JP2018021848A - 検査支援システムおよびマーカーペン - Google Patents

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Abstract

【課題】チェックマークを引いたボルトの識別情報を誤りなく読み取ること。【解決手段】本発明の検査支援システム1は、ICタグ付ボルト10が有するICタグ12の識別情報を読み取る検出部20を有するマーカーペン2と、検出部20が読み取った識別情報を収集する上位情報処理装置3と、を有し、上位情報処理装置3は、予め登録されたICタグ付ボルト10の識別情報と、検出部20が読み取った識別情報とを照合し、未検査のICタグ付ボルト10を判定するものである。【選択図】図1

Description

本発明は、検査支援システムおよびマーカーペンに関する。
ボルトの識別情報や締付トルクの情報などをボルトが有するICタグに書き込み、締付トルクや緩みの管理に使用するものがある。このようなICタグの情報を読み取る手段として、特許文献1では、ボルトに埋め込まれたICタグの情報を読み取るための指示棒が開示されている。指示棒の先端をボルトの頭部に近付けることで、指示棒の先端部に配置された検出部がICタグの情報を読み取る。
一方で、時間の経過に伴うボルトの緩みを検査するために、ボルトが締結されている基材と基材から露出しているボルトの頭部とにかけて線(この線をチェックマークという)を引くことが行われる。上述のICタグが埋め込まれたボルトの場合、マーカーペンなどでチェックマークを引いた後、指示棒によって、ボルトの識別情報を読み取り記録する。これにより、チェックマークを引いたボルトの識別情報が記録され、チェックマークを引き忘れたボルトの有無などの確認に利用することができる。
特許第5909572号
上述したように、マーカーペンなどでボルトの頭部にチェックマークを引いた後、指示棒でボルトが有するICタグの情報を読み取る場合、作業者は、マーカーペンを指示棒に持ち替える必要がある。そのため、作業者が器材を持ち替える際の視線移動による目視ミス、指示棒のタッチミスなどのヒューマンエラーを引き起こしてしまう虞がある。
本発明は、上述した課題を解決するためのものであり、チェックマークを引いたボルトの識別情報を誤りなく読み取ってボルトの緩みを検査することができる検査支援システムおよびマーカーペンを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点は、ICタグ付ボルトが有するICタグの識別情報を読み取る第1の検出部を有するマーカーペンと、第1の検出部が読み取った識別情報を収集する上位情報処理装置と、を有し、上位情報処理装置は、予め登録されたICタグ付ボルトの識別情報と、第1の検出部が読み取った識別情報とを照合し、未検査のICタグ付ボルトを判定する手段を有することを特徴とする検査支援システムである。
上述の検査支援システムにおいて、マーカーペンに埋め込まれたICタグの識別情報を読み取る第2の検出部をマーカーペンに有し、上位情報処理装置は、第1の検出部および第2の検出部の情報を収集し、どのマーカーペンがどのICタグ付ボルトをチェックしたかを記録する手段を有することができる。
上述の検査支援システムにおいて、マーカーペンは、ICタグ付ボルトが締結している基材と基材から露出しているICタグ付ボルトの露出部分とにかけて引かれたチェックマークの画像を撮像するカメラを有し、上位情報処理装置は、カメラの画像情報に基づき、時間の経過に伴うICタグ付ボルトの緩みの有無を判定する手段を有することができる。
上述の検査支援システムにおいて、第2の検出部の情報に基づいてマーカーペンの使用状況を管理する手段を有することができる。
上述の検査支援システムにおいて、第1の検出部は、マーカーペンとは別体に設けられ、マーカーペンに装着されるようにしてもよい。このとき、別体は、第1の検出部と共に第2の検出部についても有するようにしてもよい。
本発明の第2の観点は、ICタグ付ボルトが有するICタグの識別情報を読み取る第1の検出部と、自己に埋め込まれたICタグの識別情報を読み取る第2の検出部と、ICタグ付ボルトが締結している基材と基材から露出しているICタグ付ボルトの露出部分とにかけて引かれたチェックマークの画像を撮像するカメラと、を有することを特徴とするマーカーペンである。
上述のマーカーペンにおいて、第1の検出部および、または第2の検出部は、配線に用いられているツイストペアーケーブルを構成する2本の導線に流れる電流が互いに逆位相関係が成立しているが、連続してつながる検出部のコイルではICタグと電磁結合させるため同相関係となるように逆相が崩れるようにケーブルの2本の導線の巻き方を変形させることができる。
本発明によれば、チェックマークを引いたボルトの識別情報を誤りなく読み取ってボルトの緩みを検査することができる検査支援システムおよびマーカーペンを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る検査支援システムの全体構成図である。 図1のICタグの構成を示す斜視図である。 図1の上位情報処理装置の内部構成を示す図である。 図3の未検査ボルト判定部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る検査支援システムの全体構成図である。 図5の記録部内のデータ構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る検査支援システムの全体構成図である。 図7の上位情報処理装置の内部構成を示す図である。 図8の緩み判定部がボルトの緩みを判定する原理を説明するための図である。 図8の緩み判定部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る上位情報処理装置の内部構成を示す図である。 図11のマーカーペン管理情報のデータ構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係るマーカーペンのペン先付近の構成を示す図である。 本発明の第6の実施の形態に係るマーカーペンを含む検査支援システムの全体構成図である。 本発明の第7の実施の形態に係るマーカーペンと別体に設けられる検出部およびアンテナの構成を示す図である。 本発明の第8の実施の形態に係るマーカーペンと別体に設けられる検出部およびアンテナの構成を示す図である。 本発明の第9の実施の形態に係る検出部の形成方法を説明するための図である。
(第1の実施の形態について)
本発明の第1の実施の形態に係るボルトの緩みを検査する検査支援システム1について、図1〜図4を参照しながら説明する。
検査支援システム1は、図1に示すように、マーカーペン2と上位情報処理装置3とから構成される。マーカーペン2は、ICタグ付ボルト10の緩みを調べるためのチェックマークとして、ペン先Pに含浸したインクにより、ICタグ付ボルト10が締結している基材Bと基材B´から露出しているICタグ付ボルト10の頭部11とにかけて線Lを引くためのものである。ここで、基材B、基材B´は、たとえば金属製の板やブロック状の部材あるいは非金属の樹脂やコンクリート部材である。なお、ICタグ付ボルト10において、ICタグが付いている箇所は、たとえば、ボルトの頭部であったり、または、頭部とは反対側のネジ部の端部であってもよく、更にはボルト以外のマーカの線Lの引かれる線上の範囲であってもよい。しかしながら、以下の説明を簡略化するために、ボルトの頭部11にICタグが付いたICタグ付ボルト10を代表例として説明する。
ICタグ付ボルト10は、ICタグ12が埋め込まれているボルトである。ICタグ付ボルト10では、ボルトの金属表面に、ICタグ12に書き込まれている情報をマーカーペン2の検出部20が読み取るためのUHF帯域の高周波電磁波を当てたときに、後述のコイル状のアンテナで構成されるICタグ12と、同じくコイル状のアンテナで構成される検出部20とが対向するような位置に差し掛かると、2つのコイルの相互誘導により電磁結合することで、渦電流とは異なる定在波などの高周波電流がボルトの金属表面上を流れるように構成してあり、高い感度でICタグ12に書き込まれている情報を読み取ることができる。なお、ICタグ付ボルト10のICタグ12の取り付け位置は、図1に示す頭部11のほかに、ネジの端面などであってもよいが、説明を簡略化するためICタグ12の取り付け位置を頭部11として以下では説明をする。
ICタグ12は、図2に示すように、ICタグ基板12aと、ICチップ12bと、コイルアンテナ12cとを備えている。ICタグ基板12aは、略矩形状をなす平板形状に形成されている。ICタグ基板12aとしては、たとえばガラスエポキシ基板あるいはPETを始めとした樹脂製のフィルムを用いることができる。ICタグ基板12aは、ICチップ12bと、コイルアンテナ12cとを有しているが、そのうちICチップ12bは、各種データを記憶する。具体的なICタグ12の例としては、日立化成株式会社製IM5−PK2525型の超小型UHFタグがある。その寸法は縦横厚みがそれぞれ2.5mm、2.5mm、0.4mmである。
検査支援システム1は、図1に示すように、ICタグ付ボルト10の頭部11に埋め込まれたICタグ12の識別情報を読み取る検出部20を有するマーカーペン2と、検出部20が読み取った識別情報を収集する上位情報処理装置3と、を有し、上位情報処理装置3は、図3に示すように、識別情報登録部30に予め登録されたICタグ付ボルト10の識別情報と、記録部31に記録された検出部20が読み取った識別情報とを照合し、未検査のICタグ付ボルト10を判定する未検査ボルト判定部32を有する。なお、上位情報処理装置3は、いわゆるサーバコンピュータであり、ハードウェア構成としては、たとえばCPU(Central Processing Unit),RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory),HDD(Hard Disk Drive)、通信インタフェースなどを有する。そして、上位情報処理装置3は、CPUがROM,HDDなどにインストールされたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、上述した各機能を実現することができる。なお、上位情報処理装置3のハードウェア構成は、上述の構成に限定されず、適宜変更することができる。たとえば、HDDに代えて、あるいはHDDに加えてSSD(Flash Solid State Drive)を有する構成としてもよい。また、上位情報処理装置3のハードウェア構成としては、上述した構成に加えて、ディスプレイ、スピーカなどの出力手段やマウス、キーボードなどの入力手段を有していてもよい。
マーカーペン2は、さらに、検出部20がICタグ12の識別情報を読み取るためのICタグ通信部23と、ICタグ通信部23がICタグ12から読み取った識別情報を上位情報処理装置3に送信するための外部通信部24と、を有する。マーカーペン2における各部間の内部配線には、一般のケーブルが使用される。なお、ここでいう一般のケーブルとは、たとえば同軸ケーブルやツイストペアーケーブルなどがある。
ICタグ通信部23は、検出部20にICタグ12と通信するための電磁波を給電するものである。たとえば、ICタグ通信部23は、ICタグ用のリーダ/ライタ装置である。
外部通信部24は、一方的に、上位情報処理装置3に情報を送信するだけでなく、上位情報処理装置3からの指示を受けてから上位情報処理装置3に識別情報を送信する、または、上位情報処理装置3からの識別情報受信確認信号を受け取るなどの双方向の通信機能を有する。
未検査ボルト判定部32が判定した未検査ボルトの識別情報は、上位情報処理装置3からネットワークNを介して情報サービスセンタCに送られる。情報サービスセンタCでは、未検査ボルトの識別情報をモニタ画面に表示したり、プリントアウトしてユーザが閲覧することができる。
上位情報処理装置3の未検査ボルト判定部32の動作を図4のフローチャートを参照しながら説明する。図4のフローチャートにおけるSTARTの条件は、識別情報登録部30に、検査予定のICタグ付ボルト10の識別情報が登録されており、ICタグ付ボルト10の検査が全て終了しているという条件である。STARTの条件が満たされると、処理は、ステップS1に進む。
ステップS1において、未検査ボルト判定部32は、識別情報登録部30から登録されているICタグ付ボルト10の識別情報を読み出す。ステップS1において、登録されているICタグ付ボルト10の識別情報が読み出されると、処理は、ステップS2に進む。
ステップS2において、未検査ボルト判定部32は、記録部31を検索し、ステップS1で読み出した識別情報と一致するICタグ付ボルト10の識別情報の有無を調べる。ステップS2において、記録部31の検索が終了すると、処理は、ステップS3に進む。
ステップS3において、未検査ボルト判定部32は、ステップS2において、識別情報が一致したICタグ付ボルト10の有無を判定する。ステップS3において、識別情報が一致したICタグ付ボルト10が有れば、処理は、ステップS4に進む。一方、ステップS3において、識別情報が一致したICタグ付ボルト10が無ければ、処理は、ステップS5に進む。
ステップS4において、未検査ボルト判定部32は、他に識別情報登録部30に登録されている識別情報の有無を判定する。ステップS4において、他に識別情報登録部30に登録されている識別情報が有ると判定されると、処理は、ステップS1に戻る。一方、ステップS4において、他に識別情報登録部30に登録されている識別情報が無いと判定されると、処理を終了する(END)。
ステップS5において、未検査ボルト判定部32は、未検査ボルトの識別情報を出力する。出力された未検査ボルトの識別情報は、ネットワークNを介して情報サービスセンタCに送られる。ステップS5において、未検査ボルトの識別情報が出力されると、処理は、ステップS4に進む。
(効果について)
このようにして、未検査ボルト判定部32は、登録されているICタグ付ボルト10の識別情報の中で、記録部31に未記録の識別情報を判定する。これにより、ユーザは、未検査のICタグ付ボルト10の存在を認識し、追加検査を実施することで、未検査のICタグ付ボルト10を無くすことができる。この際、マーカーペン2によれば、特許文献1の指示棒を用いる場合と異なり、検査員がマーカーペン2と指示棒とを持ち替える必要がない。これによれば、検査員が器材を持ち替える際の視線移動による目視ミスなどのヒューマンエラーを引き起こしてしまう虞がなく、チェックマークを引いたICタグ付ボルト10の識別情報を誤りなく読み取ることができる。これにより、高い精度で未検査のICタグ付ボルト10の判定を行うことができる。
(第2の実施の形態について)
本発明の第2の実施の形態に係る検査支援システム1aについて、図5および図6を参照しながら説明する。
検査支援システム1aは、マーカーペン2aに、ICタグ付ボルト10の頭部11に埋め込まれたICタグ12の識別情報を読み取る検出部20と、自己(マーカーペン2a)に埋め込まれたICタグ21の識別情報を読み取る第2の検出部22と、を有し、検出部20および第2の検出部22の情報を収集する上位情報処理装置3aを有する。
マーカーペン2aは、さらに、検出部20,22がICタグ12,21の識別情報を読み取るためのICタグ通信部23aと、ICタグ通信部23aがICタグ12,21から読み取った識別情報を上位情報処理装置3aに送信するための外部通信部24aと、を有する。マーカーペン2aにおける各部間の内部配線には、一般のケーブルが使用される。なお、ここでいう一般のケーブルとは、たとえば同軸ケーブルやツイストペアーケーブルなどがあるが、以降は、代表例のツイストペアーケーブルによって説明する。
上位情報処理装置3aは、検出部20および第2の検出部22の情報に基づき、どのマーカーペン2aがどのICタグ付ボルト10をチェックしたかを記録する記録部31aを有する。記録部31aに記録された情報のデータ構成を図6に模式的に示す。図6に示すように、マーカーペン2aの識別情報33とそのマーカーペン2aが検出したICタグ付ボルト10の識別情報34とが対応付けられて記録される。記録部31aに記録された情報は、上位情報処理装置3aからネットワークNを介して情報サービスセンタCに送られる。情報サービスセンタCでは、記録部31aに記録された情報をモニタ画面に表示したり、プリントアウトしてユーザが閲覧することができる。
(効果について)
これにより、ユーザは、どのマーカーペン2aがどのICタグ付ボルト10をチェックしたかを確認することができる。この際、マーカーペン2aの検出部20は、チェックマークを引いたICタグ付ボルト10の識別情報を誤りなく読み取ることができるので、信頼性の高い検査や保守管理の情報を得ることができる。
ユーザは、どのマーカーペン2aがどのICタグ付ボルト10をチェックしたかを確認することで、たとえば、どのマーカーペン2aをどの検査員が使用しているのかが予め分かっていれば、検査員毎の検査の進捗状況や検査の漏れの有無などをチェックすることができる。また、ユーザは、インクが消耗して無くなったとき、これを廃棄する又は交換するなどの作業管理を精密に実施することができる。つまり、使用済みのマーカーペン2のICタグ21による個体管理が可能になることで、廃棄や交換の所定場所以外で見つかった、たとえば、検査場所に置き忘れた廃棄マーカーペン2の身元(どの検査員が使用していたマーカーペン2であるか)も確認することができる。
(第3の実施の形態について)
本発明の第3の実施の形態に係る検査支援システム1bについて、図7〜図10を参照しながら説明する。
検査支援システム1bは、図7に示すように、マーカーペン2bは、チェックマークの線Lの画像を撮像するカメラ25を有し、上位情報処理装置3bは、図8に示すように、カメラ25の情報に基づき、時間の経過に伴うICタグ付ボルト10の緩みの有無を判定する過去の画像情報記録部35、緩み判定部36、および現在の画像情報記録部37を有する。カメラ25は、マーカーペン2bの胴体に取り付けられたカメラ支持部26によって線Lを撮像し易い位置に支持されている。カメラ25の位置からは、マーカーペン2bがICタグ付ボルト10の頭部11から基材Bにかけて線Lを引くときに、線Lの画像が撮像できる。マーカーペン2bにおける各部間の内部配線には、ツイストペアーケーブル(図示省略)などが用いられる。
現在の画像情報記録部37には、ICタグ付ボルト10の識別情報に対応し、ICタグ付ボルト10と基材Bとに引かれたチェックマークとしての線Lの現在の画像情報が記録される。過去の画像情報記録部35には、前回の検査実施時に、現在の画像情報記録部37に記録された画像情報が、現在の画像情報記録部37から転送されて保管されている。緩み判定部36は、過去の画像情報記録部35に記録されているICタグ付ボルト10の識別情報に対応付けられた過去の線Lの画像情報と、現在の画像情報記録部37に記録されているICタグ付ボルト10の識別情報に対応付けられた現在の線Lの画像情報とを比較してICタグ付ボルト10の緩みを判定し、緩みが有ると判定されたICタグ付ボルト10の識別情報をその画像情報と共に出力する。
緩み判定部36がICタグ付ボルト10の緩みの有無を判定する原理について、図9を参照しながら説明する。図9の左図は、過去の画像情報記録部35に記録されている画像情報であり、緩みの無い状態のICタグ付ボルト10とチェックマークの線Lを示している。これに対し、図9の右図は、現在の画像情報記録部37に記録されている画像情報であり、緩みが生じた状態のICタグ付ボルト10のチェックマークの線L1,L2を示している。図9の右図では、ICタグ付ボルト10の頭部11に引かれた線L1と、基材Bに引かれた線L2とがずれている。緩み判定部36は、図9の左図の画像と右図の画像とを重ね合わせて比較することにより、線L1のずれを検出することができる。
以上説明した緩み判定部36の動作を図10のフローチャートを参照しながら説明する。図10のフローチャートにおけるSTARTの条件は、過去の画像情報記録部35および現在の画像情報記録部37に1以上の画像情報が記録されているという条件である。STARTの条件が満たされると、処理は、ステップS10に進む。
ステップS10において、緩み判定部36は、過去の画像情報記録部35から過去の画像情報をその画像情報に対応する識別情報と共に読み出す。ステップS10において、過去の画像情報記録部35から過去の画像情報およびその識別情報が読み出されると、処理は、ステップS11に進む。
ステップS11において、緩み判定部36は、ステップS10で読み出した画像情報の識別情報に基づいて現在の画像情報記録部37の画像情報を検索する。ステップS11において、現在の画像情報記録部37の画像情報の検索が行われると、処理は、ステップS12に進む。
ステップS12において、緩み判定部36は、ステップS11の検索処理によって、画像情報が検索できた場合、処理は、ステップS13に進む。一方、ステップS12において、ステップS11の検索処理によって、画像情報が検索できない場合、処理は、ステップS10に戻る。
ステップS13において、緩み判定部36は、過去の画像情報(図9左図参照)と、現在の画像情報(図9右図参照)とを重ね合わせて比較する。ステップS13において、過去の画像情報と、現在の画像情報とを比較すると、処理は、ステップS14に進む。
ステップS14において、緩み判定部36は、ステップS13の画像情報の比較により、チェックマークのずれが無いと判定されると、処理は、ステップS15に進む。一方、ステップS13の画像情報の比較により、チェックマークのずれが有ると判定されると、処理は、ステップS16に進む。
ステップS15において、緩み判定部36は、過去の画像情報記録部35に、他の過去の画像情報は無いか否かを判定する。ステップS15において、過去の画像情報記録部35に、他の過去の画像情報は無いと判定されると、処理を終了する(END)。一方、ステップS15において、過去の画像情報記録部35に、他の過去の画像情報が有ると判定されると、処理は、ステップS10に戻る。
ステップS16において、緩み判定部36は、緩みのあるICタグ付ボルト10の識別情報と画像情報とを出力する。ステップS16において、緩みのあるICタグ付ボルト10の識別情報と画像情報とが出力されると、処理は、ステップS15に進む。
(効果について)
以上説明したように、緩み判定部36によれば、過去と現在のチェックマーカの画像情報を比較することで、ICタグ付ボルト10の緩みを判定することができる。緩み判定部36は、ICタグ付ボルト10の緩みが有ると判定した場合、そのICタグ付ボルト10の識別情報と共に、画像情報も出力するので、ユーザは、画像情報を参照し、緩みの度合を知ることができる。この際、マーカーペン2bによれば、チェックマークを引いたICタグ付ボルト10の識別情報を誤りなく読み取ることができるので、高い精度でICタグ付ボルト10の緩みの有無の判定を行うことができる。
なお、マーカーペン2bにおいてもマーカーペン2aと同様に、ICタグ21およびその第2の検出部22を配設してもよい。
(第4の実施の形態について)
本発明の第4の実施の形態に係る上位情報処理装置3cを図11および図12を参照しながら説明する。上位情報処理装置3cの内部構成を図11に示す。なお、本実施の形態では、図5に示すように、ICタグ21およびその第2の検出部22を有するマーカーペン2aを用いる。
上位情報処理装置3cは、図11に示すように、マーカーペン2aの第2の検出部22が読み取った識別情報に基づいてマーカーペン2aの使用状況を管理するマーカーペン管理部38を有する。マーカーペン管理部38には、マーカーペン管理情報39が格納される。
マーカーペン管理情報39のデータ構成は、図12に示すように、マーカーペンの識別情報39a、所持者名39b、初回検査日39c、検査回数39d、検査場所39eにより構成される。
マーカーペンの識別情報39aは、マーカーペン2aの第2の検出部22がマーカーペン2aに埋め込まれたICタグ21から読み取った情報であり、マーカーペン2aの外部通信部24aと上位情報処理装置3cとが最初に通信可能になったときに、マーカーペン管理部38に入力されて記録される。
所持者名39bは、マーカーペン2aが支給された検査員の名前の情報であり、そのマーカーペンの識別情報39aに対応するように手入力などによって登録される。
初回検査日39cは、マーカーペン2aから最初にICタグ付ボルト10の識別情報が上位情報処理装置3cに入力された日付の情報である。
検査回数39dは、マーカーペン2aから上位情報処理装置3cに入力されたICタグ付ボルト10の識別情報の数の情報である。
検査場所39eは、マーカーペン2aから上位情報処理装置3cに入力されたICタグ付ボルト10の識別情報に基づき特定された検査場所の情報である。たとえば、どの識別情報のICタグ付ボルト10がどの場所に設置されているかという情報を予め把握しておけば、マーカーペン2aから送られてくるICタグ付ボルト10の識別情報に応じて検査場所を特定することができる。
(効果について)
上位情報処理装置3cによれば、マーカーペン2aの使用状況の管理を行うことができる。たとえば、管理者は、どのマーカーペン2aを誰が使用しているのかを所持者名39bの情報により知ることができる。また、管理者は、マーカーペン2aがどれくらい使用されているかを初回検査日39cおよび検査回数39dの情報から知ることができる。これにより、管理者は、所持者から申告を受ける前に、所持者に対して新しいマーカーペン2aを支給することができる。これによれば、所持者が使い古したマーカーペン2aを使用することで、チェックマークの線Lがかすれてしまうといった不都合を避けることができる。また、所持者がマーカーペン2aを置き忘れた場合、検査場所39eの情報を調べることにより、置き忘れた場所を推定することができる。
(第5の実施の形態について)
本発明の第5の実施の形態に係るマーカーペン2cについて、図13を参照しながら説明する。上述したマーカーペン2,2a,2bでは、ICタグ付ボルト10の頭部11に埋め込まれたICタグ12の識別情報を読み取るための検出部20がペン先Pを取り囲むドーナツ形であり、ドーナツ型の中心をペン先Pが貫通していた。これに対し、マーカーペン2cでは、ペン先Pの周囲の所定の1箇所に検出部20aが設けられている。
(効果について)
検出部20がペン先Pを取り囲むドーナツ形であると、ドーナツ形の中心部に開ける孔の直径がペン先Pのサイズによって様々である。これに対し、マーカーペン2cによれば、ペン先Pのサイズによらず検出部20aを取り付けることができるので、マーカーペン2cの種類選定の自由度を高めることができる。
(第6の実施の形態について)
本発明の第6の実施の形態に係るマーカーペン2dについて、図14を参照しながら説明する。上述したマーカーペン2,2a,2b,2cでは、外部通信部24が内蔵されているのに対し、マーカーペン2dでは、外部通信部24aを外部に設置する。マーカーペン2dでは、ICタグ通信部23aを検出部20,第2の検出部22とツイストペアーケーブル27により接続された、たとえばアンテナ配線としてダイポールアンテナを配線し、ICタグ通信部23aと外部通信部24aとの間は、無線通信により接続する。なお、ICタグ21および第2の検出部22については、省略してもよい。図14のICタグ通信部23aを構成するダイポールアンテナなど線状のアンテナでは、必要に応じてツヅラ折短縮形とするなどマーカーペン2dに収納しやすい工夫を施している。
(効果について)
上述したマーカーペン2,2a,2b,2cのように、外部通信部24が内蔵されている場合、不図示の電源(電池)を内蔵することが必要になる。これに対し、マーカーペン2dは、外部通信部24aを外部に設置することで、電源を内蔵する必要がなくなる。これにより、マーカーペン2dの軽量化およびコストの低減を図ることができると共に、電池交換作業が不要となり、扱いが容易になる。なお、ICタグ通信部23aについては、外部通信部24aとの間で電磁波の送受信を行うためのアンテナ機構のみで実現できるので、電源は不要である。さらに、1台の外部通信部24aが複数のマーカーペン2dに対応可能とすることもできるので、検査支援システム1の構成の簡略化およびコストの低減を図ることができる。
(第7の実施の形態について)
本発明の第7の実施の形態に係るマーカーペン2eについて、図15を参照しながら説明する。マーカーペン2eは、検出部20b,第2の検出部22aおよびICタグ通信部23bを別体に構成されたアダプタ40内に設け、アダプタ40をマーカーペン2eに装着して使用する。上位情報処理装置3との通信は、図14に示す外部通信部24aを利用する。アダプタ40は、マーカーペン2eに嵌めるキャップ状であり、胴体部には、マーカーペン2eに嵌め込み易いように、縦方向(マーカーペン2eの軸方向)のスリット(割り)を設け、マーカーペン2の太さが少しぐらい異なっていても装着自由度を向上するようにしてもよい。アダプタ40における各部間の内部配線には、一般のケーブルが使用される。なお、ここでいう一般のケーブルとは、たとえば同軸ケーブルやツイストペアーケーブルなどがあるなお、ICタグ21およびその第2の連続検出部22aについては、省略してもよい。
(効果について)
マーカーペン2eの本体と別体にアダプタ40を用意するので、マーカーペン2eの本体がインク切れ等で廃棄されてもアダプタ40は、引き続き新たなマーカーペン2eに嵌め込み使用することができる。これにより、マーカーペン2eのコストを低減させることができる。
(第8の実施の形態について)
本発明の第8の実施の形態に係るアダプタ40aについて、図16を参照しながら説明する。アダプタ40aは、検出部20b,22aを別体に構成されたアダプタ40a内に設け、ICタグ通信部23cをさらにアダプタ40aからケーブルで外部へ引き出している、つまり、検出部20b,22aとICタグ通信部23cとの間のケーブルは、ツイストペアーケーブル41によって接続する。アダプタ40aは、マーカーペン2eに装着して使用する。ツイストペアーケーブル41は、マーカーペン2eを首に掛けて使用する際の首掛け紐と兼用することもできる。なお、第2の検出部22aは省略してもよい。
(効果について)
ICタグ通信部23cをアダプタ40aとは長く引き離して設けるので、マーカーペン2eを手に持ったとき、別体に設けるので、ICタグ通信部23cと外部通信部24aおよび上位情報処理装置3などを手元から作業の妨げにならない場所へ、たとえばポケットなどに配置することができる。あるいは、ICタグ通信部23cはと外部通信部24aとの間の無線通信が良好に行われる位置にICタグ通信部23cを配置することが可能になる。なお、その他の効果は、第7の実施の形態のアダプタ40と同じである。
(第9の実施の形態について)
本発明の第9の実施の形態に係る連続検出部28の形成方法について、図17を参照しながら説明する。図17に示すツイストペアーケーブルは、たとえば、図14に示すマーカーペン2dにおけるツイストペアーケーブル27である。なお、以下に説明する形成方法は、ツイストペアーケーブルのほか、同種の平行ケーブルでも適用することができるものであり、ツイストペアーケーブル27を構成する導線27a,27bの長さが同じであることを前提とする。また、一般にケーブルは絶縁被覆線であって、ツイストペアーケーブル27の2本の導線27a,27bも絶縁被覆されているので、図17にて説明するツイストペアの絡み合いで生じる交点P1〜P8及びその他のすべての交点は絶縁を介して交差しているものである。
図17の(A)に示すように、ツイストペアーケーブル27を構成する導線27a,27bの一部で交差する交点P1〜交点P8において、電流ie,ifが互いに同位相となる箇所ができるように変形する。図17の(B)の例では、導線27aおよび導線27bの交点P1および交点P2の区間の導線を、たとえば、周囲の導線より上下方向に伸ばした輪を作る。これにより、交点P1および交点P2の区間では、電流ie,ifが輪を回るループの電流とみなした場合、同じ回転方向、つまり同位相の関係となり、この交点P1および交点P2の区間で構成される輪が連続検出部28A(検出部の一例)として機能する。さらに、図17の(C)に示すように、この輪の交点P1と交点P3が重なるように導線27bの輪を作る。このようにして、ツイストペアーケーブル27を構成する2本の導線27a,27bに流れる電流ie,ifの逆位相関係を崩し、輪を作るループ部の部分で同相関係となるように導線27a,27bを変形させていく。なお、図17の(B)では、導線27aを0.5回巻き、導線27bを0.5回、合計1回巻のループアンテナからなる連続検出部28Aを切断することなく形成している。そして、図17の(C)、(D)に示すように交点P2と交点P3の間の導線部分を、交点P1と交点P2へ交点P2で折り返して重ね合わせることで2回巻きのループアンテナからなる連続検出部28B(検出部の一例)を形成することができる。なお、3回巻きや4回巻きのループアンテナからなる連続検出部を形成するためには、図17の(E)に示すように、交点P1に交点P3を重ねる、交点P2には交点P4が従属的に重なることで図17の(F)で示す3回巻きの連続検出部28C(検出部の一例)を形成することができる。更に交点P5を交点P1へ重ねると4回巻きの連続検出部28D(検出部の一例)を形成することができる。すなわち、図17の(B)に示すループアンテナが1回巻きの連続検出部28Aの構成が基本であり、2回巻きは、1回巻きの交点P3を基軸の交点P1へ重ね、3回巻きは、2回巻きの交点P4を基軸の交点P2へ重ね、4回巻きは、3回巻きの交点P5を基軸の交点P1へ重ねることで連続検出部28B,28C,28Dをそれぞれ実現することができる。これらのことより、N回巻きの連続検出部28を作成するためには、N−1回巻きの交点P(P+1)を交点P1又は交点P2へ重ねることで実現することができる。ただし、Nが偶数のとき重ねる基軸の交点は交点P1で、奇数のときは基軸の交点が交点P2となる。なお、連続検出部28の形状は、例示の楕円のほか円形や四角形など自由度がある。
ツイストペアーケーブル27は、2本の導線27a,22bに流れる電流ie,ifが互いに逆位相の関係を保つことによって、電磁波の漏えいを少なくし、誘導ノイズを除去するなどの効果を生じるものであるが、その一部を図17で説明したように、同位相の輪に変形することにより、変形した部分は波長に比べ十分に小さなループアンテナとして作用する。これにより、ツイストペアーケーブル27の一部を切断などせずに連続的にICタグ検知の連続検出部28を作り出すことができる。
(効果について)
このように、マーカーペン2d内にある各部の内部配線に使用しているツイストペアーケーブル27の一部を変形することにより、連続検出部28を形成することができるので、マーカーペン2dを組み立てる際の部品点数を減らし、製造コストを低減させることができる。なお、検出部20についても同様な方法で形成することができる。ここでは、マーカーペン2dの例で説明したが、内部配線にツイストペアーケーブルを用いていれば、上述の実施例は、他のマーカーペンにも適用できる。
(その他の実施の形態について)
上述した実施の形態は、その要旨を逸脱しない限りにおいて、様々に変更が可能である。たとえば、外部通信部24に代えて、ICタグ12,21から読み取った識別情報を記憶するメモリを有し、ICタグ付ボルト10の緩みの検査が終了した後に、メモリに記憶された識別情報を上位情報処理装置3に転送するようにしてもよい。または、上位情報処理装置3の機能についてもマーカーペン2に内蔵してもよい。
1…検査支援システム、2…マーカーペン、3…上位情報処理装置、10…ボルト、11…頭部、12,21…ICタグ、20…検出部(第1の検出部)、22…第2の検出部、25…カメラ、27…ツイストペアーケーブル、27a,27b…導線、28…連続検出部、30…識別情報登録部(未検査のICタグ付ボルトを判定する手段の一部)、31…記録部(未検査のICタグ付ボルトを判定する手段の一部)、32…未検査ボルト判定部(未検査のICタグ付ボルトを判定する手段)、31a…記録部(記録する手段)、35…過去の画像情報記録部(ボルトの緩みの有無を判定する手段の一部)、36…緩み判定手段(ボルトの緩みの有無を判定する手段)、37…現在の画像情報記録部(ボルトの緩みの有無を判定する手段)、38…マーカーペン管理部(マーカーペンの使用状況を管理する手段)、40,40a…アダプタ(別体)

Claims (8)

  1. ICタグ付ボルトが有するICタグの識別情報を読み取る第1の検出部を有するマーカーペンと、
    前記第1の検出部が読み取った識別情報を収集する上位情報処理装置と、
    を有し、
    前記上位情報処理装置は、予め登録された前記ICタグ付ボルトの識別情報と、前記第1の検出部が読み取った識別情報とを照合し、未検査のICタグ付ボルトを判定する手段を有する、
    ことを特徴とする検査支援システム。
  2. 請求項1記載の検査支援システムにおいて、
    前記マーカーペンに埋め込まれたICタグの識別情報を読み取る第2の検出部を前記マーカーペンに有し、
    前記上位情報処理装置は、前記第1の検出部および前記第2の検出部が読み取った識別情報を収集し、どのマーカーペンがどのICタグ付ボルトをチェックしたかを記録する手段を有する、
    ことを特徴とする検査支援システム。
  3. 請求項1または2記載の検査支援システムにおいて、
    前記マーカーペンは、前記ボルトが締結されている基材と前記基材から露出している前記ボルトの露出部分とにかけて引かれたチェックマークの画像を撮像するカメラを有し、
    前記上位情報処理装置は、前記カメラの画像情報に基づき、時間の経過に伴う前記ICタグ付ボルトの緩みの有無を判定する手段を有する、
    ことを特徴とする検査支援システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の検査支援システムにおいて、
    前記第2の検出部の情報に基づいて前記マーカーペンの使用状況を管理する手段を有する、
    ことを特徴とする検査支援システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の検査支援システムにおいて、
    前記第1の検出部は、前記マーカーペンとは別体に設けられ、前記マーカーペンに装着される、
    ことを特徴とする検査支援システム。
  6. 請求項5記載の検査支援システムは、
    前記別体は、前記第1の検出部と共に前記第2の検出部についても有する、
    ことを特徴とする検査支援システム。
  7. ボルトが有するICタグの識別情報を読み取る第1の検出部と、
    自己に埋め込まれたICタグの識別情報を読み取る第2の検出部と、
    前記ボルトが締結されている基材と前記基材から露出している前記ボルトの露出部分とにかけて引かれたチェックマークの画像を撮像するカメラと、
    を有する、
    ことを特徴とするマーカーペン。
  8. 請求項7記載のマーカーペンにおいて、
    前記第1の検出部および/または前記第2の検出部は、配線に用いられているツイストペアーケーブルを構成する2本の導線に流れる電流が互いに逆位相関係が成立しているが、連続してつながる検出部のコイルではICタグと電磁結合させるため同相関係となるように逆相が崩れるようにケーブルの2本の導線の巻き方を変形させる、
    ことを特徴とするマーカーペン。
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