JP2018034566A - 自転車 - Google Patents

自転車 Download PDF

Info

Publication number
JP2018034566A
JP2018034566A JP2016167415A JP2016167415A JP2018034566A JP 2018034566 A JP2018034566 A JP 2018034566A JP 2016167415 A JP2016167415 A JP 2016167415A JP 2016167415 A JP2016167415 A JP 2016167415A JP 2018034566 A JP2018034566 A JP 2018034566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame body
front frame
gear
shaft
bicycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016167415A
Other languages
English (en)
Inventor
俊之 木森
Toshiyuki Kimori
俊之 木森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oda Toshimichi
Original Assignee
Oda Toshimichi
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oda Toshimichi filed Critical Oda Toshimichi
Priority to JP2016167415A priority Critical patent/JP2018034566A/ja
Publication of JP2018034566A publication Critical patent/JP2018034566A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Abstract

【課題】高度な運転技術を要することなく、ペダルに作用する踏力を効率的に後輪駆動力に変換することでスムーズに前進できる自転車を提供する。【課題を解決するための手段】自転車10は、ステム50、上パイプ32、立パイプ22を有する前フレーム体20、前ギア28と後ギア68とに架け渡された無端チェーン70と、後輪14を軸支する軸支部62から前方に延出し、基準中心面BPに交わる揺動軸22bを介して前フレーム体20に接続されるチェーンステー64と、反発機構40を介して前フレーム体20に接続されたバックホークと66とを備え、反発機構40はペダル25a,26aを踏むことで無端チェーン70に作用する張力が大きい時に前フレーム体20の方へ回動するバックホーク66により押圧されて反発力を蓄積し、張力が小さいときにバックホークを押し戻す。【選択図】 図1

Description

本発明は自転車に関する。
一般に、自転車は、例えば、ギアクランクが立パイプのハンガに回転可能に取り付けられている。ギアクランクは、先端部にペダルが各々軸支された左右一対のクランクと、各クランクが両端に固定されクランク軸と、クランク軸と共に回転する前ギアとから構成される。そして、左右のペダルを交互に踏み込むことで踏力を回転モーメントに変換して駆動力を得ている。
図5は、従来の自転車100において、走行時にギアクランクに作用する力の関係を示す図である。図5に示すように、ペダルを踏む踏力をF1、クランクの長さをLg、クランクの回転角をXとしたときに、回転モーメントTは、以下の式(1)によって求められる。
T=Lg×F1×sinX(0≦X≦360°)・・・・・・(1)
この回転モーメントTは、左右いずれかのペダルを踏み込んでクランクが上死点(X=0°)から下死点(X=180°)に向かう踏み込み工程と、当該ペダルが下死点(X=180°)から上死点(X=360°)に戻る戻り工程のうち、踏み込み工程で発生する。
また、上記式(1)に示されるように、回転モーメントTは、踏力F1を一定の大きさであると仮定した場合、クランクの回転角Xに依存して変化し、上死点および下死点付近で大きく減少し「0」に漸近する。このような回転モーメントの変化は、ギアクランクの回転運動を介して踏力を回転モーメントに変換することで後輪駆動力を得る自転車の構造上必然的に生じるものである。
この点に関し、特許文献1には、運転者が履いている靴の靴底にクリートと呼ばれる止め具を設け、当該止め具に開放自在に係合するビンディングペダルをギアクランンクに取り付けて当該ペダルに靴を固定することで戻り工程における足の引き上げ動作でもギアクランクを回転させる回転モーメントが得られるようにしたものもある。
特開2003−95175号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の自転車では、発進、または、停止する際に、ビンディングペダルを専用靴に着脱する必要があり、自転車を運転するために高度な運転技術を要するという点で問題がある。
本発明は、高度な運転技術を要することなく、ペダルに作用する踏力を効率的に後輪駆動力に変換することでスムーズに前進できる自転車を提供することを目的とする。
本発明に係る自転車は、前輪及び後輪を有する自転車であり、前輪の車輪軸を軸支する前ホークを保持すべき前ホーク保持部、前ホーク保持部から後方に延出する延出部、及び延出部の後端に接続された立パイプを有する前フレーム体と、前フレーム体に取り付けられたクランク軸と共に回転する前ギアと後輪の車輪軸を回転させる後ギアに架け渡された無端状の動力伝達部材と、後輪の車輪軸を軸支する軸支部から前方に延出し、前フレーム体の基準中心面に交わる揺動軸を介して、前フレーム体に接続されるチェーンステーと、軸支部から前方に延出し、前フレーム体との間に設けられた反発機構を介して前フレーム体に接続されたバックホークと、を備え、反発機構は、ペダルを踏むことで動力伝達部材に作用する張力が大きいときに前フレーム体の方へ回動するバックホークにより押圧されて反発力を蓄積し、張力が小さいときに反発力によってバックホークを押し戻すことを特徴とする。ここで、前フレーム体の基準中心面とは、前フレーム体の前後方向における中心面を意味する。
本発明に係る自転車において、反発機構は、前フレーム体に設けられたスライド軸と、スライド軸に移動自在に挿通されるとともにバックホークの前端部が回転可能に連結された弾性部材とから構成されることが好ましい。
本発明に係る自転車において、スライド軸は立パイプに対して略直角をなすように取り付けられていることが好ましい。
本発明に係る自転車によれば、ペダルを踏むことで動力伝達部材に作用する張力が大きいときに前フレーム体の方へ回動するバックホークによって反発力が反発機構に蓄積される。そして、ペダルを踏み込む踏力によって動力伝達部材に作用する張力が小さくなると、当該反発力によってバックホークが前フレーム体と離れる方向へ押し戻される。ここで、バックホークの回動中心である揺動軸は、クランク軸とは異なる位置に設けられている。このため、バックホークが押し戻されることによって、前ギアと後ギアとの間の距離がわずかに伸びる。そのため、バックホークが押し戻されるのに伴い、両ギア間に掛け渡された動力伝達部材に張力が作用し、当該動力伝達部材が前ギアの方へ引っ張られることにより後ギアを回転駆動できる。これにより、上記踏力によって動力伝達部材に作用する張力が上死点・下死点付近で一時的に減少しても、当該張力の減少を抑制して後輪駆動力の減少を抑えることができる。この結果、高度な運転技術を要することなく、上記踏力を効率的に後輪駆動力に変換することでスムーズに前進できる。
本発明の一実施形態である自転車の全体構成を示す右側面図である。 図2(a)は、踏み込み工程において、右側のクランクが上死点付近を回転している状態を示す図である。図2(b)は、踏み込み工程において、右側のクランクが水平位置付近を回転している状態を示す図である。図2(c)は、踏み込み工程において、右側のクランクが下死点付近を回転している状態を示す図である。 図3(a)は自転車の走行時においてギアクランクのクランク軸周りに作用する力を示す図である。図3(b)は自転車の走行時においてクランク軸周りに作用する回転モーメントの変化を示す図である。 図4(a)は、クランク角θが0°から360°まで変化する場合において、前ギアに作用する回転モーメントの変化を示す図である。図4(b)は、クランク角θが0°から360°まで変化する間における自転車の車速変化を示すグラフである。 従来の自転車におけるペダル踏み込み時の踏力と、ギアクランクに作用する力との関係を示す図。
以下、本発明の一実施形態である自転車について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、自転車10は、前輪12を軸支する前フレーム体20と、後輪14を軸支する後フレーム体60とを備える。前フレーム体20は、路面16の凹凸によって前輪12から前フレーム体20に伝わる衝撃を低減するサスペンション機能を備える。また、前フレーム体20と後フレーム体60との間には、後輪14の駆動を補助する反発機構40が配置されている。
前フレーム体20は、立パイプ22、上パイプ(延出部)32、下パイプ34、および、前ホーク56を含む。ここで、基準中心面BPは、自転車10における前フレーム体20の中心面であり、立パイプ22の中心線C1および上パイプ32の中心線C2が含まれる仮想平面である。
立パイプ22は、上下方向に延び、上端にサドル(不図示)が固定され、下端部にギアクランク24を取り付けるためのハンガ22aと、ハンガ22a後方に後述する揺動軸22bとが設けられる。ギアクランク24は、先端にペダル25a,26aが各々軸支された左右一対のクランク25,26と、各クランク25,26の先端が反対を向くように軸方向両端に各々固定されたクランク軸27と、クランク軸27とともに回転する前ギア28とから構成される。
上パイプ32は、立パイプ22の中程よりやや下方の位置から前方に向かって斜め上方に延出し、前端部にステム連結部32aが設けられる。ステム連結部32aは、基準中心面BPに沿って回転可能にステム50を支持する。下パイプ34は、ハンガ22aから上パイプ32に平行に前方へ向かって延びる。そして、下パイプ34は、上パイプ32におけるステム連結部32aの直後方から下方へ延びる連結パイプ34aを介して上パイプ32と連結固定される。
また、左右一対のクロスパイプ38a,38bが、下パイプ34の前端部と後方の立パイプ22との間に、後方に向かって斜め上方に延びるように設けられている。両クロスパイプ38a,38bは、中間位置Pで上パイプ32を左右両側から挟み込むように配置され、上パイプ32に溶接固定される。
反発機構40は、後輪14の駆動を補助する機能を有し、上記中間位置Pと後方の立パイプ22との間に設けられている。この反発機構40は、スライド軸42と、このスライド軸42に軸方向に移動自在に挿通された弾性部材44とを含む。このスライド軸42は、前端側が中間位置Pでクロスパイプ38a,38bおよび上パイプ32に溶接固定され、後端が立パイプ22を径方向に貫通した状態で締結固定される。このスライド軸42は、立パイプ22に対して、例えば、85°〜95°の角度をなすように取り付けてもよく、より好ましくは89°〜91°とすることが考えられる。これにより、弾性部材44のスライド移動をスムーズなものとできる。本実施形態では、上パイプ32と立パイプ22の間にスライド軸42を取り付けているが、前フレーム体20の他の部位にスライド軸42を取り付けてもよい。
弾性部材44は、ウレタンゴムによって構成された複数の筒体45a,45bと、筒体45a,45bの間に挟み込まれた同心円状の保持部材46a,46bを含む。弾性部材44は、複数の筒体45a,45bと、保持部材46a,46bとを軸方向に交互に重ね合わせた積層構造を有する。この弾性部材44は、軸方向に圧縮力が作用すると、複数の筒体45a,45bが軸方向に各々縮みつつ径方向に膨張することで当該圧縮力を蓄積する。筒体45a,45bとして、ウレタンゴム以外のエラストマーを用いてもよい。また、弾性部材44をスプリングや板バネで構成してもよい。
前ホーク56は、ステム50と、左右一対のホーク脚57,58と、ホークリンク部材59aと、ステムリンク部材59bとから構成される。ステム50は、上部にハンドル(不図示)が取り付けられるステムロッド52と、ステムロッド52の下部が挿入されたシリンダ54とから構成され、ステムロッド52がシリンダ54内を下方に摺動することによって全長が縮みサスペンション機構として機能する。
また、ステムロッド52の中程には、筒ブラケット(前ホーク保持部)55が挿通固定される。筒ブラケット55の軸方向の上下両端には上側フランジ55aと下側フランジ55bとが各々設けられる。
各ホーク脚57,58の下端部には、前輪12の車輪軸12aを軸支するホークつめ57a,58aが設けられる。また、各ホーク脚57,58の中程には、ホーク脚57,58をステム50のシリンダ54下部の左右両側面に軸支する三角ブラケットBLが溶接固定される。
ホークリンク部材59aは、一端が筒ブラケット55の上側フランジ55aに軸支され、他端がホーク脚57,58の上端に軸支される。
ステムリンク部材59bは、前端部に設けられたボールジョイントを介して上述したシリンダ54の底部に連結され、後端が下パイプ34に軸支される。
上記構成により、ステム50の全長が縮むのに伴い、三角ブラケットBL周りにホーク脚57a,58aが図1に示す回動方向Aに回動する。また、この際、ステム50は、ステム連結部32a周りに回動方向Bに沿って回動する。
続いて、後フレーム体60の構成について説明する。後フレーム体60は、後輪14の車輪軸14aを軸支する軸支部62が後端に設けられ前方へ向かって略水平に延びるチェーンステー64と、軸支部62から前方へ向かって斜め上方に延出するバックホーク66とを含む。
チェーンステー64は、立パイプ22におけるハンガ22aの後方に近接配置された揺動軸22bを介して基準中心面BPと平行な方向に揺動可能に立パイプ22に連結される。これに対し、バックホーク66の前端部は、上述した弾性部材44の後端部に設けられた回転支持部44cに軸支される。このため、後フレーム体60は、揺動軸22b周りに回動可能に前フレーム体20に支持される。また、後輪14の車輪軸14aには後ギア68が取り付けられる。そして、後輪14の後ギア68と、上述したギアクランク24の前ギア28との間には無端チェーン(動力伝達部材)70が架け渡される。これにより、左右のペダル25a,26aを交互に踏み込む踏力によって後ギア68を回転させることができる。
ここで、ギアクランク24のペダル25a,26aに作用する踏力と、回転モーメントとの関係について説明する。図1に示すように、踏力をFr、右クランク25の長さをLf、クランク軸27の回転角をθとしたときに、回転モーメントMrは、以下の式(2−1)によって求められる。なお、クランク軸27の回転角θは、右クランク25が上死点に位置している状態をθ=0°として表記する。
Mr=Lf×Fr×sinθ(0°≦θ≦180°)・・・・・・・(2−1)
この回転モーメントMrは、右ペダル25aを踏み込んで右クランク25が上死点から下死点(θ=180°)に向かう踏み込み工程S1と、ペダルが下死点から上死点(θ=360°)へ戻る戻り工程S2のうち、踏み込み工程S1で発生する。
また、上記式(2−1)に示されるように、回転モーメントMrは、踏力Frが一定の大きさであると仮定した場合、右クランク25の回転角θに依存して変化し、上死点および下死点付近で大きく減少し「0」に漸近する。
同様に、左ペダル26aを踏み込む踏力をFlとしたときに、踏力Flによってクランク軸27に作用する回転モーメントMlは以下の式(2-2)によって求められる。
Ml=Lf×Fl×|sinθ|(180°≦θ≦360°)・・・(2-2)
ここで、Fc=Fr=Fl、Mc=Mr+Mlと仮定すると以下の式(3)のように表現できる。
Mc=Fc×Lf×|sinθ|(0°≦θ≦360°)・・・・式(3)
次に、図2を用いて自転車10の走行状態における反発機構40の動作を説明する。図2(a)は、踏み込み工程S1(図1参照)において、右クランク25が上死点付近を回転している状態を示す図である。同図(b)は、踏み込み工程S1において、右クランク25が水平位置付近を回転している状態を示す。同図(c)は、踏み込み工程S1において、右クランク25が下死点付近を回転している状態を示す図である。
図2(a)および図2(b)に示すように、右クランクが上死点(θ=0°)から水平位置(θ=90°)へ回転するのに伴い、右ペダル25aに作用する踏力によって前ギア28を介して無端チェーン70に作用する張力が増加する。無端チェーン70に作用する張力の増加に伴って後フレーム体60が矢印D1の方向に回動し、後フレーム体60のバックホーク66によって弾性部材44が圧縮される。これにより、弾性部材44に圧縮力が蓄積される。
そして、図2(c)に示すように、右クランク25が上記水平位置から下死点(θ=180°)へ回転するのに伴い、右ペダル25aに作用する踏力によって前ギア28を介して無端チェーン70に作用する張力が減少する。この無端チェーン70に作用する張力の減少に伴って、反発機構40の弾性部材44によって後フレーム体60が矢印D2の方向に押し戻されて回動する。ここで、後フレーム体60の揺動軸22bは、クランク軸27の後方に当該クランク軸に近接するように配置されている。このため、後フレーム体60が矢印D2の方向に押し戻されるのに伴って後ギア68と前ギア28との間隔がやや広くなり、両ギア28,68の間に掛け渡されている上側の無端チェーン70が矢印Eの方向に引っ張られ、後ギア68に後輪14を回転させるための回転駆動力が供給される。
続いて、図3を用いて、上述した反発機構40による後輪駆動の力学的動作原理についてより詳しく説明する。図3(a)は、自転車10の走行時においてギアクランク24のクランク軸27周りに作用する力を示す図である。
図3(a)に示すように、反発機構40がバックホーク66を押し戻そうとする反発力Fs、クランク軸27と弾性部材44の回転支持部44cとの間の距離Rs、クランク軸27とバックホーク66における前端部とのなす角θsとしたときに、バックホーク66に作用する回転モーメントMsは以下の式(4)によって求められる。
Ms=Fs×Rs×sinθs・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)
なお、バックホーク66に作用する回転モーメントMsは、バックホーク66が揺動軸22b周りに回動するため厳密には揺動軸22bと上記回転支持部44cとの間の距離Rxに基づいて回転モーメントMsを求める必要がある。しかしながら、揺動軸22bとクランク軸27の位置は近接しており、上記式(4)のようにクランク軸27と弾性部材44における回転支持部44cとの距離Rsと上記距離Rxとの差は微差であるため、距離Rxの代わりに距離Rsを用いて回転モーメントMsを算出してもよい。また、本実施形態では、スライド軸42が立パイプ22に対して略直角に取り付けられているためsinθs≒1として式(4)を計算するものとする。
ここで、反発機構40は、右クランク25が水平方向(クランク軸27の回転角θが90°および270°)のときにバックホーク66から作用する圧縮力の大きさが最大となるように単振動すると仮定できる。このため、反発機構40は、クランク軸27における回転角θ(図1参照)の2倍に相当する周期で単振動すると仮定でき、上記圧縮力の最大値をFmaxとしたとき以下の式(5)により表現できる。
Fs=Fmax×(−cos2θ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
従って、式(4)は、式(6)のように表現できる。
Ms=−Fmax×cos2θ×Rs×sinθs・・・・・・・・・・(6)
また、前ギア28に作用する回転モーメントMdは、無端チェーン70から前ギア28に作用する力をFdとし、前ギア28のピッチ円半径をRdとしたときに以下の式(7)によって求められる。
Md=Fd×Rd・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(7)
ここで、ギアクランク24における力のモーメントの釣り合いは以下の式(8)によって与えられる。
Md=Mc+Ms・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(8)
図3(b)は、上記式(8)の関係を示すグラフである。
図3(b)に示すαは上述したバックホーク66の回転モーメントMsと、クランク軸27に作用する回転モーメントMcの振り幅比、すなわち、Ms/Mcである。図3では、α=0.5と仮定した場合を示している。
図3(b)に示すように回転モーメントMsは、以下の式(9)のように表現できる。
Ms=−α×Fr×Lf×cos2θ・・・・・・・・・・・・・・・(9)
従って、式(3)、式(6)、式(8)および、式(9)の関係から、前ギア28に作用する回転モーメントMdは以下の式(10)のように表記できる。
Md=Fr×Lf×(|sinθ|−α×cos2θ)・・・・・・・(10)
ここで、図4(a)は、クランク角θが0°から360°まで変化する場合において、前ギア28に作用する回転モーメントMdの変化を式(10)に基づいて算出した図である。
図4(a)に示す振り幅比αが「0」の場合とは、反発機構40に反発力が蓄積されないと仮定した場合である。これに対して振り幅比αを「0.5」と仮定した場合には、前ギア28に作用する回転モーメントMdの大きさが分散化され平均化されることが分かる。また、振り幅比αの大きさを0.5とした場合の回転モーメントMdの平均値である回転モーメントMmeanは以下の式(11)によって示される。
Mmean=(2/π)×Fr×Lf・・・・・・・・・・・・・・・・・(11)
上記式(10)においてα=0.5と仮定した場合における回転モーメントMdの変化幅は、α=0と仮定した場合の約25%である。また、回転モーメントMmeanの大きさは、α=0とした場合における回転モーメントMdの最大値の63.7%である。従って、図4(a)にも示されるように、反発機構40を用いることによってクランク軸27が1周する間に無端チェーン70に作用する回転モーメントの増減を抑えられることが分かる。このように反発機構40を用いることによって、後輪駆動力である回転モーメントMdが平均分散化され、上死点・下死点付近における回転モーメントの大幅な低下が防止できる。
図4(b)は、クランク角θが0°から360°まで変化する場合における自転車10の車速変化を示すグラフである。図4(b)に示すように、振り幅比αを「0」とした場合と比較して振り幅比αを「0.5」とした場合の方が、自転車10の車速変化が抑制され、より一定の速度に近い状態で自転車を前進させることができる。
本発明に係る自転車10によれば、ペダル25a,26aを踏むことで無端チェーン70に作用する張力が大きいときに前フレーム体20の方へ回動するバックホーク66によって反発力が反発機構40に蓄積される。そして、ペダル25a,26aを踏み込む踏力Fcによって無端チェーン70に作用する張力が小さくなると、当該反発力によってバックホーク66が前フレーム体20と離れる方向へ押し戻される。ここで、バックホーク66の回動中心である揺動軸22bは、クランク軸27とは異なる後方位置に設けられている。このため、バックホーク66が押し戻されることによって、前ギア28と後ギア68との間の距離がわずかに伸びる。そのため、バックホーク66が押し戻されるのに伴い、両ギア28,68間に掛け渡された無端チェーン70に張力が作用し、無端チェーン70が前ギア28の方へ引っ張られることにより後ギア68を回転駆動できる。これにより、上記踏力によって無端チェーン70に作用する張力が上死点・下死点付近で一時的に減少しても、当該張力の減少を抑制して後輪駆動力の減少を抑えることができる。この結果、高度な運転技術を要することなく、上記踏力を効率的に後輪駆動力に変換することでスムーズに前進できる。
上記実施形態では、反発機構40が弾性部材44とスライド軸42によって構成され、弾性部材44がバックホーク66の回動に伴って圧縮される圧縮力を反発力として利用する例を挙げているが、例えば、磁石間に生じる斥力を反発力として利用してもよい。この場合には、反発機構40を構成するスライド軸42に一方の磁石を取り付けておき、他方の磁石をスライド軸42にスライド自在に係合されたバックホーク66の前端部に取り付ける。そして、バックホーク66の回動に伴って双方の磁石が接近した際に生じる斥力を反発力として利用し、当該反発力によってバックホーク66を押し戻すように構成してもよい。
上記実施形態では、前ホーク56が前フレーム体20の一部を構成する自転車10の例を挙げているが、前ホークが前フレーム体の一部を構成しない一般的な自転車に本発明の自転車を適用してもよい。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
10 自転車
12 前輪
14 後輪
20 前フレーム体
22 立パイプ
22a ハンガ
22b 揺動軸
24 ギアクランク
25,26右クランク
25a,26a ペダル
27 クランク軸
28 前ギア
32 上パイプ(延出部)
34 下パイプ
40 反発機構
42 スライド軸
44 弾性部材
45a,45b 筒体
46a,46b 保持部材
50 ステム
52 ステムロッド
54 シリンダ
55 筒ブラケット(前ホーク保持部)
56 前ホーク
60 後フレーム体
62 軸支部
64 チェーンステー
66 バックホーク
68 後ギア
70 無端チェーン(動力伝達部材)

Claims (3)

  1. 前輪及び後輪を有する自転車であって、
    前記前輪の車輪軸を軸支する前ホークを保持すべき前ホーク保持部、該前ホーク保持部から後方に延出する延出部、及び該延出部の後端に接続された立パイプを有する前フレーム体と、
    前記前フレーム体に取り付けられたクランク軸と共に回転する前ギアと前記後輪の車輪軸を回転させる後ギアに架け渡された無端状の動力伝達部材と、
    前記後輪の車輪軸を軸支する軸支部から前方に延出し、前記前フレーム体の基準中心面に交わる揺動軸を介して、該前フレーム体に接続されるチェーンステーと、
    前記軸支部から前方に延出し、前記前フレーム体との間に設けられた反発機構を介して前記前フレーム体に接続されたバックホークと、
    を備え、
    前記反発機構は、ペダルを踏むことで前記動力伝達部材に作用する張力が大きいときに前記前フレーム体の方へ回動する前記バックホークにより押圧されて反発力を蓄積し、前記張力が小さいときに該反発力によって前記バックホークを押し戻すことを特徴とする自転車。
  2. 前記反発機構は、前記前フレーム体に設けられたスライド軸と、前記スライド軸に移動自在に挿通されるとともに前記バックホークの前端部が回転可能に連結された弾性部材とから構成されている請求項1に記載の自転車
  3. 前記スライド軸は、前記立パイプに対して略直角をなすように取り付けられている請求項は2に記載の自転車。
JP2016167415A 2016-08-29 2016-08-29 自転車 Pending JP2018034566A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016167415A JP2018034566A (ja) 2016-08-29 2016-08-29 自転車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016167415A JP2018034566A (ja) 2016-08-29 2016-08-29 自転車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018034566A true JP2018034566A (ja) 2018-03-08

Family

ID=61566704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016167415A Pending JP2018034566A (ja) 2016-08-29 2016-08-29 自転車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018034566A (ja)

Citations (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1205286A (en) * 1968-07-23 1970-09-16 Moulton Bicycles Ltd Bicycles having resiliently suspended rear wheels
US3931990A (en) * 1974-09-16 1976-01-13 Yamaha International Corporation Bicycle
US3942821A (en) * 1973-09-29 1976-03-09 Rolf Bock Bicycle suspension
DE8319028U1 (de) * 1983-07-01 1984-12-13 Wanner, Heinz, 7950 Biberach Gefedertes fahrradfahrgestell
JPH05502837A (ja) * 1990-08-10 1993-05-20 アイテック アクチェンゲゼルシャフト 車両
US5217241A (en) * 1990-09-18 1993-06-08 Ocean State International Inc. Bicycle suspension system
US5244224A (en) * 1992-05-14 1993-09-14 Gt Bicycles, Inc. Rocker arm rear suspension bicycle
US5259637A (en) * 1993-01-13 1993-11-09 Gt Bicycles, Inc. Bicycle rear suspension
JPH05319347A (ja) * 1992-05-21 1993-12-03 Bridgestone Cycle Co 自転車用フレ−ムの緩衝装置
JPH07502950A (ja) * 1992-01-21 1995-03-30 ライトナー ホースト 自転車用リヤサスペンション
JPH0911968A (ja) * 1995-01-25 1997-01-14 Outland Design Technol Inc チェーンステーの延長効果を選択的に適用するための自転車ホイールの走行経路及びそれを提供するための装置
JP3049341U (ja) * 1997-09-30 1998-06-09 株式会社宮浦製作所 自転車の懸架装置
CN2350290Y (zh) * 1998-10-09 1999-11-24 纪易成 自行车车架避震装置
JP2002523289A (ja) * 1998-08-18 2002-07-30 スピーマ・ホールディングス・インコーポレイテッド 自転車のサスペンション装置
JP2004155243A (ja) * 2002-11-05 2004-06-03 Bridgestone Cycle Co 緩衝装置付きフレーム
DE102008008186A1 (de) * 2008-02-08 2009-08-27 Canyon Bicycles Gmbh Fahrradrahmen mit gefedertem Hinterbau
WO2009132647A1 (en) * 2008-04-29 2009-11-05 Pronghorn Racing I/S V/Kenneth Steiniche Dalsgaard Og Jan Skovgaard Bak Pedersen Rear suspension system for bicycles
DE102010037764A1 (de) * 2010-09-24 2012-03-29 Reiner Woldrich Rahmen-Federungssystem für Fahrräder
JP2012526251A (ja) * 2009-05-08 2012-10-25 スペシャライズド バイシクル コンポーネンツ インコーポレイテッド 自転車用ダンパ
US20130249188A1 (en) * 2012-03-23 2013-09-26 Sotto Group LLC Bicycle rear suspension system
US20150001829A1 (en) * 2012-02-06 2015-01-01 Brian David Berthold Suspension for Mountain Bicycles

Patent Citations (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1205286A (en) * 1968-07-23 1970-09-16 Moulton Bicycles Ltd Bicycles having resiliently suspended rear wheels
US3942821A (en) * 1973-09-29 1976-03-09 Rolf Bock Bicycle suspension
US3931990A (en) * 1974-09-16 1976-01-13 Yamaha International Corporation Bicycle
DE8319028U1 (de) * 1983-07-01 1984-12-13 Wanner, Heinz, 7950 Biberach Gefedertes fahrradfahrgestell
JPH05502837A (ja) * 1990-08-10 1993-05-20 アイテック アクチェンゲゼルシャフト 車両
US5217241A (en) * 1990-09-18 1993-06-08 Ocean State International Inc. Bicycle suspension system
JPH07502950A (ja) * 1992-01-21 1995-03-30 ライトナー ホースト 自転車用リヤサスペンション
US5244224A (en) * 1992-05-14 1993-09-14 Gt Bicycles, Inc. Rocker arm rear suspension bicycle
JPH05319347A (ja) * 1992-05-21 1993-12-03 Bridgestone Cycle Co 自転車用フレ−ムの緩衝装置
US5259637A (en) * 1993-01-13 1993-11-09 Gt Bicycles, Inc. Bicycle rear suspension
JPH0911968A (ja) * 1995-01-25 1997-01-14 Outland Design Technol Inc チェーンステーの延長効果を選択的に適用するための自転車ホイールの走行経路及びそれを提供するための装置
JP3049341U (ja) * 1997-09-30 1998-06-09 株式会社宮浦製作所 自転車の懸架装置
JP2002523289A (ja) * 1998-08-18 2002-07-30 スピーマ・ホールディングス・インコーポレイテッド 自転車のサスペンション装置
CN2350290Y (zh) * 1998-10-09 1999-11-24 纪易成 自行车车架避震装置
JP2004155243A (ja) * 2002-11-05 2004-06-03 Bridgestone Cycle Co 緩衝装置付きフレーム
DE102008008186A1 (de) * 2008-02-08 2009-08-27 Canyon Bicycles Gmbh Fahrradrahmen mit gefedertem Hinterbau
WO2009132647A1 (en) * 2008-04-29 2009-11-05 Pronghorn Racing I/S V/Kenneth Steiniche Dalsgaard Og Jan Skovgaard Bak Pedersen Rear suspension system for bicycles
JP2012526251A (ja) * 2009-05-08 2012-10-25 スペシャライズド バイシクル コンポーネンツ インコーポレイテッド 自転車用ダンパ
DE102010037764A1 (de) * 2010-09-24 2012-03-29 Reiner Woldrich Rahmen-Federungssystem für Fahrräder
US20150001829A1 (en) * 2012-02-06 2015-01-01 Brian David Berthold Suspension for Mountain Bicycles
US20130249188A1 (en) * 2012-03-23 2013-09-26 Sotto Group LLC Bicycle rear suspension system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4456179B2 (ja) 自転車
KR101850878B1 (ko) 자전거
JP2010538902A (ja) 2つの往復ペダルを備える人力用乗り物
JP2016501147A (ja) 特徴的な駆動アセンブリを備えた自転車
JP2009166814A (ja) 携帯用自転車
JP2018034566A (ja) 自転車
TWM281887U (en) Easy-to-pedal bike and its transmission crank
CN205469621U (zh) 一种摆动式无死点驱动自行车的驱动机构
CN101638121A (zh) 脚踏驱动快速滑板车
JP6301575B2 (ja) 自転車の後輪駆動機構
CN200985062Y (zh) 跳跳车
US1150227A (en) Motor or velocipede skate.
KR20170116862A (ko) 직립형 자전거
WO2011162307A1 (ja) 人力駆動装置
TWM577822U (zh) 往復式直線踩踏原動機及含此往復式直線踩踏原動機的自行車
JP3160425U (ja) ペダル式スクーターの駆動構造
JP3100035U (ja) 上下動クランクを具備する自転車
KR20170098454A (ko) 도로주행겸용 승마운동 자전거
CN205819467U (zh) 一种踏板自行车
JP2015131575A (ja) 立ち乗り式自転車
CN202163568U (zh) 一种新型的脚踏式滑轮车
US20090023527A1 (en) Reciprocating Belt Drive
KR200485422Y1 (ko) 보조추진장치를 갖는 자전거
CN101544263A (zh) 一种具有倾斜度踏板的踏板车
KR101843972B1 (ko) 자전거

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160920

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170517

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190826

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20190826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200804

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210119

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210501

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210930

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210930

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20211011

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20211012

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20211029

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20211102

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220510

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220524

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20220712

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20221018

C302 Record of communication

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C302

Effective date: 20221101

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20221115

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20221115