JP2018017563A - ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】応答性を維持しつつ、耐被水性を更に向上させることができるガスセンサを提供する。【解決手段】ガスセンサは、ガス測定部21を有するセンサ素子2と、ガス測定部21を覆う内側カバーと、内側カバーを覆う外側カバーとを備える。内側カバーの内側側壁部51及び内側底部52には、内側壁孔511及び内側底孔521が複数形成されている。外側カバーの外側側壁部61には、外側壁孔611が複数形成されている。外側カバー6の外側底部62には、内側カバーの内側底部52に向けて延出された延出壁部63が設けられている。延出壁部63には、延出壁孔631が複数形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、内側カバー及び外側カバーによってセンサ素子を覆うガスセンサに関する。
内燃機関の排気管内を流れる排ガス中の酸素、NOx(窒素酸化物)等の特定ガス成分の濃度を測定するために用いられるガスセンサとしては、例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1のガスセンサは、センサ素子の検出部を覆う有底円筒状の内側カバーと、内側カバーを覆う有底円筒状の外側カバーとを備える。内側カバーの側壁部と外側カバーの側壁部との間、及び内側カバーの底部と外側カバーの底部との間には、測定ガスとしての排ガスが流通するガス流通部が形成されている。また、内側カバー及び外側カバーの各側壁部には、排ガスが流通する側壁孔が形成されており、内側カバー及び外側カバーの各底部には、排ガスが流通する底部孔が形成されている。外側カバーの底部孔は、内側カバーの底部孔に対向しない位置に形成されている。
特開2016−3887号公報
ところで、ガスセンサによる、測定ガス中の特定ガス成分の測定の応答性を高めるためには、測定ガスが、外側カバー及び内側カバーを通過しやすくし、センサ素子に到達しやすくすることが有効である。一方、測定ガスがセンサ素子に到達しやすくすると、測定ガスに含まれる水もセンサ素子に到達しやすくなる。センサ素子が被水すると、センサ素子に割れ等が生じるおそれがあり、耐被水性の観点からは、測定ガスがセンサ素子に到達しにくくすることが有効になる。
特許文献1においては、外側カバーの底部孔は、内側カバーの底部孔に対向しない位置に形成されているものの、様々な被水の態様に対するガスセンサの耐被水性を向上させるためには改善の余地がある。特に、センサ素子が被水するおそれがある場面としては、排気管内で冷やされて凝縮した排ガス中の水が、凝縮水として内燃機関の始動時等にガスセンサに向けて飛散する場面が想定される。
この凝縮水が飛散する場面においては、凝縮水が、外側カバーの底部における底部孔から外側カバー内に入り、さらにこの凝縮水が内側カバーの底部における底部孔に入ることが想定される。この場合、凝縮水がセンサ素子へ到達するおそれが高まることになる。そのため、ガスセンサについて、応答性を維持しつつ、耐被水性を更に向上させるためには、更なる工夫が必要とされる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、応答性を維持しつつ、耐被水性を更に向上させることができるガスセンサを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、酸素を含む測定ガス(G)中の特定ガス成分の濃度を測定するためのガス測定部(21)を有するセンサ素子(2)と、
前記センサ素子を保持する絶縁碍子(3)と、
前記絶縁碍子を保持するハウジング(4)と、
前記ハウジングから突出する前記ガス測定部を覆う内側カバー(5)と、
前記内側カバーを覆う外側カバー(6)と、を備え、
前記内側カバーは、前記ハウジングに取り付けられた筒状の内側側壁部(51)と、前記内側側壁部の端部を閉塞する内側底部(52)とを有し、
前記内側側壁部には、前記測定ガスを流通させる内側壁孔(511)が形成されており、
前記内側底部には、前記測定ガスを流通させる内側底孔(521)が形成されており、
前記外側カバーは、前記ハウジング又は前記内側カバーに取り付けられた筒状の外側側壁部(61)と、前記外側側壁部の端部を閉塞する外側底部(62)とを有し、
前記外側側壁部には、前記測定ガスを流通させる外側壁孔(611)が形成されており、
前記外側底部には、前記内側底部に向けて延出された延出壁部(63)が設けられており、
前記延出壁部には、前記測定ガスを流通させる延出壁孔(631)が形成されており、
前記内側側壁部と前記外側側壁部との間、及び前記延出壁部の内側を除く前記内側底部と前記外側底部との間には、前記測定ガスが流通するガス流通空間(60)が形成されている、ガスセンサにある。
前記ガスセンサにおいては、外側カバーの外側底部における孔の形成の仕方に工夫をしている。
具体的には、外側カバーの外側底部に、内側カバーの内側底部に向けて延びる延出壁部を設け、延出壁部に延出壁孔を形成している。延出壁部に延出壁孔が形成されたことにより、この延出壁孔は、内側カバー及び外側カバーの中心軸線の方向に対して交差する方向に開口する部分を有する。一方、内側カバーの内側底部における内側底孔は、内側カバー及び外側カバーの中心軸線の方向に沿って開口する。そのため、延出壁部における延出壁孔の少なくとも一部の開口方向と、内側底部における内側底孔との開口方向とが交差する。
そして、ガスセンサに向けて凝縮水等が飛散するときに、凝縮水が、延出壁部における延出壁孔から外側カバー内に入った場合でも、この凝縮水がさらに内側底部における内側孔を通過する可能性を極めて低くすることができる。これにより、凝縮水がセンサ素子に到達しにくくすることができ、ガスセンサの耐被水性を更に向上させることができる。
また、延出壁部に延出壁孔が形成された構成により、この延出壁孔と、内側カバーの内側底部における内側底孔との間における測定ガスの流通距離を小さくすることが可能になる。これにより、ガス流通空間において、内側底孔と延出壁孔との間を測定ガスが流通しやすい状態を維持することができ、ガスセンサの応答性を高く維持することができる。
それ故、前記ガスセンサによれば、応答性を維持しつつ、耐被水性を更に向上させることができる。
実施形態1における、ガスセンサを示す断面図。 実施形態1における、ガスセンサの要部を示す図で、図4のII−II線矢視断面図。 実施形態1における、ガスセンサの要部を示す図で、図4のIII−III線矢視断面図。 実施形態1における、図2のIV−IV線矢視断面図。 実施形態1における、図2のV矢視断面図。 実施形態1における、センサ素子の軸線方向に直交する断面を示す説明図。 実施形態1における、他のガスセンサの要部を示す図で、図4のIII−III線矢視相当の断面図。 実施形態1における、他のガスセンサの要部を示す図で、図4のIII−III線矢視相当の断面図。 実施形態1における、他のガスセンサの要部を示す図で、図4のIII−III線矢視相当の断面図。 実施形態2における、ガスセンサの要部を示す断面図。 参考実施形態における、ガスセンサの要部を示す断面図。
(実施形態1)
以下に、上述したガスセンサの実施形態につき、図面を参照して説明する。
本形態のガスセンサ1は、図1に示すように、ガス測定部21を有するセンサ素子2と、センサ素子2を挿通させて保持する絶縁碍子3と、絶縁碍子3を保持するハウジング4と、ガス測定部21を覆う内側カバー5と、内側カバー5を覆う外側カバー6とを備える。ガス測定部21は、ハウジング4の外部に突出しており、測定ガスG中の特定ガス成分の濃度を測定する部分である。
図2、図5に示すように、内側カバー5は、ハウジング4に取り付けられた筒状の内側側壁部51と、内側側壁部51の端部を閉塞する内側底部52とを有する。内側側壁部51には、測定ガスGを流通させる内側壁孔511が複数形成されており、内側底部52には、測定ガスGを流通させる内側底孔521が複数形成されている。
図2〜図5に示すように、外側カバー6は、内側カバー5に取り付けられた筒状の外側側壁部61と、外側側壁部61の端部を閉塞する外側底部62とを有する。外側側壁部61には、測定ガスGを流通させる外側壁孔611が複数形成されている。外側底部62には、外側底部62に形成された貫通穴64の周りにおいて、内側底部52に向けて延出された延出壁部63が設けられている。延出壁部63には、測定ガスGを流通させる延出壁孔631が複数形成されている。
内側側壁部51と外側側壁部61との間、及び延出壁部63の形成部位を除く内側底部52と外側底部62との間には、測定ガスGが流通するガス流通空間60が形成されている。なお、延出壁部63の形成部位とは、延出壁部63の形成によって外側カバー6の外部に配置された部位のことをいう。
次に、本形態のガスセンサ1につき、さらに詳説する。
ガスセンサ1は、車両における内燃機関の排気管内に配置されて用いられ、排気管内を流れる排ガスを測定ガスGとして、測定ガスG中に含まれる特定ガス成分としての酸素又はNOx(窒素酸化物)の濃度を測定するものである。ガスセンサ1は、測定ガスG中の酸素の濃度を測定して、内燃機関における空燃比を検出するものとしてもよい。
図2、図4に示すように、本形態のガスセンサ1においては、センサ素子2が伸びる方向であって、内側カバー5及び外側カバー6の中心軸線Oの方向を軸線方向Xという。センサ素子2のガス測定部21がハウジング4から突出する側を軸線方向Xの先端側X1といい、その反対側を軸線方向Xの基端側X2という。また、軸線方向Xの周りの方向であって、内側カバー5の内側側壁部51及び外側カバー6の外側側壁部61が形成された方向を周方向Cという。
(センサ素子2)
図6に示すように、センサ素子2は、酸素イオン伝導性を有する板状の固体電解質体22と、固体電解質体22の両主面221,222に配置された複数の電極23とを有する。センサ素子2の内部には、固体電解質体22の一方の主面221に接し、測定ガスGが導入される測定ガス室24と、固体電解質体22の他方の主面222に接し、基準ガスAとしての大気が導入される基準ガス室25とが形成されている。
ガス測定部21には、測定ガス室24へ測定ガスGを導入するためのガス導入部27が形成されている。また、ガス測定部21は、センサ素子2における、測定ガス室24内及び基準ガス室25内に複数の電極23が配置された位置に形成されている。ガス導入部27には、測定ガス室24への測定ガスGの流れの律速を形成するための多孔質の拡散抵抗層271が配置されている。また、基準ガスAは、センサ素子2の基端部からガス測定部21へと導入される。
センサ素子2は軸線方向Xに沿って伸びる長尺形状に形成されている。センサ素子2には、固体電解質体22及び一対の電極23を加熱するためのヒータ28が内蔵されている。ヒータ28は、通電によって発熱する発熱体281と、発熱体281を埋設するセラミック基板282とによって構成されている。固体電解質体22、絶縁体26及びセラミック基板282は互いに積層されている。
測定ガス室24は、固体電解質体22、絶縁体26及び拡散抵抗層271によって囲まれて形成されている。基準ガス室25は、固体電解質体22及びセラミック基板282によって囲まれて形成されている。
(絶縁碍子3及びハウジング4)
図1に示すように、絶縁碍子3は、センサ素子2をハウジング4に保持するために用いられ、センサ素子2とハウジング4との絶縁を行うセラミックスによって形成されている。センサ素子2は、絶縁碍子3に設けられた挿通穴31に挿通され、挿通穴31に隣接して絶縁碍子3に形成された凹部に充填されたガラス32によって、絶縁碍子3に保持されている。
ハウジング4は、ガスセンサ1を排気管に取り付けるために用いられる。絶縁碍子3は、ハウジング4に設けられた挿入穴41に挿入され、絶縁碍子3とハウジング4との間の隙間に配置された絶縁碍子42及びタルク43を介して、ハウジング4に保持されている。
(内側カバー5及び外側カバー6)
図2、図4に示すように、内側カバー5の内側側壁部51は、軸線方向Xに沿って円筒状に形成されている。内側側壁部51の基端部には、ハウジング4の先端部の外周に装着される内側装着部53が形成されている。内側底部52は、軸線方向Xに垂直な平板状に形成されており、内側側壁部51の先端部を閉塞している。
図2に示すように、外側カバー6の外側側壁部61は、軸線方向Xに沿って円筒状に形成されている。外側側壁部61の基端部には、内側カバー5の内側装着部53の外周に装着される外側装着部61Aが形成されている。外側装着部61Aの先端側X1には、外側装着部61Aよりも縮径した外側一般部61Bが形成されている。
図2〜図5に示すように、延出壁部63は、外側底部62から内側底部52に向けて、円弧状に、外側底部62に対して略直角になるよう屈曲している。延出壁部63は、外側底部62に対して平行とならないよう屈曲していればよい。延出壁部63は、外側底部62に対して、90°未満の傾斜角度、例えば30〜60°の傾斜角度で屈曲していてもよい。
延出壁部63は、外側底部62の中心部において、内側カバー5及び外側カバー6の中心軸線Oの周りの周方向Cに沿って設けられている。延出壁部63を除く外側底部62の残部は、軸線方向Xに垂直な平板状に形成されており、外側側壁部61の先端部を閉塞している。
図2、図3に示すように、延出壁部63は、外側底部62の中心部を貫通穴64によって開口すると共に、外側底部62における貫通穴64の全周の縁部を軸線方向Xの基端側X2に屈曲させて形成されている。延出壁部63の延出先端632は、外側底部62を構成する板材の端面によって形成されている。また、延出先端632は、外側底部62に開口された貫通穴64の内壁が基端側X2に向けられたものである。延出壁部63の延出先端632は、軸線方向Xの基端側X2に向けられ、内側底部52の外面に対向している。
図2、図5に示すように、内側壁孔511は、内側側壁部51の周方向Cにおける複数箇所に、周方向Cに並んで形成されている。本形態の複数の内側壁孔511は、内側側壁部51の周方向Cに等間隔に形成されている。内側壁孔511は、軸線方向Xに沿った位置において、センサ素子2にガス測定部21が形成された位置よりも基端側X2に位置している。
外側壁孔611は、外側側壁部61の周方向Cにおける複数箇所に、周方向Cに並んで形成されている。本形態の複数の外側壁孔611は、外側側壁部61の周方向Cに等間隔に形成されている。外側壁孔611は、軸線方向Xに沿った位置において、内側側壁部51に内側壁孔511が形成された位置よりも先端側X1に位置している。
図4に示すように、内側底孔521は、延出壁部63よりも外周側の位置において、内側底部52における周方向Cの複数個所に形成されている。本形態の複数の内側底孔521は、内側底部52の周方向Cに等間隔に形成されている。
図4、図5に示すように、延出壁部63における延出壁孔631は、延出壁部63の周方向Cの複数箇所において、延出壁部63の延出先端632に形成された切欠き溝631からなる。本形態の切欠き溝631は、延出壁部63の延出先端632から延出壁部63の環状基端に向けて、延出壁部63の軸線方向Xの全体において、延出壁部63を周方向Cに複数に分断して形成されている。延出壁孔631を切欠き溝631から構成することにより、延出壁孔631の形成が容易である。
各内側底孔521と各延出壁孔631とは、内側底部52及び外側底部62の周方向Cにおいて互いにずれた位置に形成されている。これにより、測定ガスG中に混ざった水が、延出壁孔631から内側底孔521へ侵入しにくくし、センサ素子2に到達しにくくすることができる。
また、内側底部52及び外側底部62の周方向Cにおいて、各延出壁部63の周方向Cの中心と、各内側底孔521の周方向Cの中心とが一致している。
本形態の延出壁孔631は、延出壁部63の周方向Cの4箇所に90°の間隔で形成されている。また、本形態の内側底孔521は、内側底部52の周方向Cの4箇所に90°の間隔で形成されている。延出壁孔631と内側底孔521とは、周方向Cに45°ずれた位置に形成されている。
なお、延出壁孔631及び内側底孔521は、例えば、周方向Cの3箇所、5箇所、6箇所、8箇所等に設けてもよい。
図2、図4に示すように、ガス流通空間60は、内側側壁部51と外側側壁部61との間及び内側底部52と外側底部62との間において円環状に形成されている。内側底部52と外側底部62との間におけるガス流通空間60は、延出壁部63の形成部位としての、内側底部52と外側底部62との間の中心部には形成されていない。
図2、図3に示すように、本形態の延出壁部63の延出先端632は、内側カバー5に対する外側カバー6の軸線方向Xの位置決めを行うために、内側底部52の外面に接触している。これにより、ガスセンサ1の各個体間において、内側底部52と外側底部62との間隔に、ばらつきが生じにくくすることができる。その結果、ガスセンサ1の各個体間において、内側底部52と外側底部62との間に位置するガス流路空間60内の測定ガスGの流れに、ばらつきが生じにくくすることができる。
また、内側カバー5に対する外側カバー6の軸線方向Xの位置決めを正確にするために、延出壁部63の延出先端632が内側底部52の外面に接触する状態において、外側カバー6の外側装着部61Aの基端部とハウジング4との間に、軸線方向Xの隙間Sを設けることができる。
また、図7に示すように、延出壁部63は、外側底部62の一部が内側底部52に向けて隆起する形状とすることもできる。この場合、延出壁部63に貫通穴64は形成されない。また、この場合、延出壁孔631は、延出壁部63の周方向Cの複数箇所に形成された貫通孔によって形成される。この場合には、外側カバー6の外側底部62に貫通穴64を形成する加工が不要になり、外側底部62の形状を変形させる加工によって、延出壁部63を形成することができる。
また、図8に示すように、延出壁部63における延出壁孔631は、延出壁部63の軸線方向Xの全体ではなく、延出壁部63の延出先端632の付近にのみ形成することもできる。この場合には、延出壁孔631の開口方向と、内側底孔521の開口方向とが略直交する状態を形成することができる。そして、延出壁孔631から外側カバー6内に入った凝縮水Wが、さらに内側底孔521を通過する可能性をほとんどなくすことができる。
また、図9に示すように、延出壁部63の延出先端632と内側底部52の外面との間には、隙間Kが形成されていてもよい。この場合には、内側カバー5に対する外側カバー6の軸線方向Xの位置決めが、延出壁部63の延出先端632と内側底部52の外面との接触ではなく、内側装着部53と外側装着部61Aとが接触する部位において行われる。
また、外側底部62には、延出壁部63における延出壁孔631以外に、内側底孔521と対向しない位置に、外側底孔が形成されていてもよい。外側底孔が、水の侵入を防止できる位置及び大きさで外側底部62に形成されていることは許容される。
(その他の構成)
図1に示すように、センサ素子2における複数の電極23の端子部及びヒータ28における発熱体281の端子部は、センサ素子2の基端部に設けられている。これらの端子部は、接点バネ71及びリード線72を経由して、ガスセンサ1の外部に配置された制御装置に接続される。接点バネ71は、絶縁碍子3の基端側X2に連結された他の絶縁碍子35に保持されている。ハウジング4の基端側X2には、他の絶縁碍子35、接点バネ71及びリード線72を覆う保持カバー73が取り付けられている。リード線72は、保持カバー73内に保持されたブッシュ74によって保持されている。
(測定ガスGの流れ)
ガスセンサ1の使用時において、外側カバー6内及び内側カバー5内における測定ガス(排ガス)Gの流れは次のようになる。なお、測定ガスGは排ガスのことを示す。
図2に示すように、内燃機関の排気管内を流れる測定ガスGが外側カバー6に衝突するときには、測定ガスGの一部が外側壁孔611からガス流通空間60へ流入する。ガス流通空間60に流入した測定ガスGは、ガス流通空間60を周方向Cへ流れる測定ガスG1、ガス流通空間60を軸線方向Xの基端側X2へ流れる測定ガスG2、ガス流通空間60を軸線方向Xの先端側X1へ流れる測定ガスG3等に分岐する。
そして、ガス流通空間60を軸線方向Xの基端側X2へ流れる測定ガスG2の一部は、内側壁孔511から内側カバー5内に流入する。また、内側カバー5内に流入した測定ガスG2の一部は、センサ素子2のガス測定部21におけるガス導入部27を経由して測定ガス室24に導入され、特定ガス成分の濃度を測定するために使用される。
また、排気管内を外側カバー6に衝突せずに流れる測定ガスGの流れにより、延出壁孔(切欠き溝)631及び内側底孔521には、負圧効果によって、外側カバー6の外部へ流出しようとする流れが生じる。そして、内側カバー5内に流入した測定ガスGは、内側壁孔511から流出する測定ガスG4の流れの他に、内側底孔521及び延出壁孔631を通過して、外側カバー6の外部に流出する測定ガスG5の流れ等を形成する。
(作用効果)
本形態のガスセンサ1においては、外側カバー6の外側底部62に延出壁部63が設けられ、延出壁部63に外側底部孔(切欠き溝)631が形成された構造によって、以下の優れた作用効果が得られる。
延出壁部63における延出壁孔631は、内側カバー5及び外側カバー6の中心軸線Oに沿った軸線方向Xに対して直交する方向に開口する部分を有する。図3に示すように、本形態の延出壁孔631は、延出壁部63の根元部、言い換えれば外側底部62の端部から、延出壁部63の延出先端632まで形成されている。そして、延出壁孔631における、軸線方向Xと平行に開口する部分の割合を極力小さくしている。一方、内側底部52における内側底孔521は、軸線方向Xに沿って開口する。そのため、延出壁孔631の一部の開口方向と、内側底孔521の開口方向とが交差し、測定ガスGに混ざって排気管内を飛散する水が延出壁孔631から入った場合でも、この水がさらに内側底孔521へ入りにくいという効果が得られる。
より具体的に説明すると、内燃機関における燃焼が停止されて、排気管内の測定ガスGが冷やされるときには、測定ガスG中の水蒸気が排気管内において凝縮し、凝縮水Wとなる。そして、内燃機関の始動時等には、排気管内の凝縮水Wが測定ガスG中に混ざって飛散することがある。この場合、凝縮水Wがガスセンサ1の外側カバー6に衝突することが想定される。
図2に示すように、外側カバー6の外部において飛散する凝縮水Wは、外側カバー6の外側側壁部61又は外側底部62に衝突することがある。また、凝縮水Wが外側底部62に向けて飛散するとき、凝縮水Wの中には、延出壁部63に当たってガス流通空間60への浸入が防止されるものがある。
また、凝縮水Wの中には、延出壁孔631内へ浸入するものもある。この場合、延出壁孔631の一部の開口方向と内側底孔521の開口方向とが交差し、かつ、延出壁孔631の形成位置と内側底孔521の形成位置とが周方向Cに互いにずれていることにより、凝縮水Wが延出壁孔631から外側カバー6内に入った場合でも、この凝縮水Wがさらに内側底部52における内側底孔521を通過する可能性を極めて低くすることができる。言い換えれば、延出壁孔631を直進して通過する凝縮水Wが、さらに直進しただけでは内側底孔521を通過できなくすることができる。これにより、凝縮水Wがセンサ素子2に到達しにくくすることができ、ガスセンサ1の耐被水性を更に向上させることができる。
この効果をさらに言い換えると、従来の内側カバー及び外側カバーにおいて、外側底部62の外側底孔及び内側底部52の内側底孔521を貫通する仮想直線を引くことに比べて、本形態の内側カバー5及び外側カバー6において、延出壁孔631及び内側底孔521を貫通する仮想直線を引くことは難しい。従来の外側底孔の開口方向と内側底部52の開口方向とが平行であることに比べ、本形態の延出壁孔631の開口方向と内側底孔521の開口方向とは、完全に平行にならないためである。
この仮想直線は、凝縮水Wが直線的に飛散する際の軌道として捉えることができる。そのため、本形態の内側カバー5及び外側カバー6によれば、延出壁孔631を直進する凝縮水Wが、内側底孔521もさらに直進することが極めて困難になる。このことからも、本形態の内側カバー5及び外側カバー6の構造が、いかに凝縮水Wを内側カバー5内に侵入させにくいかが理解される。
また、延出壁部63に延出壁孔631が形成された構成により、内側底孔521と延出壁孔631との間における測定ガスGの流通距離を小さくすることができる。これにより、ガス流通空間60において、内側底孔521と延出壁孔631との間を測定ガスGが流通しやすい状態を維持することができ、ガスセンサ1によって測定ガスG中の特定ガス成分の濃度を測定する際の応答性を高く維持することができる。
それ故、本形態のガスセンサ1によれば、応答性を維持しつつ、耐被水性を更に向上させることができる。
(実施形態2)
本形態のガスセンサ1は、外側カバー6の形状が実施形態1の場合と異なる。
図10に示すごとく、本形態の外側カバー6の外側側壁部61における、外側底部62側の端部には、外側側壁部61よりも縮径した外側縮径側壁部64が形成されている。外側縮径側壁部64は、外側側壁部61が形成された位置よりも先端側X1に位置する。内側側壁部51と外側側壁部61との間におけるガス流通空間60は、外側縮径側壁部64の内周側において最も縮小しており、外側縮径側壁部64の内周側には縮小流通部60Aが形成されている。
ガスセンサ1の使用時において、ガス流通空間60内に流入した測定ガスGの中には、ガス流通空間60を軸線方向Xの基端側X2へ流れる測定ガスG2と、ガス流通空間60を軸線方向Xの先端側X1へ流れる測定ガスG3とがある。このとき、外側縮径側壁部64の内周側に最小流通部60Aが形成されていることにより、ガス流通空間60の先端側X1へ流れる測定ガスG3の流量に比べて、ガス流通空間60の基端側X2へ流れる測定ガスG2の流量をより多くすることができる。
これにより、ガス流通空間60内に流入した測定ガスGが、内側壁孔511へ導かれやすくし、内側壁孔511から内側カバー5内へ流入しやすくすることができる。そして、センサ素子2のガス測定部21への測定ガスGの流通性を向上させることができる。そのため、ガスセンサ1による測定の応答性を向上させることができる。
本形態のガスセンサ1においても、その他の構成は、実施形態1の場合と同様である。また、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素等は、実施形態1における構成要素等と同様である。本形態においても、その他、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
(参考実施形態)
本形態のガスセンサ1においては、内側カバー5及び外側カバー6の形状が実施形態1の場合と異なり、ガス流通空間60が2つに分かれて形成されている。
本形態においては、図11に示すように、外側カバー6の外側側壁部61における、外側底部62側の端部には、外側側壁部61よりも縮径して、内側カバー5の内側側壁部51に接触する外側縮径側壁部64が形成されている。また、内側側壁部51と外側縮径側壁部64との接触によって、ガス流通空間60は、内側側壁部51と外側側壁部61との間に形成される第1空間部60Bと、第1空間部60Bよりも先端側X1であって、内側底部52と外側底部62との間を含んで形成される第2空間部60Cとに分割されている。
本形態の内側側壁部51の内側壁孔511A,511Bには、第1空間部60Bに開口する位置に形成された第1内側壁孔511Aと、第2空間部60Cに開口する位置に形成された第2内側壁孔511Bとがある。そして、内側カバー5の内側底部52には孔が形成されていない。
本形態においては、測定ガスGは、外側壁孔611から第1空間部60Bへ流れ、第1空間部60Bから第1内側壁孔511Aを通って内側カバー5内へ流れ、内側カバー5内から第2内側壁孔511Bを通って第2空間部60Cへ流れ、第2空間部60Cから延出壁孔631を通って外側カバー6の外部へと流れる。
本形態においては、外側カバー6の延出壁部63における延出壁孔631を通過する凝縮水Wが、内側カバー5の内側側壁部51における第2内側壁孔511Bへ侵入しにくくすることはできる。しかし、ガス流通空間60が第1空間部60Bと第2空間部60Cとに分断されるため、各カバー5,6内において測定ガスGが流通しにくくなる。また、内側底孔521と延出壁孔631との間における測定ガスGの流通距離が大きくなり、ガスセンサ1による測定の応答性が実施形態1,2に比べて劣る。
なお、本発明は、各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態を構成することが可能である。
1 ガスセンサ
2 センサ素子
3 絶縁碍子
4 ハウジング
5 内側カバー
6 外側カバー
60 ガス流通空間
63 延出壁部

Claims (7)

  1. 酸素を含む測定ガス(G)中の特定ガス成分の濃度を測定するためのガス測定部(21)を有するセンサ素子(2)と、
    前記センサ素子を保持する絶縁碍子(3)と、
    前記絶縁碍子を保持するハウジング(4)と、
    前記ハウジングから突出する前記ガス測定部を覆う内側カバー(5)と、
    前記内側カバーを覆う外側カバー(6)と、を備え、
    前記内側カバーは、前記ハウジングに取り付けられた筒状の内側側壁部(51)と、前記内側側壁部の端部を閉塞する内側底部(52)とを有し、
    前記内側側壁部には、前記測定ガスを流通させる内側壁孔(511)が形成されており、
    前記内側底部には、前記測定ガスを流通させる内側底孔(521)が形成されており、
    前記外側カバーは、前記ハウジング又は前記内側カバーに取り付けられた筒状の外側側壁部(61)と、前記外側側壁部の端部を閉塞する外側底部(62)とを有し、
    前記外側側壁部には、前記測定ガスを流通させる外側壁孔(611)が形成されており、
    前記外側底部には、前記内側底部に向けて延出された延出壁部(63)が設けられており、
    前記延出壁部には、前記測定ガスを流通させる延出壁孔(631)が形成されており、
    前記内側側壁部と前記外側側壁部との間、及び前記延出壁部の内側を除く前記内側底部と前記外側底部との間には、前記測定ガスが流通するガス流通空間(60)が形成されている、ガスセンサ。
  2. 前記延出壁部は、前記外側底部に形成された貫通穴(64)の周りに設けられている、請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記延出壁部の延出先端(632)は、前記内側底部に接触しており、
    前記延出壁部の延出先端と前記内側底部との接触によって、前記内側カバーに対する前記外側カバーの、前記内側カバー及び前記外側カバーの中心軸線(O)の方向である軸線方向(X)の位置決めがなされている、請求項1又は2に記載のガスセンサ。
  4. 前記延出壁部は、前記内側カバー及び前記外側カバーの中心軸線の周りの周方向(C)に沿って設けられており、
    前記延出壁部における前記延出壁孔は、前記延出壁部の前記周方向の複数箇所において、前記延出壁部の前記延出先端に形成された切欠き溝(631)からなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  5. 前記内側底孔は、前記延出壁部よりも外周側の位置において、前記内側底部における前記周方向の複数個所に形成されている、請求項4に記載のガスセンサ。
  6. 前記切欠き溝と前記内側底孔とは、前記周方向において互いにずれた位置に形成されている、請求項4又は5に記載のガスセンサ。
  7. 前記外側側壁部における、前記外側底部側の端部には、前記外側側壁部よりも縮径した外側縮径側壁部(64)が形成されており、
    前記内側側壁部と前記外側側壁部との間における前記ガス流通空間は、前記外側縮径側壁部の内周側において最も縮小している、請求項1〜6のいずれか1項に記載のガスセンサ。
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