JP2018037149A - 端子及び端子付配線部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】端子と複数の線状導体との接続信頼性に優れ、かつ、複数の線状導体と端子とをコンパクトな構成で接続できるようにすることを目的とする。【解決手段】端子30は、相手側接続部32と、導体接続部(例えば、電線接続部34)とを備える。導体接続部は、帯状の導体接続基部(例えば、電線接続基部35)と、導体接続基部に設けられた複数の圧着部36、38とを有する。例えば、複数の線状導体(例えば、電線40の芯線42)が1対1の対応関係で複数の圧着部36、38に圧着接続される。【選択図】図1
Description
この発明は、端子に複数の線状導体を接続する技術に関する。
端子に対して複数の電線が接続される場合がある。この場合、1つの圧着部を複数の電線の芯線に対して圧着すると、複数の芯線を構成する多数の素線に十分な圧着力が加わらず、接続信頼性を確保できない恐れがある。特に、素線がアルミニウム又はアルミニウム合金で形成されている場合、圧着時に素線表面の酸化皮膜を破壊することができないため、素線間で導通を得ることが困難となり、接続信頼性を確保し難い。また、素線の本数が多い場合等には、各素線に十分な圧着力を加えることができず、接続信頼性を確保し難い。
特許文献1は、固定用部材取付用貫通穴が形成された固定用部材締結部分と、少なくとも2つ以上の電線接続部分とが一体に形成されたアース端子を開示している。このアース端子では、2つ以上の電線接続部分のそれぞれに、電線の芯線を圧着することができる。
しかしながら、特許文献1に開示の技術によると、固定用部材締結部分の周りに、2つ以上の電線接続部分を突設する必要があり、接続のための構成部分が幅広となってしまう。このため、例えば、アース端子の固定箇所周囲に他の部材が密集している場合等に、2つ以上の電線接続部分と他の部材とが干渉する恐れがあり、設置レイアウト上の制約が大となる。
そこで、本発明は、端子と複数の線状導体との接続信頼性に優れ、かつ、複数の線状導体と端子とをコンパクトな構成で接続できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る端子は、相手側接続部と、帯状の導体接続基部と、前記導体接続基部に設けられた複数の圧着部とを有する導体接続部とを備える。
第2の態様は、第1の態様に係る端子であって、前記複数の圧着部として、前記導体接続基部の一方主面側に、前記導体接続基部の延在方向に沿って間隔をあけて第1圧着部と第2圧着部とが設けられ、前記導体接続基部のうち前記第1圧着部と前記第2圧着部との間に、線状導体を挿通可能な線状導体挿通用孔が形成されているものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係る端子であって、前記導体接続基部は、平面視において直線状に延在する形状に形成されているものである。
第4の態様は、第1から第3のいずれか1つの態様に係る端子であって、前記相手側接続部は、ボルト挿通用の孔が形成された板形状に形成されているものである。
第5の態様に係る端子付配線部材は、第1から第4のいずれか1つの態様に係る端子と、複数の線状導体とを備え、前記複数の線状導体が1対1の対応関係で前記複数の圧着部に圧着接続されているものである。
第6の態様は、第5の態様に係る端子付配線部材であって、前記複数の線状導体の少なくとも1つがアルミニウム又はアルミニウム合金により形成されているものである。
第1から第6の態様によると、帯状の導体接続基部に設けられた複数の圧着部のそれぞれに、線状導体の芯線を圧着接続できるため、端子と線状導体との接続信頼性を優れたものにすることができる。また、導体接続部に複数の線状導体を圧着接続できるため、複数の線状導体の芯線と端子とをコンパクトな構成で接続できる。
第2の態様によると、導体接続基部の一方主面側で、第1圧着部と第2圧着部とのそれぞれに芯線を圧着することができる。そして、第1圧着部と第2圧着部とのうちの一方側に接続された線状導体を、線状導体挿通用孔に通して導体接続基部の他方面側に配設することができる。これにより、第1圧着部側に接続された線状導体と第2圧着部側に接続された線状導体とを、導体接続基部の両面に分けて引出すことができ、より確実に細幅な状態で複数の線状導体を引出すことができる。
第3の態様によると、導体接続基部は、平面視において直線状に延在する形状に形成されているため、複数の線状導体と端子とを細幅な構成で接続できる。
第4の態様によると、相手側接続部をボルトで固定する周辺で、複数の線状導体と端子とをコンパクトな構成で接続できる。
第6の態様によると、複数の線状導体が1対1の対応関係で複数の圧着部に圧着接続されているため、複数の線状導体の少なくとも1つの芯線がアルミニウム又はアルミニウム合金により形成されていても、その表面の酸化皮膜を良好に破壊して、アルミニウム又はアルミニウム合金により形成された線状導体と端子との接続信頼性を優れたものにすることができる。
以下、実施形態に係る端子及び端子付配線部材について説明する。図1は端子付配線部材としての端子付電線20を示す概略平面図であり、図2は端子付電線20を示す概略側面図である。
端子付電線20は、自動車等に組込まれ、車両の各部を電気的に接続するための配線材として用いられる。ここでは、端子30がアース端子であり、車両のアース接続部位10に突設されたボルト12が端子30に挿通された状態で、ナット14がボルト12に締結され、もって、端子30がアース接続部位10に電気的に接続された状態で、当該アース接続部位10に固定される例で説明する。また、ここでは、線状導体が、電線40の芯線42である例で説明する。
端子付電線20は、端子30と、複数(ここでは2つ)の電線40とを備える。
各電線40は、芯線42と芯線42の周囲に形成された被覆部44とを備える。芯線42は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の導電性材料によって線状に形成されている。ここでは、芯線42は、複数の素線43が撚り合わされた構成とされている。被覆部44は、絶縁性樹脂材料が押出装置等により芯線42の周りに押し出されることによって形成される。この電線40の先端部には、芯線42が露出しており、所定長の露出芯線部42aが形成されている。本実施形態においては、露出芯線部42aでは、複数の素線43同士は超音波溶接、半田付等によって接合されず、ばらばらな状態となっている。
芯線は、単線によって構成されていてもよいし、複数の素線同士が超音波溶接、半田付等によって接合されていてもよい。もっとも、本端子30は、互いに接合されない複数の素線を有する芯線に適用した場合に、接続信頼性を優れたものにできるという点で有効である。
線状導体は、電線40の芯線42である必要は無く、例えば、金属素線を筒状に編んだ編組である場合等もあり得る。
端子30は、例えば、銅又は銅合金等によって形成された板材をプレス加工等することによって形成された部材である。端子30の表面には、錫メッキ等が施されていてもよい。
端子30は、相手側接続部32と、導体接続部としての電線接続部34とを備える。
相手側接続部32は、端子付電線20の接続先となる部位に接続される箇所である。上記したように、ここでは、端子30は、アース端子であることを想定している。このため、相手側接続部32は、図2に示すように、板形状に形成されると共に、その中央部にボルト挿通用の孔32hが形成された構成とされている。そして、ボルト12をボルト挿通用の孔32hに通すようにして、上記アース接続部位10上に相手側接続部32を配設する。この後、ナット14をボルト12に締付け、アース接続部位10とナット14との間に、相手側接続部32を挟込む。これにより、相手側接続部32がアース接続部位10に対して一定姿勢で固定されると共に、相手側接続部32がアース接続部位10、ボルト12及びナット14に接触し、もって、本端子30がアース接続される。ここでは、相手側接続部32は、楕円板形状に形成されているが、その他、円形状、四角形状等であってもよい。
また、相手側接続部32が上記形状であることは必須ではなく、例えば、相手側接続部は、他の端子と接続可能な形状に形成されていてもよい。かかる形状としては、筒形状(例えば、角筒形状)に形成されており、タブ状又はピン状の他のオス端子を挿入接続可能なメス端子形状、或は、タブ状又はピン状に形成され、筒状の他のメス端子に挿入接続可能なオス端子形状に形成されていてもよい。
電線接続部34は、帯状の導体接続基部としての電線接続基部35と、複数の圧着部36、38とを備える。
電線接続基部35は、相手側接続部32の外周の一部に一体的に連なり、当該相手側接続部32の外方に向けて延出している。電線接続基部35は、直線状に延出する帯形状に形成されており、従って、平面視で観察しても、直線状に延在する形状となっている。ここで、平面視とは、電線接続基部のうち相手側接続部32側の平板状部分に対して直交する方向に沿って視ることをいう。
複数(ここでは2つ)の圧着部36、38は、電線接続基部35にその延在方向に沿って異なる位置に設けられている。
2つの圧着部36、38は、電線接続基部35の一方主面側に設けられており、当該電線接続基部35の延在方向に沿って間隔をあけて設けられている。以下では、2つの圧着部36、38のうち、電線接続基部35において相手側接続部32に近い側に設けられたものを第1圧着部36、相手側接続部32から遠い側に設けられたものを第2圧着部38として区別する場合がある。
第1圧着部36は、電線接続基部35の両側部の一部から電線接続基部35の一方主面側に立上がるように設けられた一対の圧着片36aを有しており、第2圧着部38は、電線接続基部35の両側部の一部から電線接続基部35の一方主面側に立上がるように設けられた一対の圧着片38aを有している。
そして、1つの電線40の露出芯線部42aを、一対の圧着片36a間に配設した状態で、一対の圧着片36aを内側に変形させることで、当該露出芯線部42aが電線接続基部35と一対の圧着片36aとの間に圧着保持される。この状態で、当該1つの電線40の延在方向中間部は、相手側接続部32とは反対側に延出している。
また、他の1つの電線40の露出芯線部42aを、一対の圧着片38a間に配設した状態で、一対の圧着片38aを内側に変形させることで、当該露出芯線部42aが電線接続基部35と一対の圧着片38aとの間に圧着保持される。この状態で、当該他の1つの電線40の延在方向中間部は、相手側接続部32とは反対側に延出している。
このように、複数の電線40の露出芯線部42aが1対1の対応関係で複数の圧着部36、38に圧着接続されている。
上記第1圧着部36と第2圧着部38とは、電線接続基部35の延在方向に沿って間隔をあけて設けられている。電線接続基部35のうち第1圧着部36と第2圧着部38との間に、線状導体挿通用孔として、電線40を挿通可能な電線挿通用孔35hが形成されている。ここでは、電線挿通用孔35hは、第1圧着部36と第2圧着部38とに対して離れた(僅かに離れた)位置に形成されている。また、電線挿通用孔35hは、方形孔状に形成されている。電線挿通用孔35hは、丸孔、楕円孔等であってもよい。なお、電線接続基部35は電線挿通用孔35hが形成された部分で弱くなるため、電線接続基部35の厚み寸法は、一般的な端子の厚み寸法よりも大きくすることが好ましい。
そして、上記1つの電線40の露出芯線部42aは、電線接続基部35の一方主面側で第1圧着部36により圧着されると共に、相手側接続部32とは反対側に引出される途中で、電線挿通用孔35hを通り、電線接続基部35の他方主面側に引き出されている。
このため、2つの電線40は、電線接続基部35のうち相手側接続部32とは反対側の端部では、電線接続基部35の両面に分れて電線接続基部35の厚み方向に重なった状態で相手側接続部32とは反対側に延出している。
なお、第1圧着部36及び第2圧着部38に対して電線40が延出する側に、被覆部44に圧着可能な被覆圧着部が設けられていてもよい。
上記端子付電線20を製造するにあたっては、第2圧着部38を露出芯線部42aに圧着した後に、第1圧着部36を露出芯線部42aに圧着すれば、電線40の干渉を防止しつつ、各圧着作業を容易に行える。なお、線状導体が編組等である場合も、上記と同様に複数の線状導体のそれぞれを圧着部36、38に接続することができる。
このように構成された端子30及び端子付電線20によると、帯状の電線接続基部35に設けられた複数の圧着部36、38のそれぞれに、電線40の露出芯線部42aを圧着接続できる。このため、それぞれの露出芯線部42aにおいて十分に圧着時の圧縮力を作用させることができ、各素線43同士をより確実に電気的に接続できると共に、露出芯線部42aと圧着部36、38とをより確実に電気的に接続できる。このため、端子30と複数の芯線42との接続信頼性を優れたものとすることができる。
特に、素線43がアルミニウム又はアルミニウム合金により形成されている場合、素線43の表面に形成された酸化皮膜は各素線間の電気的接続、素線43と電線接続部34との電気的接続を妨げる要因となり得る。しかしながら、上記のように、各圧着部36、38のそれぞれに1つの露出芯線部42aを圧着すれば、各圧着部36、38において、圧着時の圧縮力を加える露出芯線部42aが細くなり、また、素線43の数も少なくなるため、素線43の表面に形成された酸化皮膜を破壊可能な圧縮力を容易に素線43に加えることができる。このため、複数の電線40の少なくとも1つ、特に、全ての芯線42がアルミニウム又はアルミニウム合金により形成されている場合に、超音波接合等の前処理を行わなくても、その表面の酸化皮膜を容易に破壊しつつ、端子を接続できるという点で有効な構成であるといえる。
また、1つの圧着部を複数の電線の芯線に対して圧着する場合、複数の芯線を構成する素線が多数であると、各素線に十分な圧縮力が加わり難く、素線間接続等が不十分となり易い。このような場合であっても、多数の素線を、芯線42単位で分けて、それぞれ圧着部36、38で圧着することで、それぞれの芯線42において、素線43に十分な圧縮力が加わり易くなり、端子30と複数の芯線42との接続信頼性を優れたものとすることができる。
また、帯状の電線接続基部35に複数の圧着部36、38が設けられており、それぞれの圧着部36、38に、露出芯線部42aを圧着接続できるため、相手側接続部32の周囲において圧着接続箇所を幅広な領域に亘って設ける必要が無く、従って、複数の電線40と端子30とをコンパクトな構成で接続できる。
また、電線接続基部35の一方主面側に圧着部36、38が設けられているため、当該電線接続基部35の一方主面側で、第1圧着部36と第2圧着部38とのそれぞれに露出芯線部42aを圧着することでき、その圧着作業を容易に行える。そして、第1圧着部36に圧着接続された電線40を、電線挿通用孔35hに通して電線接続基部35の他方面側に配設することができる。これにより、第1圧着部36側に接続された電線40と、第2圧着部38側に接続された電線40とを、電線接続基部35の両面側に分けて引き出すことができ、より確実に細幅な状態で複数の電線40を引出すことができる。
また、第1圧着部36側に圧着接続された電線40は、第2圧着部38と露出芯線部42aとの接触箇所を経ずに、電線接続基部35の他方主面を通る。このため、第1圧着部36側に圧着接続された電線40の延在方向中間部の外表面に水が付着し、当該水が第1圧着部36側に伝ったとしても、当該水は、第2圧着部38と露出芯線部42aとの接触箇所には伝わり難い。
また、電線接続基部35は、平面視において直線状に延在する形状に形成されているため、複数の電線40と端子30とをより細幅な構成で接続できる。
また、相手側接続部32は、ボルト挿通用の孔32hが形態された板状部分であるため、当該相手側接続部32をボルト等で固定でき、この周辺で、複数の電線40の露出芯線部42aと端子30とをコンパクトな構成で接続できる。また、複数の電線40と周辺部品との干渉を抑制しつつ、当該複数の電線40を引出せる。
{変形例}
上記実施形態を前提として、各種変形例について説明する。
上記実施形態を前提として、各種変形例について説明する。
図3に示す第1変形例に係る端子付電線120の電線接続部134では、上記電線接続基部35に対応する電線接続基部135は、その厚み方向に曲げられた形状とされている。ここでは、電線接続基部135は、圧着部36、38の間で曲げられており、電線接続基部135のうち相手側接続部32側の部分が当該相手側接続部32とは平行姿勢で外方に向けて延出し、電線接続基部135のうち相手側接続部32とは反対側の部分は、一方主面側(上側)に傾斜しつつ外方に延出している。これにより、第2圧着部38に圧着接続された電線40を斜め上右方に向けて引出すことができる。
この変形例でも、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。本変形例は、電線接続基部135が、平面視において、直線状に延在する形状である場合の一例である。
図4に示す第2変形例に係る端子付電線220の電線接続部234では、上記電線接続基部35に対応する電線接続基部235は、その幅方向に曲げられた形状とされている。ここでは、電線接続基部135は、圧着部36、38の間で曲げられている。これにより、第1圧着部36側に圧着接続された電線40と第2圧着部38に圧着接続された電線40とを、相手側接続部32周りにおいて異なる方向に向けて引出すことができる。
この変形例でも、電線接続基部35が平面視において直線状に延在することによる作用効果を除き、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図5に示す第3変形例に係る端子付電線320の電線接続部334では、電線接続基部35に対応する電線接続基部335に対して上記2つの圧着部36、38に加えて圧着部338が設けられている。圧着部338は、第1圧着部36よりも相手側接続部32側に設けられている。第1圧着部36と圧着部338との間には間隔が設けられており、電線接続基部335のうち第1圧着部36と圧着部338との間に、電線挿通用孔35hと同様の電線挿通用孔335hが設けられている。そして、3つ目の電線40の露出芯線部42aが圧着部338に圧着接続され、その電線40が電線接続基部335の一方面側から電線挿通用孔335hを通って電線接続基部335の他方面側に配設され、外方に引出されている。
この第3変形例のように、圧着部36、38、338が3つ以上設けられ、それぞれの圧着部36、38、338に電線40の露出芯線部42aが圧着接続されていてもよい。
本第3変形例によっても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図6に示す第4変形例に係る端子付電線420の電線接続部434では、電線接続基部35に対応する電線接続基部435に対して第1圧着部36を設ける代りに、電線接続基部435の他方面側に第1圧着部436を設けている。つまり、第1圧着部436と第2圧着部38とは、電線接続基部435の一方面側及び他方面側に分れて設けられている。そして、電線40の露出芯線部42aが第1圧着部436に圧着接続され、その電線40が電線接続基部435の他方面側を通って外方に引出されている。
この第4変形例によると、圧着部36、38を電線接続基部35の一方主面側に配設し当該一方主面側で圧着することによる作用効果を除いて、上記実施形態度同様の作用効果を得ることができる。加えて、電線接続基部35に孔を形成する必要が無いので、十分な強度を確保し易いという利点がある。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。例えば、第1及び第2変形例において、3つ以上の圧着部が設けられてもよいし、また、電線接続基部の両面に圧着部が設けられてもよい。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
20、120、220、320、420 端子付電線
30 端子
32 相手側接続部
32h 孔
34、134、234、334、430 電線接続部
35、135、235、335、435 電線接続基部
35h、335h 電線挿通用孔
36、436 第1圧着部
38 第2圧着部
40 電線
42 芯線
42a 露出芯線部
43 素線
338 圧着部
30 端子
32 相手側接続部
32h 孔
34、134、234、334、430 電線接続部
35、135、235、335、435 電線接続基部
35h、335h 電線挿通用孔
36、436 第1圧着部
38 第2圧着部
40 電線
42 芯線
42a 露出芯線部
43 素線
338 圧着部
Claims (6)
- 相手側接続部と、
帯状の導体接続基部と、前記導体接続基部に設けられた複数の圧着部とを有する導体接続部と、
を備える端子。 - 請求項1に記載の端子であって、
前記複数の圧着部として、前記導体接続基部の一方主面側に、前記導体接続基部の延在方向に沿って間隔をあけて第1圧着部と第2圧着部とが設けられ、
前記導体接続基部のうち前記第1圧着部と前記第2圧着部との間に、線状導体を挿通可能な線状導体挿通用孔が形成されている、端子。 - 請求項1又は請求項2に記載の端子であって、
前記導体接続基部は、平面視において直線状に延在する形状に形成されている、端子。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の端子であって、
前記相手側接続部は、ボルト挿通用の孔が形成された板形状に形成されている、端子。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の端子と、
複数の線状導体と、
を備え、
前記複数の線状導体が1対1の対応関係で前記複数の圧着部に圧着接続されている、端子付配線部材。 - 請求項5に記載の端子付配線部材であって、
前記複数の線状導体の少なくとも1つがアルミニウム又はアルミニウム合金により形成されている、端子付配線部材。
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