JP2018019463A - 蓄電セルバランス装置 - Google Patents

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Hiroshi Akiyoshi
啓史 穐吉
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Abstract

【課題】コストが低減された蓄電セルバランス装置を提供する。【解決手段】蓄電セルバランス装置は、放電スイッチ20と放電抵抗30とを備える1つの放電回路40と、蓄電セル1〜4と放電回路40との間に接続され、放電する蓄電セルを切り替える役割と、セル電圧を検出する蓄電セルを切り替える役割とを持つマルチプレクサ11及び12と、前記セル電圧が、マルチプレクサ11、12とマルチプレクサ11及び12の出力側に接続される電圧検出回路80とを介して入力され、放電される蓄電セルおよび前記セル電圧が検出される蓄電セルを選択するためのセル選択信号S1と放電スイッチオン・オフ信号Pとを出力するマイコン90と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、直列接続された蓄電セルのセル電圧をバランスする蓄電セルバランス装置に関するものである。
図4は、特許文献1の蓄電セルバランス装置を示している。図4では4個の蓄電セル1〜4が直列接続されている。放電スイッチ21〜24と放電抵抗31〜34とから成る4個の放電回路41〜44と、蓄電セル1〜4の引出線及びマルチプレクサ切替信号S2が入力される2個のマルチプレクサ11及び12と、マルチプレクサ11及び12の出力側に接続される、抵抗51とコンデンサ52と絶縁アンプ53と増幅回路55とから成る電圧検出回路80と、マルチプレクサ切替信号生成回路54と、ゲート信号生成回路60、マイコン70とを備える。マイコン70は、コンデンサ52の印加電圧Vを絶縁アンプ53と増幅回路55とを介して入力し、セル選択信号S1及び放電スイッチ選択信号S3を出力する。マルチプレクサ切替信号生成回路54は、セル選択信号S1を入力し、マルチプレクサ切替信号S2を出力する。ゲート信号生成回路60は、放電スイッチ選択信号S3を入力し、放電スイッチ21〜24のゲート信号G1〜G4を出力する。
例えば、セル選択信号S1が1のとき、マルチプレクサ11及び12の内部スイッチSW1がオンとなり、コンデンサ52に電圧V1が印加される。同様にセル選択信号S1が2、3、4のとき、スイッチSW2、SW3、SW4がそれぞれオンとなり、コンデンサ52に電圧V2、V3、V4がそれぞれ印加される。マルチプレクサ切替信号生成回路54は絶縁の役割も兼ねている。
例えば、放電スイッチ選択信号S3が1のとき、ゲート信号G1がオンとなることにより、放電スイッチ21がオンとなり、蓄電セル1が放電される。同様に放電スイッチ選択信号S3が2、3、4のときは、ゲート信号G2、G3、G4がそれぞれオンとなることにより、蓄電セル2、3、4がそれぞれ放電される。ゲート信号生成回路60は絶縁の役割も兼ねている。
マイコン70は一定周期毎にセル選択信号S1を1〜4の順で切り替えることで各蓄電セル1〜4のセル電圧V1〜V4を順に検出する。すべてのセル電圧の検出終了時にセル電圧V1〜V4のうち最大セル電圧と最小セル電圧とを検出する。例えば、V1が最大セル電圧であり、V4が最小セル電圧であるとする。次に、最大セル電圧V1と最小セル電圧V4とを比較し、最大セル電圧V1と最小セル電圧V4との差が閾値電圧を超えている場合、放電スイッチ選択信号S3を1とし、最大セル電圧である蓄電セル1を放電する。上記のような動作を繰り返すことで、蓄電セル1〜4のセル電圧V1〜V4をバランスさせることができる。
図5は、特許文献2の蓄電セルバランス装置を示している。図5では3個の蓄電セル1〜3が直列接続されている。マルチプレクサ13と放電抵抗35とから成る放電回路45と、セル電圧V1〜V3を検出する電圧検出回路81と、スイッチ回路制御信号S4を制御するマイコン71とを備える。
例えば、スイッチ回路制御信号S4によりスイッチSW2とスイッチSW6とをオンとしたとき、蓄電セル1が放電される。また、例えば、スイッチ回路制御信号S4によりスイッチSW1とスイッチSW7とをオンとしたとき、蓄電セル1と蓄電セル2とが放電される。このように、スイッチ回路制御信号S4を制御することで、セル電圧V1〜V3をバランスさせることができる。
特開2015−142431号公報 特開2015−186331号公報
しかしながら、特許文献1に記載の回路の場合、1個の蓄電セルに対して、1個の放電回路が接続されているため、コストがかかる。
また、特許文献2に記載の回路の場合、放電抵抗の数は低減できるが、放電する蓄電セルを切り替えるマルチプレクサ13に加えてセル電圧を検出する蓄電セルを切り替えるための構成が必要であるため、コストがかかる。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、コストが低減された蓄電セルバランス装置を提供することである。
本発明の一態様としての蓄電セルバランス装置は、直列接続された複数の蓄電セルのセル電圧をバランスする蓄電セルバランス装置であって、放電スイッチと放電抵抗とを備える1つの放電回路と、前記蓄電セルと前記放電回路との間に接続され、放電する蓄電セルを切り替える役割と、前記セル電圧を検出する蓄電セルを切り替える役割とを持つマルチプレクサと、前記セル電圧が、前記マルチプレクサと前記マルチプレクサの出力側に接続される電圧検出回路とを介して入力され、放電される蓄電セルおよび前記セル電圧が検出される蓄電セルを選択するためのセル選択信号と放電スイッチオン・オフ信号とを出力するマイコンと、を備えることを特徴とする。
前記マルチプレクサは、前記セル選択信号に基づき、前記セル電圧を検出する蓄電セル及び前記放電する蓄電セルを切り替え、前記放電スイッチは、前記放電スイッチオン・オフ信号に基づき、オン・オフを切り替え、前記マイコンは、前記放電スイッチがオフのときに、前記セル選択信号に対応する蓄電セルのセル電圧を検出することを特徴とする。
また、前記マイコンは、前記複数の蓄電セルのセル電圧を比較し、前記セル電圧が最大の蓄電セルが放電されるように前記セル選択信号及び前記放電スイッチオン・オフ信号を出力することを特徴とする。
また、前記マイコンは、前記セル電圧を検出する蓄電セルが、所定の周期で切り替わるように前記セル選択信号を出力することを特徴とする。
本発明によると、コストが低減された蓄電セルバランス装置を提供することができる。
本発明の蓄電セルバランス装置の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態1に係る蓄電セルバランス装置の制御例及び蓄電セルのセル電圧の挙動の例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る蓄電セルバランス装置の制御例及び蓄電セルのセル電圧の挙動の例を示す図である。 特許文献1に記載の蓄電セルバランス装置の構成を示す回路図である。 特許文献2に記載の蓄電セルバランス装置の構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、本発明の蓄電セルバランス装置の構成を示す回路図である。なお、図4に示した回路と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。図1に示す回路は、図4に示した回路と比較すると、放電回路41〜44と、ゲート信号生成回路60とを接続せず、マルチプレクサ11及び12の出力側に放電スイッチ20及び放電抵抗30を備える放電回路40と、マイコン90からの放電スイッチオン・オフ信号Pを入力し、放電スイッチ20のゲート信号Gを出力する絶縁回路61とを接続した構成である。すなわち、放電回路40は1つであり、マルチプレクサ11及び12は、蓄電セル1〜4と放電回路40との間に接続される。また、セル電圧は、マルチプレクサ11及び12とマルチプレクサ11及び12の出力側に接続される電圧検出回路80とを介して入力される。マイコン90は、放電される蓄電セルおよびセル電圧が検出される蓄電セルを選択するためのセル選択信号S1と放電スイッチオン・オフ信号Pとを出力する。
マルチプレクサ切替信号生成回路54は、マイコン90からのセル選択信号S1に基づき、放電する蓄電セル及びセル電圧を検出する蓄電セルを切り替えるマルチプレクサ切替信号S2を出力する。マルチプレクサ11及び12は、マルチプレクサ切替信号S2に基づき、スイッチSW1〜4のオン・オフを切り替える。スイッチSWn(n=1〜4)がオンに切り替わると、蓄電セルnに接続する回路が閉じ、マイコン90によるセル電圧Vnの検出及び放電回路40による蓄電セルnの放電が可能となる。換言すれば、マルチプレクサ11及び12は、セル電圧を検出する蓄電セルを切り替える役割と、放電回路40により放電される蓄電セルを切り替える役割とを持つ。
放電スイッチオン・オフ信号Pがオンのとき、ゲート信号Gがオンとなり、放電スイッチ20がオンとなる。この場合、オンとなっているスイッチSWnに対応する放電回路40による放電を行う。放電スイッチオン・オフ信号Pがオフのとき、ゲート信号Gがオフとなり、放電スイッチ20がオフとなる。この場合、放電回路40による放電は行わないが、オンとなっているスイッチSWnに対応する蓄電セルnのセル電圧Vnの検出は行う。換言すれば、マイコン90は、放電スイッチ20のオン・オフを切り替える放電スイッチオン・オフ信号Pを出力し、放電スイッチ20がオフのときに、セル選択信号S1に対応する蓄電セルnのセル電圧Vnを検出する。以下、制御について具体的に説明する。
図2は、本発明の実施形態1に係る蓄電セルバランス装置の制御例及び蓄電セルのセル電圧の挙動の例を示す図である。横軸は時刻を示す。V1〜V4は、蓄電セル1〜4のセル電圧を示す。説明の便宜上、時刻t0において、V1>V2>V3>V4の関係にあるものとする。
放電セル番号N1はマイコン90により演算され、放電する蓄電セルnに対応するものであり、後述する周期T1の4倍の周期間隔で切り替える。
セル選択信号S1は、マイコン90により演算され、セル電圧を検出する蓄電セルに対応するものであり、周期T1毎に、1〜4の値に順に切り替える。
時刻t0で、放電セル番号N1を0とする。放電セル番号N1とセル選択信号S1とが一致しないとき、放電スイッチオン・オフ信号Pをオフとし、放電スイッチ20をオフとする。放電セル番号N1とセル選択信号S1とが一致したとき、放電スイッチオン・オフ信号Pを周期T1のうち時間T2の間だけオンとし、残りの間はオフとする。すなわち、S1=N1のとき、周期T1のうち時間T2の間だけ放電スイッチ20をオンとし、残りの間はオフとする。時間T2は周期T1よりも短ければよく、例えば時間T2は周期T1の半分とすることができる。
初めに、時刻t0〜時刻t4における、セル電圧の検出について説明する。時刻t0〜時刻t4の間、放電セル番号N1は、時刻t0における値である0に維持される。
時刻t1で、セル選択信号S1は1であるため、スイッチSW1がオンとなり、蓄電セル1のセル電圧V1(図3の(1)参照)を検出する。次に、セル選択信号S1を1から2に切り替える。時刻t2で、セル選択信号S1は2であるため、スイッチSW2がオンとなり、蓄電セル2のセル電圧V2(図3の(2)参照)を検出する。次に、セル選択信号S1を2から3に切り替える。時刻t3で、セル選択信号S1は3であるため、スイッチSW3がオンとなり、蓄電セル3のセル電圧V3(図3の(3)参照)を検出する。次に、セル選択信号S1を3から4に切り替える。時刻t4で、セル選択信号S1は4であるため、スイッチSW4がオンとなり、蓄電セル4のセル電圧V4(図3の(4)参照)を検出する。次に、セル選択信号S1を4から1に切り替える。時刻t4以降、セル選択信号S1は、上述した、時刻t0〜時刻t4における切り替えと同様の切り替えを繰り返す。
時刻t4で、全ての蓄電セルのセル電圧の検出が終わると、マイコン90により、各蓄電セルのセル電圧V1〜V4を比較し、最大セル電圧と、最小セル電圧とを検出する。例えば、最大セル電圧がV1であり、最小セル電圧がV4であるとする。次に、最大セル電圧V1と最小セル電圧V4とを比較し、最大セル電圧V1と最小セル電圧V4との差が閾値電圧以上であれば、放電セル番号N1を最大セル電圧の蓄電セルに対応する番号とする。上記の例では具体的に1、とする。換言すれば、マイコン90は、複数の蓄電セルのセル電圧を比較し、セル電圧が最大の蓄電セルが放電されるように放電スイッチオン・オフ信号Pを出力する。放電セル番号N1の値は、時刻t4〜時刻t8の間、1に維持される。
次に、時刻t4から時刻t8における、セル電圧の検出について説明する。
時刻t4〜時刻t5において、放電セル番号N1とセル選択信号S1とが一致しているため、放電スイッチオン・オフ信号Pを周期T1のうち時間T2の間だけオンとし、残りの間はオフとする。すなわち、周期T1のうち時間T2の間だけ放電スイッチ20をオンとし、残りの間はオフとなる。具体的に、時刻t4から時間T2の間、放電スイッチオン・オフ信号Pがオンとなる。この間、SW1がオンであり、蓄電セル1が放電される。また、時刻t5〜時刻t8において、放電セル番号N1とセル選択信号S1とが一致しないため、放電スイッチオン・オフ信号Pがオフ、すなわち、放電スイッチ20がオフとなり、いずれの蓄電セルも放電されない。
放電には、蓄電セル1の内部抵抗による電圧降下が伴う。そのため、放電中にセル電圧の検出を行うと、蓄電セルに蓄電された電荷によって形成される電圧のみではなく、上記の電圧降下が含まれた電圧がセル電圧として検出される。そこで、時刻t4から時間T2経過後に放電スイッチオン・オフ信号Pをオンからオフし、放電スイッチ20をオフとした状態、すなわち蓄電セル1の内部抵抗による電圧降下が無い状態で蓄電セル1のセル電圧V1を検出する。なお、蓄電セル1について説明したが、蓄電セル2〜4についても同様である。
時刻t5で、セル選択信号S1は1であるため、スイッチSW1がオンとなり、蓄電セル1のセル電圧V1(図3の(5)参照)を検出する。次に、セル選択信号S1を1から2に切り替える。時刻t6で、セル選択信号S1は2であるため、スイッチSW2がオンとなり、蓄電セル2のセル電圧V2(図3の(6)参照)を検出する。次に、セル選択信号S1を2から3に切り替える。時刻t7で、セル選択信号S1は3であるため、スイッチSW3がオンとなり、蓄電セル3のセル電圧V3(図3の(7)参照)を検出する。次に、セル選択信号S1を3から4に切り替える。時刻t8で、セル選択信号S1は4であるため、スイッチSW4がオンとなり、蓄電セル4のセル電圧V4(図3の(8)参照)を検出する。次に、セル選択信号S1を4から1に切り替える。
時刻t8で、全ての蓄電セルのセル電圧の検出が終わると、再びマイコン90により、最大セル電圧と、最小セル電圧とを検出する。時刻t8以降、マイコン90は、上述した、時刻t4〜t8における制御を繰り返す。
上記方法により、各蓄電セルの放電を繰り返し、蓄電セル1〜4のセル電圧V1〜V4をバランスさせることができる。また、上述したように、マルチプレクサ11及び12には、放電する蓄電セルを切り替える役割と、セル電圧を検出する蓄電セルを切り替える役割とを持たせることができる。
<実施形態2>
実施形態2は、図1と同じ回路構成であり、制御法が異なる。以下、制御法について具体的に説明する。
図3は、本発明の実施形態2に係る蓄電セルバランス装置の制御例及び蓄電セルのセル電圧の挙動の例を示す図である。横軸は時刻を示す。V1〜V4は、蓄電セル1〜4のセル電圧を示す。説明の便宜上、時刻t0において、V1>V2>V3>V4の関係にあるものとする。
放電セル番号N1はマイコン90により演算され、放電する蓄電セルnに対応するものである。時刻t0で、放電セル番号N1を0とする。放電セル番号N1が0の場合、放電スイッチオン・オフ信号Pをオフとし、放電スイッチ20をオフとする。なお、放電セル番号N1は、周期T1の4倍の周期間隔で切り替える。放電セル番号N1が0でない場合、放電スイッチオン・オフ信号Pを周期T1のうち時間T2の間だけオンとし、残りの間はオフとする。すなわち、周期T1のうち時間T2の間だけ放電スイッチ20をオンとし、残りの間はオフとする。時間T2は周期T1よりも短ければよく、例えば時間T2は周期T1の半分とすることができる。
電圧検出セル番号N2は、マイコン90により演算され、セル電圧を検出する蓄電セルに対応するものであり、周期T1毎に切り替える。なお、電圧検出セル番号N2の切り替え順は、放電セル番号N1に応じた値とし、以下のような順とする。
放電セル番号N1=0の場合:1、2、3、4
放電セル番号N1=1の場合:2、3、4、1
放電セル番号N1=2の場合:3、4、1、2
放電セル番号N1=3の場合:4、1、2、3
放電セル番号N1=4の場合:1、2、3、4
換言すれば、電圧検出セル番号N2は、放電セル番号N1が0である場合を除き、放電セル番号N1が最後になるような順であるとする。
セル選択信号S1は、放電スイッチオン・オフ信号Pがオフの場合、電圧検出セル番号N2、すなわち、セル電圧を検出する蓄電セルに対応する番号とし、放電スイッチオン・オフ信号Pがオンの場合、放電セル番号N1、すなわち放電する蓄電セルに対応する番号とする。
初めに、時刻t0〜時刻t4における、セル電圧の検出について説明する。時刻t0〜時刻t4の間、放電セル番号N1は、時刻t0における値である0に維持され、電圧検出セル番号N2の切り替え順は1、2、3、4となる。この間、放電スイッチオン・オフ信号Pはオフであり、セル選択信号S1は電圧検出セル番号N2の値となる。
初め、時刻t0〜時刻t1の間、電圧検出セル番号N2を1とする。時刻t1で、セル選択信号S1は電圧検出セル番号N2の値の1であるため、スイッチSW1がオンとなり、蓄電セル1のセル電圧V1(図3の(1)参照)を検出する。次に、電圧検出セル番号N2を1から2に切り替える。時刻t2で、セル選択信号S1は電圧検出セル番号N2の値の2であるため、スイッチSW2がオンとなり、蓄電セル2のセル電圧V2(図3の(2)参照)を検出する。次に、電圧検出セル番号N2を2から3に切り替える。時刻t3で、セル選択信号S1は電圧検出セル番号N2の値の3であるため、スイッチSW3がオンとなり、蓄電セル3のセル電圧V3(図3の(3)参照)を検出する。次に、電圧検出セル番号N2を3から4に切り替える。時刻t4で、セル選択信号S1は電圧検出セル番号N2の値の4であるため、スイッチSW4がオンとなり、蓄電セル4のセル電圧V4(図3の(4)参照)を検出する。
時刻t4で、全ての蓄電セルのセル電圧の検出が終わると、マイコン90により、各蓄電セルのセル電圧V1〜V4を比較し、最大セル電圧と、最小セル電圧とを検出する。例えば、最大セル電圧がV1であり、最小セル電圧がV4であるとする。次に、最大セル電圧V1と最小セル電圧V4とを比較し、最大セル電圧V1と最小セル電圧V4との差が閾値電圧以上であれば、放電セル番号N1を最大セル電圧の蓄電セルに対応する番号、上記の例では具体的に1、とする。換言すれば、マイコン90は、複数の蓄電セルのセル電圧を比較し、セル電圧が最大の蓄電セルが放電されるようにセル選択信号S1及び放電スイッチオン・オフ信号Pを出力する。放電セル番号N1の値は、時刻t4〜時刻t8の間、1に維持され、電圧検出セル番号N2の切り替え順は2、3、4、1となる。また、マイコン90は、電圧検出セル番号N2を4から2に切り替える。
次に、時刻t4〜時刻t5における、最大セル電圧の蓄電セルの放電とセル電圧の検出について説明する。放電セル番号N1が0でないため、放電スイッチオン・オフ信号Pを周期T1のうち時間T2の間だけオンとし、残りの間はオフとする。すなわち、周期T1のうち時間T2の間だけ放電スイッチ20をオンとし、残りの間はオフとする。具体的に、時刻t4から時間T2の間、放電スイッチオン・オフ信号Pがオンとなる。この間、セル選択信号S1は放電セル番号N1の値の1であるため、スイッチSW1がオンとなり、蓄電セル1が放電される。
以下、時刻t5から時刻t8における、各信号の制御及びセル電圧の挙動について詳細を説明する。時刻t5で、セル選択信号S1は電圧検出セル番号N2の値の2であるため、スイッチSW2がオンとなり、蓄電セル2のセル電圧V2(図3の(5)参照)を検出する。次に、電圧検出セル番号N2を2から3に切り替える。放電セル番号N1が0でないため、放電スイッチオン・オフ信号Pが周期T1のうち時間T2の間だけオンとなる。具体的に、時刻t5から時間T2の間、放電スイッチオン・オフ信号Pがオンであり、この間、セル選択信号S1は放電セル番号N1の値の1であるため、スイッチSW1がオンとなり、蓄電セル1がさらに放電される。また、時刻t5から時間T2経過後に放電スイッチオン・オフ信号Pをオンからオフにし、放電スイッチ20をオフとした状態にする。放電スイッチオン・オフ信号Pがオフで、セル選択信号S1は電圧検出セル番号N2の値の3となる。
時刻t6で、放電スイッチオン・オフ信号Pがオフで、セル選択信号S1は電圧検出セル番号N2の値の3であるため、スイッチSW3がオンとなり、蓄電セル3のセル電圧V3(図3の(6)参照)を検出する。次に、電圧検出セル番号N2を3から4に切り替える。放電セル番号N1が0でないため、放電スイッチオン・オフ信号Pが周期T1のうち時間T2の間だけオンとなる。具体的に、時刻t6から時間T2の間、放電スイッチオン・オフ信号Pがオンであり、この間、セル選択信号S1は放電セル番号N1の値の1であるため、スイッチSW1がオンとなり、蓄電セル1がさらに放電される。また、時刻t6から時間T2経過後に放電スイッチオン・オフ信号Pをオンからオフにし、放電スイッチ20をオフとした状態にする。放電スイッチオン・オフ信号Pがオフで、セル選択信号S1は電圧検出セル番号N2の値の4となる。
時刻t7で、放電スイッチオン・オフ信号Pがオフで、セル選択信号S1は電圧検出セル番号N2の値の4であるため、スイッチSW4がオンとなり、蓄電セル4のセル電圧V4(図3の(7)参照)を検出する。次に、電圧検出セル番号N2を4から1に切り替える。放電セル番号N1が0でないため、放電スイッチオン・オフ信号Pが周期T1のうち時間T2の間だけオンとなる。具体的に、時刻t7から時間T2の間、放電スイッチオン・オフ信号Pがオンであり、この間、セル選択信号S1は放電セル番号N1の値の1であるため、スイッチSW1がオンとなり、蓄電セル1がさらに放電される。また、時刻t7から時間T2経過後に放電スイッチオン・オフ信号Pをオンからオフにし、放電スイッチ20をオフとした状態にする。放電スイッチオン・オフ信号Pがオフで、セル選択信号S1は電圧検出セル番号N2の値の1となる。
時刻t8で、放電スイッチオン・オフ信号Pがオフで、セル選択信号S1は電圧検出セル番号N2の値の1であるため、スイッチSW1がオンとなり、蓄電セル1のセル電圧V1(図3の(8)参照)を検出する。次に、再び、マイコン90により最大セル電圧と、最小セル電圧とを検出する。時刻t8以降、マイコン90は、上述した、時刻t4〜時刻t8における制御を繰り返す。
上記方法により、各蓄電セルの放電を繰り返し、蓄電セル1〜4のセル電圧V1〜V4をバランスさせることができる。また、上述したように、マルチプレクサ11及び12には、放電する蓄電セルを切り替える役割と、セル電圧を検出する蓄電セルを切り替える役割とを持たせることができる。
実施形態2の方法は、実施形態1の方法よりも蓄電セルの電圧を早くバランスさせることが可能である。
このような実施形態により、コストが低減された蓄電セルバランス装置を提供することができる。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。例えば、上述の実施形態では蓄電セルの数を4個としたがこの個数に限定されるものではない。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲に記載した内容を逸脱しない範囲での変更が可能である。
本発明は、蓄電セルを直列接続した装置全てに適応可能である。
1、2、3、4 蓄電セル
11、12 マルチプレクサ
20 放電スイッチ
30 放電抵抗
40 放電回路
51 抵抗
52 コンデンサ
53 絶縁アンプ
54 マルチプレクサ切替信号生成回路
55 増幅回路
61 絶縁回路
80 電圧検出回路
90 マイコン

Claims (4)

  1. 直列接続された複数の蓄電セルのセル電圧をバランスする蓄電セルバランス装置であって、
    放電スイッチと放電抵抗とを備える1つの放電回路と、
    前記蓄電セルと前記放電回路との間に接続され、放電する蓄電セルを切り替える役割と、前記セル電圧を検出する蓄電セルを切り替える役割とを持つマルチプレクサと、
    前記セル電圧が、前記マルチプレクサと前記マルチプレクサの出力側に接続される電圧検出回路とを介して入力され、放電される蓄電セルおよび前記セル電圧が検出される蓄電セルを選択するためのセル選択信号と放電スイッチオン・オフ信号とを出力するマイコンと、
    を備えることを特徴とする蓄電セルバランス装置。
  2. 前記マルチプレクサは、前記セル選択信号に基づき、前記セル電圧を検出する蓄電セル及び前記放電する蓄電セルを切り替え、
    前記放電スイッチは、前記放電スイッチオン・オフ信号に基づき、オン・オフを切り替え、
    前記マイコンは、前記放電スイッチがオフのときに、前記セル選択信号に対応する蓄電セルのセル電圧を検出することを特徴とする、請求項1に記載の蓄電セルバランス装置。
  3. 前記マイコンは、前記複数の蓄電セルのセル電圧を比較し、前記セル電圧が最大の蓄電セルが放電されるように前記セル選択信号及び前記放電スイッチオン・オフ信号を出力することを特徴とする、請求項2に記載の蓄電セルバランス装置。
  4. 前記マイコンは、前記セル電圧を検出する蓄電セルが、所定の周期で切り替わるように前記セル選択信号を出力することを特徴とする、請求項2〜3のいずれか一項に記載の蓄電セルバランス装置。
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