JP6237168B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
請求項1の発明は、会合に用いられた情報と該会合における操作者の操作又は該会合における機器の処理に対応するコンテクストとの共起関係を用いて、該情報に対してキーコンテクストとなる操作者の操作又は機器の処理を抽出する抽出手段と、前記情報を中心に配置し、該情報の周囲に、前記抽出手段によって抽出された操作者の操作又は機器の処理を配置して表示する表示手段を具備し、前記抽出手段は、操作者の操作又は機器の処理と予め定められたコンテクストとを対応付けて記憶しているテーブルから、前記会合における操作者の操作又は前記会合における機器の処理に対応するコンテクストを抽出し、該コンテクストと前記会合に用いられた情報との共起関係を用いて共起強度を計算し、前記情報との前記共起強度が大きいコンテクストを、該情報に対するキーコンテクストとなる操作者の操作又は機器の処理として抽出することを特徴とする情報処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
こうした発言、メッセージ、又はアイデア等を産み出す、議論の流れや参加者間の創発状況を促した操作者の操作又は機器の処理を、「キーコンテクスト」とする。
会合の様子は、一般的にビデオや音声等のリッチメディアで記録することが可能だが、記録された情報からキーコンテクストを探し出すために、従来においては、例えばビデオを詳細に分析して、コンテクストを解析することが必要となる。このため、キーコンテクストはその重要性にかかわらず、客観的に明示することが難しく、知識や経験として再利用することができなかった。
ここで会合とは、複数人が集まって行われる検討、議論等であって、その場では情報に対する操作(例えば、選択、移動、削除、作成、編集、閲覧等)が行われ、その情報に対する操作者の操作、又はその情報を扱うための機器による処理が行われる。会合として、例えば、アイデア検討会、議論、ワークショップ、会議、アイデア抽出会、検討会等と呼ばれるものが含まれる。
また、情報(以下、コンテンツともいう)としては、電子文書(以下、文書ともいう)、電子付箋(以下、付箋ともいう)、電子付箋を貼り付ける電子台紙、電子的映像(静止画、動画を含む)、電子的音声等又はこれらの組み合わせがある。検知モジュール110は、会合において対象としている情報(本実施の形態において情報を一意に識別し得る情報ID(IDentification))を検知する。
また、対象となる機器として、会合で用いられるものであればよい。機器の処理の検知は、その機器が処理内容を検知モジュール110へ通知してもよいし、センサー、カメラ等を用いて検知モジュール110がその機器が処理内容を検知してもよい。機器としては、例えば、キーボード、赤外線カメラ、デジタルペン、ホワイトボード、プロジェクタ、プリンタ等が含まれる。また、機器の処理として、その機器が備えている機能の他に電源オン、電源オフも含まれる。機器が備えている機能として、例えば、プロジェクタの場合は、画面の遷移、ホワイトボードの場合は画面の遷移(スクロール)等がある。
例えば、検知する操作者の操作、機器の処理としてコンテクスト情報抽出定義テーブル400に定義されている。コンテクスト情報抽出定義テーブル400は、検知モジュール110に記憶されている。このコンテクスト情報抽出定義テーブル400の内容を書き換えることによって、検知対象とする操作者の操作、機器の処理を変更することができる。図4は、コンテクスト情報抽出定義テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。コンテクスト情報抽出定義テーブル400は、操作欄410、デバイス欄420、抽出するコンテクストデータ欄430を有している。操作欄410は、操作者の操作を記憶している。デバイス欄420は、機器(デバイス)を記憶している。抽出するコンテクストデータ欄430は、そのデバイスに対する操作者の操作によって検知されるコンテクストデータ(操作者の操作、機器の処理)を記憶している。
なお、以下、コンテクストという場合は、会合における操作者の操作又は機器の処理が含まれる。
情報検索モジュール140は、情報解析モジュール130、情報表示モジュール150と接続されている。情報検索モジュール140は、情報解析モジュール130によって解析対象となった情報、操作者の操作又は機器の処理を記憶モジュール120から検索し、それらの表示処理のために情報表示モジュール150に渡す。
また、情報表示モジュール150は、検知モジュール110によって検知された情報と操作者の操作又は機器の処理を時系列に並べて配置した第1の軸と、第1の軸における時の単位よりも大きい単位の時において、検知モジュール110によって検知された情報の集合と操作者の操作の集合又は機器の処理の集合を時系列に並べて配置する第2の軸を用いて表示するようにしてもよい。具体例について、図10を用いて後述する。例えば、第1の軸は時間軸1040等であり、第2の軸はその第1の軸よりも下方向にある日軸1030等である。
また、情報表示モジュール150は、検知モジュール110によって検知された情報を中心に配置し、情報解析モジュール130によるその情報に対する解析結果に基づいて、その情報の周囲に、検知モジュール110によって検知された情報と操作者の操作又は機器の処理を配置し、情報解析モジュール130による解析結果である距離が近いほど、中心からの距離が近くなるように表示するようにしてもよい。具体例について、図11、12を用いて後述する。周囲として、図11の例に示すように円周(環)を形成する。なお、この環の形状は、円の他に、楕円形状であってもよいし、多角形等であってもよい。図12の例に示すように、環は複数あってもよい。
また、情報表示モジュール150は、情報と操作者の操作又は機器の処理との関係を木状に表示し、基準となる情報をその木の根元に配置し、情報解析モジュール130による解析結果に基づいて、その木の幹又は枝上に情報と操作者の操作又は機器の処理を配置し、その基準からの距離を、その基準となる情報から時間が経過しているほど、その基準の位置から遠ざかった位置とするようにしてもよい。具体例について、図13〜18を用いて後述する。基準となる情報は、予め定められた情報であって、例えば、成果物である文書等が該当する。
ステップS202では、検知モジュール110が、会合における操作者の操作、又は機器の処理を検知する。
ステップS204では、記憶モジュール120が、検知した情報を記憶する。
ステップS206では、検知モジュール110が、会合の終了又は情報表示モジュール150に対する表示指示があったか否かを判断し、あった場合はステップS208へ進み、それ以外の場合はステップS202へ戻る。例えば、その会合において使用された全ての機器の電源オフを検知したことを会合の終了としてもよい。
ステップS208では、情報解析モジュール130が、キーコンテクストを抽出する。
ステップS210では、情報検索モジュール140が、指定された表示形態にしたがった検索を行う。表示形態として、後述する図9、図10、図11、図14に示すものがある。
ステップS212では、情報表示モジュール150が、指定された表示形態で検索結果を表示する。
時間軸上で、同一時刻に記録されたコンテンツとコンテクストの共起関係を判定するため、通常は二項間で共起関係判定を行う既存のアルゴリズム(集合の類似度)を拡張して、多項間へ適用する。
なお、共起係数とは、ある一組の事象が「共に起きる」程度を表す尺度である。主な指標として、Jaccard係数、Simpson係数、コサイン距離がある。
各指標について、「X」と「Y」という一組の共起性がどう測られるか示す。
「X」と「Y」の単独での出現数を|X|、|Y|、どちらか一方が出現した回数を|X∪Y|、両方が出現した回数を|X∩Y|とする。共起頻度とは、共起の回数であり、|X∩Y|で計算される。
(1)Jaccard係数:どちらかが出現したうち、何回同時に出現するかを示すもので、|X∩Y|/|X∪Y|で計算される。
(2)Simpson係数:Jaccard係数の場合、多くのものが共起している場合、分母が大きくなるため、値は小さくなる。
そういったときには、分母にminを使っているSimpson係数が有効である。計算は、次の式(1)を用いる。
いずれも、0−1の間に収まるものである。
(1)Jaccard係数:|X∩Y|/|X∪Y|
つまり、X、Yのどちらかが出現したうち、何回同時に出現するかを示している。
(2)Simpson係数:次の式(1)を用いる。
(3)閾値付きSimpson係数:次の式(2)を用いる。
数式(1)は、XというキーワードとYというキーワードが同じページや同じ文書内で出現する(共起する)場合の頻度を表現する指標として使用される係数を表している。
一般的には、Simpson係数が高ければ高いほど、両方のキーワードの相関関係が強いと推定されるが、Simpson係数は、比較される一方の語の検索結果がもう一方の語と比べて極端に少ない場合には、関係性がさほど強くないキーワード同士でも高い値が出てしまう、という一面も持っている(図8参照)。このため、閾値を設けて制限をかけた上で利用したり、得られた実験結果を実際人間の目で見て相互に関係性の強いキーワード同士であるかどうかを、検証したりすることで、Simpson係数だけでは十分に加味できていない側面を補完することも多い。
本実施の形態では、複数の情報の共起関係を閾値付きSimpson係数を用いたが、他の係数であってもよい。
ここでは、尺度の異なる複数のスケール(年軸1010、月軸1020、日軸1030、時間軸1040)を水平、又は垂直に表示する。例えば、時間軸1040と日軸1030とでは、時の単位が異なり、日軸1030は時間軸1040における時の単位よりも大きい単位の時である。それぞれの軸では、時系列で、コンテンツ、コンテクストを示す図形を、その発生日時にしたがって配置している。また、時間軸1040では、コンテンツ、コンテクストそのものを示す図形であるが、日軸1030では、コンテンツ、コンテクストの集合を示す図形で表している。なお、その集合を示す図形として、その集合に含まれているコンテンツを示す図形(図10では、ボード1034A、ボード1034B、ボード1034C)としてもよいし、また、キーコンテクストを示す図形で代表するようにしてもよい。
操作者の操作によって指定された軸においてスケールを水平、又は垂直方向へスクロール操作すると、他の尺度のスケールが連動してスクロールする。
そして、時間間隔とコンテンツを検索条件として指定すると、情報検索モジュール140が合致するキーコンテクストを検索し、情報表示モジュール150が表示する。
図11(a)の例に示すように、検知モジュール110によって検知された情報である成果文書1100を中心に配置する。例えば、一連の会合における最終的な成果文書1100を選択してもよいし、操作者の操作によって選択されたコンテンツを用いてもよい。
検知モジュール110による成果文書1100に対する解析結果に基づいて、その成果文書1100の周囲(レベル1環1110)に、その他のコンテンツ(文書1112等)又はコンテクストを配置し、情報解析モジュール130による解析結果である距離が近いほど、成果文書1100からの距離が近くなるように表示する。レベル1環1110には、文書1112、文書1114、文書1116、文書1118、文書1120を配置している。座標軸1130は、中心のレベル1環1110から離れるほどコンテクスト粒度が細かいことを示している。つまり、よりコンテクスト情報が多くなる。例えば、操作者の操作によって、指示用アイコン1199を移動させて中心からの距離(座標軸1130における距離)を指定して、その距離に応じたコンテンツ又はコンテクストを抽出し、表示する。
図11(b)の例は、成果文書1100からの距離が図11(a)の例よりも大きいものの例である。レベルn環1170には、コンテクスト1172、コンテクスト1174、コンテクスト1176、コンテクスト1178、コンテクスト1180、コンテクスト1182、コンテクスト1184、コンテクスト1186、コンテクスト1188、コンテクスト1190、コンテクスト1192を配置している。つまり、コンテンツだけでなく、コンテクストも多く含まれている。
この例は、ある地点の成果物に対し、把握したいコンテクストのレベルに応じて、粒度を変更して表示するものである。粒度の細かさと、成果物からの距離が比例する。また、環にすることで表示アイテムに一覧性を持たせ、よりコンテクストのつながりの理解を促進するようにしている。
レベル2環1220には、コンテクスト1222、コンテクスト1224、コンテクスト1226、コンテクスト1228、コンテクスト1230、コンテクスト1232を配置している。レベル3環1240には、コンテクスト1242、コンテクスト1244、コンテクスト1246、コンテクスト1248、コンテクスト1250、コンテクスト1252、コンテクスト1254、コンテクスト1256、コンテクスト1258を配置している。レベル4環1260には、コンテクスト1262、コンテクスト1264、コンテクスト1266、コンテクスト1268、コンテクスト1270、コンテクスト1272、コンテクスト1274、コンテクスト1276、コンテクスト1278、コンテクスト1280、コンテクスト1282、コンテクスト1284、コンテクスト1286、コンテクスト1288、コンテクスト1290を配置している。
成果物である成果文書1100からの地点を複数指定することで複数の環(レベル1環1210、レベル2環1220、レベル3環1240、レベル4環1260)を生成し、コンテクストの流れを理解できる。
また、最も外側の環を指定した後に、中間地点の環を生成するようにしてもよい。例えば、予め定められた間隔で環を生成してもよいし、予め定められた数の環を生成するようにしてもよい。中間地点での環を設けることにより、コンテクストを密に見ていくことができる。
また、環の中に表示するアイテム(コンテンツ、コンテクストを示す図形)が収まりきらない場合、コンテクストアイテムを省略するようにしてもよい。
幹1310には、活動(会合)の成果物(中間成果物を含む)を示す図形を時系列で表示する。そして、枝葉1320〜1326には、中間成果物から派生したテーマの他の会合などでのコンテンツ又はコンテクストを示す図形を表示する。具体例を、図14〜18に示す。
この木における縦軸は幹1410となり、全体活動内の中間成果物(図19の例に示すA1、B1、C1、D1、D1、E1におけるコンテンツ)を時系列に配置する。なお、この例は、図19に示した活動を木状に表示したものである。図19の例では、縦軸を時系列とし、横軸を最初の成果物(左端にあるコンテンツ)から派生したコンテンツ、その派生したコンテンツを生成するために発生したコンテクストを示している。そして、実線で囲んだ矩形は、プロセスを示しており、太実線で囲んだ矩形は、コンテンツを示しており、点線で囲んだ矩形は、コンテクスト情報を示している。白矢印は、その時点での成果物が発生したことを示しており、黒矢印は最終成果物であることを示している。例えば、「A1」において、「計画レビュー」(プロセス)の成果物は「計画レビュー書」(コンテンツ)であり、全体の最終成果物は「レポート」(コンテンツ)である。
横軸は「枝葉」(枝葉1420、枝葉1425等)となる。全体活動内でのひとかたまりの活動を区別し、枝葉を生成する。例えば、枝葉1430は、枝葉1431と枝葉1432に枝分かれしている。枝葉1435は、枝葉1436と枝葉1437に枝分かれしている。枝葉1445は、枝葉1446と枝葉1447に枝分かれしている。そして、幹、枝葉上にコンテンツとコンテクストを示す図形を時系列に配置する。枝葉部分は、図19の例における横軸に該当する。
このように、木全体を表示することで、活動量がわかる。
そして、情報表示モジュール150は、検索結果の木と異なる部分(検索結果1620の木では差分1622、差分1624、検索結果1630の木では差分1632、差分1634)を提示する。会合の参加者は、検索結果から、差分のコンテンツやコンテクストを見て学び、施策を行うことができる。例えば、議論が煮詰まったときの突破口として参考になる。異なる部分として、特に、幹の先端部分、枝葉の全体又は先端部分を抽出するようにしてもよい。
図18(a)に示す例の場合、操作者の操作によって木内のボード1447aが基準点として選択された場合、図18(b)の例に示すように、基準1400をボード1447aの位置に移動させ、そこから幹、枝葉が派生しているようにする。したがって、選択されたボード1447aよりも前の時点でのコンテンツ又はコンテクストは、木の根として基準1400よりも下の位置に配置する。
なお、図20に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図20に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図20に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…検知モジュール
120…記憶モジュール
130…情報解析モジュール
140…情報検索モジュール
150…情報表示モジュール
Claims (2)
- 会合に用いられた情報と該会合における操作者の操作又は該会合における機器の処理に対応するコンテクストとの共起関係を用いて、該情報に対してキーコンテクストとなる操作者の操作又は機器の処理を抽出する抽出手段と、
前記情報を中心に配置し、該情報の周囲に、前記抽出手段によって抽出された操作者の操作又は機器の処理を配置して表示する表示手段
を具備し、
前記抽出手段は、操作者の操作又は機器の処理と予め定められたコンテクストとを対応付けて記憶しているテーブルから、前記会合における操作者の操作又は前記会合における機器の処理に対応するコンテクストを抽出し、該コンテクストと前記会合に用いられた情報との共起関係を用いて共起強度を計算し、前記情報との前記共起強度が大きいコンテクストを、該情報に対するキーコンテクストとなる操作者の操作又は機器の処理として抽出する
ことを特徴とする情報処理装置。 - コンピュータを、
会合に用いられた情報と該会合における操作者の操作又は該会合における機器の処理に対応するコンテクストとの共起関係を用いて、該情報に対してキーコンテクストとなる操作者の操作又は機器の処理を抽出する抽出手段と、
前記情報を中心に配置し、該情報の周囲に、前記抽出手段によって抽出された操作者の操作又は機器の処理を配置して表示する表示手段
として機能させ、
前記抽出手段は、操作者の操作又は機器の処理と予め定められたコンテクストとを対応付けて記憶しているテーブルから、前記会合における操作者の操作又は前記会合における機器の処理に対応するコンテクストを抽出し、該コンテクストと前記会合に用いられた情報との共起関係を用いて共起強度を計算し、前記情報との前記共起強度が大きいコンテクストを、該情報に対するキーコンテクストとなる操作者の操作又は機器の処理として抽出する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
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