JP2018026506A - ヒューズ抵抗器及びその製造方法 - Google Patents

ヒューズ抵抗器及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018026506A
JP2018026506A JP2016158841A JP2016158841A JP2018026506A JP 2018026506 A JP2018026506 A JP 2018026506A JP 2016158841 A JP2016158841 A JP 2016158841A JP 2016158841 A JP2016158841 A JP 2016158841A JP 2018026506 A JP2018026506 A JP 2018026506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
wire
lead wire
fuse
lower molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016158841A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6352350B2 (ja
Inventor
ドゥウォン カン
Doo Won Kang
ドゥウォン カン
ヒョンチャン キム
Hyun Chang Kim
ヒョンチャン キム
ファンジェ ムン
Hwang Je Mun
ファンジェ ムン
アラム シン
A Lam Shin
アラム シン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Smart Electronics Inc
Original Assignee
Smart Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Smart Electronics Inc filed Critical Smart Electronics Inc
Priority to JP2016158841A priority Critical patent/JP6352350B2/ja
Publication of JP2018026506A publication Critical patent/JP2018026506A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6352350B2 publication Critical patent/JP6352350B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Resistors (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Fuses (AREA)

Abstract

【課題】温度ヒューズとリードワイヤとを一つのモジュールの形態で接合し、下部モールディング部を形成してヒュージングリードワイヤ及びリードワイヤを一体に固定することによって組立工程を簡素化できる温度ヒューズ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】抵抗体と;前記抵抗体の一側に接合される第1ワイヤ部と、基板に接続される第2ワイヤ部と、一端は前記第1ワイヤ部に接合され、他端は前記第2ワイヤ部に接合される温度ヒューズとを含んで構成されるヒュージングリードワイヤと;前記抵抗体の他側に連結されるリードワイヤと;前記ヒュージングリードワイヤの一部及びリードワイヤの一部が所定間隔だけ離隔して挿入された状態で射出成形される下部モールディング部と;一側に開口部が設けられた筒状からなり、内部に前記抵抗体、ヒュージングリードワイヤ及びリードワイヤを収容し、前記開口部が前記下部モールディング部に結合する上部ケーシングと;を含んでヒューズ抵抗器を構成する。
【選択図】 図1B

Description

本発明は、ヒューズ抵抗器及びその製造方法に関し、より詳細には、電子製品の電気回路に設置され、突入電流、内部温度の上昇、持続的な過電流などによって発生する機器の故障を防止するために設置されるヒューズ抵抗器及びその製造方法に関する。
一般に、LCD TV、PDP TVなどの大型電子製品の電気回路には、電源をオンにしたときに発生する突入電流、内部温度の上昇、持続的な過電流などによって機器が故障することを防止するために、電気回路の電源入力端にヒューズ抵抗器(Thermal Fuse Resistor)などの保護素子を設けることによって電源回路を保護している。
このようなヒューズ抵抗器は、抵抗体、温度ヒューズ、及びこれらを連結するリード線を含んで構成される。
また、ヒューズ抵抗器は、溶断体の溶断時に発生する破片によって他の電子部品が影響を受けないように抵抗体と温度ヒューズをケースでパッケージするようになり、ケースの内部には充填材が充填される。
ここで、前記充填材としては、耐熱性、伝導性、硬化性などを考慮して、珪石(SiO)を含むスラリー状の充填材が使用され、前記ケースとしては、通常、一般抵抗のケースとして用いられているセラミック材質のケースが使用されている。
また、前記リード線の端部は、ケースの外部に引き出されるように延長され、従来のヒューズ抵抗器は、前記リード線の端部を印刷回路基板に半田付けし、抵抗体と温度ヒューズが立設された状態になるように印刷回路基板に設置される。
したがって、このように設けられたヒューズ抵抗器は、突入電流が流入する場合は、抵抗体を用いてこれを所定電流に制限するようになり、過電流が流入する場合は、抵抗体の発熱によって発生した熱を前記充填材を介して温度ヒューズに伝導させ、温度ヒューズの内部に設けられている固相の鉛又は高分子ペレットからなる溶断体が溶断によって回路を短絡させることによって家電製品などの電気回路を保護するようになる。
図6A及び図6Bは、従来のヒューズ抵抗器を示す図であって、これを参照すると、特許文献1には、抵抗体10と、前記抵抗体10の発熱作用によって回路を短絡させるように設けられた温度ヒューズ20と、前記抵抗体10と温度ヒューズ20を直列に連結するリード線31、33と、リード線32、34の端部が外部に引き出された状態で前記抵抗体10と温度ヒューズ20を内部に収容するために一面が開放され、一側壁面に前記リード線の引き出しのための引出溝41を備えるように設けられたケース40と、抵抗体10及び温度ヒューズ20が内部に挿入されるように前記ケース40の内部に充填され、珪石を含むように設けられた充填材50とを備えるヒューズ抵抗器が開示されている。
但し、前記特許文献1は、温度ヒューズが抵抗体などの構造物の形態からなるので小型化が難しく、抵抗体10と温度ヒューズ20にそれぞれ一対のリード線31、32,(33、34)を連結した後、抵抗体10のリード線31と温度ヒューズ20のリード線33とを連結しなければならないので製造工程が複雑になる。
大韓民国登録特許第10−1060013号公報
本発明は、前記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、温度ヒューズとリードワイヤとを一つのモジュールの形態で接合し、下部モールディング部を形成してヒュージングリードワイヤ及びリードワイヤを一体に固定することによって組立工程を簡素化できる温度ヒューズ及びその製造方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、温度ヒューズがリードワイヤに一体にインサートされた構造からなるので、構造が簡単であり、小型化できるヒューズ抵抗器及びその製造方法を提供することにある。
このために、本発明に係るヒューズ抵抗器は、抵抗体と;前記抵抗体の一側に接合される第1ワイヤ部と、基板に接続される第2ワイヤ部と、一端は前記第1ワイヤ部に接合され、他端は前記第2ワイヤ部に接合される温度ヒューズとを含んで構成されるヒュージングリードワイヤと;前記抵抗体の他側に連結されるリードワイヤと;前記ヒュージングリードワイヤの一部及びリードワイヤの一部が所定間隔だけ離隔して挿入された下部モールディング部と;一側に開口部が設けられた筒状からなり、内部に前記抵抗体、ヒュージングリードワイヤの一部及びリードワイヤの一部を収容し、前記開口部が前記下部モールディング部に結合する上部ケーシングと;を含むことを特徴とする。
また、上部ケーシング内には充填部材が充填され、前記充填部材はセメントからなり、前記下部ケーシングは、前記充填部材より熱伝導率の小さい樹脂からなることを特徴とする。
また、下部モールディング部は、第1ワイヤ部の一部、第2ワイヤ部の一部及び温度ヒューズが収容され得る厚さからなることを特徴とする。
前記抵抗体の横方向中心線から前記下部モールディング部の上面までの間隔が前記抵抗体の横方向中心線から前記温度ヒューズの上面までの間隔より小さいことを特徴とする。
前記抵抗体の横方向中心線から前記下部モールディング部の上面までの間隔が前記抵抗体の横方向中心線から前記温度ヒューズの下面までの間隔より大きいことを特徴とする。
また、下部モールディング部の縁部には、前記上部ケーシングの厚さに相応する幅の載置部が設けられることを特徴とする。
また、抵抗体は、両端に一対の端子が設けられたセラミックロッド上に導線が巻かれた巻線抵抗体であり、前記セラミックロッド及び導線の表面にシリコンを塗布することによってコーティング層が形成されることを特徴とする。
また、本発明に係るヒューズ抵抗器の製造方法は、ヒュージングリードワイヤ及びリードワイヤを設けるステップと;抵抗体の両端に前記ヒュージングリードワイヤ及びリードワイヤを接合するステップと;前記ヒュージングリードワイヤ及びリードワイヤの一部が一定間隔だけ離隔して挿入されるようにインサート射出成形することによって下部モールディング部を形成するステップと;一側に開口部が設けられた筒状の上部ケーシングを設け、前記開口部を介して充填部材を充填するステップと;前記上部ケーシング内に前記抵抗体を挿入し、前記上部ケーシングと前記下部モールディング部とを結合するステップと;を含むことを特徴とする。
また、ヒュージングリードワイヤは、抵抗体の一側に接合される第1ワイヤ部と、基板に接続される第2ワイヤ部と、一端は前記第1ワイヤ部に接合され、他端は前記第2ワイヤ部に接合される温度ヒューズとを含んで構成され、前記第1ワイヤ部、第2ワイヤ部及び温度ヒューズは同一の直径からなることを特徴とする。
以上のような構成の本発明に係るヒューズ抵抗器及びその製造方法によると、温度ヒューズとリードワイヤとを一つのモジュールの形態で接合し、下部モールディング部を形成してヒュージングリードワイヤ及びリードワイヤを一体に固定することによって組立工程を簡素化できるという効果がある。
また、本発明に係るヒューズ抵抗器及びその製造方法によると、温度ヒューズがリードワイヤに一体にインサートされた構造からなるので、構造が簡単であり、小型化できるという効果がある。
本発明に係るヒューズ抵抗器の第1実施例を示す斜視図である。 本発明に係るヒューズ抵抗器の第1実施例を示す分解斜視図である。 図1の断面図である。 本発明の抵抗体にコーティング層が形成された状態を示す断面図である。 本発明の抵抗体に充填層が形成された状態を示す断面図である。 本発明の抵抗体に充填層が形成された状態を示す断面図である。 本発明の温度ヒューズの構造を示す斜視図である。 図2Aと異なる構造の下部モールディング部を示す断面図である。 本発明のヒュージングリードワイヤが形成される過程を示した図である。 本発明の抵抗体にリードワイヤが接合される状態を示した図である。 本発明のヒュージングリードワイヤとリードワイヤをインサート射出することによって下部モールディング部が形成された状態を示す図である。 本発明の上部ケーシングと下部モールディング部とが結合される状態を示す図である。 従来のヒューズ抵抗器を示す図である。 従来のヒューズ抵抗器を示す図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
図1A〜図3を参照すると、本発明に係るヒューズ抵抗器100は、電子製品の電気回路に採用されるように設けられたものであって、大きく分けて、抵抗体110と、前記抵抗体110の両端に接合されるヒュージングリードワイヤ120及びリードワイヤ130と、前記ヒュージングリードワイヤ120及びリードワイヤ130の一部が所定間隔だけ離隔して挿入された状態で射出成形される下部モールディング部140と、前記下部モールディング部と結合する上部ケーシング150と、前記上部ケーシング150内に収容される充填部材160とを含むことができる。
前記抵抗体110は、過電流の印加時に発熱し、前記ヒュージングリードワイヤ120に設置された温度ヒューズ125を溶断させるものであって、図2Bに示したように、セラミックロッド111と、前記セラミックロッド111の両端に設けられる端子117と、前記セラミックロッド111上に巻かれた導線113とを含む巻線抵抗体であることを例示することができる。
そして、前記抵抗体110の表面には、図2Bに示したコーティング層115又は図2C及び図2Dに示した充填層115’、115’’を形成することができる。
前記コーティング層115は、導線を保護し、防爆特性を向上させる役割をするものであって、図2Bに示したように、セラミックロッド111及び導線113の表面にシリコンを薄く塗布して構成することができる。
前記充填層115’、115’’は、抵抗体110の防爆特性を極大化するためのものであって、図2C及び図2Dに示したように、シリコンを一対の端子117間に設けられた空間に少なくとも前記端子117と同一の厚さで充填して構成されるので、前記導線113を完全に密封する。
前記コーティング層115又は充填層115’、115’’を形成することによって、非正常的な電流の印加によって前記抵抗体が爆発する場合、その衝撃及び騒音を一次的に吸収し、製品の防爆特性を向上させるようになる。
前記抵抗体110の端子117には、前記ヒュージングリードワイヤ120及びリードワイヤ130が接合される。
前記ヒュージングリードワイヤ120は、前記抵抗体110に接合され、下側に折り曲げられる第1ワイヤ部121と、基板に接続される第2ワイヤ部123と、一端は前記第1ワイヤ部121に接合され、他端は前記第2ワイヤ部123に接合される温度ヒューズ125とからなる。
このように、前記ヒュージングリードワイヤ120の第1及び第2ワイヤ部121、123間に温度ヒューズ125が挿入されるので、構造が簡単になり、小型化が可能である。
前記温度ヒューズ125は、前記抵抗体110の発熱による溶断によって回路を短絡させ、回路上に設置された各素子を保護する役割をするものであって、前記抵抗体110と直列に接続される。
そして、前記温度ヒューズ125は、図3に示したように、可溶部126と、前記可溶部126の中心に挿入されるフラックス部127とからなり得る。前記可溶部126は、スズ又はスズ合金であることを例示することができ、加熱時の溶断によって電気接続を遮断する。
前記フラックス部127は、溶融された可溶部126を凝集させる役割をするものであって、塩化物、フッ化物、樹脂などからなることを例示することができる。
前記温度ヒューズ125と第1及び第2ワイヤ部121、123との接合時、金属素材の前記可溶部126の端部と前記第1及び第2ワイヤ部121、123の端部とが当接した状態で溶接が行われるので、前記温度ヒューズ125と第1及び第2ワイヤ部121、123は同一の直径からなることが好ましい。温度ヒューズ125が前記第1及び第2ワイヤ部121、123の直径より大きい場合、前記フラックス部127は、少なくとも前記第1及び第2ワイヤ部121、123の直径より小さく形成し、前記可溶部126を前記第1及び第2ワイヤ部121、123と接触させなければならない。
前記温度ヒューズが、前記フラックス部の中心に可溶部が挿入される構造からなると、前記抵抗体から供給される熱は、フラックス部を先に加熱した後で可溶部を加熱するようになるので、溶断時間が遅延され、溶断特性が低下する。そして、前記温度ヒューズの表面に絶縁素材であるフラックス部が配置されるので、スポット溶接方式を通じた接合を行えなくなる。したがって、前記温度ヒューズ125は、可溶部126内にフラックス部127が挿入された構造であることが好ましい。
前記上部ケーシング150は、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂及びセラミック素材のうちのいずれか一つからなることを例示することができ、一側に開口部151が設けられた筒状であり、前記開口部151を介して前記抵抗体110、ヒュージングリードワイヤ120及びリードワイヤ130が挿入される。
前記上部ケーシング150の開口部151は下部モールディング部140によって密閉され、前記上部ケーシング150の内部には、防爆特性を提供する充填部材160が充填される。
前記充填部材160は、抵抗体の爆発時に衝撃及び騒音を吸収するものであって、珪石(SiO)を含むセメントであるか、シリコン、エポキシなどの樹脂であることを例示することができる。
前記下部モールディング部140は、図2Aに示したように、少なくとも温度ヒューズ125と第1及び第2ワイヤ部121、123との接合面を収容するようにインサート射出できるが、この場合、前記下部モールディング部140が前記温度ヒューズ125の両端の接合面を密封する形態からなるので、組立過程で温度ヒューズ125が損傷したり第1及び第2ワイヤ部121、123と分離されることを防止することができる。
そして、前記下部モールディング部140によって前記抵抗体110、ヒュージングリードワイヤ120及びリードワイヤ130が一体にモジュール化されるので、上部ケーシング150と結合する過程が容易になり、前記ヒュージングリードワイヤ120とリードワイヤ130が所定間隔に維持されるので、ヒューズ抵抗器の表面実装時における不良を減少させることができる。
前記下部モールディング部140は、前記開口部151を密閉するように前記上部ケーシング150の開口部151に対応するサイズのブロック又は板状からなり、上面枠領域には前記上部ケーシング150の厚さに相応する幅の載置部141が設けられ、この載置部141が前記開口部151に嵌め合わされる。
また、下部モールディング部140’は、図4に示したように、温度ヒューズ125は挿入されなく、第2ワイヤ部123の一側のみが挿入されるように射出成形することができる。
以下では、前記 充填部材160がセメントであり、下部モールディング部140, 140’が樹脂からなる場合、図2Aの下部モールディング部と図4の下部モールディング部の溶断特性を比較してみる。図2Aの下部モールディング140の場合、前記抵抗体110の横方向中心線Cから前記下部モールディング部140の上面までの間隔(d1)が前記抵抗体110の横方向中心線Cから前記温度ヒューズ125の上面までの間隔(d2)より小さい。
図4の下部モールディング部140’の場合、前記抵抗体110の横方向中心線Cから前記下部モールディング部140’の上面までの間隔(d1’)が前記抵抗体110の横方向中心線Cから前記温度ヒューズ125の下面までの間隔(d3)より大きい。
各下部モールディング部140、140’の溶断特性を見ると、図4では、図2Aに比べて下部モールディング部140’と抵抗体110との間の間隔が広く、充填部材160の量が多いので、充填部材160で抵抗体110の発熱を吸収して外部に放熱させ、その結果、温度ヒューズ125に伝達される熱が相対的に少なくなる。
その一方で、図2Aでは、温度ヒューズ125が、熱伝導率が充填部材160に比べて相対的に低い下部モールディング部140内に完全に挿入され、下部モールディング部140と抵抗体110との間の間隔が狭くなるので、抵抗体110の発熱中に下側に放熱される量が図4に比べて相対的に少なくなり、抵抗体110から第1ワイヤ部121を介して温度ヒューズ125に伝達される伝導熱がさらに大きくなり、その結果、溶断特性が向上する。
以下では、添付の図面を参照してヒューズ抵抗器の製造方法を説明する。
まず、図5Aを参照すると、第1ワイヤ部121と、温度ヒューズ125と、第2ワイヤ部123とが接合されたヒュージングリードワイヤ120及びリードワイヤ130を設ける。
前記温度ヒューズ125と第1及び第2ワイヤ部121、123は、ソルダリング、スポット溶接又は超音波溶接方式で接合する。
次に、図5Bを参照すると、抵抗体110の両端にヒュージングリードワイヤ120及びリードワイヤ130を接合した後、前記ヒュージングリードワイヤ120とリードワイヤ130を折り曲げる。
その次に、図5Cを参照すると、前記ヒュージングリードワイヤ120及びリードワイヤ130をインサート射出することによって下部モールディング部140を形成する。このとき、この下部モールディング部140は、前記ヒュージングリードワイヤ120の第2ワイヤ部123の一側を収容するように射出する。
その次に、図5Dを参照すると、一側に開口部151が設けられた筒状の上部ケーシング150を設けて、開口部151が上方に向かうように配置した後、内部に充填部材160を充填する。そして、前記下部モールディング部140によってモジュール化された抵抗体110を前記上部ケーシング150内に挿入した後、前記下部モールディング部140と上部ケーシング150とを結合すると、ヒューズ抵抗器の製造が完了する。
結論的に、本発明では、温度ヒューズ125がヒュージングリードワイヤ120内に挿入される簡単な構造からなるので、製品の小型化を具現することができ、下部モールディング部140を形成してヒュージングリードワイヤ120及びリードワイヤ130を一体に固定した状態で下部モールディング部140を上部ケーシング150に結合するので、製造工程を簡素化できるという長所がある。
100 ヒューズ抵抗器
110 抵抗体
111 セラミックロッド
113 導線
115 コーティング層
115’、115’’ 充填層
117 端子
120 ヒュージングリードワイヤ
121 第1ワイヤ部
123 第2ワイヤ部
125 温度ヒューズ
126 可溶部
127 フラックス部
130 リードワイヤ
140 下部モールディング部
141 載置部
150 上部ケーシング
151 開口部
160 充填部材
このために、本発明に係るヒューズ抵抗器は、抵抗体と;前記抵抗体の一側に接合される第1ワイヤ部と、基板に接続される第2ワイヤ部と、一端は前記第1ワイヤ部に接合され、他端は前記第2ワイヤ部に接合される温度ヒューズとを含んで構成されるヒュージングリードワイヤと;前記抵抗体の他側に連結されるリードワイヤと;前記ヒュージングリードワイヤの一部及びリードワイヤの一部が所定間隔だけ離隔して挿入された下部モールディング部と;一側に開口部が設けられた筒状からなり、内部に前記抵抗体、ヒュージングリードワイヤの一部及びリードワイヤの一部を収容し、前記開口部が前記下部モールディング部に結合する上部ケーシングと;を含み、前記下部モールディング部は、第1ワイヤ部の一部、第2ワイヤ部の一部及び温度ヒューズが収容され得る厚さからなり、前記上部ケーシング内には充填部材が充填され、前記充填部材はセメントからなり、前記上部ケーシングと前記下部モールディング部とを結合する、ことを特徴とする。
また、記下部ケーシングは、前記充填部材より熱伝導率の小さい樹脂からなることを特徴とする。
また、本発明に係るヒューズ抵抗器の製造方法は、第1ワイヤ部と、基板に接続される第2ワイヤ部と、一端は前記第1ワイヤ部に接合され、他端は前記第2ワイヤ部に接合される温度ヒューズとを含んだヒュージングリードワイヤ及びリードワイヤを設けるステップと;抵抗体の両端に前記ヒュージングリードワイヤの第1ワイヤ部及びリードワイヤを接合するステップと;第1ワイヤ部の一部、第2ワイヤ部の一部及び温度ヒューズが収容され得る厚さからなり、かつ、前記ヒュージングリードワイヤ及びリードワイヤの一部が一定間隔だけ離隔して挿入されるようにインサート射出成形することによって下部モールディング部を形成するステップと;一側に開口部が設けられた筒状の上部ケーシングを設けて、前記開口部を介してセメントからなる充填部材を充填するステップと;前記上部ケーシング内に前記抵抗体を挿入し、前記上部ケーシングと前記下部モールディング部とを前記充填部材で結合するステップ;を含むことを特徴とする。
また、記第1ワイヤ部、第2ワイヤ部及び温度ヒューズは同一の直径からなることを特徴とする。

Claims (9)

  1. 抵抗体と;
    前記抵抗体の一側に接合される第1ワイヤ部と、基板に接続される第2ワイヤ部と、一端は前記第1ワイヤ部に接合され、他端は前記第2ワイヤ部に接合される温度ヒューズと、を含んで構成されるヒュージングリードワイヤと;
    前記抵抗体の他側に連結されるリードワイヤと;
    前記ヒュージングリードワイヤの一部及びリードワイヤの一部が所定間隔だけ離隔して挿入された下部モールディング部と;
    一側に開口部が設けられた筒状からなり、内部に前記抵抗体、ヒュージングリードワイヤの一部及びリードワイヤの一部を収容し、前記開口部が前記下部モールディング部に結合する上部ケーシングと;
    を含むことを特徴とするヒューズ抵抗器。
  2. 前記上部ケーシング内には充填部材が充填され、
    前記充填部材はセメントからなり、前記下部モールディング部は、前記充填部材より熱伝導率の小さい樹脂からなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒューズ抵抗器。
  3. 前記下部モールディング部は、第1ワイヤ部の一部、第2ワイヤ部の一部及び温度ヒューズが収容され得る厚さからなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒューズ抵抗器。
  4. 前記抵抗体の横方向中心線から前記下部モールディング部の上面までの間隔(d1)が前記抵抗体の横方向中心線から前記温度ヒューズの上面までの間隔(d2)より小さい、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒューズ抵抗器。
  5. 前記抵抗体の横方向中心線から前記下部モールディング部の上面までの間隔(d1’)が前記抵抗体の横方向中心線から前記温度ヒューズの下面までの間隔(d3)より大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒューズ抵抗器。
  6. 前記下部モールディング部の縁部には、前記上部ケーシングの厚さに相応する幅の載置部が設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒューズ抵抗器。
  7. 前記抵抗体は、両端に一対の端子が設けられたセラミックロッド上に導線が巻かれた巻線抵抗体であり、
    前記セラミックロッド及び導線の表面にシリコンを塗布することによってコーティング層が形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒューズ抵抗器。
  8. ヒュージングリードワイヤ及びリードワイヤを設けるステップと;
    抵抗体の両端に前記ヒュージングリードワイヤ及びリードワイヤを接合するステップと;
    前記ヒュージングリードワイヤ及びリードワイヤの一部が一定間隔だけ離隔して挿入されるようにインサート射出成形することによって下部モールディング部を形成するステップと;
    一側に開口部が設けられた筒状の上部ケーシングを設けて、前記開口部を介して充填部材を充填するステップと;
    前記上部ケーシング内に前記抵抗体を挿入し、前記上部ケーシングと前記下部モールディング部とを結合するステップ;
    を含むことを特徴とするヒューズ抵抗器の製造方法。
  9. 前記ヒュージングリードワイヤは、
    抵抗体の一側に接合される第1ワイヤ部と、基板に接続される第2ワイヤ部と、一端は前記第1ワイヤ部に接合され、他端は前記第2ワイヤ部に接合される温度ヒューズと、を含んで構成され、
    前記第1ワイヤ部、第2ワイヤ部及び温度ヒューズは同一の直径からなる、
    ことを特徴とする請求項8に記載のヒューズ抵抗器の製造方法。
JP2016158841A 2016-08-12 2016-08-12 ヒューズ抵抗器及びその製造方法 Active JP6352350B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016158841A JP6352350B2 (ja) 2016-08-12 2016-08-12 ヒューズ抵抗器及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016158841A JP6352350B2 (ja) 2016-08-12 2016-08-12 ヒューズ抵抗器及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018026506A true JP2018026506A (ja) 2018-02-15
JP6352350B2 JP6352350B2 (ja) 2018-07-04

Family

ID=61194214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016158841A Active JP6352350B2 (ja) 2016-08-12 2016-08-12 ヒューズ抵抗器及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6352350B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117438260A (zh) * 2023-12-20 2024-01-23 旭程电子(深圳)有限公司 一种新能源储能设备用的防爆型熔断器及其制备方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56149440U (ja) * 1980-04-03 1981-11-10
JPS62142807U (ja) * 1986-03-04 1987-09-09
JPH06124801A (ja) * 1992-10-12 1994-05-06 Seidensha:Kk 面実装形巻線抵抗器
JP2010015928A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Tamura Thermal Device Corp 温度ヒューズ付抵抗器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56149440U (ja) * 1980-04-03 1981-11-10
JPS62142807U (ja) * 1986-03-04 1987-09-09
JPH06124801A (ja) * 1992-10-12 1994-05-06 Seidensha:Kk 面実装形巻線抵抗器
JP2010015928A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Tamura Thermal Device Corp 温度ヒューズ付抵抗器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117438260A (zh) * 2023-12-20 2024-01-23 旭程电子(深圳)有限公司 一种新能源储能设备用的防爆型熔断器及其制备方法
CN117438260B (zh) * 2023-12-20 2024-02-23 旭程电子(深圳)有限公司 一种新能源储能设备用的防爆型熔断器及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6352350B2 (ja) 2018-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6177945B2 (ja) ヒューズ抵抗器及びその製造方法
KR101038237B1 (ko) 퓨즈 저항기
JP5027344B1 (ja) 温度ヒューズ抵抗器
US20180047539A1 (en) Fuse resistor and method of manufacturing the same
JP5932139B2 (ja) ヒューズ抵抗器及びその製造方法
KR20180104754A (ko) 보호 소자
JP6352350B2 (ja) ヒューズ抵抗器及びその製造方法
KR102030216B1 (ko) 퓨즈 저항기 및 그 제조방법
CN107871573B (zh) 熔断电阻器及该熔断电阻器制造方法
TWI600042B (zh) 保險絲電阻器及其製造方法
KR101529835B1 (ko) 퓨즈 저항기 및 그 제조방법
KR102209225B1 (ko) 저항 발열형 과전류 차폐 구조체
KR101545455B1 (ko) 퓨즈 저항기 및 그 제조방법
KR101987019B1 (ko) 전력형 온도퓨즈 저항기 및 그 제조방법
KR101529836B1 (ko) 퓨즈 저항기 및 그 제조방법
KR101565689B1 (ko) 초소형 퓨즈 및 그 제조방법
JP2006140317A (ja) 半導体装置
WO2016125360A1 (ja) 保護素子
JP7470998B2 (ja) 基板表面実装ヒューズ、及び基板表面実装ヒューズの製造方法
CN106024548A (zh) 熔断电阻器及其制造方法
JP2002367496A (ja) 温度ヒューズ
KR200481937Y1 (ko) 퓨즈 저항기
JP6574690B2 (ja) 保護素子
JP2016143646A (ja) 保護素子
JP5189919B2 (ja) ヒューズ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6352350

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250