後に、本実施形態を具体的に説明する。
§1 適用場面例
図1A、図1B、及び図2を用いて、本発明が適用される場面の一例を説明する。図1A及び1Bは、本実施形態の比較対象に係る画像処理装置の操作画面を例示する。また、図2は、本実施形態に係る画像処理の操作画面を例示する。
本実施形態では、画像処理装置として、例えば、複合機等の、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理を実行する機構と、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理を実行する機構と、を備える装置が想定されている。ただし、本実施形態に係る画像処理装置は、これらの機構を備える装置に限定されず、これらの機構を備える装置を制御するユーザ端末等の装置であってもよい。
このような画像処理装置では、異なる動作モードでの画像処理が可能である。例えば、当該画像処理装置では、画像読取処理及び画像形成処理に基づく、原稿のコピー、スキャン等の異なる種類の画像処理を実行することができる。また、当該画像処理装置では、用紙上に形成する画像の色を変更したり、1枚の用紙に集約して印刷するページの枚数を変更したり、等、画像処理の実行態様を変更することができる。
当該画像処理装置は、例えば、ユーザインタフェースとして、タッチパネル等の操作部を備えている。ユーザは、所望する動作モードでの画像処理を実行するために、当該操作部を利用して、実行する画像処理の選択、画像処理の実行態様の変更等の画像処理の設定に関する操作を行う。
まず、比較対象である図1A及び1Bで例示される操作画面について説明する。なお、図1A及び図2は、画像処理の設定の際にタッチパネル等に表示される操作画面を例示する。具体的には、図1A及び図2は、原稿をコピーする際に表示される操作画面を例示する。
図1Aで例示される比較対象の操作画面では、ユーザは、操作領域51に表示された操作ボタンを操作して、印刷枚数を設定する。また、ユーザは、操作領域50に表示された、カラー印刷(図中の「カラーモード」)、両面印刷(図中の「両面コピー」)、等の設定項目に対応する操作ボタンを操作して、各設定項目の設定値(図中の「フルカラー」等)を指定するための設定画面を呼び出す。
図1Bは、カラー印刷の設定項目に対応する設定画面が呼び出された場面を例示する。ユーザは、当該各設定項目に対応する設定画面において、所望する設定値を指定することで、当該各設定項目に関するコピーの実行態様を決定する。例えば、ユーザは、白黒印刷を行う場合、図1Bで例示される設定画面において、「白黒」を選択することで、カラー印刷の設定値(「白黒」)を指定する。
そして、ユーザは、操作領域52に表示された操作ボタン(スタートボタン)を操作することで、各設定項目において指定された設定値で特定される動作モードでのコピーを実行する。
一方、図2で例示される本実施形態における操作画面では、ユーザは、操作領域53に表示された操作ボタン(スタートボタン)を操作する際のタッチ点数により、カラー印刷の設定値を指定することができる。具体的には、本実施形態に係る画像処理装置が備える操作部は、複数点のタッチを検出することができる。そして、本実施形態に画像処理装置は、操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、画像処理の動作が異なる複数の動作モードのうち、識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像処理を実行する。例えば、図2で例示される操作画面では、ユーザが1点のタッチでスタートボタンを押下した場合には、白黒印刷の動作モードでの画像処理が実行される。また、ユーザが2点のタッチ
でスタートボタンを押下した場合には、フルカラー印刷の動作モードでの画像処理が実行される。
このように、本実施形態によれば、画像読取処理及び画像形成処理の少なくとも一方に関する画像処理の操作において、操作ボタンの表示領域内のタッチ点数によって、実行される画像処理の動作モードを指定することが可能になる。したがって、本実施形態によれば、複数回の操作を行わなくても、タッチ点数に応じて動作モードが指定できるようになるため、画像処理の設定に関する操作をユーザは容易に行うことが可能になる。
なお、図2で例示される操作画面では、操作ボタンのタッチ点数に基づいてカラー印刷設定を指定する場面が例示されている。しかしながら、操作ボタンのタッチ点数に基づいて設定できる内容は、当該カラー印刷の内容に限定される訳ではなく、実施の形態に応じて、適宜、定められてよい。つまり、タッチ点数により指定される動作モードの内容は、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。
また、図2では、1点のタッチが白黒印刷に対応付けられ、2点のタッチがフルカラー印刷に対応付けられている。しかしながら、タッチ点数と動作モードの内容との対応関係は、このような例に限定されず、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。詳細は、後述する。
§2 構成例
図3は、本実施形態に係る画像処理装置1のハードウェア構成を例示する。画像処理装置1は、図2に例示されるように、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む制御部11、制御部11で実
行するプログラム等を記憶する記憶部12、ユーザが当該画像処理装置1を操作するための操作部13、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理を実行する画像読取部14、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理を実行する画像形成部15、及び、ネットワークを介して通信を行うための通信部16が電気的に接続された装置である。
なお、画像処理装置1の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び、追加が可能である。例えば、画像読取部14及び画像形成部15の少なくとも一方は省略されてもよい。また、制御部11は、複数のプロセッサを含んでもよい。更に、画像処理装置1は、キーボード等の入力を行うための入力装置を備えてもよい。
本実施形態では、制御部11は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理、及び、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理、の少なくとも一方に関する画像処理を制御する。また、操作部13は、前記画像処理の動作に関する操作を受け付けるための操作ボタンを表示して、前記画像処理の操作をユーザから受け付ける。
ここで、操作部13は、複数点のタッチを検出することができるデバイスである。一例として、操作部13は、複数点のタッチを検出可能な入力部と、図2により例示した操作画面等を表示するための表示部と、を備える。
入力部は、具体的には、マルチタッチを検出可能な静電容量方式等のタッチパネル等である。また、表示部は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、冷陰極フラットパネルディスプレイ等の液晶パネルである。複数点のタッチを検出可能な操作部は、実施の形態に応じて、適宜、構成されてよい。
そして、制御部11は、操作部13に表示された操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、画像処理の動作の異なる複数の動作モードのうち、識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像処理を実行する。
画像読取部14は、当該画像読取部14にセットされた原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理を実行するデバイスである。画像読取部14は、例えば、原稿の画像を画像データとして取り込むための、CCD(charge coupled device)又はC
MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサを備える。
画像形成部15は、画像データに基づいて、画像形成部15にセットされた用紙上に画像形成する画像形成処理を実行するデバイスである。画像形成部15は、例えば、制御部11に含まれるRAM等のメモリに保持された画像データから画像を形成して用紙に記録する印字部、印字部での画像形成に用いる用紙を収容する給紙用トレイ等を備える。
なお、当該画像形成処理の対象となる画像データは、通信部16等を介して取得された画像データでもよいし、当該画像形成処理に際して画像読取部14により生成された画像データであってもよい。以降に記載する画像形成処理についても同様に取扱い、特に明示しない限り、画像読取処理の伴う画像形成処理(コピー)と画像読取処理の伴わない画像形成処理(プリント)とを区別しない。
また、本実施形態に係る画像処理装置1は、以下のように構成することができる。
(1)
図2に例示されるように、操作部13は、操作ボタンとして、画像処理の実行を開始するためのスタートボタンを表示してもよい。そして、制御部11は、スタートボタンの操作を検知すると、当該スタートボタンの表示領域内のタッチ点数を識別して、識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像処理の実行を開始してもよい。
(2)
制御部11が制御する画像処理には画像形成処理が含まれてよい。この場合、制御部11は、操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別して、当該画像形成処理の設定が異なる複数の動作モードのうち、識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像形成処理を実行してもよい。
(3)
複数の動作モードの間で異なる画像形成処理の設定は、用紙上に形成する画像の色を定めるカラー印刷設定に関し、制御部11は、識別したタッチ点数に応じたカラー印刷設定での画像形成処理を実行してもよい。
(4)
複数の動作モードの間で異なる画像形成処理の設定は、1枚の用紙に集約して印刷するページの枚数を定める集約印刷設定に関し、制御部11は、識別したタッチ点数に応じた集約印刷設定での画像形成処理を実行してもよい。
(5)
複数の動作モードの間で異なる画像形成処理の設定は、両面印刷の設定に関し、制御部11は、識別したタッチ点数に応じた両面印刷の設定での画像形成処理を実行してもよい。
(6)
制御部11が制御する画像処理には画像読取処理が含まれてもよい。この場合、制御部11は、操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別して、当該画像読取処理の設定が異なる複数の動作モードのうち、識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像読取処理を実行してもよい。
(7)
複数の動作モードで異なる画像読取処理の設定は、原稿をカラーで読み取るか又はモノクロで読み取るかを定めるカラー読取設定に関し、制御部11は、識別したタッチ点数に応じたカラー読取設定での画像読取処理を実行してもよい。
(8)
複数の動作モードで異なる画像読取処理の設定は、原稿を読み取る際の読取解像度の設定に関し、制御部11は、識別したタッチ点数に応じた読取解像度の設定での画像読取処理を実行してもよい。
(9)
複数の動作モードで異なる画像読取処理の設定は、原稿を読み取って生成する画像データのフォーマットの設定に関し、制御部11は、識別したタッチ点数に応じたフォーマットの設定での画像読取処理を実行してもよい。
(10)
制御部11が制御する画像処理には、画像読取処理と画像形成処理とが含まれてもよい。この場合、制御部11は、操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、識別したタッチ点数に応じて、画像読取処理に基づく原稿の読み取り、及び、画像形成処理に基づく用紙上での画像の形成、のいずれか一方を実行してもよい。
(11)
制御部11は、操作部13を操作するための操作子によるタッチが離れた時のタッチ点数に応じた動作モードでの画像処理を実行してもよい。ここで、操作子とは、操作部13を操作するための要素であり、例えば、ユーザの指、タッチペン等である。
なお、操作子によるタッチが離れた時とは、例えば、ユーザが操作子を操作部13から離した時である。この場合、制御部11は、例えば、操作子による操作部13のタッチを検知した後に、操作子が操作部13にタッチしている箇所が存在しなくなったことを検知することで、操作子によるタッチが離れた時を検出することができる。
(12)
当該操作子によるタッチが継続している間、制御部11は、タッチ点数に応じた動作モードの内容を表示してもよい。更に、制御部11は、当該動作モードの内容を、操作子によりタッチしている操作ボタンの近傍に表示してもよい。
本実施形態に係る画像処理装置1は、以上のように構成することができる。
なお、画像処理装置1は、画像読取部14及び画像形成部15を備える装置として、複写機、コピー機、複合機等と称されてもよい。また、画像処理装置1は、画像形成部15を備えない場合、スキャナー、画像読取装置等と称されてもよい。更に、画像処理装置1は、画像読取部14を備えない場合、プリンタ、画像形成装置等と称されてもよい。本実施形態では、図3で例示されるように、画像処理装置1として、画像読取部14及び画像形成部15を備える装置が想定されている。ただし、画像処理装置1は、このような装置
に限定される訳ではなく、例えば、画像読取部14及び画像形成部15を備える装置を制御するユーザ端末等の装置であってもよい。
ここで、記憶部12に記憶されたプログラム5は、画像処理装置1に後述する動作に含まれるステップを実行させるプログラムであり、本発明の「プログラム」に相当する。また、プログラム5は、記録媒体6に記録されていてもよい。記録媒体6は、コンピュータその他装置、機械等が記録されたプログラム等の情報を読み取り可能なように、当該プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的、又は、化学的作用によって蓄積する媒体である。記録媒体6は、本発明の「記録媒体」に相当する。なお、図3は、記録媒体6の一例として、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)等のディスク型の記録媒体を例示している。しかしながら、記録媒体6の種類は、ディスク型に限定される訳ではなく、ディスク型以外であってもよい。ディスク型以外の記憶媒体として、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリを挙げることができる。
§3 動作例
図4は、本実施形態に係る画像処理装置1の動作例を示す。なお、以下で説明する動作例の処理手順は一例に過ぎず、実施の形態に応じて、適宜、処理の省略、置換、及び、追加が可能である。
ステップS101では、制御部11は、ユーザからの操作を受け付ける。例えば、制御部11は、図2で例示されるように、画像処理の動作に関する操作を受け付けるための操作ボタンを含む操作画面を操作部13の表示部に表示させる。そして、制御部11は、ユーザが操作部13を操作するのを待つことで、ユーザの操作を受け付ける。ユーザが操作部13を操作すると、処理は、次のステップS102に進む。
ステップS102では、制御部11は、操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別する。例えば、制御部11は、図2で例示される操作画面において、操作領域52に表示された操作ボタン(スタートボタン)をユーザが操作した際に、スタートボタンの表示領域に対応する操作部13(入力部)の領域内のタッチ点数を検出することで、スタートボタンの表示領域内のタッチ点数を識別する。
そして、ステップS103では、制御部11は、ステップS102において識別したタッチ点数に応じた動作モードでの画像処理を実行する。例えば、図2で例示される操作画面において、ユーザが1点のタッチでスタートボタンを押下した場合、制御部11は、白黒印刷の動作モードでの画像形成処理を実行するように画像形成部15を制御することで、当該1点のタッチに対応する動作モードでの画像処理の実行を開始する。また、ユーザが2点のタッチでスタートボタンを押下した場合には、制御部11は、フルカラー印刷の動作モードで画像形成処理を実行するように画像形成部15を制御することで、当該2点のタッチに対応する動作モードでの画像処理の実行を開始する。
なお、図2で例示される操作領域50の各設定項目に対応する操作ボタンは、図1Aで例示される操作画面において表示される操作ボタンと同様である。そのため、制御部11は、操作領域50に表示される操作ボタンが操作された場合、図1Bで例示されるように、各設定項目に対応する設定画面を呼び出してもよい。また、後述するように、制御部11は、当該各設定項目に対応する操作ボタンのタッチ点数を識別して、当該識別したタッチ点数に応じて、当該タッチされた操作ボタンに対応する設定項目の設定値を決定してもよい。
このように、本実施形態に係る画像処理装置1によれば、操作ボタンの表示領域内のタッチ点数によって、実行される画像処理の動作モードを指定することが可能になる。その
ため、複数回の操作を行わなくても、タッチ点数に応じた動作モードが指定できるようになるため、画像処理の設定に関する操作をユーザは容易に行うことが可能になる。
また、図2で例示される操作画面において、タッチ点数により動作モードを指定可能な操作ボタンは、コピー等の画像処理の実行を開始するためのスタートボタンである。本実施形態のように、実行開始のためのスタートボタンが動作モードを指定する操作ボタンを兼ねることで、画像処理の実行開始を指示するとともに、当該画像処理の動作モードが指定できるようになる。そのため、本実施形態によれば、画像処理の実行までにかかる操作回数を低減することが可能になる。
なお、タッチ点数の少ない方から順に利用頻度の高い動作モードの設定を対応付けることで、画像処理装置の操作性を高めることができる。例えば、経済的観点から、フルカラー印刷よりも白黒印刷が奨励される場合がある。このような場合に、2点ではなく1点のタッチに白黒印刷の動作モードを割り当てると、一般的にはユーザはタッチパネルを1点のタッチで操作する傾向にあることから、誤ってフルカラー印刷を実行してしまうミスを防止することが可能になる。そのため、このようにタッチ点数と動作モードの内容とを対応付けることで、奨励する動作モードでの画像処理の実行を励行することが可能になる。
§4 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
(ハードウェア構成)
例えば、上記実施形態は、画像処理装置1として、複写機、コピー機、複合機等の、画像読取部14と画像形成部15とを備える装置が想定されている。しかしながら、画像処理装置1は、このような画像読取部14及び画像形成部15を備える装置以外であってもよい。例えば、画像処理装置1は、画像読取部及び画像形成部を備える装置を制御する、スマートフォン等のユーザ端末であってもよい。
図5は、このような場合における画像処理装置2のハードウェア構成を例示する。図5で例示される画像処理装置2は、CPU、RAM、ROM等を含む制御部21、制御部21で実行するプログラム等を記憶する記憶部22、ユーザが当該画像処理装置2を操作するための操作部23、及び、ネットワークを介して通信を行うための通信部24が電気的に接続された情報処理装置である。画像処理装置2は、通信部24を介して、画像読取部34と画像形成部35とを備える複合機3を制御する。
なお、複合機3は、上述の画像処理装置1と同様に、CPU、RAM、ROM等を含む制御部31、制御部31で実行するプログラム等を記憶する記憶部32、ユーザが複合機3を操作するための操作部33、画像読取処理を実行する画像読取部34、画像形成処理を実行する画像形成部35、及び、ネットワークを介して通信を行うための通信部36が電気的に接続された装置である。
この場合、操作部23は、上述した操作部13と同様の操作画面をユーザに提供してもよい。ユーザは、操作部23を利用して、所望する動作モードでの画像処理を実行するよう、複合機3を操作する。このとき、制御部21は、操作部23に表示された操作ボタンの表示領域のタッチ点数に応じた動作モードで複合機3を動作させることで、当該動作モードでの画像処理を実行する。
(設定項目と操作ボタン)
また、例えば、上記実施形態では、タッチ点数に応じてカラー印刷設定を指定する例が示されている。しかしながら、タッチ点数に応じて設定値を指定する設定項目はカラー印刷に関する項目に限定されない。
一例を挙げると、画像形成処理に関して、印刷の倍率、集約印刷、両面印刷等の設定項目の設定値がタッチ点数に応じて指定されてよい。また、画像読取処理に関して、カラー読取、読取解像度、生成する画像データのフォーマット等の設定項目の設定値がタッチ点数に応じて指定されてよい。
図6は、スタートボタンのタッチ点数に応じて集約印刷の設定値を指定できる操作画面を例示する。例えば、図6で例示される操作画面において、ユーザが1点のタッチでスタートボタンを押下した場合、制御部11は、1枚の用紙に集約するページの枚数を1枚と決定して、画像形成処理の実行を開始する。また、ユーザが2点のタッチでスタートボタンを押下した場合、制御部11は、1枚の用紙に集約するページの枚数を2枚と決定して、画像形成処理の実行を開始する。
また、例えば、本実施形態では、タッチ点数に応じて設定値を指定可能な操作ボタンとして、スタートボタンが想定されている。しかしながら、当該タッチ点数に応じて設定値を指定可能な操作ボタンは、スタートボタン以外のボタンであってもよい。例えば、図2で例示される操作領域50及び51に表示されている、各設定項目の設定を行うための操作ボタンが、当該タッチ点数に応じて設定値を指定可能な操作ボタンとして、利用されてもよい。図7及び8を用いて、その例を説明する。
図7は、操作領域50に対応する操作領域55において、カラー印刷設定の操作ボタンが、タッチ点数に応じて設定値を指定可能な操作ボタンとして、利用される例を示す。また、図8は、操作領域50に対応する操作領域56において、カラー印刷設定及び両面印刷設定の操作ボタンが、タッチ点数に応じて設定値を指定可能な操作ボタンとして、利用される例を示す。
図8で例示されるように、タッチ点数に応じて設定値を指定可能な操作ボタンは複数個設けられてもよい。このように複数個の操作ボタンを操作画面上に設けることで、複数の設定項目について、一度に、設定値を指定することが可能になる。その結果、画像処理の実行に際して、設定対象の設定項目が増えるほど、各設定項目に対応する設定画面を呼び出す手間を省くことが可能になるため、画像処理の設定に関する操作の効率化を図ることが可能になる。
なお、操作対象となる設定項目の設定値の取り得る種類が、表示領域内で想定される最大のタッチ点数を超える場合がある。例えば、図6で例示されている操作画面において、操作領域54に表示されるスタートボタン内で想定される最大のタッチ点数が2点以内であるとする。
このような場合に、例えば、両面印刷の設定において指定できる設定値が、「片面→片面」、「片面→両面」、「両面→両面」等のように2種類を超えるときがある。このとき、タッチ点数に割り当てられる設定値は、例えば、利用頻度等に応じて、適宜、決定されてよい。また、このような割当は、自動で行われてもよいし、ユーザによる手動の操作で行われてもよい。
なお、タッチ点数に割り当てられていない設定値が存在する場合、当該設定値を指定するために、図1Bで例示した設定画面が利用されてもよい。この場合に、例えば、図7及び図8で例示される操作画面のように、各設定項目の設定画面を呼び出すための操作ボタ
ンが、タッチ点数に応じて設定値を指定可能な操作ボタンとして、利用されているときがある。このとき、当該操作ボタンに対応する設定項目の設定値を決定する動作の他、当該操作ボタンのタッチ点数に割り当てる動作に当該設定画面を呼び出す動作が含まれてもよい。図8で例示される操作画面では、操作領域56に表示されている両面印刷設定の操作ボタンを1点でタッチした場合に、当該両面印刷設定の設定画面が呼び出される。
このように、例えば、タッチ点数による指定と設定画面による指定とを併存させることで、表示領域内で想定される最大のタッチ点数を指定可能な設定値の種類が超える場合であっても、タッチ点数に割り当てられていない設定値の指定が可能になる。なお、この場合に、タッチ点数によって指定できる設定値に利用頻度の高い設定値を割り当てることで、設定画面を呼び出す場面を減らすことが可能になり、画像処理の設定に関する操作の効率化を図ることが可能になる。
(画像処理の種別の選択)
また、例えば、上記実施形態では、操作ボタンのタッチ点数に基づいて画像処理の実行態様が設定される例が示されている。しかしながら、画像処理の実行態様の設定の他、実行する画像処理の選択が操作ボタンのタッチ点数に基づいて行われてもよい。
図9は、スタートボタンのタッチ点数に基づいて画像処理の種別(コピー又はスキャン)を指定可能な操作画面を例示する。例えば、図9で例示される操作画面において、操作領域57に表示されるスタートボタンをユーザが1点のタッチで押下した場合、制御部11は、画像形成部15(及び画像読取部14)を制御して、画像形成処理等のコピーに関連する一連の画像処理の実行を開始する。一方、ユーザが2点のタッチでスタートボタンを押下した場合、制御部11は、画像読取部14を制御して、画像読取処理等のスキャンに関連する一連の画像処理の実行を開始する。
(画像処理の設定と操作ボタンとの対応関係)
また、例えば、上記実施形態では、操作ボタンのタッチ点数に基づいて、当該操作ボタンに対応付けられた1つの設定項目の設定値が指定可能である例が示されている。しかしながら、操作ボタンのタッチ点数に応じて指定可能な設定は1つの設定項目に関する設定に限定されなくてもよく、画像処理の一連の設定がタッチ点数に応じて指定されてもよい。例えば、カラー印刷設定、集約印刷設定、及び、両面印刷設定等の一連の設定値がタッチ点数に割り当てられてもよい。また、タッチ点数に割り当てられる一連の設定値は、ユーザにより、指定可能であってもよい。これにより、タッチ点数に基づいて指定可能な画像処理の設定の自由度を高めることができる。
(タッチ点数)
また、例えば、上記実施形態では、1点及び2点のタッチに応じてカラー印刷設定を指定する例が示されている。しかしながら、動作モードを割り当てるタッチ点数は、1点及び2点に限定されず、1点及び2点以外、例えば、3点以上のタッチ点数に、適宜、異なる動作モードが割り当てられてよい。
ここで、動作モードが割り与えられる最大のタッチ点数は、実施の形態に応じて、適宜、決定されてよい。例えば、動作モードが割り与えられる最大のタッチ点数は、利用される操作部13(入力部)が識別可能な最大のタッチ点数であってよい。また、例えば、操作部13(入力部)が人間の手によって操作されることを考慮して、動作モードが割り与えられる最大のタッチ点数は、人間の手で操作できる最大のタッチ点数(例えば、10点)であってよい。
この場合、タッチ点数に応じてカラー印刷設定を指定する上記実施形態では、例えば、
1点のタッチで白黒印刷、2点のタッチでフルカラー印刷、3点のタッチで単色カラー印刷、が指定できるように、カラー印刷の設定値がタッチ点数に割り当てられてもよい。
また、例えば、1点のタッチで等倍の印刷、2点のタッチで倍率70%(A3サイズの画像をA4サイズに変換する倍率)の印刷、3点のタッチで倍率86%(A4サイズの画像をB5サイズに変換する倍率)の印刷、4点のタッチで倍率141%(A4サイズの画像をA3サイズに変換する倍率)の印刷、が指定できるように、印刷倍率の設定値がタッチ点数に割り与えられてもよい。
更に、例えば、集約なしの印刷が1点のタッチで、2ページを1枚の用紙に集約する集約印刷(2in1)が2点のタッチで、4ページを1枚の用紙に集約する集約印刷(4in1)を3点のタッチで、6ページを1枚の用紙に集約する集約印刷(6in1)を4点のタッチで、8ページを1枚の用紙に集約する集約印刷(8in1)を5点のタッチで、指定できるように、集約印刷の設定値がタッチ点数に割り与えられてもよい。
なお、これらの例における設定値とタッチ点数との関係は、例示に過ぎず、実施の形態に応じて、適宜、決定されてよい。また、これらの例における、タッチ点数と動作モードとの対応関係が設定される設定項目についても、例示に過ぎず、実施の形態に応じて、適宜、決定されてよい。
(タッチ点数を決定するタイミング)
なお、操作ボタンのタッチ点数に基づいて制御部11が動作モードを決定するタイミングは、実施の形態に応じて、適宜、設定されてもよい。当該タイミングの一例として、例えば、制御部11は、操作部13を操作するための操作子によるタッチが離れた時のタッチ点数に基づいて動作モードを決定してもよい。このようにすることで、操作子によるタッチが離れた時に動作モードが決定されるため、当該操作子によるタッチを離すまでは指定する動作モードを変更できるようになり、画像処理の設定の誤操作を防止することが可能になる。
ここで、操作子によるタッチが離れた時とは、例えば、ユーザが操作子を操作部13から離した時である。制御部11は、例えば、操作子による操作部13のタッチを検知した後に、操作子が操作部13にタッチしている箇所が存在しなくなったことを検知することで、操作子によるタッチが離れた時を検出することができる。
なお、操作ボタンの表示領域を操作子で押下した場合に、操作部13を操作子で押下した状態を維持しつつ、操作子を移動させ、操作ボタンの表示領域外で当該操作子を操作部13から離したとき、当該操作ボタンの操作はキャンセルされてもよい。つまり、ユーザがこのような操作を行ったときに、制御部11は、操作ボタンのタッチ点数を特定せずに、当該画像処理の設定に関する操作を無視してもよい。これにより、操作子によるタッチを離すまでは操作をキャンセルすることが可能になるため、更に、画像処理の設定の誤操作を防止することが可能になる。
(動作モードの内容表示)
また、例えば、操作子によるタッチが継続している間、制御部11は、タッチ点数に応じた動作モードの内容を表示部に表示してもよい。これにより、タッチにより指定している画像処理の設定が所望する設定であるか否かをユーザは確認することができるようになり、画像処理の設定の誤操作を防止することが可能になる。
上述のように、カラー印刷設定、集約印刷設定、及び、両面印刷設定等の一連の設定値が、ユーザにより指定され、タッチ点数に割り当てられると、タッチ点数に割り当てられ
ている動作モードの内容が明確ではなくなってしまう場合がある。このような場合に、特に、動作モードの内容を表示することで、画像処理の設定の誤操作を防止することが可能になる。
図10は、動作モードの内容が表示されている場面を例示する。図10で例示される「Aスタート」及び「Bスタート」は、ユーザが指定した一連の設定値でのコピーの開始に対応する。すなわち、図10の操作画面では、操作領域58に表示されたスタートボタンのタッチ点数に応じて、ユーザが指定した一連の設定値でのコピーが実行される。図10では、ユーザは、スタートボタンを2点でタッチしている。そのため、図10では、「Bスタート」に対応する動作モードの内容が内容表示領域60に表示されている。
なお、当該動作モードの内容は、操作子によりタッチしている操作ボタンの近傍に表示されてもよい。操作子により操作ボタンを操作している間、ユーザの注意は、当該操作している操作ボタン周辺にある。そのため、当該操作している操作ボタンの近傍に動作モードの内容を表示することで、必要以上にユーザの注意をそらすことなく、画像処理の設定をユーザに確認させることが可能になる。なお、操作ボタンの近傍は適宜設定されてよく、例えば、ユーザが操作ボタンから視線を外すことなく、表示されている内容を確認できる範囲が、操作ボタンの近傍の範囲として、設定されてよい。
また、図10で例示される吹き出し等の、表示内容の対象が明確となるような表現が用いられてもよい。これにより、表示内容と操作ボタンとの対応関係をユーザに誤認させる可能性を低減することが可能である。
1…画像処理装置、5…プログラム、6…記録媒体、
11…制御部、12…記憶部、13…操作部、
14…画像読取部、15…画像形成部、16…通信部、
50〜58…操作領域、
60…内容表示領域

Claims (10)

  1. 原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理、及び、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理、の少なくとも一方に関する画像処理を制御する制御部と、
    前記画像処理の動作に関する操作を受け付けるための操作ボタンを表示して、前記画像処理の操作をユーザから受け付ける、多点タッチを検出可能な操作部と、を備え、
    前記制御部は、前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、識別したタッチ点数に応じた画像処理をそれぞれ実行する、画像処理装置。
  2. 前記操作ボタンは、前記多点タッチのタッチ点数と、該タッチ点数に対応する前記画像処理とが前記ユーザに認識できるよう表示され、
    前記制御部は、前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、識別したタッチ点数に応じた画像処理をそれぞれ実行する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記操作部は、前記操作ボタンとして、前記画像処理の実行を開始するためのスタートボタンを表示し、
    前記制御部は、前記スタートボタンの操作を検知すると、前記スタートボタンの表示領域内のタッチ点数を識別して、識別したタッチ点数に応じた画像処理のそれぞれ実行を開始する、請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部が制御する前記画像処理は、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理を含み、
    前記制御部は、前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、識別したタッチ点数に応じた異なる設定内容での画像形成処理をそれぞれ実行する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部が制御する前記画像処理は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理を含み、
    前記制御部は、前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、識別したタッチ点数に応じた異なる設定内容での画像読取処理をそれぞれ実行する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御部が制御する前記画像処理は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理と、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理と、を含み、
    前記制御部は、前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、識別したタッチ点数に応じて、前記画像読取処理に基づく前記原稿の読み取り、及び、前記画像形成処理に基づく前記用紙上での画像の形成、のいずれか一方を実行する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記操作子によるタッチが継続している間、前記制御部は、前記タッチ点数に応じた動作モードの内容を表示する、
    請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記制御部は、前記動作モードの内容を、前記操作子によりタッチしている操作ボタンの近傍に表示する、
    請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理、及び、画像データに基づ
    いて用紙上に画像を形成する画像形成処理、の少なくとも一方に関する画像処理を制御するコンピュータが、
    前記画像処理の動作に関する操作を受け付けるためであって、タッチ点数および該タッチ点数に対応する前記画像処理をユーザに認識できるように操作ボタンを表示して、前記画像処理の操作をユーザから受け付けるステップと、
    前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、識別したタッチ点数に応じた画像処理をそれぞれ実行するステップと、を実行する画像処理方法。
  10. 原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取処理、及び、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成処理、の少なくとも一方に関する画像処理を制御するコンピュータに、
    前記画像処理の動作に関する操作を受け付けるためであって、タッチ点数および該タッチ点数に対応する前記画像処理をユーザに認識できるように操作ボタンを表示して、前記画像処理の操作をユーザから受け付けるステップと、
    前記操作ボタンの表示領域内のタッチ点数を識別し、識別したタッチ点数に応じた画像処理をそれぞれ実行するステップと、を実行させるためのプログラム。
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