JP2018025162A - エンジンの潤滑油供給機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】動弁機構へ過剰な潤滑油が供給されるのを防止することが可能なエンジンの潤滑油供給機構を提供する。
【解決手段】潤滑油を圧送するオイルポンプ4と、オイルポンプ4からの潤滑油が供給される動弁機構40と、潤滑油の流通経路における動弁機構40の上流側に配置され、潤滑油の流通を制限する流量制御弁50と、を具備した。
【選択図】図1

Description

本発明は、潤滑油をエンジンの各部へと供給するエンジンの潤滑油供給機構の技術に関する。
従来、潤滑油をエンジンの各部へと供給するエンジンの潤滑油供給機構の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、オイルパンに貯溜された潤滑油をオイルポンプで圧送し、エンジンの各部(例えば、ラッシュアジャスタ等)へと供給するエンジンの潤滑油供給機構が記載されている。
また、特許文献1に記載の技術では、ラッシュアジャスタの上流側にリリーフ路(油路)が接続され、当該リリーフ路に圧力調整弁(リリーフ弁)が設けられている。ラッシュアジャスタへと供給される潤滑油が高圧になった場合には圧力調整弁が開き、当該潤滑油がリリーフ路を介してオイルパンへと戻される。これによってラッシュアジャスタに供給される潤滑油の流量を制限(すなわち、当該潤滑油の圧力上昇を制限)し、ポンプアップ現象の発生を抑制することができる。またこれと同時に、ラッシュアジャスタへ過剰な潤滑油が供給されるのを防止することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ラッシュアジャスタに供給される潤滑油の流量を制限することはできても、動弁機構(カムジャーナル)に供給される潤滑油の流量を制限することはできない。このため、動弁機構へ過剰な潤滑油が供給されるのを防止することができない点で不利であった。
特開2012−219725号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、動弁機構へ過剰な潤滑油が供給されるのを防止することが可能なエンジンの潤滑油供給機構を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、潤滑油を圧送するオイルポンプと、前記オイルポンプからの潤滑油が供給される動弁機構と、潤滑油の流通経路における前記動弁機構の上流側に配置され、潤滑油の流通を制限する流量制御弁と、を具備したものである。
請求項2においては、前記流量制御弁は、当該流量制御弁の下流側の油圧の上昇に伴って潤滑油の流通を制限するものである。
請求項3においては、前記流通経路における前記流量制御弁の上流側に配置され、前記オイルポンプからの潤滑油が供給されるクランクシャフトをさらに具備するものである。
請求項4においては、前記動弁機構は、前記オイルポンプからの潤滑油によって作動するエンジンリターダをさらに具備するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、動弁機構へ過剰な潤滑油が供給されるのを防止することができる。
請求項2においては、動弁機構へ過剰な潤滑油が供給されるのを効果的に防止することができる。
請求項3においては、クランクシャフトへ供給される潤滑油の量を増加させることができる。
請求項4においては、エンジンリターダへ過剰な潤滑油が供給されるのを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る潤滑油供給機構の構成を示した模式図。 流量制御弁の構成を示した断面図。 (a)流量制御弁によって下流側の油圧が制限される様子を示した図。(b)流量制御弁によって上流側の油圧が上昇する様子を示した図。 変形例に係る潤滑油供給機構の構成を示した模式図。
以下の説明では、図中の矢印L及び矢印Rで示した方向を、それぞれ左方向及び右方向と定義して説明を行う。
以下では、図1を用いて、本発明の一実施形態に係るエンジンの潤滑油供給機構1(当該潤滑油供給機構1の構成及び潤滑油の流通経路)について説明する。潤滑油供給機構1は、オイルパン2に貯溜された潤滑油をエンジンの各部へと供給するものである。
オイルパン2に貯溜された潤滑油は、オイルポンプ4によって吸入される。オイルポンプ4は、前記エンジンによって駆動されると共に、当該エンジンの回転数に応じた回転数で駆動される。
オイルポンプ4に吸入された潤滑油は、当該オイルポンプ4によって圧送され、オイルクーラ6及びオイルフィルタ8を介してターボチャージャ10及びメインオイルホール12へと供給される。
メインオイルホール12へと供給された潤滑油は、さらにクランクシャフト20、ピストンを冷却するピストンクーリングジェット32、エアコンプレッサ34(より詳細には、エアコンプレッサ34へと前記エンジンの動力を伝達するアイドルギア)、カムシャフトへと前記エンジンの動力を伝達するアイドルギア36及び動弁機構40へとそれぞれ分岐して供給される。
クランクシャフト20は、主としてクランクジャーナルに設けられるメインメタル21及びクランクピンに設けられるコンロッドメタル22を具備する。クランクシャフト20へと供給された潤滑油は、当該メインメタル21及びコンロッドメタル22へと順に供給される。
メインオイルホール12から動弁機構40へと潤滑油を供給するための油路の中途部には、流量制御弁50が設けられる。当該流量制御弁50の構成については後述する。
動弁機構40は、主としてロッカアームシャフト41、カムジャーナル42、エンジンリターダ43、ロッカアーム44、ローラ45及びクロスヘッド46を具備する。動弁機構40へと供給された潤滑油は、ロッカアームシャフト41に供給される。ロッカアームシャフト41へと供給された潤滑油は、さらにカムジャーナル42、エンジンリターダ43及びロッカアーム44へとそれぞれ分岐して供給される。
ここで、エンジンリターダ43は、圧縮圧開放型のエンジンブレーキである。エンジンリターダ43は、供給される潤滑油の圧力(油圧)を用いてロッカアーム44を適宜のタイミングで押圧することができる。より具体的には、エンジンリターダ43は、エンジンの圧縮工程においてロッカアーム44を押圧して排気バルブを開くことで、シリンダ内の空気を逃がし、制動力を得ることができる。エンジンリターダ43の作動に必要な油圧は一定である。すなわち、一定値以上の油圧の供給を受けることでによって、エンジンリターダ43は作動することができる。
またロッカアーム44へと供給された潤滑油は、さらにローラ45及びクロスヘッド46へとそれぞれ分岐して供給される。
ここで、ローラ45は、ロッカアーム44に回転可能に設けられ、カムと当接されることにより、当該カムの駆動力をロッカアーム44に伝達するものである。また、クロスヘッド46は、給排気バルブの端部に固定され、ロッカアーム44と当接されることにより、当該ロッカアーム44の駆動力を当該給排気バルブへと伝達するものである。
このように構成された潤滑油供給機構1において、オイルポンプ4によって圧送された潤滑油は、前記エンジンの各部(例えば、上述のクランクシャフト20や動弁機構40等)を適宜潤滑した後、再度オイルパン2へと戻される。
以下では、図2を用いて、流量制御弁50の構成について説明する。
流量制御弁50は、主として弁本体51、スプール52、スプリング53及び調圧スクリュ54を具備する。
弁本体51は、略円筒状の部材である。弁本体51には、摺動部51a、第一ポート51b、第二ポート51c、連通油路51d及びめねじ部51eが形成される。
摺動部51aは、弁本体51の内部を長手方向に貫通するように形成される孔である。摺動部51aは円形断面を有するように形成される。摺動部51aの一端部(右端部)は、適宜閉塞部材によって閉塞される。
第一ポート51bは、摺動部51aと弁本体51の外部とを連通するように形成される孔である。第一ポート51bは、流量制御弁50の上流側の油路と対向する位置に形成され、当該上流側の油路に連通される。
第二ポート51cは、摺動部51aと弁本体51の外部とを連通するように形成される孔である。第二ポート51cは、流量制御弁50の下流側の油路と対向する位置に形成され、当該下流側の油路に連通される。
連通油路51dは、摺動部51aの右端部近傍と流量制御弁50の下流側の油路とを連通するように形成される。
めねじ部51eは、弁本体51の他端部(左端部)近傍に形成される。めねじ部51eは、摺動部51aと同一軸線上の孔の内側にねじを切ることで形成される。
スプール52は、流量制御弁50を流通する潤滑油の流路を適宜に絞るためのものである。スプール52は略円柱状の部材である。スプール52は、弁本体51の摺動部51aの内部に配置される。より詳細には、スプール52は、弁本体51の摺動部51aの右端部近傍から左端部近傍に亘って配置される。スプール52には、第一拡径部52a及び第二拡径部52bが形成される。
第一拡径部52aは、その径が他の部分よりも大きくなるように形成される部分である。第一拡径部52aは、スプール52の左端部近傍に形成される。第一拡径部52aの径(外径)は、弁本体51の摺動部51aの径(内径)と略同一となるように形成される。
第二拡径部52bは、その径が他の部分よりも大きくなるように形成される部分である。第二拡径部52bは、スプール52の右端部近傍に、第一拡径部52aと所定距離だけ離間して形成される。第二拡径部52bの径(外径)は、弁本体51の摺動部51aの径(内径)と略同一となるように形成される。
また、第二拡径部52bは、弁本体51の第一ポート51bの一部と対向する位置に形成される。すなわち、第一ポート51bは、第二拡径部52bによってその一部が閉塞された(絞られた)状態になる。
このように構成されたスプール52の第一拡径部52a及び第二拡径部52bが弁本体51の摺動部51aに対して左右方向に摺動可能に接することにより、当該スプール52が弁本体51の摺動部51aの内部において左右方向に摺動可能となるように配置される。また、スプール52が左右方向に摺動することによって、弁本体51の第一ポート51bの第二拡径部52bによる閉塞具合(絞り具合)が変化する。すなわち、当該第一ポート51bの開口面積が変更される。
スプリング53は、スプール52の左方(スプール52と後述する調圧スクリュ54との間)に配置され、当該スプール52を所定の力で右方に向かって付勢するものである。
調圧スクリュ54は、スプリング53を左方から支持し、当該スプリング53によってスプール52に加えられる付勢力を調整するためのものである。調圧スクリュ54は、弁本体51のめねじ部51eに固定される。
このように構成された流量制御弁50において、スプール52の第一拡径部52a、第二拡径部52b及び弁本体51の摺動部51aによって囲まれた部分に、潤滑油が満たされる第一油室R1が形成される。また、スプール52の第二拡径部52b及び弁本体51の摺動部51aによって囲まれた部分に、潤滑油が満たされる第二油室R2が形成される。
第一油室R1と第二油室R2とは、スプール52の第二拡径部52bによって区画されると共に、連通油路51d及び第二ポート51cによって接続されることになる。
以下では、図2及び図3(a)を用いて、流量制御弁50によって当該流量制御弁50を流通する潤滑油の流量が調整される様子について説明する。
流量制御弁50(流量制御弁50の第二ポート51c)を流通する潤滑油の流量は、第二拡径部52bによって第一ポート51bが絞られた部分(絞り)の後と油圧機器(図2においては、当該油圧機器による配管抵抗を記号Eで示している)の後(大気圧)との圧力の差(差圧)、すなわち、流量制御弁50の下流側と大気圧との差圧に応じて変化する。流量制御弁50は、当該流量制御弁50の下流側の油圧が所定の圧力に達すると、当該差圧が略一定となるように絞りを調節する。以下、具体的に説明する。
前記エンジンが始動し、その回転数(エンジン回転数)が上昇すると、オイルポンプ4の回転数が上昇し、流量制御弁50へと供給される潤滑油の量も増加する。エンジン回転数が低い場合には、スプリング53によってスプール52が右方へと押され、第一ポート51bの開口面積は広く確保されている。このため、エンジン回転数の増加に伴って流量制御弁50の下流側の油圧も上昇する。
ここで、流量制御弁50の下流側の油圧は、連通油路51dを介して第二油室R2にも付与されている。したがって、さらにエンジン回転数が増加して流量制御弁50の下流側の油圧(すなわち、第二油室R2内の油圧)が高くなると、スプリング53の付勢力に抗してスプール52が左方へと摺動されることになる。これによって、第一ポート51bの開口面積が小さく絞られる。
このように、エンジン回転数が所定の値(図3(a)におけるN1)まで増加して、流量制御弁50の下流側の油圧が所定の値(図3(a)におけるP1)に達した後は、当該流量制御弁50を流通する潤滑油の流量が制限されるため、当該流量制御弁50の下流側の油圧の増加量が著しく低下する(ごく少量になる)ことになる。これによって、流量制御弁50の下流側へと供給される潤滑油の流量を調整(制限)することができる。
このように潤滑油の流量が制限されることになる下流側の油圧の値(所定の値P1)は、調圧スクリュ54の位置を変更したり、スプリング53を特性の異なるものに変更したりすることで任意に設定することができる。
なお、図3(a)には、上述のような流量制御弁50による潤滑油の流量の制限が行われなかったと想定した場合の、当該流量制御弁50の下流側の油圧を破線で示している。当該破線で示したように、前記エンジンの回転数が上昇し、オイルポンプ4の吐出圧が所定値以上になると、当該オイルポンプ4に設けられたリリーフバルブが作動する。これによって、前記エンジンの高回転時には、オイルポンプ4の吐出圧は略一定となる。
以下では、図3を用いて、流量制御弁50の下流側の油圧と上流側の油圧の関係について説明する。なお、図3(b)には、図3(a)と同様に、流量制御弁50による潤滑油の流量の制限が行われなかったと想定した場合の、当該流量制御弁50の上流側の油圧を破線で示している。
前述の如く、エンジン回転数が所定の値(N1)まで増加して流量制御弁50の下流側の油圧が所定の値(P1)に達した後は、当該流量制御弁50によって潤滑油の流量が制限される。このため、エンジン回転数が所定の値(N1)以上になっても、流量制御弁50の下流側の油圧はほとんど上昇せず、略一定となる(図3(a)参照)。
これに対し、図3(b)に示すように、流量制御弁50の上流側の油圧は、流量制御弁50の下流側への潤滑油の流量が制限されることにより上昇する。すなわち、エンジン回転数が所定の値(N1)以上になると、流量制御弁50の上流側の油圧は、流量制御弁50を使用しない(流量制御弁50による流量の制限を行わない)場合に比べて大きく上昇する。
このように、流量制御弁50を用いることで、当該流量制御弁50の下流側の油圧の上昇を抑制する(下流側へと供給される潤滑油の流量を制限する)と共に、当該流量制御弁50の上流側の油圧を大きく上昇させることができる。
そこで、本実施形態においては、流量制御弁50の下流側に高い油圧を必要としない(潤滑油があまり必要のない)機器を配置すると共に、流量制御弁50の上流側に高い油圧を必要とする(多くの潤滑油を必要とする)機器を配置している。
具体的には、流量制御弁50の下流側には動弁機構40が配置されている。動弁機構40のロッカアーム44等には、潤滑に最低限必要な量の潤滑油が供給されればよく、それ以上の過剰な潤滑油は必要ない。また、動弁機構40のエンジンリターダ43は、一定値以上の油圧により作動することができるため、それ以上の油圧は必要ない。
当該動弁機構40へと供給される潤滑油は、エンジンの高回転時(エンジン回転数が所定の値N1以上である場合)に流量制御弁50によって制限される。このため、動弁機構40へと過剰な潤滑油が供給されるのを防止することができ、また当該動弁機構40からの無駄な油の漏れを抑制することができる。
なお、前述の如く、エンジンリターダ43は一定値以上の油圧により作動することができるため、流量制御弁50は下流側の油圧が当該一定値以上になるように調整される。具体的には、図3(a)における所定の圧力P1が、エンジンリターダ43が必要とする油圧(前記一定値)未満になるように設定される。
また、流量制御弁50の上流側にはクランクシャフト20が配置されている。クランクシャフト20のメインメタル21等(いわゆる、クランク周り)には、多量の潤滑油を供給する必要がある。特に、近年の燃費改善の要請に伴って前記エンジンの気筒内の圧力(過給圧)を高める場合等には、クランクシャフト20の軸受部分(すなわち、メインメタル21等)に加わる負荷も増加する。このような場合には、特にクランクシャフト20に多くの潤滑油を供給する必要がある。
当該クランクシャフト20へと供給される潤滑油は、エンジンの高回転時(エンジン回転数が所定の値N1以上である場合)に流量制御弁50によって増量される。このため、クランクシャフト20(メインメタル21、コンロッドメタル22等)を効果的に潤滑することができ、当該クランクシャフト20の耐久性(信頼性)を向上させることができる。
以上の如く、本実施形態に係るエンジンの潤滑油供給機構1は、
潤滑油を圧送するオイルポンプ4と、
オイルポンプ4からの潤滑油が供給される動弁機構40と、
潤滑油の流通経路における動弁機構40の上流側に配置され、潤滑油の流通を制限する流量制御弁50と、
を具備するものである。
このように構成することにより、動弁機構40へ過剰な潤滑油が供給されるのを防止することができる。
また、流量制御弁50は、
当該流量制御弁50の下流側の油圧の上昇に伴って潤滑油の流通を制限するものである。
このように構成することにより、動弁機構40へ過剰な潤滑油が供給されるのを効果的に防止することができる。すなわち、流量制御弁50の下流側の油圧に応じて潤滑油の流通を制限するため、当該下流側の油圧の上昇(下流側への過剰な潤滑油の供給)を効果的に抑制することができる。
また、潤滑油供給機構1は、
前記流通経路における流量制御弁50の上流側に配置され、オイルポンプ4からの潤滑油が供給されるクランクシャフト20をさらに具備するものである。
このように構成することにより、クランクシャフト20へ供給される潤滑油の量を増加させることができる。特に本実施形態においては、流量制御弁50の下流側に動弁機構40を配置すると共に上流側にクランクシャフト20を配置することで、1つの流量制御弁50で動弁機構40及びクランクシャフト20へ供給される潤滑油の量を調整することができる。
また、動弁機構40は、
オイルポンプ4からの潤滑油によって作動するエンジンリターダ43をさらに具備するものである。
このように構成することにより、エンジンリターダ43へ過剰な潤滑油が供給されるのを防止することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態において説明した潤滑油供給機構1の構成(エンジンの各部へと供給される潤滑油の流通経路や、潤滑油が供給される機器等)は一例であり、本発明はこれに限るものではない。すなわち、潤滑油が供給される機器や、当該各機器の潤滑油の流通経路における配置等は任意に変更することが可能である。
また、本実施形態においては、動弁機構40がエンジンリターダ43を備えている例を示したが、本発明はこれに限るものではなく、動弁機構40はエンジンリターダ43を備えていなくてもよい。
さらに、本実施形態においては、エンジンリターダ43はロッカアーム44等と同様に流量制御弁50の下流側に配置される例を示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、図4の変形例に示すように、エンジンリターダ43を流量制御弁50の上流側(図4の変形例においては、メインオイルホール12と流量制御弁50との間)に配置することも可能である。
この場合であっても、エンジンリターダ43を除く動弁機構40の各部への潤滑油の供給を制限すると共に、クランクシャフト20へと供給される潤滑油を増量することができる。なお、この場合、エンジンリターダ43への潤滑油の供給が流量制御弁50によって制限されることはない。当該変形例のように、エンジンリターダ43が他の動弁機構40と異なり、流量制御弁50の上流側に配置される場合、本発明に係る動弁機構(流量制御弁の下流側に配置される動弁機構)にエンジンリターダは含まれない。
1 潤滑油供給機構
4 オイルポンプ
20 クランクシャフト
21 メインメタル
22 コンロッドメタル
40 動弁機構
43 エンジンリターダ
50 流量制御弁

Claims (4)

  1. 潤滑油を圧送するオイルポンプと、
    前記オイルポンプからの潤滑油が供給される動弁機構と、
    潤滑油の流通経路における前記動弁機構の上流側に配置され、潤滑油の流通を制限する流量制御弁と、
    を具備する、
    エンジンの潤滑油供給機構。
  2. 前記流量制御弁は、
    当該流量制御弁の下流側の油圧の上昇に伴って潤滑油の流通を制限する、
    請求項1に記載のエンジンの潤滑油供給機構。
  3. 前記流通経路における前記流量制御弁の上流側に配置され、前記オイルポンプからの潤滑油が供給されるクランクシャフトをさらに具備する、
    請求項1又は請求項2に記載のエンジンの潤滑油供給機構。
  4. 前記動弁機構は、
    前記オイルポンプからの潤滑油によって作動するエンジンリターダをさらに具備する、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のエンジンの潤滑油供給機構。
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