JP2018040641A - 光学測定システム及び光学セル - Google Patents

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Abstract

【課題】 紫外線領域も測定でき、POCTに適したサンプルケース(光学セル)を提案する。【解決手段】 試料の光学測定を行う光学測定装置と光学セルからなる光学測定システムであって、前記光学測定装置は、前記試料に入射光を入射させる光源部と、前記試料からの出射光を測定する光検出部と、前記光源部から前記光学セルへの前記入射光を導光する第1導光路部と、前記光学セルから前記光検出部への前記出射光を導光する第2導光路部とを有し、前記光学セルは、光学測定対象の試料を保持するための中空部と、前記中空部を取り囲む周壁部の一部に、前記入射光が透過する入射部と、前記出射光が透過する出射部とを有し、前記入射部と前記出射部が、紫外線透過性樹脂からなる、光学測定システムである。これにより、紫外線領域でも測定可能な光学測定システムを提供することが可能になる。【選択図】図1

Description

本発明は、光学測定システム及び光学セルに関するものである。
発明者らは、POCT(point of care testing)に対応した光学測定装置を提案した。その一例が、特許文献1記載のPOCT対応のLIF(Laser‐induced fluorescence)装置である。これは、光路を含む光学系をシリコーン樹脂で構成するものである。導光路の一部に照射光(励起光)及び観測光に透明な樹脂を充填し、透明な樹脂を包囲するように、迷光を吸収する特性を有する顔料を含有する樹脂を設ける。
上記透明な樹脂と、顔料含有樹脂との材質を同じにすることにより、以下のような利点が得られる。まず、両樹脂の界面での反射・散乱が抑制される。次に、顔料含有樹脂に入射した迷光が当該樹脂で吸収され導光路に殆ど戻らず、迷光の複雑な多重反射がほとんど発生しない。さらに、外部からの外光も導光路に到達しない。
よって、光学測定装置の光学系は、複雑な多重反射に対応する必要がない。よって、光学系は小型・簡便化される。結果として、光学測定装置も小型化される。上記したシリコーン樹脂で構築した光学系の技術を、SOT(Silicone Optical Technologies)と呼称することにする。
SOT技術を用いた光学系は、上記したようなLIF装置以外の光学測定装置に採用されうる。例えば、図12に示すような吸光度計101にも採用可能である。
図12(a)の吸光度計101は、遮光性の筐体103(顔料含有樹脂からなる筐体)内に、検体105を内包するPCR管107が設置される導光路109と、導光路109の一端に設定されるLED等の光源111と、導光路109の他端に設置される受光センサ113からなる。導光路109は、光源111から放出されPCR管107に内包されている検体105に照射される照射光115と、照射光115が照射された検体105から放出される観測光117に対して透明な樹脂が充填された透明樹脂製導光路である。
導光路109が透明樹脂製である図12(a)と比して、図12(b)の吸光度計119における導光路121は空洞である。図12(b)のように、導光路121に透明樹脂を充填せず、空洞のままにした場合は、導光路121と筐体103(顔料含有樹脂)との界面における迷光反射の抑制効果は得られないものの、顔料含有樹脂に入射した迷光が当該樹脂で吸収され導光路121に殆ど戻らず、迷光の複雑な多重反射がある程度「抑制」される。外部からの外光も導光路121に到達しないという効果は得られる。
このようなPOCTに対応したポータブルの吸光度計としては、ウシオ電機製Picoscope(登録商標)などがある。
上記のSOT技術を採用した光学測定装置では、光路内に測定試料を内部に保持したままの汎用チューブ(PCR管)を設置することで、試料の測定を実施可能とすることができる。よって、大型の光学測定装置を用いる場合に発生する、試料を測定セルに打移し替えるためのピペットなどを用いる作業が不要となる。
しかしながら、一般にPCR管はポリプロピレンで構成される。ポリプロピレンは、照射される光の波長400nmより短くなるにつれ、光吸収のため光透過率が減少する。そのため、一般のPCR管を用いる場合、波長300nm以下の光を用いた光学測定は、実質、不可能となる。
ライフサイエンス分野において、紫外線を用いた吸光度測定の要請は大きい。例えば、DNAを構成する4種類の各塩基(アデニン、グアニン、シトシン、チミン)の最大吸収波長は、250〜270nmの波長域内にある。よって、この波長域の光(紫外線)を用いた吸光度測定を行うことにより、DNAの定量を実施することが可能となる。また、タンパク質は、波長280nm付近の紫外線をよく吸収する。これは、トリプトファン・チロシン・フェニルアラニンの芳香族のベンゼン環がこの付近に吸収ピークをもつことに由来する。そのため、波長280nmの光を用いた吸光度測定を行うことにより、タンパク質の定量を実施することが可能となる。
紫外線を用いた光学測定用のサンプルケースは、例えば、紫外線透過性が良好な石英ガラスから構成される。但し、石英ガラスからなるサンプルケースは比較的高価であり、また衝撃に対して脆い。よって、POCT用の光学測定装置に使用されるサンプルケースとしては、測定現場でのハンドリング性がよくない。
また、特許文献2には、紫外線透過性のサンプルケースとして、紫外線透過性プラスチックからなるキュベットが開示されている。このキュベットは、石英ガラスからなるサンプルケースと比較すると、耐衝撃性が良好である。しかしながら、このサンプルケースは、特定の光学測定装置に対応したものである。他の光学測定装置に対応させるには、アダプターが必要となる。
さらに、特許文献3、4には、体積マイクロリットルオーダーの測定試料(液体)を、表面張力を利用して円筒状に保持し、当該試料を光学測定する方法・装置が開示されている。このような装置を用いることにより、試料をサンプルケースに保持することなく、紫外線を用いた光学測定を行うことが可能となる。しかしながら、マイクロリットルオーダーの測定試料は、蒸発しやすく、光学測定中に試料を通過する通過光の光路が絶えず変化し、安定した光学測定が非常に困難となる。
特許第5665811号公報 特表2011−516831号公報 特許4982386号公報 特開2009−530642号公報 特開2015−083962号公報
このように従来技術では、測定現場において、DNAやタンパク質を高精度で測定することは出来なかった。
そこで、本発明は、紫外線領域も測定可能で、測定現場でも取扱やすくPOCTに適した光学システム及び光学セルを新たに提供することを目的とする。
本発明の第1の観点は、試料の光学測定を行う光学測定装置と光学セルからなる光学測定システムであって、前記光学測定装置は、前記試料に入射光を入射させる光源部と、前記試料からの出射光を測定する光検出部と、前記光源部から前記光学セルへの前記入射光を導光する第1導光路部と、前記光学セルから前記光検出部への前記出射光を導光する第2導光路部とを有し、前記光学セルは、光学測定対象の試料を保持するための中空部と、前記中空部を取り囲む周壁部の一部に、前記入射光が透過する入射部と、前記出射光が透過する出射部とを有し、前記入射部と前記出射部が、紫外線透過性樹脂からなる、光学測定システムである。
本発明の第2の観点は、第1の観点の光学測定システムであって、前記第1導光路部と前記入射部は、それぞれの一部が接する接触面を有し、屈折率が同一の紫外線透過性樹脂からなり、前記出射部と前記第2導光路部は、それぞれの一部が接する接触面を有し、屈折率が同一の紫外線透過性樹脂からなる、光学測定システムである。
本発明の第3の観点は、光学測定対象の試料を保持するための中空部を有する光学セルであって、前記中空部を取り囲む周壁部の一部に、外部光源から前記中空部に入射させる入射光が透過する入射部と、前記中空部から外部光検出器へ出射させる出射光が透過する出射部とを備え、前記入射部と前記出射部が、紫外線透過性樹脂からなる、光学セルである。
本発明の第4の観点は、第3の観点の光学セルであって、前記入射部又は出射部が、特定の波長又は波長域の光を吸収する色素を含有する色素含有紫外線透過性樹脂からなる、光学セルである。
本発明の第5の観点は、第4の観点の光学セルであって、前記色素含有紫外線透過性樹脂が色素拡散防止部材で囲まれている、光学セルである。
本発明の第6の観点は、第3から5のいずれかの観点の光学セルであって、前記入射部と前記出射部は、対向する面の少なくとも一部が平行である、光学セルである。
本発明の第7の観点は、第3から6のいずれかの観点の光学セルであって、前記中空部は、外部に開放された開口部と、前記入射部及び前記出射部に隣接する試料溜まり部と、前記開口部から前記試料溜まり部までをつなぐ流路を有し、少なくとも前記開口部及び前記試料溜まり部が、中心軸の周りにn回(nは自然数)軸対称の形状であり、前記中心軸に沿って一端に前記開口部を備えると共に他端に前記試料溜まり部を備えるものであり、前記試料溜まり部の一部における前記中心軸に垂直な断面積が、前記流路の一部における前記中心軸に垂直な断面積よりも大きい、光学セルである。
本発明の第8の観点は、第7の観点の光学セルであって、前記開口部が漏斗状になっており、前記開口部の一部における前記中心軸に垂直な断面積が、前記流路の一部における前記中心軸に垂直な断面積よりも大きい、光学セルである。
本発明の第9の観点は、第7又は8の観点の光学セルであって、前記試料溜まり部の容積が10μl以下であり、前記流路における前記中心軸に垂直な断面積が1mm以下である、光学セルである。
本発明の第10の観点は、第3から9のいずれかの観点の光学セルであって、前記中空部から外部へつながる空気孔部をさらに備える、光学セルである。
本発明の第11の観点は、第3から10のいずれかの観点の光学セルであって、前記紫外線透過性樹脂が、ジメチルポリシロキサン(PDMS)である、光学セルである。
本発明の第12の観点は、第3から6のいずれかの観点の光学セルであって、前記中空部は、試料を入れる試料導入口と、試料を出す試料導出口を有し、前記入射部及び前記出射部を除く前記周壁部は、迷光を吸収する色素を含有する迷光吸収色素含有樹脂からなる、光学セルである。
本発明の各観点によれば、屋外等の測定現場でも取扱いやすく、入射光が紫外線領域でも測定可能な光学測定システム等を提供することが可能になる。
本願発明の第2の観点によれば、第1導光路及び入射部、並びに、第2導光路及び出射部は、それぞれ屈折率が同一の紫外線透過性樹脂からなるため、両樹脂が接触する接触面での反射・散乱が抑制される。
本発明の第3の観点によれば、屋外等の測定現場でも取扱いやすく、入射光が紫外線領域でも測定可能な光学セルを提供することが可能になる。
本発明の第4の観点によれば、光学フィルタとしても機能する光学セルを提供することが可能となる。さらに、副次的な効果として、試料や観測光等に応じて、性能の異なる光学フィルタに変更することが容易になる。SOT技術を用いた光学測定装置では、導光路は樹脂で充填され、さらに周囲を顔料含有樹脂で覆われているため、光学素子を固定ではなく取り替え可能にするためには複雑な構造を要する。通常の光学測定装置で出し入れ可能な構造になっている光学セルに光学フィルタの機能を併せ持たせることで、光学測定装置の構造を変えることなく、光学フィルタの変更が可能になる。
本発明の第5の観点によれば、色素含有紫外線透過性樹脂から、隣接する第1導光路や第2導光路への色素の拡散を防止することができる。
本発明の第6の観点によれば、光学セルの設置による測定誤差を小さくすることが容易となる。
本発明の第7の観点によれば、貴重な試料の必要最小限の量で光学測定を行うことが容易になる。また、試料溜まり部では十分な光路長を確保しつつ、試料が空気に接する面積を抑えることが容易になる。
本発明の第8の観点によれば、開口部が漏斗状になっているため、試料の注入が容易となる。
本発明の第9の観点によれば、少量の試料でも蒸発を抑制して安定した測定を可能としつつ、試料の流入がスムーズな光学セルを提供することが容易となる。
本発明の第10の観点によれば、中空部の容積が小さくても試料を試料溜まり部に流入させることが容易となる。
本発明の第11の観点によれば、DNAやタンパク質などの生体関連物質の測定に適した生体親和性の高い光学セルを提供することが可能となる。
本発明の第12の観点によれば、屋外等の測定現場でも取扱いやすく、入射光が紫外線領域でも測定可能なフローセルを提供することが可能になる。
本発明の実施例1の光学測定システムの断面図である。 本発明の実施例2のサンプルケースの図である。 本発明の実施例2の光学測定システムの断面図である。 本発明の実施例3のサンプルケースの図である。 本発明の実施例3の光学測定システムの断面図である。 本発明の実施例4のサンプルケースの図である。 本発明の実施例4の光学測定システムの断面図である。 本発明の実施例5のサンプルケースの図である。 本発明の実施例5の光学測定システムの断面図である。 本発明の実施例6のサンプルケースの図である。 本発明のサンプルケースの空気抜き用孔部41の変形例の図である。 従来のSOT技術を用いた吸光度計の一例の図である。
図1は、本発明のサンプルケース1(本願請求項記載の「光学セル」の一例)と吸光度計3(本願請求項記載の「光学測定装置」の一例)からなる光学測定システム5(本願請求項記載の「光学測定システム」の一例)の断面図である。
サンプルケース1は、紫外線透過特性を有する汎用の樹脂(エラストマー)(本願請求項記載の「紫外線透過性樹脂」の一例)を用いて構成した。樹脂には、例えば、ジメチルポリシロキサン(PDMS)を用いる。サンプルケース1が紫外線透過性樹脂であるため、紫外線(例えば、260nm、280nm)で試料(DNA、タンパク質)の定量を行うことができる。また、PDMSは生体親和性が高いため、DNAやタンパク質等の生体試料のサンプルケースに適している。
さらに、エラストマーを用いてサンプルケース1を構成したので、製造上の自由度が高く、容易に所望の形に成形できる。そのため、光学測定装置に応じて、それにフィットする形状のサンプルケースを形成できる。また、弾性特性があるので、耐衝撃性が良好である。よって、POCTにおける測定現場でのハンドリングが容易である。
しかも、大量生産により、製造コストを安価にすることができる見込みがある。
吸光度計3は、光源7(本願請求項記載の「光源部」の一例)と、光検出器9(本願請求項記載の「光検出部」の一例)と、光源7から試料11へ入射光13を導光する第1透明樹脂製導光路15(本願請求項記載の「第1導光路部」の一例)と、試料11から光検出器9へ出射光17を導光する第2透明樹脂製導光路19(本願請求項記載の「第2導光路部」の一例)と、迷光を吸収する特性を有する顔料を含有する顔料含有樹脂製筐体21で構成される。さらに、第1透明樹脂製導光路15、第2透明樹脂製導光路19及びサンプルケース1(本願請求項記載の「光学セル」の一例)は、同一の材料、例えばPDMSからなるため、接触面(本願請求項記載の「接触面」の一例)において反射・散乱が抑制され、高精度な光学測定が実施できる。
図2は、本発明のサンプルケース31(本願請求項記載の「光学セル」の一例)の図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC方向から見たときの側面図である。
例えば、DNA、タンパク質の定量を行う場合、試料(DNAやタンパク質)の量は、数μlしかない。よって、図2に示すように、UV透過性樹脂33からなる本体に、数μl分の試料溜まり部35(本願請求項記載の「試料溜まり部」の一例)を設けてもよい。特に、測定試料として10μl以下の液体試料を対象とし、試料溜まり部35の水平方向(図2(b)における横方向)の断面積よりも、試料が通る流路37(本願請求項記載の「流路」の一例)の水平方向の断面積を小さくすることで、当該液体試料が空気と接する面積が1mm以下となるように構成した。このように構成することで、10μl以下という微量な測定試料の蒸発が抑制され、安定した光学測定が可能となる。
試料注入部39(本願請求項記載の「開口部」の一例)は、漏斗状であってもよい。数μlの試料の注入だと、試料溜まり部35などの空気の影響で当該試料溜まり部35に試料が注入できない場合もある。それに対応するために、空気抜き用孔部41(本願請求項記載の「空気孔部」の一例)を設けてもよい。
また、図2に示すように、流路37、試料溜まり部35は、中心軸e(本願請求項記載の「中心軸」の一例)周りにn回(nは自然数)軸対称の形状に構成してもよい。
本実施例において、試料注入部39、流路37、試料溜まり部35により、サンプルケース31の中空部(本願請求項記載の「中空部」の一例)が形成される。すなわち、この中空部はUV透過性樹脂33(本願請求項記載の「周壁部」の一例)により取り囲まれる。
図3は、図2のサンプルケース31と吸光度計3からなる光学測定システム43(本願請求項記載の「光学測定システム」の一例)の断面図である。吸光度計3は、図1の実施例1と同様の構成である。
図3においては、図2に示すサンプルケース31の試料溜まり部35に光源7からの入射光13が導光される位置に、第1透明樹脂製導光路15が設けられている。この配置において、図2に示すサンプルケース31のUV透過性樹脂33の一方の面が第1透明樹脂製導光路15の光出射端と接触し、他方の面が試料11と接触している部分が入射部14(本願請求項記載の「入射部」の一例)となる。
また、図3においては、図2に示すサンプルケース31の試料溜まり部35が保持する試料11からの出射光19が光検出器9に導光されている位置に、第2透明樹脂製導光路19が設けられている。この配置において、図2に示すサンプルケース31のUV透過性樹脂33の一方の面が第2透明樹脂製導光路19の光入射端と接触し、他方の面が試料11と接触している部分が出射部16(本願請求項記載の「出射部」の一例)となる。
図2に戻り、試料溜まり部35の形状は任意である。しかしながら、図3に示すように、試料溜まり部35の一部が入射部14、出射部16を構成する場合は、互いに対向する入射部14の試料11と接触する面と出射部16の試料11と接触する面の少なくとも一部は平行であることが好ましい。このような構成を取ることにより、光源7と光検出器9とのアライメントを精密に行わずとも、高精度の光学測定が可能となる。
図2(b)(c)に示すように、試料溜まり部35は直方体形状に構成してもよい。このように構成することにより、2組の互いに対向する面はそれぞれ平行となる。
また、図3に示すように、この直方体形状の試料溜まり部35が保持する試料11に光照射して光学測定を行う場合は、図2(b)に示す直方体の長手方向(面間距離f)に光が通過するように構成することが好ましい。このように構成することにより、図2(c)に示す直方体の短手方向(面間距離g)に光が通過する場合と比べて、試料11を通過する光の距離(光路長)が長くなるので、高精度の光学測定が可能となる。
図3のように、光学系がSOT構造の光学系を有する吸光度計3に、図2のサンプルケース31を配置することにより、迷光が少なく小型の光学測定システム43を構成できるため、臨床現場において、少量のDNAやタンパク質等の試料11を採取してすぐに測定を行うことが可能である。
図4は、本発明のサンプルケース51(本願請求項記載の「光学セル」の一例)の図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB方向から見たときの側面図である。図5は、図4のサンプルケース51と吸光度計53からなる光学測定システム55(本願請求項記載の「光学測定システム」の一例)の断面図である。サンプルケース51は、UV透過性樹脂57からなるので、任意の形に成形することができるため、図4に示すように、外形を汎用のPCR管形状に構成することが可能である。サンプルケース51は、UV透過性樹脂57の外形以外の35〜41の構成は、実施例2の図2と同様である。
これにより、図5に示すように、サンプルケースとしてPCR管を用いる吸光度計53等の光学測定装置に対して、装置自体のサンプル保持構造を変更することなく、本発明のサンプルケース51を設置することができる。吸光度計53は、サンプル保持構造以外の7〜21の構成は、実施例2の図3と同様である。
図6は、本発明のサンプルケース(本願請求項記載の「光学セル」の一例)の断面図であり、(a)はキュベット形状のサンプルケース61、(b)はPCR管形状のサンプルケース63である。図7は、図6(a)のキュベット形状のサンプルケース61と吸光度計3からなる光学測定システム65(本願請求項記載の「光学測定システム」の一例)の断面図である。サンプルケースはUV透過性樹脂からなるので、成形時に色素(染料)を分散させることが可能である。図6において、35〜41の構成は図2又は図4と同様であるが、UV透過性樹脂33・57を、UVを透過してUV以外の光の少なくとも一部を吸収する色素を分散させた色素分散UV透過性樹脂67・69(本願請求項記載の「色素含有紫外線透過性樹脂」の一例)にすることにより、図6のサンプルケース63は一種の光学フィルタとして機能する。つまり、サンプルケースに光学的なフィルタ性能を付与することができる。
図8は、本発明のサンプルケース(本願請求項記載の「光学セル」の一例)の断面図であり、(a)はキュベット形状のサンプルケース71、(b)はPCR管形状のサンプルケース73である。図9は、図8(a)のキュベット形状のサンプルケース71と吸光度計3からなる光学測定システム75(本願請求項記載の「光学測定システム」の一例)の断面図である。図8において、35〜41、67及び69の構成は図6と同様であるが、色素分散UV透過性樹脂67・69の周囲に色素拡散防止部材77・79(本願請求項記載の「色素拡散防止部材」の一例)をさらに備えている。色素拡散防止部材77・79により、顔料含有樹脂製筐体21、第1透明樹脂製導光路15又は第2透明樹脂製導光路19への色素分散UV透過性樹脂67・69中の色素の拡散を抑制できる。
図10は、本発明のサンプルケース81(本願請求項記載の「光学セル」の一例)の図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB方向から見たときの側面図である。図10のサンプルケース81には、試料83が流れる試料保持流路85がある。
例えば、試料保持流路85につながる試料流入路87、流出路89は、試料が流れる方向に垂直な断面の形状が半円形のカマボコ状流路であり、断面の半円の半径は0.5mmである。試料保持流路85は、円筒形であり、直径88は1mm(φ1)、光路長90は5mmである。よって、試料保持流路85の体積は、0.5×0.5×π×5≒3.925≒4mm(=4μl)である。空気との接触面積は、試料導入口91(φ1の半円)+試料導出口93(φ1の半円)=φ1の円の面積(0.5×0.5×π≒0.785mm)である。図中の矢印は、光の進行方向を示している。このような構成であれば、十分な光路を確保しながら、空気との接触面積を小さくすることが可能である。
また、試料保持流路85の体積が5mm(=5μl)となる構成としては、下記の構成例1又は2が一例として考えられる。
(構成例1)
試料保持流路の半径:0.56mm
試料保持流路のB方向から見たときの断面積:0.56×0.56×π≒1mm
光路長:5mm
(構成例2)
試料保持流路の半径:0.9mm
試料保持流路のB方向から見たときの断面積:0.9×0.9×π≒2.5mm
光路長:2mm
上記の構成例2では、試料導入口91と試料導出口93は、半径が0.9mmの半円からなるため、試料導入口91と試料導出口93を隔てる部分94は0.2mmであり、これ以上は隔てる部分94を薄くすることは困難である。よって、試料保持流路85の体積を5mmとする場合、導光路は2mm以上とすることが望ましい。
また、光源からの入射光が通る入射面と、光検出器への出射光が通る出射面の2面はUV透過性透明樹脂95からなる。その2面に接する部分を除いて、試料保持流路85は、入射した光を吸収する黒色顔料を含有する顔料含有樹脂97(本願請求項記載の「迷光吸収色素含有樹脂」の一例)で包囲する。このように、試料保持流路85を紫外線透過性のシリコーン樹脂95で挟んだSOT構造であるため、SOT技術を用いた光学測定装置と用いれば、接触面において反射・散乱が抑制され、高精度な光学測定が実施できる。
なお、試料溜まり部の形状は、上記したように直方体形状が好ましいが、これに限るものではなく、例えば球状に構成することも可能である。
更には、図2、図4、図6、図8に示すサンプルケース31、51、71、81においては、空気抜き用孔部41は流路37に接続されるように設けられているが、これに限るものではなく、例えば図11に示すように、流路37を介さずに試料溜まり部35に接続されるように設けてもよい。
1・・・サンプルケース、3・・・吸光度計、5・・・光学測定システム、7・・・光源、9・・・光検出器、11・・・試料、13・・・入射光、14・・・入射部、15・・・第1透明樹脂製導光路、16・・・出射部、17・・・出射光、19・・・第2透明樹脂製導光路、21・・・顔料含有樹脂製筐体、31・・・サンプルケース、33・・・UV透過性樹脂、35・・・試料溜まり部、37・・・流路、39・・・試料注入部、41・・・空気抜き用孔部、43・・・光学測定システム、51・・・サンプルケース、53・・・吸光度計、55・・・光学測定システム、57・・・UV透過性樹脂、61・・・キュベット形状のサンプルケース、63・・・PCR管形状のサンプルケース、65・・・光学測定システム、67・・・色素分散UV透過性樹脂、69・・・色素分散UV透過性樹脂、71・・・キュベット形状のサンプルケース、73・・・PCR管形状のサンプルケース、75・・・光学測定システム、77・・・色素拡散防止部材、79・・・色素拡散防止部材、81・・・サンプルケース、83・・・試料、85・・・試料保持流路、87・・・試料流入路、88・・・直径、89・・・流出路、90・・・光路長、91・・・試料導入口、93・・・試料導出口、94・・・隔てる部分、95・・・UV透過性透明樹脂、97・・・顔料含有樹脂、101・・・吸光度計、103・・・筐体、105・・・検体、107・・・PCR管、109・・・導光路、111・・・光源、113・・・受光センサ、115・・・照射光、117・・・観測光、119・・・吸光度計、121・・・導光路

Claims (12)

  1. 試料の光学測定を行う光学測定装置と光学セルからなる光学測定システムであって、
    前記光学測定装置は、
    前記試料に入射光を入射させる光源部と、
    前記試料からの出射光を測定する光検出部と、
    前記光源部から前記光学セルへの前記入射光を導光する第1導光路部と、
    前記光学セルから前記光検出部への前記出射光を導光する第2導光路部とを有し、
    前記光学セルは、
    光学測定対象の試料を保持するための中空部と、
    前記中空部を取り囲む周壁部の一部に、
    前記入射光が透過する入射部と、
    前記出射光が透過する出射部とを有し、
    前記入射部と前記出射部が、紫外線透過性樹脂からなる、光学測定システム。
  2. 前記第1導光路部と前記入射部は、
    それぞれの一部が接する接触面を有し、
    屈折率が同一の紫外線透過性樹脂からなり、
    前記出射部と前記第2導光路部は、
    それぞれの一部が接する接触面を有し、
    屈折率が同一の紫外線透過性樹脂からなる、請求項1記載の光学測定システム。
  3. 光学測定対象の試料を保持するための中空部を有する光学セルであって、
    前記中空部を取り囲む周壁部の一部に、
    外部光源から前記中空部に入射させる入射光が透過する入射部と、
    前記中空部から外部光検出器へ出射させる出射光が透過する出射部とを備え、
    前記入射部と前記出射部が、紫外線透過性樹脂からなる、光学セル。
  4. 前記入射部又は出射部が、特定の波長又は波長域の光を吸収する色素を含有する色素含有紫外線透過性樹脂からなる、請求項3に記載の光学セル。
  5. 前記色素含有紫外線透過性樹脂が色素拡散防止部材で囲まれている、請求項4記載の光学セル。
  6. 前記入射部と前記出射部は、対向する面の少なくとも一部が平行である、請求項3から5のいずれかに記載の光学セル。
  7. 前記中空部は、
    外部に開放された開口部と、
    前記入射部及び前記出射部に隣接する試料溜まり部と、
    前記開口部から前記試料溜まり部までをつなぐ流路を有し、
    少なくとも前記開口部及び前記試料溜まり部が、中心軸の周りにn回(nは自然数)軸対称の形状であり、
    前記中心軸に沿って一端に前記開口部を備えると共に他端に前記試料溜まり部を備えるものであり、
    前記試料溜まり部の一部における前記中心軸に垂直な断面積が、前記流路の一部における前記中心軸に垂直な断面積よりも大きい、請求項3から6のいずれかに記載の光学セル。
  8. 前記開口部が漏斗状になっており、
    前記開口部の一部における前記中心軸に垂直な断面積が、前記流路の一部における前記中心軸に垂直な断面積よりも大きい、請求項7記載の光学セル。
  9. 前記試料溜まり部の容積が10μl以下であり、前記流路における前記中心軸に垂直な断面積が1mm以下である、請求項7又は8のいずれかに記載の光学セル。
  10. 前記中空部から外部へつながる空気孔部をさらに備える、請求項3から9のいずれかに記載の光学セル。
  11. 前記紫外線透過性樹脂が、ジメチルポリシロキサン(PDMS)である、請求項3から10のいずれかに記載の光学セル。
  12. 前記中空部は、
    試料を入れる試料導入口と、
    試料を出す試料導出口を有し、
    前記入射部及び前記出射部を除く前記周壁部は、迷光を吸収する色素を含有する迷光吸収色素含有樹脂からなる、請求項3から6のいずれかに記載の光学セル。
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