以下、本発明に係る遊技機と、灰皿装置及び操作スイッチの好ましい実施形態について詳細に説明する。
遊技者が操作する操作スイッチを備える遊技機としては、回胴式遊技機(スロットマシン)、弾球式遊技機(パチンコ機)、パロットなど様々な種類が存在するが、本実施形態では回胴式遊技機に適用した場合について説明する。
以下、図1〜図2を参照しながら、本発明の遊技機について説明する。
回胴式遊技機1の通常遊技では、遊技者が遊技メダル(遊技媒体、電子コイン又はトークン)をメダル投入部2に所定枚数(3枚)を投入した後、スタートレバー4を操作すると、そのタイミングでボーナス役、複数の小役、又はリプレイ役(再遊技)の内部抽選を実行し、回胴部6が備える複数の回胴(左回胴6a、中回胴6b、右回胴6c。殆どの場合3つ又は4つである。)を回転させて、各回胴上に表示された(配置又は描かれた)複数の図柄(識別情報)を変動させる変動表示ゲームを開始する。なお、マックスベットボタン3の操作により、表示LEDブロック10中にクレジットとして表示及び貯留されている遊技媒体を最大枚数だけ投入可能である。
変動表示ゲームの開始後に、遊技者が各回胴に対応する停止ボタン部5(左停止ボタン5a、中停止ボタン5b、右停止ボタン5c)を有効且つ個々に操作して、内部当選した小役のベル、スイカ又はチェリーなどの図柄が所定の組み合わせで有効ライン上に表示されると入賞となり、最低1枚〜最大15枚程度の遊技メダルを払い出す。一方、リプレイ図柄が有効ライン上に表示された場合には、リプレイ(再遊技)が作動(一般に「入賞」と称していることもある。)して、遊技メダルを投入することなく(又は、前回遊技での投入枚数をそのまま自動投入表示して)、次回の遊技を行うことができる。
通常遊技の内部抽選の結果により、ビッグボーナスが内部当選し、遊技者の停止ボタン部5の操作により、特定図柄(例えば、赤7図柄や青7図柄)が有効ライン上に揃って停止及び表示された場合に、遊技者にとって最も有利な遊技モードであるビッグボーナスゲームモード(BBゲームモード:役物連続作動装置)に突入し、大量の遊技メダルが一気に獲得できる。また、レギュラーボーナスが当選し、特定図柄としてバー図柄が有効ライン上に揃った場合には、レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)が実行され、BBゲームには遠く及ばないものの、相応の遊技メダルを獲得できるようになっている。何れにせよ遊技者にとっては、これらのボーナスゲームを成立させることが回胴式遊技における関心事である。なお、内部抽選を実行した結果、ボーナスゲームが当選した場合や放出する場合には、RAM又はRWMなどのデータ記憶領域にボーナスフラグを立てて記憶することにより、特定図柄(7図柄やバー図柄)が揃うまで、当該フラグは以降の変動表示ゲームに持ち越されるようになっている。なお、最近の遊技機では、第3のボーナスとしてAT(アシスト)ボーナスを当選させて、ボーナス遊技では内部当選した押し順小役の操作順序を報知して、意図的に押し順小役を入賞させるようになっている。
14は、表示窓14aが形成された表示窓部であり、回胴部6の外周に貼り付けら(配置さ)れているリールテープ上の各種図柄が透明パネルを通して視認(目視)でき、図柄の表示結果を表示する。この表示窓14aには、横方向に延びる3本の有効ラインと斜め方向に交差する2本の有効ラインである合計5本の有効ラインが、左回胴6a、中回胴6b及び右回胴6cを結ぶ線で目立つように表示されている。ただし、有効ラインとなるのは、横方向や斜め方向、またこの本数に限定されるものではなく、1本だけのもの、V字やその逆の小山型など設計段階で適宜決定される。なお、この有効ラインの下側には、回胴部ライン表示LEDが埋め込まれており、入賞時や作動時に点灯又は点滅するようになっているが、有効ラインを表示する必要はない。つまり、有効ライン表示は不要で、入賞時に図柄を点滅させるようにしているものが殆どである。
8は、スペシャルボタンであり、表示演出装置7に表示される各種ゲームやその映像演出に応じて要求される情報(例えば、パワーレベルゲージの上昇、ボーナス成立図柄の表示、戦闘機の機銃操作や爆弾投下又は登場人物の移動方向等の入力情報)を、遊技者自身による1回操作又は連打(連続操作又は押し続けてもよい)して入力する。特に、スペシャルボタン8は、大型化に伴って遊技者にインパクトを与えられるだけでなく、両手操作により連打がし易くなっている。
13は、灰皿装置であり、下部パネル12の灰皿取付部12aに取り付けられる。下部パネル12には、メダル受皿12bが形成されている(詳細構造は後述する)。
図2に示すように、制御回路は、メインブロック(主基板:破線で囲っていない部分)及びサブブロック(副基板:破線で囲った部分)とに大別され、メインブロックは遊技結果に関する制御を行うのに対して、サブブロックは遊技経過や内部抽せん結果の告知・表示など遊技者の関心や興味を惹く様々な演出に関する制御を司る。なお、このサブブロックは、アシスト機能の発動時において、小役の入賞又は転落リプレイ回避の停止操作手順(停止ボタン部5の操作順序や操作タイミング)を告知する。
100は、主制御部であり、CPUを内蔵したマイクロプロセッサを搭載した一体型のワンチップマイコン(例えば、エルイーテック社製のLE4280B−PA−G1)であり、所定のデータテーブル領域や装置全体の制御手順を記述した制御プログラムを記憶するROM101と、カウンタやレジスタ等が形成され制御に必要な情報を一時的に記憶するRAM102(RWM:リライタブルメモリともいう。また、内蔵だけではなく、外付けRAMも含む。)とが設けられている。このRAM102は、電源スイッチをオフ状態にしても又は電源コードを抜いても、充電されたRAMバックアップ用コンデンサによって電力が供給され、記憶する全ての制御データは保持される。一方、電力を供給するコネクタ類が抜かれたり、コンデンサの充電が無くなると、電力が供給されなくなるので制御データは消去(オールクリア又は0にリセット)又は無意味な情報となる。
ている。
この主制御部100は、遊技者のスタートレバー4の操作に伴って、内蔵する乱数列発生部51で連続的に発生させている乱数(0〜65535の値)の1つを抽出することにより内部抽選を実行し、複数個(通常は、20個又は21個)の図柄が描かれた3列(複数列)の図柄列である回胴部6(左回胴6a、中回胴6b及び右回胴6c)を回転させることにより図柄変動表示ゲームを開始する。例えば、この乱数抽選でベル、チェリー、スイカ又はプラムなどの配当のある小役の何れかが内部当選し、遊技者が停止ボタン部5の停止操作を行うと、主制御部100は操作順に従って回胴部6を所定位置に順次停止させる。その結果、回胴部6の5つの有効ライン上のいずれかに、所定の図柄が並んで表示されれば入賞となる。但し、有効ラインは5つに限らず、メダルの投入枚数に応じて変化したり、設計仕様や遊技状態に応じて適宜増減される(最近では、最大の3枚投入でも1ラインが主流となっている)。
例えば、入賞の種類に応じて規定されている遊技媒体の配当枚数として、ベル1枚、チェリー2枚、スイカ5枚及びプラム8枚と仮定すると、第2ラインにベル図柄だけが並んで表示されれば、主制御部100はベル入賞として1枚をメダル払出装置41からメダル受皿12に払い出す。しかし、投入規定枚数が3枚とすると、ベルが入賞しても差し引き2枚のマイナスとなるので、ボーナス役及び小役が同時に内部当選している状態で、内部当選中の小役図柄を優先して有効ライン上に停止させても、メダルを消費させることができる。一方、第2ラインにベル図柄及び第3ラインにプラム図柄が並んで表示されれば、主制御部100は入賞分のベル1枚とプラム8枚を合計して9枚を払い出すので、差し引き6枚のプラス配当となる。
主制御部100には、I/0ポート(図示せず)やデータバスを介して、スタートSWセンサ110(スタート・スイッチ・センサ110)、停止ボタンセンサ120、メダル検出センサ130、ベットボタンセンサ140、段階設定部150、及び打ち止め設定部170が接続されており、主制御部100はこれらからの入力信号を受信可能に構成されている。
主制御部100には、I/0ポート(図示せず)やデータバスを介して、副制御部160が接続されており、サブブロックの各種制御に必要な制御データ(例えば、コイン投入データ、抽選結果や当選状況データ、段階設定値データ、段階設定部150のスイッチ操作状態を示すデータなど)を副制御部160に出力する。
この副制御部160は、主制御部100と同様に、CPUを内蔵したマイクロプロセッサを搭載する一体型のワンチップマイコンであり、サブブロック全体の制御手順を記述した制御プログラムを記憶するROM161と、カウンタ、タイマーやレジスタ等が形成され主制御部100から受信した制御に必要な情報を一時的に記憶するRAM162などが設けられている。このROM161には、複数のBGM(バック・グランド・ミュージック)データが記憶されており、特にボーナスゲーム中において、遊技者の気持ちを高揚させる為に、特別にアレンジされたBGMが演出場面に応じて適宜選択及び演奏される。RAM102は、電源スイッチをオフ状態にしても又は電源コードを抜いても、充電されたRAMバックアップ用電源によって、記憶する全ての制御データは保持される。一方、充電が無くなると、RAMバックアップ用電源から電力が供給されなくなるので制御データは消去(オールクリア又は0にリセット)又は無意味な情報となる。なお、主制御部100と副制御部160を別個に設ける必要はなく、1つの制御部とすることも可能である。
副制御部160には、I/0ポート(図示せず)やデータバスを介して、表示演出装置7、スピーカ部9、遊技状態表示LED部11、入力SW部42、計時部43、操作方向センサ111、スペシャルボタンセンサ112及び異常信号出力装置113が接続されており、副制御部160はこれら各装置からの入力信号を受け付けたり、必要なデータや信号を出力して各種制御を行うことが可能である。入力SW部42には、上方向移動スイッチ及び下方向移動スイッチが含まれる。これらのスイッチの操作が有効な状態において、上方向移動スイッチ又は下方向移動スイッチが操作されると、副制御部160は、駆動モータを回転又は反転させることにより、表示窓が形成された表示窓部及び回胴部6とが、両者の回転位置関係を保ったまま上下に回胴する。なお、後述する回胴表示ユニットは、表示窓部及び回胴部6を少なくとも含んでいるが、手動で回胴させる場合には、駆動モータは不要である。
ATストック抽選は、例えば0〜127個の範囲でストック数を抽選するもので、0はハズレである一方、1〜127が当選である。仮に127が当選すると、最低127連チャンが確定することになるが、ATストック抽選はATがストックされている状態でも実行されるので、更に上乗せ加算されてMAX10000まで記憶して貯留できるようになっている。但し、これらは設計仕様に基づく単なる例示であり、この数値に限定されるものではない。
副制御部160は、スタートレバー4の開始操作に伴って、主制御部100が内部で乱数抽選を実行し、大当り、再遊技、小役又はハズレの結果通知を受けると、遊技者に抽選結果を通知する以前に、表示演出装置7やスピーカ部9、遊技状態表示LED部11に演出を行うか否かの演出抽選を行う。副制御部160は、演出抽選で当選すると、ROM161に記憶する複数の演出映像の中から、表示する演出映像を選択して表示演出装置7に出力する。
操作方向センサ111は、スタートレバー4が操作される上下左右の方向に対応する方向信号を出力し、副制御部160はこの方向信号を受信して、方向信号に応じた各種映像演出や当選告知等を表示演出装置7に表示し、更に、スピーカ部9から効果音を発生させる。
メダル検出センサ130は、メダル通過センサと近接センサ(光学式、機械式、静電容量式など。図示せず)で構成され、メダル投入部2から投入されたメダル数に応じた数のパルス信号を出力する。主制御部100は、このパルス信号を受信し、及びパルス信号の立ち上りや立ち下りにおけるカウンター論理処理を実行して、表示LEDブロック10中の投入枚数LED又はメダル貯留枚数表示LEDにパルス数に応じた数だけ増加した投入枚数又はクレジット数を表示させるように制御する。
ベットボタン検出センサ140は、1ベットボタンの操作に応じてパルス信号を出力する1ベットボタン検出センサ、及びマックスベットボタン3の操作に応じてパルス信号を出力するマックスベットボタン検出センサの2つで構成され、主制御部100の2つのポートへ別々に接続されている(詳細図示せず)。主制御部100は、得られたパルス信号に対応するように投入枚数LEDの枚数表示を制御する。
また、遊技者が所定数のメダルを投入後、スタートレバー4を操作すると、スタートSWセンサ110はスタート信号を出力し、主制御部100はこのスタート信号の受信を契機として乱数抽選等を行って変動表示ゲームを開始するとともに、回胴部6に駆動パルス信号を出力するようになっている。なお、この1回のスタートレバー4の操作によって行われる遊技が1ゲームの変動表示ゲームとなっており、遊技者はボーナスゲーム(ビッグボーナス又はレギュラーボーナス)、AT(アシスト・タイム)ゲームまたはART(アシスト・リプレイ・タイム)ゲームを獲得してメダルを増やすことを目的に遊技を繰り返す。なお、ボーナスゲームとは、例えば第一種特別役物(RB)、第一種特別役物連続作動又は第二種特別役物連続作動を意味する。また、第3のボーナスゲームとして、ATゲームまたはARTゲームがある。
主制御部100は、再遊技役や小役、特にボーナス(第3のボーナスを含む)が内部当選した場合には、副制御部160に内部当選等に関する制御データ(イベントデータ)を出力する。そして、副制御部160は、主制御部100から制御データを受け取ると、遊技状態表示LED部11の点灯制御、スピーカ部9から効果音を発生させるための音声合成LSI(図示せず)の制御、及び表示演出装置7の表示画面内におけるキャラクタや背景映像の表示制御等の各種演出動作を行うように構成されている。
以下、図3を参照しながら、スペシャルボタン8を使用した演出を説明する。
副制御部160は、特別上乗せゲーム(連打ゲーム)の開始条件を満足すると、スペシャルボタン8の操作を有効にし、操作されたタイミングに基づいて、特別上乗せゲームを継続するか否かの継続抽選(転落させるパンク抽選)及び加算するATゲーム数のゲーム数抽選(AT数量抽選)を実行する。副制御部160は、非継続となって特別上乗せゲームを終了すると、ゲーム数抽選により得られたATゲーム数の合計を表示演出装置7に表示し、ARTゲームに戻ると、残っているATゲーム数に、特別上乗せゲームで獲得したATゲーム数の合計を加算したトータルATゲーム数を新たなATゲーム数とする。そして、新たなATゲーム数間だけ押し順小役が当選すると、停止ボタン部5の操作順序を告知する。なお、ATゲーム数とは、アシストゲーム数(払出し枚数や押し順小役のナビ回数)である。
ATゲーム中において、副制御部160は、押し順小役(第一小役及び複数個の押し順規定小役中の複数一部)が同時に内部当選した場合、当選中の第一小役図柄(例えば、ベル図柄)を有効ライン上に揃えるためのアシスト情報(補助情報)を表示演出装置7、スピーカ部9からの音声(左、中、右)によって告知する。これにより遊技者は、第一小役を容易に入賞させることが可能になる。
以下、図4〜図7を参照しながら、操作スイッチについて説明する。
図4及び図5に示すように、本発明のスペシャルボタン8は、遊技者に操作されるスペシャルボタン操作部31、スペシャルボタンストッパー部32、スペシャルボタンベース部33で構成されている。
図から明らかなように、スペシャルボタン操作部31、スペシャルボタンストッパー部32、スペシャルボタンベース部33は横長であり、それぞれ長手方向(横方向)とそれより短い短手方向(縦方向)がある。
遊技者がスペシャルボタン操作部31の中央部を押すと全体が同じ様に沈むが(図4(A)参照)、右端部を押すと右側だけが(図4(B)参照)、また左端部を押すと左側だけがシーソーの様に傾いて沈むようになっている(図4(C)参照)。特に、遊技者が両手をスペシャルボタン操作部31の左右に置き、交互に操作することにより、連打速度が向上し、両手操作による疲れは片手操作よりも半減するという特有の効果がある。
スペシャルボタンストッパー部32には、開口32aが形成されており、その開口32aにスペシャルボタン操作部31が、後述する2つのバネに押されて下から嵌め込まれる(図5(B)参照)。
スペシャルボタン操作部31は、ボタンキャップ26、アクチュエータ22、デザインシート25及びボタントップ30で構成される。
ボタンキャップ26及びボタントップ30は、ポリカーボネート(PC)等の透明樹脂材料を用いて金型で成型されるので、透光性を有している。
デザインシート25は、エンプラの中で最も軽い樹脂の一つであるシンジオタクチックポリスチレン樹脂(SPS)を用いて金型で成型され、主人公、各種キャラクターや文字等が印刷される。このデザインシート25も透光性を有しており、後述する回路基板27上に設けられた数個〜十数個のフルカラーLEDが発する光を透過する。スペシャルボタン操作部31が操作可能な状態になると、フルカラーLEDが赤色、青色、緑色や虹色等に点滅して、遊技者に知らせるようになっている。
アクチュエータ22は、左検出体(22a)及び右検出体(22b)に相当し、光を遮断する黒色のアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂を用いて金型で成型される。左アクチュエータ22a及び右アクチュエータ22bは、ボタンキャップ26に形成された2つのスリット26a及び26bに上から圧入により固定される。この状態でデザインシート25がボタンキャップ26の上面に載置され、ボタントップ30がボタンキャップ26に嵌め込まれると、スペシャルボタン操作部31が完成する。
ボタントップ30の操作面30aは、スペシャルボタンストッパー部32の開口32aより外形がやや小さくなるように設計されているが、ツバ部30bは開口32aよりも大きくなっているので、完成したスペシャルボタン操作部31が下からスペシャルボタンストッパー部32に嵌め込まれてバネ24a及び24bで押し上げられても、ツバ部30bで止まるようになっている。この状態が非操作状態である。なお、バネ24a及び24bが弾性体に相当し、図5(C)は弾性体に最適なコイルバネを示している。
スペシャルボタンベース部33の上面には、その長手方向に円筒状の2つのバネ受23(下側左バネ受23a及び下側右バネ受23b)が形成されており、2つの丸穴27C及び27Dをガイドとして回路基板27が取り付けられる。この回路基板27には、上述した複数個のフルカラーLED(図示せず)の他に、主要部品として2つのセンサー部21(左センサー部及び右センサー部)を丸穴27C及び27Dの外側に備えている。これらのセンサー部21はアクチュエータ22を検知する為のものである。その最適なものとして、フォトインタラプタとアクチュエータの組合せである透過型フォトインタラプタが挙げられる。
他のセンサー部21としては、近接センサーがあり、非接触で(つまり、実際に触れることなく)検出対象が近づいたかどうか、あるいは近くにあるかどうかを電気的信号に置き換えて検出する。そのためには、センサーから磁界や電磁波、あるいは光、音波などのエネルギーを放出して、反射してくる物質やエネルギーの変化などを捉えるようになっている。近接センサーの主な方式としては、誘導型、静電容量型、超音波型、電磁波型、赤外線型などが存在し、それらをセンサー部21として利用できる。
図5(D)は、ボタンキャップ26であり、図5(B)のものを上下ひっくり返した状態を示している。スペシャルボタンベース部33と同様に、ボタンキャップ26の下面には、その長手方向に円筒状の2つのバネ受23(上側左バネ受23c及び上側右バネ受23d)が形成されている。上側左バネ受23cの内径は下側左バネ受23aの外径より大きく、また上側右バネ受23dの内径は下側右バネ受23bの外径より大きくなっている。上側左バネ受23cと下側左バネ受23aとが摺動可能に嵌合することにより左バネ受部を構成し、また、上側右バネ受と下側右バネ受23bが摺動可能に嵌合することにより右バネ受部を構成する。
バネ24a及びバネ24bの外径は、下側左バネ受23a及び下側右バネ受23bの内径より小さくなっている。回路基板27が取り付けられた状態のスペシャルボタンベース部33の下側左バネ受23a及び下側右バネ受23bの内部上面にバネ24a及びバネ24bが載置される。その状態で、上下2つのバネ受けを嵌合させながらスペシャルボタン操作部31が載置され、最後に操作面30aと開口32aとの外形を合わせスペシャルボタンストッパー部32がスペシャルボタンベース部33にネジ止め固定されると、スペシャルボタン8が完成する。そして、スペシャルボタン8は、コントロールプレート28の灰皿取付部28aに嵌め込まれて、ビス止め固定される。なお、灰皿取付部28bには十字キーが、灰皿取付部28cにはマックスベットボタン8が、灰皿取付部28dにはメダル投入部が、それぞれビス止め固定される。
図6を用いて説明すると、スペシャルボタンベース部33とスペシャルボタンストッパー部32とが固定された状態で、その内部に位置するスペシャルボタン操作部31は、左バネ受部及び右バネ受部の内部にそれぞれ配置されたバネ24a及びバネ24bにより下から上に押圧されて、スペシャルボタンストッパー部32の開口32aに嵌合して、上下に移動可能に固定されることにより非操作状態を形成する(図6(A)参照)。センサー部21aの発光素子からは常に光が照射されており、受光素子は非操作状態においてその光を受け続けている。また、センサー部21bも同様である。この場合、スペシャルボタン8のスペシャルボタンセンサ112から、操作されていないことを示す非操作信号が出力される。例えば、論理がアクティブLow(0V)であれば、非操作信号はHigh(5V)となる。
この非操作状態で遊技者が、スペシャルボタン操作部31の中央部を矢印の方向に押圧操作し、最後まで押し込むと、両バネ受23の内側に設けられたバネ24は収縮し、下側左バネ受23a及び下側右バネ受23bがボタンキャップ26の下面に当たって停止する(図6(B)参照)。センサー部21aの発光素子からは常に光が照射されているが、左アクチュエータ22aにより光が遮られるので、受光素子はその光を受光できなくなる。また、センサー部21bも同様である。この場合、スペシャルボタン8のスペシャルボタンセンサ112から、操作されたことを示す操作信号が出力される。例えば、論理がアクティブLow(0V)であれば、操作信号はLow(0V)となる。この状態で遊技者がスペシャルボタン操作部の操作をやめると(手を離すと)、収縮していたバネ24は伸長し、バネ24の弾性力によってスペシャルボタン操作部31はスペシャルボタンストッパー部32の元の位置まで押し戻されて、非操作状態になる。
しかし、図4で説明したように、押圧操作されたスペシャルボタン操作部31は、遊技者の操作位置に応じてスペシャルボタンベース部33の方向に傾いて沈むので、センサー部21a又はセンサー部21bの何れか一方の受光素子のみが光を受光しない状態になる一方、他方の受光素子は光を受け続けている状態になる。つまり、遊技者がスペシャルボタン操作部の左側を叩けば、センサー部21aの受光素子のみが光を受光しない状態になり、逆に右側を叩けば、センサー部21bの受光素子のみが光を受光しない状態になる。このいずれの場合も、スペシャルボタン8のスペシャルボタンセンサ112から、操作されたことを示す操作信号が出力される。例えば、論理がアクティブLow(0V)であれば、操作信号はLow(0V)となる。
図7を用いて説明を続けると、スペシャルボタン8のスペシャルボタンセンサ112からは、図7(A)の真理値表に示す信号が出力される。すなわち、センサー部21a及びセンサー部21bからの入力信号が共にHigh(5V)の場合に、スペシャルボタンセンサ112からHigh(5V)が出力される一方、センサー部21a又はセンサー部21bからの入力信号の内、何れか一つでもLow(0V)の場合に、スペシャルボタンセンサ112からLow(0V)が出力される。
図7(B)に示す状態は、スペシャルボタン8が操作されていない状態(非操作状態)を示している。センサー部21aの発光素子(発光ダイオード)からは、常に光が照射されている。その光を受光素子(フォトトランジスタ)が受光しているので、ベース部が導通してH信号(5V)がペシャルボタンセンサ112の入力端子1に加わっている。センサー部21bも同様なので、ペシャルボタンセンサ112の入力端子1には、H信号(5V)が加わっている。その結果、AND回路(ペシャルボタンセンサ112)からは、H信号(5V)が出力される。すなわち、スペシャルボタン8は、非操作状態であれば非操作信号(この場合、H信号)を出力することになる。但し、論理回路の違いによっては、非操作状態が0Vとなっても構わない。
図4(C)に示す様に、遊技者がスペシャルボタン操作部31の左端部を押した場合には、左側だけがシーソーの様に傾いて沈むので、センサー部21aからの光が左アクチュエータ22aによって遮断される。その結果、ベース部が非導通となり、ペシャルボタンセンサ112の入力端子1にはL信号(0V)が加わるので、ペシャルボタンセンサ112からは、L信号(0V)が出力される。同様に、スペシャルボタン操作部31の右端部が押された場合には、右側だけが傾いて、センサー部21bからの光が右アクチュエータ22bによって遮断される。その結果、ベース部が非導通となり、ペシャルボタンセンサ112の入力端子2にはL信号(0V)が加わるので、ペシャルボタンセンサ112からは、L信号(0V)が出力される。なお、入力端子1及び入力端子2共にL信号であっても、L信号が出力される。
すなわち、スペシャルボタン8は、スペシャルボタン操作部31が操作されることにより、センサー部21aが左アクチュエータ22aを検知するか又はセンサー部21bが右アクチュエータ22bを検知すると、操作信号(この場合、L信号)を出力することになる。但し、論理回路の違いによっては、操作状態が5Vとなっても構わない。なお、操作信号とは、非操作状態から、スペシャルボタン操作部31が操作されたことを検出したことにより出力される信号である。
図8は、回胴式遊技機の下部斜視図である。図9は、下部パネルの左部を示しており、図9(A)は左正面図及び図9(B)は左平面図である。
回胴式遊技機1の本体下部には、下部パネル12が取り付けられている。下部パネル12には凹状に窪んだ灰皿取付部12aが形成されており、その中に灰皿装置13が取り付けられる。12cは灰皿載置部であり、後述する灰皿本体14が載置される。12dは、灰皿取付部12aの両内壁面12eから突出する一対のボスであり、灰皿装置13を回転させる為の回転軸を形成する。
図10は、灰皿本体を示しており、図10(A)は分解斜視図及び図10(B)は組立斜視図である。図11は、灰皿本体を示しており、図11(A)は図10(B)と同じ組立斜視図、図11(B)は矢印B方向から見た正面図及び図11(C)はA−A断面図である。
灰皿本体14は、タバコの吸殻や灰を溜める為の凹部14c及びタバコを乗せる為のガイド部14nが形成された灰皿面部14a、並びに、灰皿貯留部14aを取り付ける為の灰皿ベース部14bで構成されており、矢印の上から下へ灰皿面部14aが灰皿ベース部14bに嵌め込まれる。灰皿ベース部14bの底板14d上には、三方に左右の側面14e及び後面14fが周設されているが、前面はR状の微小前面14gのみが側面14eに連続して形成されている。この前面開口部14hには、後述する灰皿挟持腕部のネジ頭がくるのでそれを逃がすことと、灰皿面部14aを嵌め込む時に撓ます必要があるので開放状態としているのである。左右の側面14eの両内面側上部には爪部14iが突設され、逆に左右の側面14eの両外面側中央部にはダボ部14kが突設されている。
底板14d上の爪部14iの対抗位置には、灰皿面部14aを位置決めする位置決め凸条14jが突設されている。なお、位置決め凸条14jの横には、爪部14iを形成するための抜き穴が形成されている。灰皿面部14aの両側面及び裏面には2つのリブ14mが周設されており、リブ14m同士が凸条14jを挟み込むことにより位置決めされ、リブ14mの上段部に爪部14iが咬むこと(図11(C)参照)によって係止され、嵌め殺し状態となって灰皿本体14が完成する。当然ながら、底板14dの裏面部14pには凹部14cが形成されておらず、平坦面又は平面状である。なお、裏面部14pには「禁煙」を示すシールを貼るようになっている。灰皿面部14aの樹脂材料としては、電気絶縁性、耐酸性、耐熱性、耐水性が良く燃えにくいフェノール樹脂が適しており、金型で一体成型される。一方、灰皿ベース部14bは材料費が安く加工性能が良いABS樹脂が用いられ、金型で一体成型される。
図12は、挟持装置を示しており、図12(A)は分解斜視図、図12(B)は組立斜視図及び図12(C)は取付斜視図である。
15は、挟持装置であり、灰皿取付台15a、灰皿挟持腕部15b及び2本のネジ15cで構成される。灰皿取付台15aには2本のネジボス15dが突設されている。その両横にはU字状の切欠きが形成されたボス受部15eが立設されている。灰皿挟持腕部15bは板金を略コの字状で加工したものであり、バネ性を持たせるためにやや内側に曲げられているが、先端部15hは灰皿本体14を挟み込む為に外側に開いている。灰皿挟持腕部15bのベース部には、2本のネジ15cを通す為のネジ穴15fが2つ開けられており、腕部にはダボ部14kを嵌める為のダボ穴15gが2つ開けられている。
図12(C)を参照し、下部パネル12の灰皿取付部12aに挟持装置15を取り付ける場合、まず最初に灰皿取付台15aのボス受部15eとボス12dとを当接させ、灰皿挟持腕部15bのネジ穴15fにネジ15cを通し、ネジボス15dの穴にネジ15cを最後まで捻じ込むと完成する。挟持装置15は、ボス12dとボス受部15eとが係合した状態で、灰皿挟持腕部15bがネジ15cによって螺合されると、2つのボス12dを回転軸として回動可能となる。灰皿挟持腕部15bが灰皿本体14を挟持した状態で、挟持装置15を回転させると、灰皿本体14は灰皿取付部12aに形成された灰皿載置部12cに載置されることにより回転が規制される。つまり、灰皿本体14は灰皿載置部12cに乗った状態(回動規制部に接した状態)となり、それ以上は回転することができなくなる。
図13は、灰皿装置の組立て説明斜視図である。
図13(A)は、下部パネル12と灰皿取付台15aを示しており、灰皿取付部12aの両内面から突出するボス12dと、灰皿取付台15aのボス受部15eとを係合させる(図13(B)参照)。次に、灰皿挟持腕部15bのネジ穴15fにネジ15cを通し、ネジボス15dの穴にネジ15cを捻じ込むと挟持装置15が完成する(図13(C)〜(D)参照)。2つのボス12dを回転軸として回動可能になった挟持装置15を左方向に反転する(図13(E)参照)。裏面部14pを上にした灰皿本体14を、灰皿挟持腕部15bに差し込んで、ダボ穴15gにダボ部14kを嵌めると、挟持位置が固定されて挟持装置15が灰皿本体14を保持した状態となる(図13(F)〜(G)参照)。この状態で右に回転させ、灰皿載置部12cに灰皿本体14が載置されることにより回転が規制される(回動規制部に接した状態となる)。この灰皿載置部12cに両面テープを貼って、灰皿本体14を載置すれば、簡易的に接着固定することが可能である。但し、回動規制部は、灰皿の載置台である必要はなく、突出する1〜2本のピン等でもよい。図13(H)の状態で、灰皿面部14aを上面として露出した灰皿装置13が完成する。
図14は、灰皿装置の組立て説明斜視図である。
図14(A)は、図13(H)と同じ状態であり、灰皿面部14aを上面として露出した灰皿装置13を示している。灰皿装置13を左に回転させ(図14(B)参照)、灰皿本体14を抜き(図14(C)参照)、灰皿本体14を反転させ((図14(D)〜図14(E)参照)、灰皿面部14aが上を向いた状態で灰皿挟持腕部15bに差し込んで(図14(F)参照)、右に回転させて灰皿載置部12cに灰皿本体14が載置されると、裏面部14pを上面として露出した灰皿装置13が完成する。つまり、遊技場側の選択により、灰皿挟持腕部15bは灰皿本体14の灰皿面部14a又は裏面部14pの何れかを上面として露出するように挟持可能となる。
図15は、回胴式遊技機の遊技状態を示す側面断面図である。
図15(A)は身長が140cm程度の小柄な遊技者の遊技状態であり、図15(B)は逆に身長が200cm程度の大柄な遊技者の遊技状態を示している。図15(C)は図15(A)と図15(B)を重ね合わせた図である。図15(C)から明らかなように、両遊技者の最適視線角度はα度(約30度)の相違があり、本願発明は、両遊技者にとって最適視線となるように表示窓部の全体を角度調整可能とするものである。
14は、表示窓14aが形成された表示窓部であり、回胴部6(図1参照)の外周に貼り付けられているリールテープ上の各種図柄が透明パネルの表示窓14aを通して視認(目視)でき、図柄の表示結果を表示する。
15は、ベース部材であり、回転中芯を形成する為の中芯軸部材16が取り付けられている。表示窓部14と回胴部6とが、この回転中芯に対して所定範囲の角度内(例えば、α度内)で、一緒に回動可能なように固定部材17に固定される。固定部材17に固定された表示窓部14と回胴部6が、ベース部材15に取り付けられた中芯軸部材16によって回動可能に保持される。つまり、表示窓部14と回胴部6とが固定部材17に固定されることによって、表示窓部14と回胴部6との相対的な位置関係が保たれ、中芯軸部材16を回転中芯として所定範囲内で角度調整ができるようになっており、これらの部品の全てが取り付けられた状態で表示ユニットを構成している。この表示ユニットが遊技機本体内部の所定位置に取り付けられた状態において、表示窓14aは、遊技機本体1の前面側から回胴部6による図柄の表示結果を視認可能に表示するようになっている。ただし、回胴部6に表示窓部14を直接取り付けることに拠り、固定部材17は不要となるので、必ずしも固定部材17は必須構成ではない。
図16は、表示ユニットの概要を示すイメージ図であり、図16(A)は裏面斜視図、図16(B)及び図16(C)共に側面断面図である。
表示窓14aが形成された表示窓部14と回胴部6とが、中芯軸部材16を回転中芯として、一緒に回動可能なように固定部材17に固定される(固定ユニットと称す)。この固定ユニットは、中芯軸部材16を介してベース部材15に取り付けられており、この状態で固定ユニットは、ブランコ又は遊園地の海賊船の様に、中芯軸部材16を回転軸として回動可能に保持される。
固定部材17の背面側には、歯車17a又はラック状のギヤ17(歯)が形成されており、駆動モータ18の回転を伝達する平歯車19によって、固定ユニット全体が中芯軸部材16を回転軸として、左回転又は右回転が可能な様に取り付けられている。図16(B)に示す通り、平歯車19が左回転すると固定ユニットは右回転する一方、図16(C)に示す通り、平歯車19が右回転すると固定ユニットは左回転する。遊技者が下ボタンを操作すると、平歯車19が左回転して固定ユニットが右回転し、表示窓14aの角度が下方向に移動する。逆に、遊技者が上ボタンを操作すると、平歯車19が右回転して固定ユニットが左回転し、表示窓14aの角度が上方向に移動する。実験の結果、この角度の調節範囲α度は、30度以内が最適であることを発見している。
図17及び図18は、回胴式遊技機の外観斜視図である。
図17(A)は、表示窓部14の角度が最も下を向いた状態であり、図17(B)は、表示窓部14の角度が最も上を向いた状態である。
図18(A)及び図18(B)は、表示窓部14に両サイドに左右の腕部14bが形成され、操作部20が腕部14bに回動自在に挟持された状態を示している。なお、ロック状態にすると、操作部20は腕部14bに回動できないように固定される。
図19〜図21は、回胴式遊技機の外観斜視図である。
回胴式遊技機1は、メダル投入部2に所定枚数(3枚)を投入した後、スタートレバー4を操作すると、そのタイミングでボーナス役、複数の小役、又はリプレイ役(再遊技)の内部抽選を実行し、回胴部6が備える複数の回胴(左回胴6a、中回胴6b、右回胴6c。殆どの場合3つ又は4つである。)を回転させて、各回胴上に表示された(配置又は描かれた)複数の図柄(識別情報)を変動させる変動表示ゲームを開始する。
スイッチユニット20(操作部20)には、左停止ボタン5a、中停止ボタン5b及び右停止ボタン5c設けられている。なお、スタートボタン4を含めて設けてもよい。回胴式遊技機の正面側から前方へ突出する様に一対の腕部14bが設けられており、保持部14cはスイッチユニット20をこの一対の腕部14bに揺動可能に保持する。保持部14cとしては、一般に採用されている揺動軸心部材でもよいが、ロータリーダンパ(特開2012‐102827、特開2012‐7714、特開2015‐178852)を採用してもよい。このロータリーダンパは、固定部材として兼用できる。
保持部14cは、回胴式遊技機1の正面側に接触する接触位置と、この接触位置から前方に揺動した揺動位置に、スイッチユニット20を保持することが可能である。スイッチユニット20の裏面は、接触位置において回胴式遊技機1の正面側に接触した方が安定するが、接触するまでもなく、回胴式遊技機1の正面側の近傍位置に保持されてもよい。なお、回胴式遊技機1の正面側の近傍位置から前方に移動することによって離間した離間位置に、スイッチユニット20を保持することが可能である。接触位置(近傍位置)において、スイッチユニット20は略垂直状態で保持される一方、揺動位置(離間位置)において、スイッチユニット20は略水平状態で保持される。
スイッチユニット20の内部には、止スイッチの操作を検出する検出センサが配置された回路基板と、回路基板と電気的に接続された配線(リード線)とが備えており、腕部14bの内部を通って、回胴式遊技機1に配置された回路基板と電気的に接続されている。スイッチユニット20は、接触位置(近傍位置)において、ビス止め固定されてもよく、また揺動位置(離間位置)において、ビス止め固定されてもよい。