JP2018037259A - Vehicular illuminating device, and vehicular lighting fixture - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、車両用照明装置、および車両用灯具に関する。 Embodiments described herein relate generally to a vehicle lighting device and a vehicle lamp.
ソケットと、ソケットの一方の端部に設けられ、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を有する発光部と、を備えた車両用照明装置がある。
近年においては、車両用照明装置の小型化が望まれている。そのため、基板と、基板上に実装された複数のチップ状の発光素子と、樹脂を含み複数の発光素子を覆う封止部と、を有する発光部が提案されている。この様にすれば、複数の発光素子を高密度に実装することができるので、発光部の小型化、ひいては車両用照明装置の小型化を図ることができる。
ここで、封止部は、ディスペンサなどの液体定量吐出装置を用いて、液状の樹脂材料を基板上に塗布することで形成される。ところが、単に、液状の樹脂材料を基板上に塗布すると、液状の樹脂材料が硬化して封止部の形状が安定する前に、液状の樹脂材料が流動して、形成された封止部の形状にばらつきが生じる場合がある。封止部の形状にばらつきが生じると、配光特性にばらつきが生じるおそれがある。そのため、一般的には、基板上に枠状の部材を接着し、枠状の部材の内部に液状の樹脂材料を充填するようにしている。
ところが、基板上には、抵抗やダイオードなども設けられる。この場合、枠状の部材を基板の上に接着する際の位置精度を考慮して、抵抗およびダイオードなどと、枠状の部材との間にある程度の距離を設ける必要がある。そのため、枠状の部材を基板上に接着するようにすると、発光部の小型化、ひいては車両用照明装置の小型化が図れなくなる。
そこで、封止部の形状のばらつきの抑制と、発光部の小型化を図ることができる技術の開発が望まれていた。
There is a vehicular lighting device including a socket and a light emitting unit provided at one end of the socket and having a light emitting diode (LED).
In recent years, miniaturization of a vehicular lighting device has been desired. Therefore, a light emitting unit having a substrate, a plurality of chip-like light emitting elements mounted on the substrate, and a sealing portion that includes a resin and covers the plurality of light emitting elements has been proposed. In this way, since a plurality of light emitting elements can be mounted with high density, it is possible to reduce the size of the light emitting part and hence the size of the vehicle lighting device.
Here, the sealing portion is formed by applying a liquid resin material onto the substrate using a liquid dispensing apparatus such as a dispenser. However, simply applying a liquid resin material on the substrate causes the liquid resin material to flow before the liquid resin material cures and stabilizes the shape of the sealing portion. Variations may occur in the shape. If variation occurs in the shape of the sealing portion, there is a possibility that variation occurs in the light distribution characteristics. Therefore, generally, a frame-shaped member is bonded on the substrate, and a liquid resin material is filled in the frame-shaped member.
However, resistors and diodes are also provided on the substrate. In this case, it is necessary to provide a certain distance between the resistor, the diode, and the like and the frame-shaped member in consideration of the positional accuracy when the frame-shaped member is bonded onto the substrate. For this reason, if the frame-like member is bonded onto the substrate, it is impossible to reduce the size of the light emitting portion and hence the size of the vehicle lighting device.
Therefore, it has been desired to develop a technique capable of suppressing variation in the shape of the sealing portion and reducing the size of the light emitting portion.
本発明が解決しようとする課題は、封止部の形状のばらつきの抑制と、発光部の小型化を図ることができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a vehicular illumination device and a vehicular lamp that can suppress variation in the shape of the sealing portion and reduce the size of the light emitting portion.
実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと;前記ソケットの一方の端部に設けられ、配線パターンを有する基板と;前記基板の前記ソケット側とは反対側の面に設けられ、前記配線パターンと電気的に接続された発光素子と;前記基板の前記ソケット側とは反対側の面に設けられ、前記発光素子を覆う封止部と;前記基板の前記ソケット側とは反対側の面に設けられ、前記封止部の周縁の少なくとも一部と接触し、前記発光素子の厚みよりも薄い流動抑制部と;を具備している。 An illumination device for a vehicle according to an embodiment includes a socket; a substrate provided at one end of the socket and having a wiring pattern; provided on a surface of the substrate opposite to the socket side; and the wiring pattern A light emitting element electrically connected to the substrate; a sealing portion provided on a surface of the substrate opposite to the socket side and covering the light emitting element; and a surface of the substrate opposite to the socket side And a flow suppressing portion that is in contact with at least a part of the periphery of the sealing portion and is thinner than the thickness of the light emitting element.
本発明の実施形態によれば、封止部の形状のばらつきの抑制と、発光部の小型化を図ることができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することができる。 According to the embodiment of the present invention, it is possible to provide a vehicular illumination device and a vehicular lamp that can suppress variation in the shape of the sealing portion and can reduce the size of the light emitting portion.
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。 Hereinafter, embodiments will be illustrated with reference to the drawings. In addition, in each drawing, the same code | symbol is attached | subjected to the same component and detailed description is abbreviate | omitted suitably.
(車両用照明装置)
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイタイムランニングランプ(DRL:Daytime Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではない。
(Vehicle lighting device)
The
図1は、本実施の形態に係る車両用照明装置1を例示するための模式斜視図である。
図2は、図1における車両用照明装置1のA−A線断面図である。
図3は、発光部20の模式平面図である。
図1および図2に示すように、車両用照明装置1には、ソケット10、給電部30、および発光部20が設けられている。
FIG. 1 is a schematic perspective view for illustrating a
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA of the
FIG. 3 is a schematic plan view of the
As shown in FIGS. 1 and 2, the
ソケット10は、装着部11、バヨネット12、フランジ13、および放熱フィン14を有する。
装着部11は、フランジ13の、放熱フィン14が設けられる側とは反対側の面に設けられている。装着部11の外形形状は、柱状とすることができる。装着部11の外形形状は、例えば、円柱状である。装着部11は、フランジ13側とは反対側の端面に開口する凹部11aを有する。凹部11aの底面11a1には発光部20が設けられる。
The
The
バヨネット12は、装着部11の外側面に設けられている。バヨネット12は、車両用照明装置1の外側に向けて突出している。バヨネット12は、フランジ13と対峙している。バヨネット12は、複数設けられている。バヨネット12は、車両用照明装置1を車両用灯具100の筐体101に取り付ける際に用いられる。バヨネット12は、ツイストロックに用いられるものである。
The
フランジ13は、板状を呈している。フランジ13は、例えば、円板状を呈したものとすることができる。フランジ13の外側面は、バヨネット12の外側面よりも車両用照明装置1の外方に位置している。
The
放熱フィン14は、フランジ13の、装着部11が設けられる側とは反対側の面に設けられている。放熱フィン14は、複数設けることができる。複数の放熱フィン14は、互いに平行となるように設けることができる。放熱フィン14は、平板状を呈したものとすることができる。
The
また、ソケット10には、絶縁部32を設ける孔10aと、コネクタ105を挿入する孔10bが設けられている。孔10bには、シール部材105aを有するコネクタ105が挿入される。そのため、孔10bの断面形状は、シール部材105aを有するコネクタ105の断面形状に適合したものとなっている。
Further, the
発光部20において発生した熱は、主に、装着部11およびフランジ13を介して放熱フィン14に伝わる。放熱フィン14に伝わった熱は、主に、放熱フィン14から外部に放出される。そのため、発光部20において発生した熱を外部に伝えることを考慮して、ソケット10は高い熱伝導率を有する材料から形成することが好ましい。高い熱伝導率を有する材料は、例えば、金属や、高熱伝導性樹脂などとすることができる。高熱伝導性樹脂は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)やナイロン等の樹脂に、熱伝導率の高い酸化アルミニウムや炭素などからなるフィラーを混合させたものである。また、高熱伝導性樹脂を用いてソケット10を形成すれば、発光部20において発生した熱を効率よく放熱することができ、且つ、軽量化を図ることができる。
The heat generated in the
給電部30は、給電端子31、および絶縁部32を有する。
給電端子31は、棒状体とすることができる。給電端子31は、複数設けられている。複数の給電端子31は、所定の方向に並べて設けることができる。複数の給電端子31は、絶縁部32の内部に設けられている。複数の給電端子31は、絶縁部32の内部を延び、絶縁部32の発光部20側の端面および絶縁部32の放熱フィン14側の端面から突出している。複数の給電端子31の発光部20側の端部は、基板21に設けられた配線パターン21aと電気的および機械的に接続されている。すなわち、給電端子31の一方の端部は、配線パターン21aと半田付けされている。複数の給電端子31の放熱フィン14側の端部は、孔10bの内部に露出している。孔10bの内部に露出する複数の給電端子31には、コネクタ105が嵌め合わされる。給電端子31は、導電性を有する。給電端子31は、例えば、銅合金などの金属から形成することができる。なお、給電端子31の数、形状、材料などは例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
The
The
前述したように、ソケット10は熱伝導率の高い材料から形成されるが、熱伝導率の高い材料は導電性を有している場合がある。例えば、金属や、炭素からなるフィラーを含む高熱伝導性樹脂などは、導電性を有している。そのため、絶縁部32は、給電端子31と、導電性を有するソケット10との間を絶縁するために設けられている。また、絶縁部32は、複数の給電端子31を保持する機能をも有する。この場合、例えば、複数の給電端子31を絶縁部32に圧入するか、複数の給電端子31と絶縁部32を一体成形(インサート成形)することで、複数の給電端子31を絶縁部32に保持させることができる。
絶縁部32は、絶縁性を有している。絶縁部32は、樹脂などの絶縁性材料から形成することができる。絶縁部32は、例えば、PETなどの樹脂から形成することができる。絶縁部32は、例えば、ソケット10に設けられた孔10aに圧入されている。
As described above, the
The insulating
図3に示すように、発光部20は、基板21、発光素子22、抵抗23、制御素子24、封止部25、および流動抑制部26を有する。
基板21は、ソケット10の一方の端部に設けられている。基板21は、凹部11aの底面11a1に設けられている。基板21は、平板状を呈している。基板21の平面形状は、例えば、四角形とすることができる。
基板21の材料や構造には特に限定はない。例えば、基板21は、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板21は、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものであってもよい。なお、金属板の表面を絶縁性材料で被覆する場合には、絶縁性材料は、有機材料からなるものであってもよいし、無機材料からなるものであってもよい。
As illustrated in FIG. 3, the
The
The material and structure of the
発光素子22の発熱量が多い場合には、放熱の観点から熱伝導率の高い材料を用いて基板21を形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものなどを例示することができる。また、基板21は、単層であってもよいし、多層であってもよい。
When the
また、基板21と凹部11aの底面11dとの間に、放熱板や、熱伝導グリスからなる層を設けることもできる。放熱板は、板状を呈し、熱伝導率の高い材料から形成することができる。放熱板は、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属から形成することができる。放熱板や、熱伝導グリスからなる層を設ければ、発光部20において発生した熱が、ソケット10に伝わりやすくなる。
Further, a heat sink or a layer made of heat conductive grease can be provided between the
また、基板21の表面には、配線パターン21aが設けられている。配線パターン21aは、例えば、銀を主成分とする材料や、銅を主成分とする材料などから形成することができる。配線パターン21aは、例えば、銀、銀合金、銅、銅合金などから形成することができる。
A
発光素子22は、基板21の、凹部11aの底面11a1側(ソケット10側)とは反対側の面に設けられている。発光素子22は、基板21の表面に設けられた配線パターン21aと電気的に接続されている。発光素子22は、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。発光素子22は、複数設けることができる。複数の発光素子22は、互いに直列接続することができる。また、発光素子22は、抵抗23と直列接続されている。
The
また、複数の発光素子22は、チップ状の発光素子とすることができる。チップ状の発光素子22は、COB(Chip On Board)により実装されている。この様にすれば、狭い領域に多くの発光素子22を設けることができる。そのため、発光部20の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。
The plurality of
複数の発光素子22は、配線21bにより配線パターン21aと電気的に接続されている。複数の発光素子22と、配線パターン21aとは、例えば、ワイヤーボンディング法により電気的に接続することができる。
The plurality of
抵抗23は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側の面に設けられている。抵抗23は、基板21の表面に設けられた配線パターン21aと電気的に接続されている。
抵抗23は、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器(酸化金属皮膜抵抗器)、スクリーン印刷法などを用いて形成された膜状の抵抗器などとすることができる。
なお、図3に例示をした抵抗23は、膜状の抵抗器である。膜状の抵抗器の材料は、例えば、酸化ルテニウム(RuO2)とすることができる。膜状の抵抗器は、例えば、スクリーン印刷法および焼成法を用いて形成することができる。抵抗23が膜状の抵抗器であれば、抵抗23と基板21との接触面積を大きくすることができるので、放熱性を向上させることができる。また、複数の抵抗23を一度に形成することができる。そのため、生産性を向上させることができ、また、複数の抵抗23における抵抗値のばらつきを抑制することができる。
The
The
The
ここで、発光素子22の順方向電圧特性には、ばらつきがあるので、アノード端子と、グランド端子と、の間の印加電圧を一定にすると、発光素子22から照射される光の明るさ(光束、輝度、光度、照度)にばらつきが生じる。そのため、発光素子22から照射される光の明るさが所定の範囲内に収まるように、抵抗23により、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。この場合、抵抗23の抵抗値を変化させることで、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。
Here, since the forward voltage characteristics of the
抵抗23が表面実装型の抵抗器やリード線を有する抵抗器などの場合には、発光素子22の順方向電圧特性に応じて適切な抵抗値を有する抵抗23を選択する。抵抗23が膜状の抵抗器の場合には、抵抗23の一部を除去して除去部23aを形成すれば、抵抗値を増加させることができる。例えば、抵抗23にレーザ光を照射すれば除去部23aを容易に形成することができる。
When the
制御素子24は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側の面に設けられている。制御素子24は、基板21の表面に設けられた配線パターン21aと電気的に接続されている。制御素子24は、逆方向電圧が発光素子22に印加されないようにするため、および、逆方向からのパルスノイズが発光素子22に印加されないようにするために設けられている。
制御素子24は、例えば、ダイオードとすることができる。制御素子24は、例えば、表面実装型のダイオードや、リード線を有するダイオードなどとすることができる。図3に例示をした制御素子24は、表面実装型のダイオードである。
The
The
その他、発光素子22の断線の検出や、誤点灯防止などのために、プルダウン抵抗を設けることもできる。なお、発光素子22、抵抗23、および制御素子24の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、車両用照明装置1の大きさや用途などに応じて適宜変更することができる。
In addition, a pull-down resistor can be provided for detecting disconnection of the
封止部25は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側の面に設けられている。封止部25は、複数の発光素子22、および配線21bを覆っている。封止部25は、透光性を有する材料から形成されている。封止部25は、例えば、シリコーン樹脂などから形成することができる。封止部25は、ドーム状を呈するものとすることができる。ドーム状の封止部25は、例えば、樹脂と溶剤を混合して、例えば、ペースト状、コロイド状、スラリー状、または、ゼリー状等の液状にした材料を基板21の上に点状に塗布し、加熱硬化させることで形成することができる。樹脂の塗布は、例えば、ディスペンサなどの液体定量吐出装置を用いて行うことができる。加熱硬化は、例えば、加熱炉などを用いて行うことができる。
The sealing
また、封止部25には、蛍光体を含めることができる。蛍光体は、例えば、YAG系蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)とすることができる。ただし、蛍光体の種類は、車両用照明装置1の用途などに応じて所望の発光色が得られるように適宜変更することができる。
Further, the sealing
ここで、液状の材料の粘度を低くすると、封止部25の形状を整えるのが容易となる。しかしながら、液状の材料の粘度を低くしすぎると、液状の材料が硬化して封止部25の形状が安定する前に、液状の材料が流動して、形成された封止部25の形状にばらつきが生じる場合がある。封止部25の形状にばらつきが生じると、配光特性にばらつきが生じるおそれがある。
Here, when the viscosity of the liquid material is lowered, the shape of the sealing
この場合、樹脂などからなる枠状の部材を予め作成し、枠状の部材を基板21の上に接着し、枠状の部材の内部に液状の材料を充填することもできる。ところが、複数の発光素子22の周囲には、抵抗23および制御素子24が設けられる。この場合、抵抗23および制御素子24は、枠状の部材の外側であって、枠状の部材と干渉しない位置に設ける必要がある。またさらに、枠状の部材を基板21の上に接着する際の位置精度を考慮して、抵抗23および制御素子24と、枠状の部材との間にはある程度の距離を設ける必要がある。
そのため、枠状の部材を基板21の上に接着するようにすると、発光部20の小型化、ひいては、車両用照明装置1の小型化が図れなくなるおそれがある。
In this case, a frame-shaped member made of a resin or the like can be prepared in advance, the frame-shaped member can be bonded onto the
For this reason, if a frame-like member is bonded onto the
そこで、本実施の形態に係る車両用照明装置1には、流動抑制部26が設けられている。
図3に示すように、流動抑制部26は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側の面に設けられている。流動抑制部26は、線状体である。流動抑制部26は、複数の発光素子22が設けられる領域の中心22aを中心とする、曲線からなる線対称な図形に沿って延びている。曲線からなる線対称な図形は、例えば、円、楕円などである。なお、図3に例示をした流動抑制部26は、複数の発光素子22が設けられる領域の中心22aを中心とする円に沿って延びている。流動抑制部26の一方の端部は、配線パターン21aと接続することができる。流動抑制部26の他方の端部と配線パターン21aとの間には隙間が設けられている。すなわち、流動抑制部26の他方の端部は、配線パターン21aと接続されていない。なお、流動抑制部26の両方の端部が、配線パターン21aと接続されていなくてもよい。ただし、流動抑制部26の一方の端部が配線パターン21aと接続されていれば、液状の材料が、流動抑制部26と配線パターン21aの間から漏れ出るのを抑制することができる。
また、流動抑制部26は、複数設けることができる。
Therefore, the
As shown in FIG. 3, the
In addition, a plurality of
流動抑制部26の厚みは、発光素子22の厚みよりも薄い。例えば、流動抑制部26の厚み寸法は、配線パターン21aの厚み寸法と同じとすることができる。この場合、流動抑制部26の厚み寸法が10μm未満となれば、液状の材料の流動を抑制するのが困難となる。流動抑制部26の厚み寸法が40μmを超えると、流動抑制部26と配線パターン21aを同時に形成するのが困難となる。そのため、流動抑制部26の厚み寸法は、5μm以上、40μm以下とすることが好ましい。
The thickness of the
流動抑制部26の幅寸法には特に限定はない。流動抑制部26の幅寸法は、例えば、流動抑制部26が接続される配線パターン21aの幅寸法と同じとすることができる。
流動抑制部26の材料は、配線パターン21aの材料と同じとすることができる。
流動抑制部26は、配線パターン21aと同じ方法により形成することができる。例えば、配線パターン21aと流動抑制部26は、スクリーン印刷法やメッキ法などにより形成することができる。この様にすれば、配線パターン21aと流動抑制部26とを同時に形成することができるので、生産性の向上を図ることができる。また、スクリーン印刷法やメッキ法などを用いて流動抑制部26を形成すれば、流動抑制部26の位置精度を高めることができる。そのため、流動抑制部26と、抵抗23および制御素子24との間の距離を小さくすることができるので、発光部20の小型化、ひいては、車両用照明装置1の小型化を図ることができる。
There is no limitation in particular in the width dimension of the
The material of the
The
流動抑制部26は、封止部25の周縁の少なくとも一部と接触している。
図4(a)、(b)は、封止部25の周縁近傍の模式断面図である。
図4(a)に示すように、封止部25の周縁は、流動抑制部26の内側面26aと接触させることができる。
図4(b)に示すように、封止部25の周縁は流動抑制部26の上面26bと接触させ、封止部25の周縁近傍は流動抑制部26の内側面26aと接触させることができる。
The
4A and 4B are schematic cross-sectional views in the vicinity of the periphery of the sealing
As shown in FIG. 4A, the peripheral edge of the sealing
As shown in FIG. 4B, the periphery of the sealing
流動抑制部26を設ければ、液状の材料が流動する際に抵抗となる。そのため、液状の材料が硬化して封止部25の形状が安定する前に、液状の材料が流動して、封止部25の形状にばらつきが生じるのを抑制することができる。その結果、配光特性にばらつきが生じるのを抑制することができる。
If the
また、流動抑制部26を設けるとともに、液状の材料の粘度を制御すれば、封止部25の形状にばらつきが生じるのをさらに抑制することができる。すなわち、封止部25の形状は、流動抑制部26と、塗布する液状の材料の粘度とにより制御することもできる。液状の材料の粘度は、樹脂と溶剤の混合割合により制御することができる。液状の材料の粘度は、例えば、50Pa・s以上とすることができる。
Moreover, if the
また、複数の流動抑制部26の合計の長さを長くすれば、液状の材料が流動するのをさらに効果的に抑制することができる。本発明者の得た知見によれば、複数の流動抑制部26の合計の長さは、複数の発光素子22が設けられる領域の中心22aを中心とする、曲線からなる線対称な図形の周長の80%以上とすることが好ましい。
Further, if the total length of the plurality of
図5は、他の実施形態に係る流動抑制部126を例示するための模式平面図である。
図5に示すように、流動抑制部126は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側の面に設けられている。流動抑制部126は、厚み方向を貫通する孔126aを有する膜状体である。孔126aの内部には、封止部25が設けられる。孔126aの断面形状は、複数の発光素子22が設けられる領域の中心22aを中心とする、曲線からなる線対称な図形である。図5に例示をした孔126aの断面形状は、複数の発光素子22が設けられる領域の中心22aを中心とする円である。
FIG. 5 is a schematic plan view for illustrating a
As shown in FIG. 5, the
また、前述したように、基板21の表面には、銀や銅を含む配線パターン21aや、酸化ルテニウムを含む膜状の抵抗23などが設けられている。ここで、配線パターン21aが銀を主成分とする材料から形成されている場合には、高湿条件下における通電によりマイグレーションが発生する場合がある。また、配線パターン21aが銅を主成分とする材料から形成される場合には、高温条件下や硫黄成分が多い雰囲気下において酸化や硫黄との反応が速くなり、半田の濡れ性が低下する場合がある。
Further, as described above, the surface of the
そのため、流動抑制部126は、抵抗23および配線パターン21aなどを覆っている。この場合、流動抑制部126は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側の面を覆うように設けることができる。流動抑制部126を設ければ、抵抗23、および配線パターン21aなどを保護することができる。
Therefore, the
流動抑制部126の厚みは、発光素子22の厚みよりも薄い。例えば、流動抑制部126の厚み寸法は、5μm以上、40μm以下とすることができる。なお、流動抑制部126の上面は、平坦となるようにしてもよい。この場合、流動抑制部126の、抵抗23および配線パターン21aが設けられていない部分に対応する領域の厚みを、抵抗23および配線パターン21aの厚み分だけ厚くなるようにすればよい。流動抑制部126の上面の形状は、例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
The thickness of the
封止部25の周縁は、流動抑制部126と接触している。この場合、封止部25の周縁は、孔126aの内側面と接触させることができる。また、封止部25の周縁は流動抑制部126の上面と接触させ、封止部25の周縁近傍は孔126aの内側面と接触させることもできる。
流動抑制部126を設ければ、液状の材料が流動する際に抵抗となる。そのため、液状の材料が硬化して封止部25の形状が安定する前に、液状の材料が流動して、封止部25の形状にばらつきが生じるのを抑制することができる。その結果、配光特性にばらつきが生じるのを抑制することができる。
なお、孔126aは、封止部25の周縁の全領域を囲んでいるので、液状の材料が流動するのをさらに効果的に抑制することができる。
The peripheral edge of the sealing
If the
In addition, since the
また、流動抑制部126が絶縁性を有していれば、流動抑制部126と、抵抗23および制御素子24とを接触させることができる。そのため、抵抗23および制御素子24は、複数の発光素子22が設けられる領域の近傍に設けることができる。その結果、発光部20の小型化、ひいては、車両用照明装置1の小型化を図ることができる。
流動抑制部126の材料は、絶縁性材料とすることができる。
この場合、抵抗23および配線パターン21aの保護を考慮すると、流動抑制部126の材料は、水分やガスが透過し難いものとすることが好ましい。流動抑制部126の材料は、例えば、ガラスなどとすることができる。例えば、流動抑制部126は、スクリーン印刷法などを用いて水ガラス(水溶性アルカリ金属ケイ酸塩の水溶液)を基板21の表面に塗布し、これを乾燥させることで形成することができる。水分やガスが透過し難い材料からなる流動抑制部126とすれば、抵抗23および配線パターン21aの腐食などを抑制することができる。
Moreover, if the
The material of the
In this case, considering the protection of the
また、封止部25の側方に照射された光が、基板21に吸収されると光の取り出し効率が低下するおそれがある。そのため、流動抑制部126の材料は、発光素子22から出射した光に対する反射率が高い材料とすることもできる。流動抑制部126の材料は、例えば、シリコーン樹脂、PBT(polybutylene terephthalate)、PC(polycarbonate)などの樹脂に、光反射粒子を混合させたものとすることができる。光反射粒子は、例えば、酸化チタンや酸化ジルコニウムなどからなる粒子とすることができる。光反射粒子の平均粒径は、例えば、200nm〜300nmとすることができる。ただし、光反射粒子の材料は酸化チタンや酸化ジルコニウムなどに限定されるわけではなく、発光素子22から出射した光に対する反射率が高い材料であればよい。
また、流動抑制部126の材料は、白色ソルダーレジストなどの白色の樹脂とすることもできる。例えば、流動抑制部126は、光反射粒子が混合された樹脂や白色の樹脂を溶剤などにより液状にし、スクリーン印刷法などを用いて液状にした材料を基板21の表面に塗布し、これを硬化させることで形成することができる。反射率が高い材料からなる流動抑制部126とすれば、光の取り出し効率を向上させることができる。
Moreover, when the light irradiated to the side of the sealing
Moreover, the material of the
図6は、反射率が高い材料からなる流動抑制部126の変形例を例示するための模式断面図である。
封止部25の側方に照射された光が凹部11aの側面11a2に入射すると、凹部11aの側面11a2に入射した光がソケット10に吸収されるので光の取り出し効率が悪くなるおそれがある。
この場合、図8に示すように、流動抑制部126が、基板21の表面、凹部11aの側面11a2、および底面11a1を覆うようにすることができる。また、流動抑制部126の、凹部11aの側面11a2を覆う部分は、斜面126bを有するものとすることができる。斜面126bは、凹部11aの底面11a1から離れるに従い、ソケット10の中心から離れる方向に傾斜している。斜面126bを設ければ、凹部11aの側面11a2に向かう光を車両用照明装置1の正面側に向けて反射させることができる。そのため、光の取り出し効率を向上させることができる。
FIG. 6 is a schematic cross-sectional view for illustrating a modified example of the
When the light irradiated to the side of the sealing
In this case, as shown in FIG. 8, the
(車両用灯具)
次に、車両用灯具100について例示する。
なお、以下においては、一例として、車両用灯具100が自動車に設けられるフロントコンビネーションライトである場合を説明する。ただし、車両用灯具100は、自動車に設けられるフロントコンビネーションライトに限定されるわけではない。車両用灯具100は、自動車や鉄道車両などに設けられる車両用灯具であればよい。
(Vehicle lamp)
Next, the
In the following, a case where the
図7は、車両用灯具100を例示するための模式部分断面図である。
図7に示すように、車両用灯具100には、車両用照明装置1、筐体101、カバー102、光学要素部103、シール部材104、およびコネクタ105が設けられている。
FIG. 7 is a schematic partial cross-sectional view for illustrating the
As shown in FIG. 7, the
筐体101は、装着部11を保持する。筐体101は、一方の端部側が開口した箱状を呈している。筐体101は、例えば、光を透過しない樹脂などから形成することができる。筐体101の底面には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分が挿入される取付孔101aが設けられている。取付孔101aの周縁には、装着部11に設けられたバヨネット12が挿入される凹部が設けられている。なお、筐体101に取付孔101aが直接設けられる場合を例示したが、取付孔101aを有する取付部材が筐体101に設けられていてもよい。
The
車両用照明装置1を車両用灯具100に取り付ける際には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分を取付孔101aに挿入し、車両用照明装置1を回転させる。すると、取付孔101aの周縁に設けられた嵌合部にバヨネット12が保持される。この様な取り付け方法は、ツイストロックと呼ばれている。
When the
カバー102は、筐体101の開口を塞ぐようにして設けられている。カバー102は、透光性を有する樹脂などから形成することができる。カバー102は、レンズなどの機能を有するものとすることもできる。
The
光学要素部103には、車両用照明装置1から出射した光が入射する。光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光の反射、拡散、導光、集光、所定の配光パターンの形成などを行う。例えば、図7に例示をした光学要素部103はリフレクタである。この場合、光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光を反射して、所定の配光パターンが形成されるようにする。
The light emitted from the
シール部材104は、フランジ13と筐体101の間に設けられている。シール部材104は、環状を呈するものとすることができる。シール部材104は、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。
The
車両用照明装置1が車両用灯具100に取り付けられた際には、シール部材104は、フランジ13と筐体101との間に挟まれる。そのため、シール部材104により、筐体101の内部空間が密閉される。また、シール部材104の弾性力により、バヨネット12が筐体101に押し付けられる。そのため、車両用照明装置1が、筐体101から脱離するのを抑制することができる。
When the
コネクタ105は、孔10bの内部に露出している複数の給電端子31の端部に嵌め合わされる。コネクタ105には、図示しない電源などが電気的に接続されている。そのため、コネクタ105を給電端子31の端部に嵌め合わせることで、図示しない電源などと、発光素子22とが電気的に接続される。また、コネクタ105は、段差部分を有している。そして、シール部材105aが、段差部分に取り付けられている。シール部材105aは、孔10bの内部に水が侵入するのを防ぐために設けられている。シール部材105aを有するコネクタ105が孔10bに挿入された際には、孔10bが水密となるように密閉される。シール部材105aは、環状を呈するものとすることができる。シール部材105aは、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。コネクタ105は、例えば、接着剤などを用いてソケット10側の要素に接合することもできる。
The
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。 As mentioned above, although several embodiment of this invention was illustrated, these embodiment is shown as an example and is not intending limiting the range of invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, changes, and the like can be made without departing from the spirit of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and equivalents thereof. Further, the above-described embodiments can be implemented in combination with each other.
1 車両用照明装置、10 ソケット、11 装着部、11a 凹部、11a1 底面、11a2 側面、13 フランジ、20 発光部、21 基板、22 発光素子、22a 中心、23 抵抗、24 制御素子、25 封止部、26 流動抑制部、30 給電部、100 車両用灯具、101 筐体、126 流動抑制部、126a 孔、126b 斜面
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記ソケットの一方の端部に設けられ、配線パターンを有する基板と;
前記基板の前記ソケット側とは反対側の面に設けられ、前記配線パターンと電気的に接続された発光素子と;
前記基板の前記ソケット側とは反対側の面に設けられ、前記発光素子を覆う封止部と;
前記基板の前記ソケット側とは反対側の面に設けられ、前記封止部の周縁の少なくとも一部と接触し、前記発光素子の厚みよりも薄い流動抑制部と;
を具備した車両用照明装置。 With sockets;
A substrate provided at one end of the socket and having a wiring pattern;
A light emitting element provided on a surface of the substrate opposite to the socket side and electrically connected to the wiring pattern;
A sealing portion provided on a surface of the substrate opposite to the socket side and covering the light emitting element;
A flow suppressing portion provided on a surface of the substrate opposite to the socket side, in contact with at least a part of a peripheral edge of the sealing portion, and thinner than a thickness of the light emitting element;
A vehicle lighting device comprising:
前記車両用照明装置が取り付けられる筐体と;
を具備した車両用灯具。
A vehicle lighting device according to any one of claims 1 to 7;
A housing to which the vehicle lighting device is attached;
A vehicular lamp provided with
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-
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- 2016-08-31 JP JP2016168893A patent/JP2018037259A/en active Pending
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