JP2018018161A - セキュリティシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】建物から逃走する不審者を追尾して継続的に撮影可能なセキュリティシステムを提供する。【解決手段】ホームセキュリティシステム30Aは、建物100Aに不審者が侵入又は侵入を試みた場合に、マルチコプター34Aを遠隔制御して、マルチコプター34Aのカメラで不審者を含む画像情報を取得する。セキュリティ管理システム60は、ホームセキュリティシステム30Aと通信可能に構成され、ホームセキュリティシステム30Aを介してマルチコプター34Aが取得した画像情報を受信すると共に、建物100B、100C、100Dが各々備えるマルチコプター34B、34C、34Dを遠隔制御して不審者の画像情報を取得させ、取得させた画像情報を建物100B、100C、100Dのホームセキュリティシステムを介して受信する。【選択図】図1

Description

本発明は、建物を保安するセキュリティシステムに関する。
特許文献1には、家屋に異常が発生した場合に、その家屋周辺を走行中の車両によって撮影された画像から不審者を特定し、さらに周辺の車両や家屋から送信された画像から不審者の居場所を特定して、不審者を追跡する監視システムの発明が開示されている。
特開2009−169540号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、不審者を撮影する際に撮影機能を備えた車両が家屋の近くを走行中とは限らず、逃走する不審者の撮影に失敗するおそれがあった。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、建物から逃走する不審者を追尾して継続的に撮影可能なセキュリティシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の態様は、建物に備えられ、カメラを有し、遠隔制御による飛行が可能で、前記カメラで取得した画像情報を送信可能な無人機と、前記建物に不審者が侵入又は侵入を試みた場合に、前記無人機を遠隔制御して、前記無人機のカメラで前記不審者を含む画像情報を取得する屋内制御部と、前記屋内制御部と通信可能に構成され、前記屋内制御部を介して前記無人機が取得した画像情報を受信すると共に、他の建物が備える他の無人機を遠隔制御して前記不審者の画像情報を取得させ、該取得させた画像情報を前記他の建物の屋内制御部を介して受信する屋外制御部と、を備えるセキュリティシステム。
第1の態様によれば、建物に不審者が侵入又は侵入を試みた場合に、無人機を飛行させて上空から不審者を撮影する。さらに、他の建物が備える他の無人機を遠隔制御して、不審者を撮影することにより、建物から逃走する不審者を追尾して継続的に撮影する。
第2の態様は、前記建物は、出入り口及び窓の開閉を検知する検知部を各々備え、前記屋内制御部は、前記検知部が前記出入り口及び窓の開閉を検知した場合に前記建物に前記不審者が侵入又は侵入を試みたと判定し、前記不審者が侵入したことを前記屋外制御部に送信し、前記屋外制御部は、前記屋内制御部を介して前記無人機の遠隔制御を実行する。
第2の態様によれば、建物の出入り口及び窓に不審者の侵入を検知するセンサを設け、当該センサによって不審者の建物への侵入又は侵入未遂を検知する。不審者による建物への侵入又は侵入未遂の一報が通知されると、無人機の遠隔制御は屋内制御部から屋外制御部に移行される。
第3の態様は、前記無人機は、自機の位置を測位可能に構成され、自機の位置情報を前記屋内制御部を介して前記屋外制御部に送信し、前記屋外制御部は、前記無人機の位置情報に基づいて前記不審者の位置を推定し、該推定した位置に前記他の無人機を飛行させる遠隔制御を実行する。
第3の態様によれば、無人機の位置に基づいて、逃走する不審者の位置を推定し、推定した位置に他の無人機を飛行させ、不審者を多角的に捕捉することが可能になる。
第4の態様は、前記屋外制御部は、前記無人機が取得した画像情報から前記不審者の進行方向を推定し、該進行方向の先に前記他の無人機を遠隔制御して配置する。
第4の態様によれば、画像処理により、不審者が逃走する方向を推定して、推定した方向の先に他の無人機を飛行させ、不審者を継続的に撮影することが可能になる。
第5の態様は、前記建物及び前記他の建物は、前記建物及び前記他の建物の各々の周辺を撮影可能な防犯カメラを備え、前記屋外制御部は、前記防犯カメラを遠隔制御して前記不審者の画像情報を取得する。
第5の態様によれば、逃走する不審者を防犯カメラによって捕捉することができる。
第6の態様は、前記屋外制御部は、前記無人機が撮影した画像情報から前記不審者の外見上の特徴を抽出し、前記他の無人機及び前記防犯カメラから取得した画像を検索して、前記不審者を捕捉した前記他の無人機及び前記防犯カメラを特定する。
第6の態様によれば、画像情報から抽出した不審者の外見上の特徴から、不審者を捕捉した無人機及び防犯カメラを特定することができる。
第7の態様は、前記屋外制御部は、前記他の無人機を備える建物に、前記建物に不審者が侵入又は侵入を試みたことを通知する。
第7の態様によれば、他の建物の居住者に、近所に不審者が存在又は存在するおそれがあることを通知できる。
以上説明したように、本発明によれば、建物から逃走する不審者を追尾して継続的に撮影できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るセキュリティシステムの一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るセキュリティシステムにおける、マルチコプターを用いた不審者の追跡の一例を示した説明図である。 本発明の実施の形態に係るセキュリティシステムにおけるマルチコプターによる不審者の位置の算出に係る説明図である。 建物が備える防犯カメラを補完的に併用した場合の概略図である。 他のマルチコプターを不審者の進行方向に先回りさせた例の概略図である。 本発明の実施の形態に係るセキュリティシステムの不審者が建物に侵入又は侵入を試みた場合のホームセキュリティシステムによる侵入対処処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るセキュリティシステムにおけるセキュリティ管理システムによる追跡処理の一例を示したフローチャートである。
以下、図面を参照して本実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係るセキュリティシステム10の一例を示す概略図である。本実施の形態では、建物100Aに設けられたホームセキュリティシステム30A及び情報センターのセキュリティ管理システム60を含んで構成されている。また、ホームセキュリティシステム30Aは、ネットワーク50を介して情報センターのセキュリティ管理システム60と接続されている。図1に示した建物100Aは、一戸建て住宅を示しているが、本実施の形態では建物100Aは複数世帯が居住する集合住宅も含む。
また、建物100Aは、防犯カメラ付きのマルチコプター34Aを備えている。マルチコプター34Aは、昨今は「ドローン」と呼称されることが多い、遠隔操作による飛行が可能な無人機であり、カメラで撮影した画像をホームセキュリティシステム30Aに無線通信で送信する。
マルチコプター34Aは、蓄電池の電力によりモータを駆動させて飛行する。本実施の形態では、建物100Aは、軒下等に風雨の影響を受けないように覆いが設けられたマルチコプター34Aの格納庫(図示せず)を備える。格納庫にマルチコプター34Aが格納されている場合には、電磁誘導等の非接触電力伝送により、マルチコプター34Aの蓄電池を充電する。
本実施の形態に係るセキュリティシステム10は、建物100Aのみならず、建物100B、100C、100Dにも適用される。図1において図示していないが、建建物100B、100C、100Dには、建物100Aと同様にホームセキュリティシステムが設けられている。また、建物100B、100C、100Dは、建物100Aと同様に防犯カメラ付きのマルチコプター34B、34C、34D及びそれらの格納庫を各々備えている。
ホームセキュリティシステム30Aは、空き巣又は強盗等の住宅侵入犯罪、火災、ガス漏れ等から建物100A及び居住者を保安する装置であり、本実施の形態では、センサ32Bによって建物100Aのドア32Aの開閉を、センサ36Bによって窓36Aの開閉を、各々検出する。ホームセキュリティシステム30Aは、セキュリティモードが設定されると、ドア32A及び窓36Aのいずれかが開けられたことをセンサ32B、36Bによって検出した場合に、即時に警報音を発すると共に、不審者が建物100Aに侵入又は侵入を試みた旨を情報センターのセキュリティ管理システム60に送信する。セキュリティ管理システム60は、不審者が建物100Aに侵入又は侵入を試みた旨を建物100B、100C、100Dの各々のホームセキュリティシステムに通知する。
センサ32B、36Bは、一例として、ドア32A及び窓36Aの扉に各々設けられた永久磁石の磁界を検出し、検出した磁界に応じた信号を出力する磁気センサである。ドア32A及び窓36Aの扉が開けられると、ドア32A及び窓36Aの扉に各々設けられた永久磁石と各々の磁気センサとの距離が変化するので、センサ32B、36Bが検出する磁界は減衰し、センサ32B、36Bが出力する信号の強度が低下する。ホームセキュリティシステム30Aは、センサ32B、36Bが出力した信号の強度の変化から、ドア32A及び窓36Aが開けられたと判断する。なお、図示は省略したが、建物100B、100C、100Dにも、ドア及び窓の開閉を検出可能なセンサが各々設けられている。そして、建物100B、100C、100Dに各々設けられたホームセキュリティシステムは、施錠されているドア及び窓のいずれかが開けられた場合に、即時に警報音を発すると共に、不審者が建物100Aに侵入又は侵入を試みた旨を情報センターのセキュリティ管理システム60に送信する。
マルチコプター34Aは、ホームセキュリティシステム30A及び情報センターのセキュリティ管理システム60から遠隔制御が可能である。具体的には、飛行の制御(操縦)、搭載カメラのカメラアングル及び撮影画角の変更が遠隔操作によって可能である。セキュリティ管理システム60からマルチコプター34Aを遠隔操作する場合には、ネットワーク50及びホームセキュリティシステム30Aを介して制御信号がマルチコプター34Aに送信される。後述するように、マルチコプター34Aは、ホームセキュリティシステム30Aから送信される制御信号の電波が届く範囲内で遠隔操作が可能になっている。なお、建物100B、100C、100Dが各々備えるマルチコプター34B、34C、34Dも、マルチコプター34Aと同様に、情報センターのセキュリティ管理システム60から遠隔制御が可能である。
ホームセキュリティシステム30Aは、基本的には一般的なコンピュータの構成とされている。図示は省略するが、CPU、ROM、RAM及び入出力ポート等を備え、それぞれシステムバスやデータバス等のバスに接続されている。さらにホームセキュリティシステム30Aは、情報の表示及び入力が可能な表示入力部を備える。本実施の形態では、マルチコプター34Aが撮影した画像及びセキュリティ管理システム60等から送信された情報を表示入力部に表示させる。表示入力部からは、マルチコプター34Aの操作が可能である。マルチコプター34Aの操作(操縦)は、例えば、マルチコプター34Aが備えるカメラの画像を表示入力部で確認して行う。情報センターのセキュリティ管理システム60側からの操作も同様で、一例として、情報センターに設けられた表示入力部にマルチコプター34Aが備えるカメラの画像を表示し、オペレータは、表示された画像を確認しながらマルチコプター34Aを操作(操縦)する。また、ホームセキュリティシステム30Aの表示入力部には、セキュリティ管理システム60からマルチコプター34Aが遠隔操作される場合に、その旨がセキュリティ管理システム60から通知される。なお、建物100B、100C、100Dの各々が備えるホームセキュリティシステムは、上述のホームセキュリティシステム30Aと同様であり、マルチコプター34B、34C、34Dも上述のマルチコプター34Aと同様であるので、詳細な説明は省略する。
マルチコプター34A、34B、34C、34Dは、自律飛行が可能なように構成されている。自律飛行は、一例として、マルチコプター34A、34B、34C、34Dの各々に内蔵されたGPS装置によって自機の位置を把握し、自機に内蔵された地図データ及びプログラムに従って動作するというものである。さらには、レーダー又は障害物センサをマルチコプター34A、34B、34C、34Dの各々に設け、電柱等の障害物を検知した場合には当該障害物を回避しつつ自機に内蔵された地図データ及びプログラムに従って飛行を継続する。なお、マルチコプター34A、34B、34C、34Dの自律飛行は、マルチコプター34A、34B、34C、34Dが備えるプロセッサを用いて行ってもよいし、建物100A、100B、100C、100Dが各々備えるホームセキュリティシステム又はセキュリティ管理システム60においてマルチコプター34A、34B、34C、34Dの制御信号を自律的に生成してマルチコプター34A、34B、34C、34Dに送信し、当該制御信号に従ってマルチコプター34A、34B、34C、34Dを飛行させてもよい。
自律飛行に係るマルチコプター34A、34B、34C、34Dのプログラムには多様な態様が適用可能だが、一例として、監視対象である不審者の位置が判明した場合、不審者の位置と自機の位置との偏差を減少させることにより、不審者と所定距離まで接近して飛行する制御をする。
表示入力部は、操作部と表示部とが一体化したタッチパネルを適用するようにしてもよいし、表示部とは別に機械的なスイッチ等を設けるようにしてもよいし、タッチパネル及び機械的なスイッチの双方を備えるようにしてもよい。また、機械的なスイッチの代わりにタッチスイッチを適用するようにしてもよい。また、ホームセキュリティシステム30A及び情報センターのセキュリティ管理システム60等にウェブセキュリティ管理システム機能を設けて、パーソナルコンピュータや、タブレット端末、スマートフォン等の汎用端末のブラウザで表示させてもよい。
本実施の形態では、マルチコプター34A、34B、34C、34Dは、ホームセキュリティシステム30A及び建物100B、100C、100Dの各々が備えるホームセキュリティシステムの表示入力部での操作により、マルチコプター34A、34B、34C、34Dのセキュリティ管理システム60からの遠隔操作を拒絶する設定が可能である。セキュリティ管理システム60からの遠隔操作を拒絶した場合は、建物100A、100B、100C、100Dが各々備えるホームセキュリティシステムからマルチコプター34A、34B、34C、34Dの各々への遠隔操作が優先される。
セキュリティ管理システム60は、建物100A、100B、100C、100Dが各々備えるホームセキュリティシステムによってマルチコプター34A、34B、34C、34Dの遠隔操作が拒絶されていない場合には、マルチコプター34A、34B、34C、34Dを遠隔操作する。かかる遠隔操作は、マルチコプター34A、34B、34C、34Dの管理者である建物100A、100B、100C、100Dの居住者の意に反した操作であるため、建物100A、100B、100C、100Dの居住者には、遠隔操作に係る対価としてのインセンティブが情報センターから支払われる。
また、情報センターのセキュリティ管理システム60は、不審者が建物100A、100B、100C、100Dのいずれかに侵入又は侵入を試みた際の警報信号が送信された場合には、不審者が侵入等を行った建物近くの他の建物のマルチコプターによって、不審者の画像を捕捉する。さらには、既存の画像処理技術により、不審者の外見上の特徴を抽出し、当該特徴を有する人物を追尾して撮影するように、複数のマルチコプターを遠隔制御する。従って、セキュリティ管理システム60には、本実施の形態に係るセキュリティシステム10を導入している建物100A、100B、100C、100Dのマルチコプター34A、34B、34C、34Dが登録され、必要に応じて各々を遠隔制御できるようになっている。
マルチコプター34A、34B、34C、34Dの自律飛行が可能な場合には、不審者の位置情報をセキュリティ管理システム60からマルチコプター34A、34B、34C、34Dに送信し、マルチコプター34A、34B、34C、34Dは当該位置情報が示す位置と自機の位置との偏差を減少させる制御により、自機を不審者から所定距離まで接近させる。自律飛行による接近後は、情報センターのオペレータによる遠隔操作によってマルチコプター34A、34B、34C、34Dを飛行させてもよい。
図2は、本実施の形態に係るセキュリティシステム10における、マルチコプター34A、34B、34C、34Dを用いた不審者40の追跡の一例を示した説明図である。本実施の形態では、不審者40が侵入又は侵入を試みた建物100Aのマルチコプター34Aが逃走する不審者40を発見し、不審者40の位置情報をセキュリティ管理システム60へ送信する。セキュリティ管理システム60は、不審者40が建物100A周辺の建物の稼働可能なマルチコプターを不審者40の位置へ急行させる。
建物100A周辺の建物は、図2において、斜線を施した建物であり、建物100Aから所定半径の円であるマルチコプター起動範囲46内に存在する建物である。所定半径は、一例として100mであるが、システムの処理能力に余力がある場合には、より大きな範囲をマルチコプター起動範囲46としてもよい。
マルチコプター34Aは、建物100Aのホームセキュリティシステム30Aから送信される電波で遠隔制御されるが、電波が届く範囲には限界がある。図2に示した移動可能範囲42Aが、建物100Aからマルチコプター34Aが遠隔制御可能な範囲である。
本実施の形態では、不審者40の位置へ複数機のマルチコプターを急行させることが可能な場合には、図2に示したように、1機目のマルチコプター(不審者40が侵入した建物100Aのマルチコプター)であるマルチコプター34Aは、移動可能範囲42A内において、逃走する不審者40を追尾しながら撮影すると共に、不審者40の位置情報をホームセキュリティシステム30Aを介してセキュリティ管理システム60に送信する。マルチコプター34Aが備えるカメラが撮影可能な範囲にも限界があるので、マルチコプター34Aのカメラの撮影可能範囲44A内に不審者40が入るように、マルチコプター34Aを遠隔制御する。
2機目以降のマルチコプター34Bは、1機目のマルチコプター34Aの反対側に位置して撮影可能範囲44B内の不審者40を撮影する。マルチコプター34Aとマルチコプター34Bとで異なる方向から不審者40を多角的に撮影することにより、不審者40の外見上の特徴である服装等の形状が抽出しやすくなる。
また、マルチコプター34C、34Dのように、自機の移動可能範囲42Dを越えた領域に不審者40が存在する場合には、不審者40の現在位置に最も接近できる位置にマルチコプター34C、34Dを移動させる。一例として、不審者40がマルチコプター34Cの撮影可能範囲44C又はマルチコプター34Dの撮影可能範囲44Dに移動してくる場合に備え、マルチコプター34C、34Dを図2に示した位置で待機させる。
図3は、本実施の形態に係るセキュリティシステム10におけるマルチコプターによる不審者40の位置の算出に係る説明図である。前述のように、マルチコプター34Aをはじめとする本実施の形態に係るマルチコプターは、内蔵されたGPS装置により、自機の位置を側位できる。また、マルチコプター34Aをはじめとする本実施の形態に係るマルチコプターは、方位を検出するジャイロセンサ等のセンサにより、カメラが捉えた不審者40が存在する方向を検出可能である。
本実施の形態において、不審者の位置は、GPSによるマルチコプター34Aの自機の位置と、自機と不審者40との距離βと、自機から不審者40の方向とによって算出される。
本実施の形態において、距離βの算出には、2通りの方法がある。1つはマルチコプター34Aが不審者までの直線距離αを測定可能なレーダー又はレーザーセンサを備える場合、距離βは、下記の式(1)によって算出される。hはマルチコプター34Aの高度であり、マルチコプター34Aが備えるGPS装置によって検出できる。
もう1つは、マルチコプター34Aのカメラアングルから角度θが検出できる場合、距離βは、下記の式(2)によって算出される。
マルチコプター34Aは、自機の位置と、自機と不審者40との距離βと、自機から不審者40の方向と、をホームセキュリティシステム30Aを介してセキュリティ管理システム60に送信し、セキュリティ管理システム60は、受信した情報に基づいて不審者40の具体的な位置を算出し、マルチコプター34B、34C、34Dに送信する。
図4は、建物が備える防犯カメラ48を補完的に併用した場合の概略図である。防犯カメラ48は、建物の玄関先等に固定されているので、マルチコプター34Aのように自在な位置から不審者40を捕捉することはできないが、撮影範囲52に不審者40が入るように、撮影画角及びカメラアングルを制御することは可能である。
情報センターはセキュリティ管理システム60から建物の防犯カメラ48を遠隔制御して、不審者40を捕捉し、既知の画像処理により、不審者40移動方向を推定し、他のマルチコプター34Bを不審者40が移動する方向に先回りさせることが可能である。図5は、他のマルチコプター34Bを不審者40の進行方向に先回りさせた例の概略図である。図5に示したように、不審者40の推定される進路上に別のマルチコプターを展開することにより、不審者40の映像を多角的に、かつ確実に取得できる。
図6は、本実施の形態に係るセキュリティシステム10の不審者40が建物100Aに侵入又は侵入を試みた場合のホームセキュリティシステム30Aによる侵入対処処理の一例を示したフローチャートである。
ステップ600では、センサ32B、36Bによりドア32A又は窓36Aがこじ開けられたことを検出した場合に、警報音を鳴らして不審者40を威嚇する。同時に、セキュリティ管理システム60に不審者40が建物100Aに侵入又は侵入を試みたことを通知する。
ステップ602では、マルチコプター34Aを発進させ、ステップ604では、マルチコプター34Aが撮影した不審者40の映像、図3に示したように算出した不審者40の位置に係る情報をセキュリティ管理システム60に送信して処理をリターンする。
なお、ステップ602、604でのマルチコプター34Aの遠隔制御は、ホームセキュリティシステム30Aが行うが、その後のマルチコプター34Aの遠隔制御は、セキュリティ管理システム60が代行してもよい。セキュリティ管理システム60には常時オペレータが在席しているので、必要に応じて、マルチコプター34Aを手動で操作して、不審者40の画像を取得できるからである。また、プライバシ−の問題で、マルチコプター34Aの所有者である建物100Aの居住者にマルチコプター34Aが撮影した画像を表示しない場合もあるので、かかる場合にも、マルチコプター34Aの遠隔制御は、セキュリティ管理システム60が代行することが望ましい。
図7は、本実施の形態に係るセキュリティシステム10におけるセキュリティ管理システム60による追跡処理の一例を示したフローチャートである。ステップ700では、マルチコプター34Aが撮影した不審者40の画像を既知の画像処理技術を用いて処理し、不審者40の服装等の外見上の特徴を抽出する。抽出した特徴で、マルチコプター及び防犯カメラから取得した画像を検索することで、不審者40を捕捉したマルチコプター及び防犯カメラを特定できる。
ステップ702では、不審者40から一定距離内の全マルチコプターに起動の指示を送信する。ステップ704では、不審者40近くの防犯カメラの撮影指示を送信し、ステップ706では、撮影した不審者40の映像をセキュリティ管理システムの表示部に表示させ、オペレータに確認させて処理をリターンする。
以上説明したように本実施の形態では建物100Aが備えるマルチコプター34Aのみならず、建物100B、100C、100Dが各々備えるマルチコプター34B、34C、34D、さらには建物100A、100B、100C、100Dが備える防犯カメラの連携によって、不審者40の画像情報を的確に取得することが可能になる。
本実施の形態では、複数のマルチコプター34A、34B、34C、34Dを用いることで、不審者40を上空から多角的に監視できる。マルチコプター34A、34B、34C、34Dのカメラの撮影可能範囲には限界があり、マルチコプター34A、34B、34C、34Dを遠隔操作するための電波が届く範囲にも限界があるが、本実施の形態では、不審者40の逃走経路上にマルチコプターを配し、さらに他の建物の防犯カメラを連携させることにより、不審者40の状況を的確に把握する。
セキュリティ管理システム60は、画像処理によって不審者40の進行方向を推定し、推定した不審者40の移動先にマルチコプターを向かわせると共に、不審者40近くの防犯カメラを連携させることにより、建物100Aから逃走する不審者40を追尾して継続的に撮影することが可能になる。
また、上記の実施形態におけるホームセキュリティシステム30A及びセキュリティ管理システム60で行われる各処理は、プログラムとして記憶媒体等に記憶して流通するようにしてもよい。
また、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 セキュリティシステム
30A ホームセキュリティシステム
32A ドア
32B センサ
34A、34B、34C、34D マルチコプター
36A 窓
36B センサ
40 不審者
48 防犯カメラ
50 ネットワーク
60 セキュリティ管理システム
100A、100B、100C、100D 建物
α 直線距離
β 距離
θ 角度

Claims (7)

  1. 建物に備えられ、カメラを有し、遠隔制御による飛行が可能で、前記カメラで取得した画像情報を送信可能な無人機と、
    前記建物に不審者が侵入又は侵入を試みた場合に、前記無人機を遠隔制御して、前記無人機のカメラで前記不審者を含む画像情報を取得する屋内制御部と、
    前記屋内制御部と通信可能に構成され、前記屋内制御部を介して前記無人機が取得した画像情報を受信すると共に、他の建物が備える他の無人機を遠隔制御して前記不審者の画像情報を取得させ、該取得させた画像情報を前記他の建物の屋内制御部を介して受信する屋外制御部と、
    を備えるセキュリティシステム。
  2. 前記建物は、出入り口及び窓の開閉を検知する検知部を各々備え、
    前記屋内制御部は、前記検知部が前記出入り口及び窓の開閉を検知した場合に前記建物に前記不審者が侵入又は侵入を試みたと判定し、前記不審者が侵入したことを前記屋外制御部に送信し、
    前記屋外制御部は、前記屋内制御部を介して前記無人機の遠隔制御を実行する請求項1記載のセキュリティシステム。
  3. 前記無人機は、自機の位置を測位可能に構成され、自機の位置情報を前記屋内制御部を介して前記屋外制御部に送信し、
    前記屋外制御部は、前記無人機の位置情報に基づいて前記不審者の位置を推定し、該推定した位置に前記他の無人機を飛行させる遠隔制御を実行する請求項1又は2に記載のセキュリティシステム。
  4. 前記屋外制御部は、前記無人機が取得した画像情報から前記不審者の進行方向を推定し、該進行方向の先に前記他の無人機を遠隔制御して配置する請求項1〜3のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
  5. 前記建物及び前記他の建物は、前記建物及び前記他の建物の各々の周辺を撮影可能な防犯カメラを備え、
    前記屋外制御部は、前記防犯カメラを遠隔制御して前記不審者の画像情報を取得する請求項1〜4のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
  6. 前記屋外制御部は、前記無人機が撮影した画像情報から前記不審者の外見上の特徴を抽出し、前記他の無人機及び前記防犯カメラから取得した画像を検索して、前記不審者を捕捉した前記他の無人機及び前記防犯カメラを特定する請求項5記載のセキュリティシステム。
  7. 前記屋外制御部は、前記他の無人機を備える建物に、前記建物に不審者が侵入又は侵入を試みたことを通知する請求項1〜6のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
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