JP2013141803A - プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触ICカード機能を搭載した携帯情報端末から、プリンタ装置に対してダイレクトに印刷データを送信し印刷を行う。
【解決手段】無線によるデータ受信を行う第一の通信手段と、非接触ICチップを検知し通信を行う第二の通信手段と、第一の通信手段から受信した印刷データに非接触ICチップの固有ID情報が付加されているかを確認する手段と、第一の通信手段から受信した印刷データから、非接触ICチップの固有IDに関するエントリと課金に関するエントリを持つ受信データリストを作成する、受信データリスト作成手段と、第二の通信手段によって検知された非接触ICチップと通信し、非接触ICチップの固有IDを取得する手段と、取得した非接触ICチップの固有IDと同じ固有IDエントリをもつ印刷データを、前記受信データリストから自動選択する手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は写真や電子文書などのデジタルデータを印刷するプリンタ装置に関するものである。とくに、コンビニエンスストアなどに設置され、印刷枚数に応じた課金印刷を行うプリンタ装置において、携帯端末からの無線通信によるダイレクト印刷に対する課金方法に関するものである。
一部のインクジェットプリンタや複合機においては、赤外線や電波による近距離無線通信の機能を搭載している。このような近距離無線通信の活用方法の一例として、携帯電話やPDAなどの携帯情報端末から写真データや文書データを受信し、印刷する機能が存在する。携帯情報端末からプリンタ装置に対し、1対1での無線通信を行うことで、1ジョブ毎の印刷を行う。
他方、コンビニエンスストア等に設置されている逐次課金式のデジタル複合機で、写真データや文書データなどのユーザのプリントジョブを受け付けることができる機器も存在する。ユーザがプリントすべき写真データや文書データは、以下の2通りの方法で複合機に送られる。
1)データストレージメディアを経由する方法
フラッシュメモリ、CD-R/DVD-Rといった書き込み可能な光学メディア、あるいは磁気ディスクなどのデータストレージメディアに対し、ユーザは事前に写真データや文書データを保存しておく。プリンタ装置には、ストレージメディア読取機能が備えられていることにより、印刷すべきデータをプリンタ装置に転送することが可能になっている。
2)データサーバを経由する方法
インターネット上に公開されたデータサーバを設置し、そのデータサーバにユーザが保存した印刷データを、プリンタ装置からPullプリントする。この場合、データサーバへのアクセスを規制するために、事前にユーザ登録が必要な場合が多い。また、データサーバに保存された多数の印刷データから、実際にPullプリントするデータを指定するために、データ保存時にジョブIDが発行される。
携帯情報端末から1対1での無線通信を行って印刷をおこなう場合、その大きな利点として、ユーザ操作が非常に簡便であることがあげられる。印刷データをストレージメディアにコピーする必要もなく、また事前のユーザ登録や、ID、パスワード発行は一切不要である。
また、データサーバを経由する方法において特許文献1の技術では、非接触ICカード技術を利用して、事前のユーザ登録や、ID、パスワード発行に関するユーザ操作を簡略化している。
特開2008-77438号公報
コンビニエンスストア等に設置されているプリンタ装置に、携帯情報端末からダイレクトに印刷データを送信し印刷することは、ユーザ操作の単純さの観点で重要である。しかし、特許文献1の技術では、ダイレクトに印刷データを送信することはできない。
上記のような状況に鑑み、本発明においては、非接触ICカード機能を搭載した携帯情報端末から、プリンタ装置に対してダイレクトに印刷データを送信し印刷を行う機能を実現する。
印刷データを印刷するプリンタ装置であり、
無線によるデータ受信を行う第一の通信手段(170)と、
非接触ICチップを検知し通信を行う第二の通信手段(160)と、
第一の通信手段から受信した印刷データに非接触ICチップの固有ID情報が付加されているかを確認する手段(S505)と、
第一の通信手段から受信した印刷データから、非接触ICチップの固有IDに関するエントリと課金に関するエントリを持つ受信データリスト(図4)を作成する、受信データリスト作成手段(S506,S508)と、
第二の通信手段(160)によって検知された非接触ICチップと通信し、非接触ICチップの固有IDを取得する手段(S603)と、
取得した非接触ICチップの固有IDと同じ固有IDエントリをもつ印刷データを、前記受信データリストから自動選択する手段(S606)と、
を備えることを特徴とするプリンタ装置。
本発明によれば、プリンタ装置は非接触ICカード機能を搭載した携帯情報端末から、ダイレクトに印刷データを受信し印刷を行うことが可能になる。ユーザは事前にユーザ登録をしたり、印刷データをサーバに登録したりする必要がない。また、他のユーザの携帯情報端末から受信した印刷データを誤って印刷することを防止することができる。
本発明の実施形態によるデジタル複合機を含む印刷環境の全体構成例を示す図である。 本発明の実施形態によるデジタル複合機の内部データ処理ブロック構成例を示す図である。 本発明の実施形態による各機器の処理とユーザ操作の手順を示す模式図である。 デジタル複合機の内部で管理される、受信済印刷ジョブリストのデータ構造図である。 第一の実施形態による印刷データ受信タスクの処理を示すフローチャートである。 第一の実施形態による課金印刷実行タスクの処理を示すフローチャートである。 第二の実施形態による課金印刷実行タスクの処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
[第一の実施形態]
本発明の実施例にかかわるデジタル複合機の全体構成を、図1を参照しながら説明する。
リーダー部200は、原稿を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダー部200は、原稿を読取るための機能を持つスキャナユニット210で構成される。
プリンタ部300は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット310と、画像データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキングユニット320と、印字された記録紙を機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット330とで構成される。
制御装置100は、リーダー部200、プリンタ部300と電気的に接続される。制御装置100は、リーダー部200を制御して、原稿の画像データを読込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を提供する。また、制御装置100は、内蔵する無線LANユニット170経由で携帯端末501,502から受信した電子データを画像変換し、プリンタ部300を制御して記録用紙に出力するダイレクトプリント機能を提供する。
操作部150は、制御装置100に接続され、液晶タッチパネルで構成され、デジタル複合機を操作するためのユーザI/Fを提供する。
ICカード通信ユニット160は、非接触ICカードリーダ/ライタで構成され、制御装置100に接続される。非接触ICカードの規格としては、本実施例ではFeliCa(登録商標)を用いている。ただし、その他の非接触ICカード規格(ISO/IEC14443で規定されるTypeAやTypeBなど)を用いることも可能である。
携帯端末501、502は、印刷データを保存するメモリ領域を持っている、また、携帯端末501,502は、無線LAN通信機能および非接触ICカード機能の両方を有し、さらに無線LAN経由で外部とデータを送受信するアプリケーションソフトウェアが搭載されている。携帯端末501、502およびデジタル複合機の制御装置100は、デジタル複合機の制御装置100の無線LANユニット170およびICカード通信ユニット160を経由して、相互に通信を行う。
図2は、本実施形態におけるデジタル複合機の制御装置の一構成例を示すブロック図である。図2において、制御装置100は、リーダー部200やプリンタ部300と接続し、画像データの読み取りやプリント出力のための制御を行う。また、制御装置100は、LAN400と接続することで、非接触ICカードを用いた認証や課金などの情報を送受信する。さらに制御装置100は、無線LANユニット170経由で受信したプリントジョブデータを、内蔵する記憶装置であるHDD104内に保存する。さらに、無線LANユニット170経由で受信しHDD104内に保存したプリントジョブデータをプリント出力可能なイメージに展開する。
CPU101はデジタル複合機全体を制御するための中央処理装置である。RAM102は、CPU101が動作するためのシステムワークメモリであり、入力されたプリントジョブデータや変換中のイメージデータ、さらに印刷実行時の各種属性などを一時記憶するためのメモリでもある。ROM103はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD104はハードディスクドライブであり、各種処理のためのシステムソフトウェアや、受信したプリントジョブデータなどを格納する。操作部I/F105は操作部150に対するインタフェース部であり、操作部150に対して操作画面データを出力する。また、操作部I/F105は、操作部150から操作者が入力した情報をCPU101に伝える役割をする。
シリアルインタフェース107は、ICカード通信ユニット160に接続して、非接触ICカードのID情報および課金にかかわる情報などの入出力を行う。
ネットワークインタフェース108は、例えばLANカード等で実現され、LAN400に接続して外部装置との間で情報の入出力を行う。さらにネットワークインタフェース108には無線LANユニット170が接続され、携帯端末501との通信を行うことでプリントジョブデータの受信を行う。以上のユニットがシステムバス109上に配置されている。
イメージバスI/F106は、システムバス109と画像データを高速で転送する画像バス110とを接続するためのインタフェースであり、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス110上には、デバイスI/F111が接続される。
デバイスI/F部111は、リーダー部200やプリンタ部300と制御装置100とを接続し、動作制御および画像データの転送を行う。
次に、本実施例のデジタル複合機が利用する非接触ICカードシステムであるFeliCa(登録商標)のおよびモバイルFeliCa(登録商標)の説明をする。
FeliCaはICチップと無線通信用アンテナコイルを内蔵した非接触ICカード、およびそのシステム技術の総称であり、その無線通信方式はISO/IEC18092によって規格化されている。無線通信I/Fを経由して、非接触ICカードに内蔵されたFeliCaチップと、FeliCaカードリーダライタ装置が通信を行う。交通チケット、電子マネー、各種会員証などのシステムの中核を担う技術である。
モバイルFeliCaは、携帯電話に実装されたFeliCaであり、「おサイフケータイ(登録商標)」として移動体通信事業者からサービスが提供されている。モバイルFeliCaチップを搭載した携帯端末では、FeliCa同様の無線通信I/Fを経由したカードリーダライタ装置との通信だけではなく、シリアルI/Fを経由したFeliCaチップと携帯端末との通信も可能である。携帯端末上で動作するアプリケーションソフトは、シリアル通信I/Fを経由してモバイルFeliCaチップに対してアクセスすることができる。これにより、携帯電話通信ネットワークの利用、FeliCaチップ内のデータ領域の参照と活用、PINによるアクセス制限など機能を、携帯端末上のアプリケーションは利用可能である。また、FeliCaチップ内には書き換えできない固有IDとして、8バイト長の製造者ID(以下IDm)があり、このIDmは携帯端末上のアプリケーションからも参照することが可能である。
本実施例において利用されるモバイルFeliCa機能を有する携帯端末は、電子マネーサービスの機能が有効になっていることを前提とする。なお、モバイルFeliCaを用いた電子マネーサービスは、複数の事業者から異なるサービスが提供されている。本発明では、どの電子マネーサービスを用いてもその効果は変わらないため、電子マネーサービスのしくみとその決済処理の方法に関しては説明しない。
次に図3を用いて、本発明の無線通信によるダイレクト印刷がおこなわれる際の、携帯端末の動作、デジタル複合機の動作、およびそれらをユーザが操作する手順を、(1)〜(6)の順で説明をする。携帯端末501内では印刷データが保存されており、また、この印刷データを無線LAN経由で外部に送信するアプリケーションソフトウェアが搭載されている。デジタル複合機の制御装置内では、後述する図5および図6の処理を行うソフトウェアが動作している。
携帯端末501内で動作するアプリケーションソフトウェアは、ユーザの操作を起点として、携帯端末501内に保存されている印刷すべきデータに対して、FeliCa-IDmの情報を付加する。
引き続き携帯端末501内で動作するアプリケーションソフトウェアは、前記(1)で生成されたFeliCa-IDm情報付きの印刷データを、無線LAN経由でデジタル複合機に送信する。
デジタル複合機の制御装置100内では、図5にて後述するソフトウェアが、前記(2)のFeliCa-IDm情報付きの印刷データを受信処理する。
ユーザが携帯端末501をデジタル複合機のICカード通信ユニット170の至近距離に近づけることによって、デジタル複合機の制御装置100内では、図6にて後述するソフトウェアが、携帯端末501のFeliCa-IDmを検知し、印刷課金動作を開始する。
デジタル複合機の制御装置100内で動作する図6にて後述するソフトウェアが、受信済み印刷データのうち、手順(4)で検知したFeliCa-IDmと一致するFeliCa-IDm付加されていた印刷データの課金額を計算し、電子マネー決済処理をおこなう。
デジタル複合機の制御装置100内で動作する図5にて後述するソフトウェアが、(5)にて決済済みの印刷すべきデータを、印刷出力する。
このような一連の手順を踏むことで、デジタル複合機は携帯端末501から受信した印刷データのみを課金、印刷出力することができる。万が一手順(3)から手順(4)の間に、デジタル複合機が別の携帯端末502から印刷データを受信したとしても、携帯端末501のユーザは携帯端末501からの印刷データのみを課金印刷することができる。
図5は、デジタル複合機の制御装置100内で動作する、印刷データ受信タスクを担うソフトウェアの処理を示すフローチャートである。以下、印刷データ受信タスクが行う動作を説明する。
まずステップS501では、無線LANの受信キューの状態を確認する。この無線LAN受信キューは、制御装置100のRAM102上に設定されたメモリ領域として存在する。無線LANユニット170にて受信されたデータは、逐次受信キューに蓄えられ、ステップS502の処理によって確認されるまで待機状態となっている。ステップS502にて受信キュー内にデータがない場合は、ステップS501に戻る。ステップS502にて受信キュー内にデータがある場合は、ステップS503にて受信データを解析する。さらにステップS504にて、受信データに含まれる印刷ジョブのページ数、ページサイズ、色情報などを参照し、印刷出力した場合の課金額を算出しておく。ステップS505では、受信データにFeliCa-IDm情報が付加されているかを確認する。FeliCa-IDm情報が付加されていない場合は、ステップS506に進み、図4で示されるデータ構造をもつ受信済印刷ジョブリストに、印刷ジョブを登録する。この際、課金額の項にステップS504で算出された課金額の値を記録し、FeliCa-IDmの項にNULLを記録する。ステップS505でFeliCa-IDm情報が付加されていた場合は、ステップS507にて受信データからFeliCa-IDm情報を抽出し、さらにステップS508にて、受信済印刷ジョブリストに、印刷ジョブを登録する。この際、課金額の項にステップS504で算出された課金額の値を記録し、FeliCa-IDmの項には、抽出したFeliCa-IDm情報を記録する。ステップS509では、操作部150の表示状態を更新し、受信済印刷ジョブリストを表示する。その後、ステップS501に戻り、後続の印刷ジョブの受信に備える。
図6は、デジタル複合機の制御装置100内で動作する、課金印刷実行タスクを担うソフトウェアの処理を示すフローチャートである。以下、課金印刷実行タスクが行う動作を説明する。
ステップS601にて、デジタル複合機の制御装置100に接続されているICカード通信ユニット160の状態を確認する。ステップS602ではICカード通信ユニット160の状態から、FeliCaが検知されているか否か確認する。FeliCaが検知されていない場合は、ステップS601に戻る。FeliCaが検知されている場合は、ステップS603にて、検知されたFeliCaに対して、FeliCa-IDm情報を確認し取得する。続いてステップS604にて、受信済印刷ジョブリストに登録されている印刷ジョブとそのFeliCa-IDm情報を確認する。ステップS605では、ステップS603で取得したFeliCa-IDm情報と一致するものが、受信済印刷ジョブリストに登録されたFeliCa-IDmに存在するかを判断する。FeliCa-IDmが一致する印刷ジョブがない場合は、ステップS601に戻る。FeliCa-IDmが一致する印刷ジョブが見つかった場合は、ステップS606にて該当する印刷ジョブのデータを印刷実行対象とする。ここでFeliCa-IDmが一致する印刷ジョブが複数見つかる場合もあるが、見つかったすべての印刷ジョブが印刷実行対象となる。この際、操作部150の表示状態を更新し、印刷実行対象となった印刷ジョブのファイル名および課金額をリスト表示する。ステップS607では、印刷実行対象となった印刷ジョブに関する課金情報を集計する。受信済印刷ジョブリストの課金額の項の値を合算した値が、印刷実行時の課金額となり、モバイルFeliCaの電子マネー機能を利用して決済処理を行う。決済処理が完了したら、ステップS608にて、印刷実行対象の印刷ジョブを印刷出力する。印刷出力が完了したら、ステップS601に戻る。
以上に説明した処理および手順により、コンビニエンスストアなど公共の場に設置されたデジタル複合機に対し、携帯端末の無線LAN機能を用いて印刷データをダイレクト送信し印刷する場合に、誤って他人の印刷ジョブを出力することを防止することができる。この際に、印刷処理のために事前にユーザ登録しユーザIDを発行する手続き、もしくは印刷データを登録しジョブIDを発行する手続きは不要である。また、非接触ICカードの電子マネー決済機能を用いて課金を行うことにより、確実に自分の印刷ジョブのみに対して課金印刷することが可能になる。
[第二の実施形態]
第一の実施形態においては、印刷ジョブデータを送信した携帯端末のFeliCaと、課金印刷に関する決済に用いられるFeliCaは、同一であった。そのため、異なるFeliCaからの誤課金を防止することができた。
しかし、ユーザの意思で、異なるFeliCaからの課金決済を行うことが有用な場合もある。複数の携帯端末から送信された印刷ジョブに対して、ひとつのFeliCaでまとめて課金決済を行いたい場合である。
第二の実施形態においては、ハードウェア構成はそのままに、制御装置100内で動作する課金印刷実行タスクを担うソフトウェアの処理を変更することによって、上記を実現する。
図7は、デジタル複合機の制御装置100内で動作する、課金印刷実行タスクを担うソフトウェアの処理を示すフローチャートである。以下、課金印刷実行タスクが行う動作を説明する。
ステップS701にて、デジタル複合機の制御装置100に接続されているICカード通信ユニット160の状態を確認する。ステップS702ではICカード通信ユニット160の状態から、FeliCaが検知されているか否か確認する。FeliCaが検知されていない場合は、ステップS701に戻る。FeliCaが検知されている場合は、ステップS703にて、検知されたFeliCaに対して、FeliCa-IDm情報を確認し取得する。続いてステップS704にて、受信済印刷ジョブリストに登録されている印刷ジョブとそのFeliCa-IDm情報を確認する。ステップS705では、ステップS703で取得したFeliCa-IDm情報と一致するものが、受信済印刷ジョブリストに登録されたFeliCa-IDmに存在するかを判断する。FeliCa-IDmが一致する印刷ジョブがない場合は、ステップS701に戻る。FeliCa-IDmが一致する印刷ジョブが見つかった場合は、ステップS706にて該当する印刷ジョブのデータを印刷実行対象とする。ここでFeliCa-IDmが一致する印刷ジョブが複数見つかる場合もあるが、見つかったすべての印刷ジョブが印刷実行対象となる。この際、操作部150の表示状態を更新し、印刷実行対象となった印刷ジョブのファイル名および課金額をリスト表示する。さらに該当するすべての印刷ジョブのプレビュー画像を生成し、操作部150に表示する。
ステップS607では、操作部150に対して、ユーザが課金印刷を実行するための操作手段をする。具体的には、操作部150の液晶タッチパネル画面上に表示されるボタン状のアイコンである。ステップS708にて、ユーザがこのボタン状のアイコンに触れたか否かを検知する。ユーザがアイコンに触れていない場合は、ステップS709にてICカード通信ユニット160の状態を確認する。さらにステップS710で、ICカード通信ユニット160の状態から、FeliCaが検知されているか否か確認する。Felicaが検知されていない場合は、ステップS708に戻る。FeliCaが検知された場合でも、ステップS701で検知したFeliCaがそのままICカード通信ユニット160の付近に置かれていて、同一のFeliCaを検知することもある。そのため、ステップS710で、FeliCaが検知されたと判断した場合、ステップS711でFeliCa-IDm情報を確認し取得する。さらにステップS712では、ステップS711取得されたFeliCa-IDm情報が、ステップS703で取得したFeliCa-IDm情報と同一であるかを判断し、同一であればステップS708に戻る。同一でない場合は、別の携帯端末のFeliCaが検知されているため、ステップS704に戻る。これらの処理により、ボタン状のアイコンが押される前に、異なる携帯端末から受信した印刷ジョブを、印刷実行対象に追加することが可能になる。
ステップS708にて、ユーザがアイコンに触れたことを検知した場合は、ステップS713にて、印刷実行対象となった印刷ジョブに関する課金情報を集計する。印刷実行対象となった印刷ジョブすべてに関して、印刷ジョブリストの課金額の項の値を合算した値が、印刷実行時の課金額となり、モバイルFeliCaの電子マネー機能を利用して決済処理を行う。決済処理を行うFeliCaは、いままでの処理で最後に検知されたFeliCaを用いる。決済処理が完了したら、ステップS714にて、印刷実行対象の印刷ジョブを印刷出力する。印刷出力が完了したら、ステップS701に戻る。
以上に説明した処理および手順により、複数の携帯端末から送信された印刷ジョブに対して、ひとつのFeliCaでまとめて課金決済を行うことが可能になる。
100 制御装置
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 HDD
105 操作部I/F
106 イメージバスI/F
107 シリアルインタフェース
108 ネットワークインタフェース
109 システムバス
110 画像バス
111 デバイスI/F
150 操作部
160 ICカード通信ユニット
170 無線LANユニット
200 リーダー部
210 スキャナユニット
300 プリンタ部
310 給紙ユニット
320 マーキングユニット
330 排紙ユニット
400 LAN
501 携帯端末
502 携帯端末

Claims (5)

  1. 印刷データを印刷するプリンタ装置であり、
    無線によるデータ受信を行う第一の通信手段(170)と、
    非接触ICチップを検知し通信を行う第二の通信手段(160)と、
    第一の通信手段から受信した印刷データに非接触ICチップの固有ID情報が付加されているかを確認する手段(S505)と、
    第一の通信手段から受信した印刷データから、非接触ICチップの固有IDに関するエントリと課金に関するエントリを持つ受信データリスト(図4)を作成する、受信データリスト作成手段(S506,S508)と、
    第二の通信手段(160)によって検知された非接触ICチップと通信し、非接触ICチップの固有IDを取得する手段(S603)と、
    取得した非接触ICチップの固有IDと同じ固有IDエントリをもつ印刷データを、前記受信データリストから自動選択する手段(S606)と、
    を備えることを特徴とするプリンタ装置。
  2. 受信データリストから自動選択する手段(S606)によって選択された印刷データの課金に関するエントリから課金額を決定し、第二の通信手段(160)によって検知された非接触ICチップと通信し、印刷に関する課金決済を行う手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 課金決済と印刷をただち実施することを指示する手段(S708)と、
    新たに検知した非接触ICチップの固有IDと同じ固有IDエントリをもつ印刷データを、前記受信データリストから自動選択し、印刷すべきデータを追加する手段(S704)と、
    上記選択および追加された印刷すべきデータをプレビューする手段(S706)と 、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  4. 印刷すべきデータを追加する手段(S704)によって選択された印刷データの課金に関するエントリから課金額を決定し、その後第二の通信手段(160)によって検知された非接触ICチップと通信し、印刷に関する課金決済を行う手段
    を備えることを特徴とする請求項3に記載のプリンタ装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のプリンタ装置に印刷データを送信する携帯情報端末(501,502)であり、
    非接触ICチップと、
    非接触ICチップ通信手段([図3](4))と、
    印刷データに対して非接触ICチップの固有IDを付加する手段([図3](1))と、
    上記印刷データを無線通信で送信する手段([図3](2)) と、
    を備えることを特徴とする携帯情報端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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