JP2018023615A - ルームシューズ - Google Patents
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Abstract
Description
このようなスリッパにおいては、足の後部(踵部)が覆われることなく露出するため歩く時に足先に若干力を入れないと脱げ易いといった問題があった。特に、主婦が家庭で炊事をしたり、掃除をするといったような家事で頻繁に動くことが多い場合には、スリッパがしばしば脱げかかったりして不安定になり易く、台所の床面等では滑って転んだりする危険がある。
たとえば、特開平10−5002号公報(特許文献1)は、底部、甲部および側部が一体に形成されるとともに、底に縫い目がなく、さらに、EVA樹脂製の底板が表面に露出しないように形成して、台所の床面または畳の上でも安心して履けるようにした室内履きを開示する。この特許文献1に開示された室内履きは、底部と甲部および側部とが一体で底に縫い目がなく、底板が表面に露出しない保形されたスリップオンタイプ(本来は着脱の簡単なものの意味であって、結びひもや留め具がなく、足をすべり込ませて簡単に履けるタイプを指しスリッポンとも呼ばれる)のものである。
すなわち、底板が表面に露出されていないために室内履き本体の底部がフラットとなるために使用中にひっかかったりして転倒することがないとの発明の効果が第0009段落に記載されているが、底部がフラットとなるために、却って、引っ掛かりが全くないので滑りやすくなる場合もある。また、内外に表出する外側布地および内側布地がいずれもタオル地等の伸縮性布地により形成されているために全体的にソフトな感触が得られるとともに使用に際して足にフィットして履き心地がよいとの発明の効果が第0009段落に記載されているが、足甲の大部分をタオル地等の伸縮性布地で覆うために夏季は蒸し暑く履き心地がよくない場合もある。
る。
すなわち、本発明に係るルームシューズは、室内用の足被覆具であって、足甲と踵と足底とを被覆するとともに足首を露出するルームシューズであって、足甲を覆う足甲部、踵を覆う踵部および足底を覆う足底部により形成され、前記足底部に対して上下反対側に足を出し入れするための開口部を設け、前記足甲部および前記足底部が通気性を備えたメッシュ生地を含んで形成され、前記足底部における踵近傍位置に通気性を備えたクッション材を含んで形成される。
これらの図に示すように、このルームシューズ100は、大きくは、ユーザの足Fの足甲と踵と足底とを被覆するとともに足首を露出するように、足甲を覆う足甲部102、踵を覆う踵部108および足底を覆う足底部104により形成されている。なお、このルームシューズ100においては、足甲部102から踵部108へ向けて、足甲部102と一体化された足側部106を備える。そして、足底部104に対して上下反対側に足を出し入れするための開口部が設けられ、開口部縫着線110により開口部の周囲が形成されている。開口部は、足甲部102の上部、足側部106の上部および踵部108の上部で形成されることになる。
このルームシューズ100は、たとえば、足甲部102および足側部106を形成するメッシュ生地(後述するように二重メッシュ生地)と踵部108を形成する1枚の伸縮性生地とを側部縫着線120で縫い合わせて、さらに、これらの足底側と4層から形成される足底部104(詳しくは後述するが表側(床面当接側)から肌側へ、二重メッシュ生地104A、足底型クッション生地104D、踵部通気性クッション材104C、肌側生地104B)とを底部縫着線130で足底の1周分を縫い合わせすることにより、ルームシューズ100を立体的に形成している。そして、足甲部102の上部と足側部106の上部と踵部108の上部とを開口部縫着線110で縫製して一体化している。
このように、このルームシューズ100においては、足底部104に対して上下反対側
に足を出し入れするための開口部が、足甲部102の上部、足側部106の上部および踵部108の上部に形成された開口部縫着線110により形成されている。
そして、このルームシューズ100においては、第1の特徴としての足甲部102および足底部104が通気性を備えたメッシュ生地を含んで形成されている特徴、第2の特徴としての足底部104における踵近傍位置に通気性を備えたクッション材を含んで形成されている特徴、を備える。以下に、これらの特徴について図1〜図2を参照して詳しく説明する。
なお、このルームシューズ100においては足甲部102(足甲部102から踵部108まで延設される足側部106も含めて)の全体がメッシュ生地で形成されているとしたが(足側部106が表側の第一メッシュ生地106Aと肌側の第二メッシュ生地106Bの二重メッシュ構造であって第一メッシュ生地106Aが第一メッシュ生地102Aと同じで第二メッシュ生地106Bが第二メッシュ生地102Bと同じ)、足甲部102および足側部106の少なくとも一部がメッシュ生地で形成されていれば構わない。
ポンジ生地のいずれかでこの踵部通気性クッション材104Cを形成するようにしても構わないし、他の素材でこの踵部通気性クッション材104Cを形成するようにしても構わない。さらに、この踵部通気性クッション材104Cの少なくとも一部が底部縫着線130により縫着されて、この踵部通気性クッション材104Cが足底部104における踵近傍位置からずれないようにしている。
102 足甲部
102A 第一メッシュ生地(表側)
102B 第二メッシュ生地(肌側)
104 足底部
104A 二重メッシュ生地
104B 肌側生地
104C 踵部通気性クッション材
104D 足底型クッション生地
106 足側部
106A 第一メッシュ生地(表側)
106B 第二メッシュ生地(肌側)
108 踵部
110 開口部縫着線
120 側部縫着線
130 底部縫着線
Claims (1)
- 室内用の足被覆具であって、足甲と踵と足底とを被覆するとともに足首を露出するルームシューズであって、
足甲を覆う足甲部、踵を覆う踵部および足底を覆う足底部により形成され、
前記足底部に対して上下反対側に足を出し入れするための開口部を設け、
前記足甲部および前記足底部が通気性を備えたメッシュ生地を含んで形成され、
前記足底部における踵近傍位置に通気性を備えたクッション材を含んで形成される、ルームシューズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016157610A JP2018023615A (ja) | 2016-08-10 | 2016-08-10 | ルームシューズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016157610A JP2018023615A (ja) | 2016-08-10 | 2016-08-10 | ルームシューズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018023615A true JP2018023615A (ja) | 2018-02-15 |
Family
ID=61193327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016157610A Pending JP2018023615A (ja) | 2016-08-10 | 2016-08-10 | ルームシューズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018023615A (ja) |
-
2016
- 2016-08-10 JP JP2016157610A patent/JP2018023615A/ja active Pending
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