JP2018037565A - 半導体装置の製造方法、及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法、及び半導体装置 Download PDF

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【課題】半導体装置の高周波化を実現する。【解決手段】実施形態の半導体装置1の製造方法は、半導体層20にゲート電極41を形成するゲート電極形成工程と、ソース電極42と接続するソースフィールドプレート44の一部がゲート電極41の上部に位置するようにソースフィールドプレート44を形成するフィールドプレート形成工程と、少なくともソースフィールドプレート44をマスクとして半導体層20のソース領域23sとなる領域及びドレイン領域23dとなる領域にイオン注入を行うイオン注入工程と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、半導体装置の製造方法、及び半導体装置に関する。
半導体装置は半導体スイッチを有する。半導体スイッチには、多くの場合、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)が使用される。電界効果トランジスタは、ゲート電極、ソース電極、及びドレイン電極を備える。これらの電極は基体となる半導体層に配置される。半導体層は、ソース電極が配置されるソース領域、及びドレイン電極が配置されるドレイン領域を備える。
ソース領域及びドレイン領域は、半導体層にイオンを注入することにより形成される(以下、半導体層のイオンが注入された領域をイオン注入層という)。一般的に、イオン注入層は、フォトレジストでイオンを注入しない領域(例えば、ゲート電極配置予定の領域)をマスクし、マスクされていない領域に不純物イオンを注入することにより形成される。
特開2013−58662号公報 特開2007−189213号公報 特開2009−283915号公報
半導体装置の高周波化には電界効果トランジスタの高周波化が必要となる。電界効果トランジスタの高周波化のためには、電界効果トランジスタを低オン抵抗化することが望ましい。しかしながら、従来の電界効果トランジスタは、高いレベルでの低オン抵抗化が実現されていないので、半導体装置を高周波化することが困難となっている。
本発明が解決しようとする課題は、半導体装置の高周波化を実現することである。
実施形態の半導体装置の製造方法は、半導体層にゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、フィールドプレートの一部がゲート電極の上部に位置するようにフィールドプレートを形成するフィールドプレート形成工程と、少なくともフィールドプレートをマスクとして半導体層のソース領域となる領域及びドレイン領域となる領域にイオン注入を行うイオン注入工程と、を有する。
また、実施形態の半導体装置は、ソース領域及びドレイン領域が形成された半導体層と、ソース領域とドレイン領域との間に位置するゲート電極と、ゲート電極の上部にその一部が位置するフィールドプレートと、を備える。ソース領域及びドレイン領域はイオン注入層である。ソース領域のゲート電極側の端は、ゲート電極若しくはフィールドプレートのソース領域側の端と平面視で一致している。ドレイン領域のゲート電極側の端は、フィールドプレートのドレイン領域側の端と平面視で一致している。
実施形態1の半導体装置を示す図である。 図1に示す半導体装置のゲート電極付近の拡大図である。 実施形態1の半導体装置の製造方法を示すフローチャートである。 半導体層を備えたベースを示す図である。 半導体層の表面に誘電体層が形成された様子を示す図である。 半導体層の表面にゲート電極が形成された様子が示す図である。 ゲート電極が形成された半導体層がゲート電極とともに誘電体層で覆われた様子を示す図である。 ゲート電極の上部にソースフィールドプレートが形成された様子を示す図である。 半導体層にソース領域及びドレイン領域が形成された様子を示す図である。 半導体層の表面にソース電極及びドレイン電極が形成された様子を示す図である。 実施形態2の半導体装置を示す図である。 図5に示す半導体装置のゲート電極付近の拡大図である。 実施形態2の半導体装置の製造方法を示すフローチャートである。 フォトレジストで半導体層表面の誘電体層を覆った様子が示す図である。 ゲート電極の上部にソースフィールドプレートが形成された様子を示す図である。 半導体層にソース領域及びドレイン領域が形成された様子を示す図である。 半導体層の表面にソース電極及びドレイン電極が形成された様子を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施形態1)
実施形態1の半導体装置1は、1又は複数の電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)を備える。図1は、半導体装置1が備えるFET部分の断面模式図である。図1には、FETの一例として、高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)が示されている。HEMTは、ヘテロ接合FET(HFET:Hetero Field Effect Transistor)と呼ばれることもある。
半導体装置1は、基板10と、半導体層20と、誘電体層30と、ゲート電極41と、ソース電極42と、ドレイン電極43と、ソースフィールドプレート44と、を備える。
基板10は、半導体層20を積層するための半絶縁性の基板である。基板10は、例えば、炭化ケイ素(SiC)基板である。勿論、基板10の材料は、炭化ケイ素に限定されず、例えば、サファイア、窒化ガリウム、窒化アルミニウム、窒化アルミニウムガリウム、シリコン、GaAsであってもよい。基板材料は、装置設計者が任意に選択可能である。
半導体層20は、FETの基体となる半導体である。半導体層20は、異なる半導体がヘテロ接合されて形成される。例えば、半導体層20は、電子走行層21とバリア層22とが、ヘテロ接合されて形成される。電子走行層21は、例えば、アンドープのGaNであり、バリア層22は、アンドープのAlGaNである。電子は、ピエゾ分極と自発分極により供給される。なお、バリア層22は、多層構造であってもよい。例えば、バリア層22は、GaN層、AlGaN層を複数組み合わせた構造であってもよい。
本実施形態の半導体装置1は、半導体層20に、ソース領域23s及びドレイン領域23dを有している。ソース領域23s及びドレイン領域23dは、ドナーが高濃度にドープされた領域である。本実施形態のソース領域23s及びドレイン領域23dは、不純物イオンが注入されたイオン注入層である。不純物イオンは、電子走行層21の一部(バリア層22との界面付近)とバリア層22に注入されている。不純物イオンは、例えば、電子走行層21とバリア層22の界面付近にイオン濃度のピークがくるよう注入される。
ソース領域23sの上部にはソース電極42が配置されており、ソース領域23sの上部にはソース電極42が配置されている。ソース領域23s及びドレイン領域23dは、それらの間にゲート電極41が位置するよう配置されている。すなわち、ドレイン領域23dはゲート電極41を挟んでソース領域23sの反対側に位置している。なお、上部とは、半導体装置1の配置に関わらず、半導体層20の積層方向(基板10から見た半導体層20のある方向)のことをいう。図1の例であれば、上部とは、矢印で示す方向のことである。半導体装置1を垂直に配置したときは、図面右方向或いは左方向が上部となる。
ソース領域23s及びドレイン領域23dは、セルフアライメントにより形成される。セルフアライメントとは、イオン注入層の形成工程等のマスクが必要な工程において、電極、フィールドプレート等の構成部品をそのままマスクとして使用することをいう。ソース領域23s及びドレイン領域23dは、ゲートフィールドプレートを有するゲート電極41及び/又はソースフィールドプレート44をマスクとして不純物イオンを注入することにより形成される。
図2は、ゲート電極41付近の拡大図である。ソース領域23s及びドレイン領域23dは、ゲート電極41及び/又はソースフィールドプレート44をマスクとしたセルフアライメントにより形成される。そのため、ソース領域23sのゲート電極41側の端E3は、ゲート電極41若しくはソースフィールドプレート44のソース領域23s側の端E1と平面視で一致しており、また、ドレイン領域23dのゲート電極41側の端E4は、ソースフィールドプレート44のドレイン領域23d側の端E2と平面視で一致している。
図2の例では、ゲート電極41のソース領域23s側の端E1は、ソースフィールドプレート44のソース領域23s側の端よりソース領域23s側に位置している。そのため、ソース領域23sのゲート電極41側の端E3は、ソースフィールドプレート44の端ではなく、ゲート電極41の端E1と平面視で一致する。ソースフィールドプレート44がゲート電極41をすべて覆いかぶさっている場合(図示なし)、ソース領域23sのゲート電極41側の端E3は、ソースフィールドプレート44のソース領域23s側の端と平面視で一致する。また、ソースフィールドプレート44のドレイン領域23d側の端E2は、ゲート電極41のドレイン領域23d側の端よりドレイン領域23d側に位置している。そのため、ドレイン領域23dのゲート電極41側の端E4は、ゲート電極41の端ではなく、ソースフィールドプレート44の端E2と平面視で一致する。なお、平面視とは、半導体装置を電極側(図2の例であれば、白抜き矢印で示す方向)から見ることをいう。
誘電体層30は、半導体層20の表面を覆う絶縁膜である。誘電体層30は、例えば、二酸化シリコン(SiO)等の酸化膜、或いは、窒化シリコン(SiN)等の窒化膜である。誘電体層30は、酸化膜と窒化膜を組み合わせたものであってもよい。なお、誘電体層30の材料は、SiO及びSiNに限定されない。誘電体層30の材料は、AlSiN、SiON等、他の誘電体材料であってもよい。
ゲート電極41は、ソース−ドレイン間の電子の流れを制御する電極である。本実施形態のFETの場合、電子走行層21とバリア層22の界面(ヘテロ接合界面)に二次元電子ガス(2DEG:Two Dimensional Electron Gas)が形成される。ゲート電極41は、二次元電子ガスの濃度を制御することにより、ソース−ドレイン間の電子の流れを制御する。なお、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor FET)の場合、ゲート電極と半導体層との間に絶縁膜を要する。しかしながら、本実施形態のFETはHEMTであるので、ゲート電極41は半導体層20に直接接触している。この接触はショットキー接触である。ゲート電極が半導体層にショットキー接触するのは、JFET(Junction FET)やMESFET(Metal Semiconductor FET)も同様である。
ゲート電極41は、ソース電極42側(以下、単にソース側という。)に延びるゲートフィールドプレート41aを有している。また、ゲート電極41は、ドレイン電極43側(以下、単にドレイン側という。)に延びるゲートフィールドプレート41bを有している。ゲートフィールドプレート41a、41bにより、ゲート電極端への電界の集中がゲートフィールドプレート41a、41bに分散する。これにより、FETの耐圧が向上する。
ソース電極42及びドレイン電極43は、電流の入口或いは出口となる電極である。ソース電極42及びドレイン電極43は、半導体層20とオーミック接触している。本実施形態のFET(HEMT)の場合、ドレイン電極43からソース電極42に電流が流れる。すなわち、ソース電極42よりもドレイン電極43に高い電圧が印加される。ドレイン電極43に高い電圧が印加されるのは、他のNチャネル型のFETでも同様である。
ソースフィールドプレート44は、ゲート電極端への電界集中を緩和するためのソースフィールドプレートである。ソースフィールドプレート44は、不図示の導体(ソースフィールドプレート44そのものを含む。)を介してソース電極42と電気的に接続されている。
ソースフィールドプレート44は、ゲート電極41の上部に誘電体層30を介して配置されている。ソースフィールドプレート44は、高い電圧が印加されるドレイン側に偏って配置されている。より具体的には、ソースフィールドプレート44のソース側の端は、ゲート電極41のソース側の端E1よりドレイン側に位置しており、ソースフィールドプレート44のドレイン側の端E2は、ゲート電極41のドレイン側の端よりドレイン側に位置している。
ソースフィールドプレート44は、電界集中をより緩和できるように、ゲート電極41のドレイン側の端部を覆うように配置されている。なお、電界集中緩和効果の少ないソース側には、ソースフィールドプレート44は配置されていない。これは、ソースフィールドプレート44とゲート電極41との容量結合による、FETの特性への影響を少なくするためである。
次に、このような構成を有する半導体装置1の製造方法について説明する。
図3は、半導体装置1の製造方法を示すフローチャートである。また、図4A〜図4Gは、各製造工程での半導体装置1を示す図である。以下、図3、及び図4A〜図4Gを参照しながら、半導体装置1の製造方法について説明する。
なお、以下の説明では、半導体装置1の製造者(以下、単に「製造者」という。)が半導体装置1を製造するものとして説明するが、半導体装置1は、制御装置(プロセッサ)により制御された装置により製造されてもよい。この場合、「製造者」は「製造装置」或いは「制御装置(プロセッサ)」と言い換えることができる。
まず、製造者はFETのベース100を用意する。図4Aはベース100の一例を示す図である。ベース100は、基板10の上に半導体層20を積層したものである。ベース100は、基板10の上に電子走行層21及びバリア層22を結晶成長(例えば、エピタキシャル成長)等により積み重ねることにより形成される。
次に、製造者は、図4Bに示すように、半導体層20の表面に誘電体層30Aを形成する(ステップS101)。例えば、誘電体層30Aは、化学気相蒸着(CVD:Chemical Vapor Deposition)により形成される。このとき、製造者は、ゲート電極41を配置する位置に開口Hを形成する。開口Hは、ドライエッチング等により形成されてもよい。勿論、開口Hを形成する方法はこれに限定されない。例えば、製造者は、半導体層20の表面に誘電体層30Aを形成した後に、該当部分をウェットエッチング等により除去することにより開口Hを形成してもよい。
次に、製造者は、半導体層20の表面にゲート電極41を形成する(ステップS102)。ゲート電極41は、例えば、蒸着やスパッタリングにより形成される。図4Cには、リフトオフによりゲート電極41が形成された様子が示されている。製造者は、例えば、次に示す方法でゲート電極41を形成してもよい。
まず、製造者は、半導体層20の表面(若しくは誘電体層30Aの表面)のうち、ゲート電極41を形成しない部分をフォトレジストM1で覆う。その後、製造者は、半導体層20の表面、誘電体層30Aの表面、及びフォトレジストM1の表面に金属を蒸着させる。そして、製造者は、半導体層20表面及び誘電体層30Aの表面からフォトレジストM1を除去(リフトオフ)する。これにより、半導体層20の表面にゲート電極41が形成される。
次に、製造者は、ゲート電極41が形成された半導体層20の表面を誘電体層30Bで覆う(ステップS103)。このとき、製造者は、ゲート電極41も誘電体層30Bで覆う。表面を誘電体層30Bで覆う方法は、ステップS101に示した方法と同じであってもよい。図4Dは、半導体層20の表面を誘電体層30Bで覆った様子を示している。
次に、製造者は、ゲート電極41の上部にソースフィールドプレート44を形成する(ステップS104)。ソースフィールドプレート44は、例えば、蒸着やスパッタリングにより形成される。図4Eには、リフトオフによりソースフィールドプレート44が形成された様子が示されている。製造者は、例えば、次の方法でソースフィールドプレート44を形成する。
まず、製造者は、誘電体層30Bの表面のうち、ソースフィールドプレート44を配置しない部分をフォトレジストM2で覆う。このとき、製造者は、ソースフィールドプレート44のソース領域側(以下、単にソース側という。)の端E5がゲート電極41のソース側の端E1よりドレイン領域側(以下、単にドレイン側という。)に位置するように、かつ、ソースフィールドプレート44のドレイン側の端E2がゲート電極41のドレイン側の端E6よりドレイン側に位置するように、フォトレジストM2を形成する。図4Eの例であれば、製造者は、端E5及び端E2の位置にフォトレジストM2の端部が位置するようにフォトレジストM2を形成する。
フォトレジストM2が形成されたら、製造者は、誘電体層30Bの表面に金属を蒸着させる。その後、製造者は、誘電体層30Bの表面からフォトレジストM2を除去(リフトオフ)する。これにより、ゲート電極41の上部にソースフィールドプレート44が形成される。
次に、半導体層20にソース領域23s及びドレイン領域23dを形成する。ソース領域23s及びドレイン領域23dはイオン注入により形成される(ステップS105)。このとき、製造者は、セルフアライメントによりソース領域23s及びドレイン領域23dを形成する。より具体的には、製造者は、ゲート電極41及びソースフィールドプレート44をマスクとして、半導体層20のソース領域23sとなる領域及びドレイン領域23dとなる領域に不純物イオンを注入することによりソース領域23s及びドレイン領域23dを形成する。
図4Fは、半導体層20にソース領域23s及びドレイン領域23dが形成された様子を示す図である。セルフアライメントによりソース領域23sが形成されるので、ソース領域23sのゲート電極41側の端E3は、ゲート電極41のソース領域23s側の端E1と平面視で一致する。また、セルフアライメントによりドレイン領域23dが形成されるので、ドレイン領域23dのゲート電極41側の端E4は、ソースフィールドプレート44のドレイン領域23d側の端E2と平面視で一致する。
ソース領域23s及びドレイン領域23dの形成後、注入イオンは、活性化アニールにより活性化される。活性化アニールは、1000℃から1500℃の高い温度で行われてもよい。活性化アニールにより、イオン注入による注入損傷が回復するとともに、注入された不純物がドナーとして活性化される。
次に、製造者は、ソース領域23sの表面にソース電極42を形成する。さらに、製造者は、ドレイン領域23dの表面にドレイン電極43を形成する(ステップS106)。ソース電極42及びドレイン電極43は、例えば、次のように形成される。
まず、製作者は、ソース電極42及びドレイン電極43の形成予定場所にある誘電体層30Bをエッチング等により取り除く。そして、製作者は、蒸着やスパッタリング等によりソース電極42及びドレイン電極43を形成する。ソース電極42及びドレイン電極43の形成方法は、ステップS102で説明した方法と同様であってもよい。図4Gは、半導体層20の表面にソース電極42及びドレイン電極43が形成された様子を示す図である。
ソース電極42及びドレイン電極43が形成されたら、製作者は、ソース電極42及びドレイン電極43が形成された半導体層20の表面を誘電体層30で覆う。表面を覆う方法は、ステップS101に示した方法と同じであってもよい。これにより、図1に示す半導体装置1が完成する。
従来のFETは、フォトレジストをマスクとしてイオン注入層が形成される。そのため、イオン注入層の位置は、電極の端を基準として決まるのではなく、フォトレジストの端を基準として決まる。フォトレジストの配置の精度はFETの大きさに対してそれほどよくない。そのため、イオン注入層の位置はゲート電極の位置に対して精度の悪いものとなる。ゲート電極の大きさ/配置のバラつきも併せて考慮すると、製造者は、ゲート電極の配置領域(イオン非注入領域)の大きさを、電極の大きさに対してある程度余裕を持たさざるを得ない。こうなると、イオン注入層の位置はゲート電極の位置に対して大きく離れざるを得ず、その結果、FETのスイッチON抵抗は高いものとなる。結果として、FETの高いレベルでの高周波化は困難となる。
しかしながら、本実施形態によれば、製造者は、ゲート電極41及びソースフィールドプレート44を形成後、イオン注入層(ソース領域23s及びドレイン領域23d)をセルフアライメントにより形成している。より具体的には、製造者は、図4Fに示すように、ゲート電極41及びソースフィールドプレート44をマスクとしたイオン注入によりソース領域23s及びドレイン領域23dを形成している。そのため、ソース領域23s及びドレイン領域23dの位置は、フォトレジストの端ではなく、電極の端を基準として精度よく定まる。本実施形態では、ソース領域23sのゲート電極41側の端E3は、ゲート電極41のソース領域23s側の端E1と平面視で一致しており、ドレイン領域23dのゲート電極41側の端E4は、ソースフィールドプレート44のドレイン領域23d側の端E2と平面視で一致している。これにより、FETのスイッチON抵抗が安定して低くなるので、半導体装置1の高周波化が実現する。
なお、本実施形態のFETは、ドレイン−ゲート間に大きな電位差が生じる。そのため、ドレイン領域23dとゲート電極41とが接近していると、半導体装置1の耐圧が低くなる恐れがある。しかしながら、ソースフィールドプレート44のドレイン領域23d側の端E2はゲート電極41のドレイン側の端E6よりドレイン領域23d側に位置している。上述したように、ドレイン領域23dはソースフィールドプレート44を使ったセルフアライメントにより形成されるので、ドレイン領域23dのゲート電極41側の端E4は、ソースフィールドプレート44がドレイン領域23d側に突出している分、ゲート電極41から離間したものとなる。ゲート電極41とドレイン領域23dとが極端に接近しないので、半導体装置1の耐圧は高い。
(実施形態2)
実施形態1では、ソースフィールドプレート44をドレイン領域23d側に突出させることにより、ドレイン領域23dのゲート電極41側の端E4をゲート電極41から離間させた。実施形態2では、ソースフィールドプレート44をドレイン領域23d側にさらに延伸することにより、半導体装置1の耐圧性をさらに高める。
実施形態2の半導体装置2は、1又は複数の電界効果トランジスタを備える。図5は、半導体装置2が備えるFET部分の断面模式図である。図5に示したFETは、高電子移動度トランジスタ(HEMT)である。半導体装置2が備えるFETの構成は、実施形態1の半導体装置1が備えるFETの構成と略同じである。しかしながら、ソースフィールドプレート44の一部がドレイン側に延伸している点が実施形態1とは異なっている。
図6は、ゲート電極41付近の拡大図である。ソースフィールドプレート44は、実施形態1と同様に、ゲート電極41の上部に誘電体層30を介して配置されている。ソースフィールドプレート44は、ゲート電極41のドレイン側の端よりドレイン側に伸びる延伸部44aを備えている。延伸部44aはソースフィールドプレート44の一部である。ドレイン領域23dのゲート電極41側の端E4は、延伸部44aのドレイン領域23d側の端E2と平面視で一致している。
なお、ソースフィールドプレート44に延伸部44aを設けた場合、延伸部44aと半導体層20とが容量結合することにより、FETの特性に大きく影響を与える恐れがある。本実施形態の場合、延伸部44aは半導体層20の表面の誘電体層30から離間している。より具体的には、延伸部44aは、半導体層20の表面近くからドレイン側に向けて上方向に斜めに延伸している。これにより、延伸部44aと半導体層20の表面の誘電体層30との間には空間S(空気層)が形成されることになる。空気の誘電率は低いので、延伸部44aと半導体層20との容量結合による、FETの特性への影響は緩和される。
次に、このような構成を有する半導体装置2の製造方法について説明する。
図7は、半導体装置2の製造方法を示すフローチャートである。また、図8A〜図8Dは、各製造工程での半導体装置2を示す図である。以下、図7、及び図8A〜図8Dを参照しながら、半導体装置2の製造方法について説明する。以下の説明では、実施形態1で使用した一部図面(図4A〜図4D)も使用する。
なお、以下の説明では、半導体装置2の製造者(以下、単に「製造者」という。)が半導体装置2を製造するものとして説明する。実施形態1と同様に「製造者」は「製造装置」或いは「制御装置(プロセッサ)」と言い換えることができる。
まず、製造者は、図4Aに示すような、FETのベース100を用意する。そして、製造者は、図4Bに示すように、半導体層20の表面に誘電体層30Aを形成する(ステップS201)。このとき、製造者は、ゲート電極41を配置する位置に開口Hを形成する。そして、製造者は、図4Cに示すように、半導体層20の表面にゲート電極41を形成する(ステップS202)。その後、製造者は、図4Dに示すように、ゲート電極41が形成された半導体層20の表面を誘電体層30Bで覆う(ステップS203)。誘電体層30A、30B、開口H、及びゲート電極41を形成する方法は、実施形態1のステップS101〜S103で説明した方法と同じであるので、説明を省略する。
次に、製造者は、ゲート電極41の上部にソースフィールドプレート44を形成する(ステップS204)。ソースフィールドプレート44は、例えば、蒸着やスパッタリングにより形成される。製造者は、例えば、次の方法でソースフィールドプレート44を形成する。
まず、製造者は、誘電体層30Bの表面のうち、ソースフィールドプレート44を配置しない部分をフォトレジストM3で覆う。図8Aには、フォトレジストM3で誘電体層30Bの表面を覆った様子が示されている。このとき、製造者は、延伸部44aが半導体層20の表面にある誘電体層30から離間するようにフォトレジストM3を形成する。例えば、製造者は、ゲート電極41のドレイン側に位置するフォトレジストM3の端面M3aが、ドレイン側に傾斜するようフォトレジストM3を形成する。言い換えると、製造者は、ゲート電極41から離れるほど、延伸部44aと誘電体層30表面との離間量が大きくなるようフォトレジストM3を形成する。
このとき、製造者は、実施形態1のステップS104と同様に、端E5及び端E2の位置にフォトレジストM3の端部が位置するようにフォトレジストM3を形成する。端E5は、ゲート電極41のソース側の端E1とドレイン側の端E6の間に位置しており、端E2はゲート電極41のドレイン側の端E6よりドレイン側に位置している。
フォトレジストM3が形成されたら、製造者は、誘電体層30Bの表面に金属を蒸着させる。図8Bには、金属が蒸着された様子が示されている。その後、製造者は、誘電体層30Bの表面からフォトレジストM3を除去(リフトオフ)する。これにより、ゲート電極41の上部に、延伸部44aを備えたソースフィールドプレート44が形成される。図8Bを見れば分かるように、延伸部44aは、ゲート電極41から離れるほど、誘電体層30表面との離間量が大きくなっている。
次に、半導体層20にソース領域23s及びドレイン領域23dを形成する(ステップS205)。実施形態1と同様に、製造者は、ゲート電極41及びソースフィールドプレート44をマスクとして、半導体層20のソース領域23sとなる領域及びドレイン領域23dとなる領域に不純物イオンを注入することによりソース領域23s及びドレイン領域23dを形成する。
図8Cは、半導体層20にソース領域23s及びドレイン領域23dが形成された様子を示す図である。セルフアライメントによりドレイン領域23dが形成されるので、ドレイン領域23dのゲート電極41側の端E4は、延伸部44aのドレイン領域23d側の端E2と平面視で一致する。ソース領域23s及びドレイン領域23dの形成後、注入イオンは、活性化アニールにより活性化される。
次に、製造者は、ソース領域23sの表面にソース電極42を形成する。さらに、製造者は、ドレイン領域23dの表面にドレイン電極43を形成する(ステップS206)。ソース電極42、及びドレイン電極43を形成する方法は、実施形態1のステップS206で説明した方法と同じである。図8Dには、半導体層20の表面にソース電極42及びドレイン電極43が形成された様子が示されている。ソース電極42及びドレイン電極43が形成されたら、製作者は、ソース電極42及びドレイン電極43が形成された半導体層20の表面を誘電体層30で覆う。これにより、図5に示す半導体装置2が完成する。
本実施形態によれば、ソース領域23sのゲート電極41側の端E3の位置及びドレイン領域23dのゲート電極41側の端E4の位置が精度よく定まるので、FETのスイッチON抵抗を低くできる。スイッチON抵抗が低くなるので半導体装置1の高周波化が実現する。
また、ドレイン領域23dのゲート電極41側の端E4は、ソースフィールドプレート44の延伸部44aの分だけさらにゲート電極41から離間したものとなる。従って、半導体装置2の耐圧はさらに高くなる。例えソースフィールドプレート44に延伸部44aを設けたとしても、延伸部44aは半導体層20の表面の誘電体層30から離間している。これにより、延伸部44aと半導体層20の表面の誘電体層30との間には空間Sが形成される。空気の誘電率は低いので、延伸部44aと半導体層20との容量結合による、FETの特性への影響は小さい。
しかも、製造者は、延伸部44aと誘電体層30表面との離間量がゲート電極41から離れるほど大きくなるように、ソースフィールドプレート44を形成している。すなわち、延伸部44aは、ゲート電極41から離れるほど、誘電体層30表面との離間量が大きくなるように、斜めに上方に向けて延伸している。これにより、半導体装置1は、電界が集中するゲート電極41の端の近くにソースフィールドプレート44を位置させつつも、ゲート電極41の端から離れるほど誘電体層30表面の空気層が厚くなる。よって、半導体装置1は、高い電界緩和効果を得つつも、ソースフィールドプレート44と半導体層20との容量結合によるFETの特性への影響も小さい。
上述の各実施形態はそれぞれ一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
例えば、上述の各実施形態では、半導体装置1、2は、1又は複数の電界効果トランジスタ(FET)を備えるものとしたが、半導体装置1がFETそのものであってもよい。また、半導体装置1は、1又は複数のFETを使用して製造される装置(例えば、インバータ)であってもよい。勿論、半導体装置1、2は、1又は複数のFETを備えた半導体チップ(半導体パッケージ)であってもよい。
また、上述の各実施形態では、半導体装置1、2が備えるFETは、HEMTであるものとしたが、FETは、HEMTに限定されない。例えば、半導体装置1、2が備えるFETは、JFET、MESFET、或いはMOSFETであってもよい。半導体装置1、2が複数のFETを備える場合、複数のFETはそれぞれ異なる種類のFETであってもよい。
FETがHEMTでない場合、半導体層20、ソース領域23s、及びドレイン領域23dの構造は適宜変更する。例えば、半導体装置1はNチャネル型のMOSFETなのであれば、ソース領域23s及びドレイン領域は、ドナーが高濃度にドープされた領域ではなく、単にドナーがドープされたN型半導体であってもよい。半導体層20の他の部分はアクセプタがドープされたP型半導体であってもよい。また、半導体装置1が備えるFETがPチャネル型のMOSFETの場合、ソース領域23s及びドレイン領域は、アクセプタがドープされたP型半導体であってもよい。半導体層20の他の部分はドナーがドープされたN型半導体であってもよい。
FETがHEMTでない場合も、ソース領域23s及びドレイン領域23dを形成する方法は、実施形態1、2で示した方法と同様である。すなわち、ソース領域23s及びドレイン領域23dを形成する方法は、ステップS105やステップS205で説明したように、ゲート電極41及び/又はソースフィールドプレート44をマスクとしたイオン注入である。
また、上述の実施形態では、延伸部44aは、半導体層20の表面近くからドレイン側或いはソース側に向けて上方向に斜めに延伸しているものとしたが、延伸部44aと半導体層20との間に空気層が形成されるのであれば、延伸部44aの延伸は必ずしも斜めでなくてもよい。例えば、延伸部44aは、半導体層20表面の誘電体層30から離れた位置から、ドレイン側或いはソース側に向けて、誘電体層30の表面と平行に延伸していてもよい。
また、ソースフィールドプレート44の構造は、一段フィールドプレート構造に限定されない。例えば、ソースフィールドプレート44の構造は、多段フィールドプレート構造であってもよい。
また、上述の実施形態では、ソースフィールドプレート44は、ソース側とドレイン側のいずれかに偏っているものとしたが、製造者は、ゲート電極41全体を覆うようにソースフィールドプレート44を形成してもよい。例えば、製造者は、ソースフィールドプレート44のドレイン側の端がゲート電極41のドレイン側の端よりドレイン側に位置するように、かつ、ソースフィールドプレート44のソース側の端がゲート電極41のソース側の端よりソース側に位置するようにソースフィールドプレート44を形成してもよい。この場合、ソース領域23sのゲート電極41側の端は、ソースフィールドプレート44のソース側の端と平面視で一致し、ドレイン領域23dのゲート電極41側の端は、ソースフィールドプレート44のドレイン側の端と平面視で一致する。
また、上述の各実施形態では、ゲート電極41は、ゲートフィールドプレート41a、41bを備えるものとした。しかしながら、ゲート電極41は、ゲートフィールドプレート41a、41bを備えていなくてもよい。また、ゲート電極41は、ゲートフィールドプレート41a及びゲートフィールドプレート41bのいずれか一方ののみ備えていてもよい。例えば、ゲート電極41は、ドレイン側に延伸するゲートフィールドプレート41bのみ備えていてもよい。また、ゲートフィールドプレート41aおよびゲートフィールドプレート41bの延伸長は同じでなくてもよい。例えば、ゲートフィールドプレート41bのドレイン側への延伸長は、ゲートフィールドプレート41aのソース側への延伸長より長くてもよい。
また、上述の各実施形態では、電子走行層21はGaN層であり、バリア層22はAlGaN層であるものとしたが、電子走行層21及びバリア層22はこの例に限定されない。例えば、電子走行層21はアンドープのGaAsであり、バリア層22はn型のAlGaAs(GaAsとAlGaAsの系では分極による電子供給は期待できないのでAlGaAsをn型とする)であってもよい。
本実施形態の半導体装置は次のようにも表現されうる。勿論、実施形態の半導体装置はこれに限定されるものではない。実施形態の半導体装置は、半導体基板上に形成されたゲート電極、ドレイン電極、ソース電極を有し、かつその表面の少なくとも一部を被覆する絶縁体薄膜と、絶縁体薄膜上にソース電極方向に伸延されたゲートフィールドプレートを有し、かつゲート電極とドレイン電極の間の絶縁体薄膜上に形成され、配線層によりソース電極に電気的に接続されるフィールドプレート電極とを有し、かつイオン注入により形成されたソース領域およびドレイン領域を有し、かつソース領域のゲート電極側の端は、ゲートフィールドプレートのソース領域側の端と平面視で一致しており、かつドレイン領域のゲート電極側の端は、ソースフィールドプレートのドレイン領域側の端と平面視で一致している。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、2…半導体装置
10…基板
20…半導体層
21…電子走行層
22…バリア層
23s…ソース領域(イオン注入層)
23d…ドレイン領域(イオン注入層)
30、30A、30B…誘電体層(絶縁膜)
41…ゲート電極
41a、41b…ゲートフィールドプレート
42…ソース電極
43…ドレイン電極
44…ソースフィールドプレート
44a…延伸部
100…ベース
S…空間(空気層)
M1〜M3…フォトレジスト
E1〜E6…端

Claims (10)

  1. 半導体層にゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、
    フィールドプレートの一部が前記ゲート電極の上部に位置するように前記フィールドプレートを形成するフィールドプレート形成工程と、
    少なくとも前記フィールドプレートをマスクとして前記半導体層のソース領域となる領域及びドレイン領域となる領域にイオン注入を行うイオン注入工程と、を有する、
    半導体装置の製造方法。
  2. 前記フィールドプレートは、ソース電極と接続するソースフィールドプレートであり、
    前記ドレイン領域は前記ゲート電極を挟んで前記ソース領域の反対側に位置しており、
    前記フィールドプレート形成工程では、前記フィールドプレートの前記ソース領域側の端が前記ゲート電極の前記ソース領域側の端より前記ドレイン領域側に位置するように、かつ、前記フィールドプレートの前記ドレイン領域側の端が前記ゲート電極の前記ドレイン領域側の端より前記ドレイン領域側に位置するように、前記フィールドプレートを形成し、
    前記イオン注入工程では、前記フィールドプレート及び前記ゲート電極をマスクとして前記ソース領域となる領域及び前記ドレイン領域となる領域にイオン注入を行う、
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記フィールドプレートは、ソース電極と接続するソースフィールドプレートであり、
    前記フィールドプレート形成工程では、前記ゲート電極の前記ドレイン領域側の端より前記ドレイン領域側に伸びる延伸部を前記フィールドプレートに形成し、
    前記イオン注入工程では、前記延伸部が形成された前記フィールドプレート及び前記ゲート電極をマスクとして前記ソース領域となる領域及び前記ドレイン領域となる領域にイオン注入を行う、
    請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体層の表面は誘電体層で覆われており、
    前記フィールドプレート形成工程では、前記延伸部が前記半導体層の表面にある前記誘電体層から離間するように、前記フィールドプレートを形成する、
    請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記フィールドプレート形成工程では、前記延伸部と、前記半導体層の表面にある前記誘電体層の表面との離間量が、前記ゲート電極から離れるほど大きくなるように前記フィールドプレートを形成する、
    請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. ソース領域及びドレイン領域が形成された半導体層と、
    前記ソース領域と前記ドレイン領域との間に位置するゲート電極と、
    前記ゲート電極の上部にその一部が位置するフィールドプレートと、を備え、
    前記ソース領域及び前記ドレイン領域はイオン注入層であり、
    前記ソース領域の前記ゲート電極側の端は、前記ゲート電極若しくは前記フィールドプレートの前記ソース領域側の端と平面視で一致しており、
    前記ドレイン領域の前記ゲート電極側の端は、前記フィールドプレートの前記ドレイン領域側の端と平面視で一致している、
    半導体装置。
  7. 前記フィールドプレートは、前記ソース電極と接続するソースフィールドプレートであり、
    前記ゲート電極の前記ソース領域側の端は前記フィールドプレートのソース領域側の端より前記ソース領域側に位置しており、かつ、前記フィールドプレートの前記ドレイン領域側の端は前記ゲート電極の前記ドレイン領域側の端より前記ドレイン領域側に位置しており、
    前記ソース領域の前記ゲート電極側の端は、前記ゲート電極の前記ソース領域側の端と平面視で一致しており、
    前記ドレイン領域の前記ゲート電極側の端は、前記フィールドプレートの前記ドレイン領域側の端と平面視で一致している、
    請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記フィールドプレートは、前記ソース電極と接続するソースフィールドプレートであり、前記ドレイン領域側に伸びる延伸部を備え、
    前記ドレイン領域の前記ゲート電極側の端は、前記延伸部の前記ソース領域側の端と平面視で一致している、
    請求項6又は7に記載の半導体装置。
  9. 前記半導体層の表面は誘電体層で覆われており、
    前記延伸部は前記半導体層の表面にある前記誘電体層から離間している、
    請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記延伸部は、前記ゲート電極から離れるほど前記半導体層の表面にある前記誘電体層の表面との離間量が大きくなっている、
    請求項9に記載の半導体装置。
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