JP2018020667A - 車両用サイドミラー - Google Patents

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喜代蔵 川野
Kiyozo Kawano
喜代蔵 川野
慎治 中川
Shinji Nakagawa
慎治 中川
宏亨 大田垣
Hiroyuki Otagaki
宏亨 大田垣
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Abstract

【課題】複数のユニットをバイザーに締結する際の作業性を良好にする。【解決手段】車両用サイドミラーは、バイザー5を格納する格納ユニット7と、ミラー3の角度を調整する角度調整ユニット6とを備えている。角度調整ユニット6及び格納ユニット7はバイザー5に対して前側から締結固定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車の側部に設けられる車両用サイドミラーに関し、特に、格納ユニットやミラーの角度調整ユニットを備える構造の技術分野に属する。
一般に、自動車の側部に設けられる車両用サイドミラーは、後方視認用のミラーを有するバイザーを備えている。このバイザーは車体のフロントドア等にステーを介して取り付けられている。バイザーには、ミラーの角度を調整するための角度調整ユニットと、バイザーを格納状態と使用状態に切り替えるための格納ユニットとが設けられており、角度調整ユニット及び格納ユニットはバイザーに対して締結固定されている(例えば特許文献1、2参照)。
特許文献1、2では、バイザーの車両後側にミラーが配置されることになるので角度調整ユニットはバイザーの車両後側に配置されて車両後側から締結され、一方、格納ユニットはバイザーの車両前側に配置されて車両前側から締結されるようになっている。
特開2013−119276号公報 特開2015−182475号公報
ところで、近年、車両の空気抵抗を減らして燃費を削減したいという要求が強まっている。車両用サイドミラーは車両の外面から突出するように配置されることになるので、車両用サイドミラーを設けていることに起因する空気抵抗は大きく、このため、車両用サイドミラーの空気抵抗をできるだけ減らすことが課題となっている。
この課題に対して車両用サイドミラーを小型化することが考えられる。ところが、上記特許文献1、2のようにバイザーには角度調整ユニット及び格納ユニットの複数のユニットを締結しなければならないので、車両用サイドミラーを小型化すると、製造時に角度調整ユニット及び格納ユニットを締結する際の作業性が悪化する。
しかも、特許文献1、2では、角度調整ユニットがバイザーの車両後側に配置される一方、格納ユニットがバイザーの車両前側に配置されているので、角度調整ユニットの締結作業と格納ユニットの締結作業とは反対側から行う必要がある。実際には、製造現場において格納ユニットの締結作業後にバイザーを180°回転させてから角度調整ユニットの締結作業を行わざる得えず、作業性が良好であるとは言えなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数のユニットをバイザーに締結する際の作業性を良好にすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、複数のユニットをバイザーに対して一方向から締結することができるようにした。
第1の発明は、車両の側部に取り付けられるミラーベースと、上記ミラーベースに支持されるバイザーと、上記バイザーを格納状態と使用状態とに切り替えるための格納ユニットと、上記バイザーの車両後側に取り付けられるミラーと、上記ミラーの角度を調整する角度調整ユニットとを備えた車両用サイドミラーにおいて、上記格納ユニット及び上記角度調整ユニットは、上記バイザーに対して車両前後方向一方側から締結固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、格納ユニット及び角度調整ユニットをバイザーに締結する際に、バイザーに対して車両前後方向一方側から締結すればよいので、締結作業の際に従来のようにバイザーを180°回転させる必要はなく、作業性が良好になる。このように、締結時の作業性が良好なので、例えばバイザーが小型化した場合であっても作業性の悪化は最小限で済む。
第2の発明は、第1の発明において、ターンランプユニットを備え、上記ターンランプユニットは、上記バイザーに対して上記格納ユニット及び上記角度調整ユニットと同方向から締結固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、ターンランプユニットも格納ユニット及び角度調整ユニットと同方向からバイザーに対して締結すればよいので作業性が良好になる。
第3の発明は、第1または2の発明において、上記格納ユニット及び上記角度調整ユニットは、上記バイザーに対して車両前側から締結固定され、上記バイザーには、上記角度調整ユニットを該バイザーの車両後側に露出させるための開口部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、格納ユニット及び角度調整ユニットをバイザーに対して車両前側から締結固定する際に、角度調整ユニットがバイザーの開口部から該バイザーの車両後側に露出するので、角度調整ユニットとミラーとを容易に連結することが可能になる。
第4の発明は、第3の発明において、上記バイザーの車両前側には、上記格納ユニット及び上記角度調整ユニットを覆うカバー部材が取り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、カバー部材が格納ユニット及び角度調整ユニットの締結方向と同方向からバイザーに取り付けられる。
第5の発明は、第2の発明において、上記ターンランプユニットは、上記バイザーの車幅方向外側から内側へ向けて延びる形状とされ、上記ターンランプユニットの車幅方向内側は、上記角度調整ユニットの車両前側に配置されることを特徴とする。
この構成によれば、ターンランプユニットが車幅方向に延びる形状とされる場合に、そのターンランプユニットの車幅方向内側が角度調整ユニットの車両前側に配置されるので、車両前後方向から見たときに、ターンランプユニットと角度調整ユニットとが互いに重複する位置関係となる。これにより、バイザーの大型化を招くことなく、ターンランプユニットと角度調整ユニットを配置して同一方向から締結することが可能になる。
第1の発明によれば、格納ユニット及び角度調整ユニットをバイザーに対して車両前後方向一方側から締結固定するようにしたので、作業性を良好にすることができる。
第2の発明によれば、ターンランプユニットもバイザーに対して車両前後方向一方側から締結固定するようにしたので、バイザーに締結固定されるユニットの数が増えた場合でも作業性を良好にすることができる。
第3の発明によれば、格納ユニット及び角度調整ユニットをバイザーに対して車両前側から締結固定し、角度調整ユニットをバイザーの開口部から該バイザーの車両後側に露出させることができる。これにより、角度調整ユニットとミラーとを容易に連結することができ、作業性をより一層良好にすることができる。
第4の発明によれば、格納ユニット及び角度調整ユニットを覆うカバー部材をバイザーの車両前側に取り付けるようにしたので、カバー部材を格納ユニット及び角度調整ユニットの締結方向と同方向からバイザーに取り付けることができ、作業性をより一層良好にすることができる。
第5の発明によれば、ターンランプユニットの車幅方向内側を角度調整ユニットの車両前側に配置したので、ターンランプユニットと角度調整ユニットをコンパクトに配置することができる。
実施形態に係る車両用サイドミラーを車両前側から見た図である。 車両用サイドミラーの分解斜視図である。 角度調整ユニット、格納ユニット及びターンランプユニットを固定する前のバイザーを車両前側から見た図である。 角度調整ユニットを締結固定したバイザーを車両前側から見た図である。 角度調整ユニット及び格納ユニットを締結固定したバイザーを車両前側から見た図である。 角度調整ユニット、格納ユニット及びターンランプユニットを締結固定したバイザーを車両前側から見た図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用サイドミラー1を示すものである。この車両用サイドミラー1は、図示しないが、例えば自動車の側部に配設されるドアの前端部に取り付けられて主に後方確認用として使用される、いわゆるドアミラーである。この実施形態では、車両の右側に設けられる車両用サイドミラー1について説明するが、図示しない左側に設けられる車両用サイドミラーは、右側のものと左右対称構造であることから説明を省略する。
車両用サイドミラー1は、車両に取り付けられるミラーベース2(図1に示す)と、図2に示す後方視認用のミラー3と、ミラー3を保持するミラーホルダー4と、ミラーホルダー4が取り付けられるバイザー5と、角度調整ユニット6と、格納ユニット7と、ターンランプユニット8と、アンダーカバー部材9と、アッパーカバー部材10とを備えている。この実施形態の車両用サイドミラー1は、格納ユニット7の動作により、図1に示す使用状態と、図示しない格納状態とに切り替えられるようになっている。使用状態では、ミラー3が略左右方向に延びる姿勢となり、格納状態では、ミラー3が略前後方向に延びる姿勢となる。
尚、この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車幅方向左側を単に「左」といい、車幅方向右側を単に「右」というものとする。
(ミラーベースの構成)
図1に示すミラーベース2はバイザー5を支持するためのものである。ミラーベース2の左端部は、上記ドアに固定される固定部2aとされている。ミラーベース2は、固定部2aから上方へ向けて突出している。ミラーベース2の突出方向は、その上端に近づくほど車幅方向外側(右側)に位置する方向となっている。そして、ミラーベース2の上端部に上記バイザー5が格納ユニット7を介して取り付けられている。ミラーベース2は、ミラーベースカバー部材2bを有している。
(ミラーホルダーの構成)
図2に示すミラーホルダー4は、樹脂製の板材で構成されており、略上下方向に延びる姿勢とされて角度調整ユニット6を介してバイザー5に取り付けられる。ミラーホルダー4の後面にミラー3の裏面が貼り付けられている。ミラーホルダー4の前面の略中心部には、ピボット受け部4aが後側に開放する凹状に形成されている。ピボット受け部4aは、角度調整ユニット6に設けられているピボット(図示せず)が嵌合する部分である。また、ミラーホルダー4の前面におけるピボット受け部4aよりも右側(車幅方向外側)には、右側連結部4bが後側に開放する凹状に形成されている。さらに、ミラーホルダー4の前面におけるピボット受け部4aよりも下側には、下側連結部4cが後側に開放する凹状に形成されている。右側連結部4b及び下側連結部4cは、角度調整ユニット6に設けられている右側駆動軸及び下側駆動軸(共に図示せず)の先端部が嵌合する部分である。
(角度調整ユニットの構成)
角度調整ユニット6は、ミラー3を左右方向に傾動させるとともに上下方向にも傾動させることができるように構成された周知のものである。すなわち、角度調整ユニット6は、ミラー3を左右方向に傾動させるためのモーター及び減速機構(図示せず)と、ミラー3を上下方向に傾動させるためのモーター及び減速機構(図示せず)とを備えており、これらモーター及び減速機構はケーシング6aの内部に収容されている。ケーシング6aの後壁部には、略中心部に図示しないピボットが後側へ突出するように設けられている。このピボットがミラーホルダー4のピボット受け部4aに差し込まれた状態で嵌合する。ピボットの外面は、ピボット受け部4aの内面に対して摺動可能となっており、ミラーホルダー4はピボット近傍を傾動中心として左右方向及び上下方向に傾動自在となる。
さらに、角度調整ユニット6は、図示しない右側駆動軸及び下側駆動軸も備えている。右側駆動軸は、ピボットよりも右側に配設され、ミラー3を左右方向に傾動させるためのモーター及び減速機構によって前後方向に進退駆動される。下側駆動軸は、ピボットよりも下側に配置され、ミラー3を上下方向に傾動させるためのモーター及び減速機構によって前後方向に進退駆動される。右側駆動軸の先端部(後端部)及び上側駆動軸の先端部(後端部)はケーシング6aの後壁部から後方へそれぞれ突出している。右側駆動軸の先端部は球に近い形状とされており、ミラーホルダー4の右側連結部4bに差し込まれた状態で嵌合する。右側駆動軸の先端部の外面は、右側連結部4bの内面に対して摺動可能となっている。また、上側駆動軸の先端部も球に近い形状とされており、ミラーホルダー4の上側連結部4cに差し込まれた状態で嵌合する。上側駆動軸の先端部の外面は、上側連結部4cの内面に対して摺動可能となっている。右側駆動軸を進退させることでミラー3がピボット近傍を中心として左右方向に傾動する。一方、下側駆動軸を進退させることでミラー3がピボット近傍を中心として上下方向に傾動する。
ケーシング6aの上部において右側には、上部右側被固定部6bが該ケーシング6aから右斜め上方へ突出するように設けられている。また、ケーシング6aの上部において左側には、上部左側被固定部6cが該ケーシング6aから左斜め上方へ突出するように設けられている。さらに、ケーシング6aの下部において左側には、下部被固定部6dが該ケーシング6aから左斜め下方へ突出するように設けられている。
上部右側被固定部6b、上部左側被固定部6c及び下部被固定部6dは、それぞれバイザー5に締結固定される部分である。上部右側被固定部6b、上部左側被固定部6c及び下部被固定部6dがそれぞれバイザー5に締結固定されることで、ミラーホルダー4がバイザー5に取り付けられた状態になる。上部右側被固定部6b、上部左側被固定部6c及び下部被固定部6dには、締結部材としての第1ビス100が挿通する挿通孔(図示せず)が形成されている。各挿通孔は、上部右側被固定部6b、上部左側被固定部6c及び下部被固定部6dを前後方向に貫通している。従って、第1ビス100は、上部右側被固定部6b、上部左側被固定部6c及び下部被固定部6dの挿通孔に対して前後方向に挿通可能となっている。
(格納ユニットの構成)
格納ユニット7は、バイザー5をミラーベース2に対して回動可能に連結し、該バイザー5を略上下方向に延びる軸周りに回動させることによって使用状態と格納状態とに切り替えることができるように構成されている。
すなわち、格納ユニット7は、モーター及び減速機構(共に図示せず)と、これらを収容するケーシング7aと、略上下方向に延びる支軸7bとを備えている。格納ユニット7のケーシング7aの右側の上部には、上部被固定部7cが該ケーシング7aから右側へ突出するように設けられている。また、格納ユニット7のケーシング7aの右側の下部には、下部被固定部7dが該ケーシング7aから右側へ突出するように設けられている。上部被固定部7c及び下部被固定部7dは、それぞれバイザー5に締結固定される部分である。
上部被固定部7c及び下部被固定部7dには、締結部材としての第2ビス101が挿通する挿通孔(図示せず)が形成されている。各挿通孔は、上部被固定部7c及び下部被固定部7dを前後方向に貫通している。従って、第2ビス101は、上部被固定部7c及び下部被固定部7dの挿通孔に対して前後方向に挿通可能となっている。
格納ユニット7のケーシング7aの底部には、第3ビス102が螺合する螺合孔(図示せず)が底面に開口するように形成されている。第3ビス102は、下方から螺合孔に螺合し、ケーシング7aの底部をバイザー5に締結固定するためのものである。
格納ユニット7の支軸7bの上端部及び下端部を除く中間部分は、ケーシング7aの左側に収容されている。支軸7bの下端部は、ケーシング7aの底部の左側から下方へ突出している。この支軸7bの下端部は、図1に示すミラーベース2の上端部に締結固定される。
格納ユニット7のケーシング7aに収容されている歯車からなる減速機構は、支軸7bの外面に設けられた歯に噛み合っており、モーターを回転させることで、減速機構を介して支軸7bが軸心周りに回動することになる。支軸7bがミラーベース2に締結固定されているので支軸7bは車体に固定されていることになり、このため、モーターの回転によってケーシング7aが支軸7bの軸芯周りに相対的に回動することになる。ケーシング7aはバイザー5に締結固定されているので、ケーシング7aの回動によってバイザー5が支軸7bの軸芯周りに回動する。モーターの回転方向を切り替えることによってバイザー5を使用状態と格納状態とに切り替えることが可能になる。尚、この格納ユニット7の動作は従来から周知である。
(ターンランプユニットの構成)
ターンランプユニット8は、車両のウインカーレバーの操作やハザードランプスイッチ(図示せず)の操作によって点滅するLED等の発光体(図示せず)と、発光体を収容する収容部材8aと、発光体の光を透過させる透光性を有する透光部材8bとを備えている。また、このターンランプユニット8は、バイザー5の車幅方向外側(右側)から内側(左側)へ向けて延びる形状とされている。ターンランプユニット8の右側は車両用サイドミラー1の右側面まで周り込むように形成されている。ターンランプユニット8の左側は車両用サイドミラー1の前面における左右方向中央部近傍に達するように形成され、角度調整ユニット6の車両前側に配置される。従って、図6に示すように、角度調整ユニット6及びターンランプユニット8が締結固定されたバイザー5を前側から見たとき、ターンランプユニット8の左側と角度調整ユニット6とが重複するように配置される。
収容部材8aは、ターンランプユニット8の後側を構成する部材であり、全体として左右方向に長い形状となっている。透光部材8bは、ターンランプユニット8の前側を構成する部材であり、収容部材8aと同様に全体として左右方向に長い形状となっている。収容部材8aの右側の上部には、上部被固定部8cが該収容部材8aから上側へ突出するように設けられている。また、収容部材8aの左側の下部には、下部被固定部8dが該収容部材8aから下側へ突出するように設けられている。上部被固定部8c及び下部被固定部8dは、それぞれバイザー5に締結固定される部分である。
上部被固定部8c及び下部被固定部8dには、締結部材としての第4ビス103が挿通する挿通孔(図示せず)が形成されている。各挿通孔は、上部被固定部8c及び下部被固定部8dを前後方向に貫通している。従って、第4ビス103は、上部被固定部8c及び下部被固定部8dの挿通孔に対して前後方向に挿通可能となっている。
(バイザーの構成)
バイザー5は、樹脂材からなるものである。バイザー5の後側には、ミラーホルダー4及びミラー3を収容可能となるように、前側へ窪んで後側に開放する凹部5aが形成されている。バイザー5における凹部5aの周囲には、前側へ向けて延びる周壁部5aが形成されている。バイザー5の下部の左側には、前側へ突出して左右方向に延びる下板部5cが形成されている。この下板部5cの上面に格納ユニット7のケーシング7aの底部が配置されて第3ビス102によって締結固定されるようになっている。
図6に示すように、バイザー5は、角度調整ユニット6、格納ユニット7及びターンランプユニット8が締結固定されるユニット取付板部51を有している。ユニット取付板部51は、凹部5aの底壁(前壁)を構成する部分であり、全体として見たときには上下方向に延びるとともに左右方向にも延びている。角度調整ユニット6は、ユニット取付板部51における略中央部に締結固定される。格納ユニット7は、ユニット取付板部51における左側に締結固定され、固定状態で角度調整ユニット6から左側に離れている。ターンランプユニット8は、ユニット取付板部51における上下方向中間部に締結固定される。
図3に示すように、ユニット取付板部51の略中央部には、開口部51aがユニット取付板部51を前後方向に貫通するように形成されている。開口部51aは、前後方向に見たとき、固定状態にある角度調整ユニット6と重複する部分に開口しており、これにより、角度調整ユニット6がバイザー5の後側に露出することになる。角度調整ユニット6のピボット、右側駆動軸及び下側駆動軸は、開口部51aから凹部5aの内方に突出するようになっている。
ユニット取付板部51の前面には、角度調整ユニット固定用第1〜第3ボス部52〜54が前側へ突出するように形成されている。角度調整ユニット固定用第1〜第3ボス部52〜54は開口部51aの周囲に配置されている。具体的には、角度調整ユニット固定用第1ボス部52は開口部51aの上方の右側に配置され、また、角度調整ユニット固定用第2ボス部53は開口部51aの上方の左側に配置され、また、角度調整ユニット固定用第3ボス部54は開口部51aの下方の左側に配置されている。角度調整ユニット固定用第1〜第3ボス部52〜54には、第1ビス100が螺合する螺合孔52a、53a、54aがそれぞれ形成されている。螺合孔52a、53a、54aは、角度調整ユニット固定用第1〜第3ボス部52〜54の前端面に開口している。
角度調整ユニット固定用第1ボス部52には、角度調整ユニット6の上部右側被固定部6bが締結固定される。また、角度調整ユニット固定用第2ボス部53には、角度調整ユニット6の上部左側被固定部6cが締結固定される。また、角度調整ユニット固定用第3ボス部54には、角度調整ユニット6の下部被固定部6dが締結固定される。
ユニット取付板部51の前面には、格納ユニット固定用第1ボス部55及び格納ユニット固定用第2ボス部56が前側へ突出するように形成されている。格納ユニット固定用第1ボス部55は、開口部51aから左側に離れ、また、格納ユニット固定用第2ボス部56は、開口部51aから左側に離れ、かつ、格納ユニット固定用第1ボス部55から下側に離れている。格納ユニット固定用第1ボス部55及び格納ユニット固定用第2ボス部56には、第2ビス101が螺合する螺合孔55a、56aがそれぞれ形成されている。螺合孔55a、56aは、格納ユニット固定用第1ボス部55及び格納ユニット固定用第2ボス部56の前端面に開口している。格納ユニット固定用第1ボス部55には、格納ユニット7の上部被固定部7cが締結固定される。また、格納ユニット固定用第2ボス部56には、格納ユニット7の下部被固定部7dが締結固定される。
ユニット取付板部51の前面には、ターンランプユニット固定用第1ボス部57及びターンランプユニット固定用第2ボス部58が前側へ突出するように形成されている。ターンランプユニット固定用第1ボス部57は、開口部51aから右側に離れており、また、ターンランプユニット固定用第2ボス部58は、開口部51aの下部から右側に離れ、かつ、ターンランプユニット固定用第1ボス部57から下側に離れている。ターンランプユニット固定用第1ボス部57及びターンランプユニット固定用第2ボス部58には、第4ビス103が螺合する螺合孔57a、58aがそれぞれ形成されている。螺合孔57a、58aは、ターンランプユニット固定用第1ボス部57及びターンランプユニット固定用第2ボス部58の前端面に開口している。ターンランプユニット固定用第1ボス部57には、ターンランプユニット8の上部被固定部8cが締結固定される。また、ターンランプユニット固定用第2ボス部58には、ターンランプユニット8の下部被固定部8dが締結固定される。
さらに、ユニット取付板部51の前面には、アンダーカバー部材9及びアッパーカバー部材10が係合する第1〜第4係合部60〜63が形成されている。第1係合部60、第2係合部61及び第4係合部63にはアッパーカバー部材10に設けられた爪(図示せず)が係合するようになっている。第3係合部62にはアンダーカバー部材9に設けられた爪(図示せず)が係合するようになっている。
(カバー部材の構成)
アンダーカバー部材9及びアッパーカバー部材10は、角度調整ユニット6及び格納ユニット7を覆うためのものであり、これらアンダーカバー部材9及びアッパーカバー部材10によってターンランプユニット8の一部も覆われるようになっている。アンダーカバー部材9は、バイザー5の下側に設けられている。また、アッパーカバー部材10は、バイザー5の上側に設けられている。アッパーカバー部材10の下部の右側には、切欠部10aが形成されており、この切欠部10aとアンダーカバー部材9の上縁部9aとの間からターンランプユニット8の透光部材8bが前側へ露出することになる。また、ターンランプユニット8の透光部材8b以外の部分は、アンダーカバー部材9及びアッパーカバー部材10によって前側から覆われている。
尚、カバー部材は2つに分割されていなくてもよく、例えば、一体成形品であってもよいし、3部品以上からなるものであってもよい。また、アンダーカバー部材9及びアッパーカバー部材10のバイザー5への固定構造は爪係合以外にも嵌合構造であってもよいし、ビス等を使用した固定構造であってもよい。
(組立要領)
次に、上記のように構成された車両用サイドミラー1の組立要領について説明する。各部品を用意した後、図4に示すように角度調整ユニット6をバイザー5に締結固定する。このとき、角度調整ユニット6をバイザー5の前側に配置し、上部右側被固定部6bを角度調整ユニット固定用第1ボス部52の前端面に重ね、上部左側被固定部6cを角度調整ユニット固定用第2ボス部53の前端面に重ね、下部被固定部6dを角度調整ユニット固定用第3ボス部54の前端面に重ねる。この状態で、上部右側被固定部6b、上部左側被固定部6c及び下部被固定部6dの図示しない挿通孔がそれぞれ前側に開口しているので、前側から第1ビス100を上部右側被固定部6b、上部左側被固定部6c及び下部被固定部6dの挿通孔に挿通し、角度調整ユニット固定用第1〜第3ボス部52〜54の螺合孔52a、53a、54aに螺合させる。これにより、角度調整ユニット6がバイザー5に締結固定される。この状態で、角度調整ユニット6のピボット、右側駆動軸及び下側駆動軸がバイザー5の開口部51aから凹部5aの内方に突出するので、ミラーホルダー4を角度調整ユニット6のピボット、右側駆動軸及び下側駆動軸と容易に連結することができる。
また、図5に示すように格納ユニット7をバイザー5に締結固定する。このとき、格納ユニット7をバイザー5の前側に配置し、上部被固定部7cを格納ユニット固定用第1ボス部55の前端面に重ね、下部被固定部7dを格納ユニット固定用第2ボス部56の前端面に重ねる。この状態で、上部被固定部7c及び下部被固定部7dの図示しない挿通孔がそれぞれ前側に開口しているので、前側から第2ビス101を上部被固定部7c及び下部被固定部7dの挿通孔に挿通し、格納ユニット固定用第1ボス部55の螺合孔55a及び格納ユニット固定用第2ボス部56の螺合孔56aに螺合させる。これにより、格納ユニット7がバイザー5に締結固定される。また、第3ビス102を下方から格納ユニット7のケーシング7aの底部に螺合させる。
また、図6に示すようにターンランプユニット8をバイザー5に締結固定する。このとき、ターンランプユニット8をバイザー5の前側に配置し、上部被固定部8cをターンランプユニット固定用第1ボス部57の前端面に重ね、下部被固定部8dをターンランプユニット固定用第2ボス部58の前端面に重ねる。この状態で、上部被固定部8c及び下部被固定部8dの図示しない挿通孔がそれぞれ前側に開口しているので、前側から第4ビス103を上部被固定部8c及び下部被固定部8dの挿通孔に挿通し、ターンランプユニット固定用第1ボス部57の螺合孔57a及びターンランプユニット固定用第2ボス部58の螺合孔58aに螺合させる。これにより、ターンランプユニット8がバイザー5に締結固定される。
尚、角度調整ユニット6と格納ユニット7の固定順はどちらを先にしてもよい。また、この実施形態では、ターンランプユニット8と格納ユニット7とが前後方向から見たときに重複しないようになっているので、ターンランプユニット8を固定した後に、格納ユニット7を固定してもよい。
次いで、アンダーカバー部材9及びアッパーカバー部材10をバイザー5に固定する。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、この実施形態に係る車両用サイドミラー1によれば、角度調整ユニット6及び格納ユニット7をバイザー5に締結する際に、バイザー5に対して前側から締結すればよいので、締結作業の際に従来のようにバイザー5を180°回転させる必要はなく、作業性が良好になる。このように、締結時の作業性が良好なので、例えばバイザー5が小型化した場合であっても作業性の悪化は最小限で済む。尚、格納ユニット7の底部をバイザー5に締結するための第3ビス102はバイザー5の下方から螺合することになるが、下方からの螺合であればバイザー5を180°回転させる必要はないので、作業性は殆ど悪化しない。
第1ビス100、第2ビス101及び第4ビス103を同方向から螺合させるようにしているので、ロボット等を使用した自動化ラインにおいてこれらビス100、101、103の締め付け作業が容易に行える。
また、ターンランプユニット8も角度調整ユニット6及び格納ユニット7と同方向からバイザー5に対して締結すればよいので作業性が良好になる。さらに、アンダーカバー部材9及びアッパーカバー部材10をバイザー5の前側に取り付けるようにしたので、アンダーカバー部材9及びアッパーカバー部材10を角度調整ユニット6及び格納ユニット7の締結方向と同方向からバイザー5に取り付けることができ、作業性をより一層良好にすることができる。
尚、上記実施形態では、角度調整ユニット6、格納ユニット7及びターンランプユニット8をバイザー5に対して前側から締結固定するようにしているが、これに限らず、例えばバイザー5の後側からビスを貫通させてユニット6〜8をバイザー5に対して後側から締結固定するようにしてもよい。
また、ターンランプユニット8の締結方向は例えば側方からでもよい。また、ターンランプユニット8は省略してもよい。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る車両用サイドミラーは、例えば自動車のドアに取り付けて使用することができる。
1 車両用サイドミラー
2 ミラーベース
3 ミラー
5 バイザー
6 角度調整ユニット
7 格納ユニット
8 ターンランプユニット
9 アンダーカバー部材
10 アッパーカバー部材
51a 開口部

Claims (5)

  1. 車両の側部に取り付けられるミラーベースと、
    上記ミラーベースに支持されるバイザーと、
    上記バイザーを格納状態と使用状態とに切り替えるための格納ユニットと、
    上記バイザーの車両後側に取り付けられるミラーと、
    上記ミラーの角度を調整する角度調整ユニットとを備えた車両用サイドミラーにおいて、
    上記格納ユニット及び上記角度調整ユニットは、上記バイザーに対して車両前後方向一方側から締結固定されていることを特徴とする車両用サイドミラー。
  2. 請求項1に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    ターンランプユニットを備え、
    上記ターンランプユニットは、上記バイザーに対して上記格納ユニット及び上記角度調整ユニットと同方向から締結固定されていることを特徴とする車両用サイドミラー。
  3. 請求項1または2に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記格納ユニット及び上記角度調整ユニットは、上記バイザーに対して車両前側から締結固定され、
    上記バイザーには、上記角度調整ユニットを該バイザーの車両後側に露出させるための開口部が形成されていることを特徴とする車両用サイドミラー。
  4. 請求項3に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記バイザーの車両前側には、上記格納ユニット及び上記角度調整ユニットを覆うカバー部材が取り付けられていることを特徴とする車両用サイドミラー。
  5. 請求項2に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記ターンランプユニットは、上記バイザーの車幅方向外側から内側へ向けて延びる形状とされ、
    上記ターンランプユニットの車幅方向内側は、上記角度調整ユニットの車両前側に配置されることを特徴とする車両用サイドミラー。
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