JP2018025867A - 駅務機器、自動改札機、駅務システム、及びデータ処理プログラム - Google Patents

駅務機器、自動改札機、駅務システム、及びデータ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 利用者が乗車券媒体として使用している記録媒体に記録されている情報を効率良く登録できる駅務機器を提供する。
【解決手段】 実施形態によれば、駅務機器は、読取手段と、判断手段と、第1の処理手段と、第2の処理手段と、送信手段とを有する。判断手段は、乗車券媒体の情報がデータベースに登録済みであるか否かを判断する。前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みであると判断した場合、第1の処理手段は、前記乗車券媒体から読み取った識別情報を処理サーバへ送信した後、前記処理サーバから取得する処理結果に基づいて駅務処理を行う。前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みでないと判断した場合、第2の処理手段は、前記読取手段が前記乗車券媒体から読み取る駅務処理に必要な情報に基づいて駅務処理を行い、送信手段は、前記乗車券媒体に記録されている情報を前記データベースに登録する登録情報として処理サーバへ送信する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、駅務機器、自動改札機、駅務システム、及びデータ処理プログラムに関する。
従来、鉄道の駅などに設置される自動改札機、券売機、精算機などの駅務機器は、利用者が提示する乗車券媒体に記録されている情報を用いて駅務処理を実行する。近年、駅務機器が実行すべき駅務処理の一部を上位サーバで実施する駅務システムが提案されている。上位サーバが駅務処理の一部を実施する駅務システムでは、上位サーバ側で乗車券媒体に記録されている乗車券情報などの情報を保持する必要があり、このような情報を上位サーバに移行するためには多額の導入コストや多くの手間がかかることが想定されるという問題がある。
特開2011−8588号公報
上記の課題を解決するために、本発明は、利用者が乗車券媒体として使用している記憶媒体に記録されている情報を効率良く登録できる駅務機器、自動改札機、駅務システム、及びデータ処理プログラムを提供することを目的とする。
実施形態によれば、駅務機器は、読取手段と、判断手段と、第1の処理手段と、第2の処理手段と、送信手段とを有する。判断手段は、乗車券媒体の情報がデータベースに登録済みであるか否かを判断する。前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みであると判断した場合、第1の処理手段は、前記乗車券媒体から読み取った識別情報を処理サーバへ送信した後、前記処理サーバから取得する処理結果に基づいて駅務処理を行う。前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みでないと判断した場合、第2の処理手段は、前記読取手段が前記乗車券媒体から読み取る駅務処理に必要な情報に基づいて駅務処理を行い、送信手段は、前記乗車券媒体に記録されている情報を前記データベースに登録する登録情報として処理サーバへ送信する。
図1は、実施形態に係る駅務システム全体の構成例を概略的に示す図である。 図2は、実施形態に係る処理サーバ及びデータサーバの構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る自動改札機の構成例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る監視盤の構成例を示すブロック図である。 図5は、実施形態に係る券売機、定期券発行機、精算機、窓口処理機などの駅務機器としての構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る駅務機器の第1の動作例を説明するためのフローチャートである。 図7は、実施形態に係る処理サーバの第1の動作例を説明するためのフローチャートである。 図8は、実施形態に係る駅務機器の第2の動作例を説明するためのフローチャートである。 図9は、実施形態に係る処理サーバの第2の動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態に係る駅務システムの全体構成を概略的に示す図である。
駅務システムは、鉄道などの交通機関における種々の駅務処理を行う種々の駅務機器から構成されるシステムである。この駅務システムでは、利用者が乗車券等として利用するICカードなどの記録媒体(乗車券媒体)を用いて駅務処理を行う。例えば、駅務システムでは、利用者が所持する乗車券媒体を用いて運賃などの利用料金を精算することにより鉄道などの交通機関の利用を可能とするものである。
駅務システムで利用可能な乗車券媒体としては、駅務機器が読取り可能な乗車券情報などの駅務処理に必要な情報を記録した記録媒体であれば良い。例えば、乗車券媒体としては、非接触通信により情報の送受信を行う非接触式ICカード、磁気記録部に情報が記録される磁気式の記録媒体(磁気券)、QRコード(登録商標)などのコード化した情報を記録(印刷又は表示)する記録媒体、非接触ICカードと同様な機能を有する携帯電話機などのモバイル端末、或は、QRコード(登録商標)などのコード化した情報を表示するモバイル端末などがある。本実施形態に係る駅務システムは、乗車券媒体が特定の記録媒体である場合の運用に限定するものではないが、以下の説明では、乗車券媒体が非接触式ICカード(以下、単に、ICカードと称する)である場合を想定するものとする。
乗車券媒体としてのICカードCは、プロセッサ、メモリ、インターフェースなどを有するICモジュールを有する。ICカードCのメモリは、乗車券情報或は処理履歴情報などの駅務処理に必要な情報を記憶領域Caと後述する登録フラグを記憶する記憶領域Cbとを有する。記憶領域Caは、少なくても識別情報(IDi)を記憶する記憶領域を含む。また、記憶領域Caは、駅務機器の機種ごとに、情報を記憶する記憶領域を設定しても良い。記憶領域Cbは、後述する登録フラグを記憶する。登録フラグは、1つであっても良いし、駅務機器の機種ごとに複数の登録フラグであっても良い。登録フラグが複数である場合、記憶領域Cbは、駅務機器の各機種に対応する複数の登録フラグの記憶領域が設定される。
利用者が所持するICカードCは、定期券、ストアードフェア(SF)カード(電子マネー)、あるいは、定期券とSFカードとの両方の機能を有する乗車券媒体として利用される。本実施形態において、乗車券媒体として利用可能なICカードCは、少なくとも個々のICカードを識別可能な識別情報(IDi)が記憶される。各駅務機器は、ICカードCから少なくともIDiを読取って駅務処理を実行する。本実施形態に係る駅務システムの各駅務機器は、処理サーバへ少なくとも一部の処理(例えば、判定処理)を依頼し、処理サーバでの処理結果を用いて駅務処理を行う機能(第1の運用)と、処理サーバへの処理依頼無しで、ICカードCに記憶されている情報に基づいて駅務処理を実行する機能(第2の運用)とを有する。
第1の運用として、例えば、自動改札機3は、利用者が提示するICカードCから読み取ったIDiによる通行の可否判定を処理サーバに依頼し、処理サーバからの判定結果に基づいて当該利用者の通行を制御する。この場合、処理サーバは、自動改札機から受信するICカードCのIDiに基づいてデータサーバからIDiに対応する情報を取得し、取得した情報に基づいて通行の可否を判定し、その判定結果を自動改札機へ供給する。
また、第2の運用として、自動改札機3は、処理サーバへの処理依頼無しで、ICカードCに記憶されている情報に基づいて通行の可否を判定し、その判定結果に基づいて利用者の通行を制御する。第2の運用としてのICカードCが記憶している情報に基づく駅務処理とともに、駅務機器は、ICカードCに記憶されている情報の登録を処理サーバへ依頼する機能を有する。この機能に対応して、処理サーバは、第2の運用で駅務システムを運用中に、各駅務機器からICカードCに記憶されている情報のデータサーバへの登録依頼を受け付け、受け付けた登録処理を実行する。このような情報の登録が完了したICカードCに対しては、第2の運用による処理が実行可能となる。
次に、駅務システムにおける各機器の構成について説明する。
図1に示すように、駅務システムは、処理サーバ1、データサーバ2、自動改札機3、監視盤4、券売機5、定期券発行機6、精算機7、および、窓口処理機8などを有する。自動改札機3、券売機5、定期券発行機6、精算機7および窓口処理機8は、ICカードを処理する機能を有する駅務機器である。例えば、自動改札機3は、監視盤4およびネットワークを介して処理サーバ1に接続される。また、券売機5、定期券発行機6、精算機7、および、窓口処理機8などの駅務機器も、ネットワークを介して処理サーバ1に接続される。また、処理サーバ1は、データサーバ2に接続される。
処理サーバ1は、データ処理用のサーバであり、例えば、汎用のサーバ装置により構成される。処理サーバ1は、データサーバ2および各駅務機器に通信接続される。すなわち、処理サーバ1は、データサーバ2に接続される。処理サーバ1は、ネットワークおよび監視盤4を介して各駅の自動改札機3に接続される。また、処理サーバ1は、ネットワークを介して、券売機5、定期券発行機6、精算機7、及び窓口処理機8などの各駅務機器に接続される。
処理サーバ1は、各駅務機器からの処理依頼に応じて処理を実行し、その処理結果を駅務機器へ返す機能を有する。例えば、処理サーバ1は、自動改札機3からICカードCのIDiと判定環境情報を受信し、受信したIDiに対応する情報をデータサーバ2から取得し、IDiに対応する情報と判定環境情報とにより通行判定などの処理を実行し、その処理結果を自動改札機3へ返す。また、処理サーバ1は、駅務機器からICカードCが記憶している情報を取得し、取得したICカードCが記憶している情報をデータサーバ2に記憶(登録)する機能も有する。
データサーバ2は、データを記憶するデータベースとして機能するサーバである。データサーバ2は、大容量の記憶装置を有する汎用のサーバ装置により構成される。データサーバ2は、利用者が所持するICカードCの識別情報(発行済みのICカードに記録されるIDi)に対応づけて、駅務処理に必要な情報を保持するデータベースを有する。また、データサーバ2は、処理サーバ1から供給される登録情報をデータベースに記憶する。また、データサーバ2は、処理サーバ1および各駅務機器が実行した駅務処理の処理結果などもデータベースに随時記録することにより、最新の駅務情報を保持する。
自動改札機3は、駅務機器の1つである。自動改札機3は、利用者が提示するICカードCに応じて改札処理(入場処理、又は出場処理)を行う。自動改札機3は、処理サーバ1と通信する機能を有する。図1に示す構成例では、自動改札機3は、監視盤4を介して処理サーバ1と通信する。自動改札機3は、ICカードCから読み取った情報を処理サーバ1へ送信し、処理サーバ1から得られる通行判定結果に応じて通行制御する機能(第1の処理手段)を有する。また、自動改札機3は、処理サーバ1を介さずに、ICカードCから読み取った情報により通行判定し、その判定結果により通行制御する機能(第2の処理手段)も有する。
監視盤4は、各駅(又は各改札口)に設置されている自動改札機3に接続される。また、監視盤4は、ネットワークを介して処理サーバ1に接続する。処理サーバ1と各自動改札機3とは、監視盤4を介してデータ通信を行う。監視盤4は、接続される各自動改札機3の動作状態を監視し、各自動改札機3に対して遠隔で動作指示を供給する。また、監視盤4は、処理サーバ1から供給される情報を各自動改札機3へ配信する機能を有する。また、監視盤4は、処理サーバ1から受信した情報を保持しておき、各自動改札機3からの問合せに対して保持した情報に基づく処理の結果を応答するようにしても良い。例えば、監視盤4は、IDiチェック処理を実行するために、処理サーバ1から配信される、データサーバ2への情報の登録が完了した乗車券媒体の識別情報(IDi)を保持する外部装置として機能する。
券売機5、定期券発行機6、精算機7および窓口処理機8などの駅務機器は、ICカード処理機としての機能を有する。すなわち、各駅務機器は、利用者が所持するICカードに対する処理(情報の読取、情報の書込など)を実行する機能と処理サーバ1と通信する機能とを有する。
券売機5は、ICカードCにSFカードとして利用可能な金額(電子マネー)をチャージする機能を有する。例えば、券売機5は、利用者から受領した金額が電子マネーとして利用可能なICカードCを新規に発行したり、利用者から受領した金額分を当該利用者が所持しているICカードCに電子マネーとして加算(チャージ)したりする。なお、駅務システムが磁気券の併用可能な運用であれば、券売機5は、ICカードCのSFカード機能により磁気券を発券するようにしても良い。
定期券発行機6は、ICカードCを定期券として利用可能とする処理(定期券の発行処理)を行う。例えば、定期券発行機は、利用者から金額を受領して、定期券として利用可能なICカードCを新規に発券したり、既に定期券として利用されているICカードCを継続定期券として利用可能としたりする。
精算機7は、ICカードCに対して運賃等の精算処理を行う機能、および、ICカードCに金額をチャージする機能を有する。
窓口処理機8は、たとえば、各駅の係員窓口内に設置される。窓口処理機8は、利用者からの申し出に応じた駅係員の操作によってICカードCに対する処理を行う。
次に、処理サーバ1及びデータサーバ2の構成について説明する。
図2は、処理サーバ1及びデータサーバ2の構成例を概略的に示すブロック図である。
図2に示すように、処理サーバ1は、プロセッサ11、ROM12、RAM13、記憶部14、第1通信部15、および、第2通信部16などを有する。処理サーバ1は、インストールされるプログラムが実行可能なコンピュータであり、汎用のサーバにより構成される。
プロセッサ11は、データサーバ2全体の制御を司る。プロセッサ11は、例えば、CPUである。プロセッサ11は、ROM12あるいは記憶部14に記憶されている種々のプログラムに基づいて動作することにより種々の機能を実現する。ROM12は、予めプログラムおよび制御データなどが記憶されている不揮発性のメモリである。例えば、ROM12は、プログラムメモリとして機能する。RAM13は、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM13は、プロセッサ11が処理中のデータなどを一時保管するバッファメモリとして機能する。また、RAM13は、第1通信部15及び第2通信部16が送受信するデータを一時的に記憶するためのバッファとしても機能する。
記憶部14は、書き換えが可能な不揮発性のメモリである。記憶部14は、例えば、HDD、SSD、EEPROM(登録商標)、フラッシュROMなどのデータの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリにより構成される。記憶部14は、プログラム、制御データ、及び設定情報などを記憶する。例えば、処理サーバ1のプロセッサ11が後述するIDiチェック処理を実行する場合、記憶部14は、データサーバ2への情報の登録が完了したICカードのIDiを記憶する。
第1通信部15は、ネットワークを介して各駅務機器(自動改札機、監視盤、券売機、定期券発行機、精算機、窓口処理機等)とデータ通信を行うための通信インターフェースである。第2通信部16は、データサーバ2とデータ通信を行うための通信インターフェースである。第2通信部16は、データサーバ2と通信可能なインターフェースであれば良く、例えば、ネットワークを介してデータサーバ2と通信するようにしても良い。この場合、第1通信部15及び第2通信部16は、1つの通信インターフェースにより構成しても良い。
また、図2に示す構成例によれば、データサーバ2は、プロセッサ21、ROM22、RAM23、記憶部24、および、通信部25などを有する。
プロセッサ21は、データサーバ2全体の制御を司る。プロセッサ21は、例えば、CPUである。プロセッサ21は、ROM22あるいは記憶部24に記憶されている種々のプログラムに基づいて動作することにより種々の機能を実現する。ROM22は、予めプログラムおよび制御データなどが記憶されている不揮発性のメモリである。例えば、ROM22は、プログラムメモリとして機能する。RAM23は、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM23は、プロセッサ21が処理中のデータなどを一時保管するバッファメモリとして機能する。また、RAM23は、通信部25が送受信するデータを一時的に記憶するためのバッファとしても機能する。
記憶部24は、書き換えが可能な不揮発性のメモリである。記憶部24は、例えば、HDD、SSD、EEPROM、フラッシュROMなどのデータの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリにより構成される。記憶部24は、ICカード(IDi)ごとに、駅務処理に必要な情報を記憶するデータベース24aを有する。データベース24aは、例えば、各ICカードの識別情報(IDi)に対応づけて、SFカード情報(SFカードとして利用可能な金額情報(SF残額、電子マネーの残額)、オードチャージの設定情報など)、定期券情報(有効期間、有効区間などの情報)、入出場状態情報、個人情報などが記憶される。
通信部25は、処理サーバ1とデータ通信を行うための通信インターフェースである。通信部25は、処理サーバ1と通信可能なインターフェースであれば良く、例えば、ネットワークを介して処理サーバ1と通信するようにしても良い。
なお、処理サーバ1とデータサーバ2とは、1つのサーバ装置として構成しても良い。この場合、処理サーバ1とデータサーバ2とは、通信回線などを介してデータ通信する必要が無くなるため、高速な処理が期待できる。また、処理サーバ1は、複数のサーバ装置で構成しても良い。この場合、処理サーバ1を複数のサーバ装置とする場合、駅務システム内のデータ処理が複数のサーバ装置で分散して実行できる。
次に、自動改札機3の構成について説明する。
図3は、自動改札機3の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、自動改札機3は、プロセッサ31、ROM32、RAM33、記憶部34、通信部35、カードリーダライタ36、表示部37、およびドア制御部38などを有する。
プロセッサ31、ROM32およびRAM33は、自動改札機3全体を制御するメイン制御部として機能する。プロセッサ31は、例えば、CPUなどの演算部である。プロセッサ31は、ROM32又は記憶部34が記憶するプログラムを実行することにより種々の処理機能を実現する。ROM32は、不揮発性のメモリであり、プログラムメモリとして機能する。ROM32は、プロセッサ31が実行するプログラムや制御データなどを記憶する。RAM33は、一時的にデータを保持するワーキングメモリとして機能する。RAM33は、プログラムをロードしたり、プロセッサ31が処理中のデータを保持したりする。RAM33は、通信データなどを一時的に保持するバッファメモリとしても機能する。
記憶部34は、データを記憶するメモリである。記憶部34は、HDD或はSSDなどの書換え可能な不揮発性メモリを含む。記憶部34は、改札処理において通行判定に用いる運賃情報などの情報を記憶する。また、記憶部34は、プロセッサ31が実行可能なプログラムを記憶しても良いし、各種の判定に用いる情報(例えば、後述するIDi)を記憶しても良い。
通信部35は、監視盤4或は監視盤4を介して処理サーバ1とデータ通信を行なう為の通信インターフェースである。
カードリーダライタ36は、利用者が所持する乗車券媒体としてのICカードCとのデータ通信を行うインターフェースである。カードリーダライタ36は、非接触式ICカードCとしての近距離無線通信を行うためのアンテナおよび通信制御部などにより構成される。例えば、カードリーダライタ36は、プロセッサ31からの指示に基づいて、データの読出しを要求するコマンドをICカードCへ送信し、そのコマンドに対するレスポンスとして読出データをICカードCから受信する。また、カードリーダライタ36は、プロセッサ31からの指示に基づいてデータの書き込みを要求するコマンドをICカードCへ送信し、そのコマンドに対するレスポンス(書込み結果)をICカードCから受信する。
表示部37は、利用者への案内表示などを表示する表示装置などから構成される。表示部37に表示される案内は、プロセッサ31により制御される。すなわち、プロセッサ31は、処理状況に応じて表示部37の表示制御を行う。
ドア制御部38は、利用者の通行を制御するものである。ドア制御部38は、例えば、当該自動改札機3が形成する通路の通行を遮断するためのドアを制御する。ドア制御部38は、プロセッサ31からの指示に応じてドア開閉機構によるドアの開閉を制御する。すなわち、プロセッサ31は、処理状況に応じてドアの開閉制御(通行制御)を行う。
次に、監視盤4の構成について説明する。
図4は、監視盤4の構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、監視盤4は、プロセッサ41、ROM42、RAM43、記憶部44、第1通信部45、第2通信部46、表示部47、および操作部48などを有する。
プロセッサ41、ROM42およびRAM43は、監視盤4全体を制御する制御部として機能する。プロセッサ41は、例えば、CPUなどの演算部である。プロセッサ41は、ROM42又は記憶部44が記憶するプログラムを実行することにより種々の処理機能を実現する。ROM42は、不揮発性のメモリであり、プログラムメモリとして機能する。ROM42は、プロセッサ41が実行するプログラムや制御データなどを記憶する。RAM43は、維持的にデータを保持するワーキングメモリとして機能する。RAM43は、プログラムをロードしたり、プロセッサ41が処理中のデータを保持したりする。RAM43は、通信データなどを一時的に保持するバッファメモリとしても機能する。
記憶部44は、データを記憶するメモリである。記憶部44は、HDD或はSSDなどの書換え可能な不揮発性メモリを含む。記憶部44は、処理サーバ1から受信するデータ又は自動改札機3から取集する情報を記憶する。また、記憶部44は、プロセッサ31が実行可能なプログラムを記憶しても良いし、各種の判定に用いる情報(例えば、処理サーバ1から配信されるIDiなどの情報)を記憶しても良い。
第1通信部45は、処理サーバ1と通信するための通信インターフェースである。第2通信部46は、各自動改札機3と通信するための通信インターフェースである。第1通信部45及び第2通信部46は、1つの通信インターフェースで構成しても良い。
表示部47は、各自動改札機3の動作状態を表示する表示装置などから構成される。操作部48は、係員が動作指示を入力するためのボタンなどにより構成される。例えば、表示部47及び操作部48は、タッチパネルを具備する表示装置により構成される。
次に、券売機5、定期券発行機6、精算機7および窓口処理機8の構成について説明する。
図5は、券売機5、定期券発行機6、精算機7および窓口処理機8などの駅務機器におけるICカード処理装置としての構成例を示すブロック図である。図4に示すように、券売機5、定期券発行機6、精算機7および窓口処理機8は、ICカード処理装置として、プロセッサ51、RROM52、RAM53、記憶部54、通信部45、表示部56、操作部57、カード処理部58、および、現金処理部59などを有する。
プロセッサ51、ROM52およびRAM53は、装置全体を制御する制御部として機能する。プロセッサ51は、例えば、CPUなどの演算部である。プロセッサ51は、ROM52又は記憶部54が記憶するプログラムを実行することにより種々の処理機能を実現する。ROM52は、不揮発性のメモリであり、プログラムメモリとして機能する。ROM52は、プロセッサ51が実行するプログラムや制御データなどを記憶する。RAM53は、一時的にデータを保持するワーキングメモリとして機能する。RAM53は、プログラムをロードしたり、プロセッサ51が処理中のデータを保持したりする。RAM53は、通信データなどを一時的に保持するバッファメモリとしても機能する。
記憶部54は、データを記憶するメモリである。記憶部54は、HDD或はSSDなどの書換え可能な不揮発性メモリを含む。例えば、記憶部54は、処理サーバ1から受信するデータ情報を記憶する。また、記憶部54は、プロセッサ31が実行可能なプログラムを記憶しても良いし、各種の判定に用いる情報を記憶しても良い。
通信部55は、処理サーバ1と通信するための通信インターフェースである。
表示部56は、表示装置などから構成される。表示部56は、操作案内或は処理状況などを表示する。操作部57は、各種の操作キーあるいはタッチパネルなどにより構成される。操作部57は、利用者又は係員により操作されるものである。例えば、表示部56及び操作部57は、タッチパネルを具備する表示装置により構成される。
カード処理部58は、利用者が所持するICカードCを含むカードを処理するユニットである。カード処理部58は、非接触式ICカードと通信するカードリーダライタを有する。また、カード処理部58は、接触式ICカードあるいは磁気式のカードを処理する機能を有するものであって良い。
現金処理部59は、現金を処理するユニットである。現金処理部59は、現金を鑑査する鑑査部、現金投入口に投入された現金を鑑査部へ搬送する搬送部、鑑査部により正常と判定された現金を貯留する保管部、保管部に貯留されている現金を放出口から放出する放出部などにより構成される。例えば、現金処理部59は、釣銭あるいは払戻金などの支払いを行う。
次に、駅務システムにおける動作について説明する。
本実施形態では、ICカードCに記録されている情報によって各駅務機器が駅務処理を行っているシステムを、上記駅務処理の一部又は全部を処理サーバが行うシステムに移行する場合を想定する。このため、本実施形態に係る駅務システムは、利用者が所持するICカードCに乗車券情報などの駅務処理に必要な情報が記録されていることを前提とし、各駅務機器での駅務処理を実施しつつ、利用者が所持するICカードCに記録されている情報をデータサーバ2に登録する動作を行う。
すなわち、本実施形態に係る駅務システムは、自動改札機等の駅務機器がICカードCに記録されている情報によって駅務処理を実行するという第2の運用を行いつつ、ICカードCに記録されている情報をデータサーバ2へ登録する処理を進める。データサーバ2への情報の登録が完了したICカードCに対しては、本実施形態に係る駅務システムは、処理サーバ1が自動改札機等の駅務機器からの要求に応じてデータサーバ2が記憶している情報を用いて駅務処理を実行するという第1の運用を行う。
まず、駅務システムにおける第1の動作例について説明する。
図6は、駅務機器における第1の動作例を説明するためのフローチャートである。
図6に示す第1の動作例は、利用者がICカードCを提示してから処理完了までの処理時間が短い駅務機器での処理(例えば、自動改札機3での改札処理)などを想定した動作例である。例えば、自動改札機3では、利用者が通行中に改札処理を実行するため、処理時間が短く、改札処理以外の処理に時間をかけることが難しい。このような処理時間が短い駅務処理を行う駅務機器については、第1の動作例が適用できる。もちろん、運用形態によっては、第1の動作例を券売機5、定期券発行機6、精算機7、窓口処理機8などの駅務機器に適用しても良い。以下、図6に示す第1の動作例を自動改札機3に適用した場合の動作例について説明する。
すなわち、第1の動作例の自動改札機3は、データサーバ2に情報を登録済みのICカードCを提示した利用者に対しては処理サーバが通行の可否を判定し、データサーバ2に情報が登録されていないICカードCを提示した利用者に対しては自動改札機3がICカードCから読み取る情報に基づいて通行判定を行う。さらに、データサーバ2に情報が登録されていないICカードCに対して、自動改札機3は、通行制御(改札処理)を実行した後に、当該ICカードCに記憶されている情報(一部又は全部)の登録を処理サーバ1に依頼(要求)する。
自動改札機3は、待機状態において、カードRW36によりICカードCからの応答を要求する信号を発信する。利用者がICカードCを自動改札機3の所定の通信領域に提示すると、ICカードCは、カードRW36からの電波を受けて活性化し、カードRW36からの応答要求に対して応答信号を送信する。これにより、カードRW36とICカードCとは、通信が可能な状態となる。カードRW36がICカードCからの応答信号を受信すると、自動改札機3のプロセッサ31は、当該ICカードCから識別情報(IDi)および登録フラグを読み取る(ステップS11)。
ここで、登録フラグは、データサーバ2に当該ICカードの情報を登録済みであるか否かを示す情報である。データサーバ2に情報が登録されている場合、登録フラグがオンの状態(例えば、「1」)となるものとする。また、ICカードは、予め規定されているコマンドに応じて処理を実行し、その処理結果を返す仕様となっている。このため、自動改札機3のプロセッサ31は、IDi及びフラグの記憶領域の読取りを要求する読取コマンドをカードRW36からICカードCへ供給する。ICカードCは、読取コマンドに応じてIDi及び登録フラグの記憶領域を読み取った結果をカードRW36へ送信する。これにより、自動改札機3のプロセッサ31は、ICカードCのIDi及び登録フラグを読み取る。
ICカードCにおけるIDi及び登録フラグの読み取ると、プロセッサ31は、ICカードCの登録フラグがオンであるか否かを判断する(S12)。ICカードCの登録フラグがオンである場合(S12、YES)、プロセッサ31は、当該ICカードCの情報(当該ICカードの所持者の情報)がデータサーバ2に登録済みであると判断する。この場合、プロセッサ31は、ICカードCから読み取ったIDiと判定環境情報(駅情報などの通行判定のための情報)とを、通行の可否の判定を要求する処理(判定)要求と共に処理サーバ1へ送信する(S13)。ここで、判定環境情報とは、通行判定を行うために自動改札機3から提供されるべき情報であり、例えば、当該自動改札機が設置されている駅又は改札口を示す情報などを含む情報である。
自動改札機3からの判定要求を受信した処理サーバ1は、受信したIDiに対応する通行判定に用いる情報をデータサーバ2から取得し、取得したIDiに対応する情報と判定環境情報とに基づいて通行の可否を判定する判定処理を行う。判定処理を実行すると、処理サーバ1は、判定結果を示す情報を自動改札機3へ送信する。これに対して、自動改札機3は、処理サーバ1からの判定結果を示す情報を受信する。
処理サーバ1からの判定結果を示す情報を受信すると(S14)、自動改札機3のプロセッサ31は、処理サーバ1から取得した判定結果に応じた処理として通行制御処理を実行する(S15)。例えば、通行可を示す判定結果を受信した場合、プロセッサ31は、当該ICカードCを提示した利用者の通行を許可する通行制御を行う。通行を許可する場合、プロセッサ31は、ドア制御部38によりドアを開放し、表示部37に通行可の案内を表示する。また、通行不可を示す判定結果を受信した場合、プロセッサ31は、当該ICカードCを提示した利用者の通行を不可とする通行制御を行う。通行を不可とする場合、プロセッサ31は、ドア制御部38によりドアを閉鎖し、表示部37に通行不可の案内を表示する。
処理サーバ1による判定結果に応じた処理として通行制御処理が終了すると、プロセッサ31は、通行制御処理の処理結果を示す情報を処理サーバ1へ送信する(S16)。例えば、通行制御処理が正常に終了した場合、プロセッサ31は、正常終了を示す情報を処理サーバ1へ送信する。また、通行制御処理が正常終了しなかった場合、プロセッサ31は、正常に終了できなった旨を処理サーバ1へ送信する。例えば、通行不可と判定された利用者が強行に通行した場合、プロセッサ31は、不正な通行が行われた旨を処理結果として処理サーバ1へ送信するようにしても良い。
また、自動改札機3は、データサーバ2に情報を登録済みのICカードC内に保持されている不要なデータを消去する処理を行うようにしても良い。これは、データサーバ2に登録済みの情報は、ICカードCに保持する必要がないデータとなるためである。図6に示す動作例では、自動改札機3のプロセッサ31は、通行制御処理の処理結果を処理サーバ1へ送信した後、ICカードC内に記録されている不要なデータを消去するか否かを判断する(S17)。不要なデータを消去すると判断した場合(S17、YES)、プロセッサ31は、利用者が提示したICカードC内に記憶されている不要なデータの消去を行う(S18)。ICカードC内のデータの消去処理は、不要データの記憶領域に「0」のデータを上書きするものであっても良いし、管理情報を削除するものであっても良い。
なお、S17及びS18の処理は、ICカードCにおける登録フラグがオンであることを確認した後(S12でYESの後)であれば、どのタイミングで実施しても良い。ただし、データサーバ2に登録済みの情報は、ICカードCに保持したままとしても駅務処理などに不具合が生じない。このため、自動改札機3は、データサーバ2に情報を登録済みのICカードに対して必ずしも全ての不要な情報を消去する処理を実施しなくても良い。
また、ICカードCの登録フラグがオンでないと判断した場合(S12、NO)、プロセッサ31は、当該ICカードCの情報(当該ICカードの所持者の情報)がデータサーバ2に登録されているかを確認する(S21)。この登録済みのチェックは、処理サーバ1に問い合わせることにより実行しても良いし、監視盤4に問い合わせることにより実行しても良いし、自動改札機3自身が行うようにしても良い。
例えば、処理サーバ1が登録済みのチェックを実行する場合、処理サーバ1は、登録済みのICカードのIDiを示す情報を記憶部14に記憶しておき、自動改札機3からの問合せに応じてIDiの照合を実行し、その照合結果を自動改札機3へ送信する。また、自動改札機3(駅務機器)自身が登録済みのチェックを実行する場合、自動改札機3は、処理サーバ1から配信される登録済みのICカードのIDiを示す情報を記憶部34に記憶しておき、記憶部34に記憶した登録済みのIDiとの照合を実行する。
本実施形態では、監視盤4が登録済みのチェックを実行するものとする。この場合、処理サーバ1は、登録済みのICカードのIDiを各駅の監視盤4へ配信する。監視盤4は、処理サーバ1から配信される登録済みのICカードのIDiを記憶部44に記憶しておき、自動改札機3からの登録済みのチェックを受付ける。
すなわち、自動改札機3のプロセッサ31は、監視盤4に対してICカードのIDiと共にIDiチェック(登録済みのチェック)を依頼する。監視盤4のプロセッサ41は、自動改札機3からチェックが依頼されたIDiと記憶部44に記憶している登録済みのIDiとを照合する。記憶部44に一致する登録済みのIDiが有る場合、プロセッサ41は、当該ICカードCの情報がデータサーバ2に登録済みである旨を自動改札機3へ応答する。また、記憶部44に一致する登録済みのIDiが無い場合、プロセッサ41は、当該ICカードCの情報が未登録である旨を自動改札機3へ応答する。これにより、自動改札機3のプロセッサ31は、IDiチェックの依頼に対する監視盤4からの応答によりICカードCの情報が登録済みか否かを確認する。
ICカードCの情報がデータサーバ2に登録済みであることを確認した場合(S22、YES)、プロセッサ31は、ICカードCの登録フラグをオンにセットする(S23)。ICカードCの登録フラグをオンにした場合、プロセッサ31は、上記S13の処理へ進み、処理サーバでの通行判定を含む上述の処理を実行する。
また、ICカードCの情報が登録済みでないことを確認した場合(S22、NO)、プロセッサ31は、処理サーバ1による処理無しで、ICカードCによる駅務処理(改札処理)を実行する(S24)。この場合、プロセッサ31は、ICカードCから通行判定に必要な情報(定期券情報、SF情報、入出場状態情報など)を読み取る。プロセッサ31は、ICカードCから読み取った情報により通行判定を行い、通行判定の結果に応じた利用者に対する通行制御処理を実行する。
ICカードCによる改札処理が終了すると、プロセッサ51は、当該ICカードCに記録されている情報をデータサーバ2に登録する必要があるか否かを判断する(S25)。ここで、自動改札機3などの駅務機器は、ICカードCに記録されている情報のデータサーバ2への登録を実行する条件(条件情報)を設定しておくことが可能である。例えば、登録処理が一時期に大量に発生することを防ぐなどの運用上の理由から、登録期間、登録時間帯、登録駅、又は、登録エリアなどを設定しても良い。駅ごとに登録期間を設定する場合、自動改札機3は、設置されている駅毎の登録期間の情報を登録処理の条件情報として記憶部34に記憶しておき、登録期間であるか否かにより登録処理を実行するか否かを判断すれば良い。
ICカードCに記憶されている情報の登録が必要と判断した場合(S25、YES)、プロセッサ51は、データサーバ2への登録要求と共に、処理結果と登録情報とを処理サーバ1へ送信する(S26)。ここで、登録情報は、ICカードCに記憶されているデータサーバ2に登録すべき全ての情報であっても良いし、当該駅務機器の機種(ここでは、自動改札機)で取り扱う情報だけであっても良い。ICカードには、前者の場合は1つの登録フラグが設定され、後者の場合は駅務機器の機種ごとに登録フラグが設定される。
登録すべき全ての情報を登録情報とする場合、何れの自動改札機による1回の登録処理で全情報の登録が完了する。このため、駅務システム全体としては、1つのICカードに対して、1回の登録処理(登録処理を含む改札処理)を実施すれば良いこととなる。この場合、登録情報が大きくなるものの、短期間で多くのICカードの情報の登録が完了できるものと考えられる。また、登録すべき全ての情報を登録情報とする場合、プロセッサ51は、S24の駅務処理において読み取った情報以外にも登録情報として処理サーバ1へ送信すべき情報があれば、再度ICカードから読み取って登録情報を生成するようにすれば良い。
また、当該機種(自動改札機)で取り扱う情報だけを登録情報とする場合、駅務機器の機種ごとに登録処理が必要となる。このため、駅務システム全体としては、1つのICカードに対して、複数回の登録処理によって全情報の登録が完了することとなる。この場合、1回の登録処理で登録する情報量が少なくなるため、1回ごとの登録処理(登録処理を含む駅務処理)が短時間で済ませられるという利点がある。当該駅務機器で取り扱う情報だけを登録情報とする場合、プロセッサ51は、S24の駅務処理においてICカードから読み取った情報から登録情報を生成するようにしても良い。
第1の動作例では、データサーバ2への情報の登録が完了していないICカードについては、S26で登録情報を処理サーバ1へ送信した時点で一連の処理を終了する。このため、当該ICカードに対しては、次回の駅務処理までに登録処理が完了していれば、次回の駅務処理時に登録フラグがセットされる事となる。このような登録処理によれば、登録処理の結果を待って登録フラグをセットする必要がないため、1回の駅務処理における登録処理に要する時間を実質的に短縮できる。
上記のように、第1の動作例によれば、自動改札機などの駅務機器は、データサーバに情報が登録済みのICカードに対しては処理サーバでの処理結果に応じた駅務処理(通行制御処理)を行い、データサーバに情報が未登録のICカードに対してはICカードによる駅務処理を行うとともに、当該ICカードの情報の登録を処理サーバへ要求する。これにより、自動改札機などの駅務機器は、1回の駅務処理がICカードの情報を登録するための処理によって処理時間が長くなることを抑え、円滑な運用を進めながらデータサーバへの情報の登録が行える。
また、上記第1の動作例によれば、自動改札機などの駅務機器は、ICカードから読み取ったIDiが登録済みのICカードのIDiであるかをチェックし、登録済みのIDiと一致した場合にはICカードにフラグをセットするようにしたものである。これにより、登録情報を送信した後、次回以降の駅務処理(改札処理)において登録状況をチェックして登録済みであれば登録フラグをセットすることが可能となる。この結果として、駅務機器における駅務処理の処理時間に大きな影響を与えずに、サーバでの登録処理をリニアに実施する必要がなく、一時期に大量の登録情報が発生した場合であっても、システム全体として十分な処理時間を確保できる。
次に、処理サーバ1における第1の動作例について説明する。
図7は、処理サーバ1における第1の動作例を説明するためのフローチャートである。
図7に示す処理サーバ1の第1の動作例は、図6に示す駅務機器の第1の動作例による動作に対応する処理である。
処理サーバ1では、各駅務駅器からの処理要求および情報の登録要求を随時受信する。駅務機器から処理要求を受信した場合(S31、YES)、処理サーバ1のプロセッサ11は、処理要求と共に受信するIDiに対応する情報をデータサーバ2から情報を取得する(S32)。データサーバ2は、IDiに対応づけて駅務処理に必要な情報をデータベース24aに記憶している。データサーバ2は、各IDiに対応づけて、登録処理時にICカードに記憶していた情報と駅務処理を実行するごとに更新される情報とをデータベース24aに記憶する。処理サーバ1のプロセッサ11は、受信した処理要求に必要な情報をデータサーバ2から取得する。例えば、処理要求として自動改札機3から通行判定(入場判定、又は出場判定)の要求を受信した場合、プロセッサ11は、処理要求と共に受信したIDiに対応する通行判定に必要な情報(例えば、定期券情報、SFカード情報、及び入出場状態情報など)をデータサーバ2から取得する。
データサーバ2からIDiに対応する情報を取得すると、プロセッサ11は、データサーバ2から取得した情報と駅務機器から受信した情報とに基づいて要求された処理を実行する(S33)。例えば、自動改札機3から通行判定要求を受信した場合、プロセッサ11は、データサーバ2から取得するIDiに対応する通行判定に必要な情報と自動改札機3から受信した判定環境情報とに基づいて通行判定を実行する。
要求された処理が終了すると、処理サーバ1のプロセッサ11は、処理の要求元の駅務機器へ処理結果を示す情報を送信する(S34)。例えば、自動改札機3から通行判定要求を受信した場合、プロセッサ11は、通行判定の結果を示す情報を自動改札機3へ送信する。処理結果を送信した後、プロセッサ11は、駅務機器での処理結果の受信待ちとなる。処理サーバ1のプロセッサ11は、駅務機器から処理結果を受信すると(S35)、データサーバ2の情報を更新する(S36)。例えば、自動改札機3は、処理サーバ1からの通行判定の結果に基づいて利用者の通行制御処理を実行し、その通行制御処理の結果を処理サーバ1へ送信する。処理サーバ1のプロセッサ11は、自動改札機3から通行制御処理の結果として当該利用者の入出場状態(入場状態、若しくは、出場状態)を示す情報を受信する。処理サーバ1のプロセッサ11は、自動改札機3からの入出場状態を含む通行制御処理の結果に基づいてデータサーバ2が記憶するIDiに対応する情報を更新する。
また、駅務機器から登録要求(登録情報)を受信した場合(S37、YES)、処理サーバ1のプロセッサ11は、登録要求と共に受信する登録情報に基づいてデータサーバ2への情報の登録処理を実行する(S38)。処理サーバ1のプロセッサ11は、データサーバ2への登録情報の登録が完了すると、登録済みのICカードを示す情報(登録済みのICカードのIDi)を設定する処理を行う(S39)。登録済みのICカードを示す情報は、登録済みのチェックを行う装置に設定する。
例えば、監視盤4が登録済みのチェックを実行する運用とする場合、処理サーバ1のプロセッサ11は、登録済みのICカードを示す情報(IDi)を各駅の監視盤4へ配信する。この場合、各監視盤4は、配信されたIDiを登録済みのICカードのIDiとして保持する。これにより、各監視盤4は、自動改札機3からのIDiの照合要求に応じて登録済みのICカードのIDiであるかをチェック(登録済みのチェック)できる。
また、各駅務機器が登録済みのチェックを実行する運用とする場合、処理サーバ1のプロセッサ11は、登録済みのICカードを示す情報(IDi)を各駅務機器へ配信する。この場合、各駅務機器は、配信されたIDiを登録済みのICカードのIDiとして自身の記憶部に保存する。これにより、各駅務機器は、利用者が提示するICカードが登録済みのICカードのIDiであるかをチェック(登録済みのチェック)できる。
また、登録済みのチェックを処理サーバ1が実行する運用とする場合、処理サーバ1のプロセッサ11は、登録済みのICカードを示す情報(IDi)を当該サーバ1の記憶部14に記憶する。これにより、処理サーバ1のプロセッサ11は、駅務機器からのIDiの照合要求に応じて登録済みのICカードのIDiであるかをチェック(登録済みのチェック)できる。
なお、全ての情報の登録が完了したことを示す登録フラグをICカードに設定する運用の場合(ICカードに1つの登録フラグを設定する場合)、プロセッサ11は、全ての情報がデータサーバ2に登録済みであるか否かにより、当該IDiのICカードの登録フラグをオンにすべきかを判断する。この場合、プロセッサ11は、全ての情報がデータサーバ2に登録された場合に登録フラグをオンすると判断し、登録済みのICカードを示す情報として当該IDi(登録フラグをオンすべきIDi)を設定するようにすれば良い。
また、駅務機器の機種ごとの登録フラグをICカードに設定する運用の場合、プロセッサ11は、データサーバ2に登録した情報に応じてオンすべき登録フラグを判断する。この場合、プロセッサ11は、IDiに対応づけてオンすべきと判断した登録フラグ(又は、情報の登録が完了した機種)を示す情報を設定するようにすれば良い。
上記のような第1の動作例によれば、第1の駅務機器(例えば、入場時の自動改札機)は、駅務処理で情報が未登録のICカードについては当該ICカードによる駅務処理を実行するとともに、当該ICカードの情報の登録要求を処理サーバへ送信する。処理サーバは、登録要求を受けてデータサーバへの情報の登録処理を実行する。第2の駅務機器(例えば、出場時の自動改札機)は、データサーバへの登録処理が完了したICカードについては処理サーバへ駅務機器の一部を依頼し、処理サーバでの処理結果に基づいて駅務処理を行う。
このような第1の動作例によって動作する駅務機器と処理サーバとを有する駅務システムでは、利用者が情報をサーバに登録するための特別な手続きをすることなく、従来通りの駅務処理の運用を継続しつつ、ICカードに記録されている情報の登録が行える。また、駅務機器での駅務処理時に実施する情報の登録に係る処理を短時間で行えるため、ICカードの情報を登録する場合であっても駅務処理を円滑に行える。
次に、駅務システムにおける第2の動作例について説明する。
図8は、駅務機器における第2の動作例を説明するためのフローチャートである。
図8に示す第2の動作例は、利用者がICカードCを提示してから処理を完了するまでの処理がフレキシブルに確保できる駅務処理を行う駅務機器での動作を想定した動作例である。例えば、券売機、定期券発行機、精算機、窓口処理機では、ICカードCを提示した利用者が装置の前で処理完了まで待つこととなるため、運用上、自動改札機3での改札処理などに比べて処理時間を確保できる。このような処理時間が確保できる駅務処理を行う駅務機器には、第2の動作例が適用できる。もちろん、運用形態によっては、第2の動作例を自動改札機などの駅務機器に適用しても良い。
図8に示す第2の動作例において、駅務機器は、データサーバ2に情報を登録済みのICカードCを提示した利用者に対しては処理サーバが判定処理などの一部の処理を実行し、データサーバ2に情報が登録されていないICカードCを提示した利用者に対しては処理サーバによる処理無しで駅務機器がICカードCによる駅務処理を行う。さらに、データサーバ2に情報が登録されていないICカードCに対して、駅務機器は、駅務処理を実行した後に、当該ICカードCに記憶されている情報(一部又は全部)の登録を処理サーバ1に依頼(要求)する。
ここでは、駅務機器が行う駅務処理の例として、券売機5がSF金額(電子マネー)をチャージする処理(金額チャージ処理)を行う場合を想定して説明するものとする。すなわち、券売機5のプロセッサ51は、利用者の操作に応じて駅務処理としての金額チャージ処理を受付ける(S51)。例えば、利用者は、カード投入口に乗車券媒体として所持しているICカードCを投入し、操作部57により金額のチャージの実行を指示する。また、利用者は、チャージ金額を指定し、指定したチャージ金額を現金で支払う場合には現金処理部59に現金を投入する。また、利用者は、指定したチャージ金額をクレジットカードで決済する場合にはカード処理部58にクレジットカードを投入する。これらの操作に応じて、券売機5のプロセッサ51は、金額チャージ処理を開始する。
駅務処理としての金額チャージ処理を受付けると、プロセッサ51は、カード処理部58により利用者が投入したICカードCから識別情報(IDi)および登録フラグを読み取る(S52)。なお、登録フラグは、処理中の機種(ここでは券売機)用の情報の登録状態を示す情報であっても良いし、当該ICカードCに記憶されている駅務処理に用いる全情報の登録状態を示す情報であっても良い。
ICカードCにおけるIDi及び登録フラグの読み取る結果を取得すると、プロセッサ51は、ICカードCの登録フラグがオンであるか否かを判断する(S53)。ICカードCの登録フラグがオンであった場合(S53、YES)、プロセッサ51は、当該ICカードCの情報(当該ICカードの所持者の情報)がデータサーバ2に登録済みであると判断する。この場合、プロセッサ51は、ICカードCから読み取ったIDi及び処理環境情報と共に、処理要求を処理サーバ1へ送信する(S54)。処理環境情報とは、処理を行うために駅務機器から提供されるべき情報である。ここで、例えば、金額チャージ処理においては、利用者が指定したチャージする金額、および、券売機5に投入された金額(又は、利用者が指定するチャージ金額を支払うクレジットカードの情報)などの情報などである。なお、精算機による精算処理では、処理環境情報は、精算を実行する駅(当該精算機7が設置されている駅)を示す情報などとなる。
券売機5からの処理要求を受信した処理サーバ1は、受信したIDiに対応した登録情報をデータサーバ2から取得し、取得した登録情報と処理環境情報とに基づいて処理を実行する。例えば、金額チャージ処理が要求された場合、処理サーバ1は、券売機5に投入された金額(又は利用者が指定するクレジットカード)によるチャージ金額の支払いが可能であるかを判断する。チャージ金額の支払いが可能である場合、処理サーバ1は、登録情報に含まれるSF情報としての現在の残額にチャージ金額を加算する処理を行う。このような処理が終了すると、処理サーバ1は、処理結果を示す情報を券売機5へ送信する。
処理サーバ1からの処理結果を示す情報を受信すると(S55)、券売機5のプロセッサ51は、処理サーバ1による処理結果に応じた処理を実行する(S56)。例えば、金額のチャージ完了を示す処理結果を受信した場合、プロセッサ51は、チャージ完了を示す案内を表示部56に表示し、現金処理部59により釣銭を放出(クレジットカードを受け入れた場合にはカード処理部58によりクレジットカードを放出)する。また、金額のチャージが不可である旨の処理結果を処理サーバ1から受信した場合、プロセッサ51は、チャージ不可である旨の案内を表示部56に表示し、現金として投入されたものを現金処理部59により返却し、クレジットカードとして投入されたカードをカード処理部58により返却する。
当該券売機5での処理が終了(つまり、金額チャージ処理が終了)すると、プロセッサ51は、当該券売機5での処理結果を示す情報を処理サーバ1へ送信する(S57)。例えば、プロセッサ51は、処理サーバ1による処理結果に応じた処理が正常に終了した場合には正常終了を示す情報を処理サーバ1へ送信し、正常終了しなかった場合には正常に終了できなった旨を処理サーバ1へ送信する。
処理サーバ1は、券売機からの処理結果を受けてデータサーバ2に登録されている情報を更新する。この更新が完了すると、処理サーバ1は、データサーバ2の更新(ICカードに対応する情報の更新)が完了した旨を券売機5へ送る。
券売機5のプロセッサ51は、処理サーバ1から処理結果を示す情報などによるデータサーバ2の更新完了を受けて金額チャージ処理を完了する。ここで、券売機5は、データサーバ2に情報を登録済みのICカードに記憶されている不要な情報を消去する処理を行うようにしても良い。図8に示す動作例では、プロセッサ51は、ICカードC内に記憶されている不要なデータ(登録済みのデータ)の消去の要否を判断する(S59)。ICカードCに記憶されているデータの消去を行わないと判断した場合(S59、YES)、プロセッサ51は、利用者が投入したICカードCをカード処理部58により返却し、一連の処理を終了する。
ICカードCに記憶されている不要なデータを消去すると判断した場合(S59、YES)、プロセッサ51は、利用者が提示したICカードCにおける不要なデータの消去処理を行う(S60)。不要なデータの消去処理は、不要なデータの記憶領域に「0」のデータを上書きするものであっても良いし、不要なデータに対応する管理情報を削除するものであっても良い。
なお、S59及びS60の処理は、ICカードCの登録フラグがオンであることを確認した後であれば、どのタイミングで実施しても良い。また、本駅務システムでは、データサーバ2に登録した情報をICカードCに保持したままとしても駅務処理などに不具合は生じない。このため、駅務機器5は、S59及びS60の処理を実行しなくても良い。
上記S53でICカードCの登録フラグがオンでないと判断した場合(S53、NO)、プロセッサ51は、当該ICカードCの情報(当該ICカードの所持者の情報)がデータサーバ2に登録されているかを確認する(S61)。このチェックは、処理サーバ1に問い合わせて実行するようにしても良いし、駅務機器自身が実行するようにしても良いし、監視盤4に問い合わせて実行するようにしても良い。ここでは、処理サーバ1がIDiのチェックを実行するものとする。
券売機5のプロセッサ51は、処理サーバ1に対して読み取ったICカードCのIDiと共に登録済みのチェック(IDiチェック)を依頼する。処理サーバ1のプロセッサ11は、券売機5からチェックが依頼されたIDiとデータサーバ2に登録済みのIDiとを照合する。券売機5から受信したIDiに一致するIDiがデータサーバ2に登録済みである場合、処理サーバ1のプロセッサ11は、当該ICカードCの情報がデータサーバ2に登録済みである旨を券売機5へ応答する。また、データベース2に一致する登録済みのIDiが登録されてない場合、プロセッサ11は、当該ICカードCの情報が未登録である旨を券売機5へ応答する。これにより、券売機5のプロセッサ51は、IDiチェックの依頼に対する処理サーバ1からの応答により当該ICカードCの情報が登録済みか否かを確認する。
ICカードCの情報が登録済みであることを確認した場合(S62、YES)、プロセッサ51は、ICカードCの登録フラグをオンにセットする(S53)。ICカードCの登録フラグをオンにした場合、プロセッサ51は、上記S54の処理へ進み、処理サーバ1と協働して駅務処理を実行する。
なお、第2の動作例では、登録完了した場合に登録グラフをセットするため、駅務システム内の全駅務機器が第2の動作例で動作する場合は、S61乃至S63の処理は省略される。例えば、自動改札機が第1の動作例で動作し、自動改札機以外の駅務機器が第2の動作例で動作する駅務システムでは、自動改札機以外の駅務機器が第2の動作例においてS61乃至S63の処理を実行することにより、データサーバ2に情報を登録済みで、かつ、登録フラグがセットされていないICカードを抽出して登録フラグをセットできるようになる。
また、ICカードCの情報が登録済みでないことを確認した場合(S62、NO)、プロセッサ51は、処理サーバ1による処理無しで、ICカードCを用いた駅務処理を行う(S64)。例えば、プロセッサ51は、利用者が提示したICカードCから金額チャージ処理に必要な情報を読み取り、読み取った情報と利用者の操作(現金又はクレジットカードの投入を含む操作)とに応じて金額チャージ処理を実行する。
ICカードCを用いた駅務処理が終了すると、プロセッサ51は、当該ICカードCに記憶されている情報をデータサーバ2に登録する必要があるか否かを判断する(S65)。すなわち、駅務機器は、ICカードCが記憶している情報のデータサーバ2への登録を実行する条件(条件情報)を設定しておくことが可能である。例えば、登録処理が一時期に大量に発生することを防ぐなどの運用上の理由から、登録期間、登録時間帯、登録駅、又は、登録エリアなどを設定しても良い。例えば、駅ごとに登録期間を設定する場合、駅務機器は、設置されている駅ごとの登録期間の情報を条件情報として記憶部54に記憶しておき、記憶部54に記憶した登録期間であるか否かにより登録処理を実行するか否かを判断する。
登録が必要と判断した場合(S65、YES)、プロセッサ51は、データサーバ2への登録要求と共に、処理結果と登録情報とを処理サーバ1へ送信する(S66)。登録情報は、ICカードCに記憶されているデータサーバ2に登録すべき全ての情報であっても良いし、当該駅務機器で取り扱う情報だけを登録情報としても良い。
登録すべき全ての情報を登録情報とする場合、何れの駅務機器による1回の登録処理で全情報の登録が完了する。このため、駅務システム全体としては、1つのICカードに対して、1回の登録処理(登録処理を含む駅務処理)を実施すれば良いこととなる。この場合、登録情報が大きくなるものの、短期間で多くのICカードの情報の登録が完了できるものと考えられる。また、登録すべき全ての情報を登録情報とする場合、プロセッサ51は、S64の駅務処理において読み取った情報以外にも登録情報として処理サーバ1へ送信すべき情報があれば、再度ICカードから読み取って登録情報を生成するようにすれば良い。
また、当該駅務機器で取り扱う情報だけを登録情報とする場合、駅務機器の機種ごとに登録処理が必要となる。このため、駅務システム全体としては、1つのICカードに対して、複数回の登録処理によって全情報の登録が完了することとなる。この場合、1回の登録処理で登録する情報量が少なくなるため、1回ごとの登録処理(登録処理を含む駅務処理)が短時間で実行可能となる。当該駅務機器で取り扱う情報だけを登録情報とする場合、プロセッサ51は、S64の駅務処理においてICカードCから読み取った情報から登録情報を生成するようにしても良い。
データサーバ2への登録要求を送信した後、プロセッサ51は、処理サーバ1から登録処理の結果を示す情報を受信する(S67)。登録処理の結果を示す情報を受信すると、プロセッサ51は、当該ICカードCに対して登録フラグをセットすべきか否かを判断する(S68)。例えば、駅務機器の機種ごとに登録フラグを設定している場合、プロセッサ51は、登録処理が正常終了した事を示す情報を受信すると、登録フラグをオンすると判断するようにして良い。また、全ての情報の登録が完了したことを示す登録フラグを設定している場合、プロセッサ51は、登録処理の処理結果として全ての情報の登録が完了したことを示す情報を受信すると、登録フラグをオンすると判断する。
登録フラグをオンすると判断した場合(S68、YES)、プロセッサ51は、当該ICカードCにおける登録フラグをオンにセットする(S69)。登録フラグをオンした場合、プロセッサ51は、ICカードC内に記憶されている不要なデータ(登録済みのデータ)を消去すべきか否かを判断する(S59)。不要なデータを消去すると判断した場合(S60、YES)、プロセッサ51は、不要なデータを消去する処理を行う(S60)。
上記のように、第2の動作例によれば、駅務機器は、データサーバに情報が登録済みのICカードに対しては処理サーバでの判定処理の結果に応じた通行制御処理(駅務処理)を行い、データサーバに情報が未登録のICカードに対してはICカードによる改札処理(駅務処理)を行うとともに、当該ICカードの情報をデータサーバに登録する処理を実行させる。これにより、駅務機器は、1回の駅務処理でICカードの情報をデータサーバに登録することが可能となる。
次に、処理サーバ1における第2の動作例について説明する。
図9は、処理サーバ1における第2の動作例を説明するためのフローチャートである。
図9に示す処理サーバ1の第2の動作例は、図8に示す駅務機器の第2の動作例による動作に対応する処理である。
処理サーバ1では、各駅務駅器からの処理要求および情報の登録要求を随時受信する。駅務機器から処理要求を受信した場合(S71、YES)、処理サーバ1のプロセッサ11は、処理要求と共に受信するIDiに対応する情報をデータサーバ2から情報を取得する(S72)。
データサーバ2からIDiに対応する情報を取得すると、プロセッサ11は、データサーバ2から取得した情報と駅務機器から受信した情報とに基づいて要求された処理を実行する(S73)。例えば、券売機5から金額チャージ処理の要求を受信した場合、プロセッサ11は、データサーバ2から取得するIDiに対応する金額チャージ処理に必要な情報と券売機5から受信する処理環境情報とに基づいて金額チャージ処理を実行する。
要求された処理が終了すると、処理サーバ1のプロセッサ11は、処理の要求元の駅務機器へ処理結果を示す情報を送信する(S74)。例えば、券売機5から金額チャージ処理の要求を受信した場合、プロセッサ11は、金額チャージ処理の結果を示す情報を券売機5へ送信する。処理結果を送信した後、プロセッサ11は、駅務機器での処理結果の受信待ちとなる。処理サーバ1のプロセッサ11は、駅務機器から処理結果を受信すると(S75)、データサーバ2の情報を更新する(S76)。データサーバ2の情報の更新が完了すると、プロセッサ11は、当該駅務機器に対して情報の更新が完了したこと(一連の処理が完了したこと)を通知する(S77)。
例えば、券売機5は、処理サーバ1からの処理結果を示す情報に基づいて金額チャージの結果の表示および釣銭の放出などの処理を実行し、その処理の結果を処理サーバ1へ送信する。処理サーバ1のプロセッサ11は、券売機5から処理の結果を示す情報を受信し、受信した処理結果を示す情報に基づいてデータサーバ2が記憶するIDiに対応する情報を更新する。IDiに対応する情報の更新が完了すると、処理サーバ1のプロセッサ11は、情報の更新完了を券売機5へ通知する。これにより、券売機5は、金額チャージ処理が完了したものとする。
また、駅務機器から登録要求(登録情報)を受信した場合(S78、YES)、処理サーバ1のプロセッサ11は、登録要求と共に受信する登録情報に基づいてデータサーバ2への情報の登録処理を実行する(S79)。データサーバ2への登録情報の登録が完了すると、処理サーバ1のプロセッサ11は、データサーバ2への情報の登録が完了したことを駅務機器へ通知する(S80)。
上記のような第2の動作例によれば、駅務機器は、情報が登録済みICカードについては処理サーバへ駅務処理の一部を依頼し、処理サーバでの処理結果に基づいて駅務処理を実行し、情報が未登録のICカードについては当該ICカードによる駅務処理を実行するとともに、当該ICカードの情報の登録を処理サーバへ要求してデータサーバへの情報の登録を実行する。これに対して、処理サーバは、登録要求を受けた場合はデータサーバへの情報の登録処理を実行し、処理要求を受けた場合は依頼された処理を実行し、その処理結果を駅務機器へ返す。
このような第2の動作例によって動作する駅務機器と処理サーバとを有する駅務システムでは、利用者が情報をサーバに登録するための特別な手続きをすることなく、既存の駅務処理による運用を継続的に実施しつつ、ICカードに記録されている情報の登録が行える。また、駅務機器での駅務処理時に実施する情報の登録に係る処理を短時間で行えるため、ICカードの情報を登録する場合であっても駅務処理を円滑に行える。
なお、上記実施形態としては、第1の動作例と第2の動作例とについて説明したが、駅務システムとしては、第1の動作例を適用する駅務機器と第2の動作例を適用する駅務機器とが混在していても良い。例えば、自動改札機には第1の動作例を適用し、自動改札機以外の駅務機器には第2の動作例を適用した駅務システムを実現しても良い。このような駅務システムは、処理サーバが、第1動作例の駅務機器には図7に示すような動作により処理を実行し、第2の動作例の駅務機器に対しては図9に示すような動作により処理を実行するようにすることで実現できる。
上記のような実施形態に係る駅務システムによれば、利用者や鉄道事業者が特別な手続きをすることなく、乗車券媒体による駅務処理を実行中に当該乗車券媒体に記録されている情報をデータサーバへの登録情報として取集してデータサーバに登録することが可能となる。この結果、通常の駅務処理を継続して実施しつつ、利用者や鉄道事業者への負担が少ない状態で発行済み(利用中)の乗車券媒体に記録されている情報をデータサーバに集約することがきる。
また、実施形態に係る駅務システムによれば、既存の駅務システムのままでデータサーバへの情報の登録が行えるため、データサーバに情報を登録するための新たな設備投資やデータベースへの情報の登録処理のための人員の確保なども不要である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…処理サーバ、2…データサーバ(データベース)、3…自動改札機(駅務機器)、4…監視盤(外部装置)、5…券売機(駅務機器)、6…定期券発行機(駅務機器)、7…精算機(駅務機器)、8…窓口処理機(駅務機器)、11…プロセッサ(応答処理手段、登録処理手段)、14…記憶部、15…第1通信部(第2の通信手段)、21…プロセッサ、24…記憶部、24a…データベース、31…プロセッサ(判断手段、第1、第2の処理手段、確認手段、判定手段)、34…記憶部(記憶手段)、35…通信部(送信手段、第1の通信手段)、36…カードリーダライタ(読取手段、書込み手段)、51…プロセッサ(判断手段、第1、第2の処理手段、確認手段、判定手段)、54…記憶部(記憶手段)、55…通信部(送信手段、第1の通信手段)、58…カード処理部(読取手段)。

Claims (14)

  1. 利用者が所持する乗車券媒体に記録されている情報のうち少なくとも識別情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段が識別情報を読み取った前記乗車券媒体の情報がデータベースに登録済みであるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みであると判断した場合、前記乗車券媒体から読み取った識別情報を処理サーバへ送信した後、前記処理サーバから取得する処理結果に基づいて駅務処理を行う第1の処理手段と、
    前記判断手段により前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みでないと判断した場合、前記読取手段が前記乗車券媒体から読み取る駅務処理に必要な情報に基づいて駅務処理を行う第2の処理手段と、
    前記判断手段により前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みでないと判断した場合、前記乗車券媒体に記録されている情報を前記データベースに登録する登録情報として処理サーバへ送信する送信手段と、
    を有する駅務機器。
  2. 前記送信手段は、前記第2の処理手段による処理が終了した後、前記第2の処理手段による処理結果とともに前記登録情報を前記処理サーバへ送信する、
    請求項1に記載の駅務機器。
  3. 前記読取手段は、さらに、前記乗車券媒体から前記データベースへの情報の登録済みを示す登録フラグを読取り、
    前記判断手段は、前記読取手段が前記乗車券媒体から読み取る登録フラグがオンであれば、前記乗車券媒体が記録している情報が前記データベースに登録済みであると判断する、
    請求項1又は2の何れか1項に記載の駅務機器。
  4. さらに、前記乗車券媒体に記録されている情報の前記データベースへの登録が完了したことを確認する確認手段と、
    前記確認手段により前記データベースへの登録が完了したことを確認した場合、前記乗車券媒体における前記登録フラグをオンに書き換える書込み手段と、を有する、
    請求項3に記載の駅務機器。
  5. 前記確認手段は、前記データベースへの登録が完了した乗車券媒体の識別情報を保持する外部装置に、前記読取手段により前記乗車券媒体から読み取った識別情報と前記データベースへの登録が完了した乗車券媒体の識別情報との照合を依頼し、前記外部装置からの照合結果に基づいて前記乗車券媒体に記録されている情報の前記データベースへの登録が完了したことを確認する、
    請求項4に記載の駅務機器。
  6. さらに、前記データベースへの情報の登録を行う条件情報を記憶する記憶手段と、
    さらに、前記記憶手段に記憶する前記条件情報に基づいて前記乗車券媒体に記録されている情報を前記データベースに登録するか否かを判定する判定手段を有し、
    前記送信手段は、前記判定手段により登録すると判定した場合に、前記登録情報を前記処理サーバへ送信する、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の駅務機器。
  7. 利用者が所持する乗車券媒体に記録されている情報のうち少なくとも識別情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段が識別情報を読み取った前記乗車券媒体の情報がデータベースに登録済みであるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みであると判断した場合、前記乗車券媒体から読み取った識別情報を処理サーバへ送信した後、前記処理サーバから取得する処理結果に基づいて前記利用者に対する改札処理を行う第1の処理手段と、
    前記判断手段により前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みでないと判断した場合、前記読取手段が前記乗車券媒体から読み取る駅務処理に必要な情報に基づいて前記利用者に対する改札処理を行う第2の処理手段と、
    前記判断手段により前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みでないと判断した場合、前記乗車券媒体に記録されている情報を前記データベースに登録する登録情報として処理サーバへ送信する送信手段と、
    を有する自動改札機。
  8. 前記送信手段は、前記第2の処理手段による改札処理が終了した後、前記第2の処理手段による改札処理の結果とともに前記登録情報を前記処理サーバへ送信する、
    請求項7に記載の自動改札機。
  9. 前記読取手段は、さらに、前記乗車券媒体から前記データベースへの情報の登録済みを示す登録フラグを読取り、
    前記判断手段は、前記読取手段が前記乗車券媒体から読み取る登録フラグがオンであれば、前記乗車券媒体が記録している情報が前記データベースに登録済みであると判断する、
    請求項7又は8の何れか1項に記載の自動改札機。
  10. さらに、前記乗車券媒体に記録されている情報の前記データベースへの登録が完了したことを確認する確認手段と、
    前記確認手段により前記データベースへの登録が完了したことを確認した場合、前記乗車券媒体における前記登録フラグをオンに書き換える書込み手段と、を有する、
    請求項9に記載の自動改札機。
  11. 前記確認手段は、前記データベースへの登録が完了した乗車券媒体の識別情報を保持する外部装置に、前記読取手段により前記乗車券媒体から読み取った識別情報と前記データベースへの登録が完了した乗車券媒体の識別情報との照合を依頼し、前記外部装置からの照合結果に基づいて前記乗車券媒体に記録されている情報の前記データベースへの登録が完了したことを確認する、
    請求項10に記載の自動改札機。
  12. さらに、前記データベースへの情報の登録を行う条件情報を記憶する記憶手段と、
    さらに、前記記憶手段に記憶する前記条件情報に基づいて前記乗車券媒体に記録されている情報を前記データベースに登録するか否かを判定する判定手段を有し、
    前記送信手段は、前記判定手段により登録すると判定した場合に、前記登録情報を前記処理サーバへ送信する、
    請求項7乃至11の何れか1項に記載の自動改札機。
  13. 駅務機器とデータベースにアクセス可能な処理サーバとを含む駅務システムにおいて、
    前記駅務機器は、
    前記処理サーバと通信する第1の通信手段と、
    利用者が所持する乗車券媒体に記録されている情報のうち少なくとも識別情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段が識別情報を読み取った前記乗車券媒体の情報がデータベースに登録済みであるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みであると判断した場合、前記乗車券媒体から読み取った識別情報を前記第1の通信手段により前記処理サーバへ送信した後、前記第1の通信手段により前記処理サーバから受信する処理結果に基づいて駅務処理を行う第1の処理手段と、
    前記判断手段により前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みでないと判断した場合、前記読取手段が前記乗車券媒体から読み取る駅務処理に必要な情報に基づいて駅務処理を行う第2の処理手段と、
    前記判断手段により前記乗車券媒体の情報が前記データベースに登録済みでないと判断した場合、前記乗車券媒体に記録されている情報を前記データベースに登録する登録情報として前記第1の通信手段により前記処理サーバへ送信する送信手段と、
    前記処理サーバは、
    前記駅務機器と通信する第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段により前記駅務機器から乗車券媒体の識別情報を受信した場合、受信した識別情報に対応する情報をデータベースから取得し、前記データベースから取得した情報に基づく処理結果を前記駅務機器へ応答する応答処理手段と、
    前記第2の通信手段により前記駅務機器から登録情報を受信した場合、受信した登録情報を前記データベースに登録する登録処理手段と、を有する、
    を有する駅務システム。
  14. コンピュータに、
    駅務機器から乗車券媒体の識別情報を受信した場合、受信した識別情報に対応する情報をデータベースから取得する機能と、
    前記識別情報に対応する情報として前記データベースから取得した情報に基づく処理を実行し、実行した処理の結果を示す情報を前記駅務機器へ応答する機能と、
    前記駅務機器から登録情報を受信した場合、受信した登録情報を前記データベースに登録する機能と、
    を実行させるためのデータ処理プログラム。
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