JP2018032318A - デジタルタコグラフ、及び運行管理システム - Google Patents

デジタルタコグラフ、及び運行管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】道路の路面状態を示す路面情報を取得できるデジタルタコグラフ及び運行管理システムを提供する。【解決手段】運行管理システムは、車両に搭載されるデジタルタコグラフ11と、サーバとを備える。デジタルタコグラフ11は、車速情報が入力される車速情報入力部31と、位置情報が入力される位置情報入力部33と、振動情報が入力される振動情報入力部34と、識別IDが記憶された記憶部42と、情報を外部へ出力する出力部43と、車速情報、位置情報、振動情報、及び識別IDを出力部43から出力させるCPU41とを有する。サーバは、車速情報及び位置情報を識別IDごとに運行管理情報として装置メモリに記憶させる。サーバは、位置情報及び振動情報(路面情報)を路面管理情報として装置メモリに記憶させる。【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルタコグラフ、及び運行管理システムに関する。
一般に、公道は、国や地方公共団体のほか独立行政法人等によって管理されており、あらゆる車両は公道を共用して走行する。すべての車両が安全に公道を走行するために、公道は常に整備されていなければならない。従来、公道の情報(路面状況等:「公道データ」)は、専用車両が実際に公道を走行することによって、目視や専用の機器により収集されている。この収集された公道データは道路管理においてきわめて重要であり、当該公道データに基づいて必要な修復工事等が施され、公道の安全が保持されている。
ところで、公道を走行するバスやトラック等においては、運行記録計を搭載することが、法によって義務付けられている。運行記録計は、速度パルスや回転パルスに基づいて、車速や回転数などの運行データを記録する。運行データの記録は、車両内において、チャート紙に記録されたり、メモリカードなどの記録媒体に保存されることによって行われる。或いは、運行データは、車両外の管理サーバへ送信され、管理サーバにおいて保存される。運行データが管理サーバへ送信されるタイプのものは、運行管理システムとして構築されている(例えば、特許文献1参照)。運行管理システムにおいては、複数の車両から送信された複数の運行データを、管理サーバにおいて集中管理している。
特開平6−68390号公報
前述のように、公道データの収集は、専用車両の走行による測定に頼っていることから、一般に困難であり非常にコストもかかる。一方で、多くのバスやトラック等の車両は常時公道を走行している。そこで、本願発明者は、これらの車両及び運行管理システムを公道データの収集に役立てることができないかと考えた。つまり、本願発明者は、車両を観測所として利用できれば、道路状態や各地の気象状態などの情報をリアルタイムで入手することができるとの知見を得た。
本発明はかかる背景のもとになされたものであり、その目的は、車両に搭載され、公道データ等をリアルタイムで収集することができるデジタルタコグラフ及びこれを用いた運行管理システムを提供することである。
(1) 本発明に係るデジタルタコグラフは、車速情報が入力される車速情報入力部と、位置情報が入力される位置情報入力部と、振動情報が入力される振動情報入力部と、識別記号が記憶される記憶部と、情報を外部へ出力する出力部と、上記車速情報、上記位置情報、上記振動情報、及び上記識別記号を上記出力部から出力させる制御部と、を備える。
車速情報及び位置情報と、識別記号とは、車両の運行管理に用いられる。位置情報と振動情報とは、道路の路面状態の管理に用いられる。
(2) 上記制御部は、上記車速情報を用いて上記振動情報を補正してもよい。
車両の振動の大きさは車速に影響される。具体的には、車速が速いほど振動が大きくなる。制御部は、車速情報から振動情報を補正する。例えば、制御部は、同一の路面状態の道路をどのような車速で走行しても振動情報が同一となるように、振動情報を補正する。
(3) 上記制御部は、上記識別記号を用いて上記振動情報を補正してもよい。
車両の振動の大きさは車種に影響される。この車種には、車体の大きさ、重さ、ダンパの性能等が含まれる。車種は、識別記号に対応する。制御部は、車種に対応する識別記号から振動情報を補正する。例えば、制御部は、同一の路面状態の道路をどのような車種で走行しても振動情報が同一となるように、振動情報を補正する。
(4) 上記制御部は、上記振動情報から路面状態を判定してもよい。
制御部は、振動情報から路面状態を判定し、判定した路面状態を振動情報とともに、或いは振動情報として出力部から出力させる。
(5) デジタルタコグラフは、環境センサをさらに備えていてもよい。上記環境センサは、気圧を検出する第1検出部と、温度を検出する第2検出部と、湿度を検出する第3検出部とのうち、少なくとも1つの検出部を有する。上記制御部は、上記環境センサが出力した環境情報を上記出力部から出力させる。
出力された位置情報と環境情報とは、気象状態の管理や気象予測に用いられる。
(6) 本発明に係る運行管理システムは、上述のデジタルタコグラフと、上記デジタルタコグラフが送信した上記車速情報、上記位置情報、上記振動情報、及び上記識別記号を取得するサーバと、を備える。上記サーバは、装置メモリを有する。上記装置メモリは、上記識別記号に上記車速情報及び位置情報を対応付けて運行管理情報として記憶し、上記位置情報に上記振動情報を対応付けて路面管理情報として記憶する。
運行管理情報により、車両の運行管理が行われる。例えば、車両が運行予定通りのルートを通って目的地まで走行したかや、運行予定通りの休憩所で休憩がされたかが確認される。
また、路面管理情報により、道路の路面状態の管理が行われる。例えば、各道路が複数のエリアに分割され、各エリアごとに路面状態の情報が得られる。
(7) 上記サーバは、上記車速情報を用いて上記振動情報を補正してもよい。
車両の振動の大きさは車速に影響される。具体的には、車速が速いほど振動が大きくなる。サーバは、車速情報から振動情報を補正する。例えば、サーバは、同一の路面状態の道路をどのような車速で走行しても振動情報が同一となるように、振動情報を補正する。
(8) 上記サーバは、上記識別記号を用いて上記振動情報を補正してもよい。
車両の振動の大きさは車種に影響される。この車種には、車体の大きさ、重さ、ダンパの性能等が含まれる。車種は、識別記号に対応する。サーバは、車種に対応する識別記号から振動情報を補正する。例えば、サーバは、同一の路面状態の道路をどのような車種で走行しても振動情報が同一となるように、振動情報を補正する。
(9) 上記サーバは、上記振動情報から道路の路面状態を判定し、判定値を上記位置情報と対応させて上記装置メモリに記憶させてもよい。
サーバは、振動情報から道路の路面状態を判定し、判定値を振動情報とともに、或いは振動情報として装置メモリに記憶させる。
(10) 上記デジタルタコグラフは、気圧を検出する第1検出部と、温度を検出する第2検出部と、湿度を検出する第3検出部とのうち、少なくとも1つの検出部を有する環境センサをさらに備えていてもよい。上記制御部は、上記環境センサから入力した環境情報を上記出力部から出力させる。上記サーバは、上記位置情報に上記環境情報を対応させて上記装置メモリに記憶させる。
装置メモリに記憶された位置情報と環境情報とは、気象状態の管理や気象予測に用いられる。
(11) 上記サーバは、上記第1検出部が検出して上記デジタルタコグラフが出力した気圧情報と、別入力された元気圧情報とから標高情報を生成し、当該標高情報と上記位置情報とを対応させて上記装置メモリに記憶させてもよい。
元気圧情報は、気象庁などが発表した気圧の情報である。サーバは、デジタルタコグラフから送られた気圧情報と元気圧情報とから標高情報を生成する。標高情報は、車両が位置する標高を示す。気圧情報から標高情報を生成するので、生成された標高情報は、GPS(Global Positioning System)が示す標高よりも高精度となる。すなわち、GPSよりも高精度で各地点の標高を得ることができる。
本発明によれば、公道データ等をリアルタイムで収集することができる。
図1は、運行管理システム10の構成図である。 図2は、デジタルタコグラフ11の機能ブロック図である。 図3は、サーバ12の機能ブロック図である。 図4は、環境センサ35の構成図である。 図5は、第1補正テーブル71を示す図である。 図6は、第2補正テーブル72を示す図である。 図7は、対応テーブル73を示す図である。 図8は、変形例におけるサーバ12の機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
本実施形態では、図1に示される運行管理システム10が説明される。運行管理システム10は、車両20に搭載されるデジタルタコグラフ11と、デジタルタコグラフ11から送られる情報によって車両20の運行管理、公道データや気象データの収集を行うサーバ12とを備える。なお、車両20には、バス、トラック、普通車など全ての車両が含まれる。
車両20は、アンテナ21を備える。車両20は、アンテナ21により、通信衛星13から位置情報を受信し、また、送信を行う。すなわち、アンテナ21は送受信アンテナである。ただし、車両20は、送信アンテナと受信アンテナとを別個に備えていてもよい。
車両20は、バッテリ22を備える。バッテリ22は、デジタルタコグラフ11に電力を供給し、また、アンテナ21からの送信のための電力を供給する。
車両20は、図2に示されるように、車速センサ23及び回転数センサ24を備える。車速センサ23は、車両20の車速を示す車速情報を出力する。回転数センサ24は、車両20の不図示のエンジンの回転数を示す回転数情報を出力する。
車両20は、振動センサ25を備える。振動センサ25には、圧電素子などを用いた3軸の加速度センサが用いられる。振動センサ25には、ジャイロセンサも含まれる。振動センサ25は、加速度情報(振動情報)を出力する。なお、振動センサ25として、車両20に搭載された姿勢制御装置に組み込まれた加速度センサ、ジャイロセンサが流用されてもよい。
デジタルタコグラフ11は、車両20に搭載される。デジタルタコグラフ11は、インタフェースユニット30と、CPUユニット40とを備える。インタフェースユニット30及びCPUユニット40は、不図示のパターン回路基板と、このパターン回路基板に実装された抵抗やダイオードやIC(Integrated Circuit)などによって実現される。インタフェースユニット30とCPUユニット40とは、電源ケーブルや接続ケーブルによって電気的に接続されている。なお、本実施形態では、デジタルタコグラフ11がインタフェースユニット30とCPUユニット40とに分割されてケーブルで接続された例が説明されるが、インタフェースユニット30とCPUユニット40とが一体とされてもよい。
インタフェースユニット30は、車速情報入力部31と、回転数情報入力部32と、位置情報入力部33と、振動情報入力部34と、環境センサ35と、クロックモジュール36と、インタフェース回路37と、電源入力部38と、電源回路39とを備える。
電源入力部38は、車両20に搭載されたバッテリ22と、ケーブルやリード線などを用いて電気的に接続されている。電源回路39は、回路基板のパターンにより電源入力部38と電気的に接続されている。すなわち、電源回路39には、バッテリ22から直流電圧が供給される。電源回路39は、入力した直流電圧を安定した所定の定電圧に変換して出力する回路である。電源回路39は、DC−DCコンバータやレギュレータなどで構成され、5Vや3.3Vの直流電圧を出力する。後述の各回路は、電源回路39が出力した直流電圧により駆動される。なお、図2では、煩雑になるのを避けるため、電源回路39から各回路への給電線の図示が省略されている。
車速情報入力部31は、車両20に搭載された車速センサ23と、ケーブルやリード線などを用いて電気的に接続されている。車速情報入力部31は、車速センサ23から車速情報を入力される。車速情報入力部31は、回路基板のパターンによりインタフェース回路37と電気的に接続されている。
回転数情報入力部32は、車両20に搭載された回転数センサ24と、ケーブルやリード線などを用いて電気的に接続されている。回転数情報入力部32は、回転数センサ24から回転数情報を入力される。回転数情報入力部32は、回路基板のパターンによりインタフェース回路37と電気的に接続されている。
位置情報入力部33は、車両20が備えるアンテナ21と、ケーブルやリード線などを用いて電気的に接続されている。位置情報入力部33は、アンテナ21を介して通信衛星13(図1)から、位置情報を入力される。位置情報入力部33は、回路基板のパターンによりインタフェース回路37と電気的に接続されている。
振動情報入力部34は、車両20に搭載された振動センサ25と、ケーブルやリード線などを用いて電気的に接続されている。振動情報入力部34は、振動センサ25から振動情報を入力される。振動情報入力部34は、回路基板のパターンによりインタフェース回路37と電気的に接続されている。
環境センサ35は、図4に示されるように、気圧を検出する気圧センサ61(第1検出部)と、温度を検出する温度センサ62(第2検出部)と、湿度を検出する湿度センサ63(第3検出部)と、空気中の所定の成分の有無や濃度を検出するガスセンサ64(第4検出部)とを備える。ガスセンサ64は、例えば、車内の空気に含まれる揮発性有機化合物、アルコール、二酸化炭素などを検出する。環境センサ35には、例えば、BOSCH(商標)社製のBME680を用いることができる。環境センサ35は、回路基板のパターンによりインタフェース回路37と電気的に接続されている。
クロックモジュール36は、時刻情報を出力するICである。例えば、MAXIM INTEGRATED(商標)社のDS3231をクロックモジュール36として使用することができる。クロックモジュール36は、回路基板のパターンによりインタフェース回路37と電気的に接続されている。
インタフェース回路37は、入力する信号をCPU41に入力可能な信号に変換する回路である。図面が煩雑になるのを避けるため図2では1個のインタフェース回路37が示されているが、インタフェース回路37は、入力する信号に合わせて設けられた複数のインタフェース回路からなる。具体的には、インタフェース回路37は、車速センサ23から入力するパルス信号を波形整形するインタフェース回路や、回転数センサ24から入力するパルス信号を波形整形するインタフェース回路など、複数のインタフェース回路からなる。インタフェース回路37は、回路基板のパターン及び接続ケーブルにより、CPUユニット40と電気的に接続されている。
CPUユニット40は、CPU(Central Processing Unit)41と、記憶部42と、出力部43とを備える。
CPU41は、演算処理を行う演算処理装置である。例えば、エイコーン(商標)社のラズベリーパイ2(RASPBERRY Pi2)がCPU41及び記憶部42として用いられる。CPU41は、車速センサ23及び回転数センサ24から入力した車速情報及び回転数情報から、車速及び回転数を演算する。この「演算」には、記憶部42に記憶された計算式による算出、及び記憶部42に記憶されたテーブルによる決定が含まれる。このテーブルには、例えば上記信号のパルス間隔に対応した車速及び回転数が対応付けて記憶されている。CPU41が制御部に相当する。
また、CPU41は、振動センサ25から入力された振動情報を記憶部42に記憶された第1補正テーブル71及び第2補正テーブル72を用いて補正する。詳しくは後述される。
また、CPU41は、記憶部42への書き込み及び読み出しと、出力部43からの出力とを行う。具体的には、CPU41は、算出した車速及び回転数と、入力した位置情報、時刻情報、振動情報、及び環境情報とを記憶部42に書込み、また、記憶部42からこれらの情報及び識別IDを読み出し、出力部43から出力させる。以下では、算出した車速・回転数、位置情報、時刻情報、環境情報、及び識別IDを運行管理情報と総称し、位置情報、振動情報、及び識別記号を路面管理情報と総称して説明がされることがある。
記憶部42は、情報の書き込みと読出しが可能なメモリである。記憶部42は、EEPROMやRAMやROMなどである。記憶部42は、識別IDを記憶する。記憶部42は、例えばROMなどの読出し専用メモリに識別IDを記憶する。識別IDは、各デジタルタコグラフ11にそれぞれ割り当てられる。識別IDは、例えば、車種などを識別する車種識別部分と、個体を識別する個体識別部分とからなる。図3に示された「A001」の例では、「A」が車種識別部分に相当し、「001」が個体識別部分に相当する。ただし、識別IDの具体例は、図3の例に限られないことは言うまでもない。識別IDは、識別記号に相当する。
記憶部42は、図5に示される第1補正テーブル71と、図6に示される第2補正テーブル72とをROMなどに記憶する。第1補正テーブル71は、振動情報を補正する補正値を車速から決定するための補正テーブルである。具体的に説明すると、道路の路面状態が同じであっても、車両20の速度が速いほど、振動が大きくなる傾向がある。したがって、振動情報から道路の路面状態を判断するためには、車両20の速度が速いほど、振動情報を下方修正する必要がある。第1補正テーブル71は、振動情報を補正するための補正値を決定するテーブルである。なお、図5では、車両20の速度が10km/時増加するごとに「−1」の補正を行う例が示されているが、補正値は、図5に示された例に限られないことは言うまでもない。
第2補正テーブル72は、振動情報を補正する補正値を識別ID(車種)から決定するための補正テーブルである。具体的に説明すると、道路の路面状態が同じであっても、車種(車体の大きさ、重量、ダンパの性能など)によって、入力される振動情報が相違する。したがって、振動情報から道路の路面状態を判断するためには、車種に応じて振動情報を補正する必要がある。第2補正テーブル72は、車種によって振動情報を補正するための補正値を決定するテーブルである。なお、図6に示された補正値「−1」〜「−6」は例示であって、補正値は、図6に示された例に限られないことは言うまでもない。
CPU41は、第1補正テーブル71及び第2補正テーブル72によって決定された補正値を用いて、振動情報を補正する。例えば、第1補正テーブル71によって決定された補正値が「−1」であり、第2補正テーブル72によって決定された補正値が「−2」である場合、CPU41は、振動情報から「3」を減算し、減算により算出した値を補正後の振動情報とする。CPU41は、補正後の振動情報を記憶部42に記憶させる。また、CPU41は、車速情報、回転数情報、位置情報、時刻情報、環境情報、振動情報、及び識別IDを出力部43から出力させる。
出力部43は、図2に示されるアンテナ21と、ケーブルやリード線などを用いて電気的に接続されている。出力部43から出力された情報は、アンテナ21を介して外部へ送信される。アンテナ21から送信された情報は、移動体通信やインターネットなどにより、サーバ12に取得される。移動体通信及びインターネットについては公知であるので、詳しい説明は省略される。
図3に示されるサーバ12は、会社の事務所などに設置され、電話回線やインターネットなどの通信網と接続され、車両20から運行管理情報及び路面管理情報を取得する。
サーバ12は、管理ソフト51と、装置メモリ52とを備える。装置メモリ52は、サーバ12に内蔵されたものでもよいし、サーバ12に外付けされたものでもよい。
装置メモリ52は、図7に示される対応テーブル73を記憶する。対応テーブル73は、デジタルタコグラフ11に付与された識別IDと車体情報との対応を示すテーブルである。車体情報は、車体番号、車種、購入日、車検日などである。サーバ12は、対応テーブル73を用いて、識別IDから車体を特定する。
また、装置メモリ52は、管理ソフト51により、各情報を区分けして記憶される。具体的に説明すると、管理ソフト51は、図3に示されるように、車速情報、回転数情報、位置情報、環境情報、及び時刻情報を運行管理情報として識別IDごとに装置メモリ52に記憶させる。運行管理情報により、どの車両20が、どのような速度でどこを走行し、いつ休憩所や目的地に到着したかが確認される。すなわち、運行管理情報は、車両20の運行管理に使用される。なお、車速情報、回転数情報、位置情報、環境情報、及び時刻情報以外の情報が運行管理情報とされてもよい。
一方、管理ソフト51は、振動情報及び識別IDを位置情報ごとに路面管理情報として装置メモリ52に記憶させる。また、管理ソフト51は、振動情報から路面状態を判定する。例えば、管理ソフト51は、複数の振動情報の平均値を算出し、当該平均値についてレベル判定を行う。また、管理ソフト51は、振動情報における振動値が小さい場合を路面状態が良い「A」とし、「A」〜「E」の5段階で路面状態を判定する。例えば、判定「E」は道路の改修が必要なレベルである。なお、管理ソフト51における上述の路面状態の判断は例示であり、他の判断手法が用いられてもよい。
位置情報ごとに振動情報が記憶されることにより、各道路の状態がリアルタイムで確認される。すなわち、収集された各道路の振動情報は、道路管理に使用され得る公道データである。収集された振動情報(路面情報)は、例えば、国土交通省や地方公共団体や独立行政法人へ引き渡される。または、道路の路面状態を視覚的に確認する3D道路マップが、収集された振動情報から作成されてもよい。
また、管理ソフト51は、環境情報を位置情報ごとに装置メモリ52に記憶させる。位置情報ごとに環境情報が記憶されることにより、各地の気圧、温度、湿度がリアルタイムで確認される。収集された環境情報は、例えば、気象庁へ引き渡される。
以下、識別IDが「A001」の車両20から情報が送信される例を用いて運行管理システム10の動作が説明される。車両20は、国道A号線を走行する。図3に示される「エリア」は、例えば、国道A号線を5M間隔で区切った領域である。すなわち、エリア番号を用いて、国道A号線の各位置が特定される。
車両20に搭載されたデジタルタコグラフ11の記憶部42には、識別IDとして「A001」が記憶されている。車両20が走行すると、デジタルタコグラフ11は、位置情報、時刻情報、速度情報、回転数情報、振動情報、及び環境情報を取得する。
デジタルタコグラフ11は、取得した各情報を記憶部42に記憶させる。また、デジタルタコグラフ11は、第1補正テーブル71及び第2補正テーブル72を用いて、振動情報を補正する。補正した振動情報は、記憶部42に記憶される。
デジタルタコグラフ11は、記憶部42に記憶させた位置情報、時刻情報、速度、回転数、振動情報、及び環境情報を識別ID「A001」と対応付け、予め決められた時間間隔(例えば、0.05秒)で出力する。出力された情報は、アンテナ21から送信され、インターネットなどを介してサーバ12に取得される。なお、上述の時間間隔は、例えばCPU61のクロック周波数の波数をカウントするタイマカウンタのカウント数によって決められる。
サーバ12は、取得した速度、回転数、位置情報、及び時刻情報を運行管理情報として、識別IDごとに装置メモリ52に記憶させる。装置メモリ52に記憶された運行管理情報は、車両20の運行管理に用いられる。例えば、車両20が時間通りに休憩所や目的地に到着したかや、予定通りのルートを車両20が走行したかが、運行管理情報によって確認される。
また、サーバ12は、取得した振動情報から路面状態を判定する。サーバ12は、取得した振動情報、及び判定した路面状態を装置メモリ52に記憶させる。図3に示された例では、国道A号線の第111エリアの路面状態が「A」と判定されて装置メモリ52に記憶され、国道A号線の第31エリアの路面状態が「B」と判定されて装置メモリ52に記憶される。装置メモリ52に記憶された振動情報や路面状態の判定値は、国土交通省や地方公共団体や独立行政法人に引き渡され、道路管理に用いられる。
また、サーバ12は、取得した環境情報(気圧情報、温度情報、湿度情報)を位置情報ごとに装置メモリ52に記憶させる。装置メモリ52に記憶された環境情報は、例えば気象庁に引き渡され、詳細な天気図の作成や、ゲリラ豪雨の予測などに利用される。
本実施形態では、車速、回転数、位置情報、時刻情報、及び識別IDがデジタルタコグラフ11から出力されるから、サーバ12において車両20の運行管理を行うことができる。
また、位置情報、振動情報、及び識別IDがデジタルタコグラフ11から出力されるから、サーバ12において道路の路面状態の管理を行うことができる。
また、位置情報、及び環境情報がデジタルタコグラフ11から出力されるから、サーバ12において気象状態の管理を行うことができる。
また、車速によって振動情報を補正するから、車速に係らず同一の路面状態において同一の振動情報(路面情報)を得ることができる。
また、識別IDによって振動情報を補正するから、車種に係らず同一の路面状態において同一の振動情報(路面情報)を得ることができる。
上述の実施形態では、補正テーブル71、72を用いて振動情報の補正が行われる例が説明された。しかしながら、補正テーブルを用いずに振動情報の補正が行われてもよい。例えば、記憶部42に補正の計算式が記憶されていてもよい。1次の補正の場合、速度に比例して振動情報が低減される。補正の計算式は、2次や3次であってもよい。
[変形例]
本変形例では、気圧センサ61が出力した気圧情報から標高情報が生成される例が説明される。
サーバ12には、各位置の気圧を示す元気圧情報が入力される。元気圧情報は、気象庁などが出す情報である。サーバ12は、各位置の元気圧情報と気圧情報との差から、各位置の標高情報を生成する。標高情報の生成には、装置メモリ52に記憶されたテーブルや、装置メモリ52に記憶された計算式が用いられる。サーバ12は、図8に示されるように、生成した標高情報を位置情報と対応付けて装置メモリ52に記憶させる。
このようにして生成された標高情報は、GPSが示す標高よりも高い精度で標高を示す。すなわち、車両20が通過した道路の各エリアの標高を高精度で取得することができる。
上述の実施形態では、デジタルタコグラフ11において、振動情報の補正が行われる例が説明された。振動情報の補正は、サーバ12で行われてもよい。すなわち、サーバ12の管理ソフト51は、装置メモリ52に記憶された第1補正テーブル71及び第2補正テーブル72や、上述の補正の計算式を用いて、振動情報を補正する。なお、管理ソフト51は、第2補正テーブル72による補正を行う場合、識別IDの車種識別部分(「A」や「B」など)を用いる。
また、上述の実施形態では、サーバ12において、振動情報から路面状態の判定が行われる例が説明された。しかしながら、路面状態の判定は、デジタルタコグラフ11において行われてもよい。すなわち、デジタルタコグラフ11の記憶部42に、判定を行うテーブルや計算式が記憶され、当該テーブルや計算式を用いてCPU41が路面状態の判定を行う。
上述の実施形態では、振動センサ25が車両20に搭載された例が説明された。しかしながら、振動センサ25は、デジタルタコグラフ11に搭載されていてもよい。この場合、振動センサ25からの振動情報が入力されるインタフェース回路37が振動情報入力部に相当する。
10・・・運行管理システム
11・・・デジタルタコグラフ
12・・・サーバ
25・・・振動センサ
31・・・車速情報入力部
33・・・位置情報入力部
34・・・振動情報入力部
35・・・環境センサ
36・・・クロックモジュール
41・・・CPU(制御部)
42・・・記憶部
43・・・出力部
51・・・管理ソフト
52・・・装置メモリ
61・・・気圧センサ(第1検出部)
62・・・温度センサ(第2検出部)
63・・・湿度センサ(第3検出部)
71・・・第1補正テーブル
72・・・第2補正テーブル
73・・・対応テーブル

Claims (11)

  1. 車速情報が入力される車速情報入力部と、
    位置情報が入力される位置情報入力部と、
    振動情報が入力される振動情報入力部と、
    識別記号が記憶される記憶部と、
    情報を外部へ出力する出力部と、
    上記車速情報、上記位置情報、上記振動情報、及び上記識別記号を上記出力部から出力させる制御部と、を備えるデジタルタコグラフ。
  2. 上記制御部は、上記車速情報を用いて上記振動情報を補正する請求項1に記載のデジタルタコグラフ。
  3. 上記制御部は、上記識別記号を用いて上記振動情報を補正する請求項1または2に記載のデジタルタコグラフ。
  4. 上記制御部は、上記振動情報から路面状態を判定する請求項1から3のいずれかに記載のデジタルタコグラフ。
  5. 気圧を検出する第1検出部と、温度を検出する第2検出部と、湿度を検出する第3検出部とのうち、少なくとも1つの検出部を有する環境センサをさらに備え、
    上記制御部は、上記環境センサが出力した環境情報を上記出力部から出力させる請求項1から4のいずれかに記載のデジタルタコグラフ。
  6. 請求項1に記載のデジタルタコグラフと、
    上記デジタルタコグラフが送信した上記車速情報、上記位置情報、上記振動情報、及び上記識別記号を取得するサーバと、を備え、
    上記サーバは、装置メモリを有し、
    上記装置メモリは、
    上記識別記号に上記車速情報及び上記位置情報を対応付けて運行管理情報として記憶し、
    上記位置情報に上記振動情報を対応付けて路面管理情報として記憶する運行管理システム。
  7. 上記サーバは、上記車速情報を用いて上記振動情報を補正する請求項6に記載の運行管理システム。
  8. 上記サーバは、上記識別記号を用いて上記振動情報を補正する請求項6または7に記載の運行管理システム。
  9. 上記サーバは、
    上記振動情報から道路の路面状態を判定し、判定値を上記位置情報と対応させて上記装置メモリに記憶させる請求項6から8のいずれかに記載の運行管理システム。
  10. 上記デジタルタコグラフは、気圧を検出する第1検出部と、温度を検出する第2検出部と、湿度を検出する第3検出部とのうち、少なくとも1つの検出部を有する環境センサをさらに備え、
    上記制御部は、上記環境センサから入力した環境情報を上記出力部から出力させ、
    上記サーバは、上記位置情報に上記環境情報を対応させて上記装置メモリに記憶させる請求項6から9のいずれかに記載の運行管理システム。
  11. 上記サーバは、上記第1検出部が検出して上記デジタルタコグラフが出力した気圧情報と、別入力された元気圧情報とから標高情報を生成し、当該標高情報と上記位置情報とを対応させて上記装置メモリに記憶させる請求項10に記載の運行管理システム。
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