JP2018041131A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】対象としている製造プロセス内の工程の属性と、過去の製造プロセス内の工程の属性が違うことを考慮した影響度を提示するようにした情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置の抽出手段は、対象としている第1の製造プロセスと類似する過去の第2の製造プロセスを抽出し、提示手段は、前記第1の製造プロセス内の第1の工程と対応する前記第2の製造プロセスの第2の工程において、該第1の工程の属性と該第2の工程の属性が異なる場合に、該第1の工程の属性又は該第2の工程の属性による製造結果に対する影響度を提示する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、プロジェクトの進行状況をプロジェクトマネージャの主観によらず、客観的に評価できるプロジェクト管理装置を提供することを課題とし、文書管理DBに登録されたアウトプット文書をプロジェクト管理指標DBに予め登録された管理指標に基づいて評価し、かつその評価結果に類似する評価結果及び類似する評価結果が導出されたプロジェクトにおいて取られた対策をプロジェクト評価結果DBから読み出し、プロジェクトが直面する問題に対する対策をプロジェクトマネージャに提供し、プロジェクトマネージャは、その評価結果及び提案を利用してプロジェクトの現状把握、意思決定を行うことができ、よって、プロジェクトマネージャは、プロジェクトの進捗状況をプロジェクトマネージャの主観に依らず、客観的に評価できることが開示されている。
特許文献2には、管理対象に生じた不具合に関する評価値を、人の判断を介在することなく、客観的な値として算出することを可能とする不具合管理装置を提供することを課題とし、不具合発生履歴記憶部には、生産ラインにおける工程に生じた不具合の内容を示す不具合内容情報と、該不具合に関連する検出状況情報及び処置内容情報とを含む不具合情報が不具合発生履歴として記憶され、不具合抽出部は、不具合発生履歴記憶部から不具合発生履歴を読み出し、特定の不具合内容情報を含む不具合情報を抽出し、影響度算出部は、不具合抽出部によって抽出された不具合情報に含まれる検出状況情報及び処置内容情報に基づいて統計処理を行うことにより、特定の不具合による影響の度合いを示す影響度を算出することが開示されている。
特許文献3には、より確実に工程変動に対応して、製品不良の発生を防止することができる工程品質管理方法及び工程品質管理システムを提供することを課題とし、工程変動情報が入力されると管理ホストコンピュータでは、格納されている作業手順情報から、該当する組立工程の要素作業と予想不具合を製造端末コンピュータに通知し、製造端末コンピュータでは受信した情報を自工程作業注意情報としてディスプレイに表示するとともに印刷し、N台の検査で発見された予想不具合は、検査不具合情報として管理ホストコンピュータを経て製造端末コンピュータへ通知され、通知された検査不具合情報は自工程責任不具合情報として、ディスプレイに表示され印刷され、組立工程の担当者はこの情報を見て、二度と同じ不具合を出さないように、より細心の注意を払って作業を進めることが開示されている。
特許文献4には、効率よく作業記録を入力することができる記録装置を提供することを課題とし、作業記録入力装置は、製造ラインの正常な稼動状態を維持するために製造ラインにおける各設備に対して行った作業内容データを入力する操作部を備え、操作部により入力された作業内容データを記録し、作業記録入力装置は、設備に故障が生じる割合である故障率を算出する故障率関数算出部及び故障率算出部と、上記作業内容情報の入力を支援する支援情報を出力する割付表示指示部2を備え、割付表示指示部は、故障率関数算出部及び故障率算出部によって算出された故障率が高い故障に関する作業内容データの入力を支援するボタン設定情報を優先して出力することが開示されている。
特開2006−235872号公報 特開2007−280301号公報 特開2000−135658号公報 特開2010−117912号公報
製造プロセスにおける品質管理が行われている。
しかし、対象としている製造プロセス内の工程の属性と、過去の製造プロセス内の工程の属性が違うことによる影響度を考慮することはされていなかった。
本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、対象としている第1の製造プロセスと類似する過去の第2の製造プロセスを抽出する抽出手段と、前記第1の製造プロセス内の第1の工程と対応する前記第2の製造プロセスの第2の工程において、該第1の工程の属性と該第2の工程の属性が異なる場合に、該第1の工程の属性又は該第2の工程の属性による製造結果に対する影響度を提示する提示手段を有する情報処理装置である。
請求項2の発明は、異なる属性が、設備又は機材である第1の場合、設備の設定値又は機材の設定値である第2の場合、環境である第3の場合によって、影響度を異ならせる、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記第1の場合は、製造結果が異なる理由は、設備又は機材が異なることであるとする、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記第2の場合は、設備の設定値又は機材の設定値が異なることによって、予め定められた第1の割合で製造結果に影響を及ぼすとする、請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記第3の場合は、環境が異なることによって、製造結果の予め定められた第2の割合で影響を及ぼすとし、前記第2の割合は、前記第1の割合未満である、
請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、コンピュータを、対象としている第1の製造プロセスと類似する過去の第2の製造プロセスを抽出する抽出手段と、前記第1の製造プロセス内の第1の工程と対応する前記第2の製造プロセスの第2の工程において、該第1の工程の属性と該第2の工程の属性が異なる場合に、該第1の工程の属性又は該第2の工程の属性による製造結果に対する影響度を提示する提示手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、対象としている製造プロセス内の工程の属性と、過去の製造プロセス内の工程の属性が違うことを考慮した影響度が提示される。
請求項2の情報処理装置によれば、3つの場合に分けて影響度を異ならせている。
請求項3〜5の情報処理装置によれば、製造結果が異なる理由が判明する。
請求項6の情報処理プログラムによれば、対象としている製造プロセス内の工程の属性と、過去の製造プロセス内の工程の属性が違うことを考慮した影響度が提示される。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 プロセステーブルのデータ構造例を示す説明図である。 プロセス・機材関連テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 影響度判定テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 影響度判定テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 評価変化量テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 影響因子レベルテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置100は、製造プロセス管理システムとしての機能を有しており、図1の例に示すように、プロセス設定モジュール105、プロセス保管モジュール110、プロセス履歴取得モジュール115、差分判断モジュール120、結果シミュレーションモジュール125、プロセス表示モジュール130、結果登録モジュール135、影響度計算モジュール140、効果評価モジュール145を有している。なお、製造プロセスは複数の工程によって構成されており、ワークフローとして定義されていてもよい。
プロセス設定モジュール105は、プロセス保管モジュール110、プロセス履歴取得モジュール115、差分判断モジュール120、管理者用端末170と接続されている。管理者用端末170に対する管理者172の操作にしたがって、プロセス設定モジュール105は、製造プロセス内の工程における属性を設定する。設定結果をプロセス保管モジュール110に保管させる。
プロセス保管モジュール110は、プロセス設定モジュール105、プロセス履歴取得モジュール115、効果評価モジュール145と接続されている。プロセス保管モジュール110は、製造プロセス情報、属性情報を保管する。さらに、対策、影響度等を保管してもよい。例えば、プロセステーブル500、プロセス・機材関連テーブル600を保管する。
図5は、プロセステーブル500のデータ構造例を示す説明図である。プロセステーブル500は、プロセスID欄510、プロセス名欄515、作業者欄520、開始日時欄525、終了日時欄530、状態欄535、工程数欄540、工程ID欄545、工程名欄550、作業者欄555、開始日時欄560、終了日時欄565、作業時間欄570を有している。プロセスID欄510は、本実施の形態において、製造プロセスを一意に識別するための情報(プロセスID)を記憶している。プロセス名欄515は、その製造プロセスの名称を記憶している。作業者欄520は、その製造プロセスの作業者を記憶している。開始日時欄525は、その製造プロセスの開始日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。終了日時欄530は、その製造プロセスの終了日時を記憶している。状態欄535は、その製造プロセスの状態を記憶している。工程数欄540は、その製造プロセス内の工程数を記憶している。この工程数は、工程数欄540以降に続く工程ID欄545から作業時間欄570のセットの個数である。工程ID欄545は、本実施の形態において、工程を一意に識別するための情報(工程ID)を記憶している。工程名欄550は、その工程の名称を記憶している。作業者欄555は、その工程の作業者を記憶している。開始日時欄560は、その工程の開始日時を記憶している。終了日時欄565は、その工程の終了日時を記憶している。作業時間欄570は、その工程の作業時間を記憶している。
図6は、プロセス・機材関連テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。プロセス・機材関連テーブル600は、プロセスID欄610、工程ID欄615、機材ID欄620、属性ID欄625、属性値欄630を有している。プロセスID欄610は、製造プロセスのプロセスIDを記憶している。工程ID欄615、その製造プロセス内の工程の工程IDを記憶している。機材ID欄620は、本実施の形態において、その工程で用いる機材を一意に識別するための情報(機材ID)を記憶している。属性ID欄625は、本実施の形態において、その機材の属性を一意に識別するための情報(属性ID)を記憶している。属性値欄630は、その属性の値(例えば、設定値)を記憶している。なお、プロセス・機材関連テーブル600内の機材を設備としてもよい。つまり、機材ID欄620を、設備IDとしてもよく、属性ID欄625を、その設備の属性IDとしてもよく、属性値欄630を、その属性の値(例えば、設定値)としてもよい。
プロセス履歴取得モジュール115は、プロセス設定モジュール105、プロセス保管モジュール110、差分判断モジュール120と接続されている。プロセス履歴取得モジュール115は、対象としている第1の製造プロセスと類似する過去の第2の製造プロセスを抽出する。つまり、対象としている第1の製造プロセス(一般的には、現在の製造プロセス)と類似する過去の第2の製造プロセスを、プロセス保管モジュール110から抽出する。ここで類似には、同一である場合も含む。その製造プロセスによって製造される製造物、製造プロセスを構成している工程等によって、製造プロセス間の類似を判断する。製造物の類似については、例えば、その製造物が同じであることとしてもよいし、製造物Aと類似する製造物Bを予め定めたテーブルがあり、それによって類似を判断してもよい。また、工程の類似については、例えば、工程の数の差分が予め定められた閾値未満又は以下であることとしてもよいし、各工程の種別(また、その工程で行われる作業の種別としてもよい)が、その製造プロセス内で同じ順番であること等がある。工程の種別を示すキーワードを属性として含んでいてもよい。
差分判断モジュール120は、プロセス設定モジュール105、プロセス履歴取得モジュール115、結果シミュレーションモジュール125、影響度計算モジュール140、作業者用端末180と接続されている。差分判断モジュール120は、対象としている第1の製造プロセスと、プロセス履歴取得モジュール115によって抽出された第2の製造プロセスとの差分を抽出する。つまり、差分判断モジュール120は、「第1の製造プロセス内の第1の工程」と対応する「第2の製造プロセスの第2の工程」において、第1の工程の属性と第2の工程の属性が異なる部分を抽出する。もちろんのことながら、「第2の工程の属性」における「第2の工程」は、比較対象の第1の工程に対応する工程である。なお、各工程には、その工程で用いられる設備又は機材、設備の設定値又は機材の設定値、その工程の作業を実施した場合の環境(温度、湿度、天気等)等の属性が付与されている。
結果シミュレーションモジュール125は、差分判断モジュール120、プロセス表示モジュール130と接続されている。結果シミュレーションモジュール125は、対策の影響度、履歴(過去の製造プロセス)から、未だ実施されていない製造プロセスのシミュレーションをする。
プロセス表示モジュール130は、結果シミュレーションモジュール125、影響度計算モジュール140、管理者用端末170、作業者用端末180と接続されている。プロセス表示モジュール130は、影響度計算モジュール140に算出された影響度を、管理者用端末170又は作業者用端末180に提示する。なお、提示には、ディスプレイ等の表示装置への表示の他に、プリンタ等の印刷装置での印刷、スピーカー等の音声出力装置への音声の出力等があり、それらの組み合わせであってもよい。また、プロセス表示モジュール130は、属性を設定済みの製造プロセスを、管理者172(管理者用端末170)に再提示するようにしたり、作業者182(作業者用端末180)に提示するようにしてもよい。
結果登録モジュール135は、影響度計算モジュール140、作業者用端末180と接続されている。結果登録モジュール135は、製造に関する外部システム、作業者182より実施結果をフィードバックする。つまり、外部システムからの検知結果、作業者用端末180に対する作業者182の操作にしたがって、結果登録モジュール135は、対象としている製造プロセスにおける結果を登録する。
影響度計算モジュール140は、差分判断モジュール120、プロセス表示モジュール130、結果登録モジュール135、効果評価モジュール145と接続されている。影響度計算モジュール140は、差分判断モジュール120によって抽出された差分にしたがって、異なっている第1の工程の属性又は第2の工程の属性による製造結果に対する影響度を算出する。
また、影響度計算モジュール140は、異なる属性が、設備又は機材である第1の場合、設備の設定値又は機材の設定値である第2の場合、環境である第3の場合によって、影響度を異ならせるようにしてもよい。
また、影響度計算モジュール140は、第1の場合は、製造結果が異なる理由は、設備又は機材が異なることであるとしてもよい。
また、影響度計算モジュール140は、第2の場合は、設備の設定値又は機材の設定値が異なることによって、予め定められた第1の割合で製造結果に影響を及ぼすとしてもよい。
また、影響度計算モジュール140は、第3の場合は、環境が異なることによって、製造結果の予め定められた第2の割合で影響を及ぼすとしてもよい。ここでの第2の割合は、第1の割合未満であるとしてもよい。
なお、前記第1の場合から第3の場合における影響度は、ユーザ(管理者172、作業者182)が入力することにより編集することも可能である。例えば、影響度そのものを編集可能としてもよいし、影響度を算出する方法(具体的には、算出式、第1の割合、第2の割合等)を編集可能としてもよい。
効果評価モジュール145は、プロセス保管モジュール110、影響度計算モジュール140と接続されている。効果評価モジュール145は、影響度計算モジュール140によって算出された影響度をプロセス保管モジュール110に登録する。また、製造結果、影響度等に対する管理者172、作業者182による評価結果等を受け取って、プロセス保管モジュール110に登録してもよい。
管理者用端末170は、情報処理装置100のプロセス設定モジュール105、プロセス表示モジュール130と接続されている。管理者用端末170は、管理者172により使用される。管理者用端末170は、パーソナルコンピュータ、携帯情報通信機器等であって、管理者172の操作を受け付け、プロセス表示モジュール130からの制御にしたがって表示を行う。管理者172は、製造プロセスの管理者(作業者182の上司、責任者等を含む)である。
作業者用端末180は、情報処理装置100の差分判断モジュール120、プロセス表示モジュール130、結果登録モジュール135と接続されている。作業者用端末180は、作業者182により使用される。作業者用端末180は、パーソナルコンピュータ、携帯情報通信機器等であって、作業者182の操作を受け付け、プロセス表示モジュール130からの制御にしたがって表示を行う。作業者182は、製造プロセスの作業者(管理者172の部下、オペレーター等を含む)である。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
情報処理装置100、管理者用端末170A、管理者用端末170B、作業者用端末180A、作業者用端末180B、作業者用端末180C、作業者用端末180D、作業者用端末180Eは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
例えば、管理者172の操作にしたがって、情報処理装置100に製造プロセスが生成され、その製造プロセスにしたがって、作業者182が製造作業を行う。作業者182は、製造の工程において、設備の設定値又は機材の設定値を変更した場合は、それらの設定値を情報処理装置100に入力する。また、製造の環境に関する値を情報処理装置100に入力するようにしてもよい。また、設備の設定値又は機材の設定値、製造の環境に関する値については、設備、機材等から通信回線290を介して入力されてもよい。そして、作業者182は、製造結果(不良品発生率等)を情報処理装置100に入力する。情報処理装置100は、過去の製造プロセスにおける工程の属性が違うことによる影響度を、管理者用端末170に提示する。
図3は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS302では、プロセス設定モジュール105は、プロセス設定を開始する。
ステップS304では、プロセス履歴取得モジュール115は、キーワードより類似プロセスを検索する。ここでのキーワードは、管理者172によって入力されたものであってもよいし、対象となっている製造プロセスの各工程の属性から抽出したものであってもよい。
ステップS306では、対象となっている製造プロセスのステップ(工程)の設定を行う。
ステップS308では、プロセス設定モジュール105は、管理者172に提示リストからステップを選択させる。
ステップS310では、プロセス設定モジュール105は、管理者172にそのステップの属性を設定させる。
ステップS312では、プロセス履歴取得モジュール115は、類似する過去の製造プロセスを再検索する。
ステップS314では、差分判断モジュール120は、製造プロセス間の差分を計算する。
ステップS316では、プロセス表示モジュール130は、ステップ/対策の制限、注意事項を表示する。例えば、ステップS314での差分を表示してもよいし、その差分による製造物に対する影響度を表示するようにしてもよい。
ステップS318では、結果シミュレーションモジュール125は、プロセス影響をシミュレーションする。
全てのステップについて、ステップS306〜ステップS318の処理を繰り返し、ステップ毎の処理を終了する(ステップS320)。
ステップS322では、影響度計算モジュール140は、属性の差分による影響度を算出し、プロセス表示モジュール130がプロセス変更差分を管理者172又は作業者182に通知する。
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。図3の例に示したフローチャートの処理が終了した後に行う処理例である。
ステップS402では、作業者182の操作(作業)にしたがって、製造プロセスを実行する。
ステップS404では、作業者182の操作にしたがって、結果をフィードバックする。
ステップS406では、プロセス履歴取得モジュール115は、類似プロセスを抽出する。
ステップS408では、差分判断モジュール120は、差分を計算する。
ステップS410では、影響度計算モジュール140は、対策/属性影響度を再計算する。
ステップS412では、効果評価モジュール145は、対策/属性影響度を更新し、プロセス保管モジュール110に保存する。
図7は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS702では、管理者172の操作にしたがって、プロセス設定モジュール105は、製造プロセス一覧から比較元となる製造プロセスを選択する。
ステップS704では、管理者172の操作にしたがって、プロセス設定モジュール105は、注目する工程と注目する属性の選択を受け取る。
ステップS706では、プロセス履歴取得モジュール115は、類似する製造プロセスの抽出の指示を受け取る。
ステップS708では、プロセス履歴取得モジュール115は、類似する製造プロセスの抽出処理を行う。ステップS708の処理の詳細は、図8の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS710では、プロセス履歴取得モジュール115は、ステップS708で抽出された製造プロセスの一覧を表示し、管理者172に選択させる。
図8は、本実施の形態による処理例(ステップS708の詳細処理例)を示すフローチャートである。プロセス履歴取得モジュール115が、この処理を行う。
ステップS802では、比較元の製造プロセスからパターンを抽出する。例えば、工程の順番をパターンとしてもよいし、各工程の属性(工程の種別、機材、設備、機材の設定値、設備の設定値等)の集合をパターンとしてもよい。
ステップS804では、比較対象の製造プロセスからパターンを抽出する。ステップS802の処理と同様に、過去の製造プロセスからパターンを抽出する。
ステップS806では、比較元と比較対象のパターンの類似度を算出する。例えば、前述の属性を軸として特徴空間における2つのパターン間の距離の逆数を類似度としてもよい。
ステップS808では、類似度の高い順に予め設定されている件数の製造プロセスを抽出する。また、予め定められた閾値より大又は以上である類似度である製造プロセスを抽出するようにしてもよい。
図9は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。対象としている製造プロセスの例を示している。この製造プロセスは、順に工程1:910、工程2:920、工程3:930、工程4:940、結果950によって構成されている。
工程1:910では、機材Aを用い、その機材Aの属性1における値(設定値)として100を用いている。
工程2:920では、機材Bを用い、その機材Bの属性2における値として100を用いている。
工程3:930では、機材Cを用い、その機材Cの属性3における値として100を用いている。
工程4:940では、機材Dを用い、その機材Dの属性4における値として100を用いている。
この製造プロセスにおける結果950は、値が100となっている。
図10は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。過去に実施された製造プロセスであって、図9の例で示した製造プロセスと類似する製造プロセスの例を示している。
図10(a)の例に示す製造プロセスaは、順に工程1:1010a、工程2:1020a、工程3:1030a、工程4:1040a、結果1050aによって構成されている。
工程1:1010aでは、機材Aを用い、その機材Aの属性1における値として100を用いている。
工程2:1020aでは、機材Bを用い、その機材Bの属性2における値として100を用いている。
工程3:1030aでは、機材Cを用い、その機材Cの属性3における値として100を用いている。
工程4:1040aでは、機材Eを用い、その機材Eの属性4における値として100を用いている。つまり、図9の例で示した製造プロセスの工程4:940の「機材D」とは機材そのものが異なっている。
この製造プロセスaにおける結果1050aは、値が50となっている。
図10(b)の例に示す製造プロセスbは、順に工程1:1010b、工程2:1020b、工程3:1030b、工程4:1040b、結果1050bによって構成されている。
工程1:1010bでは、機材Aを用い、その機材Aの属性1における値として100を用いている。
工程2:1020bでは、機材Bを用い、その機材Bの属性2における値として100を用いている。
工程3:1030bでは、機材Cを用い、その機材Cの属性3における値として100を用いている。
工程4:1040bでは、機材Dを用い、その機材Dの属性4における値として80を用いている。つまり、図9の例で示した製造プロセスの工程4:940の機材は同じであるが、属性値が異なっている。
この製造プロセスbにおける結果1050bは、値が80となっている。
図10(c)の例に示す製造プロセスcは、順に工程1:1010c、工程2:1020c、工程3:1030c、工程4:1040c、結果1050cによって構成されている。
工程1:1010cでは、機材Aを用い、その機材Aの属性1における値として100を用いている。
工程2:1020cでは、機材Bを用い、その機材Bの属性2における値として100を用いている。
工程3:1030cでは、機材Cを用い、その機材Cの属性3における値として100を用いている。
工程4:1040cでは、機材Dを用い、その機材Dの属性4における値として120を用いている。つまり、図9の例で示した製造プロセスの工程4:940の機材は同じであるが、属性値が異なっている。
この製造プロセスcおける結果1050cは、値が120となっている。
図10(d)の例に示す製造プロセスdは、順に工程1:1010d、工程2:1020d、工程3:1030d、工程4:1040d、結果1050dによって構成されている。
工程1:1010dでは、機材Aを用い、その機材Aの属性1における値として100を用いている。
工程2:1020dでは、機材Bを用い、その機材Bの属性2における値として80を用いている。つまり、図9の例で示した製造プロセスの工程2:920の機材は同じであるが、属性値が異なっている。
工程3:1030dでは、機材Cを用い、その機材Cの属性3における値として100を用いている。
工程4:1040dでは、機材Dを用い、その機材Dの属性4における値として100を用いている。
この製造プロセスdおける結果1050dは、値が90となっている。
図9の例で示した製造プロセスと図10の例で示した各製造プロセスとの比較によって、影響度を算出する。算出結果として、例えば、影響度判定テーブル1100を生成する。図11は、影響度判定テーブル1100のデータ構造例を示す説明図である。影響度判定テーブル1100は、プロセス欄1110、名称欄1120、レベル欄1130、変化量欄1140、影響度欄1150を有している。プロセス欄1110は、プロセスを記憶している。名称欄1120は、その工程において影響を与える機材の名称を記憶している。レベル欄1130は、その機材による影響のレベルを記憶している。変化量欄1140は、製造物の値の変化量を記憶している。影響度欄1150は、影響度を記憶している。
各行は、対象となっている製造プロセス(図9の例で示した製造プロセス)と過去の類似する製造プロセス(図10の例で示した製造プロセス)との比較結果を示している。
影響度判定テーブル1100の1行目の名称欄1120では、工程4(工程4:940、工程4:1040a)における「機材E」が異なっていることを示している。
1行目のレベル欄1130では、機材そのもの(又は設備そのもの)が異なっていることから「レベル:1」となることを示している。なお、機材の設定値(又は設備の設定値)が異なっている場合は「レベル2」であり、環境が異なっている場合は「レベル3」である。
1行目の変化量欄1140は、製造結果が「100」から「50」に変化しているので「変化量:−50%」となることを示している。つまり、製造結果が減少しているので、マイナス(−)であり、その変化量は50%であることから、「変化量:−50%」となっている。
そして、1行目の影響度欄1150は、機材を「機材D」から「機材E」に変更させることによって、製造結果に与える影響度は「−1」であることを示している。影響度欄1150の値の算出は、次のように行う。
影響度を、「異なる属性によって定まる値(以下の例に示す比率Bに該当)」、「製造結果の変化量によって定まる値(以下の例に示す比率Aに該当)」、「製造結果の変化量」を用いて算出する。
より具体的には、次のように行う。
影響因子レベルテーブル1500を用いて、「レベル:1」に対応する比率Bとして「100%」を抽出する。そして、評価変化量テーブル1400を用いて、「変化量:−50%」に対応する比率Aとして「200%」を抽出する。そして、影響度を、次の式1によって算出する。
比率B×比率A×変化量 (式1)
具体的には、100%×200%×(−50%)=−1を得る。
なお、図14は、評価変化量テーブル1400のデータ構造例を示す説明図である。評価変化量テーブル1400は、変化量欄1410、比率A欄1420を有している。変化量欄1410は、変化量を記憶している。比率A欄1420は、その変化量に対応する比率Aを記憶している。ここでの比率Aは、対策(異なる属性)の改善程度を示す値であって、改善程度が予め定められた閾値(図14の例では、50%)以上なら、対策の効果を拡大させている。
評価変化量テーブル1400の1行目は、変化量が「50%以上」である場合の比率Aは「200%」であることを示している。
2行目は、変化量が「50%未満」である場合の比率Aは「100%」であることを示している。
3行目は、変化量が「失敗」である場合の比率Aは「∞(無限大)」であることを示している。
図15は、影響因子レベルテーブル1500のデータ構造例を示す説明図である。影響因子レベルテーブル1500は、レベル欄1510、比率B欄1520を有している。レベル欄1510は、レベルを記憶している。比率B欄1520は、そのレベルに対応する比率Bを記憶している。比率Bは、異なる属性(パラメータ)の独立性を示す値であって、その属性に依存関係があると、影響度が下がるように設計されている。
影響因子レベルテーブル1500の1行目は、「設備/機材自身」が異なる場合(レベル1)の比率Bは「100%」であることを示している。
2行目は、「設備/機材の設定」が異なる場合(レベル2)の比率Bは「50%」であることを示している。
3行目は、「その他」(例えば「環境」)が異なる場合(レベル3)の比率Bは「10%」であることを示している。
そして、影響度判定テーブル1100の2行目の名称欄1120では、工程4(工程4:940、工程4:1040b)における「機材Dの設定値」が異なっていることを示している。
2行目のレベル欄1130では、機材の設定値が異なっていることから「レベル:2」となることを示している。
2行目の変化量欄1140は、製造結果が「100」から「80」に変化しているので「変化量:−20%」となることを示している。つまり、製造結果が減少しているので、マイナス(−)であり、その変化量は20%であることから、「変化量:−20%」となっている。
2行目の影響度欄1150は、機材の設定値を変更させることによって、製造結果に与える影響度は「−0.1」であることを示している。影響度欄1150の値の算出は、次のように行う。
前述の1行目と同様の式を用いて、50%×100%×(−20%)=−0.1を得る。
そして、影響度判定テーブル1100の3行目の名称欄1120では、工程4(工程4:940、工程4:1040c)における「機材Dの設定値」が異なっていることを示している。
3行目のレベル欄1130では、機材の設定値が異なっていることから「レベル:2」となることを示している。
3行目の変化量欄1140は、製造結果が「100」から「120」に変化しているので「変化量:+20%」となることを示している。つまり、製造結果が増加しているので、プラス(+)であり、その変化量は20%であることから、「変化量:+20%」となっている。
3行目の影響度欄1150は、機材の設定値を変更させることによって、製造結果に与える影響度は「+0.1」であることを示している。影響度欄1150の値の算出は、次のように行う。
前述の1行目と同様の式を用いて、50%×100%×(+20%)=+0.1を得る。
そして、影響度判定テーブル1100の4行目の名称欄1120では、工程4(工程2:920、工程2:1020d)における「機材Bの設定値」が異なっていることを示している。
4行目のレベル欄1130では、機材の設定値が異なっていることから「レベル:2」となることを示している。
4行目の変化量欄1140は、製造結果が「100」から「90」に変化しているので「変化量:−10%」となることを示している。つまり、製造結果が減少しているので、マイナス(−)であり、その変化量は10%であることから、「変化量:−10%」となっている。
4行目の影響度欄1150は、機材の設定値を変更させることによって、製造結果に与える影響度は「−0.05」であることを示している。影響度欄1150の値の算出は、次のように行う。
前述の1行目と同様の式を用いて、50%×100%×(−10%)=−0.05を得る。
図12は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。過去に実施された製造プロセスであって、図9の例で示した製造プロセスと類似する製造プロセスの例を示している。
図12(a)の例に示す製造プロセスaは、順に工程1:1210a、工程2:1220a、工程3:1230a、工程4:1240a、結果1250aによって構成されている。
工程1:1210aでは、機材Aを用い、その機材Aの属性1における値として100を用いている。
工程2:1220aでは、機材Bを用い、その機材Bの属性2における値として100を用いている。
工程3:1230aでは、機材Cを用い、その機材Cの属性3における値として100を用いている。
工程4:1240aでは、機材Dを用い、その機材Dの属性4における値として80を用いている。つまり、図9の例で示した製造プロセスの工程4:940の機材は同じであるが、属性値が異なっている。
この製造プロセスaにおける結果1250aは、値:80となっている。
図12(b)の例に示す製造プロセスbは、順に工程1:1210b、工程2:1220b、工程3:1230b、工程4:1240b、結果1250bによって構成されている。
工程1:1210bでは、機材Aを用い、その機材Aの属性1における値として100を用いている。
工程2:1220bでは、機材Bを用い、その機材Bの属性2における値として100を用いている。
工程3:1230bでは、機材Cを用い、その機材Cの属性3における値として100を用いている。
工程4:1240bでは、機材Dを用い、その機材Dの属性4における値として120を用いている。つまり、図9の例で示した製造プロセスの工程4:940の機材は同じであるが、属性値が異なっている。
この製造プロセスbにおける結果1250bは、値:120となっている。
図12(c)の例に示す製造プロセスbは、順に工程1:1210c、工程2:1220c、工程3:1230c、工程4:1240c、結果1250cによって構成されている。
工程1:1210cでは、機材Aを用い、その機材Aの属性1における値として100を用いている。
工程2:1220cでは、機材Bを用い、その機材Bの属性2における値として80を用いている。つまり、図9の例で示した製造プロセスの工程2:920の機材は同じであるが、属性値が異なっている。
工程3:1230cでは、機材Cを用い、その機材Cの属性3における値として100を用いている。
工程4:1240cでは、機材Dを用い、その機材Dの属性4における値として100を用いている。
この製造プロセスcにおける結果1250cは、値:90となっている。
図9の例で示した製造プロセスと図12の例で示した各製造プロセスとの比較によって、影響度を算出する。算出結果として、例えば、影響度判定テーブル1300を生成する。図13は、影響度判定テーブル1300のデータ構造例を示す説明図である。影響度判定テーブル1300は、工程欄1310、名称欄1320、レベル欄1330、変化量欄1340、影響度欄1350、影響度(数値)欄1360を有している。工程欄1310は、工程を記憶している。名称欄1320は、その工程において影響を与える機材の名称を記憶している。レベル欄1330は、その機材による影響のレベルを記憶している。変化量欄1340は、製造物の値の変化量を記憶している。影響度欄1350は、影響度を記憶している。影響度(数値)欄1360は、影響度(数値)を記憶している。つまり、影響度判定テーブル1100に影響度(数値)欄1360を付加したものである。属性の設定値が変化した場合に、その変化量が結果に及ぼす比率を示している。つまり、属性の設定値の変化量と結果の変化量が線形的に変化するとした場合の傾きを示している。なお、この例では、線形的に変化する例を挙げたが、変化を示す式は、他の式(双曲線、シグモイド関数等)であってもよい。
影響度(数値)欄1360の値は、属性の変化と結果の変化から生成したものである。つまり、属性値が増加(減少)した場合に、結果も増加(減少)したときは、正の相関があるのでプラス(+)とし、また、属性値が増加(減少)した場合に、結果も減少(増加)したときは、負の相関があるのでマイナス(−)とし、影響度欄1350の影響度の絶対値の10倍としたものである。したがって、影響度判定テーブル1300の1行目の影響度(数値)欄1360は、属性値が減少し、結果も減少したので、正の相関があり、影響度は−0.1であるので、「1」となる。2行目の影響度(数値)欄1360は、属性値が増加し、結果も増加したので、正の相関があり、影響度は+0.1であるので、「1」となる。3行目の影響度(数値)欄1360は、属性値が減少し、結果が増加したので、負の相関があり、影響度は−0.05であるので、「−0.5」となる。
結果シミュレーションモジュール125が未だ実施されていない製造プロセスのシミュレーションを行う場合、この影響度(数値)欄1360の値を用いて、設定値が同じものがなかったとしても、製造結果を推測することができるようになる。具体的には、属性値の変化量に影響度(数値)欄1360の値を乗算して、製造結果の変化量を推測する。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図16に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1601を用い、記憶装置としてRAM1602、ROM1603、HD1604を用いている。HD1604として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。プロセス設定モジュール105、プロセス履歴取得モジュール115、差分判断モジュール120、結果シミュレーションモジュール125、プロセス表示モジュール130、結果登録モジュール135、影響度計算モジュール140、効果評価モジュール145等のプログラムを実行するCPU1601と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1602と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1603と、プロセス保管モジュール110としての機能を有する補助記憶装置(フラッシュ・メモリ等であってもよい)であるHD1604と、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイク等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1606と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置1605と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1607、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1608により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図16に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図16に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図16に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、タブレット型等のモバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…プロセス設定モジュール
110…プロセス保管モジュール
115…プロセス履歴取得モジュール
120…差分判断モジュール
125…結果シミュレーションモジュール
130…プロセス表示モジュール
135…結果登録モジュール
130…プロセス表示モジュール
140…影響度計算モジュール
145…効果評価モジュール
170…管理者用端末
172…管理者
180…作業者用端末
182…作業者

Claims (6)

  1. 対象としている第1の製造プロセスと類似する過去の第2の製造プロセスを抽出する抽出手段と、
    前記第1の製造プロセス内の第1の工程と対応する前記第2の製造プロセスの第2の工程において、該第1の工程の属性と該第2の工程の属性が異なる場合に、該第1の工程の属性又は該第2の工程の属性による製造結果に対する影響度を提示する提示手段
    を有する情報処理装置。
  2. 異なる属性が、設備又は機材である第1の場合、設備の設定値又は機材の設定値である第2の場合、環境である第3の場合によって、影響度を異ならせる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の場合は、製造結果が異なる理由は、設備又は機材が異なることであるとする、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の場合は、設備の設定値又は機材の設定値が異なることによって、予め定められた第1の割合で製造結果に影響を及ぼすとする、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第3の場合は、環境が異なることによって、製造結果の予め定められた第2の割合で影響を及ぼすとし、
    前記第2の割合は、前記第1の割合未満である、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    対象としている第1の製造プロセスと類似する過去の第2の製造プロセスを抽出する抽出手段と、
    前記第1の製造プロセス内の第1の工程と対応する前記第2の製造プロセスの第2の工程において、該第1の工程の属性と該第2の工程の属性が異なる場合に、該第1の工程の属性又は該第2の工程の属性による製造結果に対する影響度を提示する提示手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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