JP2018020694A - 固定治具 - Google Patents
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Abstract
Description
固定治具は、フレーム(50)、第1棒状部材(41)、第2棒状部材(42)、第3棒状部材(43)、第4棒状部材(44)、第5棒状部材(45)および第6棒状部材(46)を備える。
第1棒状部材は、車両の後側で、車両の前方に対し左右に設けられ、上下方向に延びており、車両の後側の荷物(3)を支持可能である。
第3棒状部材は、フレームおよび第2棒状部材に接続され、車両の前後方向に延びており、第2棒状部材の軸(P2)を中心に回転可能で、車両の前側の荷物を支持可能である。
第4棒状部材は、第1棒状部材および第2棒状部材に接続され、車両の前後方向に延びており、車両の後側の荷物を支持可能で、第3棒状部材が回転したとき第3棒状部材と係合する
第6棒状部材は、車両に後側における第4棒状部材の端部(443)に接続され、車両の前方に対し左右方向に延びており、車両の後側の荷物を支持可能である。
また、フレームまたは第3棒状部材が回転可能に形成されている。荷物を積載しないとき、第3棒状部材が回転し第4棒状部材に係合した状態にする。また、フレームが回転し、フレーム部材が車両の床側に接した状態にしておくことで、固定治具が折りたたまれ、固定治具が車両の内部を占有するスペースが小さくなる。
車両1の前進方向を「前」とし、車両1の後退方向を「後」とする。また、前進方向か
ら見て上側を「上」とし、前進方向から見て下側を「下」とし、上下方向と車両の高さ方
向である車高方向は同一である。さらに、前進方向から見て右側を「右」とし、前進方向
から見て左側を「左」とし、左右方向は、車幅方向と同一である。
荷物2、3は、台車6に搭載されており、重量物で、5kgwから1000kgwの重量である。荷物2、3の大きさは、車両1の内部に収まる寸法である。荷物2、3は、複数の物が台車6に載せられて上記の重量物とみなしてもよい。
荷物2が車両1の内部に先に積載され、荷物2が積載された後、荷物3が車両1の内部に積載される。
バックドア4は、車両1の後側に設けられ、車両1のトランクを開閉可能に形成されている。
また、車両傾斜板5は、車両1の後側の車両後端部7から路面Gへ掛け渡され、前後方向に対し傾斜して形成されている。車両傾斜板5を経由して、荷物2、3を作業者が積載する。
また、車両1は、前床面8および後床面9が内部に形成されている。
後床面9は、前床面8から車両後端部7に向かって傾斜しており、車両傾斜板5が傾斜する角度以下となるように傾斜して形成されている。図中において、特徴を明確にするために、段差および後床面9は傾斜を誇張して記載している。また、後床面9は、前床面8と同様に前後方向に沿って形成されていてもよい。
第1板状部材11は、板状で、前床面8に設置され、前後方向に沿って延びている。荷物2が第1板状部材11に積載されたとき、第1板状部材11は、荷物2を支持する。
第1傾斜板12および第1板状部材11は、左右に設けられる2つの蝶番121で接続されている。
また、第1傾斜板12は、蝶番121によって左右方向の軸である回転軸Oを中心として回転可能に形成されており、第1傾斜板12の第1傾斜板前端部122の左右方向の軸を中心として回転可能である。
孔123は、第1板状部材11とは反対側である第1傾斜板後端部124に形成されており、円が左右方向に移動したときの軌跡によって区画形成される長円形形状の断面を有する。
図5に示すように、第1傾斜板12が回転し、第1傾斜板後端部124が上側に位置したとき、第2板状部材13は、上面131が露出し、荷物3が上面131に積載されたとき、荷物3を支持する。
また、第1傾斜板12および第2傾斜板14は、車両傾斜板5が路面Gに対して傾斜する角度以下との傾斜角なるように形成されている。図中において、特徴を明確にするため、第1傾斜板12および第2傾斜板14の傾斜角は誇張して記載している。
また、係止部材15は、第1傾斜板12が回転し、荷物3が上面131に積載されたとき、荷物3を係止する。
図中において、係止部材15の大きさは誇張して記載しており、荷物2、3を積載するときにおいて、係止部材15は、荷物2、3が通過するときの抵抗となるものではない。
また、支持部材16は、荷物2が第1傾斜板12を通過するとき、第1傾斜板12を支持する。
また、支持板17は、第2板状部材13または第2傾斜板14を荷物2、3が通過するとき、第2板状部材13または第2傾斜板14を支持する。
図3および図7に示すように、固定治具40は、車両1に取り外し可能で、フレーム50、第1棒状部材41、第2棒状部材42、第3棒状部材43、第4棒状部材44、第5棒状部材45および第6棒状部材46を備える。
また、固定治具40は、フレーム50および第1−第6棒状部材41−46が組立てられて構成されている。
また、フレーム50は、第1板状部材11に積載された荷物2の前側に設けられる。
また、フレーム部材51は、弾性部材56に表面が覆われている。弾性部材56は、例えば、ゴムが用いられる。図中において、弾性部材56は、誇張して記載している。
フレーム部材52は、左側に設けられ、フレーム部材53は、右側に設けられる。
また、フレーム部材54は、左右方向に延びて、フレーム部材54の軸P1を中心に回転可能に形成されている。フレーム部材54の回転によって、フレーム50自体が回転し、上側のフレーム部材51が前床面8または第1板状部材11に接触可能になるように、フレーム50は形成されている。
また、第1棒状部材41は、第2板状部材13に積載された荷物3の後左右側に設けられており、荷物3を支持可能である。
さらに、第1棒状部材41は、左右方向に延びる支持棒48が下側で接続されている。
支持棒48は、後床面9または支持板17に固定されており、支持棒48によって、第1棒状部材41、後床面9または支持板17の固定する力を高める。
また、第2棒状部材42は、第1板状部材11に積載された荷物2の左右側に設けられており、荷物2を支持可能である。
また、第3棒状部材43は、第1板状部材11に積載された荷物2の左右側に設けられており、荷物2を支持可能である。
さらに、第3棒状部材43は、第2棒状部材42の軸P2を中心に回転可能に形成されている。第3棒状部材43は、回転したとき、第1棒状部材41または第4棒状部材44に係合する。
また、第4棒状部材44は、第2板状部材13に積載された荷物3の左右側に設けられ、荷物3を支持可能である。
さらに、第4棒状部材44は、延長部441を有する。
また、第5棒状部材45は、第1板状部材11に積載された荷物2の後側に設けられており、荷物2を支持可能である。
さらに、第5棒状部材45は、弾性部材56と同様の弾性部材47に表面が覆われている。
また、第6棒状部材46は、第2板状部材13に積載された荷物3の後側に設けられ、荷物3を支持可能である。
また、第1緩衝部材71は、回転した第1傾斜板12または第5棒状部材45と荷物2、3とに作用する衝撃力等の力を緩和可能に形成されており、凹部711を有する。
凹部711は、上下方向に凹んでおり、回転した第1傾斜板12または第5棒状部材45に係合可能である。一実施形態では、凹部711は、第1傾斜板12および第5棒状部材45に係合されている。
面取り部76は、上方から下方に向かって、第1緩衝部材71の厚みまたは幅が小さくなるように傾斜して形成されている。
第2緩衝部材72は、左右の第3棒状部材43と荷物2との間に挟まれており、第2緩衝部材73は、左右の第4棒状部材44と荷物3との間に挟まれている。
さらに、第2緩衝部材72、73は、第3棒状部材43または第4棒状部材44と荷物2、3とに作用する衝撃力等の力を緩和可能に形成されている。
面取り部77は、上方から下方に向かって、第2緩衝部材72、73の厚みまたは幅が小さくなるように傾斜して形成されている。
空隙78、79は、開気孔または閉気孔を含み、円形形状または楕円形形状の断面を有する。
また、第1緩衝部材71および第2緩衝部材72、73は、例えば、天然パルプまたは海綿質繊維で成形される天然スポンジまたはポリウレタン等の合成樹脂で成形される合成スポンジが用いられる。本実施形態では、第1緩衝部材71および第2緩衝部材72、73は、スポンジの端材を粉砕し、接着剤を混在して型に入れ蒸気で押し固めて圧縮成形して再生加工された再生ウレタンが用いられている。
[4]固定治具40のフレーム50、第1−第6棒状部材41−46によって、支持箇所が多数でき、荷物2、3が固縛されやすくなる。このため、固定作業の工数が短縮され、固定作業の負担が軽減される。
(i)図12の示すように、荷物2、3は2つに限らず、1つの荷物3のみを積載してもよい。1つの荷物3を積載する場合、第1傾斜板12、フレーム50および第3棒状部材43は回転した状態にしておく。第1傾斜板12は、第5棒状部材45に接触しており、フレーム50は、第1板状部材11に接触しており、第3棒状部材43が延長部441に係合している。このような構成においても、一実施形態と同様の効果を奏し、固定治具40が車両1内部のスペースを占有することなく、車両1内部の居住スペースを大きくできる。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
2、3 ・・・荷物、
40 ・・・固定治具、
41 ・・・第1棒状部材、
42 ・・・第2棒状部材、
43 ・・・第3棒状部材、
44 ・・・第4棒状部材、
442 ・・・端部(第4棒状部材前端部)、
443 ・・・端部(第4棒状部材後端部)、
45 ・・・第5棒状部材、
46 ・・・第6棒状部材、
50 ・・・フレーム、
51、52、53、54 ・・・フレーム部材。
Claims (5)
- 荷物(2、3)を積載する車両(1)の内部に用いられる固定治具(40)であって、
前記車両の前側に設けられ、複数のフレーム部材(51、52、53、54)を有し、前記車両の前方に対し下側のフレーム部材(54)の軸(P1)を中心に回転可能で、前記車両の前側の荷物(2)を支持可能なフレーム(50)と、
前記車両の後側で、前記車両の前方に対し左右に設けられ、上下方向に延びており、前記車両の後側の荷物(3)を支持可能な第1棒状部材(41)と、
前記フレームおよび前記第1棒状部材の間で、前記車両の前方に対し左右に設けられ、上下方向に延びており、前記車両の前側の荷物を支持可能な第2棒状部材(42)と、
前記フレームおよび前記第2棒状部材に接続され、前記車両の前後方向に延びており、前記第2棒状部材の軸(P2)を中心に回転可能で、前記車両の前側の荷物を支持可能な第3棒状部材(43)と、
前記第1棒状部材および前記第2棒状部材に接続され、前記車両の前後方向に延びており、前記車両の後側の荷物を支持可能で、前記第3棒状部材が回転したとき第3棒状部材と係合する第4棒状部材(44)と、
前記車両の前側における前記第4棒状部材の端部(442)に接続され、前記車両の前方に対し左右方向に延びており、前記荷物を支持可能な第5棒状部材(45)と、
前記車両に後側における前記第4棒状部材の端部(443)に接続され、前記車両の前方に対し左右方向に延びており、前記車両の後側の荷物を支持可能な第6棒状部材(46)と、
を備える固定治具。 - 前記フレームは、前記車両の前方に対し上側のフレーム部材(51)に弾性部材(56)を有する請求項1に記載の固定治具。
- 前記第4棒状部材は、前記車両の前方に対し上下方向に延びる延長部(441)を有し、
前記第3棒状部材は、回転したとき前記延長部に係合する請求項1または2に記載の固定治具。 - 前記第5棒状部材は、弾性部材(47)を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の固定治具。
- 前記フレーム部材、前記第1棒状部材、前記第2棒状部材、前記第3棒状部材、前記第4棒状部材、前記第5棒状部材または前記第6棒状部材は、着脱可能に形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の固定治具。
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