JP2018022431A - 防水型筐体装置 - Google Patents

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【課題】外部から水が浸入し難い防水型筐体装置を提供する。【解決手段】信号制御機は、交通信号灯の支柱Pに取り付け可能な基台部1と、この基台部1の基台本体部1bに載置する本体機器部2と、この本体機器部2の全体を上方から覆う覆体部3とから構成されている。覆体部3は本体機器部2を上方から覆う筒状とされ、開放した下部以外は密封構造とされている。覆体部3により本体機器部2を覆った状態では、少なくとも覆体部3の上方から雨水等が浸入する虞れは全くなく、仮に洪水等で信号制御機が水没しても水が本体機器部2内に浸入することはない。【選択図】図1

Description

本発明は、交通信号灯等を保持する柱体や電柱等の支柱に取り付ける防水型筐体装置に関するものである。
特許文献1には、交差点の信号灯の支柱等に取り付けられる信号制御機が開示されている。この信号制御機は交差点に配置される車両用信号灯器や歩行者用信号灯器を制御する制御ユニットを内蔵し、この制御ユニットが記憶する点灯制御プログラムに基づいて接続した各信号灯器の点灯制御を行っている。
信号制御機は特許文献1の図2に示すように、保守等のために開口部を備える筐体に扉部が蝶番を介して取り付けられており、通常時は扉部を閉じて密閉状態となっている。保守作業時には、扉部を作業員が開放して筐体内の機器の修理、点検作業を行っている。
引用文献2には、大雨や洪水等の水害によって前面の開閉蓋の扉構造を有する交通信号制御機の筺体内への浸水を抑制するために、交通信号制御機の筺体を昇降させる昇降機構を備える交通信号制御機が開示されている。
そして、特許文献1、2の信号制御機の扉部の内側縁部の開口部の周縁には、防水対策として合成ゴム等の防水用パッキンが取り付けられており、外部から雨水等が筐体内に浸入することを防止している。
特開2015−141658号公報 特開2014−228994号公報
しかし、上述の防水用パッキンは長期に亘る使用と共に劣化し、硬質化してしまう。そして、この劣化によりひび割れ等が発生して耐水能力がなくなると、筐体及び扉部の密閉状態が保持できなくなり、筺体内に雨水等が浸入することになる。筺体内の電子機器に水が接触すると、ショート等による破損等が発生し、信号灯器の制御が不可能になるという問題が生ずる。
また、防水用パッキンが劣化していなくとも、信号制御機は雨水等の水滴に対して不具合が生じないように防滴構造が採用されているが、水中に水没した場合を想定していないものが多い。
また、特許文献2の信号制御機の場合には、昇降機構を作動させる必要があり、手間を有すると共に水位によっては、信号制御機が上昇した状態であっても、信号制御機の一部又は全部が水没することもある。
このように洪水や津波等の災害が発生し、信号制御機自体の一部又は全部が水没した場合には、筺体及び扉部間が完全な密閉状態でないと、信号制御機内の空気が筐体上方から抜け出てしまうことになる。
信号制御機内から空気が抜けてゆくと電力線や信号線等の各種配線の引き込み用の筐体の底面の孔や筐体と扉部との隙間から水が筐体内に浸入し、最終的には筐体内の電子機器が水に浸かり使用不能となる。
このように信号制御機が故障すると、水没した電子機器又は信号制御機自体を新しいものに交換しなければならない。そのため、災害の復旧時において交換作業が完了するまで信号灯器が点灯しないという問題が生ずる。同様な問題は、支柱に取り付けられた電装装置等にも発生する。
本発明の目的は、上述の課題を解決し、外部から水が浸入し難い防水型筐体装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る防水型筐体装置は、支柱に取り付ける側板部を有する基台部と、該基台部に固定された本体機器部と、該本体機器部の全体を上方から覆う覆体部とから成る防水型筐体装置であって、前記覆体部は筒状でかつ下部を開放し、前記下部以外は密封構造としたことを特徴とする。
本発明に係る防水型筐体装置によれば、下方のみを開口した覆体部により、本体部の全体を上方から覆うことで、雨水が浸入することはなく、また水没したとしても空気漏れが発生することがない。従って、信号制御機等の収納機器は内部に浸水することがなく、故障する虞れがないので、洪水や津波等の災害後に、支柱に取り付けた車両用信号灯器や歩行者用信号灯器が水没せず、正常に機能する状態が維持され、災害後に直ちに信号制御機は車両用信号灯器や歩行者用信号灯器の点灯制御を開始可能となる。
実施例1の防水型筐体装置の分解斜視図である。 基台本体部に本体機器部を載置した状態の斜視図である。 基台本体部に本体機器部を載置した状態の側面図である。 通常運用時の状態の斜視図である。 覆体部を途中まで持ち上げて係止した状態の斜視図である。 覆体部を更に持ち上げて係止した状態の斜視図である。 実施例2の防水型筐体装置の分解斜視図である。 収納時のストッパの拡大説明図である。 突出時のストッパの拡大説明図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例1の防水型筐体装置の分解斜視図であり、図2は基台本体部に本体機器部を載置した状態の分解斜視図であり、図3は図2の状態を側面から見た際の側面図である。
防水型筐体装置は、交通信号灯を保持する柱体や電柱等の支柱Pに取り付け可能な基台部1と、この基台部1内に載置する本体機器部2と、この本体機器部2の全体を上方から覆う覆体部3とから構成されている。
支柱Pの地上から1m程度の位置に基台部1の下端を配置し、一対のリング状の取付金具T1と、取付金具T1の上方に設けた一対のリング状の取付金具T2とによって、基台部1は支柱Pに取り付けられている。
基台部1は、取付金具T1、T2を取り付けた板状の側板部1aと、この側板部1aの下端から水平方向に延在する箱状の基台本体部1bと、基台本体部1bの上面1cに連結した空隙枠部1dとから構成されている。
側板部1aの基台本体部1b側の表面1eには、2本の平行する構状のレール部1fが上端から基台本体部1bの上面1cまで上下方向に設けられている。レール部1fの断面は鳩尾状とされ、後述する覆体部3のレールガイド部とスライド可能に嵌合する。
レール部1fの断面及び覆体部3のレールガイド部の断面を鳩尾状とすることで、覆体部3が側板部1aから外れることはない。なお、本実施例ではレール部1f及びレールガイド部は、2本で説明しているが、1本、又は3本以上であってもよい。
また、表面1eの一方の長辺部1g近傍であって、表面1eの上方には所定の間隔をおいて、覆体部3を所定位置で保持するための上位ストッパ1h、下位ストッパ1iが設けられている。
これらのストッパ1h、1iは必要時に手動で突出させることができる。或いは、覆体部3がストッパ1h、1iの位置から外れていると、ばね等を利用して自動的に突出するようにしてもよい。これらのストッパ1h、1iを配置することで、不時に覆体部3が降下して指等を怪我することなく、安全に作業ができる。
側板部1aに連続する基台本体部1bの支柱P方向に対する横幅は、側板部1aの支柱P方向に対する横幅と一致しており、側板部1a及び基台本体部1bを側面から見るとL字状をしている。
基台本体部1bの上面1cの空隙枠部1dとを連続する個所には、図1の点線で示すように矩形窓1jが設けられており、基台本体部1bと空隙枠部1dとは矩形窓1jを介して連通している。そして、各種配線は基台本体部1b、矩形窓1j、空隙枠部1dを通って、底部に配線口を有する本体機器部2の接続端子と接続することになる。
空隙枠部1dは内部に空隙を有した角筒状であり、基台本体部1bよりも小さく、基台本体部1bに対して段差状をしている。また、支柱Pに対して、ストッパ1h、1iの下方の上面1cには、空隙枠部1dを配置しない状態で基台本体部1bと空隙枠部1dとが連続している。このように上面1cに対して空隙枠部1dを寄せて配置する理由は、本体機器部2が基台部1内に載置した状態で、ストッパ1h、1iの突出、収納を可能とするためである。
空隙枠部1dは、浸水することを前提としているため、内部に電子機器等を配置することはない。空隙枠部1dの開口部1lの大きさは、本体機器部2の底面部の大きさよりも若干大きくなっており、空隙枠部1dの側板部1a側の側面1kと、基台本体部1b側の表面1eとの間には、図3の側面図に示すように覆体部3の板厚より若干大きい程度に離間している。
空隙枠部1dの内壁面の上方には、内壁面を周回するフランジ部1mが水平方向に沿って立設しており、このフランジ部1mは図1に示すように基台本体部1bと本体機器部2の配線を可能にする孔を形成している。
フランジ部1m又は開口部1l周辺に、開口部1l内に挿入し、フランジ部1m上に載置した本体機器部2を固定するボルト孔を設けるようにしてもよい。
本体機器部2は、例えば背景技術に開示された信号制御機に内蔵する内蔵機器を収納した収納体である。信号制御機以外にも、支柱Pに取り付け可能な無線や有線の通信機器等を含む通信装置、交通情報板や車両感知器等の交通端末を制御する交通端末制御装置、又はUPS(無停電電源装置)を含む電源装置、充電装置等の電気回路を有する電装装置の各装置の内蔵機器を収納させることが可能である。更には、電装装置の各装置の内蔵機器を組み合わせたものを、本体機器部2に収納することもできる。
信号制御機に内蔵する内蔵機器を収納した本体機器部2は、図示しない通信ユニット、配線接続部や信号制御プログラムを書き込んだROMを搭載した基板等の電子機器を内蔵している。また、本体機器部2の前面上方には、信号灯器への点灯ステップや点灯ステップの点灯秒数の表示、保守作業時のメッセージ等を表示する表示部及び操作部から成る操作パネル部2aとがそれぞれ配置されている。
本体機器部2の前面下方に設けた操作扉2bを手前方向に開放することで、内部の電子機器を確認、調整することが可能であり、更に操作扉2bの鉄板等から成る表面には、操作釦2cが磁石により吸着されている。この操作釦2cは操作扉2bの内側の電子機器と延長ケーブル2dで接続されており、信号灯器を手動で操作することができるようにされている。
作業員が操作釦2cを操作する際には、操作扉2bを開け、内部の自動/手動切換スイッチにより手動操作に切換えた後に、延長ケーブル2dを介して引き出した操作釦2cを手動で操作する。
操作釦2cは操作する毎に、交差点の信号灯器の点灯ステップを進めることが可能である。例えば、操作釦2cを1回押圧することで、例えば自動車用灯器の青灯器点灯が黄灯器点灯に切換わる点灯制御を行うことができる。
角筒状である覆体部3は、金属材又は合成樹脂材から成り、開放した下部以外は密封構造とされている。支柱Pに向く覆体部3の側面3aの横幅及び側面3aと直交する前面3bの横幅は、基台本体部1bの上面1cの短辺及び長辺の長さと略一致する。
覆体部3の側面3aには、断面が鳩尾状の側板部1aのレール部1fに嵌合する鳩尾状のレールガイド3cが上下方向に沿って、2本設けられている。なお、レール部1fを覆体部3に設け、レールガイド3cを側板部1aに設けるようにしても支障はない。また、前面3bの下方中央には、把持部3dが設けられており、この把持部3dにより覆体部3を上方に持ち上げ可能とされている。
覆体部3の頂面3eの裏面には、本体機器部2の上端を覆う周壁部3fが立設しており、この周壁部3fの内壁の大きさは、本体機器部2の上端を周回する大きさと略一致している。
また、実施例1においては覆体部3は角筒体として説明しているが、多角筒、楕円筒等の適宜の筒状形状を採用してもよい。覆体部3の適宜の筒状体を採用する場合には、基台本体部1bの形状も覆体部3の開口形状に合わせて変更することになる。また、支柱Pに対向する覆体部3の側面3aは、レール部1fに嵌合するレールガイド3cを設け、且つストッパ1h、1iに係止可能な構造とするため平面上にする必要がある。
また、覆体部3は基台部1に対して施錠可能とし、解錠しない限り覆体部3を上方に持ち上げることができないようにすることが好ましい。
防水型筐体装置を組み立てる際は、先ず図1に示す状態から、図2に示すように本体機器部2の底部を空隙枠部1dの開口部1lから挿入して、フランジ部1mに載置する。本体機器部2をフランジ部1mに載置すると、開口部1lの周辺壁により本体機器部2の底部が固定され、本体機器部2が基台部1に対して、倒れることがなくなる。この際に、前述のボルト孔で本体機器部2を空隙枠部1dにボルト固定するとより強固に本体機器部2が基台部1に固定されることになる。
続いて、図3の矢印に示すように覆体部3のレールガイド3cを側板部1aのレール部1fの上端に嵌合させて、覆体部3の下端が基台本体部1bの上面1cに接するまで下方にスライドさせることで、図4に示す通常運用時の状態となる。同時に覆体部3の周壁部3fが本体機器部2の上端と嵌合して、覆体部3内で本体機器部2が揺動することを防止することになる。
図5は上述のように信号灯器を手動で制御するために、解錠後に把持部3dにより覆体部3を中間位置まで持ち上げて、本体機器部2の操作扉2b及び操作釦2cを現わした状態の斜視図である。この状態で、覆体部3の下縁は突出した下位ストッパ1iにより係止され、覆体部3はこの位置で保持される。
操作者は前述したように、自動/手動切換スイッチで手動操作に切換えた後に、操作釦2cにより信号灯を操作する。手動操作終了後には下位ストッパ1iを側板部1aに押し込んで収納してから、把持部3dを持って覆体部3を上方から下方へ引き下げることにより、覆体部3を図4の元の位置まで戻すことができる。覆体部3を元の位置まで戻した後に施錠して作業は終了する。
また、本体機器部2の電子機器等を保守、点検する際には、図6に示すように覆体部3の把持部3dを持って、覆体部3を上位ストッパ1hの係止位置まで持ち上げて、上位ストッパ1hにより覆体部3の下縁を係止する。これにより、操作パネル部2aを操作しながら、本体機器部2内の電子機器の調整や点検等を行うことができる。
そして、終了後には上位ストッパ1hを収納してから、把持部3dを持って覆体部3を上方から下方に引き下げると、覆体部3を図4に示す元の位置に戻すことができる。
このように、覆体部3はレール部1f及びレールガイド3cにより基台部1に対して揺動することなく上下動させることができ、本体機器部2の必要個所を露出させることができる。また、覆体部3により本体機器部2を覆った状態では、少なくとも覆体部3の上方から雨水等が浸入する虞れは全くない。
仮に、洪水等の災害で筐体装置が水没した場合には、覆体部3が十分な密閉構造を有しているため、覆体部3内の空気が抜け出すことはない。筐体装置が水没した場合でも、覆体部3内に空気が充填された状態になっているため、基台部1と覆体部3の当接部分や基台本体部1bから浸入する水量は僅かである。
車両用信号灯器や歩行者用信号灯器は従来の信号制御機と同様な防水構造であり、水没すると電子機器が浸水し使用不能となり、新しいものに交換が必要となる。洪水や津波等の災害後に、直ちに車両用信号灯器や歩行者用信号灯器の点灯の開始ができるのは、車両用信号灯器や歩行者用信号灯器が水没しない設置位置までの浸水状態である。
洪水等の災害で筐体装置が水没して、水深が深くなり、水圧が高くなった場合であって、車両用信号灯器や歩行者用信号灯器の設置位置まで浸水したときに、水圧によって基台本体部1bと覆体部3の当接部分や基台本体部1bの矩形窓1jを通じて、空隙枠部1d内へ水が浸入する高さよりも、空隙枠部1dの高さを大きくすることで、本体機器部2内の電子機器が水に浸かることはない。従って、本体機器部2の故障を防止でき、災害後に直ちに車両用信号灯器や歩行者用信号灯器の点灯制御を開始することができる。
また、解錠後に覆体部3を容易に上下に摺動可能とするために、覆体部3の頂面3eの裏面にコイルばね、油圧シリンダ等の上方に付勢する付勢部材を設けてもよい。また、付勢手段等を設けることで、覆体部3の施錠手段を解錠した際に、徐々に覆体部3は上方に移動することになり、安全性が確保される。また、覆体部3を戻す際には、付勢手段等はクッションとして作用して、徐々に下降して施錠位置まで戻すことができる。
図7は実施例2の防水型筐体装置の分解斜視図、図8は収納した状態の上位ストッパ1h’の拡大斜視図、図9は回動棒部を突出した状態の上位ストッパ1h’の拡大斜視図である。なお、上位ストッパ1h’と下位ストッパ1i’は同じ構造をしており、実施例1と同一の部材は同一の符号を付している。
実施例2の筐体装置は、実施例1の側板部1aに押し込んで収納する上位ストッパ1h、下位ストッパ1iを除去し、代りに側板部1aの長辺部1gに上位ストッパ1h’、下位ストッパ1i’を設けられている。
ストッパ1h’、1i’は、長辺部1gに設けた凹部1nと、この凹部1n内に一端の軸部1oに回動自在に軸支した回動棒部1pと、この回動棒部1pを回動させて突出させた際に、回動棒部1pを係止する棒受片部1qとから成っている。この棒受片部1qは指で押し込み可能であって、ばね等を内蔵して自動的に突出するようにしてもよい。
また、長辺部1gをストッパ1h’、1i’を設けることで、実施例1のようなストッパ1h、1iの下方の上面1cには、空隙枠部1dを配置しない状態にする必要がない。ストッパ1h’、1i’の側板部1aの表面1e側への突出時でも基台部1内に載置した本体機器部2が邪魔となり、ストッパ1h’、1i’を動作の妨げとなることはないからである。従って、実施例2の支柱Pに対して基台部1’及び覆体部3’の横幅は、実施例1の基台部1及び覆体部3の横幅に比べて、狭くすることが可能である。
図8に示す通常運用時である回動棒部1pを収納した状態では、回動棒部1pは自重により側板部1aの長手方向に沿った状態となっている。そして、本体機器部2の電子機器等を保守、点検する際には、覆体部3’の一方の手で把持部3dを持って、覆体部3’を上位ストッパ1h’の係止位置まで持ち上げた後に、図8に示す矢印の向きに回動棒部1pを回動させて、図9に示すように側板部1aの表面1e側へ回動棒部1pを突出させた状態にする。
回動させた回動棒部1pは、当接した棒受片部1qにより水平方向に突出した状態で維持され、覆体部3’の前面3bの左下縁が当接することで、覆体部3’はこの位置で保持される。
そして、保守、点検の作業終了後には他方の手で回動棒部1pを上方へ回動させて元の収納状態に戻し、或いは棒受片部1qを押し込んで、回動棒部1pを下方に回動させて元の収納状態に戻す。一方の手で把持部3dを持って覆体部3’を上方から下方へ引き下げて、覆体部3’を基台本体部1bの接する位置まで戻すことで元の通常運用状態に戻ることになる。
このように、実施例1及び実施例2の防水型筐体装置は、防水型筐体装置が水没したときでも、本体機器部2内の電子機器が水に浸かることはなく、故障を防止することができる。
また、覆体部3は基台部1に対して、レール部1f及びレールガイド3cにより保持されているため、覆体部3に衝撃が加わったとしても、基台部1から外れたり、覆体部3のみが傾斜したりすることはない。
そして、防水型筐体装置の水没状態から水が引き、送電が復旧することで、車両用信号灯器や歩行者用信号灯器を通常通りに運用することが可能である。同様に、本体機器部2として、通信装置、交通端末制御装置、電源装置及び充電装置等の電気回路を有する電装装置の内蔵機器を採用した場合でも、迅速に復旧させることが可能である。
更に、本体機器部2として、無停電電源装置の内蔵機器を収納させた場合には、災害等により一時的に電力供給が遮断されても、各装置の運用を継続できる。
また、本体機器部2として、電源装置の内蔵機器を収納した場合には、水が引き、送電が復旧した場合に、例えば照明器具と接続することで災害時の照明を確保することができる。周囲が水没による破損によって電源が確保できないような場所でも、防水型筐体装置を緊急電源として運用が可能である。
また、本体機器部2として、充電装置の内蔵機器を収納させた場合には、送電が復旧しない状況であっても、所定時間、各装置や各機器を起動させる緊急電源として運用することができる。
1、1’ 基台部
1a 側板部
1b 基台本体部
1d 空隙枠部
1f レール部
1h、1h’ 上位ストッパ
1i、1i’ 下位ストッパ
1k 側面
1l 開口部
1m フランジ部
2 本体機器部
3、3’ 覆体部
3c レールガイド
3d 把持部
P 支柱
T1、T2 取付金具

Claims (9)

  1. 支柱に取り付ける側板部を有する基台部と、該基台部に固定された本体機器部と、該本体機器部の全体を上方から覆う覆体部とから成る防水型筐体装置であって、
    前記覆体部は筒状でかつ下部を開放し、前記下部以外は密封構造としたことを特徴とする防水型筐体装置。
  2. 前記本体機器部の下に空隙を設けたことを特徴とする請求項1の防水型筐体装置。
  3. 前記基台部は前記側板部の下端から水平方向に延在する基台本体部を有し、該基台本体部と前記本体機器部との間に前記空隙を設けたことを特徴とする請求項2の防水型筐体装置。
  4. 前記空隙を備えた角筒状の空隙枠部は、前記基台本体部の上面に連結していることを特徴とする請求項3に記載の防水型筐体装置。
  5. 前記側板部にレール部又はレールガイド部を設け、前記覆体部に前記レール部又は前記レールガイド部とスライド可能に嵌合するレールガイド部又はレール部を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の防水型筐体装置。
  6. 前記側板部に前記覆体部を係止するストッパ部を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の防水型筐体装置。
  7. 前記本体機器部は、信号灯器を制御する信号制御機の内蔵機器であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の防水型筐体装置。
  8. 前記本体機器部は、電気回路を有する電装装置の内蔵機器であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の防水型筐体装置。
  9. 前記本体機器部は、通信装置、交通端末制御装置、充電装置及び電源装置の内蔵機器のうち、少なくとも何れか1つを含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の防水型筐体装置。
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