JP2018041313A - 印刷システム、携帯端末装置及び印刷装置 - Google Patents

印刷システム、携帯端末装置及び印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末装置のバッテリーの充電が切れた場合でも、携帯端末装置から印刷装置へ指示したプリントジョブの印刷を実行する。【解決手段】本発明の一態様は、印刷装置と通信が可能である第1の通信部と、携帯端末装置を識別するための携帯端末識別情報を記憶する不揮発性のメモリを有し、印刷装置と磁気結合による通信が可能である第1の近接通信部と、プリント予定ジョブを保持するジョブ保持部と、該ジョブ保持部に保持されたプリント予定ジョブ及び携帯端末装置を識別するための携帯端末識別情報を印刷装置へ送信する際に、送信したプリント予定ジョブの名称を上記メモリへ書き込むジョブ管理部を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末装置から受信したプリントジョブに基づき印刷装置で印刷を実行する印刷システム、携帯端末装置及び印刷装置に関する。
従来、携帯端末装置から印刷装置へプリントジョブを送信して印刷を行うモバイルプリントというシステムがある。モバイルプリントにおいて、携帯端末装置のバッテリーの充電残量がなくなった(「充電切れ」)場合には、携帯端末装置内のプリントジョブを印刷装置へ送信できないため、印刷機会を失う。これに対しては、携帯端末装置の充電切れに備えて事前にプリントジョブをサーバーにアップしておくことが考えられる。しかし、全プリントジョブをサーバーにアップすると、ネットワーク及びサーバーの負荷が増大する。
例えば特許文献1に、リモート端末のバッテリーの電圧が低下した場合について考慮した技術が開示されている。特許文献1に開示の技術は、リモート端末が自身のバッテリーの電圧低下を検出した場合に、印刷装置へ通知するとともに、それまでに設定された設定情報を印刷装置に送信し、印刷装置は受信した設定情報を設定画面に反映し、印刷装置において設定操作を継続できる。
特開2014−187575号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、リモート端末による印刷装置の設定操作中における、リモート端末のバッテリーの電源低下に対する対策であって、モバイルプリントにおいて携帯端末装置のバッテリーの充電切れに対する対策ではない。即ち、特許文献1に記載の技術では、携帯端末装置のバッテリーの充電が切れてしまった場合に、携帯端末装置で生成したプリントジョブの印刷を実行することができない。
上記の状況に鑑み、本発明は、携帯端末装置のバッテリーの充電が切れた場合でも、携帯端末装置から印刷装置へ指示したプリントジョブの印刷を実行できることを目的とする。
本発明の一態様の印刷システムは、印刷指示可能な携帯端末装置と、該携帯端末装置の印刷指示に基づいて印刷処理を行う印刷装置とがネットワークを介して相互に通信可能に接続された印刷システムである。
上記携帯端末装置は、印刷装置と通信が可能である第1の通信部と、携帯端末装置を識別するための携帯端末識別情報を記憶する不揮発性のメモリを有し、印刷装置と磁気結合による通信が可能である第1の近接通信部と、プリント予定ジョブを保持するジョブ保持部と、該ジョブ保持部に保持されたプリント予定ジョブ及び携帯端末装置を識別するための携帯端末識別情報を印刷装置へ送信するとともに、送信したプリント予定ジョブの名称をメモリへ書き込むジョブ管理部と、を備える。
本発明の少なくとも一態様によれば、携帯端末装置のバッテリーの充電が切れていても、印刷装置に携帯端末装置をかざすことで、事前に携帯端末装置から印刷装置へ送信したプリント予定ジョブの印刷を実行することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係る印刷システムの全体構成例を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末装置の制御部の機能を示すブロック図である。 プリントジョブ指定画面の一例を示す図である。 プリント設定画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷装置の制御部の機能を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末管理リストの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリント予定ジョブ送信処理例を示すシーケンス図である。 プリント予定ジョブのデータ構造例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷処理例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る充電残量に応じた充電残量通知要求の送信設定処理例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る指定されたプリント予定ジョブが自装置にない場合の印刷処理例を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係るジョブ管理リストの一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。説明は下記の順序で行う。なお、各図において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
1.第1の実施形態(プリント予定ジョブのジョブ名をNFCチップに記録する例)
2.第2の実施形態(充電残量に応じて充電残量通知要求を設定する例)
3.第3の実施形態(携帯端末装置がプリント予定ジョブを能動的に送信する例)
4.第4の実施形態(指定されたプリント予定ジョブを他装置から取得する例)
5.第5の実施形態(印刷装置が管理リストを作成する例)
6.その他
<1.第1の実施形態>
[印刷システムの構成]
図1は、第1の実施形態に係る印刷システムの全体構成例を示す。
図1の印刷システム1は、携帯端末装置2、印刷装置3、印刷装置4及びアクセスポイント5がネットワークNを介して相互に通信可能に接続されている。ネットワークNは、例えばイーサネット(登録商標)などの規格に準拠したLAN等のネットワークである。
携帯端末装置2は、スマートフォン、タブレット端末などの携帯可能な通信端末である。携帯端末装置2は、ユーザーの入力操作によって又は自動的に印刷出力が指示されたプリントジョブを、アクセスポイント5及びネットワークNを介して印刷装置3又は4に送信する。このプリントジョブは、例えば、PDL(Page Description Language)に従って携帯端末装置2により生成されるデータであり、出力設定や入力データ(原稿画像データ)が含まれる。
印刷装置3,4は、受信したプリンタジョブに基づいて、用紙に画像を形成して出力する。印刷装置3,4は、複数種類の機能(印刷機能、複写機能、スキャン機能等)を備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)でもよい。
[携帯端末装置]
図2は、第1の実施形態に係る携帯端末装置2のハードウェア構成例を示す。
携帯端末装置2は、図2に示すように制御部11を備える。制御部11は、バス14を介して、表示部15、操作部16、不揮発性ストレージ17、無線通信インターフェース18、NFCチップ19、充電制御部20及びバッテリー21と相互に通信可能に接続されている。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)12a、CPU12aが実行するプログラムや各種データ等を記憶するためのROM(Read Only Memory)12b、及びCPU12aの作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)12cを備える。
CPU12aは、本実施形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM12bから読み出して実行する。RAM12cには、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。なお、制御部11は、CPU12aの代わりに、MPU(Micro-Processing Unit)等の処理装置を備えるようにしてもよい。
表示部15は、例えば、液晶ディスプレイモニタであり、制御部11で行われる処理の結果等を表示する。操作部16には、例えばタッチパネルが用いられ、ユーザーが所定の操作入力、指示を行うことが可能である。
不揮発性ストレージ17としては、例えば、SSD(Solid State Drive)で駆動する不揮発性のメモリカード等が用いられる。この不揮発性ストレージ17には、OS(Operating System)、各種のパラメータの他に、制御部11を機能させるためのプログラムが記録されていてもよい。例えば不揮発性ストレージ17は、プリント予定ジョブを保持するプリント予定ジョブ保持部として機能する。
無線通信インターフェース18(第1の通信部の一例)には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、無線によりアクセスポイント5を介してLAN等のネットワークNに接続する。そして、無線通信インターフェース18は、ネットワークNを介して各装置間で各種のデータを送受信することが可能である。アクセスポイント5は、アクセスポイント機能を内蔵したルータでもよい。
NFCチップ19(第1の近接通信部の一例)は、NFC(Near Field Communication)規格に準拠して、10cm程度の内に存在するNFC機器(例えば図6に示す印刷装置3,4のNFCリーダー49)とデータ通信を行う。NFCチップ19は、いわゆるNFCタグである。NFCでは、NFC対応の機器同士をかざすように近づけるだけで通信ができる。NFCチップは、電池や電源が不要で、アンテナがリーダー/ライタから電磁波を受信する際の電磁誘導(磁気結合)で発生した電力だけで通信やデータの書き換えができるという特徴がある。
このNFCチップ19は、携帯端末装置2を識別するための携帯端末識別情報を記憶する不揮発性のメモリ19mを有している。なお、ROM12b又は不揮発性ストレージ17に記録された携帯端末識別情報を必要に応じて読み出してメモリ19mに記憶するようにしてもよい。携帯端末識別情報は、例えば携帯電話装置2のシリアル番号、NFCチップ19や無線通信インターフェース18のMAC(Media Access Control address)アドレスでもよい。
充電制御部20は、各部に電力を供給するバッテリー21(二次電池)の充放電の制御や充電残量(電圧)の検知を行い、制御結果や検知結果を制御部11へ送信する。
図3は、第1の実施形態に係る携帯端末装置2の制御部11の機能を示す。CPU12aが、ROM12bに格納されたプログラムを実行することにより各部の機能が実現される。
制御部11は、充電残量監視部11aとジョブ管理部11bを備える。
充電残量監視部11aは、充電制御部20を通じてバッテリー21の充電残量を監視する。
ジョブ管理部11bは、不揮発性ストレージ17に保持されたプリント予定ジョブ及び携帯端末装置2を識別するための携帯端末識別情報を印刷装置3又は4へ送信するとともに、送信したプリント予定ジョブの名称をメモリ19mへ書き込む。なお、本実施形態では、ジョブ管理部11bは、充電残量監視部11aによって検知された二次電池の充電残量が所定量以下である場合に、プリント予定ジョブ及び携帯端末識別情報の送信を行う。
(プリントジョブ指定画面)
図4はプリントジョブ指定画面の一例を示す図であり、図4Aは第1例、図4Bは第2例である。
図4Aのプリントジョブ指定画面30では、入力データのデータファイル名31と、各データファイル名31に対応してチェックボックス32が表示されている。チェックボックス32にチェックを入れることでデータファイルが指定され、印刷装置に送信するプリントジョブが生成される。本例では、プリントジョブに含まれるデータファイル名を表示したが、プリントジョブの名称を表示してもよい。またプリントジョブの名称は、データファイル名を用いてもよいし、ジョブ生成時の時刻に基づいて生成される文字列や数字列等からなる識別子としてもよい。
図4Bのプリントジョブ指定画面30Aでは、データファイルを示すアイコン33と、各アイコン33に対応してチェックボックス32が表示されている。チェックボックス32にチェックを入れることでデータファイルが指定され、印刷装置に送信するプリントジョブが生成される。
(プリント設定画面)
プリントジョブを指定する手段として、ジョブ(入力データ)を個別に指定する他に、指定アドレスから受信したメールの添付ファイルを指定することも可能とする。図5に、プリント設定画面の一例を示す。
図5のプリント設定画面35では、「指定した宛先から受信したメールに添付されているファイルを印刷」という文章に対するチェックボックス36にチェックが入れられている。またプリント設定画面35には、宛先のメールアドレスを入力及び表示するメールアドレス表示欄37が用意されている。
図4A,図4B及び図5等の手段により指定されたプリントジョブが、プリント予定ジョブとして管理される。
不揮発性ストレージ17に、図4A、図4B及び図5Bに対応する不図示のプリント予定ジョブテーブルを格納してもよい。プリント予定ジョブテーブルは、「プリント予定ジョブの名称」、「フラグ」のフィールドを備え、図4Aのようにチェックマークが付されたプリント予定ジョブを含むレコードのフラグをオンにする。
[印刷装置]
図6は、第1の実施形態に係る印刷装置3,4のハードウェア構成例を示す。以下、図6を参照して印刷装置3のハードウェア構成を説明するが、印刷装置4も同様の構成である。
印刷装置3は、図6に示すように制御部41を備える。制御部41は、バス44を介して、表示部45及び操作部46からなる操作パネルP、不揮発性ストレージ47、ネットワークインターフェース48、NFCリーダー49、無線通信インターフェース50、プリンタコントローラー51及びプリンタエンジン52と相互に通信可能に接続されている。
制御部41は、例えばCPU42a、CPU42aが実行するプログラムや各種データ等を記憶するためのROM42b、及びCPU42aの作業領域として使用されるRAM42cを備える。
CPU42aは、本実施形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM42bから読み出して実行する。RAM42cには、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。なお、制御部41は、CPU42aの代わりに、MPU等の処理装置を備えるようにしてもよい。
表示部45は、例えば、液晶ディスプレイモニタであり、制御部41で行われる処理の結果等を表示する。操作部46には、例えばタッチパネルが用いられ、ユーザーが所定の操作入力、指示を行うことが可能である。表示部45と該表示部45に積層された操作部46により、操作パネルPを構成する。
不揮発性ストレージ47としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等が用いられる。この不揮発性ストレージ47には、OS(Operating System)、各種のパラメータの他に、制御部41を機能させるためのプログラムが記録されていてもよい。例えば不揮発性ストレージ47は、プリント予定ジョブや携帯端末管理リストなどを保持する。
ネットワークインターフェース48には、例えば、NIC等が用いられ、LAN等のネットワークNを介して各装置間で各種のデータを送受信することが可能である。なお、ネットワークNは、例えばIEEE802.11に準拠した無線LANなどでもよい。ネットワークインターフェース48を無線対応とした場合には、ネットワークインターフェース48は第2の通信部として機能することが可能である。
NFCリーダー49(第2の近接通信部の一例)は、NFC規格に準拠して、10cm程度(第2の距離)の内に存在する携帯端末装置2のNFCチップ19とデータ通信を行う。NFCリーダー49の検出面にNFCチップ19を搭載した携帯端末装置2をかざすように近づけることで通信が行われる。NFCリーダー49は、アンテナからNFCチップ19に電磁波を送信して電源を供給する。NFCリーダー49には、商用電源を利用した電力が供給される。
本実施形態のNFCリーダー49は、携帯端末装置2のNFCチップ19が自装置と通信可能な距離に存在することを検知した場合に、NFCチップ19のメモリ19mからプリント予定ジョブの名称及び携帯端末識別情報を読み出す。
無線通信インターフェース50(第2の通信部の一例)は、例えば無線通信インターフェース18と同規格のNIC等が用いられ、無線LAN等により所定の距離(第1の距離(第1の距離>第2の距離))内に存在する無線通信端末と接続してデータ通信を行う。無線通信インターフェース18を備える携帯端末装置2は、無線通信端末の一例である。無線通信インターフェース50は、アンテナより電波を送信し、所定の受信電波強度以上の電波で通信可能な無線通信端末と通信を行う。
なお、無線通信インターフェース50の通信方法は、IEEE802.11に準拠した無線通信の他、Bluetooth(登録商標)や赤外線による通信でもよい。
プリンタコントローラー51は、プリントジョブに基づいてプリンタエンジン52に画像の印刷処理を行わせる。このプリンタコントローラー51は、ネットワークインターフェース48を介して携帯端末装置2からプリントジョブを受信する。そして、プリンタコントローラー51は、受信したプリントジョブから取り出した入力データにラスタライズ処理(RIP処理)を実行し、ビットマップデータ(画像形成用データ)を生成する。プリンタエンジン52は、ビットマップデータに基づき印刷処理を行う。
図7は、第1の実施形態に係る印刷装置3の制御部41の機能を示すブロック図である。CPU42aが、ROM42bに格納されたプログラムを実行することにより各部の機能が実現される。
制御部41は、携帯端末検知部41a、携帯端末情報管理部41b、及びプリント対象ジョブ特定部41cを備える。
携帯端末検知部41aは、無線通信インターフェース50と携帯端末装置2の無線通信インターフェース18との間の受信電波強度に基づいて、印刷装置3から所定の距離(第1の距離)内に携帯端末装置2が存在するかどうかを検知する。検知結果は携帯端末情報管理部41bに通知される。
携帯端末情報管理部41bは、携帯端末装置2に関する情報を管理する。携帯端末装置2に関する情報として、携帯端末装置2の携帯端末識別情報、充電残量、携帯端末装置2が印刷装置3の近傍(所定の距離内)に存在するか否かの情報等がある。携帯端末情報管理部41bは、携帯端末装置2から受信したバッテリー21の充電容量を、携帯端末識別情報と紐付けて携帯端末管理リストに登録する。
図8は、携帯端末情報管理部41bにより管理される携帯端末管理リストの一例を示す。
携帯端末管理リスト60は、レコードのフィールドとして携帯端末識別情報フィールド61と、充電残量フィールド62を有する。図8では、携帯端末識別情報が「keitai01」である携帯端末装置2の充電残量が8%である。同様に、携帯端末識別情報が「keitai02」、「keitai03」である携帯端末装置2の充電残量はそれぞれ、72%、15%である。%値はバッテリー21の全充電容量に対する充電残量の割合を表した百分率である。
図7の説明に戻る。携帯端末情報管理部41bは、携帯端末検知部41aにより携帯端末装置2が所定の距離内に存在することを検知した場合に、ネットワークインターフェース48(又は無線通信インターフェース50)を介して携帯端末装置2に対し該携帯端末装置2の充電残量通知要求を送信する。そして、携帯端末装置2から通知された携帯端末装置2の充電残量が所定量以下である場合には、携帯端末装置2に対しプリント予定ジョブ送信要求を送信し、携帯端末装置2からプリント予定ジョブ及び携帯端末識別情報を受信する。
プリント対象ジョブ特定部41c(対象ジョブ特定部の一例)は、携帯端末装置2から受信したプリント予定ジョブの中から印刷を実行するプリント対象ジョブを特定する。
このプリント対象ジョブ特定部は、表示部45に表示されたプリント予定ジョブの名称及び携帯端末識別情報の一覧の中から操作部46により指定されたプリント予定ジョブの名称に紐付けられた携帯端末識別情報と、NFCリーダー49を介して携帯端末装置2から受信したプリント予定ジョブに紐付けられた携帯端末識別情報とが一致するかどうかを判定する。そして、プリント対象ジョブ特定部は、双方の携帯端末識別情報が一致する場合には、指定されたプリント予定ジョブをプリント対象ジョブに特定する。
[プリント予定ジョブ送信処理]
図9は、第1の実施形態に係るプリント予定ジョブ送信処理例を示すシーケンス図である。以下では、印刷装置3によるプリント予定ジョブ送信処理について説明するが、印刷装置4でも同じである。印刷装置3の制御部41(CPU42a)及び携帯端末装置2の制御部11(CPU12a)の各々が、ROM41b、ROM12bに格納されたプログラムを実行することにより図9(及び後述の図11)のシーケンスが実現される。
まず印刷装置3の携帯端末検知部41a(図7)は、無線通信インターフェース50により印刷装置3の近く(第1の距離内)に存在する携帯端末装置2を検知する(S1)。
次に、携帯端末情報管理部41bは、携帯端末装置2へ充電残量通知要求を送信する(S2)。
携帯端末装置2の充電残量監視部11a(図3)は、充電残量通知要求を受信し(S3)、バッテリー21の充電残量と携帯端末識別情報を印刷装置3へ通知する(S4)。
次に、印刷装置3の携帯端末情報管理部41bは、携帯端末装置2から通知された充電残量と携帯端末識別情報を携帯端末管理リスト60(図6)に登録する(S5)。
次に、携帯端末情報管理部41bは、携帯端末装置2から通知された携帯端末装置2の充電残量と予めROM42b等に保存した閾値とを比較し(S6)、充電残量が閾値以上である場合(S6のNO)には本シーケンスの処理を終了する。
一方、充電残量が閾値よりも小さい場合には(S6のYES)、携帯端末情報管理部41bは、携帯端末装置2に対しプリント予定ジョブ送信要求を送信する(S7)。
次に、携帯端末装置2のジョブ管理部11bは、印刷装置3からプリント予定ジョブ送信要求を受信すると、保有するプリント予定ジョブがあるか否かを判定し(S8)、プリント予定ジョブがない場合(S8のNO)には本シーケンスの処理を終了する。
一方、プリント予定ジョブがある場合には(S8のYES)には、ジョブ管理部11bは、プリント予定ジョブテーブルからプリント予定ジョブを抽出する(S9)。
次に、ジョブ管理部11bは、プリント予定ジョブのヘッダー部に携帯端末識別情報を付加した上で(S10)、プリント予定ジョブを印刷装置3へ送信する(S11)。
そして、ジョブ管理部11bは、送信したプリント予定ジョブの名称をNFCチップ19のメモリ19mに書き込む(S12)。
ここで図10に、プリント予定ジョブのデータ構造例を示す
プリント予定ジョブ70は、ヘッダー部71と本体部72から構成される。ヘッダー部71には、携帯端末識別情報71aとプリント予定ジョブの名称(ジョブ名)71bが含まれる。ジョブ管理部11bは、携帯端末識別情報71aに自装置の携帯端末装置2の携帯端末識別情報を書き込む。
次に、印刷装置3の携帯端末情報管理部41bは、携帯端末装置2からプリント予定ジョブ(及び携帯端末識別情報)を受信する(S13)。
そして、携帯端末情報管理部41bは、そのプリント予定ジョブを不揮発性ストレージ47等に蓄積する(S14)。ステップS14の処理が完了後、本シーケンスを終了する。
なお、ステップS6の充電残量と閾値を比較する処理は省略してもよい。
[印刷処理]
図11は、第1の実施形態に係る印刷処理例を示すシーケンス図である。
まず印刷装置3の携帯端末検知部41a(図7)は、NFCリーダー49の検出面に携帯端末装置2がかざされた(又は載置された)ことを検知する(S21)。このとき、印刷装置3のNFCリーダー49は、アンテナより電磁波を放出して携帯端末装置2のNFCチップ19に電力を供給する。
携帯端末装置2のNFCチップ19(図3)は、印刷装置3から電力を供給されて起動する。そして、NFCチップ19は、メモリ19mに保存された送信済みのプリント予定ジョブの名称及び携帯端末識別情報を印刷装置3へ送信する(S22)。本シーケンスにおける携帯端末装置2の処理はここで終了である。
次に、印刷装置3のプリント対象ジョブ特定部41cは、携帯端末装置2から送信済みのプリント予定ジョブの名称及び携帯端末識別情報を受信する(S23)。そして、プリント対象ジョブ特定部41cは、それらを操作パネルP(表示部45)に一覧表示し(S24)、ユーザーからプリント予定ジョブの名称の指定を受け付ける(S25)。
次に、プリント対象ジョブ特定部41cは、指定されたプリント予定ジョブの名称とNFCリーダー49で検知した携帯端末装置2の携帯端末識別情報とを元に、印刷装置3内に蓄積したプリント予定ジョブから印刷処理を実行するプリント予定ジョブ(以下「プリント対象ジョブ」)を特定する(S26)。ここではプリント対象ジョブ特定部41cは、各プリント予定ジョブのヘッダー部71を解析し、携帯端末識別情報71aとジョブ名71bを確認する。
そして、プリンタコントローラー51は、プリント対象ジョブ特定部41cにより特定されたプリント対象ジョブに基づいて印刷処理を実行する(S27)。この処理が完了した後、本シーケンスを終了する。
[第1の実施形態の効果]
上述した第1の実施形態によれば、携帯端末装置2が、プリント予定ジョブ送信と同時に携帯端末装置2のNFCチップ19にプリント予定ジョブの名称を記録する。これにより、携帯端末装置2(バッテリー21)の電源が切れている場合又はジョブ送信に必要な充電残量が不足している場合でも、ジョブ印刷時に印刷装置3へ携帯端末装置2をかざすことで、印刷装置3,4のNFCリーダー49が、携帯端末装置2のNFCチップ19に保持されている携帯端末識別情報とプリント予定ジョブの名称を取得することができる。
そして、印刷装置3,4は、操作パネルPにプリント予定ジョブの名称を一覧表示する。そして、ユーザーが印刷したいプリント予定ジョブを選択すると、印刷装置3,4は選択されたプリント予定ジョブと対応する携帯端末識別情報をキーワードに、印刷装置3,4に蓄積されたプリント予定ジョブからプリント対象ジョブを特定し、印刷を実行する。それゆえ、ユーザーは携帯端末装置2の充電切れを気にすることなく、携帯端末装置2から印刷装置3,4へプリント予定ジョブを送信して印刷(モバイルプリント)を実行することが可能となる。
また、印刷装置3,4が、携帯端末装置2からプリント予定ジョブを読み出すタイミングを携帯端末装置2の充電残量低下時(ステップS6,S7)に限定することにより、ネットワークNの負荷を軽減できる。また、携帯端末装置2の充電切れに備えて事前に全てのプリント予定ジョブをサーバーにアップしておく必要はなくなるため、サーバーの負荷の軽減やストレージ容量の圧迫を抑えることができる。
<2.第2の実施形態>
第2の実施形態は、印刷装置3が携帯端末装置2(バッテリー21)の充電残量を判定するための閾値として、第1閾値と第2閾値を設定した例である。
図12は、第2の実施形態に係る携帯端末装置2の充電残量に応じた充電残量通知要求の送信設定処理例を示すフローチャートである。
まず印刷装置3の携帯端末情報管理部41bは、携帯端末装置2から通知された携帯端末装置2の充電残量とROM42b等に保存した第1閾値とを比較する(S31)。このステップS31の判定処理は、図9のステップS6の判定処理に対応するものである。
充電残量が第1閾値以上である場合には(S31のNO)、携帯端末情報管理部41bは、次回の充電残量通知要求の送信時間を規定の一定時間以上あけた時刻に設定し、次回の送信時刻及び携帯端末識別情報を携帯端末管理リスト60に登録する(S34)。この処理が完了後、本フローチャートの処理を終了する。
次に、ステップS31において充電残量が第1閾値よりも小さい場合には(S31のYES)、携帯端末情報管理部41bは、充電残量と第2閾値(第2閾値<第1閾値)を比較する(S32)。充電残量が第2閾値よりも小さい場合には(S32のYES)、携帯端末情報管理部41bはステップS7(図9)の処理に進み、携帯端末装置2に対しプリント予定ジョブ送信要求を送信する。
一方、充電残量が第2閾値以上である場合には(S32のNO)、携帯端末情報管理部41bは、充電残量に基づいて次回の充電残量通知要求の送信時刻を算出する(S33)。そして、次回の送信時刻及び携帯端末識別情報を携帯端末管理リスト60に登録する(S34)。この処理が完了後、本フローチャートの処理を終了する。
例えば、充電残量の第1閾値を30%、第2閾値を10%である場合を説明する。
図8の携帯端末管理リスト60に示す‘keitai01’の携帯端末装置の場合、その充電残量は8%(<第2閾値)であるので、ステップS7のプリント予定ジョブ送信要求の送信が行われる。
‘keitai02’の携帯端末装置の場合、その充電残量は72%(>第1閾値)であるので(S31のNO)、処理は何も行われない。
‘keitai03’の携帯端末装置の場合、その充電残量は15%(第2閾値<充電残量<第1閾値)であるので、ステップ33の次回充電残量通知要求の送信時刻の算出が行われる。
充電残量15%と第2閾値10%の差分は5%である。仮に1時間当たり2.5%ずつ充電容量が減少すると仮定した場合、充電残量は2時間後に第2閾値10%に達する。そこで、次回のプリント予定ジョブ送信要求を送信するタイミングを、現在時刻から2時間後又はそれより少し前の時刻(送信設定時刻)に設定する。携帯端末情報管理部41bは、この送信設定時刻を携帯端末管理リスト60に登録する。
また、例えば充電残量が15%の場合には、さらに1時間後にプリント予定ジョブ送信要求を送信するように設定する。
上述した第2の実施形態によれば、携帯端末装置2の充電残量に応じて充電残量通知要求の送信時刻(送信タイミング)を設定する。これにより、充電残量が第2閾値に到達するまでの間に余計な充電残量通知要求の送信を行うことがなく、携帯端末装置2の電力消費を節約できる。
<3.第3の実施形態>
第3の実施形態は、携帯端末装置2が、バッテリー21の充電残量に応じて能動的にプリント予定ジョブを送信する例である。
携帯端末装置2のジョブ管理部11bは、プリント予定ジョブの送信に必要な電力量を算出する。プリント予定ジョブの送信に必要な電力量は、印刷を実行する入力データのサイズが大きいほど大きくなる。次に、ジョブ管理部11bは、その電力量からバッテリー21の充電残量を減算する計算を行い、その計算値(差分値)と閾値を比較する。そして、計算値が閾値よりも小さい場合には、ジョブ管理部11bは、プリント予定ジョブのヘッダー部に携帯端末識別情報を付与し、印刷装置3,4にプリント予定ジョブを送信する。
上述した第3の実施形態によれば、携帯端末装置2がバッテリー21の充電残量に応じて能動的にプリント予定ジョブを送信する。第1及び第2の実施形態では、印刷装置3は近くに携帯端末装置2が存在すると認めた場合にのみ、充電残量通知要求を送信していた。本実施形態により、印刷装置3,4からのプリント送信ジョブ送信要求を待たずに、印刷装置3,4へプリント予定ジョブを送信(プッシュ送信)することができる。それゆえ、バッテリー21の充電残量が、プリント予定ジョブを印刷装置3,4へ送信する前に、消失する機会を減らすことができる。
<4.第4の実施形態>
第4の実施形態は、指定されたプリント予定ジョブが自装置にない場合に印刷処理を行う例である。
図13は、本発明の第4の実施形態に係る指定されたプリント予定ジョブが自装置にない場合の印刷処理例を示すフローチャートである。
まず印刷装置3のプリント対象ジョブ特定部41cは、携帯端末装置2から送信済みのプリント予定ジョブの名称及び携帯端末識別情報を操作パネルP(表示部45)に一覧表示し、ユーザーからプリント予定ジョブの名称の指定を受け付ける(S41)。この処理はステップS25の処理に対応する。
次に、プリント対象ジョブ特定部41cは、指定されたプリント予定ジョブの名称とNFCリーダー49で検知した携帯端末装置2の携帯端末識別情報とを元に、印刷装置3内に蓄積したプリント予定ジョブからプリント対象ジョブを検索する(S42)。この処理はステップS26の処理に対応する。
ここで、プリント対象ジョブ特定部41cは、自装置である印刷装置3にプリント対象ジョブがあるか否かを判定し(S43)、自装置にプリント対象ジョブがある場合には(S43のYES)、自装置のプリント対象ジョブに基づいて印刷処理を実行する(S46)。この処理が完了した後、本シーケンスを終了する。
一方、自装置にプリント対象ジョブがない場合には(S43のNO)、プリント対象ジョブ特定部41cは、プリント予定ジョブの名称と携帯端末識別情報をパラメータとするジョブ転送要求を、ネットワークNに接続された他の印刷装置(図1の例では印刷装置4)へ送信(ブロードキャスト送信)する。このとき、印刷装置3が送信するジョブ転送要求には、ネットワークNに接続された複数の印刷装置から印刷装置3を識別するための「印刷装置識別情報」が含まれているものとする。なお、ネットワークNに接続された全ての印刷装置をジョブ転送要求の送信対象としてもよいし、一部の印刷装置に限定してもよい(S44)。
印刷装置3から上記ジョブ転送要求を受信した印刷装置4は、自装置に該当プリント予定ジョブがあるか検索し、該当プリント予定ジョブをネットワークNを介して印刷装置3へ転送する。印刷装置3のプリント対象ジョブ特定部41cは、印刷装置4から転送された該当プリント予定ジョブを受信する(S45)。
そして、印刷装置3のプリント対象ジョブ特定部41cは、印刷装置4から受信したプリント予定ジョブがプリント対象ジョブであることを確認し、プリンタコントローラー51にこのプリント対象ジョブの印刷を指示する。それにより、プリンタエンジン52が、プリント対象ジョブに基づき印刷処理を実行する(S46)。この処理が完了した後、本フローチャートを終了する。
上述した第4の実施形態によれば、複数の印刷装置がネットワーク経由で接続されており、プリント予定ジョブのデータを受信した印刷装置とユーザーが印刷指示したい印刷装置が異なる場合であっても、ユーザーが印刷指示したい印刷装置に印刷を実行させることができる。
<5.第5の実施形態>
第5の実施形態は、印刷装置3,4においてプリント予定ジョブの名称と携帯端末識別情報を紐付けたジョブ管理リストを作成する例である。
携帯端末装置2のジョブ管理部11bは、印刷装置3,4からプリント予定ジョブ送信要求を受信し、プリント予定ジョブを送信する際に、携帯端末識別情報をプリント予定ジョブとは別に送信してもよい。この場合、印刷装置3,4の携帯端末情報管理部41bは、プリント予定ジョブと携帯端末識別情報を別々に受信し、プリント予定ジョブと携帯端末識別情報を紐付けるジョブ管理リストを作成する。
図14は、第5の実施形態に係るジョブ管理リストの一例を示す図である。
携帯端末管理リスト80は、レコードのフィールドとしてプリントフィールド81と、携帯端末識別情報フィールド82を有する。図14の例では、携帯端末識別情報が「keitai01」は携帯端末装置2に相当し、プリント予定ジョブとして‘AAA’(図4A、図4B)が登録されている。
上述した第5の実施形態によれば、携帯端末装置2がプリント予定ジョブを送信する際に、プリント予定ジョブのヘッダー部に携帯端末識別情報を書き込む必要がない。そのため、携帯端末装置2の制御部11の処理負荷が軽減され、処理速度が上がる。
なお、印刷装置3,4の携帯端末情報管理部41bが、プリント予定ジョブと携帯端末識別情報を別々に受信し、印刷装置内でプリント予定ジョブのヘッダー部に携帯端末識別情報を書き込んでもよい。
<6.その他>
なお上述した各実施形態において、印刷装置3,4の携帯端末検知部41aは、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)を利用して、印刷装置3,4から所定の距離(第1の距離)内に携帯端末装置2が存在するかどうかを検知するようにしてもよい。
また、図1の印刷システム1に接続された印刷装置は2台だが、印刷装置は3台以上でもよいことは勿論である。
また、セキュリティや資源確保の点から、印刷装置の携帯端末情報管理部41bは、印刷装置に蓄積したプリント予定ジョブの中から印刷処理を実行したプリント予定ジョブのデータを削除することが望ましい。このとき、該当プリント予定ジョブが複数の印刷装置にまたがって蓄積されている場合には、他の印刷装置に蓄積されたプリント予定ジョブについても削除する。
また、携帯端末情報管理部41bは、プリント予定ジョブのデータを蓄積後、一定期間が経過したプリント予定ジョブを削除するようにしてもよい。
さらに、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
1…印刷システム、 2…携帯端末装置、 3,4…印刷装置、 5…アクセスポイント、 11…制御部、 11a…充電残量監視部、 11b…ジョブ管理部、 15…表示部、 16…操作部、 17…不揮発性ストレージ、 18…無線通信インターフェース(第1の通信部)、 19…NFCチップ(第1の近接通信部)、 19m…メモリ、 21…バッテリー(二次電池)、 41…制御部、 41a…携帯端末検知部、 41b…携帯端末情報管理部、 41c…プリント対象ジョブ特定部、 45…表示部、 46…操作部、 47…不揮発性ストレージ、 48…ネットワークインターフェース、 49…NFCリーダー(第2の近接通信部)、 50…無線通信インターフェース(第2の通信部)、 60…携帯端末管理リスト、 70…プリント予定ジョブ、 80…ジョブ管理リスト、 P…操作パネル

Claims (12)

  1. 印刷指示可能な携帯端末装置と、該携帯端末装置の印刷指示に基づいて印刷処理を行う印刷装置とがネットワークを介して相互に通信可能に接続された印刷システムにおいて、
    前記携帯端末装置は、
    前記印刷装置と通信が可能である第1の通信部と、
    前記携帯端末装置を識別するための携帯端末識別情報を記憶する不揮発性のメモリを有し、前記印刷装置と磁気結合による通信が可能である第1の近接通信部と、
    プリント予定ジョブを保持するジョブ保持部と、
    前記ジョブ保持部に保持された前記プリント予定ジョブ及び前記携帯端末装置を識別するための携帯端末識別情報を前記印刷装置へ送信するとともに、送信した前記プリント予定ジョブの名称を前記メモリへ書き込むジョブ管理部と、を備える
    印刷システム。
  2. 前記携帯端末装置は、二次電池と、
    前記二次電池の充電残量を監視する充電残量監視部と、を更に備え、
    前記ジョブ管理部は、前記充電残量監視部により検知された前記二次電池の充電残量が所定量以下である場合に、前記プリント予定ジョブの送信を行う
    請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記印刷装置は、
    前記携帯端末装置の前記第1の通信部と通信を行う第2の通信部と、
    前記携帯端末装置の前記第1の近接通信部と磁気結合による通信が可能である第2の近接通信部と、
    前記第2の通信部により自装置から所定の距離内に前記携帯端末装置が存在することを検知する携帯端末検知部と、
    前記携帯端末装置に関する情報を管理する携帯端末情報管理部と、を備え、
    前記携帯端末情報管理部は、前記携帯端末検知部により前記携帯端末装置が所定の距離内に存在することを検知した場合に、前記第2の通信部を介して前記携帯端末装置に対し前記携帯端末装置の充電残量通知要求を送信し、前記携帯端末装置から受信した前記携帯端末装置の充電残量が所定量以下である場合には、前記携帯端末装置に対しプリント予定ジョブ送信要求を送信し、前記携帯端末装置から前記プリント予定ジョブ及び前記携帯端末識別情報を受信する
    請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記携帯端末装置の前記ジョブ管理部は、前記プリント予定ジョブの送信に必要な電力量を算出し、前記電力量から前記充電残量を減算する計算を行い計算値と閾値を比較し、比較結果に応じて前記プリント予定ジョブの送信を行う
    請求項2に記載の印刷システム。
  5. 前記印刷装置は、
    前記第2の通信部を介して前記携帯端末装置から受信した前記プリント予定ジョブの名称の一覧を表示する表示部と、
    ユーザーの入力操作を受け付ける操作部と、
    前記携帯端末装置から受信した前記プリント予定ジョブの中から印刷を実行するプリント対象ジョブを特定する対象ジョブ特定部と、
    前記プリント対象ジョブを実行するプリンタエンジンと、を更に備え、
    前記印刷装置の前記第2の近接通信部は、前記携帯端末装置の前記第1の近接通信部が自装置と通信可能な距離に存在することを検知した場合に、前記第1の近接通信部の前記メモリから前記プリント予定ジョブの名称及び前記携帯端末識別情報を読み出し、
    前記対象ジョブ特定部は、前記表示部に表示された前記プリント予定ジョブの名称及び前記携帯端末識別情報の一覧の中から前記操作部により指定された前記プリント予定ジョブの名称に紐付けられた前記携帯端末識別情報と、前記第2の近接通信部を介して前記携帯端末装置から受信した前記プリント予定ジョブに紐付けられた前記携帯端末識別情報とが一致するとき、指定された前記プリント予定ジョブを前記プリント対象ジョブに特定する
    請求項3又は4に記載の印刷システム。
  6. 前記対象ジョブ特定部は、前記操作部により指定された前記プリント予定ジョブの名称に紐付けられた前記携帯端末識別情報と、前記第2の近接通信部を介して前記携帯端末装置から受信した前記プリント予定ジョブに紐付けられた前記携帯端末識別情報とが一致しないとき、
    前記プリント予定ジョブの名称及び前記携帯端末識別情報を含むジョブ転送要求を、前記ネットワークに接続された他の印刷装置へ送信し、
    指定された前記プリント予定ジョブの名称及び前記携帯端末識別情報に対応するプリント予定ジョブを前記他の印刷装置から受信し、
    その受信した前記プリント予定ジョブを前記プリント対象ジョブに特定する
    請求項5に記載の印刷システム。
  7. 前記印刷装置の前記携帯端末情報管理部は、前記携帯端末装置から通知された前記二次電池の充電残量に応じて、前記携帯端末装置に対する前記充電残量通知要求の送信タイミングを設定する
    請求項2乃至6のいずれかに記載の印刷システム。
  8. 前記携帯端末装置の前記ジョブ管理部は、送信する前記プリント予定ジョブのヘッダー部に前記プリント予定ジョブの名称を書き込む
    請求項1乃至7のいずれかに記載の印刷システム。
  9. 前記印刷装置の前記携帯端末情報管理部は、受信した前記プリント予定ジョブのヘッダー部に前記携帯端末識別情報を書き込む
    請求項3乃至7のいずれかに記載の印刷システム。
  10. 前記印刷装置の前記携帯端末情報管理部は、受信した前記プリント予定ジョブの名称と前記携帯端末識別情報とを紐付けたジョブ管理リストを生成する
    請求項3乃至7のいずれかに記載の印刷システム。
  11. 印刷装置と通信が可能である通信部と、
    当該携帯端末装置を識別するための携帯端末識別情報を記憶する不揮発性のメモリを有し、前記印刷装置と磁気結合による通信が可能である近接通信部と、
    プリント予定ジョブを保持するジョブ保持部と、
    前記ジョブ保持部に保持された前記プリント予定ジョブ及び前記携帯端末識別情報を前記印刷装置へ送信するとともに、送信した前記プリント予定ジョブの名称を前記メモリへ書き込むジョブ管理部と、を備える
    携帯端末装置。
  12. 携帯端末装置と通信を行う通信部と、
    前記携帯端末装置と磁気結合による通信が可能である近接通信部と、
    前記通信部により自装置から所定の距離内に前記携帯端末装置が存在することを検知する携帯端末検知部と、
    前記携帯端末装置に関する情報を管理する携帯端末情報管理部と、
    前記通信部を介して前記携帯端末装置から受信したプリント予定ジョブの名称の一覧を表示する表示部と、
    ユーザーの入力操作を受け付ける操作部と、
    前記携帯端末装置から受信した前記プリント予定ジョブの中から印刷を実行するプリント対象ジョブを特定する対象ジョブ特定部と、
    前記プリント対象ジョブを実行するプリンタエンジンと、を更に備え、
    前記近接通信部は、前記携帯端末装置が自装置と通信可能な距離に存在することを検知した場合に、前記携帯端末装置が備える近接通信部のメモリからプリント予定ジョブの名称、及び携帯端末識別情報を読み出し、
    前記対象ジョブ特定部は、前記表示部に表示された前記プリント予定ジョブの名称及び前記携帯端末識別情報の一覧の中から前記操作部により指定された前記プリント予定ジョブの名称に紐付けられた、前記携帯端末装置を識別するための前記携帯端末識別情報と、前記近接通信部を介して前記携帯端末装置から受信した前記プリント予定ジョブに紐付けられた前記携帯端末識別情報とが一致するとき、指定された前記プリント予定ジョブを前記プリント対象ジョブに特定する
    印刷装置。
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