JP2018034200A - アルミニウム樹脂複合積層板からなり、フランジ部を有する三次元成形品の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は三次元成形品の製造方法と製造装置の提供を目的とする。【解決手段】本発明は、発泡樹脂からなる芯材の両面に面材を積層したアルミニウム樹脂複合積層板からなり、天壁あるいは底壁とこれらに連続された側壁と側壁に接続されたフランジ部を有する三次元成形品の製造方法であり、中子と成形型を備えたダイ型としわ押さえ板を備えたパンチとを具備する金型装置を用い、アルミニウム樹脂積層板からなる平板状のブランク材をダイ型とパンチとの間に介挿し、ブランク材の縁部をダイ型としわ押さえ板で挟持しながらパンチを成形型内に押し込んでブランク材を引き延ばしつつ成形型に合わせてブランク材を絞り加工し、ブランク材の長辺長さを50〜600mmに、ブランク材の厚さを2〜10mmに、フランジ部の幅をブランク材の厚さの5〜20倍にそれぞれ設定し、成形時に印加するしわ押さえ力を徐々に弱くしつつ成形する。【選択図】図1
Description
本発明は、アルミニウム樹脂複合積層板からなり、フランジ部を有する三次元成形品の製造方法と製造装置に関する。
従来から、金属板の絞り加工装置として、図10に示すように加工対象の金属板100が水平に設置されるダイプレート101と、ダイプレート101の中央孔102に上下移動自在に収容されたパッド103と、ダイプレート101の上方に設けられたしわ押さえプレート105および絞りパンチ106を備えた絞り加工装置が知られている。
この絞り加工装置は、図11に示すように絞りパンチ106を中央孔102の内側まで下降させ、金属板100に絞り加工を施し、箱型の成形品107を製造する。図10、図11に示す絞り加工装置において絞りパンチ106は平面視略矩形状に形成され、成形品107は矩形箱型の三次元成形品として作製される。
この絞り加工装置は、図11に示すように絞りパンチ106を中央孔102の内側まで下降させ、金属板100に絞り加工を施し、箱型の成形品107を製造する。図10、図11に示す絞り加工装置において絞りパンチ106は平面視略矩形状に形成され、成形品107は矩形箱型の三次元成形品として作製される。
図10、図11に示す絞り加工装置によって金属板100に絞り加工を施す場合、欠陥を生じ易いのは、絞りパンチ106の周縁部が金属板100を大きく絞り出し変形させた部分である。
例えば、成形品107において単純な折り曲げ加工により形成した側面や底面に欠陥を生じるおそれはない。しかし、2つの側面と底面との交わるコーナー部分や2つの側面が交わる稜線部分は金属板100から成形に必要な材料を絞り出した部分であるので、割れやしわ、あるいは肌荒れなどの欠陥が生じ易い部分となる。
現状の絞り加工技術において、潤滑油の開発や絞り加工技術の改良などによって一般的な加工性の金属板であれば、特に支障なく絞り加工ができる技術開発がなされている。
例えば、成形品107において単純な折り曲げ加工により形成した側面や底面に欠陥を生じるおそれはない。しかし、2つの側面と底面との交わるコーナー部分や2つの側面が交わる稜線部分は金属板100から成形に必要な材料を絞り出した部分であるので、割れやしわ、あるいは肌荒れなどの欠陥が生じ易い部分となる。
現状の絞り加工技術において、潤滑油の開発や絞り加工技術の改良などによって一般的な加工性の金属板であれば、特に支障なく絞り加工ができる技術開発がなされている。
例えば、以下の特許文献1に記載の如く伸びの低い金属材料からなる合金板を角絞り加工する場合、部分的にテーパーのあるダイプレート、絞りパンチ、パッドを用いて角部や稜線部分を第一の絞り加工時に局部的に肉増し加工し、次いで角部や稜線部分の肉増しされた部分を加工して絞り加工を行う技術が提供されている。
また、以下の特許文献2に記載の如く絞り加工で形成する立壁部に生成するしわを防止するために、湾曲コーナー部の中央に対する初期フランジ長と直辺部に対応する初期フランジ長との比を規定し、湾曲コーナー部中央のショックライン長と直辺部におけるショックライン長の比を規定する技術が提供されている。
また、以下の特許文献2に記載の如く絞り加工で形成する立壁部に生成するしわを防止するために、湾曲コーナー部の中央に対する初期フランジ長と直辺部に対応する初期フランジ長との比を規定し、湾曲コーナー部中央のショックライン長と直辺部におけるショックライン長の比を規定する技術が提供されている。
また、以下の特許文献3に記載の如く金属板を箱状体に絞り成形する場合、絞り可能な大きさのRである金属板の厚さの3倍以上のRで箱状体に絞り成形後、V状ポンチで叩いてRを小さくする技術が提供されている。
前述の如く一般的な金属板は勿論のこと、加工が難しいと想定される金属板であっても欠陥の生じ難い絞り加工技術の提供がなされている。
前述の如く一般的な金属板は勿論のこと、加工が難しいと想定される金属板であっても欠陥の生じ難い絞り加工技術の提供がなされている。
ところで近年、次世代自動車の開発などのテーマにおいて、より軽量な板材の開発が検討され、その中に発泡樹脂板の表裏面をアルミニウム板で挟んだサンドイッチ構造のアルミニウム樹脂複合積層板が研究されている。
このアルミニウム樹脂複合積層板は、軽量である上に表面光沢があり、意匠性にも優れているので、アルミニウム樹脂複合積層板からなる三次元成形品の製造技術開発が期待されている。
ところが、発泡樹脂とアルミニウム板は樹脂材料と金属材料であり、両者は熱膨張率、伸び、縮みが大きく異なるので、従来から知られている種々の絞り加工技術を適用したとしても、部分的にしわや割れ、肌荒れなどを引き起こすことなく三次元成形品を絞り加工することは困難であった。
このアルミニウム樹脂複合積層板は、軽量である上に表面光沢があり、意匠性にも優れているので、アルミニウム樹脂複合積層板からなる三次元成形品の製造技術開発が期待されている。
ところが、発泡樹脂とアルミニウム板は樹脂材料と金属材料であり、両者は熱膨張率、伸び、縮みが大きく異なるので、従来から知られている種々の絞り加工技術を適用したとしても、部分的にしわや割れ、肌荒れなどを引き起こすことなく三次元成形品を絞り加工することは困難であった。
特に、フランジ部を有する箱型や枠型等の三次元成形品を絞り加工する場合、一度の成形によって成形品を得るためには、金型に特別の工夫が必要であり、ブランク材を部分的にクランプしながらフランジ部を成形する必要があり、金型内でのブランク材の位置決めやフランジ厚のコントロールが必要であるなど、加工条件の設定が容易ではなかった。
本願発明は、これらの背景に鑑み、アルミニウム樹脂複合積層板からフランジ部を有する三次元成形品を製造する場合に、しわや割れ、余肉部分などの欠陥を生じることなく形の整ったフランジ部を有する三次元成形品を製造できる方法と装置の提供を目的とする。
本発明者はフランジ部を有する三次元成形品をアルミニウム樹脂複合積層板から絞り成形により製造する方法について研究した結果、製造開始時に用いるブランク材の寸法と、ブランク材の厚さと、目的とするフランジ部の幅と成型方法との間に望ましい関連性を見出した。そして、これらの関連性と条件に鑑み、成形時のブランク材の固定方法や位置決め方法、フランジ厚調整方法についてさらに研究した結果、三次元成形品を製造するための望ましい条件や必要な方法を見出し、本願発明に到達した。
本発明に係る製造方法は前述の背景に基づき、発泡樹脂からなる芯材の両面にアルミニウムあるいはアルミニウム合金からなる面材を積層したアルミニウム樹脂複合積層板からなり、天壁あるいは底壁とこれらのいずれかに連続された側壁と前記側壁に連続されたフランジ部を有する三次元成形品の製造方法であって、中子を挿通する型孔と成形型部を備えたダイ側プレートと中子としわ押さえ板とパンチとを具備する製造装置を用い、前記アルミニウム樹脂積層板からなる矩形板状のブランク材を前記ダイ側プレートとパンチとの間に介挿し、前記ブランク材の縁部を前記ダイ側プレートとしわ押さえ板で挟持しながら前記パンチを前記成形型部内に押し込んで前記ブランク材を引き延ばしつつ前記成形型に合わせて前記ブランク材を絞り加工するとともに、前記ブランク材の長辺長さを50〜600mmの範囲に、前記ブランク材の厚さを2〜10mmの範囲に、前記フランジ部の幅を前記ブランク材の厚さの5〜20倍の範囲にそれぞれ設定し、成形時に印加するしわ押さえ力を徐々に弱くしつつ成形することを特徴とする。
本発明に係る製造方法は前述の背景に基づき、発泡樹脂からなる芯材の両面にアルミニウムあるいはアルミニウム合金からなる面材を積層したアルミニウム樹脂複合積層板からなり、天壁あるいは底壁とこれらのいずれかに連続された側壁と前記側壁に連続されたフランジ部を有する三次元成形品の製造方法であって、中子を挿通する型孔と成形型部を備えたダイ側プレートと中子としわ押さえ板とパンチとを具備する製造装置を用い、前記アルミニウム樹脂積層板からなる矩形板状のブランク材を前記ダイ側プレートとパンチとの間に介挿し、前記ブランク材の縁部を前記ダイ側プレートとしわ押さえ板で挟持しながら前記パンチを前記成形型部内に押し込んで前記ブランク材を引き延ばしつつ前記成形型に合わせて前記ブランク材を絞り加工するとともに、前記ブランク材の長辺長さを50〜600mmの範囲に、前記ブランク材の厚さを2〜10mmの範囲に、前記フランジ部の幅を前記ブランク材の厚さの5〜20倍の範囲にそれぞれ設定し、成形時に印加するしわ押さえ力を徐々に弱くしつつ成形することを特徴とする。
本発明の製造方法において、前記ダイ側プレートとして、前記ブランク材の縁部を挟持するための額縁部と該額縁部の内側に形成されて前記側壁を造形するための成形型部を有し、前記成形型部の内側に前記中子を挿通するための型孔が形成され、前記額縁部の上面側周縁部であって前記ブランク材の縁部を挟持しない位置に前記ブランク材の厚さの6/10を超え、9/10未満の厚さを有するフランジ厚調整用凸部が形成されたダイ側プレートを用いることが好ましい。
本発明の製造方法において、前記額縁部の上面側であって前記フランジ厚調整用の凸部が形成されていない部分に前記フランジ厚調整用の凸部と同等以下の背の高さのブランク材位置決め用の突起部が形成されたダイ側プレートを用いることが好ましい。
本発明の製造方法において、前記額縁部の上面側であって前記フランジ厚調整用の凸部が形成されていない部分に前記フランジ厚調整用の凸部と同等以下の背の高さのブランク材位置決め用の突起部が形成されたダイ側プレートを用いることが好ましい。
本発明に係る製造装置は、発泡樹脂からなる芯材の両面にアルミニウムあるいはアルミニウム合金からなる面材を積層したアルミニウム樹脂複合積層板からなり、天壁あるいは底壁とこれらのいずれかに連続された側壁と前記側壁に連続されたフランジ部を有する三次元成形品の製造装置であって、中子を挿通する型孔と成形型部を備えたダイ側プレートと中子としわ押さえ板とパンチとを具備し、前記アルミニウム樹脂積層板からなる矩形板状のブランク材を前記ダイ側プレートとパンチとの間に介挿し、前記ブランク材の縁部を前記ダイ側プレートと前記しわ押さえ板で挟持しながら前記パンチを前記成形型部内に押し込んで前記ブランク材を引き延ばしつつ前記成形型部に合わせて前記ブランク材を絞り加工し、長辺長さ50〜600mm、厚さ2〜10mm、フランジ部の幅を前記厚さの5〜20倍の範囲にそれぞれ設定したブランク材を絞り加工するための三次元成形品の製造装置であり、前記ダイ側プレートが、前記ブランク材の縁部を挟持するための額縁部と該額縁部の内側に形成されて前記側壁を造形するための成形型部を有し、前記成形型部の内側に前記中子を挿通するための型孔が形成され、前記額縁部の上面側周縁部であって前記ブランク材の縁部を挟持しない位置に前記ブランク材の厚さの6/10を超え、9/10未満の厚さを有するフランジ厚調整用の凸部が形成されたことを特徴とする。
本発明の製造装置において、前記額縁部の上面側であって前記フランジ厚調整用の凸部が形成されていない部分に前記フランジ厚調整用の凸部と同等以下の背の高さのブランク材位置決め用突起部が形成された構成を採用できる。
本発明の製造方法と製造装置によれば、アルミニウム樹脂複合積層板からフランジ部を有する三次元成形品を製造する場合であっても、しわや割れ、余肉部分などの欠陥を生じることなく形の整ったフランジ部を有する三次元成形品を得ることができる。
以下、添付図面に示す実施形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1は、図2以降に示す製造装置Aによって製造対象とする三次元成形品の一例を示す斜視図である。
この例の三次元成形品Bは、ポリプロピレン発泡樹脂などの発泡樹脂板からなる芯材2aと、この芯材2aの表裏両面側に積層されたアルミニウムあるいはアルミニウム合金からなる面材2b、2bとからなる3層構造のアルミニウム樹脂複合積層板2を後述する製造装置Aで絞り成形して得られる。
図1に示す三次元成形品Bは、浅底の上面開口型の皿形に形成され、平面視矩形状の底壁2Aとこの底壁2Aの周縁から底壁2Aに対し傾斜して立設された4つの側壁2Bと、各側壁2Bの先端から底壁2Aと平行に外側に延出されたフランジ部2Cとからなる。4つの側壁2Bは底壁2Aに対しいずれも90゜より大きな角度で外側向きに傾斜され、底壁2Aの外側に拡がるように立設されている。
図1は、図2以降に示す製造装置Aによって製造対象とする三次元成形品の一例を示す斜視図である。
この例の三次元成形品Bは、ポリプロピレン発泡樹脂などの発泡樹脂板からなる芯材2aと、この芯材2aの表裏両面側に積層されたアルミニウムあるいはアルミニウム合金からなる面材2b、2bとからなる3層構造のアルミニウム樹脂複合積層板2を後述する製造装置Aで絞り成形して得られる。
図1に示す三次元成形品Bは、浅底の上面開口型の皿形に形成され、平面視矩形状の底壁2Aとこの底壁2Aの周縁から底壁2Aに対し傾斜して立設された4つの側壁2Bと、各側壁2Bの先端から底壁2Aと平行に外側に延出されたフランジ部2Cとからなる。4つの側壁2Bは底壁2Aに対しいずれも90゜より大きな角度で外側向きに傾斜され、底壁2Aの外側に拡がるように立設されている。
底壁2Aの周縁において側壁2Bが延設された部分に第1のコーナー部2Dが形成され、隣接する側壁2B、2Bが接続された稜線部分に第2のコーナー部2Eが形成されている。また、4つのフランジ部2Cは第2のコーナー部2Eの上方側において連続一体化され、隣接するフランジ部2C、2Cが連続されたコーナー部2Fの外周側にはアール部2Gが形成されている。
上述のアルミニウム樹脂複合積層板2として望ましくは厚さが2mm以上、10mm以下、望ましくは面材2bの厚さが0.1mm以上、4mm以下、望ましくは芯材2aの厚さが1.9mm以上、9.8mm以下の積層板を用いることができる。
上述のアルミニウム樹脂複合積層板2として望ましくは厚さが2mm以上、10mm以下、望ましくは面材2bの厚さが0.1mm以上、4mm以下、望ましくは芯材2aの厚さが1.9mm以上、9.8mm以下の積層板を用いることができる。
なお、一例として芯材2aの厚さ2.5mm、外側の面材2bの厚さ0.3mm、内側の面材2bの厚さ0.2mm、総厚3.0mm程度、芯材2aの表裏両面に面材2bが接着された構造のアルミニウム樹脂複合積層板2を適用することができる。前記芯材2aの厚さ、面材2bの厚さは一例であって、前記の厚さに限らないが、アルミニウム樹脂複合積層板全体をできるだけ軽量化するために、芯材2aより面材2bの方を薄くすることが好ましい。また、芯材2aをポリプロピレン樹脂の発泡体から形成すると芯材2aの比重を1.6程度に形成することができ、アルミニウムの比重が約2.7程度であるので、芯材2aを面材2bより厚く形成することでアルミニウム樹脂複合積層板全体として軽量化に有利となる。なお、芯材2aを構成する樹脂としては、ポリプロピレン樹脂に限定されず、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタラート、ポリカーボネート等を用いることができ、発泡倍率は1.5倍から10倍で均一に発泡させたものを適宜選択できる。
面材2b、2bを形成するアルミニウムあるいはアルミニウム合金板は、両方同じ種類のアルミニウムあるいはアルミニウム合金から形成されていても良く、異なるアルミニウム合金から形成されていてもよい。一例として、外側の面材2bをAA5151などの5000系アルミニウム合金から形成し、内側の面材2bをAA1050などの1000系アルミニウム合金から構成することができる。
この実施形態において内外の面材2b、2bで材質、厚さを前記のように異ならせたのは、内側の面材2bに変形による歪を逃がし、成形を容易とするためであるが、上述の記載は一例であって、上述の記載に制限されるものではない。
この実施形態において内外の面材2b、2bで材質、厚さを前記のように異ならせたのは、内側の面材2bに変形による歪を逃がし、成形を容易とするためであるが、上述の記載は一例であって、上述の記載に制限されるものではない。
図1に示す三次元成形品Bは、図5、図6に示す平板状のアルミニウム樹脂複合積層板からなるブランク材20を図2、図3に示す構成の製造装置Aを用いて絞り加工することによって製造される。
ただし、アルミニウム樹脂複合積層板からなるブランク材20の芯材2aは面材2bより比重が小さく樹脂の発泡体であるので、単純に絞り加工を施した場合、芯材2aがクッション材のように変形し、変形しようとする面材2bの緩衝層となる。このため、例えば、絞り成形を提供しようとすると、三次元成形品Bのコーナー部2D、2Eにしわや割れが生じ易く、フランジ部2Cの傾斜角度のバラツキ、幅寸法のバラツキ、うねりなどを生じ易く、フランジ部2Cの縁部に余肉部を生じ易い問題がある。
そこで、本実施形態では、図2、図3に示す製造装置Aを用い、製造装置Aに図4に示すダイ側プレート12を装着し、後述する寸法のアルミニウム樹脂複合積層板からなるブランク材20を用い、後述する絞り加工を施すことによって、上述した欠陥の生じていない形の整った三次元成形品Bを得ることができる。
ただし、アルミニウム樹脂複合積層板からなるブランク材20の芯材2aは面材2bより比重が小さく樹脂の発泡体であるので、単純に絞り加工を施した場合、芯材2aがクッション材のように変形し、変形しようとする面材2bの緩衝層となる。このため、例えば、絞り成形を提供しようとすると、三次元成形品Bのコーナー部2D、2Eにしわや割れが生じ易く、フランジ部2Cの傾斜角度のバラツキ、幅寸法のバラツキ、うねりなどを生じ易く、フランジ部2Cの縁部に余肉部を生じ易い問題がある。
そこで、本実施形態では、図2、図3に示す製造装置Aを用い、製造装置Aに図4に示すダイ側プレート12を装着し、後述する寸法のアルミニウム樹脂複合積層板からなるブランク材20を用い、後述する絞り加工を施すことによって、上述した欠陥の生じていない形の整った三次元成形品Bを得ることができる。
製造装置Aは、上部定盤3と下部定盤5の間に上型6と下型7を備え、上部定盤3と下部定盤5を図示略の油圧圧下装置に接続することで上型6と下型7を接近離間する方向に移動できるように構成されている。
上型6には上部定盤3の下面側に取付プレート8を介し取り付けられたパンチ9が設けられている。この実施形態においては図1に示す皿形の三次元成形品Bを製造対象とするので、皿形の三次元成形品Bを型取るための底面9aと側面9bと接続面9cを備えた逆台形凸部型のパンチ9が取付プレート8に下向きに取り付けられている。
下型7にはブロック型の中子10を内部に備えたダイ本体11とその上部に取り付けられた枠型のダイ側プレート12が設けられている。ダイ側プレート12は自身を貫通する図示略のボルトによりダイ本体11の上部に着脱自在に取り付けられている。
上型6には上部定盤3の下面側に取付プレート8を介し取り付けられたパンチ9が設けられている。この実施形態においては図1に示す皿形の三次元成形品Bを製造対象とするので、皿形の三次元成形品Bを型取るための底面9aと側面9bと接続面9cを備えた逆台形凸部型のパンチ9が取付プレート8に下向きに取り付けられている。
下型7にはブロック型の中子10を内部に備えたダイ本体11とその上部に取り付けられた枠型のダイ側プレート12が設けられている。ダイ側プレート12は自身を貫通する図示略のボルトによりダイ本体11の上部に着脱自在に取り付けられている。
ダイ側プレート12は、図4に詳細構造を示すように、2つの長辺部12aと2つの短辺部12bから四角枠状に組まれた額縁部12Aを備え、額縁部12Aの中央に中子10を挿通するための型孔12Cが形成されている。ダイ側プレート12の長辺部12aにおいて型孔12Cの内縁部分に斜面12dが形成され、短辺部12bにおいて型孔12Cの内縁部分に斜面12eが形成されている。斜面12dと斜面12eは同等の傾斜角で長辺部12aあるいは短辺部12bに形成され、斜面12dと斜面12eの境界部分は内角部12fを介し接続されている。ダイ側プレート12において、型孔12Cの上部開口縁部分と斜面12d、12d、12e、12eによって成形型部12Eが形成されている。
ダイ側プレート12の上面側コーナー部分に額縁部12Aの上面を一段高めた平面視扇型の段部状の凸部12gが形成されている。これらの凸部12gは長辺部12aの長さ方向両端部分あるいは短辺部12bの長さ方向両端部分に位置するように形成されている。また、長辺部12aの長さ方向中央部分であって長辺部12aの外縁部分に額縁部12Aの上面を一段高めた平面視四角形状の突起部12hが形成され、短辺部12bの長さ方向中央部分であって短辺部12bの外縁部分に額縁部12Aの上面を一段高めた平面視四角形状の突起部12iが形成されている。額縁部12Aの上面において4つの凸部12gと4つの突起部12iを除く部分には平面状の受け面12jが形成されている。
受け面12jに対する凸部12gの高さと形成位置および突起部12hの高さと形成位置の関係についてはそれぞれ後に詳述する。
受け面12jに対する凸部12gの高さと形成位置および突起部12hの高さと形成位置の関係についてはそれぞれ後に詳述する。
ダイ本体11の上部にダイ側プレート12が一体化されているが、ダイ本体11は中空構造とされてその内底部側には前記中子10の上下移動を受けて上下方向に移動自在に基台15が設けられ、この基台15の下方に下部定盤5を上下に貫通して基台15を上下に移動自在に支持するイジェクタピン16が設けられている。
なお、取付プレート8の下方であってパンチ9の周囲側には図6に示すしわ押さえ板17が図示略のボルトにより水平に軸支されている。図2、図3ではしわ押さえ板17の記載を略し、図6に簡略記載しているが、このしわ押さえ板17の中央部にパンチ9の外周より若干大きな挿通孔17aが形成されパンチ9はこの挿通孔17aを介し下方に(型孔12C側に)移動可能に構成されている。しわ押さえ板17の4つのコーナー部分を貫通してしわ押さえ板17を水平に軸支する図示略のボルトに図示略のコイルバネが巻装され、ボルトとコイルバネを介ししわ押さえ板17が支持されている。
この構造により、パンチ9とともにしわ押さえ板17を下降させると、しわ押さえ板17とダイ側プレート12の受け面12jとの間に加工対象の平板状のブランク材20を挟み込むことができ、ブランク材20を挟んだ状態のままパンチ9を更に下降することでパンチ9によってブランク材20を成形型部12E側(下方)に押し込むことができる。
この構造により、パンチ9とともにしわ押さえ板17を下降させると、しわ押さえ板17とダイ側プレート12の受け面12jとの間に加工対象の平板状のブランク材20を挟み込むことができ、ブランク材20を挟んだ状態のままパンチ9を更に下降することでパンチ9によってブランク材20を成形型部12E側(下方)に押し込むことができる。
しわ押さえ板17を軸支するボルトに巻装されたコイルバネはそのばね定数を適切な値に設定しておくことでしわ押さえ板17がブランク材20を押さえ付けるためのしわ押さえ力を目的の大きさに調整することができる。
パンチ9の下降時にしわ押さえ板17がブランク材17の周縁部を受け面12jに押さえ付けることが必要なため、ダイ側プレート12の上面コーナー部分に形成されている凸部12gの高さはしわ押さえ板17が目的のしわ押さえ力を付加する場合の障害とならない程度の高さに形成されている。一例として、凸部12gの高さはブランク材20の厚さの6/10を超える高さであって、ブランク材20の厚さの9/10未満の高さであることが好ましい。また、突起部12hの高さは、凸部12gの高さと同等であるか凸部12gの高さより低く設定されていることが好ましい。
凸部12gの高さがブランク材20の厚さの6/10以下の場合は三次元成形品Bの縁部に余肉が生じ易くなり、9/10を超える場合はしわ押さえの効果が減少する。
パンチ9の下降時にしわ押さえ板17がブランク材17の周縁部を受け面12jに押さえ付けることが必要なため、ダイ側プレート12の上面コーナー部分に形成されている凸部12gの高さはしわ押さえ板17が目的のしわ押さえ力を付加する場合の障害とならない程度の高さに形成されている。一例として、凸部12gの高さはブランク材20の厚さの6/10を超える高さであって、ブランク材20の厚さの9/10未満の高さであることが好ましい。また、突起部12hの高さは、凸部12gの高さと同等であるか凸部12gの高さより低く設定されていることが好ましい。
凸部12gの高さがブランク材20の厚さの6/10以下の場合は三次元成形品Bの縁部に余肉が生じ易くなり、9/10を超える場合はしわ押さえの効果が減少する。
ブランク材20は図5に示すようにダイ側プレート12の受け面12jの中央部に正確に位置決めして設置することが好ましい。ここで、ダイ側プレート12の受け面中央にブランク材20を設置した場合、受け面上に形成されている突起部12h、12iがブランク材20の長辺中央と短辺中央に接するか近傍に位置し、ブランク材20の位置決めが容易となるように各突起部12h、12iが突出形成されている。
また、ブランク材20の寸法は、本実施形態の製造装置1で絞り成形する場合、平面視長方形状であり、長辺の長さが50mm以上600mm以下の範囲であって、厚さが2mm〜10mmの範囲であることが好ましい。また、この寸法のブランク材20から図1に示す三次元成形品Bを絞り成形により製造する場合、三次元成形品Bに形成するフランジ部2Cの幅はブランク材20の厚さの5倍〜20倍程度の大きさとすることが好ましい。
ブランク材20の長辺側の寸法が50mm未満では小さすぎてフランジ部を形成することが困難となり、600mmを超える寸法では大きすぎてフランジ部が不均一となり易い。
ブランク材20の厚さが2mm未満ではアルミニウム樹脂複合積層板として成立せず、10mmを超えるようでは厚すぎて形状の精度が得られない。
上述のようにブランク材20の大きさには制限や範囲があり、制限範囲内であっても種々の大きさがあるので、ブランク材20を支持するダイ側プレート12は複数用意しておき、ブランク材20の大きさに合わせた受け面12jを設定する必要がある。
また、ブランク材20の寸法は、本実施形態の製造装置1で絞り成形する場合、平面視長方形状であり、長辺の長さが50mm以上600mm以下の範囲であって、厚さが2mm〜10mmの範囲であることが好ましい。また、この寸法のブランク材20から図1に示す三次元成形品Bを絞り成形により製造する場合、三次元成形品Bに形成するフランジ部2Cの幅はブランク材20の厚さの5倍〜20倍程度の大きさとすることが好ましい。
ブランク材20の長辺側の寸法が50mm未満では小さすぎてフランジ部を形成することが困難となり、600mmを超える寸法では大きすぎてフランジ部が不均一となり易い。
ブランク材20の厚さが2mm未満ではアルミニウム樹脂複合積層板として成立せず、10mmを超えるようでは厚すぎて形状の精度が得られない。
上述のようにブランク材20の大きさには制限や範囲があり、制限範囲内であっても種々の大きさがあるので、ブランク材20を支持するダイ側プレート12は複数用意しておき、ブランク材20の大きさに合わせた受け面12jを設定する必要がある。
次に、上述の構成の製造装置1とブランク材20を用いて図1に示す構成の三次元成形品Bを製造する方法の一例について説明する。
三次元成形品Bを製造するために先に説明した寸法と厚さのブランク材20を図5に示すようにダイ側プレート12の受け面12j上に設置する。
受け面12j上に突起部12h、12iが形成されていて、これらの突起部12h、12iに挟まれる位置に図5に示すようにブランク材20を設置するならば、容易かつ簡単にダイ側プレート12の中央に正確にブランク材20を位置決めできる。
この後、上部定盤3を油圧装置により下降させてパンチ9を下降させるとしわ押さえ板17も下降するが、しわ押さえ板17が受け面12jとの間にブランク材20を挟み込み、しわ押さえ板17が凸部12gに接するまでブランク材20に対する挟み込み力は増加する。しわ押さえ板17が凸部12gに接触した時点でしわ押さえ板17がブランク材20を挟み込む力は最大となり、一定値となる。
三次元成形品Bを製造するために先に説明した寸法と厚さのブランク材20を図5に示すようにダイ側プレート12の受け面12j上に設置する。
受け面12j上に突起部12h、12iが形成されていて、これらの突起部12h、12iに挟まれる位置に図5に示すようにブランク材20を設置するならば、容易かつ簡単にダイ側プレート12の中央に正確にブランク材20を位置決めできる。
この後、上部定盤3を油圧装置により下降させてパンチ9を下降させるとしわ押さえ板17も下降するが、しわ押さえ板17が受け面12jとの間にブランク材20を挟み込み、しわ押さえ板17が凸部12gに接するまでブランク材20に対する挟み込み力は増加する。しわ押さえ板17が凸部12gに接触した時点でしわ押さえ板17がブランク材20を挟み込む力は最大となり、一定値となる。
このしわ押さえ力については、10〜40kgf/mm2の範囲を選択することが好ましく、成形初期、成形中期、成形末期の3つの段階において徐々にしわ押さえ力を小さく設定することが好ましい。
成形初期、成形中期、成形末期の3つの段階においていずれも均等のしわ押さえ力とした場合はフランジ角度のバラツキが大きくなり、しわや割れが発生し易い。また、成形速度の向上が望めなくなり、生産効率が低下する。
成形初期、成形中期、成形末期の3つの段階においてしわ押さえ力を徐々に大きくした場合はフランジ部2Cの幅寸法のバラツキ率が大きくなり、しわや割れも生じ易くなる。
成形初期、成形中期、成形末期の3つの段階においていずれも均等のしわ押さえ力とした場合はフランジ角度のバラツキが大きくなり、しわや割れが発生し易い。また、成形速度の向上が望めなくなり、生産効率が低下する。
成形初期、成形中期、成形末期の3つの段階においてしわ押さえ力を徐々に大きくした場合はフランジ部2Cの幅寸法のバラツキ率が大きくなり、しわや割れも生じ易くなる。
上述の成形時、ブランク材20をダイ側プレート12の成形型部12Eとしわ押さえ板17で拘束した状態から、パンチ9を下降させるとともに中子10とパンチ9でブランク材20を挟んだ状態で成形を行う。この際、中子10を用いてパンチ9の加工力とは逆に押し返す力を作用させる。この中子10の反力を成形初期には強くし、徐々に弱くすることでしわ押え力を変化させることができる。
また、上述の成形時、フランジ部2Cに対する成形品の側面の角度が0から1/3までを成形初期、1/3を超え2/3までを成形中期、2/3を超え最終角度までを成形末期とする。例えば、最終の三次元成形品Bの側面の角度が45°の場合、初期は0から15°まで、中期は15°超から30°まで、末期は30°超から45°までとする。
また、上述の成形時、フランジ部2Cに対する成形品の側面の角度が0から1/3までを成形初期、1/3を超え2/3までを成形中期、2/3を超え最終角度までを成形末期とする。例えば、最終の三次元成形品Bの側面の角度が45°の場合、初期は0から15°まで、中期は15°超から30°まで、末期は30°超から45°までとする。
上部定盤3の下降によりダイ側プレート12にパンチ9を接近させると図6(A)から図6(B)に示すようにパンチ9の底面9aがブランク材20を徐々に下向きに押し広げつつ絞り成形する。ここでブランク材20はその周縁部を受け面12jとしわ押さえ板17に挟まれて適切なしわ押さえ力を作用させた状態のまま絞り成形を受ける。パンチ9の下降により中子10も下降するのでパンチ9の側面9bと接続面9cに接しているブランク材20の一部がダイ側プレート12の斜面12dと斜面12eに接するまで図6(C)に示すようにパンチ9を下降させたならば、絞り成形加工終了とする。
この絞り成形加工中においてしわ押さえ板17と受け面12jとの間にブランク材20の周縁部を挟み、適切なしわ押さえ力を付加したままパンチ9でブランク材20の絞り成形を行うので、しわや割れ、縁部余肉などの欠陥部を生じさせることなく目的の形状の三次元成形品Bを成形できる。また、製造装置1に適用するブランク材20として好適な長辺長さ、厚さ、フランジ幅のブランク材20を適用して三次元成形品Bを製造するならば、フランジ部2Cの角度が良好であり、フランジ部2Cのうねりが少なく、フランジ部2Cの幅の寸法バラツキ率も少ない目的の形状の三次元成形品Bを絞り成形できる。
例えば、ブランク材20の長辺長さが50mm未満ではフランジ角度のバラツキが大きくなり、長辺長さがより小さくなるとフランジ部2Cの幅寸法のバラツキ率も大きくなり割れも発生する。長辺長さが600mmを超えるようではフランジ部2Cのうねりが大きくなり、長辺長さを更に大きくするとフランジ部2Cの幅寸法のバラツキ率も大きくなり割れあるいはしわあるいは縁部余肉も発生する。
例えば、ブランク材20の厚さが2mm未満ではフランジ部2Cの幅寸法のバラツキ率が大きくなり、厚さがより小さくなるとフランジ角度のバラツキが大きくなり、フランジ部2Cのうねりが大きくなり、しわや割れも発生する。ブランク材20の厚さが10mmを超えるようではフランジ角度のバラツキが大きくなり、厚さがより大きくなると、フランジ部2Cのうねりまたはフランジ部2Cの幅寸法のバラツキ率が大きくなり、しわも発生する。
例えば、ブランク材20の厚さが2mm未満ではフランジ部2Cの幅寸法のバラツキ率が大きくなり、厚さがより小さくなるとフランジ角度のバラツキが大きくなり、フランジ部2Cのうねりが大きくなり、しわや割れも発生する。ブランク材20の厚さが10mmを超えるようではフランジ角度のバラツキが大きくなり、厚さがより大きくなると、フランジ部2Cのうねりまたはフランジ部2Cの幅寸法のバラツキ率が大きくなり、しわも発生する。
以上説明の如くブランク材20の長辺長さ、厚さ、フランジ部の幅を好適な範囲に設定し、しわ押さえ力を成形初期、成形中期、成形末期の3つの段階において徐々に低下させて製造装置1により製造するならば、しわや割れが発生しない上に、縁部余肉が発生しない目的の三次元成形品Bを得ることができる。また、これらの条件を揃えて製造することでフランジ部の角度のバラツキが少ないこと、フランジ部2Cのうねりが少ないこと、フランジ部2Cの幅寸法のバラツキが小さいことなどの更なる課題のうち、多くの課題を満足できる三次元成形品Bを製造できる。
図8は本発明で製造対象とする3次元成形品の第2の例を示す斜視図である。
この例の三次元成形品Cは、峰部22の幅方向両側に2本の溝型のレール部23を設け、これらレール部23、23の外側にそれぞれフランジ部24を設けてなる。この例の三次元成形品Cは、1枚のアルミニウム樹脂複合積層板を先に説明した製造装置1を用いて絞り加工することで得られる。三次元成形品Cにおいて峰部22とレール部23との境界部分に側壁25が形成され、レール部23とフランジ部24との境界部分にも側壁26が形成されている。
この例の三次元成形品Cは、峰部22の幅方向両側に2本の溝型のレール部23を設け、これらレール部23、23の外側にそれぞれフランジ部24を設けてなる。この例の三次元成形品Cは、1枚のアルミニウム樹脂複合積層板を先に説明した製造装置1を用いて絞り加工することで得られる。三次元成形品Cにおいて峰部22とレール部23との境界部分に側壁25が形成され、レール部23とフランジ部24との境界部分にも側壁26が形成されている。
この例の三次元成形品Cを製造する場合に用いるダイ側プレートとパンチは図8の形状に合わせた成形型の形状とパンチ形状の組み合わせで実現される。
図8に示す形状の三次元成形品Cを製造する場合においても、前述した例と同じブランク材の長辺長さの範囲、厚さ範囲、フランジ幅の範囲、しわ押さえ力の範囲を満たし、成形初期と成形中期と成形末期のしわ押さえ力を前述の例と同様に満たしつつ製造することにより、しわや割れの無い、偏肉を有していない目的の形状の三次元成形品Cを製造することができる。また、前述の条件を満たしつつ製造することにより、フランジ部の角度が良好であり、フランジ部のうねりが少なく、フランジ部の幅の寸法バラツキ率も少ない目的の形状の三次元成形品Cを製造することができる。
図8に示す形状の三次元成形品Cを製造する場合においても、前述した例と同じブランク材の長辺長さの範囲、厚さ範囲、フランジ幅の範囲、しわ押さえ力の範囲を満たし、成形初期と成形中期と成形末期のしわ押さえ力を前述の例と同様に満たしつつ製造することにより、しわや割れの無い、偏肉を有していない目的の形状の三次元成形品Cを製造することができる。また、前述の条件を満たしつつ製造することにより、フランジ部の角度が良好であり、フランジ部のうねりが少なく、フランジ部の幅の寸法バラツキ率も少ない目的の形状の三次元成形品Cを製造することができる。
以上説明したように、本発明で製造対象とする三次元成形の構成は、図1、図8に示す形状に限るものではなく、底壁と側壁とフランジ部を有する三次元成形品一般に広く適用することができる。
3倍発泡のポリプロピレン製の発泡樹脂板の一面にAA1050からなるアルミニウム合金板を他面にAA5151からなるアルミニウム合金板を接着した3層構造のアルミニウム樹脂複合積層板のブランク材であって、以下の表1に示す長辺長さ、厚さを有するブランク材を複数用意した。
これらのブランク材に対し三次元成形品に加工した場合のフランジ幅を以下の表1に示す各値に設定し、図2〜図3に示す製造装置に図4に示すダイ側プレートを適用し、表1に示すようにしわ押さえ力を設定して絞り成形により三次元成形品を製造した。
これらのブランク材に対し三次元成形品に加工した場合のフランジ幅を以下の表1に示す各値に設定し、図2〜図3に示す製造装置に図4に示すダイ側プレートを適用し、表1に示すようにしわ押さえ力を設定して絞り成形により三次元成形品を製造した。
用いたブランク材は、3倍発泡のポリプロピレン製の厚さ2.5mmの発泡樹脂板の一面にAA1050からなる厚さ0.2mmのアルミニウム合金板を接着し、他面にAA5151からなる厚さ0.3mmのアルミニウム合金板を接着した3層構造のアルミニウム樹脂複合積層板(短辺長さ160mm)からなるブランク材である。
表1に示すように50〜800mmのいずれかの長辺長さ、1.5〜15mmのいずれかの厚さであり、製造しようとする三次元成形品のフランジ部の幅を15〜160mmのいずれかの値としたブランク板を用いて成形を行い、図2、図3に示す製造装置に図9に示すダイ側プレートを装着し、表1に示すしわ押さえ力と凸部高さ(ダイ切欠高さ)に設定し、図1に示す形状の三次元成形品Bと同等形状の三次元成形品を複数製造した。
表1に示すように50〜800mmのいずれかの長辺長さ、1.5〜15mmのいずれかの厚さであり、製造しようとする三次元成形品のフランジ部の幅を15〜160mmのいずれかの値としたブランク板を用いて成形を行い、図2、図3に示す製造装置に図9に示すダイ側プレートを装着し、表1に示すしわ押さえ力と凸部高さ(ダイ切欠高さ)に設定し、図1に示す形状の三次元成形品Bと同等形状の三次元成形品を複数製造した。
得られた複数の三次元成形品Bにおいて、個別にフランジ角度(フランジ部の鉛直面に対する角度)、フランジ部うねり、フランジ部の幅寸法のバラツキ率(%)を測定し、しわの有無、割れの有無、縁部余肉について検査し、それらの結果を以下の表2に示す。
表2に示すフランジ角度は、90゜に対し±5゜以内の成形品は○、それ以外の成形品は×と判定し、フランジ部のうねりは、目視観察によりフランジ部にうねりを確認できない成形品は○、確認できる成形品は×と判定した。フランジ幅寸法のバラツキについて、フランジ部の任意位置5カ所でフランジ幅を測定した結果がブランク材の長辺長さの1%以内のバラツキである場合は○、1%を超えるバラツキである場合は×と判定した。
表2に示すフランジ角度は、90゜に対し±5゜以内の成形品は○、それ以外の成形品は×と判定し、フランジ部のうねりは、目視観察によりフランジ部にうねりを確認できない成形品は○、確認できる成形品は×と判定した。フランジ幅寸法のバラツキについて、フランジ部の任意位置5カ所でフランジ幅を測定した結果がブランク材の長辺長さの1%以内のバラツキである場合は○、1%を超えるバラツキである場合は×と判定した。
しわ、割れについては成形品を目視検査して無い場合は○、しわ、割れがある場合は×と判定した。縁部の余肉は目視検査で無い場合は○、微小程度認められた場合は△、目視で容易に認められた場合は×と判定した。
これら6つの評価項目において、フランジ角度、フランジ部うねり、フランジ幅寸法のバラツキ率、しわ、割れの5つの評価項目において×判定が無い場合は判定5(合格)、×判定が1つの場合は判定4(合格)、×判定が2つの場合は判定3(不合格)、×判定が3つの場合は判定2(不合格)、×判定が4つの場合は判定1(不合格)と判定した。それらの結果を表1、表2に示す。
これら6つの評価項目において、フランジ角度、フランジ部うねり、フランジ幅寸法のバラツキ率、しわ、割れの5つの評価項目において×判定が無い場合は判定5(合格)、×判定が1つの場合は判定4(合格)、×判定が2つの場合は判定3(不合格)、×判定が3つの場合は判定2(不合格)、×判定が4つの場合は判定1(不合格)と判定した。それらの結果を表1、表2に示す。
表1、表2に示す結果から明らかなように、ブランク材の長辺長さについて、50〜600mmの範囲内のブランク材であればフランジ角度、フランジ部うねり、フランジ幅寸法のバラツキ率、しわ、割れの5つの評価項目のうち、4項目か5項目において○判定の三次元成形を製造できることがわかる。また、ブランク厚さが2〜10mmの範囲内のブランク材であればフランジ角度、フランジ部うねり、フランジ幅寸法のバラツキ率、しわ、割れの5つの評価項目のうち、4項目か5項目において○判定の三次元成形を製造できることがわかる。同様に、フランジ幅において、ブランク厚さの5〜20倍の範囲内のブランク材であれば前述の5つの評価項目のうち、4項目か5項目において○判定の三次元成形を製造できることがわかる。
これらに対し、ブランク材の長辺長さが短い比較例17、18の三次元成形品はフランジ角度、フランジ幅寸法のバラツキ率、割れにおいて評価が悪く、ブランク材の長辺長さが長い比較例19、20の三次元成形品はフランジ部うねり、フランジ幅寸法のバラツキ率、しわにおいて評価が悪く、比較例20はさらに割れも発生した。
ブランク厚さが薄すぎる比較例21はフランジ角度、フランジ部うねり、フランジ幅寸法のバラツキ率、しわ、割れの5つの評価項目がいずれも×判定であり、ブランク厚さが厚すぎる比較例22、23はフランジ角度、フランジ部うねり、フランジ幅寸法のバラツキ率、しわ、割れの5つの評価項目のうち、3項目か4項目が×判定であった。
フランジ部幅が厚さの5倍より小さい比較例24、フランジ部幅が厚さの20倍より大きい比較例25は、フランジ角度、フランジ部うねり、フランジ幅寸法のバラツキ率、しわ、割れの5つの評価項目のうち、3項目が×判定であった。
しわ押さえ力を成型開始時と成形途中と成形終了時において均等とした比較例26は3項目が×判定であり、しわ押さえ力を成型開始時と成形途中と成形終了時において徐々に大きく設定して製造した比較例27は3項目が×判定であった。
フランジ部幅が厚さの5倍より小さい比較例24、フランジ部幅が厚さの20倍より大きい比較例25は、フランジ角度、フランジ部うねり、フランジ幅寸法のバラツキ率、しわ、割れの5つの評価項目のうち、3項目が×判定であった。
しわ押さえ力を成型開始時と成形途中と成形終了時において均等とした比較例26は3項目が×判定であり、しわ押さえ力を成型開始時と成形途中と成形終了時において徐々に大きく設定して製造した比較例27は3項目が×判定であった。
これらの結果から、ブランク材の長辺長さを50〜600mmの範囲に、ブランク材の厚さを2〜10mmの範囲に、フランジ部の幅をブランク材の厚さの5〜20倍の範囲にそれぞれ設定し、成形時に印加するしわ押さえ力を徐々に弱くしつつ成形することにより、フランジ角度、フランジ部うねり、フランジ幅寸法のバラツキ率、しわ、割れの5つの評価項目において×判定が0であるか、×判定があっても1つのみの優れた三次元成形品を製造できることがわかる。
また、ダイ側プレートの凸部高さ(切欠高さ)の値がブランク厚さの6/10よりも小さい実施例16では縁部余肉が僅かに生じたので、ブランク材の厚さの6/10を超える厚さを有するフランジ厚調整用の凸部をダイ側プレートに形成しておくことも重要であることが判った。
また、ダイ側プレートの凸部高さ(切欠高さ)の値がブランク厚さの6/10よりも小さい実施例16では縁部余肉が僅かに生じたので、ブランク材の厚さの6/10を超える厚さを有するフランジ厚調整用の凸部をダイ側プレートに形成しておくことも重要であることが判った。
本発明によれば、アルミニウム樹脂複合積層板の絞り加工により三次元成形品を得る場合、しわや割れ、余肉部分などの欠陥を生じることなく形の整ったフランジ部を有する三次元成形品を製造でき、自動車部材などの部材に対し欠陥が無く、美観に優れ、軽量化した部材を提供できる。
A…製造装置、B…三次元成形品、2…アルミニウム樹脂複合積層板、2a…心材、2b…面材、2A…底壁、2B…側壁、2C…フランジ部、6…上型、7…下型、9…パンチ、10…中子、12…ダイ側プレート、12A…額縁部、12C…型孔、12E…成形型部、12g…凸部、12h、12i…突起部、17…しわ押さえ板、20…ブランク材。
Claims (5)
- 発泡樹脂からなる芯材の両面にアルミニウムあるいはアルミニウム合金からなる面材を積層したアルミニウム樹脂複合積層板からなり、天壁あるいは底壁とこれらのいずれかに連続された側壁と前記側壁に連続されたフランジ部を有する三次元成形品の製造方法であって、
中子を挿通する型孔と成形型部を備えたダイ側プレートと中子としわ押さえ板とパンチとを具備する製造装置を用い、前記アルミニウム樹脂積層板からなる矩形板状のブランク材を前記ダイ側プレートとパンチとの間に介挿し、前記ブランク材の縁部を前記ダイ側プレートとしわ押さえ板で挟持しながら前記パンチを前記成形型部内に押し込んで前記ブランク材を引き延ばしつつ前記成形型部に合わせて前記ブランク材を絞り加工するとともに、
前記ブランク材の長辺長さを50〜600mmの範囲に、前記ブランク材の厚さを2〜10mmの範囲に、前記フランジ部の幅を前記ブランク材の厚さの5〜20倍の範囲にそれぞれ設定し、成形時に印加するしわ押さえ力を徐々に弱くしつつ成形することを特徴とするフランジ部を有する三次元成形品の製造方法。 - 前記ダイ側プレートとして、前記ブランク材の縁部を挟持するための額縁部と該額縁部の内側に形成されて前記側壁を造形するための成形型部を有し、前記成形型部の内側に前記中子を挿通するための型孔が形成され、前記額縁部の上面側周縁部であって前記ブランク材の縁部を挟持しない位置に前記ブランク材の厚さの6/10を超え、9/10未満の厚さを有するフランジ厚調整用の凸部が形成されたダイ側プレートを用いることを特徴とする請求項1に記載のフランジ部を有する三次元成形品の製造方法。
- 前記額縁部の上面側であって前記フランジ厚調整用の凸部が形成されていない部分に前記フランジ厚調整用の凸部と同等以下の背の高さのブランク材位置決め用の突起部が形成されたダイ側プレートを用いることを特徴とする請求項2に記載のフランジ部を有する三次元成形品の製造方法。
- 発泡樹脂からなる芯材の両面にアルミニウムあるいはアルミニウム合金からなる面材を積層したアルミニウム樹脂複合積層板からなり、天壁あるいは底壁とこれらのいずれかに連続された側壁と前記側壁に連続されたフランジ部を有する三次元成形品の製造装置であって、
中子を挿通する型孔と成形型部を備えたダイ側プレートと中子としわ押さえ板とパンチとを具備し、前記アルミニウム樹脂積層板からなる矩形板状のブランク材を前記ダイ側プレートとパンチとの間に介挿し、前記ブランク材の縁部を前記ダイ側プレートと前記しわ押さえ板で挟持しながら前記パンチを前記成形型部内に押し込んで前記ブランク材を引き延ばしつつ前記成形型部に合わせて前記ブランク材を絞り加工し、長辺長さ50〜600mm、厚さ2〜10mm、フランジ部の幅を前記厚さの5〜20倍の範囲にそれぞれ設定したブランク材を絞り加工するための三次元成形品の製造装置であり、
前記ダイ側プレートが、前記ブランク材の縁部を挟持するための額縁部と該額縁部の内側に形成されて前記側壁を造形するための成形型部を有し、前記成形型部の内側に前記中子を挿通するための型孔が形成され、前記額縁部の上面側周縁部であって前記ブランク材の縁部を挟持しない位置に前記ブランク材の厚さの6/10を超え、9/10未満の厚さを有するフランジ厚調整用の凸部が形成されたことを特徴とするフランジ部を有する三次元成形品の製造装置。 - 前記額縁部の上面側であって前記フランジ厚調整用の凸部が形成されていない部分に前記フランジ厚調整用の凸部と同等以下の背の高さのブランク材位置決め用突起部が形成されたことを特徴とする請求項4に記載のフランジ部を有する三次元成形品の製造装置。
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