JP2018018160A - 料金算出ルール設定支援装置、料金算出ルール設定支援方法及び料金算出ルール設定支援プログラム - Google Patents

料金算出ルール設定支援装置、料金算出ルール設定支援方法及び料金算出ルール設定支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】適切な料金算出ルールの設定を支援する。【解決手段】電気料金試算手段52が、電気事業者が新たに導入しようとしている電気料金算出ルールの入力を受け付け、記憶部12に格納された電気利用実績データ60に基づいて、入力された新たな電気料金算出ルールを適用する場合の顧客の電気料金を算出する。また、電気料金増減率算出手段54は、算出した電気料金に基づいて、新たに導入しようとしている電気料金算出ルールの適用前後における顧客ごとの料金の増減率を算出する。そして、変更率計算手段56は、記憶部12に記憶された契約変更予測マスタ66に基づいて、新たに導入しようとしている電気料金算出ルールへの変更が予測される顧客数を推定する。【選択図】図1

Description

本発明は、料金算出ルール設定支援装置、料金算出ルール設定支援方法及び料金算出ルール設定支援プログラムに関する。
従来、わが国においては、電力需要家の90%以上を占める7700万件の家庭を中心とした低圧需要家に対して、地域ごとに存在する全国10社の一般電気事業者から電力が供給されていた。
しかし、2016年4月からの電力小売の全面自由化により、一つの地域内に複数の事業者が存在するようになったため、需要家は料金の安い電気事業者に乗り換えることができるようになった。一方、電気事業者は、需要家の乗り換えを防いだり、需要家を新規に獲得するために、サービス内容(特に料金算出ルール)の検討を行う必要がある。
なお、商品やサービスの提供事業者が、顧客への対応や顧客との対話などから顧客の心理状況を分析し、顧客離れが起こる前に事業者から適切にアプローチすることを支援する技術が知られている(例えば、特許文献1等参照)。また、様々な料金メニューから、適切な料金メニューを試算・推奨する技術として、顧客(需要家)向けの試算に関する技術が知られている(例えば、特許文献2等参照)。
特開2014−191539号公報 特許第5717113号公報
しかしながら、上記特許文献1は、料金算出ルールの検討に用いることはできない。また、上記特許文献2は、顧客にとって適切な料金メニューを特定することはできるものの電気事業者にとって適切な料金メニューを特定することはできない。
1つの側面では、本発明は、適切な料金算出ルールの設定を支援することが可能な料金算出ルール設定支援装置、料金算出ルール設定支援方法及び料金算出ルール設定支援プログラムを提供することを目的とする。
一つの態様では、料金算出ルール設定支援装置は、新たな料金算出ルールの入力を受け付ける受付部と、記憶部に記憶されたユーザごとの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、入力された前記新たな料金算出ルールを適用する場合のユーザごとの推定料金を算出する第1算出部と、算出したユーザごとの前記推定料金に基づいて、前記新たな料金算出ルールの適用前後におけるユーザごとの料金の変動量又は変動率を算出する第2算出部と、前記記憶部に記憶された料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率に基づいて、前記新たな料金算出ルールへの変更が予測されるユーザ数の推定値を算出する第3算出部と、を備える。
適切な料金算出ルールの設定を支援することができる。
一実施形態に係る管理サーバの構成を概略的に示す図である。 管理サーバのハードウェア構成を示す図である。 図3(a)は、電気使用量データを示す図であり、図3(b)は、月間電気使用量データを示す図である。 顧客タイプマスタのデータ構造を示す図である。 図5(a)〜図5(c)は、電気料金算出ルールマスタを示す図である。 契約変更予測マスタのデータ構造を示す図である。 処理部の処理を示すフローチャートである。 図8(a)〜図8(c)は、顧客A〜Cの試算額、電気料金増減率、電気料金算出ルール変更率の算出結果を示す図である。 電気料金算出ルール変更率毎の顧客数を示す図である。 図10(a)は、変形例に係る月間電気使用量データ(顧客タイプ別)を示す図であり、図10(b)〜図10(d)は、顧客タイプ(1)〜(3)の試算額、電気料金増減率、電気料金算出ルール変更率の算出結果を示す図である。 図11(a)は、変形例に係る顧客タイプごとの顧客数を示す図であり、図11(b)は、変形例に係る電気料金算出ルール変更率毎の顧客数を示す図である。 契約変更予測マスタの作成処理を示すフローチャートである。 図12の処理を説明するための表である。 契約変更予測マスタの作成処理の変形例を示すフローチャートである。 図14の処理を説明するための表である。 他社への流出、他社からの新規加入を考慮する場合の契約変更予測マスタを示す図である。
以下、一実施形態について、図1〜図15に基づいて詳細に説明する。
図1には、一実施形態に係る料金算出ルール設定支援装置としての管理サーバ10の構成が概略的に示されている。
管理サーバ10は、インターネットなどのネットワーク70に接続されている。ネットワーク70には、電気事業者の顧客(需要家、ユーザとも呼ばれる)ごとに宅内等に設置された送信部30が接続されており、各送信部30には、電力量計(スマートメータ)20が接続されている。
電力量計20は、配電線から各顧客に供給され、各顧客により利用された電力量を計測し、計測結果を送信部30からネットワーク70を介して管理サーバ10に送信する。
管理サーバ10は、電力事業者が新たな電気料金計算ルールを導入しようとしている場合に、現在の電気料金計算ルールから新たな電気料金計算ルールに変更する既存の顧客がどの程度存在するかを算出し、算出結果を電力事業者に提供する。図1に示すように、管理サーバ10は、処理部11、記憶部12、入力部13、出力部14、受信部15等を備える。
処理部11は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)90、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)94、可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備える。これら処理部11の構成各部は、バス98に接続されている。処理部11では、ROM92に格納されているプログラム(料金算出ルール設定支援プログラムを含む)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラム(料金算出ルール設定支援プログラムを含む)をCPU90が実行することにより、図1に示す、各部機能が実現される。
具体的には、処理部11においてCPU90がプログラムを実行することで、電気利用量計算手段50、受付部及び第1算出部としての電気料金試算手段52、第2算出部としての電気料金増減率算出手段54、第3算出部としての変更率計算手段56、変更予測率算出部としてのマスタ作成手段58としての機能が実現されている。なお、処理部11の各手段は、HDD(Hard Disk Drive)等を含む記憶部12に格納されている電気利用実績データ60、電気料金算出ルールマスタ62、顧客タイプマスタ64、契約変更予測マスタ66を利用する。
電気利用量計算手段50は、顧客の時間帯ごとの電気利用量データ(電力量計20の計測結果)を集計し、月間の電気利用量データを計算する。ここで、電気利用量データは、顧客ごとの電力利用量の推移を示す情報であり、図3(a)に示すように、「顧客名」、「顧客タイプ」、「電気料金算出ルール」、「年月日」、「30分ごとの電気利用量のデータ」の各フィールドを有する。
「顧客名」のフィールドには、顧客の氏名等が格納され、「顧客タイプ」のフィールドには、顧客のタイプ(属性、グループとも言える)が格納される。ここで、顧客のタイプは、図4に示す顧客タイプマスタ64において定義されているものとする。例えば、「タイプ(1)」の場合、顧客は、一人暮らし(学生)であり、年代が10代、性別が男性で、住居種別がアパートである人物であることを意味する。また、「タイプ(2)」の場合、顧客は、一人暮らし(会社員)であり、年代が20〜30代、性別が男性で、住居種別がアパートである人物であることを意味する。なお、図4の「家族構成」には、「二人暮らし(夫婦)」、「二人暮らし(親子)」等が格納されることもあり、「年代」には、「30〜40代」、「40〜50代」等が格納されることもある。また、「住居種別」には、「マンション」、「一戸建て」、「二世帯住宅」等が格納されることもある。
図3(a)の「電気料金算出ルール」のフィールドには、現在顧客に適用されている(顧客が契約している)電気料金算出ルールの識別情報が格納される。「年月日」のフィールドには、電気利用量のデータが取得された日付が格納される。「30分ごとの電気利用量のデータ」のフィールドには、「年月日」のフィールドに格納されている日付における30分ごとの電気利用量のデータ(kWh)が格納される。
電気利用量計算手段50は、図3(a)のような各日の電気利用量データを集計して、月間の電気利用量データを計算する。図3(b)には、月間電気利用量データの一例が示されている。図3(b)に示すように、月間電気利用量データには、1か月間における6時間ごとの電気利用量の集計結果が格納される。
なお、図3(a)の電気利用量データ及び図3(b)の月間電気利用量データは、図1の電気利用実績データ60に含まれている。
電気料金試算手段52は、電気利用量計算手段50が計算した顧客の月間電気利用量データ(図3(b))に基づいて、現在顧客に適用されている料金算出ルールを用いて電気料金を試算する。また、電気料金試算手段52は、顧客の月間電気利用量データ(図3(b))に基づいて、電気事業者が新たに導入しようとしている料金算出ルールを用いて電気料金を試算する。この場合、電気料金試算手段52は、電気料金算出ルールを定義する電気料金算出ルールマスタ62を参照して、試算を行う。図5(a)〜図5(c)には、電気料金算出ルールマスタ62の例が示されている。図5(a)〜図5(c)に示すように、電気料金算出ルールマスタ62においては、ルールα、β、γのそれぞれについて、6時間ごとの電気料金の単価(1kWhあたりの単価)が定義されている。
図1に戻り、電気料金増減率算出手段54は、現在顧客に適用されている電気料金算出ルールを適用した場合の電気料金を基準とする、新たに導入しようとしている電気料金算出ルールを適用した場合の電気料金の増減率(増加率又は減少率)を算出する。
変更率計算手段56は、電気料金増減率算出手段54による算出結果に基づいて、新たに導入しようとしている料金算出ルールに変更する人の割合(変更率)を計算する。変更率計算手段56は、図6に示す契約変更予測マスタ66を参照して、変更率を計算する。ここで、契約変更予測マスタ66は、電気料金増減率に応じた電気料金算出ルールの変更予測率を格納するマスタであり、図6に示すようなデータ構造を有する。具体的には、契約変更予測マスタ66においては、料金増減率と、電気料金算出ルール変更率とが対応付けられている。契約変更予測マスタ66は、過去に電気料金算出ルール変更を行った際の顧客の変更実績に基づいて作成される。図6の契約変更予測マスタ66を用いることで、例えば、新たな料金算出ルールを適用した場合に料金が10%以上増加すると算出された顧客については、0.1%の確率で新たな料金算出ルールに変更すると予測することができる。
マスタ作成手段58は、例えば1か月ごとに契約変更予測マスタ66を作成する。なお、マスタ作成手段58による契約変更予測マスタ66の作成方法については、後に詳述する。
図1に戻り、入力部13は、キーボード、マウス、タッチパネル等を含み、出力部14は、液晶ディスプレイ等を含む。受信部15は、送信部30から送信されてくる電力量計20の計測結果を受信し、処理部11に送信する。
(処理について)
次に、処理部11の処理について、図7のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ詳細に説明する。なお、図7の処理の前提として、電力事業者が新たに導入しようとしている電気料金算出ルールを作成し、電気料金算出ルールマスタ62の試算先として設定したものとする。また、電気利用量計算手段50は、電力量計20から送信されてくる各顧客の電気利用量を取得し、適宜、図3(a)に示す電気利用量データとして格納する。また、電気利用量計算手段50は、例えば月1回等のタイミングで、図3(a)の電気利用量データに基づいて、図3(b)に示す月間電気利用量データを作成する。
図7のステップS12においては、電気料金試算手段52が、試算対象(試算元と試算先)の電気料金算出ルールを設定する。この場合、管理者が、入力部13を介して、試算元の電気料金算出ルールマスタと試算先の電気料金算出ルールマスタとを指定する。なお、本実施形態では、試算元として、図5(a)の電気料金算出ルールマスタ(ルールα)が設定され、試算先として、図5(b)の電気料金算出ルールマスタ(ルールβ)が設定されたものとする。
次いで、ステップS14では、電気料金試算手段52が、試算元の電気料金算出ルールで契約している顧客を全て抽出する。この場合、電気料金試算手段52は、図3(a)の電気利用量データを参照して、試算元であるルールαを契約している顧客を抽出する。図3(a)からは、一例として、顧客A,B,Cをはじめとする7000人が抽出されたものとする。
次いで、ステップS16では、電気料金試算手段52が、顧客毎に試算元、試算先の電気料金算出ルールで実際の月間電気利用量データから電気料金を試算する(推定する)。この場合、電気料金試算手段52は、図3(b)の月間電気利用量データのうち、ステップS14で抽出した顧客のデータを取得し、図5(a)、図5(b)の電気料金算出ルールマスタ62(ルールα、β)を用いて、電気料金を試算する。
顧客Aの場合、試算元のルールαを適用すると、
100×16+40×19+30×36+180×19=6860(円)
となり、試算先のルールβを適用すると、
100×10+40×12+30×56+180×12=5320(円)
となる。
図8(a)〜図8(c)には、顧客A〜Cの試算元のルールαを用いた試算額と、試算先のルールβを用いた試算額とが示されている。図8(a)には、上述したようにして算出された試算額が示されている。一方、図8(b)には、顧客Bに対して試算元のルールαを適用した場合の試算額(8000円)と、試算先のルールβを適用した場合の試算額(8040円)が示されている。また、図8(c)には、顧客Cに対して試算元のルールαを適用した場合の試算額(8800円)と、試算先のルールβを適用した場合の試算額(9880円)とが示されている。
次いで、ステップS18では、電気料金増減率算出手段54が、電気料金増減率を算出する。具体的には、電気料金増減率算出手段54は、試算元(ルールα)の試算額と、試算先(ルールβ)の試算額から、次式(1)を用いて料金増減率を算出する。
料金増減率=
(試算先の試算額−試算元の試算額)÷試算元の試算額×100 …(1)
例えば、顧客Aの場合、(5320−6860)÷6860×100=−22.4(%)となる。また、顧客B,Cについては、図8(a)、図8(b)に示すように、+0.5%、+12.3%となる。
次いで、ステップS20では、変更率計算手段56が、顧客毎の変更率を算出する。具体的には、変更率計算手段56は、図6の契約変更予測マスタ66を参照し、ステップS18で算出した料金増減率に基づいて、電気料金算出ルール変更率を特定する。例えば、顧客Aの料金増減率は、−22.4%であるので、図6から、電気料金算出ルール変更率は30%と特定される。また、顧客Bの料金増減率は、+0.5%であるので、図6から、電気料金算出ルール変更率は0.5%と特定される。また、顧客Cの料金増減率は、+12.3%であるので、図6から、電気料金算出ルール変更率は0.1%と特定される。
次いで、ステップS22では、各変更率に該当する顧客数を集計する。本実施形態では、ステップS14において、顧客A〜Cをはじめとする7000人が抽出されているので、7000人それぞれがどの変更率(0.1%、0.5%、10%、30%)に該当するかを確認し、各変更率に該当する顧客数を集計する。図9には、集計結果の一例が示されている。
次いで、ステップS24では、変更率計算手段56が、電気料金算出ルール変更率にそれぞれの顧客数を掛け、電気料金算出ルールを変更する顧客数を算出する。具体的には、変更率計算手段56は、次式のように、図9の同一行に存在する変更率と顧客数を積算し、積算結果の和を求め、電気料金算出ルールを変更する顧客数を求める。
0.1(%)×1000+0.5(%)×3000+30(%)×1000
=515(人)
次いで、ステップS26では、電気料金試算手段52が、次に変更率を試算したい電気料金算出ルールがあるか否かを判断する。このステップS26の判断が肯定された場合には、ステップS12に戻り、次の電気料金算出ルールを試算先に設定して、ステップS14〜S26の処理・判断を実行する。一方、ステップS26の判断が否定された場合には、図7の全処理を終了する。
なお、処理部11において求められた、電気料金算出ルールを変更する顧客数は、出力部14から出力(表示)される。これにより、管理者は、試算先のルールβやルールγを導入した場合に、どの程度の顧客が試算元から試算先へ変更するかを確認でき、新たな電気料金算出ルールを適切に評価することが可能となる。この場合、試算元と試算先の組み合わせを変更して、各組み合わせにおける算出結果を管理者に提供することで、管理者は複数の電気料金算出ルールのいずれを新たに導入するかを適切に判断することができる。
(変形例)
なお、上記においては、月間電気利用量データを顧客ごとに集計する場合について説明したが、これに限らず、月間電気利用量データを、顧客タイプごとに集計することとしてもよい。以下、図7に沿って、変形例について説明する。なお、本変形例では、説明の簡素化のため、顧客タイプは(1)〜(3)のみであるものとして説明する。
図7の処理では、ステップS12、S14が前述と同様に行われ、ステップS16に移行する。ステップS16に移行すると、電気料金試算手段52は、試算元、試算先の電気料金算出ルールを用いて、電気料金を試算(推定)する。この場合、電気料金試算手段52は、ステップS14で抽出された顧客を顧客タイプ別に分け、顧客タイプごとに、6時間ごとの電気利用量のデータの平均値(各タイプに属する全顧客の電気利用量を顧客数で除した値)を算出して、図10(a)の月間電気利用量データ(顧客タイプ別)を作成する。そして、電気料金試算手段52は、図10(a)の月間電気利用量データ(顧客タイプ別)を用いて、試算元の電気料金算出ルールを適用した場合の電気料金と、試算先の電気料金算出ルールを適用した場合の電気料金と、を顧客タイプごとに試算する。
その後、上述したのと同様にして図7のステップS18〜S22が実行され、図10(b)〜図10(d)に示すように、タイプ(1)〜(3)についての試算額、電気料金増減率、及び電気料金算出ルール変更率が算出されることになる。
次いで、ステップS24では、変更率計算手段56が、電気料金算出ルール変更率にそれぞれの顧客数を掛け、電気料金算出ルールを変更する顧客数を算出する。例えば、各顧客タイプに属する顧客数が図11(a)に示すような値であったとする。この場合、タイプ(1)、(2)、(3)は、図10(b)〜図10(d)に示すように、電気料金算出ルール変更率が30%、0.5%、0.1%であるので、図11(a)は、図11(b)のように書き換えることができる。したがって、変更率計算手段56は、次式のように、電気料金算出ルール変更率と、対応する顧客数とを積算し、積算結果の和を求め、電気料金算出ルールを変更する可能性の高い顧客数を算出する。
0.1(%)×2000+0.5(%)×3000+30(%)×1000
=317(人)
なお、ステップS26の判断が肯定された場合には、ステップS12に戻り、否定された場合には、図7の全処理が終了する。
このようにしても、電気利用量データを顧客ごとに管理する場合と同様、電気料金算出ルールを変更する顧客数を適切に算出することができる。
(契約変更予測マスタ66の作成処理)
次に、マスタ作成手段58が実行する契約変更予測マスタ66の作成処理について、図12のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ詳細に説明する。なお、図12の処理は、所定時間間隔ごと(例えば、1カ月毎)に実行される処理であるものとする。
図12の処理においては、まず、ステップS50において、マスタ作成手段58が、1つの電気料金算出ルールを特定する。次いで、ステップS51では、マスタ作成手段58は、前月において、特定した電気料金算出ルールに変更した顧客を抽出する。次いで、ステップS52では、マスタ作成手段58が、抽出した顧客の過去1年分の電気利用量を電気利用実績データ60(図3(a)の電気利用量データ)から抽出する。
次いで、ステップS54では、マスタ作成手段58が、抽出した顧客の変更前の電気料金算出ルール及び変更後の電気料金算出ルールで、それぞれ過去1年分の電気料金の計算を実施する。具体的には、マスタ作成手段58は、ステップS52で抽出した顧客の過去1年分の電気利用量から、過去1年分の月間電気利用量データを作成し、作成した過去1年分の月間電気利用量データと、変更前の電気料金算出ルールとを用いて、12か月の電気料金の平均値を算出する。また、マスタ作成手段58は、過去1年分の月間電気利用量データと、変更後の電気料金算出ルールとを用いて、12か月の電気料金の平均値を算出する。
次いで、ステップS56では、マスタ作成手段58は、変更前後で料金差額を計算し、料金の増減率を算出する。例えば変更前が6860円で、変更後が5320円であれば、増減率は、(5320−6860)÷6860×100=−22.4(%)となる。
次いで、ステップS58では、マスタ作成手段58は、電気料金増減率毎に(+10%以上、0〜+10%、0〜−10%、−10%以下それぞれについて)顧客の人数を集計する。本ステップS58で集計された人数は、図13の表の「変更した人数」の欄に格納されるとともに、「変更した人数+変更しなかった人数」の欄にも格納される。
次いで、ステップS60では、マスタ作成手段58は、前月において、特定した電気料金算出ルールに変更していない顧客を抽出する。次いで、ステップS62では、マスタ作成手段58は、抽出した顧客の過去1年分の電気利用量を電気利用実績データ60(電気利用量データ)から抽出する。
次いで、ステップS64では、マスタ作成手段58は、抽出した顧客の電気料金算出ルールで過去1年分の料金計算を実施するとともに、特定した電気料金算出ルールで過去1年分の料金計算を実施する。本ステップS64の処理は、前述したステップS54の処理と同様である。
次いで、ステップS66では、マスタ作成手段58は、ステップS64で算出した電気料金の差額を計算し、料金増減率を算出する。次いで、ステップS68では、マスタ作成手段58は、電気料金増減率毎に顧客の人数を集計する。本ステップS68で集計された人数は、図13の表の「変更した人数+変更しなかった人数」の欄に格納される(既に数値が格納されている場合には、合算する)。
次いで、ステップS69では、マスタ作成手段58は、全ての電気料金算出ルールを特定したか否かを判断する。このステップS69の判断が否定された場合には、ステップS50に戻り、未だ特定されていない電気料金算出ルールを特定した後、ステップS52〜S69の処理・判断を実行する。一方、ステップS69の判断が肯定された場合には、ステップS70に移行する。なお、ステップS70に移行する段階では、図13に示すような表が完成しているものとする。
ステップS70に移行すると、マスタ作成手段58は、料金増減率ごとに電気料金算出ルール変更率を算出する。具体的には、図13の表より、電気料金算出ルール変更率を算出する。
電気料金算出ルール変更率
=(変更した人数)/(変更した人数+変更しなかった人数)×100 …(2)
図13の表からは、図6に示すような電気料金算出ルール変更率が求められる。
次いで、ステップS72では、マスタ作成手段58が、契約変更予測マスタ66に設定を行う。すなわち、マスタ作成手段58は、ステップS70において算出した電気料金算出ルール変更率を、料金増減率と対応付けて、契約変更予測マスタ66を作成する(図6参照)。
以上のように、図12の処理を実行することで、契約変更予測マスタ66を作成することが可能となっている。
(契約変更予測マスタ66の作成処理の変形例)
なお、契約変更予測マスタ66の作成処理は、図12の処理に限られるものではない。例えば、図14のフローチャートに沿って、契約変更予測マスタ66を作成することとしてもよい。なお、図12の処理は、顧客数が比較的少ない場合に実施することが好ましく、図14の処理は、顧客数が比較的多い場合に実施することが好ましい。
図14の処理においては、まず、ステップS80において、マスタ作成手段58が、前月に電気料金算出ルールを変更した顧客を抽出する。次いで、ステップS82では、マスタ作成手段58は、抽出した顧客の過去1年分の電気利用量を抽出する。
次いで、ステップS84では、マスタ作成手段58は、変更前後の電気料金算出ルールで過去1年分の料金計算を実施する。本処理は、図12のステップS54の処理と同様となっている。
次いでステップS86では、マスタ作成手段58は、変更前後で料金増減率を算出する。本処理は、図12のステップS56と同様となっている。
次いで、ステップS88では、マスタ作成手段58は、前月料金算出ルールを変更した顧客(ステップS80において抽出した顧客)と同等の電気利用量である顧客の人数を算出する。この場合、マスタ作成手段58は、抽出した顧客ごとに、同等の電気利用量である顧客をグループ化し、人数を算出することになる。
次いで、ステップS90では、マスタ作成手段58は、料金増減率ごとの電気料金算出ルール変更率を算出する。この場合、マスタ作成手段58は、例えば、料金増減率(+10%以上)の顧客(S80で抽出された顧客)を特定するとともに、特定した顧客と同等の電気利用量である顧客の人数を集計する。そして、マスタ作成手段58は、図15の表の料金増減率(+10%以上)に対応付けて、特定した顧客の人数を「抽出した顧客の数」の欄に格納するとともに、集計した人数を「同等の電気利用量の顧客の数」の欄に格納する。その他の料金増減率(0〜+10%、0〜−10%、−10%以下)についても同様である。また、マスタ作成手段58は、図15の表に基づいて、図12のステップS70と同様にして、料金増減率ごとの電気料金算出ルール変更率を算出する。
次いで、ステップS92では、マスタ作成手段58は、契約変更予測マスタに設定を行う。すなわち、マスタ作成手段58が、ステップS90において算出した電気料金算出ルール変更率を、料金増減率と対応付けて、契約変更予測マスタ66を作成する(図6参照)。
このように、前月に電気料金算出ルールを変更した顧客の料金増減率と、該顧客と同等の電気利用量である顧客の人数とに基づいて、契約変更予測マスタ66を作成することとしても、図12の処理を行った場合と同様、適切に契約変更予測マスタ66を作成することができる。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、電気料金試算手段52が、電気事業者が新たに導入しようとしている電気料金算出ルールの入力を受け付け(S12)、記憶部12に格納された電気利用実績データ60に基づいて、入力された新たな電気料金算出ルールを適用する場合の顧客の電気料金を算出する(S16)。また、電気料金増減率算出手段54は、算出した電気料金に基づいて、新たに導入しようとしている電気料金算出ルールの適用前後における顧客ごとの料金の増減率を算出する(S18)。そして、変更率計算手段56は、記憶部12に記憶された契約変更予測マスタ66に基づいて、新たに導入しようとしている電気料金算出ルールへの変更が予測される顧客数を推定する(S20〜S24)。これにより、本実施形態では、新たな電気料金算出ルールを導入した場合に該ルールに変更する顧客の数を推定(シミュレーション)することができるので、管理者は、推定結果に基づいて、新たな電気料金算出ルールを導入するか否かを適切に判断することができる。すなわち、本実施形態の管理サーバ10によれば、管理者による新たな電気料金算出ルールの設定処理を適切に支援することが可能となる。また、適切な電気料金算出ルールを設定することで、電気事業者は顧客離れを抑制することができる。
また、本実施形態の変形例によれば、記憶部12に格納された電気利用実績データ60の顧客タイプ別の平均に基づいて、入力された新たな電気料金算出ルールを適用する場合の電気料金を顧客タイプ別に算出する(S16)。また、電気料金増減率算出手段54は、算出した顧客タイプ別の電気料金に基づいて、新たに導入しようとしている電気料金算出ルールの適用前後における顧客タイプごとの料金の増減率を算出する(S18)。そして、変更率計算手段56は、顧客タイプ別の顧客数と、記憶部12に記憶された契約変更予測マスタ66とに基づいて、新たに導入しようとしている電気料金算出ルールへの変更が予測される顧客数を推定する(S20〜S24)。このように、本実施形態の変形例においても、新たな電気料金算出ルールを導入した場合に該ルールに変更する顧客の数を推定(シミュレーション)することができるので、管理者は、推定結果に基づいて、新たな電気料金算出ルールを導入するか否かを適切に判断することができる。すなわち、本実施形態の変形例においても、管理サーバ10は、管理者による新たな電気料金算出ルールの設定処理を適切に支援することができる。また、本実施形態の変形例のように、顧客タイプ別にまとめて計算を行うことで、計算量が減り、処理を簡素化することが可能となる。
また、本実施形態では、マスタ作成手段58は、実際に顧客が電気料金算出ルールを変更したか否かの情報と、該顧客が電気料金算出ルールを変更した場合としない場合の料金の増減率と、を取得し(S50〜S68)、取得結果に基づいて、料金の増減率に応じた電気料金算出ルール変更率を算出し、契約変更予測マスタ66を作成する。これにより、マスタ作成手段58は、実際のデータに基づいて、契約変更予測マスタ66を作成することが可能となる。
また、本実施形態の変形例では、実際に電気料金算出ルールを変更した顧客を抽出し(S80)、電気利用実績データ60に基づいて、抽出した顧客それぞれに類似する顧客の人数を特定し(S88)、特定した人数と、抽出した顧客が料金算出ルールを変更した場合としない場合の料金の増減率とに基づいて、契約変更予測マスタ66を作成する。これにより、実際のデータに基づいて、契約変更予測マスタ66を作成することが可能となる。
なお、上記実施形態では、電気事業者の既存の顧客が、同一の電気事業者が提供する新たな電気料金算出ルールに変更する可能性(変更率)を求める場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、ある電気事業者と契約している顧客に対して別の電気事業者から新たな電気料金算出ルールが提示された場合に、当該顧客がルールを変更する可能性(他社流出率)を求めることとしてもよい。また、別の電気事業者と契約している顧客に対してある電気事業者から新たな電気料金算出ルールを提示した場合に、当該顧客がルールを変更する可能性(新規加入率)を求めることとしてもよい。この場合、図6の契約変更予測マスタ66において、料金増減率に対応して、他社流出率や、新規加入率を定義しておけばよい。図16には、自社内電気料金メニュー変更率、他社流出率、新規加入率が定義された契約変更予測マスタ66の例が示されている。なお、図16において、自社内電気料金算出ルール変更率よりも、他社流出率や、新規加入率の方が低いのは、電気事業者を変更することに対する顧客の心理的ハードルの違いが数値に反映されているからである。また、他社流出率と新規加入率が異なるのは、自社と他社とのブランド力の違いによる流入と流出の傾向の違い(ブランド力が高ければ、流入率が高く、流出率が低い等)が数値に反映されているからである。なお、他社流出率や新規加入率は、図12や図14の処理と同様の処理により、算出することができる。
ここで、他社へ流出した顧客が存在した場合に、当該顧客が流出先でどの電気料金算出ルールを選択したかは不明である。したがって、このような場合には、流出した顧客に対するアンケート(どの電気事業者のどのプランを選択しましたか?などのアンケート)を実施し、アンケート結果から顧客が選択した電気料金算出ルールを取得する。なお、アンケートを作成する際には、管理者等は、インターネット上等において他社のプランを調査すればよい。このようにして、顧客が流出先で選択した料金算出ルールを特定することで、当該顧客のデータを前述した図7、図12、図14の処理に利用することが可能となる。
また、他社から自社へ新規加入した顧客が存在した場合に、当該顧客が他社においてどの電気料金算出ルールを選択していたかは不明である。したがって、このような場合には、新規加入した顧客に対するアンケート(どの電気事業者でどのプランを選択していましたか?などのアンケート)を実施し、アンケート結果から選択していた電気料金算出ルールを取得する。また、新規加入した顧客の過去の電気利用量については、スイッチング支援システム(https://www.occto.or.jp/oshirase/hoka/files/SWshiensystem_setsumeikai_20151018.pdf)から直近13か月分の電気利用量を取得するようにすればよい。このようにして、顧客が他社で選択していた料金算出ルールや、顧客の過去の電気利用量を取得することで、当該顧客のデータを前述した図7、図12、図14の処理に利用することが可能となる。
なお、上記実施形態では、現在契約している電気料金算出ルールと、電気利用実績データ60とに基づいて、変更前の電気料金を算出する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、記憶部12内に変更前の電気料金を保持するデータベースが存在し、該データベースに保持されているデータを利用できるような場合には、変更前の電気料金をデータベースから取得してもよい。
なお、上記実施形態では、試算元と試算先の電気料金算出ルールを適用した場合の料金増減率に基づいて、電気料金算出ルール変更率を求める場合について説明した(図6参照)。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、試算元と試算先の電気料金算出ルールを適用した場合の料金増減額(差額)に基づいて、電気料金算出ルール変更率を求めることとしてもよい。この場合、図6の契約変更予測マスタ66には、料金増減額と電気料金算出ルール変更率とを対応付けて格納しておけばよい。
また、上記実施形態では、契約変更予測マスタ66を図12又は図14の処理により自動的に作成する場合について説明したが、これに限らず、管理者が手動で作成することとしてもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の実施形態の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 新たな料金算出ルールの入力を受け付ける受付部と、
記憶部に記憶されたユーザごとの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、入力された前記新たな料金算出ルールを適用する場合のユーザごとの推定料金を算出する第1算出部と、
算出したユーザごとの前記推定料金に基づいて、前記新たな料金算出ルールの適用前後におけるユーザごとの料金の変動量又は変動率を算出する第2算出部と、
前記記憶部に記憶された料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率に基づいて、前記新たな料金算出ルールへの変更が予測されるユーザ数の推定値を算出する第3算出部と、
を備える料金算出ルール設定支援装置。
(付記2) 実際にユーザが料金算出ルールを変更したか否かの情報と、該ユーザが料金算出ルールを変更した場合としない場合の料金の変動量又は変動率と、を取得し、取得結果に基づいて、料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率を算出し、前記記憶部に記憶する変更予測率算出部、を更に備える付記1に記載の料金算出ルール設定支援装置。
(付記3) 実際に料金算出ルールを変更したユーザを抽出し、ユーザごとの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、抽出したユーザそれぞれに類似するユーザの人数を特定し、特定した前記人数と、抽出したユーザが料金算出ルールを変更した場合としない場合の料金の変動量又は変動率とに基づいて、料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率を算出し、前記記憶部に記憶する変更予測率算出部、を更に備える付記1に記載の料金算出ルール設定支援装置。
(付記4) 新たな料金算出ルールの入力を受け付ける受付部と、
記憶部に記憶されたユーザの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、類似するユーザが属するグループごとに電力利用量の推移の平均を示す情報を算出し、算出結果に基づいて、入力された前記新たな料金算出ルールを適用する場合の各グループに属するユーザの平均的な推定料金を算出する第1算出部と、
算出した各グループに属するユーザの前記平均的な推定料金に基づいて、前記新たな料金算出ルールの適用前後における各グループに属するユーザの料金の変動量又は変動率を算出する第2算出部と、
各グループに属するユーザ数と、前記記憶部に記憶された料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率に基づいて、前記新たな料金算出ルールへの変更が予測されるユーザ数の推定値を算出する第3算出部と、
を備える料金算出ルール設定支援装置。
(付記5) 新たな料金算出ルールの入力を受け付け、
記憶部に記憶されたユーザごとの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、入力された前記新たな料金算出ルールを適用する場合のユーザごとの推定料金を算出し、
算出したユーザごとの前記推定料金に基づいて、前記新たな料金算出ルールの適用前後におけるユーザごとの料金の変動量又は変動率を算出し、
前記記憶部に記憶された料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率に基づいて、前記新たな料金算出ルールへの変更が予測されるユーザ数の推定値を算出する、
処理をコンピュータが実行する料金算出ルール設定支援方法。
(付記6) 新たな料金算出ルールの入力を受け付け、
記憶部に記憶されたユーザの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、類似するユーザが属するグループごとに電力利用量の推移の平均を示す情報を算出し、算出結果に基づいて、入力された前記新たな料金算出ルールを適用する場合の各グループに属するユーザの平均的な推定料金を算出し、
算出した各グループに属するユーザの前記平均的な推定料金に基づいて、前記新たな料金算出ルールの適用前後における各グループに属するユーザの料金の変動量又は変動率を算出し、
各グループに属するユーザ数と、前記記憶部に記憶された料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率に基づいて、前記新たな料金算出ルールへの変更が予測されるユーザ数の推定値を算出する、
処理をコンピュータが実行する料金算出ルール設定支援方法。
(付記7) 新たな料金算出ルールの入力を受け付け、
記憶部に記憶されたユーザごとの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、入力された前記新たな料金算出ルールを適用する場合のユーザごとの推定料金を算出し、
算出したユーザごとの前記推定料金に基づいて、前記新たな料金算出ルールの適用前後におけるユーザごとの料金の変動量又は変動率を算出し、
前記記憶部に記憶された料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率に基づいて、前記新たな料金算出ルールへの変更が予測されるユーザ数の推定値を算出する、
処理をコンピュータに実行させる料金算出ルール設定支援プログラム。
(付記8) 新たな料金算出ルールの入力を受け付け、
記憶部に記憶されたユーザの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、類似するユーザが属するグループごとに電力利用量の推移の平均を示す情報を算出し、算出結果に基づいて、入力された前記新たな料金算出ルールを適用する場合の各グループに属するユーザの平均的な推定料金を算出し、
算出した各グループに属するユーザの前記平均的な推定料金に基づいて、前記新たな料金算出ルールの適用前後における各グループに属するユーザの料金の変動量又は変動率を算出し、
各グループに属するユーザ数と、前記記憶部に記憶された料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率に基づいて、前記新たな料金算出ルールへの変更が予測されるユーザ数の推定値を算出する、
処理をコンピュータに実行させる料金算出ルール設定支援プログラム。
10 管理サーバ(料金算出ルール設定支援装置)
12 記憶部
52 電気料金試算手段(受付部、第1算出部)
54 電気料金増減率算出手段(第2算出部)
56 変更率計算手段(第3算出部)
58 マスタ作成手段(変更予測率算出部)
60 電気利用実績データ(ユーザごとの電力利用量の推移を示す情報)

Claims (6)

  1. 新たな料金算出ルールの入力を受け付ける受付部と、
    記憶部に記憶されたユーザごとの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、入力された前記新たな料金算出ルールを適用する場合のユーザごとの推定料金を算出する第1算出部と、
    算出したユーザごとの前記推定料金に基づいて、前記新たな料金算出ルールの適用前後におけるユーザごとの料金の変動量又は変動率を算出する第2算出部と、
    前記記憶部に記憶された料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率に基づいて、前記新たな料金算出ルールへの変更が予測されるユーザ数の推定値を算出する第3算出部と、
    を備える料金算出ルール設定支援装置。
  2. 実際にユーザが料金算出ルールを変更したか否かの情報と、該ユーザが料金算出ルールを変更した場合としない場合の料金の変動量又は変動率と、を取得し、取得結果に基づいて、料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率を算出し、前記記憶部に記憶する変更予測率算出部、を更に備える請求項1に記載の料金算出ルール設定支援装置。
  3. 実際に料金算出ルールを変更したユーザを抽出し、ユーザごとの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、抽出したユーザそれぞれに類似するユーザの人数を特定し、特定した前記人数と、抽出したユーザが料金算出ルールを変更した場合としない場合の料金の変動量又は変動率とに基づいて、料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率を算出し、前記記憶部に記憶する変更予測率算出部、を更に備える請求項1に記載の料金算出ルール設定支援装置。
  4. 新たな料金算出ルールの入力を受け付ける受付部と、
    記憶部に記憶されたユーザの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、類似するユーザが属するグループごとに電力利用量の推移の平均を示す情報を算出し、算出結果に基づいて、入力された前記新たな料金算出ルールを適用する場合の各グループに属するユーザの平均的な推定料金を算出する第1算出部と、
    算出した各グループに属するユーザの前記平均的な推定料金に基づいて、前記新たな料金算出ルールの適用前後における各グループに属するユーザの料金の変動量又は変動率を算出する第2算出部と、
    各グループに属するユーザ数と、前記記憶部に記憶された料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率に基づいて、前記新たな料金算出ルールへの変更が予測されるユーザ数の推定値を算出する第3算出部と、
    を備える料金算出ルール設定支援装置。
  5. 新たな料金算出ルールの入力を受け付け、
    記憶部に記憶されたユーザごとの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、入力された前記新たな料金算出ルールを適用する場合のユーザごとの推定料金を算出し、
    算出したユーザごとの前記推定料金に基づいて、前記新たな料金算出ルールの適用前後におけるユーザごとの料金の変動量又は変動率を算出し、
    前記記憶部に記憶された料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率に基づいて、前記新たな料金算出ルールへの変更が予測されるユーザ数の推定値を算出する、
    処理をコンピュータが実行する料金算出ルール設定支援方法。
  6. 新たな料金算出ルールの入力を受け付け、
    記憶部に記憶されたユーザごとの電力利用量の推移を示す情報に基づいて、入力された前記新たな料金算出ルールを適用する場合のユーザごとの推定料金を算出し、
    算出したユーザごとの前記推定料金に基づいて、前記新たな料金算出ルールの適用前後におけるユーザごとの料金の変動量又は変動率を算出し、
    前記記憶部に記憶された料金の変動量又は変動率に応じた料金算出ルールの変更予測率に基づいて、前記新たな料金算出ルールへの変更が予測されるユーザ数の推定値を算出する、
    処理をコンピュータに実行させる料金算出ルール設定支援プログラム。
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