JP2018034591A - 空調用ダクト - Google Patents

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【課題】別途の部品を設けたり、インストルメントパネルの形状を変更したりすることなく、インストルメントパネルに設けられた挿し込み穴を介したジャンクションブロックへの水掛かりを防止する空調用ダクトを提供する。【解決手段】自動車のインストルメントパネル内に設けられる空調用ダクト1は、吸気口および吹出口11a、12aを有する中空のダクト本体10と、ジャンクションブロックの上方を覆うカバー部20とを一体に備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のインストルメントパネル内に設けられる空調用ダクトに関する。
自動車のインストルメントパネルの内部には、ヒューズやリレー等の回路を集約したジャンクションブロックが設けられることが多い。ジャンクションブロックは、インストルメントパネルで覆われているため、車内の乗員が飲料水等の液体をこぼした場合でも、通常はジャンクションブロックに液体が掛かることはない。しかし、デザイン等の都合により、図9の上面図に示すように、インストルメントパネル200と他の内装部材(例えばフロントピラーガーニッシュ)との境界線、すなわち、インストルメントパネル200の意匠面の縁201が、ジャンクションブロック100の真上に配されることがある。この場合、インストルメントパネル200に設けられた穴(例えば、他の内装部材を取り付けるための挿し込み穴202)が、ジャンクションブロック100の真上あるいはその近傍に配される。このため、乗員が飲料水等の液体をインストルメントパネル200の上にこぼすと、液体がインストルメントパネル200と他の内装部材との間の隙間から侵入し、インストルメントパネル200の挿し込み穴202から液体が滴下してジャンクションブロック100に掛かるおそれがある。ジャンクションブロック100は、ある程度の防水構造は採用されているが、ハーネスのコネクタが接続される接続部は、コスト低減のために非防水とされることが多い。このような非防水の接続部に飲料水等の液体が掛かると、ショートや腐食等の不具合が生じる。
例えば、下記の特許文献1には、ジャンクションブロックを車体に取り付けるためのブラケットに、ジャンクションブロックの上面を覆う防水カバーを取り付けた構造が示されている。
特開2003−47126号公報
しかし、上記のように防水カバーを別途設けると、防水カバー自体の製造コストがかかる上、防水カバーをブラケットに取り付ける必要があるため工数が増える。
本発明者は、インストルメントパネル自体の形状を変更することで、別途の防水カバーを設けることなく、ジャンクションブロックへの水掛かりを防止することを試みた。具体的には、まず、インストルメントパネルに設けられた挿し込み穴を袋状にして、挿し込み穴から液体が滴下しないようにした。しかし、この場合、挿し込み穴への他の内装部材の建付けに不具合が生じた。
次に、インストルメントパネルの挿し込み穴の下方に、挿し込み穴から滴下した液体を受ける箱形状の受け部材を一体に設けることを検討した。しかし、インストルメントパネルは、大型で複雑な形状の射出成形品であり、複雑な構造の金型を用いて成形されるため、上記のような受け部材を一体に設けると、インストルメントパネルの成形が極めて困難となる。
次に、インストルメントパネルの挿し込み穴の位置を移動させて、ジャンクションブロックの上方から退避させることを検討した。しかし、挿し込み穴の位置の移動量には限界があるため、ジャンクションブロックへの水掛かりを確実に防止できるとは言えなかった。
本発明は、別途の部品を設けたり、インストルメントパネルの形状を変更したりすることなく、インストルメントパネルに設けられた挿し込み穴を介したジャンクションブロックへの水掛かりを防止することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、自動車のインストルメントパネル内に設けられる空調用ダクトであって、吸気口および吹出口を有する中空のダクト本体と、ジャンクションブロックの上方を覆うカバー部とを一体に備えた空調用ダクトを提供する。
本発明者は、インストルメントパネルとジャンクションブロックとの間に空調用ダクトが配置されている点に着目し、空調用ダクトに、ジャンクションブロックの上方を覆うカバー部を一体に設けるという着想に至った。これにより、別部品の防水カバーを設けたり、インストルメントパネルの形状を変更したりすることなく、インストルメントパネルに設けられた挿し込み穴から滴下した液体がジャンクションブロックに掛かる事態を防止することができる。
空調用ダクトは、ブロー成形により製造されることが一般的である。ブロー成形は、筒状あるいは二枚のシート状等の溶融材料(パリソン)を金型で挟み込み、その内側に空気を送り込むことで溶融材料を金型の内面に押し付けて、中空の製品を成形する方法である。ブロー成形では、金型で溶融材料の一部を挟持する必要があるため、中空の製品部(ダクト本体)と一体に、金型で挟持された板状のバリが設けられる。このバリの一部をカバー部として利用すれば、カバー部を設けるための新たな材料や工程が不要となり、さらなる低コスト化が図られる。このように、ダクト本体のブロー成形により生じたバリの一部をカバー部とした場合、カバー部は、ダクト本体に設けられたパーティングラインと一体に連続して設けられる。
上記の空調用ダクトは、前記カバー部が、板状の底部と、底部の縁に設けられた側壁と、前記側壁に設けられた開口部とを有し、自動車に取り付けた状態で、前記開口部が最下点となるように、前記底部が水平方向に対して傾斜していることが好ましい。この場合、インストルメントパネルからカバー部の上に滴下した液体が、傾斜した底部に沿って流れて開口部から排出される。これにより、カバー部上の液体が一定の場所(開口部)から排出されるため、開口部から排出された液体がジャンクションブロックに掛からないように開口部の位置を設定することで、ジャンクションブロックへの水掛かりを防止できる。
このように、カバー部の最下点に開口部を設けた場合でも、開口部から垂れ落ちた液体が、そのまま落下するのではなく、表面張力によりカバー部の下面に回り込み、下面の内側領域まで移動して滴下し、ジャンクションブロックに掛かるおそれがある。そこで、上記の空調用ダクトには、前記カバー部の下面から下方に突出し、前記開口部が設けられた縁に沿って延びる堰部を設けることが好ましい。これにより、開口部からカバー部の下面に回り込もうとする液体を、堰部で堰き止めることができるため、カバー部の下面への液体の回り込みを防止し、ジャンクションブロックへの水掛かりをより確実に防止できる。
ところで、エンジンルームとインストルメントパネル内の空間との間には、通常、エンジンルームの音を遮蔽するためのダッシュサイレンサが設けられる。そこで、上記の空調用ダクトと、ジャンクションブロックと、ダッシュサイレンサとを備えたインストルメントパネルの内部構造において、前記ダッシュサイレンサで、前記ジャンクションブロックの上方を覆うようにすれば、ジャンクションブロックへの水掛かりをより一層確実に防止できる。
以上のように、空調用ダクトにカバー部を一体に設けることで、別途の部品を設けたり、インストルメントパネルの形状を変更したりすることなく、インストルメントパネルに設けられた挿し込み穴を介したジャンクションブロックへの水掛かりを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る空調用ダクトの斜視図である。 上記空調用ダクトの上面図である。 上記空調用ダクトのカバー部を斜め上方から見た斜視図である。 上記カバー部を斜め下方から見た斜視図である。 (a)〜(e)は、上記空調用ダクトの製造工程(ブロー成形)を示す断面図である。 上記空調用ダクトをインストルメントパネル内に組み込んだ状態を示す上面図である。 図6のB方向(車体前後方向)から見た側面図である。 図6のA−A線における断面図である。 ジャンクションブロックとインストルメントパネルとの位置関係を示す上面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る空調用ダクト1を示す。この空調用ダクト1は、中空のブロー成形品であり、ダクト本体10と、カバー部20とを一体に有する。
ダクト本体10は、吹出口11aを有する一対の筒状の中央側ダクト11と、吹出口12aを有する一対の筒状の端部側ダクト12と、中央側ダクト11および端部側ダクト12の基端が接続される中空の基部13とを備える。基部13の下面には吸気口が設けられる(図示省略)。中央側ダクト11、端部側ダクト12、および基部13の内部は連通し、吸気口から送り込まれた空気が各ダクト11、12の吹出口11a、12aから吹き出される。尚、上記の他、ダクト本体10に、デフロスタ用ダクト等の他のダクトを設けてもよい。また、中央側ダクト11と端部側ダクト12とを別体としてもよい。
ダクト本体10の表面には、パーティングラインPが設けられる。パーティングラインPは、各ダクト11、12の延在方向に沿って設けられる。パーティングラインPは、各ダクト11、12の幅方向両側の側面から水平方向外側に若干突出して設けられる。パーティングラインPの水平方向外側の端面(各ダクト11、12との接続部と反対側の面)は、ブロー成形により生じたバリの不要部分と分離するために切断された切断面となっている。
カバー部20は、助手席側(図2の左側)の端部側ダクト12に設けられ、具体的には、助手席側の端部側ダクト12の湾曲部から車体前方側(図2の上側)に延びている。カバー部20は、ダクト本体10のパーティングラインPと一体に連続して設けられる。
カバー部20は、図3に示すように、板状の底部21と、底部21の縁から上方に突出した側壁22とを有する。側壁22は、底部21の周囲を囲むように設けられ、図示例では、底部21の車幅方向外側の縁と、車体前方側端部から車幅方向内側に延びる縁に沿って、側壁22が設けられる。側壁22には、開口部23が設けられる。図示例では、底部21の車幅方向外側の縁に設けられた側壁22の前端に、開口部23が設けられる。底部21は、水平方向に対して若干傾斜し、開口部23が設けられた場所が最下点となっている。すなわち、底部21は、車幅方向外側に向けて下方に傾斜し、且つ、車体前方側に向けて下方に傾斜している。図示例では、車体が前後左右に所定の角度(例えば8°)傾いた状態において、常に底部21の開口部23が最下点となるように、底部21の形状や傾斜角度が設定される。
カバー部20の下面には、図4に示すように、下方に突出した堰部24が設けられる。堰部24は、カバー部20の縁、特に、開口部23が設けられた車幅方向外側の縁に沿って延びている。堰部24は、上記縁に沿った方向で、少なくとも開口部23の全域を含む領域に設けられる。図示例では、堰部24が、底部21の下面から車体前方側の側壁22の上端まで延びている。堰部24は、対向する側面の幅が下方に向けて徐々に狭くなっており、図示例では断面略三角形状を成している。
カバー部20には、ハーネスが装着される凹部25が設けられる(図3参照)。図示例では、底部21のうち、車幅方向外側の端部の後端付近の2箇所に凹部25が設けられる。尚、カバー部20の機能を阻害しない限り、凹部25の場所や個数は任意であり、特に必要が無ければ凹部25を設けなくてもよい。
空調用ダクト1は、ブロー成形により製造され、本実施形態ではシートブロー成形により製造される。具体的には、まず、2枚の溶融樹脂シート30を金型40内に供給し{図5(a)参照}、金型40を型締めして2枚の溶融樹脂シート30を挟み込む{図5(b)参照}。このとき、金型40のうち、2枚の溶融樹脂シート30を挟持する面の一部には、カバー部20の形状に対応した成形型が設けられ、この成形型によりカバー部20が成形される。
次に、図示しないノズルで2枚の樹脂シート30の間に空気を送り込んでこれらを膨らませ、各樹脂シート30を金型40の内面(成形面)に押し付け、中空のダクト本体10を有する成形品50を形成する{図5(c)参照}。その後、型開きして成形品50を金型40から取り出す{図5(d)参照}。こうして成形された成形品50には、中空のダクト本体10と、金型40で挟まれて成形された板状のバリ51とが一体に設けられる。また、上記のように、成形品50に設けられたバリ51の一部は、カバー部20の形状に成形されている。
その後、上記の成形品50に設けられたバリ51を切断し、空調用ダクト1と不要部分51aとを分離する{図5(e)参照}。このとき、ダクト本体10の周囲のほとんどの領域では、バリ51が、ダクト本体10になるべく近い位置で切断される。このとき、ダクト本体10側に残ったバリ51の根元部が、パーティングラインPとなる。一方、バリ51のうち、カバー部20の形状に成形された領域は、この領域の周囲に沿って切断される。これにより、ダクト本体10およびカバー部20を一体に有する空調用ダクト1と、不要部分51aとが分離される。このように、ブロー成形によりダクト本体10と一体に設けられるバリ51の一部をカバー部20として利用することで、別途の材料や工程を要することなく、ダクト本体10と一体に設けられたカバー部20を形成することができる。
上記の空調用ダクト1を有するインストルメントパネル内の構造を、図6〜図8を用いて説明する。上記の空調用ダクト1は、インストルメントパネル200に設けられた厚さ方向の貫通穴が、ジャンクションブロック100の真上あるいはその近傍に配される場合に好適に適用される。本実施形態では、例えば図6に示すように、上面視で、インストルメントパネル200とフロントピラーガーニッシュとの境界線、すなわち、インストルメントパネル200の意匠面の縁201が、ジャンクションブロック100の真上に配されている。これにより、インストルメントパネル200に設けられた、他の内装部材(例えばフロントピラーガーニッシュ)取付用の挿し込み穴202a、202bが、ジャンクションブロック100の真上あるいはその近傍に配される。図示例では、インストルメントパネル200に設けられた前方側の挿し込み穴202aが、ジャンクションブロック100の真上に配されている。尚、インストルメントパネル200に設けられた貫通穴は上記に限定されず、例えば、スリット状の貫通穴や、インストルメントパネル200の縁に開口した貫通穴を含む。
空調用ダクト1のカバー部20は、ジャンクションブロック100の上方を覆う位置に設けられる。また、カバー部20は、インストルメントパネル200に設けられた挿し込み穴202a、202bのうち、少なくともジャンクションブロック100の真上に配された前方側の挿し込み穴202aを下方から覆う位置に設けられ、図示例では、全ての挿し込み穴202a、202bを下方から覆う位置に設けられる。カバー部20の開口部23は、ジャンクションブロック100の上方から退避した位置に配され、本実施形態では、図7に示すように、ジャンクションブロック100よりも車幅方向外側に配される。このとき、カバー部20の開口部23を頂点とし、延長方向に対して所定の角度θ(例えば8°)をなした円すい領域が、ジャンクションブロック100と接触しないように、開口部23の位置を設定することが好ましい。
図8に示すように、インストルメントパネル200の内部空間と、その前方側に設けられたエンジンルーム(図示省略)との間には、エンジンルームの音を遮蔽するためのダッシュサイレンサ300が設けられる。ダッシュサイレンサ300は、例えばフェルト等の不織布で形成される。本実施形態では、ダッシュサイレンサ300が、エンジンルームとインストルメントパネル200内の空間との間に設けられた本体部301、本体部301の上端から後方側に延長した延在部302が設けられる。図示例では、延在部302に、後端から上方に延びる縦壁302aが設けられる。延在部302は、ジャンクションブロック100の上方を覆っている。また、延在部302は、インストルメントパネル200の前方側の挿し込み穴202aを下方から覆っている。特に、本実施形態では、インストルメントパネル200の前方側の挿し込み穴202aを頂点とし、鉛直方向に対して所定の角度θ(例えば8°)をなした円すい領域の全域が、ダッシュサイレンサ300で下方から覆われている。
インストルメントパネル200の上面に飲料水等の液体がこぼれた場合、インストルメントパネル200とフロントピラーガーニッシュとの隙間に入り込んだ液体が挿し込み穴202a、202bを通って下方に滴下するおそれがある。本実施形態では、インストルメントパネル200の挿し込み穴202a、202bの下方に、空調用ダクト1に設けられたカバー部20が配されている。これにより、挿し込み穴202から滴下した液体をカバー部20で受けることができるため、ジャンクションブロック100に液体が掛かる事態を防止できる。
そして、カバー部20で受けた液体は、水平方向に対して傾斜した底部21に沿って流れ、最下点に設けられた開口部23から下方に滴下する。このとき、開口部23は、ジャンクションブロック100よりも車幅方向外側に設けられているため(図7参照)、開口部23から滴下した液体がジャンクションブロック100に掛かる事態を防止できる。特に、開口部23から下方に所定角度で広がる円すい領域がジャンクションブロック100と接しないように、開口部23の位置が設定されているため、車体が傾いた場合でも、開口部23から滴下した液体がジャンクションブロック100に掛かる事態を防止できる。
しかし、上記のように、開口部23がジャンクションブロック100よりも車幅方向外側に設けられていても、図7に点線で示すように、開口部23から垂れ落ちた液体が表面張力によりカバー部20の下面に回り込むことがある。この液体が、カバー部20の下面を伝ってジャンクションブロック100の真上まで移動して滴下すると、ジャンクションブロック100に液体が掛かるおそれがある。本実施形態では、カバー部20の下面の車幅方向外側の縁に沿って堰部24が設けられているため、開口部23から垂れ落ちた液体が堰部24で遮られ、下面に回り込むことを防止できる。
また、本実施形態では、図8に示すように、ダッシュサイレンサ300の延在部302がジャンクションブロック100の上方を覆っている。このように、空調用ダクト1のカバー部20に加えて、ダッシュサイレンサ300の延在部302でジャンクションブロック100の上方を覆うことにより、ジャンクションブロック100に液体が掛かる事態を確実に防止できる。特に、本実施形態では、ダッシュサイレンサ300の延在部302が、インストルメントパネル200の前方側の挿し込み穴202aを下方から覆っている。これにより、インストルメントパネル200の挿し込み穴202a、202bのうち、ジャンクションブロック100の真上に配された前方側の挿し込み穴202aが、空調用ダクト1のカバー部20およびダッシュサイレンサ300の延在部302で二重に下方から覆われるため、前方側の挿し込み穴202aから滴下した液体がジャンクションブロック100に掛かる事態をより確実に防止できる。
本発明は、上記の実施形態に限られない。例えば、空調用ダクト1のカバー部20のみでジャンクションブロック100への水掛かりを十分に防止できる場合は、ダッシュサイレンサ300の延在部302を省略してもよい。
また、インストルメントパネル200の前方側の挿し込み穴202aを、ダッシュサイレンサ300の延在部302のみで下方から覆い、インストルメントパネル200の後方側の挿し込み穴202bを、空調用ダクト1のカバー部20のみで下方から覆うようにしてもよい。この場合、ダッシュサイレンサ300の延在部302の後端と空調用ダクト1のカバー部20の前端とを、上面視で重複させることが好ましい。
また、参考例として、ダッシュサイレンサ300の延在部302のみでジャンクションブロック100への水掛かりを十分に防止できる場合は、空調用ダクト1のカバー部20を省略してもよい。この場合、ダッシュサイレンサ300の延在部302は、インストルメントパネル200に設けられたフロントピラーガーニッシュ取付用の全ての挿し込み穴202a、202bを下方から覆う位置まで延ばすことが好ましい。ただし、ダッシュサイレンサ300は、フェルト等の不織布で形成されているため、剛性がそれほど高くない。このため、ダッシュサイレンサ300の延在部302を車体後方側に延ばす長さが長くなると、延在部302の後端が重力で垂れ下がってしまうおそれがある。従って、後方側の挿し込み穴202bを介したジャンクションブロック100への水掛かりのおそれがない場合は、ダッシュサイレンサ300の延在部302で前方側の挿し込み穴202aのみを覆うことが好ましい。
1 空調用ダクト
10 ダクト本体
11 中央側ダクト
11a 吹出口
12 端部側ダクト
12a 吹出口
20 カバー部
21 底部
22 側壁
23 開口部
24 堰部
30 溶融樹脂シート
40 金型
50 成形品
51 バリ
100 ジャンクションブロック
200 インストルメントパネル
202a、202b 挿し込み穴
300 ダッシュサイレンサ
P パーティングライン

Claims (1)

  1. 自動車のインストルメントパネル内に設けられる空調用ダクトであって、
    吸気口および吹出口を有する中空のダクト本体と、ジャンクションブロックの上方を覆うカバー部とを一体に備えた空調用ダクト。
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