JP2018022312A - 固定用スタンドおよび固定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境による信頼性を低下させることなく情報端末装置を安定的に使用することができる固定用スタンドを得る。【解決手段】固定用スタンドを、熱伝導部1と、放熱部2と、保持部3を備える構成とする。熱伝導部1は、情報端末装置の表示画面とは反対側の面である背面に接する位置に備えられ、弾性を有する熱伝導材で形成されている。放熱部2は、熱伝導部1と接し、熱伝導部1で伝導される熱を放熱する。保持部3は、情報端末装置の表示画面に対して上辺側の一箇所と、表示画面に対して下辺側の両端とを少なくとも含むように、弾性材を介して情報端末装置を保持する。【選択図】 図1

Description

本発明は、情報端末装置を固定するスタンドに関するものであり、特に、固定される情報端末装置の信頼性を向上させる技術に関するものである。
スマートフォン等の情報端末装置は、高性能化が進み、専用の端末装置の代わりとして幅広い用途に用いられるようになっている。例えば、スマートフォンは、自動車の車内のダッシュボード上にスタンドによって固定した状態で、ナビゲーションシステム等として用いられることがある。
一方で、スマートフォン等の情報端末装置は、利用者が持ち運んで利用することを想定した設計が行われていることが多い。そのため、スマートフォン等の情報端末装置では、自動車の車内のように走行時に継続的に振動が加わるような環境や、通常よりも高温になるような環境での使用は、設計上、想定されていないこともある。高温下でスマートフォン等を使用した場合には、動作の不安定な状態や停止が生じ得る。また、振動が加わるような環境に長時間置かれた場合には、情報処理装置を構成する半導体装置や表示装置などと電子基板との接続部やコネクタの不具合による故障等が生じ、信頼性が低下する可能性がある。そのため、スマートフォン等の情報端末装置を、車載で用いた場合などにおいても、使用される環境によらずに、信頼性を低下させることなく安定して使用することができる技術があることが望ましく、関連する技術の開発が行われている。そのような、使用される環境による情報端末装置の信頼性の低下を抑制する技術としては、例えば、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1は、スマートフォン等の情報端末装置の放熱システムに関するものである。特許文献1では、情報端末装置は、放熱構造を有するホルダ等に装着された状態で固定用のアタッチメントを介して自動車のダッシュボード上に固定されている。また、情報端末装置とホルダ等の間には放熱部材が備えられている。特許文献1は、そのような放熱構造を有することで、発熱が大きいような場合であっても、情報端末装置を放熱冷却することができるので、情報端末装置を安定的に動作させることができるとしている。
特開2014−26341号公報
しかしながら、特許文献1の技術は次のような点で十分ではない。特許文献1の放熱システムは、情報端末装置から生じる熱を、放熱部材を介して放熱している。しかし、特許文献1では、放熱対策は施されているが、自動車が走行している際に加わる振動への対策は施されていない。そのため、特許文献1では、長時間使用した場合には、振動による不具合が生じる恐れがある。よって、特許文献1の技術は、情報端末装置を、環境による信頼性を低下させることなく安定して使用するための技術としては十分ではない。
本発明は、上記の課題を解決するため、環境による信頼性を低下させることなく情報端末装置を安定的に使用することができる固定用スタンドを得ることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の固定用スタンドは、熱伝導部と、放熱部と、保持部を備えている。熱伝導部は、情報端末装置の表示画面とは反対側の面である背面に接する位置に備えられ、弾性を有する熱伝導材で形成されている。放熱部は、熱伝導部と接し、熱伝導部で伝導される熱を放熱する。保持部は、情報端末装置の表示画面に対して上辺側の一箇所と、表示画面に対して下辺側の両端とを少なくとも含むように、弾性材を介して情報端末装置を保持する。
本発明の固定方法は、弾性を有する熱伝導材で形成された熱伝導部と、熱伝導部と接し、熱伝導部で伝導される熱を放熱する放熱部を、情報端末装置の表示画面とは反対側の面である背面に熱伝導部が接するように取り付ける。本発明の固定方法は、情報端末装置の表示画面に対して上辺側の一箇所と、表示画面に対して下辺側の両端とを少なくとも含むように、弾性材を介して情報端末装置を保持する。
本発明によると、環境による信頼性を低下させることなく情報端末装置を安定的に使用することができる。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドの正面方向の構成の概要を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドの背面方向の構成の概要を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドに取り付けられたサーマルシートを示す図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドの正面図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドの背面図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドの右側面図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドの左側面図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドの平面図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドの底面図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドの斜視図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドに取り付けられたサーマルシートを示す図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドにスマートフォンを装着した状態を示す六面図である。 本発明の第2の実施形態の固定用スタンドに大きさの異なるスマートフォンを装着した際の状態を模式的に示す図である。 本発明の第3の実施形態の固定用スタンドの正面方向の構成の概要を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態の固定用スタンドの背面方向の構成の概要を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態の固定用スタンドの正面図である。 本発明の第3の実施形態の固定用スタンドの背面図である。 本発明の第3の実施形態の固定用スタンドの右側面図である。 本発明の第3の実施形態の固定用スタンドの左側面図である。 本発明の第3の実施形態の固定用スタンドの平面図である。 本発明の第3の実施形態の固定用スタンドの底面図である。 本発明の第3の実施形態のフロント側部材の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態のフロントカバー部材の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態のフロントカバー部材の一部を拡大した図である。 本発明の第3の実施形態のリアカバー部材の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態のリアカバー部材の構成の一部を示す図である。 本発明の第3の実施形態のリアカバー部材の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態の固定用スタンドを構成する各部位を示した図である。 本発明の第3の実施形態の固定用スタンドにスマートフォンを装着した状態を示す図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の固定用スタンドの構成の概要を示した図である。本実施形態の固定用スタンドは、熱伝導部1と、放熱部2と、保持部3を備えている。熱伝導部1は、情報端末装置の表示画面とは反対側の面である背面に接する位置に備えられ、弾性を有する熱伝導材で形成されている。放熱部2は、熱伝導部1と接し、熱伝導部1で伝導される熱を放熱する。保持部3は、情報端末装置の表示画面に対して上辺側の一箇所と、表示画面に対して下辺側の両端とを少なくとも含むように、弾性材を介して情報端末装置を保持する。
本実施形態の固定用スタンドは、情報端末装置の背面に接する熱伝導部1と、放熱部2によって、情報端末装置から生じる熱を効率的に放熱することができるので、周囲の温度が高い環境においても情報端末装置の温度上昇を抑制することができる。そのため、本実施形態の固定用スタンドを用いることで、周囲の温度が高い環境においても情報端末装置を安定して稼動させることができる。
また、本実施形態の固定用スタンドは、情報端末装置の上辺側の一箇所と、下辺側の両端とを少なくとも含むように、弾性材を介して情報端末装置を保持している。本実施形態の固定用スタンドは、情報端末装置の上辺側の一箇所と、下辺側の両端とを少なくとも含むように保持することで情報端末装置を固定しつつ、弾性材で振動や衝撃を吸収することができる。そのため、本実施形態の固定用スタンドは、振動や衝撃が加わるような環境においても情報端末装置の故障の発生を抑制し、信頼性を維持することができる。以上より、本実施形態の固定用スタンドは、環境による信頼性を低下させることなく情報端末装置を安定的に使用することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図2および図3は、本実施形態の固定用スタンドの構成の概要を示す斜視図である。図2は、本実施形態の固定用スタンドを正面方向から見た際の斜視図である。図3は、本実施形態の固定用スタンドを背面方向から見た際の斜視図である。また、図4は、固定用スタンドに取り付けられているサーマルシートを示した図である。
図2および図3は、本実施形態の固定用スタンドにスマートフォン10が装着された状態を示している。また、スマートフォン10には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル11が接続されている。本実施形態の固定用スタンドは、スマートフォン10を、表示画面が見られる状態で固定するためのスタンドである。本実施形態の固定用スタンドでスマートフォン10を自動車の車内のダッシュボード上などに固定することで、スマートフォン10をナビゲーションシステム等の車載システムとして用いることが可能になる。
本実施形態の固定用スタンドが固定する対象は、スマートフォン10以外であってもよい。例えば、本実施形態の固定用スタンドは、タブレット型の情報端末装置、携帯電話装置および映像表示装置などの表示機能を有する電子装置の固定に用いることができる。また、本実施形態の固定用スタンドは、車載用以外にも用いることができる。例えば、工場内など高温や振動がスマートフォン10に加わるような環境において、各装置の操作や監視用としてスマートフォン10を用いる場合などにも利用することができる。
本実施形態の固定用スタンドの構成について、詳細に説明する。図5乃至図10は、本実施形態の固定用スタンドにスマートフォン10を装着していない状態、すなわち、固定用スタンド単体の構成を示す六面図である。図5は、本実施形態の固定用スタンドの正面図である。図6は、本実施形態の固定用スタンドの背面図である。図7は、本実施形態固定用スタンドの右側面図である、図8は、本実施形態の固定用スタンドの左側面図である。図9は、本実施形態の固定用スタンドの平面図である。図10は、本実施形態の固定用スタンドの底面図である。また、図11は、本実施形態の固定用スタンド単体の斜視図である。
本実施形態の固定用スタンドは、ベース20と、第1のサーマルシート21と、アーム22と、フレキシブルジョイント23を備えている。また、本実施形態の固定用スタンドは、第2のサーマルシート31と、第3のサーマルシート32と、第4のサーマルシート33をさらに備えている。
ベース20は、スマートフォン10を保持する構造部材としての機能と、スマートフォン10の熱を放熱する放熱部材としての機能を有する。ベース20は、スマートフォン10の背面、すなわち、スマートフォン10の表示画面であるメインディスプレイの反対側の面を保持する平面を有している。また、ベース20は、スマートフォン10を保持する側とは反対側の面に櫛形状に形成されて放熱部を備えている。ベース20は、放熱部でスマートフォン10の熱を放熱することができる。放熱部は、放熱のために表面積を大きくした構造であれば、櫛形状以外の形状であってもよい。放熱部は、アルミニウム等の金属、樹脂、セラミックまたはそれらの複合材によって形成されている。ベース20は、放熱部を含む全体が、樹脂材料による一体成形によって形成されていてもよく、複数のパーツが組み合わされて形成されていてもよい。
ベース20は、スマートフォン10の下辺の両端を支えるテーパー部を備えている。本実施形態においてスマートフォン10の下辺とは、スマートフォン10を固定用スタントに装着した際に、表示画面に対して下側になる辺のことをいう。また、スマートフォン10の上辺とは、スマートフォン10を固定用スタントに装着した際に、表示画面に対して上側になる辺のことをいう。また、テーパー部とは、ベース20の下辺に対して斜め方向の部分のことをいう。ベース20は、スマートフォン10の背面側の平面よりも前面側に形成されているテーパー部でスマートフォン10の下辺側の両端を支える。テーパー部によってスマートフォン10の下辺の両端を保持することで、本実施形態の固定用スタンドは、大きさの異なるスマートフォン10を固定することができる。ベース20のテーパー部の前面側には、スマートフォン10が前面にずれないようにするための前面保持部が形成されている。
ベース20のテーパー部のスマートフォン10と接する面には、図4および図11に示す通り、第3のサーマルシート32が形成されている。また、ベース20の前面保持部のスマートフォン10のメインディスプレイ側と接する面には、第4のサーマルシート33が形成されている。本実施形態のベース20の放熱部は、第1の実施形態の放熱部2に相当する。
第1のサーマルシート21は、スマートフォン10の熱をベース20に伝導する機能と、スマートフォン10に加わる振動や衝撃を吸収する機能を有する。第1のサーマルシート21は、ベース20のスマートフォン10の背面と接する面に形成されている。本実施形態の第1のサーマルシート21は、本実施形態の第1のサーマルシート21は、熱伝導部1に相当する。
アーム22は、上下動によってスマートフォン10のベース20への固定および固定の解除を行う機能を有する。アーム22は、上下方向にスライドする機構を有している。アーム22は、下側に向かってスライドした際に、スマートフォン10の上面側を保持することで、スマートフォン10をベース20に固定する。例えば、アーム22は、固定用のネジを緩めた状態でスライドさせ、スマートフォン10に接する位置でネジを締めて固定することでスマートフォン10を保持する構成とすることができる。また、アーム22は、バネによって下方向に押し下げる力を有するものなど、他の方式でスマートフォン10を保持するものであってもよい。
本実施形態の固定用スタンドにおいて、下側とは、ベース20に対してフレキシブルジョイント23が備えられている側のことをいう。また、アーム22は、上側に向かってスライドした際に、スマートフォン10の上辺を保持しない状態となることで、スマートフォン10をベース20に固定した状態を解除する。アーム22のスマートフォン10の上辺と接する面には、第2のサーマルシート31が形成されている。また、本実施形態のベース20のテーパー部と、アーム22は、第1の実施形態の保持部3に相当する。
フレキシブルジョイント23は、ベース20に結合され、ベース20を固定する機能を有する。フレキシブルジョイント23は、底面によって自動車のダッシュボード等に固定する機構を有する。また、フレキシブルジョイント23は、ベース20の向きを動かすことが可能な機構を有する。本実施形態の固定用スタンドでは、ベース20の向きを動かすことでスマートフォン10のメインディスプレイの方向を変えることができる。フレキシブルジョイント23は、例えば、スマートフォン10のメインディスプレイの向きを左右方向や仰角方向に動かすことができる。
図12は、本実施形態の固定用スタンドに取り付けられている各サーマルシートを示した図である。図12の左側は、固定用スタンドの正面方向から見た場合の各サーマルシートを示した図である。また、図12の右側は、固定用スタンドの右側方向から見た場合の各サーマルシートを示した図である。
第1のサーマルシート21、第2のサーマルシート31、第3のサーマルシート32および第4のサーマルシート33は、ベース20またはアーム22に貼り付けられたシート状の熱伝導体である。各サーマルシートは、弾性を有するスポンジ状の樹脂材と粘着材によって構成され、粘着材でベース20またはアーム22に貼り付けられている。各サーマルシートの樹脂材は、例えば、熱伝導性を有するスポンジ状の樹脂によって形成されている。各サーマルシートには、弾性と熱伝導性を有する部材であれば、サーマルシート以外の部材を用いてもよい。
第1のサーマルシート21は、ベース20のスマートフォン10と接する平面に形成されている。また、第2のサーマルシート31は、アーム22のスマートフォン10の上辺側と接する面に形成されている。第3のサーマルシート32は、ベース20のテーパー部の表面に形成されている。すなわち、ベース20のテーパー部では、スマートフォン10の下辺側の両端は、第3のサーマルシート32を介してベース20のテーパー部で保持される。また、第4のサーマルシート33は、ベース20の下部のスマートフォン10の前面側と接する位置に形成されている。
各サーマルシートは、スマートフォン10と、ベース20またはアーム22の間の空間を埋めることでスマートフォン10が動かない状態にする。また、各サーマルシートは、弾性を有することで、ベース20に外部から加わる振動や衝撃を吸収し、スマートフォン10に加わる振動の大きさを抑制する。
また、各サーマルシートは、スマートフォン10から生じる熱をベース20またはアーム22に伝導する。スマートフォン10から生じた熱は各サーマルシートを介してベース20またはアーム22に伝わり、ベース20またはアーム22の表面から放熱される。そのため、各サーマルシートを介してベース20またはアーム22の表面から放熱されることで、スマートフォン10の温度上昇が抑制される。特に、スマートフォン10の背面側に接する第1のサーマルシート21は、スマートフォン10の平面部と、放熱部を有するベース20の平面部の間に存在するので、放熱効果が高い。
本実施形態の固定用スタンドを用いたスマートフォン10の固定方法について説明する。始めに、フレキシブルジョイント23の底面が、自動車のダッシュボード等に固定される。フレキシブルジョイント23の底面が固定されると、スマートフォン10がメインディスプレイ、すなわち、表示画面が見えるようにベース20に装着される。
スマートフォン10は、アーム22が引き上げられた状態でベース20に装着される。スマートフォン10は、背面側、すなわち、メインディスプレイと反対側の面がベース20の第1のサーマルシート21と接するように装着される。スマートフォン10がベース20に装着されたとき、スマートフォン10の下辺側の両端は、テーパー部に貼り付けられた第3のサーマルシート32と接した状態となる。また、スマートフォン10がベース20に装着されたとき、スマートフォン10の下側の表側の面は、前面保持部に貼り付けられた第4のサーマルシート33と接した状態となる。
スマートフォン10がベース20に装着されると、アーム22が引き下げられる。アーム22は、第2のサーマルシート31を介してスマートフォン10の上面を押し付ける位置まで引き下げられる。アーム22が引き下げられると、スマートフォン10は、第1のサーマルシート21、第2のサーマルシート31、第3のサーマルシート32および第4のサーマルシート33に囲まれた状態で、ベース20に固定される。
スマートフォン10が固定スタンドに固定されると、スマートフォン10および固定スタンドは、図13に示すような構成となる。図13は、本実施形態の固定スタンドにスマートフォン10が固定されている状態を示す六面図である。図13の(A)は、固定スタンドにスマートフォン10が固定されている状態の正面図を示している。図13の(B)は、固定スタンドにスマートフォン10が固定されている状態の背面図を示している。図13の(C)は、固定スタンドにスマートフォン10が固定されている状態の右側面図を示している。図13の(D)は、固定スタンドにスマートフォン10が固定されている状態の左側面図を示している。図13の(E)は、固定スタンドにスマートフォン10が固定されている状態の平面図を示している。図13の(F)は、固定スタンドにスマートフォン10が固定されている状態の底面図を示している。
次にスマートフォン10から発生する熱の放熱について説明する。スマートフォン10は、固定用スタンドに固定されているとき、最も発熱量が大きい背面側が第1のサーマルシート21に接した状態でベース20に固定されている。スマートフォン10から発生した熱は、第1のサーマルシート21を介して、櫛形状の放熱部を有するベース20に伝わる。
第1のサーマルシート21を介して熱が伝わることで、スマートフォン10の背面側と、ベース20の櫛形状の放熱部は、ほぼ同じ温度となる。表面積の大きい櫛形上の放熱部からは、放熱が効率的に行うことができるので、スマートフォン10の温度上昇を抑制することができる。例えば、放熱を行わない場合に外気温度が40℃以下でのみ動作するスマートフォン10は、効率的に放熱を行うことで、車内温度が60℃程度であっても動作することが可能になる。
スマートフォン10は、固定用スタンドに固定されたとき、第1のサーマルシート21、第2のサーマルシート31、第3のサーマルシート32および第4のサーマルシート33に囲まれた状態で、ベース20に固定されている。そのため、車の走行時などに長時間、継続的にスマートフォン10に振動が加わった場合でも、各サーマルシートによって振動や衝撃が吸収されるので、スマートフォン10に加わる振動や衝撃は、大きく低減されている。スマートフォン等は、手で持ち運ぶことを想定し、長時間、継続的に振動が加わることを設計上で想定していないこともある。しかし、各サーマルシートによって振動を吸収して、手で持ち運ぶ際と同等の振動まで低減することで、スマートフォン10を車載で用いた場合にも、信頼性を維持し、安定して動作することが可能になる。
本実施形態の固定用スタンドでは、スマートフォン10の上側をアーム22で保持し、スマートフォン10の下辺側の両端をベース20のテーパー部で保持している。本実施形態の固定用スタンドは、可動式のアーム22と、テーパー部で保持することで異なる大きさのスマートフォン10であっても固定することができる。図14は、本実施形態の固定用スタンドに大きさの異なるスマートフォン10を装着した際の状態を模式的に示した図である。
図14の左側は、本実施形態の固定用スタンドに対角方向の大きさが6インチのスマートフォン10を装着した状態を示す図である。また、図14の右側は、本実施形態の固定用スタンドに対角方向の大きさが5インチのスマートフォン10を装着した状態を示す図である。5インチのスマートフォン10を装着した場合に、スマートフォン10の下側は、ベース20のテーパー形状に沿って、6インチの場合よりも下側に位置している。また、5インチのスマートフォン10の上側は、可動式のアーム22によって、6インチの場合よりも下側で保持されている。このように、本実施形態のような構成の固定用スタンドを用いることで、スマートフォン10を装着する際に、構造的な変更を加えることなく異なる大きさのスマートフォン10を固定することができる。
本実施形態の固定用スタンドは、スマートフォン10の背面側において、第1のサーマルシート21と放熱部に2によって、スマートフォン10のから生じる熱を効率的に放熱することができる。そのため、本実施形態の固定用スタンドは、周囲の温度が高い環境においてもスマートフォン10の温度上昇を抑制することができる。そのため、本実施形態の固定用スタンドを用いることで、周囲の温度が高い環境においてもスマートフォン10を安定して稼動させることができる。
本実施形態の固定用スタンドは、スマートフォン10の上辺と、スマートフォン10の下辺の両端を、アーム22とベース20によって弾性を有するサーマルシートを介して保持している。また、スマートフォン10の背面側と、ベース20の間にもサーマルシートが備えられている。そのため、本実施形態の固定用スタンドは、スマートフォン10に加わる振動や衝撃を吸収することができるため、振動や衝撃が継続的に加わるような環境においても信頼性を低下させることなく情報端末装置を動作させることができる。
また、本実施形態の固定用スタンドは、アーム22とベース20のテーパー部でスマートフォン10を保持するので、多様な大きさのスマートフォン10を複雑な作業を必要とせずに固定することができる。以上より、本実施形態の固定用スタンドは、環境による信頼性を低下させることなく、多様な大きさのスマートフォン10等の情報端末装置を安定的に使用することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図15および図16は、は、本実施形態の固定用スタンドの構成の概要を示した斜視図である。図15は、本実施形態の固定用スタンドを正面方向から見た際の斜視図である。図15は、本実施形態の固定用スタンドを背面方向から見た際の斜視図である。
第2の実施形態の固定用スタンドは、スマートフォン10をアーム22と、ベース20のテーパー部で保持している。本実施形態の固定用スタンドは、スマートフォン10を、スマートフォン10の外周部で保持するとともに、スマートフォン10に接続されているコネクタを保護する構造を有していることを特徴とする。
本実施形態の固定用スタンドは、フロントカバー部材41と、リアカバー部材42と、フレキシブルジョイント43を備えている。本実施形態の固定用スタンドは、フロントカバー部材41と、リアカバー部材42が組み合わされて形成される筐体の内部にスマートフォン10が装着される。また、固定用スタンドは、フレキシブルジョイント43によって、自動車の車内のダッシュボード上などに固定される。筐体の内部に装着してダッシュボード上などに固定することで、利用者は、フロントカバー部材41の開口部からスマートフォン10の表示画面を、向きを変えながら見ることができる。また、スマートフォン10は、第2の実施形態と同様に、他の情報端末装置であってもよい。
本実施形態の固定用スタンドの構成について詳細に説明する。図17乃至図22は、本実施形態の固定用スタンドにスマートフォン10を装着していない状態、すなわち、固定用スタンド単体の構成を示す六面図である。図17は、本実施形態の固定用スタンドの正面図である。図18は、本実施形態の固定用スタンドの背面図である。図19は、本実施形態固定用スタンドの右側面図である、図20は、本実施形態の固定用スタンドの左側面図である。図21は、本実施形態の固定用スタンドの平面図である。図22は、本実施形態の固定用スタンドの底面図である。
始めにフロントカバー部材41の構成について説明する。図23は、フロントカバー部材41を構成する各部位とスマートフォン10を示した図である。また、図24は、フロントカバー部材41にスマートフォン10が装着された際の構成を示す図である。図23および図24に示す通り、本実施形態のフロントカバー部材41は、フロントカバー51と、フロント側サーマルシート52を備えている。
フロントカバー51は、直方体の形状の中央部にスマートフォン10の表示面を見るための開口部を有する前面カバーである。すなわち、フロントカバー51は、正面側、すなわち、スマートフォン10が装着された際に表示画面が見える側から見ると開口部が中央部に存在する長方形のリング状の形状を有している。また、フロントカバー51は、スマートフォン10に接続するUSBケーブル11のコネクタ部が入る凸部71を有している。図25は、フロントカバー51の凸部71の構成を示した図である。
フロントカバー51の凸部71は、USBケーブル11のコネクタ部を内部に収容する部位である。また、フロントカバー51の凸部71には、USBケーブル11のケーブル部が入る溝が形成されている。リアカバー61の凸部72と、フロントカバー51の凸部71は、互いに一致する位置に形成されている。また、リアカバー61の凸部72と、フロントカバー51の凸部71の溝の部分が重なることでUSBケーブル11を外部に引き出す穴が形成される。
フロント側サーマルシート52は、中央部にスマートフォン10を配置する穴が開けられた弾性と熱伝導性を有するスポンジ状の樹脂である。フロント側サーマルシート52は、フロントカバー51の内側に入る大きさに形成されている。また、フロント側サーマルシート52は、フロントカバー51の凸部71に相当する位置に、USBケーブル11のコネクタ部が入る切り欠きを有している。フロント側サーマルシート52は、例えば、フロントカバー51側に形成された粘着層で、フロントカバー51に固定されている。
リアカバー部材42の構成について説明する。図26は、リアカバー部材42の構成の概要を示した図である。また、図27は、リアカバー部材42の一部を正面方向から見た場合の図である。図26および図27に示す通りリアカバー部材42は、リアカバー61と、ヒートシンク62と、リア側サーマルシート63を備えている。
リアカバー61は、スマートフォン10を配置することができる直方体の形状の背面カバーである。リアカバー61は、ヒートシンク62を取り付けるための機構を有している。例えば、リアカバー61は、背面側にヒートシンク62を取り付けるための長方形の開口部を有している。また、リアカバー61は、スマートフォン10に接続するUSBケーブル11のコネクタ部を覆う凸部72を有している。リアカバー61の凸部72には、USBケーブル11が入る溝が形成されている。
ヒートシンク62は、スマートフォン10と接する面とは反対側の面に櫛形状の放熱部を有している。ヒートシンク62のスマートフォント接する側の面は、平面状に形成されている。ヒートシンク62は、リアカバー61の中央部の背面側の開口部に入る大きさで、かつ、リアカバー61の開口部に入れたときに動かない大きさに形成されている。図28は、ヒートシンク62がリアカバー61に取り付けられているときの状態を示している。図28に示すとおり、リアカバー61と、ヒートシンク62は、組み合わされた際に1つの部材としてリアカバー部材42を構成している。リアカバー61と、ヒートシンク62は、一体の部材として形成されていてもよい。
リア側サーマルシート63は、ヒートシンク62のスマートフォン10側の平面に備ええられている弾性と熱伝導性を有するシートである。リア側サーマルシート63は、例えば、弾性と熱伝導性を有するスポンジ状の樹脂層と、粘着層の積層構造を有している。スポンジ状の樹脂層と、粘着材の積層構造の場合は、リア側サーマルシート63は、粘着材でヒートシンク62に貼り付けられる。リア側サーマルシート63は、ヒートシンク62のスマートフォン10と接する側の平面をほぼ覆うように形成されている。
本実施形態のフレキシブルジョイント43の構成と機能は、第2の実施形態のフレキシブルジョイント13と同様である。フレキシブルジョイント43は、リアカバー部材42の底面に取り付けられている。フレキシブルジョイント43を動かすことで、スマートフォン10の表示面の方向を自由に変えることができる。
本実施形態の固定用スタンドを用いたスマートフォン10の固定方法について説明する。始めに、リアカバー部材42に接合されたフレキシブルジョイント43の底面が、自動車のダッシュボード等に固定される。フレキシブルジョンと43の底面が固定されると、スマートフォン10がメインディスプレイ、すなわち、表示画面が見えるようにフロントカバー部材41に装着される。
フロントカバー部材41に装着される際に、スマートフォン10は、USBケーブル11のコネクタが凸部71の内部に配置されるように装着される。フロントカバー部材41にスマートフォン10が装着されると、フロントカバー部材は、リアカバー部材42に装着される。
フロントカバー部材41は、凸部71の位置が、リアカバー部材42の凸部72の位置に合うように装着される。フロントカバー部材41が装着されると、スマートフォン10は、フロント側サーマルシート52と、リア側サーマルシート63に接した状態となり、位置が固定される。スマートフォン10は、フロントカバー部材41と、リアカバー部材42の間に保持され、固定用スタンドに固定された状態となる。
上記の説明では、リアカバー部材42に接合されたフレキシブルジョイント43をダッシュボード等に固定した後に、スマートフォン10を装着している。そのような、構成に代えて、フロントカバー部材41と、リアカバー部材42の間にスマートフォン10を装着した後に、フレキシブルジョイント43を接合してダッシュボードに固定されるようにしてもよい。
図29は、スマートフォン10を装着した際の、本実施形態の固定用スタンドを構成する各部位の順番を模式的に示したものである。図29に示すとおり、前面側から順番に、フロントカバー51、フロント側サーマルシート52、リアカバー61、ヒートシンク62の順に各部位が存在する。また、ヒートシンク62のスマートフォン10の側には、リア側サーマルシート63が形成されている。スマートフォン10は、フロントカバー51およびリアカバー61によって構成される筐体の内部に存在する。また、USBケーブル11は、突起部から引き出されている。
また、図30は、スマートフォン10を装着した際の本実施形態の固定用スタンドの構成を各方向から示した図である。図30の(A)は、固定スタンドにスマートフォン10が固定されている状態の正面図を示している。図30の(B)は、固定スタンドにスマートフォン10が固定されている状態の背面図を示している。図30の(C)は、固定スタンドにスマートフォン10が固定されている状態の右側面図を示している。図30の(D)は、固定スタンドにスマートフォン10が固定されている状態の平面図を示している。図30の(E)は、固定スタンドにスマートフォン10が固定されている状態の底面図を示している。図30の(F)は、(A)の図のc−c'の部分の断面図を示している。図30の(G)は、(A)の図のb−b'の部分の断面図を示している。図30の(H)は、(A)の図のa−a'の部分の断面図を示している。また、図30の(I)は、(F)の図の丸で囲われた部分の各大図を示している。
次にスマートフォン10から発生する熱の放熱について説明する。スマートフォン10は、固定用スタンドに固定されているとき、最も発熱量が大きい背面側がリア側サーマルシート63を介してヒートシンク62の平面側に固定されている。スマートフォン10から発生した熱は、リア側サーマルシート63を介して、櫛形状の放熱部を有するヒートシンク62に伝わる。
リア側サーマルシート63を介して熱が伝わることで、スマートフォン10の背面側と、ヒートシンク62の櫛形状の放熱部は、ほぼ同じ温度となる。表面積の大きい櫛形上の放熱部からは、放熱が効率的に行うことができるので、スマートフォン10の温度上昇を抑制することができる。例えば、外気温度が40℃までしか動作しないスマートフォン10が、効率的に放熱を行うことで、車内温度が60℃程度であっても動作することが可能になる。
また、スマートフォン10は、固定用スタンドに固定されたとき、フロント側サーマルシート52およびリア側サーマルシート63に周囲を囲まれた状態で、フロントカバー部材41とリアカバー部材42の内部に固定されている。そのため、車の走行時などに長時間、継続的にスマートフォン10に振動が加わった場合でも、フロント側サーマルシート52およびリア側サーマルシート63によって振動が吸収されるので、スマートフォン10に加わる振動は、大きく低減されている。スマートフォン等は、手で持ち運ぶことを想定し、長時間、継続的に振動が加わることを設計上で想定していないこともある。本実施形態の固定用スタンドでは、フロント側サーマルシート52およびリア側サーマルシート63によって振動を吸収して、手で持ち運ぶ際と同等の振動まで低減することができる。そのため、本実施形態の固定用スタンドを用いることでスマートフォン10を車載で用いた場合にも、信頼性を維持し、安定して動作することが可能になる。
また、スマートフォン10が固定用スタンドに固定されているとき、コネクタは、フロントカバー部材41の凸部71と、リアカバー部材42に凸部72の内部に存在し、USBケーブル11のみが溝の部分から外に引き出されている。よって、USBケーブル11が引っ張られても、USBケーブル11のコネクタ部は、スマートフォン10から外れにくい。そのため、車載した場合においても、振動でUSBケーブル11がスマートフォン10から抜けることを防止することができる。
固有振動数が異なるUSBケーブル11と、スマートフォン10は、車載時の振動で別々の方向に振動する場合がある。そのような状態が長時間続いた場合、コネクタが破損し接触不良が発生すうる恐れがある。特に、小型で強度が弱いMicro USBコネクタは、振動の影響を受けやすい。しかし、本実施形態では、コネクタは、フロントカバー部材41と、リアカバー部材42の凸部に挟み込まれているので、USBケーブル11とスマートフォン10は、同一の方向、大きさで振動する。そのため、コネクタの破損は生じにくく、車載時でも信頼性を確保することができる。
本実施形態の固定用スタンドは、スマートフォン10の背面側において、リア側サーマルシート63とヒートシンク62によって、スマートフォン10のから生じる熱を効率的に放熱することができる。そのため、本実施形態の固定用スタンドは、周囲の温度が高い環境においてもスマートフォン10の温度上昇を抑制することができる。そのため、本実施形態の固定用スタンドを用いることで、周囲の温度が高い環境においてもスマートフォン10を安定して稼動させることができる。
本実施形態の固定用スタンドは、スマートフォン10の周囲と、背面側にフロント側サーマルシート52と、リア側サーマルシート63を備えている。そのため、本実施形態の固定用スタンドは、スマートフォン10に加わる振動や衝撃を吸収することができるため、振動や衝撃が継続的に加わるような環境においても信頼性を低下させることなく情報端末装置を動作させることができる。
以上より、本実施形態の固定用スタンドは、USBケーブルの接続部分の不良や使用される環境による信頼性を低下させることなく、スマートフォン10等の情報端末装置を安定的に使用することができる。
第2の実施形態および第3の実施形態では、スマートフォンにUSBケーブルが接続されている例について説明したが、スマートフォンに接続されるケーブルは、USB以外の規格のケーブルであってもよい。また、スマートフォンは、ケーブルが接続されていない状態で固定用スタンドに固定されていてもよい。
第2の実施形態では、長方形上のスマートフォンの長辺側が縦方向となるようにスマートフォンを保持しているが、短辺側が縦方向となるように保持する構成であってもよい。また、スマートフォンを保持した状態で、ベースを回転してスマートフォンの表示画面を回転する機構を備えていてもよい。ベースを回転してスマートフォンの表示画面を回転する機構を備えることで、利用形態等によって表示画面の方向を変更できるため利便性が向上する。同様に、第3の実施形態では、長方形上のスマートフォンの長辺側が横方向となるようにスマートフォンを保持しているが、短辺側が横方向となるように保持する構成であってもよい。
第2の実施形態の固定用スタンドでは、スマートフォンが装着された状態で、下辺側と上辺側でスマートフォンの保持を行っている。そのような構成に代えて、スマートフォンが装着された状態で、左辺または右辺の上下の両端のテーパー部と、もう一方の辺の横方向に動くアームでスマートフォンを保持する構成としてもよい。
第2の実施形態の固定用スタンドでは、1本のアームにおいてスマートフォンの上辺側を保持していたがアームは、2本以上であってもよい。アームの数を増やすことで、スマートフォンをより安定して保持することができる。また、アームに取り付けられたスマートフォンの上辺に沿って、アームの幅よりも長い長方形の形状の部位でスマートフォンの上辺を保持する構成としてもよい。アームの幅よりも長い長方形の形状の部位でスマートフォンの上辺を保持することで、スマートフォンをより安定して保持することができる。特に、ベースを回転させることでスマートフォンの表示画面を回転することができる構成の場合は、安定して保持することができる効果が顕著になる。
第2の実施形態の固定用スタンドでは、スマートフォンの上辺側をアームで保持していたが、テーパー状の部材でスマートフォンの上辺側の両端を保持する構成としてもよい。すなわち、スマートフォンの4角をテーパー状の部材で保持する構成としてもよい。そのような構成とする場合には、例えば、固定用スタンドを、中央付近に上下方向にスライドするアームを備え、左右方向に伸びた梁の両端に、弾性材が下方向の表面に形成されたテーパー状の部材を備える構成とすることができる。上辺側においても両端の2箇所でスマートフォンを保持することで、スマートフォンを4角で保持することができるので、より安定的に固定用スタンドにスマートフォンを固定することができる。また、上辺側を保持するテーパー状の部材は、それぞれ独立したアームに備えられていてもよい。
また、上記のいずれの構成においても、固定用スタンドに固定する対象は、スマートフォン以外の情報処理装置等であってもよい。
1 熱伝導部
2 放熱部
3 保持部
10 スマートフォン
20 ベース
21 第1のサーマルシート
22 アーム
23 フレキシブルジョイント
31 第2のサーマルシート
32 第3のサーマルシート
33 第4のサーマルシート
41 フロントカバー部材
42 リアカバー部材
43 フレキシブルジョイント
51 フロントカバー
52 フロント側サーマルシート
61 リアカバー
62 ヒートシンク
63 リア側サーマルシート
71 凸部
72 凸部

Claims (13)

  1. 情報端末装置の表示画面とは反対側の面である背面に接する位置に備えられ、弾性を有する熱伝導材で形成された熱伝導部と、
    前記熱伝導部と接し、前記熱伝導部で伝導される熱を放熱する放熱部と、
    前記情報端末装置の前記表示画面に対して上辺側の一箇所と、前記表示画面に対して下辺側の両端とを少なくとも含むように、弾性材を介して前記情報端末装置を保持する保持部と、
    を備えることを特徴とする固定用スタンド。
  2. 前記保持部は、前記情報端末装置を保持する際に、前記表示画面に対して下側の両端を、テーバー状に形成され、表面に前記弾性材を有する部材で保持する手段と、前記情報端末装置の上側を、上下に動き、前記情報端末装置側に前記弾性材を有するアームで保持する手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の固定用スタンド。
  3. 前記保持部は、前記情報端末装置の前記表示画面の少なくとも一部を、前記情報端末装置が前記表示画面側にずれないように前記弾性材を介して保持する手段をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の固定用スタンド。
  4. 前記保持部は、前記情報端末装置の前記側面をほぼ全周で覆う弾性材と、前記表示画面に対応した開口部を有し、前記情報端末装置の前記表示画面側に取り付けられるフロント部材と、前記情報端末装置の背面側に取り付けられ、前記熱伝導部と前記放熱部を有するリア部材とを備えることを特徴とする請求項1に記載の固定用スタンド。
  5. 前記フロント部材と、前記リア部材は、それぞれ突起部を有し、前記フロント部材と、前記リア部材が組み合わせたときに前記突起部で前記コネクタを覆うことを特徴とする請求項4に記載の固定用スタンド。
  6. 前記突起部は、前記コネクタに接続された配線を外に引き出すための溝を有することを特徴とする請求項5に記載の固定用スタンド。
  7. 前記保持部に接続され、前記表示画面の方向を変える機構を有するジョイントをさらに備えることを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の固定用スタンド。
  8. 請求項1から7いずれかに記載の固定用スタンドと、
    情報端末装置を備え、
    前記情報端末装置は、前記固定用スタンドの前記保持部で前記固定用スタンドに固定されていることを特徴とする車載システム。
  9. 弾性を有する熱伝導材で形成された熱伝導部と、前記熱伝導部と接し、前記熱伝導部で伝導される熱を放熱する放熱部を、情報端末装置の表示画面とは反対側の面である背面に前記熱伝導部が接するように取り付け、
    前記情報端末装置の前記表示画面に対して上辺側の一箇所と、前記表示画面に対して下辺側の両端とを少なくとも含むように、弾性材を介して前記情報端末装置を保持することを特徴とする固定方法。
  10. 前記情報端末装置を、前記表示画面に対して下側の両端を、テーバー状に形成され、表面に前記弾性材を有する部材で保持し、
    前記情報端末装置の上側を、上下に動き、前記情報端末装置側に前記弾性材を有するアームで保持することを特徴とする請求項9記載の固定方法。
  11. 前記情報端末装置の前記側面をほぼ全周で覆う弾性材と、前記表示画面に対応した開口部を有するフロント部材を、前記情報端末装置の前記表示画面側に取り付け、
    前記熱伝導部と前記放熱部を有するリア部材を前記情報端末装置の背面側に取り付けることで前記情報端末装置を保持することを特徴とする請求項9に記載の固定方法。
  12. 前記フロント部材と、前記リア部材にそれぞれ突起部によって、前記情報端末装置に接続されたコネクタを覆うことを特徴とする請求項11に記載の固定方法
  13. 前記突起部に形成された溝を介して、前記コネクタに接続された配線を外に引き出すことを特徴とする請求項12に記載の固定方法。
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