JP2018017505A - プログラム及び携帯端末 - Google Patents

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徹 大柿
Toru Ogaki
徹 大柿
和悠 四本松
Kazuhisa Shihommatsu
和悠 四本松
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Abstract

【課題】GPSを用いた測位に伴う電力消費量を効果的に低減させることを可能にするプログラム及び携帯端末を提供すること。
【解決手段】携帯端末は、GPSにより現在位置を測位する測位部からの測位情報に基づいて利用者の移動履歴を記憶部に記憶させる記憶制御部と、測位情報及び慣性センサーからのセンサー情報、又は、無線通信部を介して取得した情報に基づき求めた位置情報及びセンサー情報に基づいて利用者の移動に関する状態を判定する状態判定部と、状態判定部による判定結果に基づいて測位部による測位の精度を変更する制御部とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、プログラム及び携帯端末に関する。
従来から、GPS受信機を用いて現在位置を連続的に取得し、移動経路の履歴を記憶する携帯端末が知られている(例えば、特許文献1)
特開2002−267468号公報
一般にGPSを利用する機能は大きな電力を消費するため、電源容量の限られた携帯端末ではGPSを用いた測位機能を長時間利用できないといった問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものである。本発明によれば、GPSを用いた測位に伴う電力消費量を効果的に低減させることを可能にするプログラム及び携帯端末を提供することができる。
(1)本発明は、利用者が携帯する携帯端末のコンピュータを、GPSにより現在位置を測位する測位部からの測位情報に基づいて、前記利用者の移動履歴を記憶部に記憶させる記憶制御部と、前記測位情報及び慣性センサーからのセンサー情報、又は、無線通信部を介して取得した情報に基づき求めた位置情報及び前記センサー情報に基づいて、前記利用者の移動に関する状態を判定する状態判定部と、前記状態判定部による判定結果に基づいて、前記測位部による測位の精度を変更する制御部として機能させるためのプログラムに関する。また本発明は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記各部(記憶制御部、状態判定部、制御部)としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記憶した情報記憶媒体に関する。また本発明は、上記各部を含む携帯端末に関する。
本発明によれば、測位部からの測位情報及び慣性センサーからのセンサー情報、又は、無線通信部を介して取得した情報に基づき求めた位置情報及びセンサー情報に基づいて利用者の移動状態を判定し、移動状態の判定結果に基づいて測位部による測位の精度を変更する制御を行って、利用者の移動状態に応じた精度で測位を行わせることで、GPSを用いた測位に伴う電力消費量を効果的に低減させることが可能となる。
(2)また本発明に係るプログラム及び携帯端末では、前記状態判定部は、前記測位情報及び前記センサー情報、又は、無線通信部を介して取得した情報に基づき求めた位置情報及び前記センサー情報に基づいて、前記利用者が歩行している状態であるか、前記利用者が車両に乗って移動している状態であるかを判定し、前記制御部は、前記利用者が車両に乗って移動している状態であると判定された場合に、前記利用者が歩行している状態と判定された場合よりも前記測位部による測位の精度を低くする制御を行ってもよい。
本発明によれば、歩行時と比較して高精度な測位を要しない車両移動時において測位部による測位の精度を低くする制御を行うことで、測位に伴う電力消費量を効果的に低減させることができる。
(3)また本発明に係るプログラム及び携帯端末では、前記状態判定部は、前記測位情報及び前記センサー情報、又は、無線通信部を介して取得した情報に基づき求めた位置情報及び前記センサー情報に基づいて、前記利用者が歩行している状態であるか、前記利用者が所定範囲内に滞在している状態であるかを判定し、前記制御部は、前記利用者が所定範囲内に滞在している状態であると判定された場合に、前記利用者が歩行している状態と判定された場合よりも前記測位部による測位の精度を低くする制御を行ってもよい。
本発明によれば、歩行時と比較して高精度な測位を要しない滞在時において測位部による測位の精度を低くする制御を行うことで、測位に伴う電力消費量を効果的に低減させることができる。
(4)また本発明に係るプログラム及び携帯端末では、前記制御部は、前記利用者が所定範囲内に滞在している状態が所定時間継続した場合に、前記測位部の測位機能を停止する制御を行ってもよい。
本発明によれば、滞在状態が所定時間継続した場合に測位部による測位機能を停止する制御を行うことで、測位に伴う電力消費量をより低減させることができる。
(5)また本発明に係るプログラム及び携帯端末では、前記制御部は、前記測位部に対して指定する測位誤差の許容範囲を変更することで、前記測位部による測位の精度を変更する制御を行ってもよい。
本発明によれば、測位部に対して指定する測位誤差の許容範囲を大きくすることで、測位部における処理負荷が低減され、測位に伴う電力消費量を低減させることができる。
本実施形態に係る携帯端末の構成例を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る携帯端末の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.構成
図1は、本実施携帯に係る携帯端末の構成例を示す機能ブロック図である。携帯端末1は、利用者が携帯可能な情報端末であり、例えば、スマートフォン、携帯電話、ウェアラブル端末、タブレット型PC、ノート型PC、携帯型ゲーム機等である。携帯端末1は、センサー群10と、処理部20と、記憶部30と、表示部40とを含む。
センサー群10は、GPS受信回路11と、慣性センサー12と、無線通信部13とを含む。また、センサー群10は、高度計、地磁気センサー、近接センサー、マイクロフォン等を更に含んでもよい。センサー群10は、少なくともGPS受信回路11と慣性センサー12を含んでいればよい。
GPS受信回路11は、GPSアンテナを介してGPS信号(軌道情報、時刻情報)を受信し、受信したGPS信号を処理部20に出力する。
慣性センサー12は、慣性力を検出し、検出した信号をセンサー情報として処理部20に出力する。慣性センサー12は、加速度を検出する加速度センサーを含み、角速度を検出する角速度センサー(ジャイロセンサー)を更に含んでもよい。
無線通信部13は、無線通信アンテナを介して外部機器と情報を送受信する。無線通信部13は、近距離無線通信(無線LAN、Bluetooth(登録商標)等)を行う無線回路、及び携帯電話回線に接続された基地局と無線通信を行う無線通信回路の少なくとも一方を含む。
記憶部30は、処理部20の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムや各種データを記憶するとともに、処理部20のワーク領域として機能し、その機能はハードディスク、RAMなどにより実現できる。
表示部40は、処理部20で生成された画像を出力するものであり、その機能は、タッチパネルやLCDなどのディスプレイにより実現できる。
処理部20は、センサー群10からのセンサー情報、図示しない入力部からの入力情報、プログラムなどに基づいて各種処理を行う。処理部20の機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。処理部20は、測位部21と、記憶制御部22と、状態判定部23と、制御部24とを含む。ここでは、測位部21の機能を、オペレーティングシステム(OS)の機能として実現し、記憶制御部22、状態判定部23及び制御部24の機能をアプリケーションプログラム(本実施形態に係るプログラム)の機能として実現しているが、処理部20の各部の機能をアプリケーションプログラムの機能として実現してもよい。
測位部21は、GPS受信回路11を制御してGPS受信回路11からのGPS信号に基づき現在位置を測位し、測位情報(緯度、経度)を記憶制御部22及び状態判定部23に出力する。
記憶制御部22は、測位部21からの測位情報に基づいて、利用者の移動経路の履歴を移動履歴情報として記憶部30に記憶させる処理を行う。処理部20は、記憶部30に記憶された移動履歴情報に基づいて、利用者の移動経路の履歴を表す画像を生成して表示部40に出力する。
状態判定部23は、測位部21からの測位情報と慣性センサー12からのセンサー情報とに基づいて、利用者の移動に関する状態(移動状態)を判定する。具体的には、状態判定部23は、利用者の移動状態が、歩行している状態(歩行状態)であるか、車両(自転車、自動車、電車車両など)に乗って移動している状態(車両移動状態)であるか、或いは、所定範囲内に滞在(停止も含む)している状態(滞在状態)であるかを判定する。なお、状態判定部23は、車両移動状態については、更に、低速で移動している状態(低速移動状態)であるか高速で移動している状態(高速移動状態)であるかを判定する。
例えば、状態判定部23は、測位部21からの測位情報の履歴に基づいて過去所定時間内における複数の測位位置の重心位置から最新の測位位置(現在位置)までの距離Dを算出し、算出した距離Dが所定の閾値T未満である場合に、利用者の移動状態が滞在状態であると判定する。
また、状態判定部23は、算出した距離Dが所定の閾値T以上であり、且つ、慣性センサー12(加速度センサー)からのセンサー情報に基づき検出された単位当たりの歩数Sが所定の閾値T以上である場合に、利用者の移動状態が歩行状態であると判定する。
また、状態判定部23は、慣性センサー12(加速度センサー及び/又は角速度センサー)からのセンサー情報に基づく振動パターンが所定の振動パターン(車両移動状態特有の振動パターン)に一致或いは近似し、且つ、測位部21からの測位情報の履歴に基づき算出した移動速度Vが所定の閾値TV1以上である場合に、利用者の移動状態が車両移動状態であると判定する。また、状態判定部23は、車両移動状態であると判定した場合において、算出した移動速度Vが所定の閾値TV2(TV2>TV1)未満である場合には、利用者の移動状態が低速移動状態であると判定し、算出した移動速度Vが閾値TV2以上である場合には、利用者の移動状態が高速移動状態であると判定する。
なお、状態判定部23は、無線通信部13を介して取得した情報(例えば、SSIDのリスト情報や携帯電話回線の基地局情報)に基づき求めた現在位置(位置情報)と、慣性センサー12からのセンサー情報とに基づいて、利用者の移動状態を判定してもよい。無線通信部13を用いて求めた位置情報とセンサー情報とに基づく移動状態の判定は、常時行うようにしてもよいし、GPS受信回路11によってGPS信号が受信されない場合や、GPS受信回路11の動作が停止している場合のみ行うようにしてもよい。
制御部24は、状態判定部23による移動状態の判定結果に基づいて、測位部21による測位(GPSによる測位)の精度を変更する制御を行う。例えば、利用者が一定の場所に留まる滞在状態においては、高い精度で測位を行う必要がないため、測位の精度を低くする。また、車両移動状態においては、利用者の移動方向が急激に変化したり頻繁に変化したりすることが少ないため、滞在状態と同様に測位の精度を低くする。なお、車両移動状態のうち高速移動状態においては、GPSの仕様上電力消費量が増大するため、低速移動状態よりも測位の精度を低くする。また、歩行状態においては、歩行時に高い精度で測位を行いたいという利用者のニーズがあるため、測位の精度を高くする。制御部24は、測位部21に対して指定する測位誤差の許容範囲を変更することで、測位の精度を変更する制御を行う。
より詳細には、制御部24は、利用者の移動状態が滞在状態であると判定された場合、及び高速移動状態であると判定された場合には、測位部21に対して指定する測位誤差の許容範囲を最も大きな範囲(例えば、300m)に設定することで、測位の精度を最も低くする。また、制御部24は、利用者の移動状態が低速移動状態であると判定された場合には、測位部21に対して指定する測位誤差の許容範囲を通常の範囲(例えば、100m)に設定することで、測位の精度を通常の精度にする。また、制御部24は、利用者の移動状態が歩行状態であると判定された場合には、測位部21に対して指定する測位誤差の許容範囲を最も小さな範囲(例えば、30m)に設定することで、測位の精度を最も高くする。制御部24により設定された測位誤差の許容範囲は、設定情報として測位部21に出力される。
測位部21は、制御部24からの設定情報に従ってGPSによる測位を実行する。すなわち、測位部21は、GPS衛星を捕捉するためのサーチ処理と測位のための演算処理を、算出した測位位置と実際の現在位置との測位誤差が設定情報で指定された許容範囲内となったと推定されるまで継続して実行し、当該測位誤差が指定された許容範囲内となったと推定された場合に測位位置を確定する。例えば、設定情報で指定された測位誤差の許容範囲が100mであった場合には、算出した測位位置を中心とする半径100mの範囲に所定の確率(例えば、80%)で実際の現在位置が存在すると推定されるまでサーチ処理と演算処理を継続する。算出した測位位置と実際の現在位置との測位誤差は、捕捉されるGPS衛星の数が多くなるほど小さくなる。すなわち、GPS信号の受信環境が同じであれば、設定情報で指定される測位誤差の許容範囲が大きいほど、捕捉するGPS衛星の数が少なくて済むため、測位にかかる処理負荷(処理時間)は低減し、電力消費量は低減す
る。
また、制御部24は、測位部21に対して指定する測位誤差の許容範囲を変更することに加えて、測位部21に対して指定する測位情報の出力頻度を変更することで、測位部21による測位の精度を変更してもよい。この場合、制御部24は、利用者の移動状態が歩行状態であると判定された場合には、測位情報の出力頻度を高くする(例えば、移動距離が50mに達する度に測位情報を出力するようにする)ことで、測位の精度を高くし、歩行状態以外の状態(滞在状態、車両移動状態)である場合には、測位情報の出力頻度を低くする(例えば、移動距離が100mに達する度に測位情報を出力するようにする)ことで、測位の精度を低くする。設定された測位情報の出力頻度(移動距離)は、測位誤差の許容範囲とともに設定情報として測位部21に出力される。測位部21は、算出した測位位置に基づき移動距離を更新し、更新した移動距離が設定情報で指定された移動距離に達する度に、算出した測位位置を測位情報として記憶制御部22及び状態判定部23に出力する。設定情報で指定される出力頻度が低いほど、処理部20の処理負荷は低減し、電力消費量は低減する。
また、制御部24は、滞在状態が所定時間継続したか否かを判断し、所定時間継続したと判断した場合に、GPS受信回路11の動作を停止させ、測位部21の測位機能を停止する制御を行う。また、制御部24は、測位機能が停止している場合において、状態判定部23により滞在状態でなくなったと判定された場合(例えば、慣性センサー12からのセンサー情報に基づき検出された単位当たりの歩数Sが閾値Tを超えた場合、或いは、無線通信部13からの情報に基づき携帯電話回線の基地局が切り替わったことを検出した場合)には、GPS受信回路11の動作を開始させ、測位部21の測位機能を開始する制御を行う。
このように、本実施形態の携帯端末1によれば、利用者の移動状態を判定し、利用者の移動状態が高精度な測位を要しない滞在状態又は車両移動状態であると判定された場合に、測位部21による測位の精度を歩行状態である場合よりも低くする制御を行うことで、測位に伴う電力消費量を効果的に低減させることができる。また、利用者の移動状態が車両移動状態のうち電力消費量が増大する高速移動状態であると判定された場合に、測位部21による測位の精度を低速移動状態である場合よりも低くする制御を行うことで、測位に伴う電力消費量をより効果的に低減させることができる。また、滞在状態が所定時間継続した場合に測位部21による測位機能を停止する制御を行うことで、測位に伴う電力消費量をより低減させることができる。
2.処理
図2は、携帯端末1の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、状態判定部23は、測位部21から測位情報を取得し、慣性センサー12からセンサー情報を取得し(ステップS10)、取得した測位情報及びセンサー情報に基づいて利用者の移動状態を判定する(ステップS11)。なお、ステップS11において測位機能が停止(GPS受信回路11の動作が停止)している場合には、取得したセンサー情報や無線通信部13を介して取得した情報に基づき求めた位置情報に基づいて利用者の移動状態を判定する。
利用者の移動状態が滞在状態である場合(ステップS12のY)には、制御部24は、測位機能(GPS受信回路11)が動作中であるか否かを判断する(ステップS13)。測位機能が動作中でない場合(ステップS13のN)には、ステップS24に移行する。測位機能が動作中である場合(ステップS13のY)には、制御部24は、滞在状態が所定時間継続したか否かを判断する(ステップS14)。滞在状態が所定時間継続した場合
(ステップS14のY)には、制御部24は、測位機能を停止する(GPS受信回路11の動作を停止する)制御を行う(ステップS15)。滞在状態が所定時間継続していない場合(ステップS14のN)には、制御部24は、測位精度を低精度に設定(測位部21に対して指定する測位誤差の許容範囲を最も大きな範囲に設定)し、設定情報を測位部21に出力する(ステップS16)。
利用者の移動状態が滞在状態でない(歩行状態又は車両移動状態である)場合には(ステップS12のN)、測位機能が動作中であるか否かを判断する(ステップS17)。測位機能が動作中でない場合(ステップS17のN)には、制御部24は、測位機能を開始する(GPS受信回路11の動作を開始する)制御を行う(ステップS18)。
測位機能が動作中であって(ステップS17のY)、利用者の移動状態が歩行状態である場合(ステップS19のY)には、制御部24は、測位精度を高精度に設定(測位部21に対して指定する測位誤差の許容範囲を最も小さな範囲に設定)し、設定情報を測位部21に出力する(ステップS20)。
利用者の移動状態が車両移動状態のうち高速移動状態である場合(ステップS21のY)には、制御部24は、測位精度を低精度に設定し、設定情報を測位部21に出力する(ステップS22)。
利用者の移動状態が車両移動状態のうち低速移動状態である場合(ステップS21のN)には、制御部24は、測位精度を通常の精度に設定(測位部21に対して指定する測位誤差の許容範囲を通常の範囲に設定)し、設定情報を測位部21に出力する(ステップS23)。
次に、処理部20は、処理を継続するか否かを判断し(ステップS24)、処理を継続する場合(ステップS24のY)には、ステップS10に移行する。
3.変形例
上記実施形態では、携帯端末1に備わるセンサー群10及び測位部21からの情報に基づいて、状態判定部23が利用者の移動状態を判定する場合について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、利用者が携帯端末1と共に携帯する他の携帯端末に備わるセンサー群(GPS受信回路、慣性センサー)及び測位部を利用して、当該他の携帯端末から携帯端末1が近距離無線通信等により受信した測位情報及びセンサー情報に基づいて、状態判定部23が利用者の移動状態を判定するように構成してもよい。
以上、本実施形態あるいは変形例について説明したが、本発明はこれら本実施形態あるいは変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…携帯端末、10…センサー群、11…GPS受信回路、12…慣性センサー、13…無線通信部、20…処理部、21…測位部、22…記憶制御部、23…状態判定部、24
…制御部、30…記憶部、40…表示部

Claims (6)

  1. 利用者が携帯する携帯端末のコンピュータを、
    GPSにより現在位置を測位する測位部からの測位情報に基づいて、前記利用者の移動履歴を記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    前記測位情報及び慣性センサーからのセンサー情報、又は、無線通信部を介して取得した情報に基づき求めた位置情報及び前記センサー情報に基づいて、前記利用者の移動に関する状態を判定する状態判定部と、
    前記状態判定部による判定結果に基づいて、前記測位部による測位の精度を変更する制御部として機能させるためのプログラム。
  2. 請求項1において、
    前記状態判定部は、
    前記測位情報及び前記センサー情報、又は、前記位置情報及び前記センサー情報に基づいて、前記利用者が歩行している状態であるか、前記利用者が車両に乗って移動している状態であるかを判定し、
    前記制御部は、
    前記利用者が車両に乗って移動している状態であると判定された場合に、前記利用者が歩行している状態と判定された場合よりも前記測位部による測位の精度を低くする制御を行う、プログラム。
  3. 請求項1又は2において、
    前記状態判定部は、
    前記測位情報及び前記センサー情報、又は、前記位置情報及び前記センサー情報に基づいて、前記利用者が歩行している状態であるか、前記利用者が所定範囲内に滞在している状態であるかを判定し、
    前記制御部は、
    前記利用者が所定範囲内に滞在している状態であると判定された場合に、前記利用者が歩行している状態と判定された場合よりも前記測位部による測位の精度を低くする制御を行う、プログラム。
  4. 請求項3において、
    前記制御部は、
    前記利用者が所定範囲内に滞在している状態が所定時間継続した場合に、前記測位部の測位機能を停止する制御を行う、プログラム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記制御部は、
    前記測位部に対して指定する測位誤差の許容範囲を変更することで、前記測位部による測位の精度を変更する制御を行う、プログラム。
  6. 利用者が携帯する携帯端末であって、
    GPSにより現在位置を測位する測位部からの測位情報に基づいて、前記利用者の移動履歴を記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    前記測位情報及び慣性センサーからのセンサー情報、又は、無線通信部を介して取得した情報に基づき求めた位置情報及び前記センサー情報に基づいて、前記利用者の移動に関する状態を判定する状態判定部と、
    前記状態判定部による判定結果に基づいて、前記測位部による測位の精度を変更する制御部とを含む、携帯端末。
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