JP2018036701A - 記憶媒体及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】品目ごとの医療器材の分類を正確に管理できるようにする。【解決手段】コンピュータ読み取り可能な記憶装置22は、医療器材ごとに固有の固有識別子が付された医療器材を品目に分類するための分類テーブル27をデータとして記憶する。分類テーブル27は、品目ごとに固有であるとともに、品目に属する医療器材に共通した品目識別子27aと、品目識別子27aに対応付けられているとともに品目に属する医療器材の固有識別子27cと、から構成されている。【選択図】図3
Description
本発明は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びプログラムに関する。
患者に対し手術や処置などの医療行為を実施する際には、複数の医療器材を使用することが一般的である。
医療行為を実施するにあたり、使用する複数の医療器材を効率よく準備するために医療器材をデータベース化して管理する方法が知られている。たとえば、特許文献1には、医療行為に使用される器具をデータベース化して記憶する記憶装置が開示されている。
ところで、医療行為に使用する医療器材を正確に管理する必要がある。この管理には、医療器材を品目に分類するとともに、品目ごとに品目名称と医療器材の数量とを対応付けて記載した用紙を利用して、医療器材を管理することが一般的である。ところが、同じ病院内でも、同一品目であるのに、診療科目ごと或いは医師ごとに品目名称が異なることがある。また、同一品目に属する範囲が病院内で統一されていないこともある。そのため、診療科目・医師ごとに必要な品目を必要な個数だけ準備してしまうと、病院全体としては、必要数以上の医療器材を在庫として準備してしまうことになってしまう。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、品目ごとの医療器材の分類を正確に管理できるようにすることである。
上記目的を達成するための主たる発明は、医療器材ごとに固有の固有識別子が付された医療器材を品目に分類するための分類テーブルをデータとして記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記分類テーブルは、品目ごとに固有であるとともに、品目に属する医療器材に共通した品目識別子と、前記品目識別子に対応付けられているとともに品目に属する医療器材の固有識別子と、から構成されている記憶媒体である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、コンピュータを利用して、品目ごとの医療器材の分類を正確に管理できるようになる。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
医療器材ごとに固有の固有識別子が付された医療器材を品目に分類するための分類テーブルをデータとして記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記分類テーブルは、品目ごとに固有であるとともに、品目に属する医療器材に共通した品目識別子と、前記品目識別子に対応付けられているとともに品目に属する医療器材の固有識別子と、から構成されている記憶媒体が明らかとなる。
以上の記憶媒体によれば、同一品目に属する医療器材の固有識別子に共通の品目識別子が対応付けられてなる分類テーブルが記憶媒体に記憶されているので、コンピュータがこの分類テーブルを参照すれば、固有識別子から品目識別子を特定できたり、品目識別子から固有識別子を特定できたりする。そのため、コンピュータを利用して、品目ごとの医療器材の分類を正確に管理できるようになる。
好ましくは、前記記憶媒体は、医療器材をセットにグループ分けするためのセット情報テーブルを更に記憶し、前記セット情報テーブルは、セットごとに固有のセット識別子と、前記セット識別子に対応付けられるとともに、セットに属する品目の品目識別子と、から構成されている。
以上によれば、異なるセットの間で同一品目の医療器材を交換したものとしても、コンピュータが分類テーブル及びセット情報テーブルを参照して、交換後の医療器材も同一品目に属すると認識することができる。そのため、コンピュータを利用して、セット・品目ごとの医療器材のグループ分け・分類を正確に管理できるようになる。
好ましくは、プログラムは、前記記憶媒体を読み込み可能なコンピュータに、所定の医療器材に付された固有識別子を取得する取得処理と、前記分類テーブルを参照して、前記取得処理により取得した固有識別子と同一の固有識別子に対応する品目識別子を特定する特定処理と、を実行させる。
以上によれば、医療器材が属する品目をコンピュータに認識させることができる。
===実施形態===
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
<1.システム>
図1に示すように、管理システム1は、サーバシステム2、複数のクライアントシステム6及び通信ネットワーク9を備える。クライアントシステム6はネットワーク9を介してサーバシステム2と通信可能となっている。クライアントシステム6はデスクトップ型、ノートブック型又はタブレット型のコンピュータシステムである。クライアントシステム6は携帯可能なコンピュータシステムでもよいし、据置型のコンピュータシステムでもよい。サーバシステム2はタワー型、デスクトップ型、ラックマウント型又はブレード型のコンピュータシステムである。通信ネットワーク9は、イントラネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等である。
図1に示すように、管理システム1は、サーバシステム2、複数のクライアントシステム6及び通信ネットワーク9を備える。クライアントシステム6はネットワーク9を介してサーバシステム2と通信可能となっている。クライアントシステム6はデスクトップ型、ノートブック型又はタブレット型のコンピュータシステムである。クライアントシステム6は携帯可能なコンピュータシステムでもよいし、据置型のコンピュータシステムでもよい。サーバシステム2はタワー型、デスクトップ型、ラックマウント型又はブレード型のコンピュータシステムである。通信ネットワーク9は、イントラネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等である。
この管理システム1は、保管場所から処置場所に払い出された(運ばれた)医療器材が医療行為において使用されたか否かを管理するためのシステムである。具体的には、管理システム1は、医療器材が保管場所から処置場所に払い出されたにもかかわらず、使用されなかった回数を積算するためのシステムである。
<2.病院内の医療器材>
病院内の処置場所とは、手術、投薬、治療、検査その他の医療行為が行われる場所をいい、例えば処置室、手術室、医療室又は検査室等をいう。処置場所にはクライアントシステム6が設けられている。サーバシステム2は、処置場所がある病院内に設けられてもよいし、サーバ管理会社等の病院外に設けられていてもよい。
病院内の処置場所とは、手術、投薬、治療、検査その他の医療行為が行われる場所をいい、例えば処置室、手術室、医療室又は検査室等をいう。処置場所にはクライアントシステム6が設けられている。サーバシステム2は、処置場所がある病院内に設けられてもよいし、サーバ管理会社等の病院外に設けられていてもよい。
医療器材とは、例えば内視鏡、超音波プローブ、鉗子、剪刃、メス、メスホルダー、カニューレ、鑷子、開創器、スケール、ゾンデ、エレバ、ラスパ、吸引管、開胸器、閉胸器、持針器、注射器、金属ボール、膿盆、コップ、ピン、ミラー、やすり、開口器、クレンメ、ハンドピース、エレパトリューム、ノミ、鋭匙、剥離子、鏡、縫合針、スタンツェ、受水器、針、圧子、ブジー、通気管、骨片打ち込み棒、リウエル、ラジオペンチ、ハンマー、角度計、穿孔器、スポイト、金属綿棒、浣腸器、シリンジ等の器材である。
各医療器材には、それぞれに固有の固有識別子が付されている。例えば、固有識別子を表す二次元コード、一次元コード、マーク、数値、模様又は画像等が医療器材に記されていたり、固有識別子を表す情報を格納したRFタグが医療器材に設けられていたりする。
医療器材は品目に分類されるが、品目毎の固有の識別子は医療器材に付されていない。
同一品目に属する範囲は任意である。例えば、異なる製造業者の医療器材(それらの用途及び機能が同一)が同一品目と見なされることもある。また、同一用途・同一機能の医療器材でもサイズ、形状又は色等が異なれば、異品目とみなされることもある。また、同一品目に属する医療器材でも、器材名称が異なることもある。なお、医療器材の品目分類は、後述の分類テーブル27,67(図2、図3及び図10参照)によって定義されたものである。
同一品目に属する範囲は任意である。例えば、異なる製造業者の医療器材(それらの用途及び機能が同一)が同一品目と見なされることもある。また、同一用途・同一機能の医療器材でもサイズ、形状又は色等が異なれば、異品目とみなされることもある。また、同一品目に属する医療器材でも、器材名称が異なることもある。なお、医療器材の品目分類は、後述の分類テーブル27,67(図2、図3及び図10参照)によって定義されたものである。
保管場所から処置場所に払い出される医療器材はグループに分けられており、グループを構成する医療器材の集合体をセットという。つまり、セットには複数の医療器材が属している。セットに属する医療器材は、例えば、収納体(例えばトレイ、収納篭、収納箱、収納袋又は収納容器等)に寄せ集められた状態で、或いは組み立てられた状態で処置場所に払い出される。
各セットには、それぞれに固有のセット識別子が付されている。例えば、セット識別子を表す二次元コード、一次元コード、マーク、数値、模様又は画像等がセットに記されていたり、固有識別子を表すデータを格納したRFタグがセットに設けられていたりする。セットにセット識別子が付されるとは、セットに属する一部又は全ての医療器材にセット識別子が付されること、セットに属する医療器材が寄せ集められた収納体にセット識別子が付されること、セットに属する医療器材の組体にセット識別子が付されること等をいう。
なお、保管場所では、医療器材がセットに分けられた状態で保管されてもよいし、品目に分けられた状態で保管されてもよい。後者の場合、作業者が医療器材をピッキングしてセットに纏めた状態で処置場所に払い出す。
処置場所に払い出された医療器材は、使用・未使用にかかわらず、医療行為後に回収・洗浄・滅菌された後に保管場所に戻される。そのため、医療器材は再利用される。
<3.サーバシステム>
図2に示すように、このサーバシステム2はサーバ21、記憶装置22、表示装置23、入力装置24及び通信ユニット25を備える。
図2に示すように、このサーバシステム2はサーバ21、記憶装置22、表示装置23、入力装置24及び通信ユニット25を備える。
サーバ21は、CPU、GPU、ROM、RAM、バス及びハードウェアインタフェース等を有するコンピュータである。記憶装置22は、サーバ21にとって読み書き可能な半導体メモリ又はハードディスクドライブ等からなる記憶装置である。表示装置23は、画面表示を行うディスプレイ装置である。入力装置24は、タッチパネル、スイッチ、キーボード、ポインティングデバイス、RFIDリーダ、一次元コードリーダ、二次元コードリーダ等の入力装置である。通信ユニット25は、ネットワークアダプタ(例えば、ネットワークインターフェースカード、無線LAN子機)である。
記憶装置22には、医療器材を品目に分類するための分類テーブル27が格納されている。図3は分類テーブル27の構成例を示す図である。分類テーブル27は、品目ごとに固有の品目識別子27aと、品目識別子27aに対応付けられるとともに品目名称を表す品目名称情報27bと、品目識別子27aに対応付けられるとともに品目に属する医療器材の固有識別子27cと、から構成されている。品目識別子27aは、それに対応付けられた固有識別子27cの何れにも共通した共通IDである。固有識別子27cと同一の固有識別子を付された医療器材は、固有識別子27cに対応付けられた品目識別子27aの品目に属することを意味する。なお、同一の医療器材が異なる品目に属することがないので、同一の固有識別子27cが異なる品目識別子27aに対応付けられることはない。
サーバ21が以上のような分類テーブル27を参照すれば、固有識別子27cから品目識別子27aを特定できたり、品目識別子27aから固有識別子27cを特定できたりする。そのため、サーバ21を利用して、品目ごとの医療器材の分類を正確に管理できるようになる。
また、記憶装置22には、セットに属する品目の組合せを表すセット情報テーブル28が格納されている。図4はセット情報テーブル28の構成例を示す図である。セット情報テーブル28は、セットごとに固有のセット識別子28aと、セット識別子28aに対応付けられるとともにセットの名称を表すセット名称情報28bと、セット識別子28aに対応付けられるとともにセットに属する品目の品目識別子28cと、セット識別子28a及び品目識別子28cに対応付けられるとともに品目の名称を表す品目名称情報28dと、セット識別子28a及び品目識別子28cに対応付けられるとともにセット及び品目に属した医療器材の個数を表す個数情報28eと、から構成されている。なお、同一の品目が異なるセットに属する場合もあるので、同一の品目識別子28cが異なるセット識別子28aに対応付けられる場合もある。
サーバ21が以上のようなセット情報テーブル28を参照すれば、品目識別子28cからセット識別子28aを特定できたり、セット識別子28aから品目識別子28cを特定できたりする。そのため、サーバ21を利用して、セットごとの品目のグループ分けを管理できるようになる。また、セット情報テーブル28においてセット識別子28aに品目識別子28cが対応付けられており、分類テーブル27において品目識別子27aに固有識別子27cが対応付けられているので、異なるセットの間で同一品目の医療器材を交換したものとしても、サーバ21が分類テーブル27及びセット情報テーブル28を参照して、交換後の医療器材も同一品目に属すると認識することができる。
記憶装置22には、サーバ21により実行可能なプログラム29が格納されている。
記憶装置22には、医療器材ごとの払出回数を表す払出回数情報31が後述のステップS65の処理(図11参照)によって記録・更新される。また、記憶装置22には、医療器材ごとの未使用回数(払い出されたにもかかわらず、使用されなかった回数)を表す未使用回数情報32が後述のステップS75の処理(図13参照)によって記録・更新される。払出回数情報31及び未使用回数情報32は現在における積算値であり、払出回数情報31及び未使用回数情報32の初期値はゼロである。図5に示すように、払出回数情報31及び未使用回数情報32は、医療器材ごとに固有の固有識別子33に対応付けられるようにして記憶装置22に記録・更新される。
記憶装置22には、品目ごとの払出総数(品目に属する医療器材の払出総数)を表す払出総数情報34が後述のステップS63の処理(図11参照)によって記録・更新される。また、記憶装置22には、品目ごとの未使用総数(品目に属する医療器材が払い出されたにもかかわらず、使用されなかった医療器材の総数)を表す未使用総数情報35が後述のステップS73の処理(図13参照)によって記録・更新される。払出総数情報34及び未使用総数情報35は現在における積算値であり、払出総数情報34及び未使用総数情報35の初期値はゼロである。図6に示すように、払出総数情報34及び未使用総数情報35は、品目ごとに固有の品目識別子36に対応付けられるようにして記憶装置22に記録・更新される。
記憶装置22には、セットごとの払出回数を表す払出回数情報41が後述のステップS62の処理(図11参照)によって記録・更新される。また、記憶装置22には、セットごとの未使用回数(払い出されたにもかかわらず、使用されなかった回数)を表す未使用回数情報42が後述のステップS76の処理(図13参照)によって記録・更新される。払出回数情報41及び未使用回数情報42は現在における積算値であり、払出回数情報41及び未使用回数情報42の初期値はゼロである。図7に示すように、払出回数情報41及び未使用回数情報42は、セットごとに固有のセット識別子45に対応付けられるようにして記憶装置22に記録・更新される。
記憶装置22には、セットに属する品目ごとの払出総数を表す払出総数情報43が後述のステップS64の処理(図11参照)によって記録・更新される。また、記憶装置22には、セットに属する品目ごとの未使用総数(そのセット・品目に属する医療器材が払い出されたにもかかわらず、使用されなかった医療器材の総数)を表す未使用総数情報44が後述のステップS74の処理(図13参照)によって記録・更新される。払出総数情報43及び未使用総数情報44は現在における積算値であり、未使用総数情報44の初期値はゼロである。図7に示すように、払出総数情報43及び未使用総数情報44は、セット識別子45及び品目識別子46に対応付けられるようにして記憶装置22に記録・更新される。
ここで、払出総数情報43の値は、品目識別子46の品目に属する医療器材がセット識別子45のセットに属した状態で払い出された総数(積算値)である。それに対して、払出総数情報34の値は、払い出された全セットの中で、品目識別子36の品目に属する医療器材が払い出された総数(積算値)である。従って、同一の品目識別子46に対応付けられた払出総数情報43の値の総和は、その品目識別子46と同一の品目識別子36に対応付けられた払出総数情報34の値に等しい。未使用総数情報35と未使用総数情報44についても同様であり、同一の品目識別子46に対応付けられた未使用総数情報44の値の総和は、その品目識別子46と同一の品目識別子36に対応付けられた未使用総数情報35の値に等しい。
記憶装置22には、払出数履歴データ51が後述のステップS66の処理(図11参照)によって記録される。図8に示すように、払出数履歴データ51は、セットの払出1回当たりの品目ごとの医療器材の払出数を表す払出数情報51aと、その払出数を計数した時刻を表すカウント時刻情報51bと、セット識別子51cと、品目識別子51dと、ユーザID51eとを相互に対応付けたものである。なお、時刻は日単位、時間単位、分単位若しくは秒単位であるか、秒よりも小さい単位である。
また、記憶装置22には、未使用数履歴データ52が後述のステップS76の処理(図13参照)によって記録される。図9に示すように、未使用数履歴データ52は、セットの払出1回当たりの品目ごとの医療器材の未使用数を表す未使用数情報52aと、その未使用数を計数した時刻を表すカウント時刻情報52bと、セット識別子52cと、品目識別子52dと、ユーザID52eとを相互に対応付けたものである。なお、時刻は日単位、時間単位、分単位若しくは秒単位であるか、秒よりも小さい単位である。
これらの情報31,32,34,35,41〜44やデータ51,52がクライアントシステム6の後述の記憶装置62に記録・更新されてもよい(図10参照)。
<4.クライアントシステム>
図10に示すように、クライアントシステム6はクライアント61、記憶装置62、表示装置63、入力装置64及び通信ユニット65を備える。
図10に示すように、クライアントシステム6はクライアント61、記憶装置62、表示装置63、入力装置64及び通信ユニット65を備える。
クライアント61は、CPU、GPU、ROM、RAM、バス及びハードウェアインタフェース等を有するコンピュータである。記憶装置62は、クライアント61にとって読み書き可能な半導体メモリ又はハードディスクドライブ等からなる記憶装置である。表示装置63は、画面表示を行うディスプレイ装置である。入力装置64は、タッチパネル、スイッチ、キーボード、ポインティングデバイス、RFIDリーダ、一次元コードリーダ、二次元コードリーダ等の入力装置である。通信ユニット65は、ネットワークアダプタ(例えば、ネットワークインターフェースカード、無線LAN子機)である。
記憶装置62には、クライアント61により実行可能なプログラム69が格納されている。
また、記憶装置62には、分類テーブル67及びセット情報テーブル68が格納されている。分類テーブル67はサーバシステム2の記憶装置22に格納された分類テーブル27が同期されたものであり、セット情報テーブル68は記憶装置22に格納されたセット情報テーブル28が同期されたものである。従って、分類テーブル67は、図3に示す分類テーブル27と同様に、互いに対応付けられた品目識別子27a、品目名称情報27b及び固有識別子27cから構成されている。また、セット情報テーブル68は、図4に示すセット情報テーブル28と同様に、互いに対応付けられたセット識別子28a、セット名称情報28b、品目識別子28c、品目名称情報28d及び個数情報28eから構成される。ここで、クライアント61がサーバ21に要求することで、分類テーブル27(又は分類テーブル67と分類テーブル27の差分)がサーバ21からクライアント61に転送されることによって、記憶装置62の分類テーブル67が記憶装置22の分類テーブル27に同期される。セット情報テーブル28,68についても同様である。なお、サーバ21及びクライアント61の同期機能はプログラム29,69によって実現される。
<5.払出数の計数機能、払出回数・払出総数の積算機能>
医療器材の払出時における管理システム1の使用方法について説明する。併せて、図11を参照して、管理システム1の使用の際においてプログラム29がサーバ21に実行させる処理の流れについて説明するとともに、プログラム69がクライアント61に実行させる処理の流れについて説明する。
医療器材の払出時における管理システム1の使用方法について説明する。併せて、図11を参照して、管理システム1の使用の際においてプログラム29がサーバ21に実行させる処理の流れについて説明するとともに、プログラム69がクライアント61に実行させる処理の流れについて説明する。
まず、作業者が保管場所から処置場所にセットを払い出す。以下の説明において、処理場所に払い出したセットを所定セットといい、所定セットに属する医療器材を所定器材といい、所定セットに属する品目を所定品目という。
次に、作業者は処置場所のクライアントシステム6の入力装置64を操作して、自身のユーザID及びパスワードにより管理システム1にログインする。そうすると、クライアント61が表示装置63にセット識別子入力画面(セット選択画面)を表示させる(ステップS1)。
その後、作業者が、所定セットのセット識別子を入力装置64により入力したり、幾つかの選択肢の中から所定セットの名称若しくはセット識別子を選択したりする。これにより、クライアント61は、入力装置64からの入力信号に従ったセット識別子を取得する(ステップS2)。なお、入力装置64は前述したようにタッチパネル、スイッチ、キーボード、ポインティングデバイス、RFIDリーダ、一次元コードリーダ、二次元コードリーダ等であり、入力装置64の種類に応じた操作によってセット識別子の入力・選択がなされる。
次に、クライアント61が、所定セットのセット識別子をサーバ21に送信することによって、所定セットの情報をサーバ21に要求する(ステップS3)。そうすると、サーバ21は、セット情報テーブル28を参照して、所定セットのセット識別子と同一のセット識別子28aに対応付けられたセット名称情報28b、品目識別子28c、品目名称情報28d及び個数情報28eを読み取って、クライアント61に送信する(ステップS61)。一方、クライアント61は、セット名称情報28b、品目識別子28c、品目名称情報28d及び個数情報28eを受信して取得する(ステップS4)。なお、セット情報テーブル28と同一のセット情報テーブル68が記憶装置62に同期されているので、クライアント61がステップS3のような要求をすることなく、記憶装置62のセット情報テーブル68を参照してもよい。つまり、クライアント61は、所定セットのセット識別子と同一のセット識別子28aに対応付けられたセット名称情報28b、品目識別子28c、品目名称情報28d及び個数情報28eを記憶装置62のセット情報テーブル68から読み取ってもよい。
次に、クライアント61は、取得したセット名称情報28b、品目識別子28c、品目名称情報28d及び個数情報28eに従って、図12に示すような画面を表示装置63に表示させる(ステップS5)。画面中のセット名称表示部91には、セット名称情報28bに従ったセット名称が表示される。画面中のリスト表示部92には、品目名称情報28dに従った品目名称と、個数情報28eに従った個数とが対応付けられた状態で表示される。具体的には、リスト表示部92の中の品目名称表示部92aには品目名称が表示され、品目名称表示部92aの右側の個数表示部92bには個数が表示される。従って、作業者は、画面を見ながら、払い出した所定セットの内容(例えば、品目ごとの医療器材の個数)をチェックすることができる。
一方、サーバシステム2においては、サーバ21が、所定セットのセット識別子(クライアント61から受信したセット識別子)と同一のセット識別子45に対応付けられた払出回数情報41(図2及び図7参照)の値に1を加算して、その払出回数情報41をセット識別子45に対応付けて記憶装置22に更新記録する(ステップS62)。従って、所定セットの払出回数がカウントアップされ、更新記録された払出回数情報41の値は積算値となる。なお、クライアント61がステップS62の処理を行ってもよい。つまり、ステップS2後に、クライアント61が所定セットのセット識別子に対応付けられた記憶装置62の払出回数情報41(図10参照)の値に1を加算して、その払出回数情報41を記憶装置62に更新記録してもよい。
その後、作業者が、所定医療器材の固有識別子を入力装置64により順次入力する。これにより、クライアント61は、入力装置64からの入力信号に従った固有識別子を順次取得するとともに、取得した固有識別子を所定セットのセット識別子と対応付けて順次サーバ21に送信する(ステップS6)。
そして、サーバ21は、クライアント61から固有識別子を受信する毎に、何れかの品目識別子36に対応付けられた払出総数情報34(図2及び図6参照)の値に1を加算する(ステップS63)。具体的には、固有識別子の受信の度に、サーバ21は、分類テーブル27を参照して、受信した固有識別子と同一の固有識別子27cに対応付けられた品目識別子27aを特定し、その品目識別子27aと同一の品目識別子36に対応付けられた払出総数情報34の値に1を加算する(ステップS63)。このような処理が最後の固有識別子の受信まで繰り返し行われ、最後の固有識別子の受信に伴う加算後に、積算された払出総数情報34がサーバ21によって記憶装置22に更新記録される。従って、所定品目ごとに所定医療器材の払出総数がカウントアップされ、更新記録された払出総数情報34の値は積算値となる。なお、クライアント61がステップS63の処理を行ってもよい。つまり、最後の固有識別子の取得までの間(ステップS6参照)、クライアント61が、固有識別子の取得の度に、分類テーブル67を参照して、取得した固有識別子と同一の固有識別子27cに対応付けられた品目識別子27aを特定し、その品目識別子27aと同一の品目識別子36に対応付けられた記憶装置62の払出総数情報34(図10参照)の値に1を加算してもよい。
また、サーバ21は、クライアント61から固有識別子を受信する毎に、何れかのセット識別子45・品目識別子46に対応付けられた払出総数情報43(図2及び図7参照)の値に1を加算する(ステップS64)。具体的には、固有識別子の受信の度に、サーバ21は、分類テーブル27を参照して、受信した固有識別子と同一の固有識別子27cに対応付けられた品目識別子27aを特定し、その品目識別子27aと同一の品目識別子46及び受信した所定セットのセット識別子と同一のセット識別子45に対応付けられた払出総数情報43の値に1を加算する(ステップS64)。このような処理が最後の固有識別子の受信まで繰り返し行われ、最後の固有識別子の受信に伴う加算後に、積算された払出総数情報43がサーバ21によって記憶装置22に更新記録される。従って、所定品目ごとに所定医療器材の払出総数がカウントアップされ、更新記録された払出総数情報43の値は積算値となる。なお、クライアント61がステップS64の処理を行ってもよい。つまり、最後の固有識別子の取得までの間(ステップS6参照)、クライアント61が、固有識別子の取得の度に、分類テーブル67を参照して、取得した固有識別子と同一の固有識別子27cに対応付けられた品目識別子27aを特定し、その品目識別子27aと同一の品目識別子46及び所定セットのセット識別子と同一のセット識別子45に対応付けられた払出総数情報43(図10参照)の値に1を加算してもよい。
また、サーバ21が、クライアント61から受信した固有識別子と同一の固有識別子33に対応付けられた払出回数情報31(図2及び図5参照)の値に1を加算して、その払出回数情報31を記憶装置22に更新記録する(ステップS65)。従って、所定セットに属する所定医療器材の払出回数がカウントアップされ、更新記録された払出回数情報31の値は積算値となる。なお、クライアント61がステップS65の処理を行ってもよい。つまり、クライアント61が、固有識別子の取得(ステップS6)の後に、取得した固有識別子と同一の固有識別子33に対応付けられた払出回数情報31の値に1を加算して、その払出回数情報31を記憶装置62に更新記録してもよい。
また、上述のように固有識別子の受信の度に、分類テーブル27の参照によって、受信した固有識別子と同一の固有識別子27cに対応付けられた品目識別子27aが特定されるが、サーバ21は、品目識別子27aごとに、最初の固有識別子の受信から最後の固有識別子の受信までに品目識別子27aを特定した回数を計数する。このような品目識別子27aごとの計数値は、品目ごとの医療器材の払出数である。そして、サーバ21は、図8に示すように、その計数値を表す払出数情報51aと、最後に固有識別子を受信した時刻を表すカウント時刻情報51bと、クライアント61から受信したセット識別子と同一のセット識別子51cと、特定した品目識別子27aと同一の品目識別子51dと、ログインしたユーザのユーザID51eとを相互に対応付けて記憶装置22に記録する(ステップS66)。ここで、ステップS66において記録された払出数情報51aなどは、図11に示す処理1回当たりの履歴であり、図11に示す処理が複数回行われることによって払出数情報51aなどが蓄積されて、それらが払出数履歴データ51となる。
なお、クライアント61がステップS66の処理を行ってもよい。つまり、クライアント61が、品目識別子27aごとに、最初の固有識別子の取得から最後の固有識別子の取得までに品目識別子27aを特定した回数を計数してもよい。この場合、クライアント61が、払出数情報51aとカウント時刻情報51bとセット識別子51cと品目識別子51dとユーザID51eとを互いに対応付けて記憶装置62の払出数履歴データ51として蓄積する。
なお、クライアント61がステップS66の処理を行ってもよい。つまり、クライアント61が、品目識別子27aごとに、最初の固有識別子の取得から最後の固有識別子の取得までに品目識別子27aを特定した回数を計数してもよい。この場合、クライアント61が、払出数情報51aとカウント時刻情報51bとセット識別子51cと品目識別子51dとユーザID51eとを互いに対応付けて記憶装置62の払出数履歴データ51として蓄積する。
<5−1.変形例>
上述の実施例では、作業者が所定医療器材の固有識別子を入力装置64により順次入力することによって(ステップS6参照)、サーバ21又はクライアント61において所定品目ごとの払出総数情報34,43の値がカウントアップされ(ステップS63、ステップS64参照)、所定品目ごとの払出数情報51aが記録される(ステップS66参照)。
上述の実施例では、作業者が所定医療器材の固有識別子を入力装置64により順次入力することによって(ステップS6参照)、サーバ21又はクライアント61において所定品目ごとの払出総数情報34,43の値がカウントアップされ(ステップS63、ステップS64参照)、所定品目ごとの払出数情報51aが記録される(ステップS66参照)。
それに対して、作業者が所定セットに属する所定品目ごとに所定医療器材の個数を計数し、所定品目ごとの計数値を入力装置64により入力してもよい。例えば、図12に示す画面において、作業者が入力装置64を操作することによって、数え上げた計数値の回数だけ品目名称表示部92aを選択(例えば、クリック、タップ)したり、品目名称表示部92aを1回選択した上で計数値を数値入力したりすると、入力した計数値が品目名称表示部92aの左側の払出個数表示部92cに表示される。これにより、クライアント61は、入力装置64からの入力信号に従った計数値を所定品目ごとに取得する。そして、クライアント61は、取得した計数値を品目識別子(ステップS4で取得した品目識別子28cと同一)及びセット識別子(ステップS2で取得したセット識別子と同一)に対応付けてサーバ21に送信する。その後、サーバ21が、クライアント61から受信した品目識別子と同一の品目識別子36(図6参照)に対応付けられた払出総数情報34(図2及び図6参照)の値に計数値を加算して、加算後の払出総数情報34を記憶装置22に更新記録する。更に、サーバ21は、クライアント61から受信した品目識別子・セット識別子と同一の品目識別子46・セット識別子45(図7参照)に対応付けられた払出総数情報43(図2及び図7参照)の値に計数値を加算し、加算後の払出総数情報43を記憶装置22に更新記録する。
更に、サーバ21は、クライアント61から受信した計数値を表す払出数情報51aと、クライアント61から計数値を受信した時刻を表すカウント時刻情報51bと、クライアント61から受信したセット識別子と同一のセット識別子51cと、クライアント61から受信した品目識別子と同一の品目識別子51dと、ログインしたユーザID51eとを相互に対応付けて、記憶装置22に記録する。
なお、クライアントシステム6においても、クライアント61が、品目名称表示部92aの品目名称に対応する品目識別子と同一の品目識別子36に対応付けられた払出総数情報34(図10参照)の値に計数値(入力装置64による入力値)を加算して、加算後の払出総数情報34を記憶装置62に更新記録してもよい。更に、クライアント61が、表示部91,92aの名称に対応するセット識別子・品目識別子と同一の品目識別子46・セット識別子45に対応付けられた払出総数情報43(図10参照)の値に計数値(入力装置64による入力値)を加算し、加算後の払出総数情報43を記憶装置62に更新記録してもよい。更に、クライアント61が、計数値(入力装置64による入力値)を表す払出数情報51aと、計数値を入力した時刻を表すカウント時刻情報51bと、セット名称表示部91のセット名称に対応するセット識別子と同一のセット識別子51cと、品目名称表示部92aの品目名称に対応する品目識別子と同一の品目識別子51dと、ログインしたユーザID51eとを相互に対応付けて、記憶装置62に記録してもよい。
<6.未使用数の計数機能、未使用回数・未使用総数の積算機能>
医療器材が処置場所に払い出された後、医師等がそれらの医療器材を用いて処置(手術、投薬、治療、検査等の医療行為)を行う。その処置後における管理システム1の使用方法について説明する。併せて、図13を参照して、管理システム1の使用の際においてプログラム29がサーバ21に実行させる処理の流れについて説明するとともに、プログラム69がクライアント61に実行させる処理の流れについて説明する。
医療器材が処置場所に払い出された後、医師等がそれらの医療器材を用いて処置(手術、投薬、治療、検査等の医療行為)を行う。その処置後における管理システム1の使用方法について説明する。併せて、図13を参照して、管理システム1の使用の際においてプログラム29がサーバ21に実行させる処理の流れについて説明するとともに、プログラム69がクライアント61に実行させる処理の流れについて説明する。
まず、作業者は、処置場所にある医療器材を使用済みと未使用に分別しながら回収する。以下の説明において、回収した医療器材を回収器具といい、回収器具が属する品目を回収品目といい、回収器具が属するセットを回収セットという。また、回収器具のうち使用した医療器材を使用済み器具といい、使用しなかった医療器材を未使用器具という。
セットに属する全ての医療器材が未使用又は使用済みであることもあれば、セットに属する一部の医療部材が未使用であることもある。そこで、作業者は、セットに属する全ての医療器材が未使用又は使用済みであるか否かをチェックする。
セットに属する全ての医療器材が未使用又は使用済みであることもあれば、セットに属する一部の医療部材が未使用であることもある。そこで、作業者は、セットに属する全ての医療器材が未使用又は使用済みであるか否かをチェックする。
次に、作業者は処置場所のクライアントシステム6の入力装置64を操作して、自身のユーザID及びパスワードにより管理システム1にログインする。そうすると、クライアント61が表示装置63にセット識別子入力画面(セット選択画面)を表示させる(ステップS11)。
その後、作業者が、回収セットのセット識別子を入力装置64により入力したり、幾つかの選択肢の中からセット識別子又は名称を選択したりする。これにより、クライアント61は、入力装置64からの入力信号に従ったセット識別子を取得する(ステップS12)。
次に、クライアント61が、回収セットのセット識別子をサーバ21に送信することによって、回収セットの情報をサーバ21に要求する(ステップS13)。そうすると、サーバ21は、セット情報テーブル28を参照して、回収セットのセット識別子と同一のセット識別子28aに対応付けられたセット名称情報28b、品目識別子28c、品目名称情報28d及び個数情報28eを読み取って、クライアント61に送信する(ステップS71)。一方、クライアント61は、セット名称情報28b、品目識別子28c、品目名称情報28d及び個数情報28eを受信して取得する(ステップS14)。なお、クライアント61がステップS13のような要求をすることなく、記憶装置62のセット情報テーブル68を参照してもよい。つまり、クライアント61は、回収セットのセット識別子と同一のセット識別子28aに対応付けられたセット名称情報28b、品目識別子28c、品目名称情報28d及び個数情報28eを記憶装置62のセット情報テーブル68から読み取ってもよい。
次に、クライアント61は、取得したセット名称情報28b、品目識別子28c、品目名称情報28d及び個数情報28eに従って、図14に示すような画面を表示装置63に表示させる(ステップS15)。画面中のセット名称表示部93には、セット名称情報28bに従ったセット名称が表示される。画面中のリスト表示部94には、品目名称情報28dに従った品目名称と、個数情報28eに従った個数とが対応付けられた状態で表示される。具体的には、リスト表示部94の中の品目名称表示部94aには品目名称が表示され、品目名称表示部94aの右側の個数表示部94bには個数が表示される。
その後、作業者が、未使用器材の固有識別子を入力装置64により順次入力する。これにより、クライアント61は、入力装置64からの入力信号に従った固有識別子を順次取得するとともに、取得した固有識別子を回収セットのセット識別子と対応付けて順次サーバ21に送信する(ステップS16)。
そして、サーバ21は、クライアント61から固有識別子を受信する毎に、何れかの品目識別子36に対応付けられた未使用総数情報35(図2及び図6参照)の値に1を加算する(ステップS73)。具体的には、固有識別子の受信の度に、サーバ21は、分類テーブル27を参照して、受信した固有識別子と同一の固有識別子27cに対応付けられた品目識別子27aを特定し、その品目識別子27aと同一の品目識別子36に対応付けられた未使用総数情報35の値に1を加算する。このような処理が最後の固有識別子の受信まで繰り返し行われ、最後の固有識別子の受信に伴う加算後に、積算された未使用総数情報35がサーバ21によって記憶装置22に更新記録される。従って、回収品目ごとに未使用器材の総数がカウントアップされ、更新記録された未使用総数情報35の値は積算値となる。なお、クライアント61がステップS73の処理を行ってもよい。つまり、最後の固有識別子の取得までの間(ステップS16参照)、クライアント61が、固有識別子の取得の度に、分類テーブル67を参照して、取得した固有識別子と同一の固有識別子27cに対応付けられた品目識別子27aと同一の品目識別子36の未使用総数情報35(図10参照)の値に1を加算してもよい。
また、サーバ21は、クライアント61から固有識別子を受信する毎に、何れかのセット識別子45と品目識別子46とに対応付けられた未使用総数情報44(図2及び図7参照)の値に1を加算する(ステップS74)。具体的には、固有識別子の受信の度に、サーバ21は、分類テーブル27を参照して、受信した固有識別子と同一の固有識別子27cに対応付けられた品目識別子27aを特定し、その品目識別子27aと同一の品目識別子46及び受信した所定セットのセット識別子と同一のセット識別子45に対応付けられた未使用総数情報44の値に1を加算する(ステップS74)。このような処理が最後の固有識別子の受信まで繰り返し行われ、最後の固有識別子の受信に伴う加算後に、積算された未使用総数情報44がサーバ21によって記憶装置22に更新記録される。従って、回収セットに属する回収品目ごとに回収器材の未使用総数がカウントアップされ、更新記録された未使用総数情報44の値は積算値となる。なお、クライアント61がステップS74の処理を行ってもよい。つまり、最後の固有識別子の取得までの間(ステップS16参照)、クライアント61が、固有識別子の取得の度に、記憶装置62の分類テーブル67を参照して、取得した固有識別子と同一の固有識別子27cに対応付けられた品目識別子27aを特定し、その品目識別子27aと同一の品目識別子46及び所定セットのセット識別子と同一のセット識別子45に対応付けられた未使用総数情報44(図10参照)の値に1を加算してもよい。
また、サーバ21が、クライアント61から受信した固有識別子と同一の固有識別子33に対応付けられた未使用回数情報32(図5参照)の値に1を加算して、その未使用回数情報32を記憶装置22に更新記録する(ステップS75)。従って、回収器材の未使用回数がカウントアップされ、更新記録された未使用回数情報32の値は積算値となる。なお、クライアント61がステップS75の処理を行ってもよい。つまり、クライアント61が、固有識別子の取得(ステップS16)の後に、取得した固有識別子と同一の固有識別子33に対応付けられた未使用回数情報32(図10参照)の値に1を加算して、その未使用回数情報32を記憶装置62に更新記録してもよい。
また、上述のように固有識別子の受信の度に、分類テーブル27の参照によって、受信した固有識別子と同一の固有識別子27cに対応付けられた品目識別子27aが特定されるが、サーバ21は、品目識別子27aごとに、最初の固有識別子の受信から最後の固有識別子の受信までに品目識別子27aを特定した回数を計数する。このような品目識別子27aごとの計数値は、品目ごとの医療器材の未使用数である。そして、サーバ21は、図9に示すように、その計数値を表す未使用数情報52aと、最後の固有識別子を受信した時刻を表すカウント時刻情報52bと、クライアント61から受信したセット識別子と同一のセット識別子52cと、特定した品目識別子27aと同一の品目識別子51dと、ログインしたユーザのユーザID51eとを相互に対応付けて記憶装置22に記録する(ステップS76)。ここで、ステップS76において記録された未使用情報52aなどは、図13に示す処理1回当たりの履歴であり、図13に示す処理が複数回行われることによって未使用数情報52aなどが蓄積されて、それらが未使用数履歴データ52となる。
なお、クライアント61がステップS76の処理を行ってもよい。つまり、クライアント61が、品目識別子27aごとに、最初の固有識別子の取得から最後の固有識別子の取得までに品目識別子27aを特定した回数を計数してもよい。この場合、クライアント61が、未使用数情報52aとカウント時刻情報52bとセット識別子52cと品目識別子52dとユーザID52eとを互いに対応付けて記憶装置62の未使用数履歴データ52として蓄積する。
なお、クライアント61がステップS76の処理を行ってもよい。つまり、クライアント61が、品目識別子27aごとに、最初の固有識別子の取得から最後の固有識別子の取得までに品目識別子27aを特定した回数を計数してもよい。この場合、クライアント61が、未使用数情報52aとカウント時刻情報52bとセット識別子52cと品目識別子52dとユーザID52eとを互いに対応付けて記憶装置62の未使用数履歴データ52として蓄積する。
続いて、セットに属する全ての医療器材が未使用である場合には、作業者が回収セットのセット識別子を入力装置64により入力したり、幾つかの選択肢の中からセット識別子又は名称を選択したりする。これにより、クライアント61は、入力装置64からの入力信号に従ったセット識別子を取得して、サーバ21に送信する(ステップS17)。そうすると、サーバ21が、回収セットのセット識別子(クライアント61から受信したセット識別子)と同一のセット識別子45に対応付けられた未使用回数情報42(図2及び図7参照)の値に1を加算して、その未使用回数情報42をセット識別子45に対応付けて記憶装置22に更新記録する(ステップS77)。なお、クライアントシステム6においても、クライアント61が回収セットのセット識別子に対応付けられた未使用回数情報42(図10参照)の値に1を加算して、その未使用回数情報42を記憶装置62に更新記録してもよい。
<6−1.変形例>
上述の実施例では、作業者が所定医療器材の固有識別子を入力装置64により順次入力することによって(ステップS16参照)、サーバ21又はクライアント61において所定品目ごとの未使用総数情報35,44の値がカウントアップされ(ステップS73、ステップS74参照)、所定品目ごとの未使用数情報52aが記録される(ステップS76)。
上述の実施例では、作業者が所定医療器材の固有識別子を入力装置64により順次入力することによって(ステップS16参照)、サーバ21又はクライアント61において所定品目ごとの未使用総数情報35,44の値がカウントアップされ(ステップS73、ステップS74参照)、所定品目ごとの未使用数情報52aが記録される(ステップS76)。
それに対して、作業者が所定セットに属する所定品目ごとに所定医療器材の個数を計数し、所定品目ごとの計数値を入力装置64により入力してもよい。例えば、図14に示す画面において、作業者が入力装置64を操作することによって、数え上げた計数値の回数だけ品目名称表示部94aを選択(例えば、クリック、タップ)したり、品目名称表示部94aを1回選択した上で計数値を数値入力したりすると、入力した計数値が品目名称表示部94aの左側の未使用数表示部94cに表示される。これにより、クライアント61は、入力装置64からの入力信号に従った計数値を所定品目ごとに取得する。そして、クライアント61は、取得した計数値を品目識別子(ステップS14で取得した品目識別子28cと同一)及びセット識別子(ステップS12で取得したセット識別子と同一)に対応付けてサーバ21に送信する。その後、サーバ21が、クライアント61から受信した品目識別子と同一の品目識別子36(図6参照)に対応付けられた未使用総数情報35(図2及び図6参照)の値に計数値を加算して、加算後の未使用総数情報35を記憶装置22に更新記録する。更に、サーバ21は、クライアント61から受信した品目識別子・セット識別子と同一の品目識別子46・セット識別子45(図7参照)に対応付けられた未使用総数情報44(図2及び図7参照)の値に計数値を加算し、加算後の未使用総数情報44を記憶装置22に更新記録する。
更に、サーバ21は、クライアント61から受信した計数値を表す未使用数情報52aと、クライアント61から計数値を受信した時刻を表すカウント時刻情報52bと、クライアント61から受信したセット識別子と同一のセット識別子52cと、クライアント61から受信した品目識別子と同一の品目識別子52dと、ログインしたユーザID52eとを相互に対応付けて、記憶装置22に記録する。
なお、クライアントシステム6においても、クライアント61が、品目名称表示部94aの品目名称に対応する品目識別子と同一の品目識別子36に対応付けられた未使用総数情報35(図10参照)の値に計数値(入力装置64による入力値)を加算して、加算後の未使用総数情報35を記憶装置62に更新記録してもよい。更に、クライアント61が、表示部93・表示部94aの名称に対応するセット識別子・品目識別子と同一の品目識別子46・セット識別子45に対応付けられた未使用総数情報44(図10参照)の値に計数値(入力装置64による入力値)を加算し、加算後の未使用総数情報44を記憶装置62に更新記録してもよい。更に、クライアント61が、計数値(入力装置64による入力値)を表す未使用数情報52aと、計数値を入力した時刻を表すカウント時刻情報52bと、セット名称表示部93のセット名称に対応するセット識別子と同一のセット識別子52cと、品目名称表示部94aの品目名称に対応する品目識別子と同一の品目識別子52dと、ログインしたユーザID52eとを相互に対応付けて、記憶装置62に記録してもよい。
<7.未使用率の計算>
以上のような管理システム1の機能によって、医療器材ごとに払出回数及び未使用回数が集計され(図5参照)、品目ごとに払出総数や未使用総数が集計され(図6参照)、セットごと・品目ごとに払出総数や未使用総数が集計され(図7参照)、払出数及び未使用数の履歴が蓄積される(図8,図9参照)。この管理システム1は、集計した情報31,32,34,35,41,42,43,44やデータ51,52を利用して、未使用率を計算する機能を有する。具体的には、次の通りである。
以上のような管理システム1の機能によって、医療器材ごとに払出回数及び未使用回数が集計され(図5参照)、品目ごとに払出総数や未使用総数が集計され(図6参照)、セットごと・品目ごとに払出総数や未使用総数が集計され(図7参照)、払出数及び未使用数の履歴が蓄積される(図8,図9参照)。この管理システム1は、集計した情報31,32,34,35,41,42,43,44やデータ51,52を利用して、未使用率を計算する機能を有する。具体的には、次の通りである。
サーバ21が、固有識別子33ごとに、未使用回数情報32の値を払出回数情報31の値で除することにより未使用率を計算する。計算された未使用率は、医療器材ごとの未使用率である。その後、サーバ21は、固有識別子33ごとの計算結果を固有識別子33に対応付けた状態で表示装置23に表示させる。
また、サーバ21が、品目識別子36ごとに、未使用総数情報35の値を払出総数情報34の値で除することにより未使用率を計算する。計算された未使用率は、品目ごとの未使用率である。その後、サーバ21は、品目識別子36ごとの計算結果を品目識別子36又は品目名称(品目名称は、分類テーブル27を参照して、品目名称情報27bとして取得されたもの)に対応付けた状態で表示装置23に表示させる。
また、サーバ21が、セット識別子45ごとに、未使用回数情報42の値を払出回数情報41の値で除することにより未使用率を計算する。計算された未使用率は、セットごとの未使用率である。その後、サーバ21は、セット識別子45ごとの計算結果をセット識別子45又はセット名称(セット名称は、セット情報テーブル28を参照して、セット名称情報28bとして取得されたもの)に対応付けた状態で表示装置23に表示させる。
また、サーバ21が、セット識別子45・品目識別子46ごとに、未使用総数情報44の値を払出総数情報43の値を除することにより未使用率を計算する。計算された未使用率は、セットごと且つ品目ごとの品目の未使用率である。その後、サーバ21は、セット識別子45・品目識別子46ごとの計算結果を品目識別子46又は品目名称(品目名称は、セット情報テーブル28を参照して、品目名称情報28dとして取得されたもの)及びセット識別子45又はセット名称(セット名称は、セット情報テーブル28を参照して、セット名称情報28bとして取得されたもの)に対応付けた状態で表示装置23に表示させる。
また、サーバ21が、払出数履歴データ51を読み取って、同一の品目識別子51dに対応付けられた払出数情報51aの値を積算する。更に、サーバ21が、未使用数履歴データ52を読み取って、同一の品目識別子52dに対応付けられた未使用数情報52aの値を積算する。そして、サーバ21は、同一の品目識別子51d,52dについて、未使用数情報52aの積算値を払出数情報51aの積算値で除することにより未使用率を計算する。計算された未使用率は、品目ごとの未使用率である。その後、サーバ21は、同一の品目識別子51d,52dごとの計算結果を品目識別子51d,52d又は品目名称(品目名称は、セット情報テーブル28を参照して、品目名称情報28dとして取得されたもの)に対応付けた状態で表示装置23に表示させる。
また、サーバ21が、払出数履歴データ51を読み取って、同一のセット識別子51c且つ同一の品目識別子51dに対応付けられた払出数情報51aの値を積算する。更に、サーバ21が、未使用数履歴データ52を読み取って、同一のセット識別子52c且つ同一の品目識別子52dに対応付けられた未使用数情報52aの値を積算する。そして、サーバ21は、同一のセット識別子51c,52d且つ同一の品目識別子51d,52dについて、未使用数情報52aの積算値を払出数情報51aの積算値で除することにより未使用率を計算する。計算された未使用率は、セットごと・品目ごとの品目の未使用率である。その後、サーバ21は、同一の品目識別子51d,52dごとの計算結果を品目識別子51d,52d又は品目名称(品目名称は、セット情報テーブル28を参照して、品目名称情報28dとして取得されたもの)及びセット識別子51c,52d又はセット名称(セット名称は、セット情報テーブル28を参照して、セット名称情報28bとして取得されたもの)に対応付けた状態で表示装置23に表示させる。
各計算結果の表示態様は、例えば数字(テキスト)、記号、マーク、模様又はインジゲータ等である。図15は計算結果の表示画面の一例である。図15に示すように、画面中のセット名称表示部96には、セット識別子45に対応したセット名称(セット名称は、セット情報テーブル28を参照して、セット名称情報28bとして取得されたもの)が表示される。また、品目名称表示部97には、品目識別子46に対応した品目名称(品目名称は、セット情報テーブル28を参照して、品目名称情報28dとして取得されたもの)が表示される。品目名称表示部97の右側の未使用率表示部98には、未使用総数情報44の値を払出総数情報43の値を除することにより得られた未使用率(100分率)がインジゲータで表示される。品目名称表示部97の左側の個数表示部99には、セット・品目に属する医療器材の個数(異数は、セット情報テーブル28を参照して、個数情報28eとして取得されたもの)が表示される。
なお、上述のように未使用率がサーバ21によって計算された上で、計算結果がクライアント61に送信され、クライアント61が計算結果を表示装置63に表示させてもよい。或いは、サーバ21が未使用率を計算するのと同様にしてクライアント61が記憶装置62の情報31,32,34,35,41〜44やデータ51,52を読み取って未使用率を計算し、クライアント61が計算結果を表示装置63に表示させてもよい。
<8.効果・利点>
以上の実施の形態によれば、次のような効果が得られる。
以上の実施の形態によれば、次のような効果が得られる。
(1) 分類テーブル27が記憶装置22に記憶されているので、サーバ21を利用して、品目ごとの医療器材の分類を正確に管理できるようになる。また、セット情報テーブル28が記憶装置22に記憶されているので、サーバ21を利用してセットごとの品目のグループ分けを正確に管理できるようになる。また、異なるセットの間で同一品目の医療器材を交換したものとしても、サーバ21による管理に影響を及ばさない。
よって、品目ごとの医療器材の分類を病院内で統一することができ、病院全体として過剰な医療器材の在庫を防止することができる。
よって、品目ごとの医療器材の分類を病院内で統一することができ、病院全体として過剰な医療器材の在庫を防止することができる。
(2) 図5に示すように医療器材ごとに未使用回数(積算値)が記憶装置22や記憶装置62に記憶されるので(ステップS75参照)、医療器材ごとの未使用回数を容易且つ正確に管理することができる。
(3) 図6に示すように品目ごとに医療器材の未使用総数(積算値)が記憶装置22や記憶装置62に記録されるので(ステップS75)、品目ごとの未使用総数を容易且つ正確に管理することができる。
(4) 図7に示すようにセットごとに未使用回数(積算値)が記憶装置22や記憶装置62に記録されるので(ステップS77)、セットごとの未使用回数を容易且つ正確に管理することができる。
(5) 図7に示すようにセット・品目ごとの医療器材の未使用総数(積算値)が記憶装置22や記憶装置62に記録されるので(ステップS74)、セット・品目ごとの未使用総数を容易且つ正確に管理することができる。
(6) 各払出の品目ごとの医療器材の未使用数が未使用数履歴データ52の履歴として時刻及びユーザIDに対応づけられて記憶装置22や記憶装置62に蓄積されるので、何時・誰が医療器材の未使用数を数えたのかを把握することができる。
<9.変形例>
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではなく、本発明にはその等価物も含まれる。また、本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得る。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではなく、本発明にはその等価物も含まれる。また、本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得る。
(1) 上記実施形態では、未使用回数、未使用数及び未使用総数を計数したが、使用済み回数、使用済み数及び使用済み総数を計数してもよい。この場合、以上の実施形態の説明は、使用済み器具及び未使用器具の定義(回収器具のうち使用した医療器材を使用済み器具といい、使用しなかった医療器材を未使用器具という)を除いて、「未使用」を「使用済み」と読み替え、「使用済み」を「未使用」と読み替える。
(2) 上記実施形態では、分類テーブル27,67は、医療器材が医療行為において使用されたか否かを管理するための管理システム1の記憶装置22,62に記憶されていた。それに対して、病院に導入された管理システム(品目に分類された医療器材を管理するためのシステム)であれば、どのような管理システムであっても分類テーブル27,67を適用することができ、そのような管理システムを構成するコンピュータが読み取り可能な記憶装置に分類テーブル27,67が記憶されている。セット情報テーブル28,68についても同様である。
分類テーブル27,67が記憶装置を読み取り可能なコンピュータは、医療器材が取り扱われる病院内の作業サイクル(払出作業、回収作業、洗浄作業、組立作業、減菌作業及び保管作業)の何れの作業においても、医療器材の管理(医療器材がどの品目に分類されるかを特定するための管理)に利用される。
ここで、病院内の作業サイクルにおいては、医療器材は医療行為後に回収され(回収作業)、その後分解された上で洗浄され(洗浄作業)、その後組み立てられ(組立作業)、その後滅菌され(滅菌作業)、その後保管される(保管作業)。保管された医療器材は再び払い出されて(払出作業)、医療行為で使用されることになる。
分類テーブル27,67が記憶装置を読み取り可能なコンピュータは、医療器材が取り扱われる病院内の作業サイクル(払出作業、回収作業、洗浄作業、組立作業、減菌作業及び保管作業)の何れの作業においても、医療器材の管理(医療器材がどの品目に分類されるかを特定するための管理)に利用される。
ここで、病院内の作業サイクルにおいては、医療器材は医療行為後に回収され(回収作業)、その後分解された上で洗浄され(洗浄作業)、その後組み立てられ(組立作業)、その後滅菌され(滅菌作業)、その後保管される(保管作業)。保管された医療器材は再び払い出されて(払出作業)、医療行為で使用されることになる。
1…管理システム, 2…サーバシステム, 6…クライアントシステム, 21…サーバ(コンピュータ), 27…分類テーブル, 28…セット情報テーブル, 32…未使用回数情報, 35…未使用総数情報, 42…未使用回数情報, 44…未使用総数情報, 52…未使用数履歴データ, 29…プログラム, 61…クライアント(コンピュータ), 69…プログラム
Claims (3)
- 医療器材ごとに固有の固有識別子が付された医療器材を品目に分類するための分類テーブルをデータとして記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記分類テーブルは、
品目ごとに固有であるとともに、品目に属する医療器材に共通した品目識別子と、
前記品目識別子に対応付けられているとともに品目に属する医療器材の固有識別子と、から構成されている記憶媒体。 - 医療器材をセットにグループ分けするためのセット情報テーブルを更に記憶した請求項1に記載の記憶媒体であって、
前記セット情報テーブルは、
セットごとに固有のセット識別子と、
前記セット識別子に対応付けられるとともに、セットに属する品目の品目識別子と、から構成されている記憶媒体。 - 請求項1に記載の記憶媒体を読み込み可能なコンピュータに、
所定の医療器材に付された固有識別子を取得する取得処理と、
前記分類テーブルを参照して、前記取得処理により取得した固有識別子と同一の固有識別子に対応する品目識別子を特定する特定処理と、を実行させるプログラム。
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