JP6697896B2 - 手術器具セット管理システム - Google Patents

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本発明は、手術器具セット管理システムに関する。
従来から、病院において手術が行われるとき、複数の手術器具を1セットとした手術器具セットを複数用いている。手術器具セットは、病院内において、次に示す各工程からなる循環サイクルをセット単位で循環している。
即ち、循環サイクルは、保管された手術器具セットを用いて患者の手術を行う手術工程と、手術で用いた手術器具セットを回収する回収工程と、回収された手術器具セットを洗浄する洗浄工程と、洗浄された手術器具セットを組み立てる組立工程と、組み立てられた手術器具セットを滅菌する滅菌工程と、滅菌された手術器具セットを保管する保管工程とから構成されている。手術器具セットを組み立てるとは、洗浄工程においてバラバラに洗浄された各手術器具を所定の手術器具セットに戻すことである。
ここで、手術器具セットは、手術内容や手術器具セットを用いる医師によって異なり、その種類は非常に多い。さらには、手術器具セットに含まれる手術器具の数も多種多様である。
上記の循環サイクルにおいて、工程によっては工程での作業を実施する前に作業内容を確認した上で、手術器具単体の確認と手術器具セットの確認とが行われている。しかし、これらの確認は並行して行われるため、確認作業が複雑かつ煩雑であった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業内容の確認を容易化して作業者の負担を軽減すると共に、確認作業の質の向上を実現することができる手術器具セット管理システムを提供することである。
本発明者は、確認時の作業内容をアイコン化し、アイコンと手術器具セットとを関連付けることで、確認作業時の負担を軽減できることを考えた。また、現在の工程を実施する作業者と現在の工程より一つ前の工程を実施した作業者を強制的に異ならせることによって、確認作業の質の向上を実現することを考えた。
本発明に係る手術器具セット管理システムは、手術工程と、回収工程と、洗浄工程と、組立工程と、滅菌工程と、保管工程とから構成される手術サイクルにおいて、複数の手術器具を備えた手術器具セットの情報に確認すべき作業内容を示すアイコンが予め関連付けられた手術器具セットを管理する手術器具セット管理システムであって、手術器具セットの情報および前記手術器具セットの情報に関連付けられたアイコンを記憶する記憶部と、前記手術器具セットの情報および前記手術器具セットの情報に関連付けられた前記アイコンを表示する表示画面と、前記手術器具セットの情報および前記手術器具セットの情報に関連付けられた前記アイコンを前記表示画面に表示させる第1表示部と、前記アイコンに示された各作業内容が確認されたことが作業者によって入力される入力部と、前記入力部によって入力された内容を前記表示画面に表示させる第2表示部と、作業者の情報を取得する作業者情報取得部と、現在の工程を実施する作業者と前記現在の工程より一つ前の工程を実施した作業者とが同じか否かを判定する第1判定部と、を備え、前記第1判定部によって作業者が同じであると判定された場合、前記第1表示部は前記手術器具セットの情報および前記手術器具セットの情報に関連付けられた前記アイコンを前記表示画面に表示させない。
本発明の手術器具セット管理システムによると、循環サイクルの各工程における作業内容をアイコン化し、アイコンが表示画面に表示されるため、初心者にも作業内容が容易に理解できる。また、アイコン化された作業内容が各手術器具セットに予め関連付けられているため、各工程における作業内容が作業者によってばらつくことが防止される。さらに、作業内容が確認されたことが表示画面に表示されるため、作業内容のチェック漏れを低減することができると共に、他の作業者も進捗状況を確認できる。また、第1判定部によって現在の工程を実施する作業者と現在の工程より一つ前の工程を実施した作業者とが同じであると判定された場合、第1表示部は手術器具セットの情報および手術器具セットの情報に関連付けられたアイコンを表示画面に表示させない。このため、現在の工程を実施する作業者と現在の工程より一つ前の工程を実施した作業者とを異ならせる必要が生じ、異なる作業者によるダブルチェックが実現できる。この結果、確認作業の質の向上が図られる。
本発明によれば、作業内容の確認を容易化して作業者の負担を軽減すると共に、確認作業の質の向上を実現することができる手術器具セット管理システムを提供することができる。
一実施形態に係る手術器具セット管理システムを示す概略図である。 一実施形態に係る手術器具セット管理システムが用いられる循環サイクルの説明図である。 一実施形態に係るサーバーの構成を示すブロック図である。 一実施形態に係る携帯端末の模式図である。 一実施形態に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。 一実施形態に係る表示画面に検索画面が表示された状態を示す説明図である。 一実施形態に係る表示画面に一覧画面が表示された状態を示す説明図である。 一実施形態に係る表示画面に情報表示画面が表示された状態を示す説明図である。 一実施形態に係る表示画面に情報表示画面が表示された状態を示す説明図である。 一実施形態に係る表示画面に情報表示画面が表示された状態を示す説明図である。 他の一実施形態に係る表示画面に情報表示画面が表示された状態を示す説明図である。 他の一実施形態に係る表示画面に情報表示画面が表示された状態を示す説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る手術器具セット管理システムについて説明する。手術器具セット管理システムは、複数の手術器具を備えた手術器具セットの情報に確認すべき作業内容を示すアイコンが予め関連付けられた手術器具セットを管理する。本明細書において「アイコン」とは、コンピュータに与える指示・命令等をわかりやすく記号化した図形や絵文字を指す。図1に示すように、手術器具セット管理システム10は、複数の携帯端末20と、サーバー40と、ネットワーク60とを備えている。サーバー40は、ネットワーク60を介して携帯端末20にサービスを提供するコンピュータである。サーバー40は、ネットワーク60を介して複数の携帯端末20と通信可能に構成されている。サーバー40と携帯端末20とは無線により通信可能に構成されている。携帯端末20としては、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ、タブレット端末およびスマートフォン等が挙げられる。ネットワーク60としては、特に限定されないが、インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)等が挙げられる。
図2は、手術器具セット管理システム10が用いられる循環サイクル70の説明図である。図2に示すように、循環サイクル70は、手術工程71と、回収工程72と、洗浄工程73と、組立工程74と、滅菌工程75と、保管工程76とから構成されている。循環サイクル70では、手術工程71、回収工程72、洗浄工程73、組立工程74、滅菌工程75、保管工程76、手術工程71の順に手術器具セット80(図1参照)が循環する。手術工程71では、保管された手術器具セット80を用いて患者の手術を行う。回収工程72では、手術で用いた手術器具セット80を回収する。洗浄工程73では、回収された手術器具セット80を洗浄する。組立工程74では、洗浄された手術器具セット80を組み立てる。組立工程74では、洗浄工程73においてバラバラに洗浄された各手術器具82(図1参照)を所定の手術器具セット80に戻す。滅菌工程75では、組み立てられた手術器具セット80を滅菌する。保管工程76では、滅菌された手術器具セット80を所定の保管スペースに保管する。手術器具セット管理システム10は、上記循環サイクル70を構成する6つの工程の少なくとも1つの工程で用いられる。
図1に示すように、手術器具セット80は、複数の手術器具82を含む。手術器具セット80は、手術の内容や使用する医者によって異なり、多種多様である。ここで、手術器具セット80に含まれる手術器具82としては、例えば、鉗子、剪刃、メス、メスホルダー、カニューレ、鑷子、開創器、スケール、ゾンデ、エレバ、ラスパ、吸引管、開胸器、閉胸器、持針器、注射器、金属ボール、膿盆、コップ、ピン、ミラー、やすり、開口器、クレンメ、ハンドピース、エレパトリューム、ノミ、鋭匙、剥離子、鏡、縫合針、スタンツェ、受水器、針、圧子、ブジー、通気管、骨片打ち込み棒、リウエル、ラジオペンチ、ハンマー、角度計、穿孔器、スポイト、金属綿棒、浣腸器、シリンジ等が挙げられる。なお、上記例は手術器具82の一部を列挙したものに過ぎず、手術器具82は上記例に限定されるものではない。手術器具セット80の各手術器具82には、識別手段84が設けられている。識別手段84には、その手術器具82を備える手術器具セット80の情報が関連付けられている。即ち、一つの手術器具セット80において、各手術器具82の識別手段84に関連付けられた手術器具セット80の情報は相互に同じである。
図1に示すように、手術器具セット管理システム10は、情報取得装置85を備えている。情報取得装置85は、手術器具82の識別手段84の情報を取得する。情報取得装置85は、識別手段84の情報をサーバー40に送信する。情報取得装置85としては、例えば、ICタグリーダが挙げられ、識別手段84としては、例えば、ICタグが挙げられる。ICタグリーダはICタグと無線通信を行う。
図3に示すように、サーバー40は、記憶部42と、第1送受信部44と、作業者情報取得部48と、変更記録部50と、第1判定部52と、アイコン編集部56と、を備えている。
記憶部42は、複数の手術器具82(図1参照)を備える手術器具セット80(図1参照)の情報を記憶する。記憶部42は、確認すべき作業内容を示すアイコン90(図4参照)を記憶する。記憶部42は、手術器具セット80の情報にどのアイコン90が関連付けられているのかを記憶する。アイコン90および手術器具セット80の情報は、記憶部42に予め記憶されている。記憶部42は、例えばハードディスクやメモリ等により実現可能である。手術器具セット80の情報には、例えば、手術器具セット80を表示する写真80A(図4参照)と、手術器具セット80の基本情報と、手術器具セット80に関するメモ書きとが含まれる。手術器具セット80の基本情報には、例えば、手術器具セット80がどの診療科に属するかを示す情報、手術器具セット80の名称を示す情報、手術器具セット80に含まれる手術器具82の数を示す情報、手術器具セット80を収容する容器を示す情報、および、手術器具セット80の滅菌方法を示す情報等が含まれる。
アイコン90は、一目で作業内容が理解できるような図柄で表現されている。図4に示すように、アイコン90には、例えば、点数確認アイコン90Aと、インジケータ確認アイコン90Bと、名称記入アイコン90Cと、封印手段取付アイコン90Dとが含まれる。点数確認アイコン90Aは、手術器具セット80(図1参照)に含まれる手術器具82(図1参照)の数を確認するという作業内容を示す。インジケータ確認アイコン90Bは、手術器具セット80にインジケータ92(図4参照)が封入されていることを確認するという作業内容を示す。ここで、インジケータ92とは、滅菌処理が十分に行われると色が変わり、滅菌処理が不十分であると色が変わらないものを意味し、滅菌処理が実施されたかを確認するために用いられる。名称記入アイコン90Cは、手術器具セット80を所定のケースに収容し、ケースの開閉部分に滅菌テープを張り付け、滅菌テープに作業者の名前を記入するという作業内容を示す。ここで、滅菌テープとは、滅菌処理が行われるとテープの表面に模様が形成されるものであり、滅菌処理が実施されたかを確認するために用いられる。封印手段取付アイコン90Dは、ケースの開閉を阻止する封印手段をケースに取り付けるという作業内容を示す。ここで、封印手段とは、ケースの開閉を阻止する封印ワイヤーや封印シール等であり、これらが外れていなければケースは開閉されていないことを証明するものである。なお、記憶部42には、新たに追加されたアイコン90を随時記憶させることができる。
第1送受信部44は、手術器具セット80の情報および手術器具セット80の情報に関連付けられたアイコン90(以下、「アイコン付き手術器具セット情報」とする。)を送受信する。より詳細には、第1送受信部44は、アイコン付き手術器具セット情報を各携帯端末20に送信する。第1送受信部44は、各携帯端末20から送信される作業完了情報を受信する。また、第1送受信部44は、情報取得装置85(図1参照)から送信された識別手段84の情報を受信すると、識別手段84に関連付けられたアイコン付き手術器具セット情報を携帯端末20に送信する。第1送受信部44は、後述するように第1判定部52によって作業者が同じであると判定された場合、アイコン付き手術器具セット情報を携帯端末20に送信しない。
作業者情報取得部48は、循環サイクル70(図2参照)の各工程を実施する作業者の情報を取得する。ここで、本実施形態に係る手術器具セット管理システム10を用いるには、所定の情報を登録したアカウントを取得する必要がある。アカウントには個人の情報等が関連付けられており、アカウントによって作業者を特定することができる。各アカウントには、IDとパスワードが割り当てられる。作業者は、IDとパスワードとを入力することで、当該アカウントにて手術器具セット管理システム10にログインすることができる。作業者が手術器具セット管理システム10にログインすると、作業者情報取得部48は、作業者の情報(例えばアカウント名やログイン日時等)を取得する。取得された作業者の情報は、記憶部42に記憶される。
変更記録部50は、後述するように携帯端末20の入力部28(図4参照)を介して作業者により各アイコン90に示された作業内容が確認されたことが入力されると、確認を入力した作業者の情報を記録する。変更記録部50は、作業者の情報として、例えば、作業者のアカウント名や確認日時等を記録する。記録された作業者の情報は、記憶部42に記憶される。変更記録部50は、例えば、第1送受信部44が第2送受信部24から送信された作業完了情報を受信したときに、作業者の情報を記録する。
第1判定部52は、現在の工程を実施する作業者と現在の工程より一つ前の工程を実施した作業者とが同じか否かを判定する。例えば、現在の工程が滅菌工程75(図2参照)であり、一つ前の工程が組立工程74(図2参照)の場合、第1判定部52は、滅菌工程75を実施しようとする作業者のアカウント情報と、組立工程74を実施した作業者のアカウント情報とを照らし合わせることによって、作業者が同じか否かを判定する。
アイコン編集部56は、手術器具セット80に関連付けられたアイコン90を編集する。「アイコン90を編集する」には、アイコン90を追加すること、および、アイコン90を削除することが含まれる。
図4および図5に示すように、携帯端末20は、表示画面22と、第2送受信部24と、第1表示部26と、入力部28と、第2表示部30と、第2判定部32とを備えている。図4に示すように、表示画面22には、アイコン付き手術器具セット情報が表示される。
第2送受信部24は、サーバー40(図1参照)との間でアイコン付き手術器具セット情報を送受信する。より詳細には、第2送受信部24は、第1送受信部44(図3参照)から送信されるアイコン付き手術器具セット情報を受信する。第2送受信部24は、入力部28によって全てのアイコン90に示された作業内容が確認されたことが入力された場合、作業完了情報をサーバー40の第1送受信部44に送信する。
第1表示部26は、検索画面12(図6参照)および一覧画面18(図7参照)を表示画面22に表示させる。図6に示すように、携帯端末20の表示画面22には、検索画面12が表示される。検索画面12には、各診療科を選択するための仮想的な各ボタン14と、アカウントのIDを入力するID領域15とパスワードを入力するパスワード領域16とが設けられている。図7に示すように、携帯端末20の表示画面22には、一覧画面18が表示される。一覧画面18には、ある一つの工程においてその一つ前の工程での作業が完了した複数の手術器具セット80の写真80Aと、該写真80Aを含む手術器具セット80を選択するためのボタン19が表示される。即ち、ある一つの工程においてその一つ前の工程での作業が完了していない場合には、その作業が完了していない手術器具セット80の写真80A等は一覧画面18に表示されない。ボタン19が押されると、第1送受信部44は、該ボタン19が押された手術器具セット80のアイコン付き手術器具セット情報を携帯端末20に送信する。
図4に示すように、第1表示部26は、情報表示画面21を表示画面22に表示させる。情報表示画面21には、第2送受信部24によって受信されたアイコン付き手術器具セット情報が表示される。情報表示画面21には、手術器具セット80の写真80Aが表示される第1領域22Aと、手術器具セット80の基本情報が表示される第2領域22Bと、メモ書き欄が表示される第3領域22Cと、アイコン90が表示される第4領域22Dと、を含む。ここでは、例えば、第4領域22Dに、点数確認アイコン90A、インジケータ確認アイコン90B、名称記入アイコン90C、および、封印手段取付アイコン90Dが表示される。ここで、第4領域22Dに表示されるアイコン90は、チェックマーク95(図8参照)の表示と非表示とを変更するときに用いるボタンである。なお、第1表示部26は、情報表示画面21に、全ての確認作業を完了したときに用いるボタンである完了ボタン90Gを表示させる。
第1表示部26は、サーバー40の第1判定部52によって現在の工程を実施する作業者と現在の工程の一つ前の工程を実施した作業者とが同じであると判定された場合、アイコン付き手術器具セット情報を情報表示画面21に表示させない。より詳細には、第1判定部52によって作業者が同じであると判定された場合、サーバー40の第1送受信部44は、アイコン付き手術器具セット情報を携帯端末20に送信しないため、第1表示部26は、アイコン付き手術器具セット情報を情報表示画面21に表示することができない。
入力部28は、アイコン90に示された各作業内容が確認されたことが作業者によって入力される。本実施形態では、入力部28は、表示画面22の表面に配置されたタッチパネルである。なお、入力部28は、マウス等であってもよい。本実施形態では、入力部28を介することで作業者は表示画面22(即ち、検索画面12、一覧画面18および情報表示画面21。)に表示された各種ボタンを操作することができる。入力部28は、後述するように第2判定部32によって全てのアイコン90について確認されたことが入力されていると判定された場合、全ての作業内容を完了したことを作業者によって入力可能となるように構成されている。即ち、図9に示すように、全てのアイコン90について確認されたことが入力されると(即ち全てのアイコン90にチェックマーク95が表示されると)、作業者は入力部28を介して完了ボタン90Gを操作して、確認作業を完了することができる。
第2表示部30は、アイコン90について入力部28によって入力された内容を情報表示画面21に表示させる。即ち、図8に示すように、第2表示部30は、チェックマーク95をアイコン90上に表示させる。即ち、入力部28を介してアイコン90が操作されると、第2表示部30は、チェックマーク95をアイコン90上に表示し、チェックマーク95がアイコン90上に表示された状態でアイコン90が操作されると、チェックマーク95を有さないアイコン90を表示する。また、図10に示すように、第2表示部30は、全てのアイコン90について確認作業が完了していないことを作業者に通知する。例えば、全てのアイコン90についてチェックマーク95がアイコン90上に表示されていないときに(図8参照)、作業者が完了ボタン90Gを操作すると、第2表示部30は、図10に示すように、情報表示画面21に警告画面96を表示する。第1表示部26および第2表示部30は、CPU(中央演算処理装置)と、CPUが実行するプログラム等が格納されたROM(リードオンリメモリ)およびRAM(ランダムアクセスメモリ)等により実現可能である。
第2判定部32は、手術器具セット80に関連付けられたアイコン90の全てについて、入力部28によって確認されたことが入力されているか否かを判定する。第2判定部32は、例えば、情報表示画面21に表示されたアイコン90の全てについて、チェックマーク95がアイコン90上に表示されているか否かによって判定する。このとき、例えば、入力部28を介してアイコン90が操作されると、第2判定部32に対して、チェックマーク95がアイコン90上に表示されていることを示す信号を送信するとよい。
次に、作業者が手術器具セット管理システム10を用いて、手術器具セット80に関連付けられた作業内容を確認する手順について説明する。ここでは、循環サイクル70の滅菌工程75における場合を例にして、手術器具セット80に関連付けられた作業内容の確認を説明する。図6に示すように、携帯端末20の表示画面22には、検索画面12が表示されている。まず、作業者は、ID領域15にアカウントのIDを入力し、パスワード領域16にパスワードを入力する。これにより、作業者は、手術器具セット管理システム10にログインすることができる。次いで、作業者は、入力部28を操作して、検索画面12の外科を選択するためのボタン14を押す。これにより、図7に示すように、表示画面22には、一覧画面18が表示される。なお、組立工程74の作業者と滅菌工程75の作業者とが同じであると判定されると、組立工程74において同一の作業者によって作業された手術器具セット80の情報は、一覧画面18には表示されない。即ち、一覧画面18には、現在の工程(ここでは滅菌工程75)の作業者と異なる作業者が一つ前の工程(ここでは組立工程74)で作業した手術器具セット80のみが表示される。作業者は、入力部28を操作して、確認したい手術器具セット80のボタン19を押す。これにより、サーバー40の第1送受信部44からアイコン付き手術器具セット情報が携帯端末20に送信され、図4に示すように、表示画面22には、手術器具セット80の各情報、および、手術器具セット80に関連付けられた各アイコン90A〜90Dが表示された情報表示画面21が表示される。このように、滅菌工程75における確認作業がアイコン90A〜90Dによって表示されているため、作業者は滅菌工程75において何を確認すればよいのか瞬時に理解することができる。作業者は、各アイコン90A〜90Dに対応する作業内容を確認すると、入力部28を操作して、各アイコン90A〜90Dを押す。そして、各アイコン90A〜90D上にチェックマーク95が表示された状態で、完了ボタン90Gを押す。これにより、第2送受信部44は、作業完了情報をサーバー40の第1送受信部44に送信する。そして、手術器具セット80の情報が更新され、次の保管工程76に進むことができる。
以上のように、本実施形態の手術器具セット管理システム10によると、循環サイクル70の各工程における作業内容をアイコン化し、アイコン90が表示画面22に表示されるため、初心者にも作業内容が容易に理解できる。また、アイコン化された作業内容が各手術器具セット80に予め関連付けられているため、各工程における作業内容が作業者によってばらつくことが防止される。さらに、作業内容が確認されたことが表示画面22に表示されるため、作業内容のチェック漏れを低減することができると共に、他の作業者も進捗状況を確認できる。また、サーバー40の第1判定部52によって現在の工程を実施する作業者と現在の工程より一つ前の工程を実施した作業者とが同じであると判定された場合、携帯端末20の第1表示部26は手術器具セット80の情報および手術器具セット80の情報に関連付けられたアイコン90を表示画面22に表示させない。このため、現在の工程を実施する作業者と現在の工程より一つ前の工程を実施した作業者とを異ならせる必要が生じ、異なる作業者によるダブルチェックが実現できる。この結果、確認作業の質の向上が図られる。
本実施形態では、図9に示すように、全てのアイコン90について確認されたことが入力されていると第2判定部32によって判定された場合、入力部28は、全ての作業内容を完了したことを作業者によって入力可能となるように構成されている。このように、手術器具セット80の情報に関連付けられたアイコン90のうち一つでも確認されたことが入力されていないと、作業者は入力部28を介して全ての作業内容が完了したことを入力することができない。これにより、作業内容の確認漏れを防止することができる。
本実施形態では、図4に示すように、第1表示部26は、情報取得装置85によって識別手段84の情報が取得されると、手術器具セット80の情報および手術器具セットの情報に関連付けられたアイコン90を表示画面22に表示させる。このように、手術器具セット80のいずれか一つの手術器具82の識別手段の情報を取得するだけで、手術器具セット80に関連付けられたアイコン90が表示画面22に表示されるため、作業効率が向上する。
本実施形態では、図3に示すように、手術器具セット管理システム10は、手術器具セット80に関連付けられたアイコン90を編集するアイコン編集部56をさらに備えている。これにより、手術器具セット80に対する各工程での作業内容に変更があった場合でも、アイコン90を編集(例えば、アイコンの追加やアイコンの削除)することで、変更後の作業内容の確認や作業内容のチェック漏れを防止することができる。
本実施形態では、図4に示すように、入力部28は、表示画面22に配置されたタッチパネルである。これにより、作業者は表示画面22に直接触れて作業内容が確認されたことを容易に入力することができる。
上述した実施形態の手術器具セット80の情報には、点数確認アイコン90Aと、インジケータ確認アイコン90Bと、名称記入アイコン90Cと、封印手段取付アイコン90Dとが関連付けられていたが、アイコン90の数および種類はこれに限定されない。例えば、図11に示すように、アイコン編集部56によって、手術器具セット80の情報から名称記入アイコン90Cの関連付けを削除することができる。また、例えば、図12に示すように、アイコン編集部56によって、手術器具セット80の情報に袋詰め確認アイコン90Eを新たに関連付けることができる。ここで、袋詰め確認アイコン90Eは、手術器具82が袋93に袋詰めされていることを確認するという作業内容を示す。
上述した実施形態では、手術器具セット管理システム10は、サーバー40と携帯端末20とを備えていたが、これに限定されない。例えば、携帯端末20が、サーバー40の備える記憶部42等を備えていれば、携帯端末20単独でも手術器具セット80を管理することができる。
10 手術器具セット管理システム
20 携帯端末
22 表示画面
26 第1表示部
28 入力部
30 第2表示部
32 第2判定部
42 記憶部
48 作業者情報取得部
52 第1判定部
80 手術器具セット
82 手術器具
90 アイコン

Claims (10)

  1. 手術工程と、回収工程と、洗浄工程と、組立工程と、滅菌工程と、保管工程とから構成される手術サイクルにおいて、複数の手術器具を備えた手術器具セットの情報に確認すべき作業内容を示すアイコンが予め関連付けられた手術器具セットを管理する手術器具セット管理システムであって、
    手術器具セットの情報および前記手術器具セットの情報に関連付けられたアイコンを記憶する記憶部と、
    前記手術器具セットの情報および前記手術器具セットの情報に関連付けられた前記アイコンを表示する表示画面と、
    前記手術器具セットの情報および前記手術器具セットの情報に関連付けられた前記アイコンを前記表示画面に表示させる第1表示部と、
    前記アイコンに示された各作業内容が確認されたことが作業者によって入力される入力部と、
    前記入力部によって入力された内容を前記表示画面に表示させる第2表示部と、
    作業者の情報を取得する作業者情報取得部と、
    現在の工程を実施する作業者と前記現在の工程より一つ前の工程を実施した作業者とが同じか否かを判定する第1判定部と、
    を備え、
    前記第1判定部によって作業者が同じであると判定された場合、前記第1表示部は前記手術器具セットの情報および前記手術器具セットの情報に関連付けられた前記アイコンを前記表示画面に表示させない、手術器具セット管理システム。
  2. 前記手術器具セットの情報に関連付けられた前記アイコンの全てについて、前記入力部によって確認されたことが入力されているか否かを判定する第2判定部をさらに備え、
    前記全てのアイコンについて確認されたことが入力されていると前記第2判定部によって判定された場合、前記入力部は、全ての作業内容を完了したことを作業者によって入力可能となるように構成されている、請求項1に記載の手術器具セット管理システム。
  3. 前記手術器具セットの前記各手術器具には、前記手術器具セットの情報が関連付けられた識別手段がそれぞれ設けられ、
    前記識別手段の情報を取得する情報取得装置を備え、
    前記第1表示部は、前記情報取得装置によって前記識別手段の情報が取得されると、前記手術器具セットの情報および前記手術器具セットの情報に関連付けられた前記アイコンを前記表示画面に表示させる、請求項1または2に記載の手術器具セット管理システム。
  4. 前記手術器具セットの情報に関連付けられた前記アイコンを編集するアイコン編集部をさらに備えている、請求項1から3のいずれか一項に記載の手術器具セット管理システム。
  5. 前記入力部は、前記表示画面に配置されたタッチパネルである、請求項1から4のいずれか一項に記載の手術器具セット管理システム。
  6. 前記アイコンは、前記手術器具セットに含まれる前記手術器具の数を確認するという作業内容を示す点数確認アイコンを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の手術器具セット管理システム。
  7. 前記アイコンは、前記手術器具セットにインジケータが封入されていることを確認するという作業内容を示すインジケータ確認アイコンを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の手術器具セット管理システム。
  8. 前記アイコンは、前記手術器具が袋詰めされていることを確認するという作業内容を示す袋詰め確認アイコンを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の手術器具セット管理システム。
  9. 前記アイコンは、前記手術器具セットを所定のケースに収容し、前記ケースの開閉部分に滅菌テープを張り付け、前記滅菌テープに作業者の名前を記入するという作業内容を示す名称記入アイコンを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の手術器具セット管理システム。
  10. 前記アイコンは、前記ケースの開閉を阻止する封印手段を前記ケースに取り付けるという作業内容を示す封印手段取付アイコンを含む、請求項9に記載の手術器具セット管理システム。
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