JP2018029816A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】炊飯中の通信機器と炊飯器との無線通信を安全に行うことができる炊飯器を得ることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る炊飯器は、本体の上部に炊飯中に発生する蒸気を排出する蒸気口と、本体の上部に設けられ、通信機器を近接させて無線通信を行う通信部と、本体の上部に前記本体の上下方向に伸びる壁部と、を備える。壁部は、水平方向において、蒸気口と前記通信部との間に位置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、近距離無線通信が可能な炊飯器の炊飯器本体上面の構造に関する。
従来、炊飯器は、炊飯器本体上面に炊飯中の蒸気を排出する蒸気口を備える。炊飯器が近距離無線通信の通信部を有する場合、通信部と蒸気口とは同一面上に配置される場合が多く、近接して設けられる。特に炊飯器の蓋部に通信部と蒸気口とが配置される場合、配置の効率から、通信部と蒸気口とは近接して配置される。
国際公開第2013/136738号
特許文献1に開示されている技術に係る炊飯器においては、一般的に、通信機器との通信部は本体の上面に配置されており、通信部と蒸気口とが近い。炊飯中に蒸気口から蒸気が排出されているときにスマートフォン等の通信機器により炊飯器と通信機器との無線通信を行った場合、通信機器を蒸気口の近傍に配置すると、使用者が操作を誤ると蒸気により火傷をするリスクがある。また、炊飯中に無線通信による操作を受け付けない仕様にした場合、使用者のリスクは小さくなるが、使用者が炊飯中に操作するのを制限することになる。例えば、使用者が誤って選択した実行中の炊飯メニューを変更する、配信された更新プログラムの書き換えを行う等の操作が炊飯中にできない。これにより、使用者が炊飯器の使用にあたり不便に感じるという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、炊飯中であっても安全に無線通信を実行できる炊飯器を得ることを目的とする。
本発明に係る炊飯器は、本体の上部に炊飯中に発生する蒸気を排出する蒸気口と、前記本体の上部に設けられ、通信機器を近接させて無線通信を行う通信部と、前記本体の上部に前記本体の上下方向に伸びる壁部と、を備え、前記壁部は、水平方向において、前記蒸気口と前記通信部との間に位置する。
本発明に係る炊飯器によれば、本体上面の蒸気口と通信部との間に本体上下方向に伸びる壁部を設けることにより、通信機器が無線通信をする際に蒸気口に近づくと壁部に当たる。そのため、炊飯中に通信機器と炊飯器とが無線通信をしたときに使用者が操作を誤っても、使用者の手が蒸気口周辺に近づくことを抑制することができる。これにより、炊飯中の通信機器と炊飯器との無線通信を安全に行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の変形例を示す炊飯器の斜視図である。 図2の炊飯器と通信機器とが無線通信を行っている状態の図である。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器を示す斜視図である。 図4の炊飯器と通信機器とが無線通信を行っている状態の図である。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器を示す斜視図である。 図6の炊飯器と通信機器とが無線通信を行っている状態の図である。 本発明の実施の形態3に係る炊飯器の変形例を示す炊飯器の斜視図である。 図8の炊飯器と通信機器2とが無線通信を行っている状態の図である。 図8の炊飯器の上面図及び断面図である。 図8の炊飯器の上面から見た図であり、蓋体内部の部品の配置を示す図である。
以下に、本発明に係る炊飯器の実施の形態について説明する。なお、図面の形態は一例であり、本発明を限定するものではない。また、各図において同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。さらに、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100を示す斜視図である。炊飯器100の本体10は、蓋体20と下部筐体30とから構成される。本体10は、内部に内釜が配置され、内釜を熱するヒーター等が設けられている。
蓋体20は、下部筐体30の上部を覆う蓋であり、下部筐体30とヒンジ22により接続され、開閉自在に取り付けられている。蓋体20は、上面を構成する化粧板21と蓋筐体27により構成されており、蓋体20の外観を構成している。化粧板21は、蓋筐体27の上面を覆って組み立てられており、蓋筐体27の裏面側から固定されている。また、化粧板21には複数の釦が配置される操作部40が設けられている。操作部40を構成する複数の釦は、表示部41の周りに配置されている。
下部筐体30には開閉釦31が設けられている。開閉釦31は、炊飯器100の前面に設けられており、開閉釦31の反対側、すなわち炊飯器100の背面側に蓋体20と下部筐体30とを接続するヒンジ22が設けられている。開閉釦31を押すと、蓋体20が開き、炊飯器100の下部筐体30の上部の開口が露出する。なお、炊飯器100において開閉釦31が設置されている側を炊飯器100の前側、ヒンジ22が設けられている側を背面側とし、前側から見て左を炊飯器100の左側、前側から見て右を炊飯器100の右側と呼ぶ。
蓋体20の上面には、さらに通信部60が配置されている。通信部60は、スマートフォンなどの通信機器2と無線通信が可能である。無線通信は、例えば、NFC(Near Field Communication)通信といった近接場形の通信規格により通信を行う。
通信部60は、操作部40及び表示部41に対し右の奥側に配置されている。図1は、蓋体20の上面に配置された通信部60の上に通信機器2が置かれ、近距離無線通信を行っている状態が示されている。通信部60は、通信機器2との無線通信を行う際に、操作部40を構成する複数の釦及び炊飯器100の状態等の表示が行われている表示部41が通信機器2により隠されることの無い位置に配置されることが望ましい。
蓋体20の上面には、さらに炊飯中に本体10の内部で発生した蒸気を排出する蒸気口23が設けられている。蒸気口23は、蓋体20の上面の背面側の中央に配置されている。蒸気口23の周囲には、蓋体20の上面から立設されている壁部50が設けられている。壁部50は、蒸気口23の背面側以外の周囲を囲んでいる。また、壁部50の高さは、少なくとも通信機器2と通信部60との通信可能距離よりも高く設定されている。壁部50がこのように構成されることにより、通信機器2と通信部60とが無線通信をしている際には、通信機器2は蒸気口23に近づくことができないため、通信機器2を保持している使用者の手が蒸気口23の周辺に近づくことを抑制することができる。
なお、炊飯器100は、内部に炊飯器100の運転を制御するための制御部を備えている。炊飯器100が運転時であっても、蒸気口23に通信機器2が近づかないように構成されているため、制御部は、炊飯時及び保温時においても通信機器2との通信が可能なようにプログラムされている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の変形例を示す炊飯器100aの斜視図である。図3は、図2の炊飯器100aと通信機器2とが無線通信を行っている状態の図である。実施の形態1においては、壁部50は、蒸気口23の背面側以外の全周を囲っているが、この形態のみに限定されない。壁部50は、少なくとも蒸気口23と通信部60との間に設置されている形態でも良い。図2において、蓋体20の上面には、壁部50a及び壁部50bが配置されている。壁部50aは、蒸気口23と通信部60との間に位置している。壁部50aは、通信部60を囲む様に上面側から見て2辺の壁を直角に配置されている。壁部50aは、通信部60に通信機器2を近接させた際に、通信機器2の角部2aが壁部50aの直角に配置された壁に嵌り、通信機器2を蒸気口23側に近づけないようにガードすると共に、通信機器2と通信部60との水平方向の位置を合わせるためのガイドとして機能する。
壁部50bは、通信部60と無線通信している通信機器2の角部2aの隣合った角部2bに対応した位置に配置されている。壁部50aと壁部50bとが蓋体20の上面に配置されていることにより、通信機器2は、角部2a及び角部2bを壁部50a及び壁部50bに合わせて通信部60に近接させることができる。このように構成されることにより、使用者は通信機器2を通信部60に合わせて通信可能な状態にし易いため、無線通信の使い勝手が良くなるという利点がある。なお、壁部50aと壁部50bとは、図2及び図3においては通信機器2の隣合った角部2a、2bに対応した位置に配置されているが、これだけに限定されず、例えば、通信機器2の対角の位置に配置されていても良い。
通信機器2は、例えばスマートフォンなどであるため、各機器により通信機器2側の通信部の位置が異なる場合がある。この時、壁部50a及び壁部50bのように通信機器2の角部2a及び角部2bを嵌めることにより炊飯器100a側の通信部60と位置合わせができない場合がある。よって、壁部50a及び壁部50bは、例えば蓋体20の上面から着脱自在に構成され、通信機器2に合わせて移動できる様に構成しても良い。例えば、壁部50a及び壁部50bの下面に粘着テープなどが貼り付けてあり、使用者が自由に設置位置を調整してから炊飯器100aに固定しても良い。又は、予め蓋体20の上面に壁部50a及び壁部50bが嵌る穴を複数設けておき、使用する通信機器2に合わせた位置に壁部50a及び壁部50bを穴に組み付けても良い。又は、蓋体20の上面に壁部50a又は50bが嵌る溝を設け、溝に沿って壁部50a及び壁部50bの少なくとも一方が移動できる様に構成しても良い。
実施の形態1において、壁部50、50a、50bは、例えば樹脂を成形して形成されており、力を加えても容易に変形しないような材質で形成されているが、これだけに限定されない。例えば、壁部50、50a、50bは、シリコンゴムなどの軟質弾性体により形成されても良い。このように構成されることにより、壁部50、50a、50bが通信機器2の通信部60に対する位置合わせのガイドとして機能する場合に、壁部50、50a、50bの形状が通信機器2の形状に追従して変形する。そのため、通信機器2と壁部50、50a、50bとの形状が相違している場合でも、壁部50、50a、50bは通信機器2をガイドさせることができる。また、炊飯器100、100aとの通信時に通信機器2が傷つくのを抑制することができる。
<実施の形態1の効果>
(1)実施の形態1によれば、炊飯器100、100aは、本体10の上部に炊飯中に発生する蒸気を排出する蒸気口23と、本体10の上部に設けられ、通信機器2を近接させて無線通信を行う通信部60と、本体10の上部に本体10の上下方向に伸びる壁部50、50a、50bと、を備える。壁部50、50aは、水平方向において、蒸気口23と通信部60との間に位置する。
このように構成されることにより、通信機器2と炊飯器100、100aとを近接させて無線通信を行うときに、通信機器2が蒸気口23に近づくのを抑制することができる。これにより、使用者が通信機器2を保持した手を蒸気口23に近づくことが無く、使用者の蒸気による火傷などを抑制することができる。また、壁部50a及び壁部50bのように配置することにより、通信機器2を壁部50a及び壁部50bに合わせて通信部60と通信機器2との位置合わせができるため、無線通信が容易に実行できる。
(2)実施の形態1の炊飯器100によれば、壁部50は、蒸気口23の周囲に本体10の上面から突出して設けられる。
このように構成されることにより、通信機器2が蒸気口23に近づくのをより確実に抑制することができるため、使用者の火傷等のリスクが少ない。
(3)実施の形態1の炊飯器100aによれば、壁部50aは、通信部60の周囲に設けられ、通信機器2と通信部60との水平方向の位置を合わせるガイドとして機能する。
このように構成されることにより、通信部60と通信機器2との位置合わせがより確実になり、通信機器2と炊飯器100aとの無線通信がより容易に実行できる。
(4)実施の形態1の炊飯器100、100aによれば、壁部50、50a、50bは、本体10の上面からの高さが通信機器2との無線通信が可能な距離よりも高い。
このように構成されることにより、通信機器2と炊飯器100、100aが通信状態において、通信機器2は、蒸気口23に近づくことができないため、使用者が安全に無線通信を実行することができる。
(5)実施の形態1の炊飯器100aによれば、壁部50a、50bは、水平方向に位置が移動自在に設置されている。
このように構成されることにより、炊飯器100aと通信する通信機器2のサイズが変わっても、壁部50a、50bの位置を修正することにより、通信機器2をガイドすることが可能になる。
(6)実施の形態1の炊飯器100、100aによれば、壁部50、50a、50bは、軟質弾性体で形成される。
このように構成されることにより、通信機器2が壁部50、50a、50bに当たっても通信機器2が傷つくことがない。また、通信機器2が壁部50a、50bの間の距離よりも少し大きい場合であっても、壁部50a、50bが変形できるため、通信機器2を傷つけることなくガイドすることが可能である。
実施の形態2.
実施の形態2に係る炊飯器200は、実施の形態1の炊飯器100、100aの壁部50、50a、50bの代わりに保持構造250を設けたものである。その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態2においては実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器200を示す斜視図である。図5は、図4の炊飯器200と通信機器2とが無線通信を行っている状態の図である。炊飯器200の蓋体20には、実施の形態1の炊飯器100、100aと同様の位置に通信部60が設けられている。通信部60が位置する蓋体20の表面上に通信機器2を保持する保持構造250が設けられている。保持構造250は、上面が開放された箱形状に形成されており、箱形状の底面部251が蓋体20の上面に接触して設置されている。そして、保持構造250は、底面部251の縁に沿って全周に壁部250aが立設されており、炊飯器200の上側から見ると長方形の箱に形成されている。長方形の長辺に当たる壁部250aは、一部が切り欠かれて指掛け部252が設けられている。指掛け部252は、壁部250aの高さが他の部分よりも低く形成されており、壁部250aの底面部251からの高さは、少なくとも通信機器2の厚さ寸法よりも小さい寸法に設定されている。
また、底面部251は、通信機器2と通信部60との通信可能距離よりも薄い厚さになっている。このように構成されることにより、通信機器2を保持構造250の上において通信することが可能である。なお、通信可能距離は、例えば、NFC(Near Field Communication)通信の場合、蓋体20の表面から10mm以内であり、底面部251の厚さは、10mm以下に設定すると良い。
また、保持構造250は、力を加えても容易に変形しない樹脂により形成されていても良い。通信機器2が保持構造250よりも小さければ、保持構造250に通信機器2を置くことにより、容易に通信部60との位置合わせができ、使用者は、常時通信機器2を手等で保持していなくても良いため、蒸気口23から排出される蒸気による火傷などのリスクも減少する。なお、壁部250aは、実施の形態1と同様にシリコンゴムなどの軟質弾性体により形成されても良い。
<実施の形態2の効果>
(7)実施の形態2の炊飯器200によれば、通信機器2を保持する保持構造250を更に備える。保持構造250は、本体10の上面に接触して設置される底面部251を備える。壁部250aは、底面部251の縁から立設される。
(8)実施の形態2の炊飯器200によれば、底面部251は、厚さが通信機器2との無線通信が可能な距離よりも薄く形成されている。
上記(7)、(8)のように構成されることにより、炊飯器200と通信機器2とが無線通信する際に、使用者が通信機器2を手などで保持したまま通信する必要がない。よって、炊飯器200と通信機器2との通信が長時間になる場合に、使用者は通信機器2を保持構造250の上に載置したまま放置することができる。
(9)実施の形態2の炊飯器200によれば、保持構造250は、上側が開放された箱形状に形成される。壁部250aは、通信機器2の厚さよりも低い高さに切り欠かれている指掛け部252を備える。
このように構成されることにより、使用者は、保持構造250に載置した状態の通信機器2の側面を指で掴むことができるため、保持構造250から通信機器2を取り出しやすい。
実施の形態3.
実施の形態1の炊飯器100、100aにおいては、蓋体20の上面に壁部50、50a、50bを突出させていたが、実施の形態3に係る炊飯器300は、蓋体20の表面を凹ませて凹部350を設けたものである。その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態3においても実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器300を示す斜視図である。図7は、図6の炊飯器300と通信機器2とが無線通信を行っている状態の図である。炊飯器300の蓋体20の上面は、一部が凹んでおり凹部350が形成されている。そして、凹部350の凹部底面351の縁部に沿って壁部350aが立設されている。
凹部は、炊飯器300の前面に向かって右側の蓋体20の端に形成されている。凹部は、蓋体20の右側の端に沿って立設されている壁部350bの一部が切り欠かれ指掛け部352が形成されている。指掛け部352は、蓋体20の側面23aまで開口されており、図7のように通信状態の通信機器2を凹部350の内部に載置した状態で通信機器2の側面を指で触れられる様に構成されている。なお、指掛け部352は、凹部350の凹部底面351まで切り欠かれているが、これだけに限定されるものではなく、少なくとも指掛け部352の高さが通信機器2の厚さよりも低い位置にあれば良い。また、指掛け部352は、壁部350bの一部を切り欠いて構成されているが、壁部350bの全体を削除した構成であっても良い。
実施の形態1においては、通信部60に通信機器2を近接させて無線通信をするときに、通信機器2は蓋体20の表面に沿って位置するため、図1及び図2に示されるように、通信機器2と操作部40とが重なる様な位置関係になっても良い。しかし、実施の形態3のように、蓋体20の表面に凹部350を設ける構成の場合は、蓋体20の構造の内部の空間が減少するため、内部の電子基板などの配置領域が減少する。そのため、図6及び図7に示されるように、操作部40及び表示部41は、通信部60が設置されていない側に寄せられて配置されている。これに従い、内部の電子基板などの配置領域も図6及び図7の炊飯器300の左側の領域に寄せて設けられている。
図8は、本発明の実施の形態3に係る炊飯器300の変形例を示す炊飯器300aの斜視図である。図9は、図8の炊飯器300aと通信機器2とが無線通信を行っている状態の図である。炊飯器300aの凹部350は、凹部底面351aが炊飯器300aの前面から背面に向かって高くなる傾斜を有する。凹部底面351aは、背面側の端部で炊飯器300aの蓋体20の上面に接続する。図9に示されるように、通信機器2と炊飯器300aとが無線通信をしている状態において、通信機器2は、炊飯器300aの背面側に位置する端部が蓋体20の上面より上に位置するように配置される。つまり、通信機器2の角部2a及び2bは、蓋体20の上面より上に突出して位置する。通信機器2は、炊飯器300aの凹部350に載置された状態で、凹部底面351aの傾斜によって、自然に炊飯器300aの前面側に寄って位置することになる。そして、通信機器2は、壁部350a、350bにガイドされるため、通信部60との位置合わせも容易であり、使用者が通信機器2を保持していない状態でも、安定して凹部350に載置される。また、通信機器2を凹部350から取り出す際も、角部2a及び2b部が蓋体20の上面よりも上に突出しているため、取り出しやすい。
図9に示されるように、炊飯器300aの凹部350に通信機器2が載置されると、通信機器2の表示部は、凹部底面351aに沿って炊飯器300aの前面側を向く。これにより、炊飯器300aの前面側から通信機器2の表示部3が視認し易い構造になっている。
図10は、図8の炊飯器300aの上面図及び断面図である。図10(a)は、上面図、図10(b)は、図10(a)のA−A断面図である。炊飯器300aの凹部350は図10(b)に示されるように傾斜した凹部底面351aを有している。凹部350は、蓋体20の内部領域側に突出して配置されている。よって、凹部350が設けられている領域には、操作部40や表示部41等の電子基板を配置することが困難であるため、上述の様に操作部40及び表示部41は、凹部350を避けて配置されている。
凹部底面351aの通信部60の下側には、通信基板61が配置されている。通信基板61は、無線通信のためのアンテナを備えており、炊飯器300aの運転の制御を行う電子基板又は操作部40、表示部41を構成する電子基板と接続されている。接続は、リード線やFPC等により電気的に接続されている。
図11は、図8の炊飯器300aの上面から見た図であり、蓋体20内部の部品の配置を示す図である。蓋体20は、炊飯器300aの背面側の中央に蒸気口23を有する。蒸気口23は、蓋体20の内部に配置されている、蒸気分離機構24に接続されている。蒸気分離機構24は、蒸気口23から炊飯器300aの前面側にわたって配置されている。蒸気分離機構24は、蓋体20の中央部で、下部筐体30の内部に配置されている内釜と連通しており、炊飯中に内釜内で発生する蒸気を通し、蒸気のみを蒸気口23から排出できる様に構成されている。また、蒸気分離機構24及び凹部350を避けた位置に、基板収納室42が設けられている。基板収納室42は、蓋体20の内部に独立した空間が設けられており、内部に操作部40及び表示部41を構成する電子部品が配置されている。基板収納室42の内部は、蒸気などの水分が侵入しないように密閉されている。なお、実施の形態3においては、基板収納室42は、通信部60を含まないように設けられているが、通信部60の内部に設けられているアンテナ基板も基板収納室42に納められるように設けても良い。
蒸気分離機構24は、左右の側面に突起25が設けられており、ヒンジ22を回転中心として蓋体20を上方に回動させる付勢機構26の一端が引っ掛けられている。使用者が開閉釦31を押すと、蓋体20を閉じた状態に係止している係止機構(図示無し)が解除され、付勢機構26の付勢力により蓋体20が上方に回動する。図10(b)に示されている様に、付勢機構26は、例えば、ねじりコイルバネにより構成されており、コイル部をヒンジ22に配置し、腕部をヒンジ22から炊飯器300aの前面側に延ばし、腕部の先端側が突起25に引っ掛けられている。
付勢機構26はヒンジ22から炊飯器300aの前面側に伸びているため、凹部350が前面から背面側に向かって高くなるように傾斜していることにより、付勢機構26の先端部を配置する空間が大きく確保できる。よって、炊飯器300aは、付勢機構26の配置が容易であり、配置の自由度が高く、効率的な配置が可能である。また、炊飯器300aの製造時に組み立て作業も容易になり、製造コストも抑えられるという利点がある。
なお、蓋体20の開閉のための付勢機構26は、実施の形態1及び実施の形態2においても同様な構成となっている。また、実施の形態3の炊飯器300においても同様である。ただし、炊飯器300においては、凹部350の凹部底面351が水平面になっているため、付勢機構26の配置に制限が生じる。この場合、付勢機構26は、凹部350と水平方向に並列に配置することにより、蓋体20のサイズを大きくすることなく配置することができる。
<実施の形態3の効果>
(10)実施の形態3の炊飯器300、300aによれば、壁部350aは、本体10の上面の一部が凹んで形成される凹部350の凹部底面351、351aの縁部に立設されている。
このように構成されることにより、壁部350aが炊飯器300、300aの外部に突出することがないため、炊飯器300、300aのサイズを大きくすることなく、通信機器2を通信部60の上にガイドし、載置する構造が得られる。
(11)実施の形態3の炊飯器300、300aによれば、壁部350aは、凹部底面351からの高さが通信機器2の厚さよりも低い高さに一部が切り欠かれている。
このように構成されることにより、使用者は、凹部350に載置した状態の通信機器2の側面を指で掴むことができるため、凹部350から通信機器2を取り出しやすい。
(12)実施の形態3の炊飯器300、300aによれば、本体10の上部に、本体10の背面側に設置されたヒンジ22を中心に回動し開閉する蓋体20が設けられている。凹部350は、蓋体20を開閉する付勢機構26と水平方向に並列に配置されている。
このように構成されることにより、本体10の上面に凹部350を設けても、本体10のサイズを大きくすることなく、通信機器2を保持する構造を設けることができる。また、凹部350と付勢機構26とを効率的に配置することが可能である。
(13)実施の形態3の炊飯器300aによれば、凹部底面351aは、本体10の前面から背面に向けて高くなる傾斜を有する。
このように構成されることにより、上記(12)の効果に加えて、通信機器2の表示部3を炊飯器300aの前面側に向けて凹部350に載置することができる。これにより、使用者は、通信機器2を表示部3が視認し易い状態で凹部350に載置できる。例えば、炊飯器300aと通信機器2との間の通信の際に、炊飯器300aの状態などの上方を通信機器2の表示部3に表示させる等の制御を行った場合に使い勝手が良くなるという利点がある。また、凹部底面351aが傾斜しており、通信機器2が載置された状態で角部2a及び2bが炊飯器300aの上面に突出しているため、通信機器2の取り出しも容易である。
(14)なお、実施の形態3の炊飯器300、300aによれば、炊飯及び保温の動作中において通信機器2との無線通信を実行する制御部を備える。
このように構成されることにより、使用者は、炊飯器300、300aの運転時、停止時に拘わらず通信機器2と炊飯器300、300aとの通信をすることができるため、無線通信の使い勝手が良い。なお、(14)の効果については、実施の形態1及び実施の形態2にの炊飯器100、100a、200においても同様に有するものである。
2 通信機器、2a 角部、2b 角部、3 表示部、10 本体、20 蓋体、21 化粧板、22 ヒンジ、23 蒸気口、23a 側面、24 蒸気分離機構、25 突起、26 付勢機構、27 蓋筐体、30 下部筐体、31 開閉釦、40 操作部、41 表示部、42 基板収納室、50 壁部、50a 壁部、50b 壁部、60 通信部、61 通信基板、100 炊飯器、100a 炊飯器、200 炊飯器、250 保持構造、250a 壁部、251 底面部、252 指掛け部、300 炊飯器、300a 炊飯器、350 凹部、350a 壁部、350b 壁部、351 凹部底面、351a 凹部底面、352 指掛け部。

Claims (14)

  1. 本体の上部に炊飯中に発生する蒸気を排出する蒸気口と、
    前記本体の上部に設けられ、通信機器を近接させて無線通信を行う通信部と、
    前記本体の上部に前記本体の上下方向に伸びる壁部と、を備え、
    前記壁部は、
    水平方向において、前記蒸気口と前記通信部との間に位置する、炊飯器。
  2. 前記壁部は、
    前記蒸気口の周囲に前記本体の上面から突出して設けられる、請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記壁部は、
    前記通信部の周囲に設けられ、
    前記通信機器と前記通信部との水平方向の位置を合わせるガイドとして機能する、請求項1に記載の炊飯器。
  4. 前記壁部は、
    前記本体の上面からの高さが前記通信機器との前記無線通信が可能な距離よりも高い、請求項1〜3の何れか1項に記載の炊飯器。
  5. 前記壁部は、
    水平方向に位置が移動自在に設置されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の炊飯器。
  6. 前記壁部は、
    軟質弾性体で形成される、請求項1〜5の何れか1項に記載の炊飯器。
  7. 前記通信機器を保持する保持構造を更に備え、
    前記保持構造は、
    前記本体の上面に接触して設置される底面部を備え、
    前記壁部は、
    前記底面部の縁から立設される、請求項1に記載の炊飯器。
  8. 前記底面部は、
    厚さが前記通信機器との前記無線通信が可能な距離よりも薄く形成されている、請求項7に記載の炊飯器。
  9. 前記保持構造は、
    上側が開放された箱形状に形成され、
    前記壁部は、
    前記通信機器の厚さよりも低い高さに切り欠かれている指掛け部を備えた、請求項7又は8に記載の炊飯器。
  10. 前記壁部は、
    前記本体の上面の一部が凹んで形成される凹部の凹部底面の縁部に立設された、請求項1に記載の炊飯器。
  11. 前記壁部は、
    前記凹部底面からの高さが前記通信機器の厚さよりも低い高さに一部が切り欠かれている、請求項10に記載の炊飯器。
  12. 前記本体の上部に、前記本体の背面側に設置されたヒンジを中心に回動し開閉する蓋体が設けられ、
    前記凹部は、
    前記蓋体を開閉する付勢機構と水平方向に並列に配置されている、請求項10又は11に記載の炊飯器。
  13. 前記凹部底面は、
    前記本体の前面から背面に向けて高くなる傾斜を有する、請求項12に記載の炊飯器。
  14. 炊飯及び保温の動作中において前記通信機器との前記無線通信を実行する制御部を備える、請求項1〜13の何れか1項に記載の炊飯器。
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JP2021146139A (ja) * 2020-03-24 2021-09-27 三菱電機株式会社 炊飯器

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