JP2018017301A - 容器バルブ - Google Patents

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【課題】小さな操作力で回転ハンドルを開閉操作できる容器バルブを提供することを目的とする。【解決手段】医療用ボンベ100に取り付けられる容器取付部22からアウトレット部24までの医療用ガスの通過を許容する流路Rとを内部に有するバルブ本体20、流路Rの中間部分にある弁室Vにおいて開閉を切り替えるシートアッセンブリ50、バルブ本体20内部においてシートアッセンブリ50と連動するスピンドルアセンブリ40、及びスピンドルアセンブリ40を回転させて移動させる回転操作を行うハンドル10で構成された医療用バルブ1において、流路Rを、容器取付部22から弁室Vまでの一次側流路R1と、弁室Vからアウトレット部24までの二次側流路R2(アウトレット路24b)とで構成し、一次側流路R1における弁室Vの側に縮径流路部R1aを設けた。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、ボンベ容器に装着して、医療用ガスなどの流体の導通を、回転ハンドルを回転操作して規制する容器バルブに関する。
従来より、特許文献1で提案するように、ガスボンベのようなボンベ容器に取り付け、気体や液体等の流体の出し入れを、回転ハンドルを操作して規制する容器バルブが多用されている。
このような容器バルブは、ボンベ容器に充填したガスの圧力が、一次側流路の上端の上端開口を封止(閉止)する開閉弁に作用することになり、開閉弁を開閉操作する回転ハンドルの操作力が大きくなるという問題があった。
特に、特許文献1の図7に示すようなピンインデックスバルブの場合、容器バルブの操作に慣れていない利用者が利用することが多く、回転ハンドルの操作力を軽減したいとの要望があった。
特開2015−187467号公報
そこで本発明は、小さな操作力で回転ハンドルを開閉操作できる容器バルブを提供することを目的とする。
この発明は、流体が充填されるボンベ容器に取り付けられる容器取付部と、該容器取付部を通るとともに、流体導出口までの前記流体の通過を許容する流路とを内部に有するバルブ本体、前記流路の中間部分にある弁室において、閉止位置と開放位置とを移動して開閉を切り替える開閉弁、前記バルブ本体内部において前記開閉弁と連動する弁棒、及び前記弁棒を回転させて前記開閉弁を前記閉止位置と前記開放位置とに移動させる回転操作を行う回転ハンドルで構成され、前記流路は、前記容器取付部から前記弁室までの第1流路と、前記弁室から前記流体導出口までの第2流路とで構成され、前記第1流路における前記弁室側に縮径部が設けられた容器バルブであることを特徴とする。
上記流体は、医療用ガス、産業用ガスなどのガス、あるいは液体を含むものとする。
上記断面径は、前記開閉弁の中心軸に対して直交方向の断面の径である。
この発明により、小さな操作力で回転ハンドルを開閉操作することができる。
具体的には、前記流路における前記容器取付部から前記弁室までの第1流路における前記弁室側に縮径部が設けられているため、流体の充填圧力によって開閉弁に作用する力も小さくなり、小さな操作力で回転ハンドルを開閉操作することができる。
したがって、仮に、ピンインデックスバルブを利用する操作に慣れない利用者であっても、回転ハンドルを容易に開閉操作して、開放状態と閉止状態とを確実に切り替えて、流体を安全に使用することができる。
この発明の態様として、前記回転ハンドルに、前記閉止位置と前記開放位置との少なくとも一方を示す明示手段が設けられてもよい。
上記明示手段は、回転ハンドル自体の形状によって明示する手段など、前記閉止位置と前記開放位置との少なくとも一方が目視や触覚によって確認できるように構成された明示手段とすることができる。
この発明によって、利用者は、前記閉止位置と前記開放位置との少なくとも一方を確実に認識することができる。
したがって、閉止したつもりが閉止できていない、開放したが開放量が不十分で所要量の流体を得ることができないというような不具合の発生を抑止することができる。
またこの発明の態様として、前記回転ハンドルの前記閉止位置と前記開放位置との回転操作角度が360度未満に設定されてもよい。
この発明により、回転ハンドルの操作性を向上することができる。
詳述すると、回転操作角度を360度未満、つまりひと回り未満の回転操作で開閉操作できるため、回転ハンドルを複数回転させる必要がある場合に比べて、操作性を向上することができる。
殊に、回転操作角度を180度に構成した場合、閉止位置と開放位置とが逆転位置となるため、閉止位置と開放位置とをより正確に操作することができる。
また、明示手段を備えた場合、複数回転させると明示手段によって閉止位置又は開放位置を正確に明示することができないが、回転操作角度を360度未満とすることによって、明示手段によって閉止位置又は開放位置を正確に明示することができる。
またこの発明の態様として、前記回転ハンドルの閉止方向の回転操作に対して、前記閉止位置に近づく際に機能するラチェット機構部が設けられてもよい。
この発明により、利用者は回転操作において閉止位置に近づいていることを認識でき、確実に閉止操作することができる。
またこの発明の態様として、前記回転ハンドルの回転操作に対して、少なくとも前記開放位置に近づく際に機能するクリック機構部が設けられてもよい。
上述の少なくとも前記開放位置に近づく際とは、開放位置に近づく際だけ、あるいは前記開放位置と前記閉止位置の両方に対してそれぞれに近づく際という意味である。
この発明により、利用者は回転操作において閉止位置あるいは開放位置に近づいていることを認識でき、確実に閉止操作することができる。
またこの発明の態様として、前記弁棒に対して前記開閉弁を閉弁方向に付勢する付勢手段が設けられてもよい。
この発明により、閉止状態における開閉弁に対して過負荷が作用することを防止できる。
詳述すると、付勢手段が弁棒に対して開閉弁を閉弁方向に付勢しているため、回転ハンドルの回転操作によって、弁棒を介して開閉弁が過剰に閉止方向に移動させられた場合であっても、付勢手段による付勢力に抗して、開閉弁に過負荷が作用することを防止できる。したがって、開閉弁の耐久性を向上することができる。
また、付勢手段の付勢力が作用した開閉弁を移動させるため、開閉弁を閉止位置に移動させる回転ハンドルの操作感を向上することができる。
またこの発明の態様として、前記付勢手段が、前記ボンベ容器の充填圧力に対する付勢力で設定されてもよい。
この発明により、付勢手段の付勢力が作用した開閉弁であっても、充填圧力によってリーク(漏出)することなく、確実に閉止位置で閉止することができる。
またこの発明の態様として、前記開閉弁が、前記弁棒に対して上下方向に相対移動自在なスラスト軸と、前記弁室内における前記第1流路の流路口を封止する封止部材を有するシートアッセンブリとで構成されてもよい。
この発明により、回転ハンドルの操作感をより向上することができる。
詳述すると、開閉弁が一体である場合、回転ハンドルの回転操作は、弁棒を介して開閉弁に直接作用することになるが、開閉弁を、弁棒に対して相対移動可能なスラスト軸と、シートアッセンブリとで構成しているため、シートアッセンブリを、スラスト軸を介して回転操作することができ、回転ハンドルの操作感をより向上することができる。
また、仮に、弁棒に対して閉止方向に付勢する付勢手段を備える場合であっても、スラスト軸に付勢手段の付勢力が作用するように構成することができ、開放位置へ開閉弁を移動させる回転ハンドルの開放操作の際に、付勢手段の付勢力が作用して開放できないといった不具合の発生を防止することができる。
またこの発明の態様として、前記バルブ本体に、前記流体を供給し、前記弁室を介して前記ボンベ容器に充填する充填路が設けられ、前記充填路が、前記弁室の内部を移動する前記開閉弁の中心軸に対して交差方向に離間した位置に配置されてもよい。
上述の充填路は、前記第2流路と共用してもよく、第2流路と別に設けてもよい。
この発明により、充填路を通過して、前記弁室を介してボンベ容器に充填される流体の充填圧力が、開閉弁に直接作用することを防止でき、弁室内で開閉弁の位置がずれたり、開閉弁が変形したりすることを防止できる。
本発明により、小さな操作力で回転ハンドルを開閉操作できる容器バルブを提供することができる。
医療用バルブの説明図。 医療用バルブの説明図。 医療用バルブの分解斜視図。 医療用バルブの一部分解拡大斜視図。 医療用バルブの開閉についての説明図。 医療用バルブの開閉についての説明図。 医療用バルブのラチェット機構についての説明図。 他の実施形態の医療用バルブの説明図。 他の実施形態の医療用バルブの説明図。 他の実施形態の医療用バルブの説明図。 他の実施形態の医療用バルブの説明図。 他の実施形態の医療用バルブの説明図。
この発明の一実施形態を、図1乃至図7とともに説明する。
図1及び図2は医療用バルブ1の説明図を示し、図3は医療用バルブ1の分解斜視図を示し、図4は医療用バルブ1の一部分解拡大斜視図を示し、図5及び図6は医療用バルブ1の開閉についての説明図を示し、図7は医療用バルブ1のラチェット機構60及びクリック機構70についての説明図を示している。
詳しくは、図1(a)は医療用バルブ1の正面、右側面、及び平面をあらわす斜視図を示し、図1(b)は医療用バルブ1の背面、左側面、及び底面をあらわす斜視図を示し、図2(a)は、医療用ボンベ100に装着された状態の医療用バルブ1の右側面図を示し、図2(b)は図2(a)に示すA−A矢視断面図を示している。
図3は医療用バルブ1を各パーツに分解した状態の斜視図を示しているが、ハンドル10及びバルブ本体20は、その構造を明確にするため手前側の半分を透過状態で図示し、スピンドル41、コイルスプリング43、グランドナット31、及びシート52はその構造を明確にするため手前側の1/4を透過状態で図示している。
図4はバルブ本体20からハンドル10、ラチェット機構60及びクリック機構70を分解した状態の斜視図であり、これらの組み合わせの理解を容易にするため、バルブ本体20については上面側から斜視図を示し、ハンドル10、ラチェット機構60及びクリック機構70については底面側からの斜視図を示している。
図5(a)は閉状態の医療用バルブ1の上部の拡大斜視図を示し、図5(b)は同状態の平面図を示している。逆に、図5(c)は開状態の医療用バルブ1の上部の拡大斜視図を示し、図5(d)は同状態の平面図を示している。
図6(a)は閉状態の医療用バルブ1の拡大断面図を示し、図6(b)は開状態の拡大断面図を示している。
図7(a)はバルブ本体20の平面図を示し、図7(b)は閉状態のハンドル10の底面図を示し、図7(d)は開状態のハンドル10の底面図を示し、図7(c)は閉状態と開状態との間のハンドル10の底面図を示している。
医療用バルブ1は、医療用ボンベ100(図2)などに装着され、医療用ボンベ100に対して医療用ガスの出し入れを規制するヨーク式のバルブ装置であり、流路Rを内部に有するバルブ本体20と、バルブ本体20の上部に取り付けるハンドル10と、バルブ本体20内部に配置され、ハンドル10によって開閉操作される開閉機構30と、バルブ本体20に対するハンドル10の回転操作に対して機能するラチェット機構60及びクリック機構70とで構成している。
ラチェット機構60は、後述するボディ本体21の上部の上円筒部23の上面に形成された係止凹部232(232a乃至232d)と、係止凹部232に係止するボールユニット61とで構成されている。
ボールユニット61は、スプリング62、ボール63及びソケット64とで構成され、後述するハンドル10に形成したラチェット穴15に収容される。
クリック機構70は、後述するボディ本体21の上部の上円筒部23の上面に形成された挿着孔231に装着される嵌合ピン71と、後述するハンドル10の底面側に形成されたクリック溝16とで構成されている。
ハンドル10は、バルブ本体20の上部に配置され、後述する開閉機構30を開閉操作する操作手段として機能する略円筒状の樹脂製のハンドルであり、下方の円筒リング部11と、上部の操作方向明示部12と、キャップ13とで構成している。
詳述すると、円筒リング部11は、ハンドル10の高さの1/3程度の高さ有する円筒状であり、操作方向明示部12は、円筒リング部11の上部において円筒リング部11と一体構成された平面視略扇状の柱体状で構成し、固定ボルト45を締結する、上部が開口した上部空間121を内部に形成し、キャップ13を上部空間121の上部に着脱自在に嵌着して閉塞している。
なお、操作方向明示部12は、円筒リング部11と面一となる半円状の円弧部123と、平面視直角二等辺三角形状の突出明示部122とで構成している。キャップ13は、操作方向明示部12と相似形である平面視扇状のフランジ部131と、フランジ部131より下方に突出し、上部空間121に挿入する挿入部132とを一体構成している。
円筒リング部11の外周面における半周部分には、閉表示111a、開表示111b、その間のグラデーション表示111cを有する開閉表示111が表示されている。また、円筒リング部11の内部には、スピンドル41を挿入するスピンドル挿入部14、ボールユニット61とともにラチェット機構60を構成するラチェット穴15、及び嵌合ピン71が嵌合し、嵌合ピン71とともにクリック機構70を構成するクリック溝16が設けられている。
スピンドル挿入部14は、後述するスピンドル41の円筒形の第1円柱部412が挿入される円筒部141と、円筒部141の上部において、平面視六角形の六角嵌合部411が挿入される六角形部142とで断面逆凸状の円筒形孔部で構成され、スピンドル挿入部14と上部空間121とは、六角形部142で連通している。
ラチェット穴15は、ボールユニット61を装着する穴であり、ソケット64が上下方向に移動可能に収容される下円筒部151と、下円筒部151の上部において、下円筒部151より小径で、ボール63を付勢するスプリング62の上部を挿入する上円筒部152とで断面凸状の円筒形穴部で構成されている。
嵌合ピン71が嵌合するクリック溝16は、円筒リング部11の内面側において下面が開放され、スピンドル挿入部14の周囲に形成された内面筒部161と円筒リング部11の内面との間に形成された底面視略U字状の溝である。
なお、クリック溝16には、円筒リング部11の内面から接線方向に沿って底面視三角状に突出する二つの側面突出部162と、底面視略U字状の端部において側面突出部162とともに嵌合ピン71を挟み込む端部ストッパ163とが備えられている。
また、クリック溝16における円弧状溝部16aから端部ストッパ163までの間において、内面筒部161と側面突出部162とによって幅狭の略直線状の直線溝部16bが形成されている。
なお、円弧状溝部16aは、嵌合ピン71の直径より広い溝幅で構成され、直線溝部16bは、嵌合ピン71の直径よりわずかに狭い幅で形成されている。また、ハンドル10は樹脂製であるため、ハンドル10の回転操作によって、嵌合ピン71は幅狭の直線溝部16bに割り込んで移動可能に嵌合することができる。
バルブ本体20は、略四角柱状のボディ本体21と、ボディ本体21の下方において、下向きに凸な円錐台状で外周面にネジ山が形成された容器取付部22と、ボディ本体21の上部おいて円筒状の上円筒部23とで構成されている。なお、ボディ本体21と容器取付部22との間には平面視円形となるフランジ部28が形成され、フランジ部28の底面には、容器取付部22に外嵌するOリング29が装着される。
また、略四角柱状のボディ本体21の側面21aには、アウトレット部24と、クランプC(図5(b),(d)参照)のピンによって位置合わせされるふたつのピンホール25とが形成され、対向する他方の側面21bには、クランプCの固定ボルトを嵌着するボルト穴26と、安全弁80が装着される安全弁装着部27とが形成されている。
アウトレット部24は、側面21bに形成されたボルト穴26と対向する位置において略同径の凹部24aと、右側面視において、凹部24aの中心より高さ方向及び幅方向にシフトさせた位置で凹部24aと弁室Vとを連通する小径なアウトレット路24bを形成している。
なお、ボディ本体21、容器取付部22及び上円筒部23で構成されたバルブ本体20の内部には、後述するシートアッセンブリ50を収容する弁室Vが設けられ、容器取付部22の下端から、弁室Vを介して凹部24aまで導通可能に連通する流路Rを形成している。また、流路Rのうち、容器取付部22の下端から弁室Vまでを一次側流路R1とし、弁室Vから凹部24aまでのアウトレット路24bを二次側流路R2としている。
また、一次側流路R1の上部には、縮径され、弁室Vと連通する縮径流路部R1aが形成され、弁室Vにおける底面部には、一次側流路R1(縮径流路部R1a)の上端開口を上方にリング状に突出させた上端リング凸部Vaが設けられている。
なお、一次側流路R1は後述するシート52と略同径で形成され、縮径流路部R1aは、シート52のディスク保持部521に装着されるディスク51より小径で形成されている。
また、バルブ本体20の内部において、弁室Vの上部に、後述するスピンドルアセンブリ40及びグランドナット31が螺着する上部空間140を形成している。
また、安全弁装着部27は、一次側流路R1と連通し、安全弁80が装着されている。なお、安全弁80は、従来からある円柱型の安全弁であり、その詳細な説明は省略する。
なお、安全弁装着部27と上部空間140とは略同径の円筒空間で形成され、一次側流路R1と弁室Vとは安全弁装着部27や上部空間140より半分程度の径で形成されている。さらに、アウトレット路24b及び縮径流路部R1aは、一次側流路R1や弁室Vより1/4程度の径で形成されている。したがって、アウトレット路24b及び縮径流路部R1aは、一次側流路R1や弁室Vに比べて、約1/16の断面積で形成されている。
また、上部空間140の内面には、後述する螺合円柱部414及びグランドナット31の外面に形成したネジ山(図示省略)と螺合するネジ溝(図示省略)を形成している。
上円筒部23の上面には、クリック機構70を構成する嵌合ピン71を装着する挿着孔231と、ラチェット機構60を構成するボール63が係止する係止凹部232(232a乃至232d)が周方向に所定間隔を隔てて複数形成されている。
詳述すると、係止凹部232は、上円筒部23の平面視中心を中心とした同芯上において所定角度で配置され、後述するボール63より小径の穴である。なお、本実施形態においては、4つの係止凹部232a乃至232dを13度ずつの間隔で配置している。
また、上円筒部23の正面側側面は、ボディ本体21の側面と連続する平面状に形成され、上向きの三角マーク233を形成している。
開閉機構30は、流路Rの中間に形成された弁室Vに配置され、開閉弁に対応するシートアッセンブリ50と、シートアッセンブリ50の上部に挿着されたスピンドルアセンブリ40と、シートアッセンブリ50をバルブ本体20に位置固定するグランドナット31とで構成している。
スピンドルアセンブリ40は、弁棒に対応するスピンドル41、スラスト軸42、及びコイルスプリング43で構成されている。
スピンドル41は、上から順に、平面視六角形状で、後述するハンドル10と嵌合する六角嵌合部411、第1円柱部412、第2円柱部413、螺合円柱部414、及び螺合円柱部414より小径な小径底部415で構成している。
また、六角嵌合部411及び第1円柱部412の平面視中央位置において、上方が開放され、後述する固定ボルト45が螺合する螺合穴416が形成され、第2円柱部413乃至小径底部415の平面視中央位置において、下方が開放された内部空間417が形成されている。
内部空間417は、上部から順に、スラスト軸42の軸部421が挿入される小径空間417a、スラスト軸42及び軸部421に外嵌したコイルスプリング43が配置される配置空間417b、小径底部415の内部において、配置空間417bより大径の大径空間417cとで構成されている。また、小径空間417aと螺合穴416とは上下方向に連通している。
螺合円柱部414の外面には、上述したように、上部空間140の内面に形成したネジ溝(図示省略)に螺合するネジ山(図示省略)を形成している。なお、螺合円柱部414の外面に形成したネジ山(図示省略)と、上部空間140の内面に形成したネジ溝(図示省略)とは、180度の回転によって、シートアッセンブリ50のシート52における図6(a)に示す閉弁位置と、図6(b)に示す開弁位置とを上下方向に移動する移動量となる螺旋角度で形成されている。
コイルスプリング43は、後述するスラスト軸42の軸部421に外嵌するとともに、スピンドル41の小径空間417aに配置されるコイル状のスプリングである。なお、コイルスプリング43のバネ力は、医療用ボンベ100に充填された医療用ガスの充填圧力が作用するシートアッセンブリ50を、上端リング凸部Vaに押し付ける付勢力で構成している。
スラスト軸42は、後述するシート52のシート軸部522の上端の挿入を許容する、下方が開放された逆有底円筒状の大径部422と、大径部422の平面視中央より上方に延出された軸部421とで構成している。
このように各要素が構成されたスピンドルアセンブリ40は、軸部421にコイルスプリング43が外嵌されたスラスト軸42を、軸部421の上端が小径空間417aに挿入されるように、コイルスプリング43とともに、配置空間417bに挿入して組付けられ、大径空間417cにおいて止め輪44によって下方が位置規制される。
詳しくは、組み付けられたスピンドルアセンブリ40において、スラスト軸42は、止め輪44によってスピンドル41に対して下方が位置規制されているが、コイルスプリング43が外嵌しているため、下向きに付勢された状態で位置規制されており、コイルスプリング43の付勢力に抗して上方に相対移動可能である。
グランドナット31は、バルブ本体20の上部空間140の下部に螺着する螺合部311と、螺合部311より下方において小径な小径部312、螺合部311より上部に向かって突出するリング部313とで構成し、上下方向に貫通し、シートアッセンブリ50のシート軸部522が挿通する挿通孔314を設けている。なお、グランドナット31と、上述のスピンドル41の螺合円柱部414とは同径で形成し、グランドナット31の外面には、上述したように、上部空間140の内面に形成したネジ溝(図示省略)に螺合するネジ山(図示省略)を形成している。
シートアッセンブリ50は、略円柱状のディスク51と、ディスク51を保持するディスク保持部521を有するシート52とで構成している。
ディスク51は、樹脂製であり、上述の上端リング凸部Vaより大径の円柱状に形成されている。
シート52は、ディスク51を保持するディスク保持部521と、ディスク保持部521より上方に突出するシート軸部522とで構成している。ディスク保持部521は、ディスク51より大径であり、下方からのディスク51の装着を許容する、下方が開放された逆有底円筒状に形成されており、シート軸部522がディスク保持部521の平面視中央より上方に延設されている。
なお、シート軸部522は、軸部421と略同径で形成されるとともに、ディスク保持部521は、大径部422より小径に形成されている。
このように各要素が構成された開閉機構30は、ディスク保持部521を弁室Vに配置したシートアッセンブリ50のシート軸部522にOリング32を嵌着するとともに、上部空間140において螺合したグランドナット31の挿通孔314に挿通し、上部空間140において、グランドナット31により上方で螺合円柱部414を螺合したスピンドルアセンブリ40のスラスト軸42の大径部422にシート軸部522の上端を挿入し、スピンドル41の大径空間417cにおいて、止め輪44によってスピンドルアセンブリ40とシートアッセンブリ50とを一体化し、弁室V及び上部空間140において組み付けられる。
詳しくは、組み付けられた開閉機構30において、シートアッセンブリ50は、スピンドルアセンブリ40に対して止め輪44によって一体化されているものの、止め輪44の弾性変形に伴って軸方向(上下方向)に相対移動可能である。
なお、組み付け状態のスピンドルアセンブリ40において、スピンドル41に対してコイルスプリング43の付勢力が作用した状態で位置規制されているスラスト軸42にシート軸部522の上端が挿入されているため、シートアッセンブリ50はコイルスプリング43の付勢力が作用した状態で組み付けられる。
また、シート52はスピンドルアセンブリ40のスピンドル41における螺合円柱部414やグランドナット31などに比べて略半分程度の径、且つ六角嵌合部411より小径に形成されている。
このようにして組み付けられた開閉機構30は、ディスク51が装着されたシート52のディスク保持部521が弁室Vに配置され、弁室Vの上部にはOリング32が配置され、その上からグランドナット31及びスピンドル41が、開閉機構30が上部空間140に螺着されて、開閉機構30はバルブ本体20に組み付けられる。
なお、シートアッセンブリ50のシート52を下方の閉弁位置に配置することで、図6(a)に示すように、ディスク51は弁室Vの上端リング凸部Vaに当接し、弁室Vと一次側流路R1とは分断された状態となる。
また、この組み付け状態において、スピンドル41の第2円柱部413の上部より上方はバルブ本体20の上円筒部23より上方に向かって突出することとなる。
次に、開閉機構30が組み付けられたバルブ本体20に対するハンドル10の組付けについて説明する。
具体的には、ボールユニット61をラチェット穴15に挿入したハンドル10のスピンドル挿入部14に、上円筒部23から突出するスピンドル41を挿入するとともに、挿着孔231に装着した嵌合ピン71をクリック溝16に嵌合させ、上部空間121で六角嵌合部411に固定ボルト45を螺合して固定し、キャップ13を嵌めつけ、医療用バルブ1の組み付けを完了する。
なお、この医療用バルブ1の組み付けでは、図6(a)に示すような開閉機構30のシート52を閉弁位置としたため、図5(a),(b)に示すように、ハンドル10の突出明示部122が側面21bの方向を向き、円筒リング部11の閉表示111aが三角マーク233に対応する位置となる(以下において、この向きを閉弁方向という)。
また、ラチェット穴15に挿入されたボールユニット61のボール63は、スプリング62に下方に向かって付勢され、複数設けられた係止凹部232のうち最も挿着孔231に近い側の係止凹部232aに係止している。
さらにまた、挿着孔231に装着された嵌合ピン71は、クリック溝16における一方側の直線溝部16bの端部において内面筒部161と側面突出部162とで挟み込まれるとともに端部ストッパ163とに当接するように配置される。
このような閉弁状態から開弁状態にするための回転操作は、図5(c),(d)に示すように、ハンドル10を180度、反時計回りに回転させる。ハンドル10を反時計回りに180度回転させることによって、ハンドル10とともに回転するスピンドルアセンブリ40は上部空間140の内面に形成したネジ溝(図示省略)と螺合円柱部414の外面に形成したネジ山とが螺合しているため、シートアッセンブリ50は上方の開弁位置(図6(b))まで移動する。
シートアッセンブリ50が開弁位置まで移動することにより、ディスク51とフランジ部131との間に隙間が形成され、弁室Vを介して、一次側流路R1とアウトレット路24bとが導通可能な開弁状態となる。
このとき、図5(c)に示すように、開表示111bが三角マーク233に対応する位置となり、突出明示部122が側面21aの側を向くこととなる(以下において、この向きを開弁方向という)。
ハンドル10の反時計回りに回転に伴って、スプリング62によって付勢されたボール63は、スプリング62の付勢力に抗して、係止凹部232aから係止凹部232dに向かってラチェット音を生じさせながら各係止凹部232を移動し、係止凹部232dを超えると上円筒部23の上面を摺動する。
また、一方側の直線溝部16bにおいて、内面筒部161と側面突出部162とに挟まれていた嵌合ピン71は直線溝部16bから外れ、図7(c)に示すように、円弧状溝部16aを通り、反対側の直線溝部16bに挿入される(図7(d)参照)。このとき、円弧状溝部16aから幅狭の直線溝部16bに挿入されるため、回転操作の操作力に滑らかな抵抗力を作用させることができる。
続いて、このように組み付けられた医療用バルブ1の使用方法について説明する。
上述のように組み付けられた医療用バルブ1は、図2に示すように、閉弁状態で医療用ボンベ100の上部に容器取付部22を螺入して、医療用ボンベ100に装着する。
医療用ボンベ100の医療用ガスの出入りを規制する医療用バルブ1は、固定ボルトをボルト穴26に嵌着するとともに、ふたつのピンホール25にピンを位置合わせたクランプCを装着し、使用治具に連結されたダクトD(図5(d)において破線で図示)をアウトレット部24に装着した状態で、閉表示111aが三角マーク233に対応し、突出明示部122が閉弁方向に向いている閉弁状態から、ハンドル10を180度反時計回りに回転操作することによって、弁室Vにおいてシートアッセンブリ50が閉弁位置から開弁位置に移動し、弁室Vを介して、一次側流路R1と二次側流路R2(アウトレット路24b)とが導通状態となるため、医療用ボンベ100内部の医療用ガスを、アウトレット部24から放出(供給)することができる。
なお、このとき、開表示111bが三角マーク233に対応する位置となるとともに、突出明示部122は反対側の側面21aの側、つまりアウトレット部24に装着されたダクトDの側を向く開弁方向となる。
逆に、開弁状態から閉弁状態とするためには、突出明示部122がアウトレット部24に装着されたダクトの側を向く開弁方向から、時計回りにハンドル10を180度回転させ、ダクトDと反対側の閉弁方向に突出明示部122を向けることで、シートアッセンブリ50は弁室V内において下方に移動して、ディスク51が上端リング凸部Vaに当接する閉弁位置まで移動し、一次側流路R1と二次側流路R2(アウトレット路24b)とは分断され、アウトレット部24からの医療用ガスの放出(供給)は停止する。
なお、アウトレット部24に充填治具(図示省略)を装着し、医療用ボンベ100内に医療用ガスを充填する場合は、充填治具の装着後、突出明示部122が開弁方向に向くようにハンドル10を回転操作して開弁状態とし、弁室Vを介して二次側流路R2(アウトレット路24b)と一次側流路R1とが導通可能な状態としてから、二次側流路R2(アウトレット路24b)、弁室V及び一次側流路R1を通る医療用ガスを医療用ボンベ100内部に充填する。
所定量の医療用ガスが医療用ボンベ100内部に充填されると、突出明示部122が閉弁方向に向くようにハンドル10を回転操作して閉弁状態とすることで、充填した医療用ガスを放出することなく、所定量の医療用ガスを医療用ボンベ100内部に充填することができる。
このように、医療用バルブ1は、医療用ガスが充填される医療用ボンベ100に取り付けられる容器取付部22と、容器取付部22を通るとともに、アウトレット部24までの医療用ガスの通過を許容する流路Rとを内部に有するバルブ本体20、流路Rの中間部分にある弁室Vにおいて、閉止位置と開放位置とを移動して開閉を切り替えるシートアッセンブリ50、バルブ本体20内部においてシートアッセンブリ50と連動するスピンドルアセンブリ40、及びスピンドルアセンブリ40を回転させてシートアッセンブリ50を閉止位置と開放位置とに移動させる回転操作を行うハンドル10で構成され、流路Rは、容器取付部22から弁室Vまでの一次側流路R1と、弁室Vからアウトレット部24までの二次側流路R2(アウトレット路24b)とで構成され、一次側流路R1における弁室Vの側に断面積が小さい縮径流路部R1aが設けられているため、小さな操作力でハンドル10を開閉操作することができる。
具体的には、弁室Vの側に縮径流路部R1aが設けられていない一次側流路をシートアッセンブリで閉止する場合に比べ、一次側流路R1の弁室Vの側に、断面積が小さい縮径流路部R1aが設けられているため、医療用ガスの充填圧力によってシートアッセンブリ50に作用する力も小さくなり、小さな操作力でハンドル10を開閉操作することができる。
したがって、仮に、医療用バルブ1の操作に慣れない利用者であっても、ハンドル10を容易に開閉操作して、開放と閉止とを確実に切り替えて、医療用ガスを安全に使用することができる。
また、ハンドル10に、閉止位置と開放位置とを示す突出明示部122及び開閉表示111を設けているため、利用者は、閉止位置と開放位置とを確実に認識することができる。したがって、閉止したつもりが閉止できていない、開放したが開放量が不十分で所要量の医療用ガスを得ることができないというような不具合の発生を抑止することができる。
また、ハンドル10の閉止位置と開放位置との回転操作角度を360度未満の180度に設定しているため、ハンドル10の操作性を向上することができる。
詳述すると、回転操作角度を360度未満、つまりひと回り未満の回転操作で開閉操作できるため、ハンドル10を複数回転させる必要がある場合に比べて、操作性を向上することができる。
また、突出明示部122及び開閉表示111を備えているが、回転操作として複数回転させると突出明示部122及び開閉表示111によって閉止位置又は開放位置を正確に明示することができないが、回転操作角度を360度未満とすることによって、突出明示部122及び開閉表示111によって閉止位置又は開放位置を正確に明示することができる。
また、ハンドル10の閉弁方向に向ける時計回りの回転操作に対して、閉止位置に近づく際に機能するラチェット機構60を設けているため、利用者は回転操作において閉止位置に近づいていることを認識でき、確実に閉止操作することができる。
また、ハンドル10の回転操作に対して、閉止位置及び開放位置に近づく際に機能するクリック機構70を設けているため、利用者は回転操作において閉止位置及び開放位置に近づいていることを認識でき、確実に閉止操作することができる。
なお、上述の説明では、クリック機構70を閉止位置及び開放位置に近づく際に機能するように構成しているが、閉止位置に近づく際にはラチェット機構60が機能するため、開放位置に近づく際にのみクリック機構70が機能するように構成してもよい。
また、スピンドルアセンブリ40に対してシートアッセンブリ50を閉弁方向に付勢するコイルスプリング43を設けているため、閉弁状態におけるシートアッセンブリ50に対して過負荷が作用することを防止できる。
詳述すると、コイルスプリング43がスピンドルアセンブリ40に対してシートアッセンブリ50を閉弁方向に付勢しているため、ハンドル10の回転操作によって、スピンドルアセンブリ40を介してシートアッセンブリ50が過剰に閉止方向に移動させられた場合であっても、コイルスプリング43による付勢力に抗して、シートアッセンブリ50に過負荷が作用することを防止できる。したがって、シートアッセンブリ50の耐久性を向上することができる。
また、コイルスプリング43の付勢力が作用したシートアッセンブリ50を移動させるため、シートアッセンブリ50を閉止位置に移動させるハンドル10の操作感を向上することができる。
また、コイルスプリング43が、医療用ボンベ100の充填圧力に対する付勢力で設定されているため、コイルスプリング43の付勢力が作用したシートアッセンブリ50であっても、充填圧力によってリークすることなく、確実に閉止位置で閉止することができる。
また、シートアッセンブリ50が、スピンドルアセンブリ40に対して上下方向に相対移動自在なスラスト軸42と、弁室V内における一次側流路R1の上端リング凸部Vaを封止するディスク51を有するシート52とで構成されているため、ハンドル10の操作感をより向上することができる。
詳述すると、シートアッセンブリ50が一体である場合、ハンドル10の回転操作は、スピンドルアセンブリ40を介してシートアッセンブリ50に直接作用することになるが、シートアッセンブリ50を、スピンドルアセンブリ40に対して相対移動可能なスラスト軸42と、シート52とで構成しているため、シート52を、スラスト軸42を介して回転操作することができ、ハンドル10の操作感をより向上することができる。
また、スピンドルアセンブリ40に対して閉止方向に付勢するコイルスプリング43を備え、スラスト軸42にコイルスプリング43の付勢力が作用するように構成しているため、開放位置へシートアッセンブリ50を移動させるハンドル10の開放操作の際に、コイルスプリング43の付勢力が作用して開放できないといった不具合の発生を防止することができる。
また、バルブ本体20に、医療用ガスを供給し、弁室Vを介して医療用ボンベ100に充填するアウトレット路24bが設けられ、アウトレット路24bが、弁室Vの内部を移動するシートアッセンブリ50の中心軸(上下方向に中心軸)に対して交差方向(幅方向)に離間した位置、つまり中心軸に対して幅方向にシフトした位置に配置されているため、アウトレット路24bを通過して、弁室Vを介して医療用ボンベ100に充填される医療用ガスの充填圧力が、シートアッセンブリ50に直接作用することを防止でき、弁室V内でシートアッセンブリ50の位置がずれたり、シートアッセンブリ50が変形したりすることを防止できる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の流体は医療用ガスに対応し、
以下同様に、
ボンベ容器は医療用ボンベ100に対応し、
流体導出口はアウトレット部24に対応し、
開閉弁はシートアッセンブリ50に対応し、
弁棒はスピンドルアセンブリ40に対応し、
回転ハンドルはハンドル10に対応し、
縮径部は、縮径流路部R1aに対応し、
容器バルブは医療用バルブ1に対応し、
明示手段は突出明示部122に対応し、
ラチェット機構部はラチェット機構60に対応し、
クリック機構部はクリック機構70に対応し、
付勢手段はコイルスプリング43に対応し、
第1流路は一次側流路R1に対応し、
第2流路はアウトレット路24bに対応し、
流路口は上端リング凸部Vaに対応し、
封止部材はディスク51に対応し、
シートアッセンブリはシート52に対応し、
充填路はアウトレット路24bに対応するが、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
上記医療用ガスの代わりに、産業用ガスなどの他のガスや、液体を医療用ボンベ100内部に充填して用いてもよい。
また、医療用ガスを放出(供給)する場合も充填する場合も二次側流路R2(アウトレット路24b)を用いたが、医療用ガスを放出(供給)する流路と、充填する場合の流路とを別に設けてもよい。
また、上述の説明では、ハンドル10に突出明示部122及び開閉表示111を設け、開弁状態であるか閉弁状態であるかを確実に認識できるように構成したが、例えば、図8乃至図12に示すような医療用バルブ1a乃至1eにおけるハンドル10a乃至10eの突出明示部122a乃至122eのような形状で開弁状態であるか閉弁状態であるかを確実に認識できるように構成してもよい。
なお、図8乃至図10は他の実施形態の医療用バルブ1a乃至1eの説明図を示している。
具体的には、図8乃至図12において、各(a)は他の実施形態の医療用バルブ1a乃至1eの正面、左側面、及び平面をあらわす斜視図を示し、各(b)は正面図を示し、各(c)は背面図を示し、各(d)は左側面図を示し、各(e)は右側面図を示し、各(f)は平面図を示し、各(g)は底面図を示している。
図8乃至図12における各(b)乃至各(g)において、形状が異なるハンドル10a乃至10eのみを実線で図示し、バルブ本体20は、上述の医療用バルブ1のバルブ本体20と同一であるため破線で示し、以下においてその説明を省略する。
図8に示す医療用バルブ1aにおけるハンドル10aは、操作方向明示部12a全体が略円筒状であり、周方向において等間隔に縦方向のリブ124を複数備え、そのうちのひとつを突出量が大きな突出明示部122aとして、突出明示部122の代わりに備えている。
図9に示す医療用バルブ1bにおけるハンドル10bは、突出明示部122の代わりに、円弧部123に対して縦長直方体状の突出明示部122bを備えている。
図10に示す医療用バルブ1cにおけるハンドル10cは、平面視円弧状の凹部125によって、円弧部123とともに、平面視イチョウ型を形成する突出明示部122cを備えている。
図11に示す医療用バルブ1dにおけるハンドル10dは、操作方向明示部12dを平面視略小判型の柱状に構成し、突出明示部122の代わりに、操作方向明示部12dの上面に目印としての突出明示部122dを備えている。
図12に示す医療用バルブ1eにおけるハンドル10eは、操作方向明示部12eを円柱状に構成し、突出明示部122の代わりに、操作方向明示部12eの周面の一部に縦長の突出明示部122eを備えている。また、開閉表示111とともに、操作方向明示部12eの周面に、開表示または閉表示を表示する開閉表示126を設けている。
このように、突出明示部122a乃至突出明示部122eを有するハンドル10a乃至10aを備えた医療用バルブ1a乃至1eも、上述の突出明示部122を有するハンドル10を備えた医療用バルブ1と同様に、開弁状態であるか閉弁状態であるかを確実に認識することができる。
1…医療用バルブ
10…ハンドル
20…バルブ本体
22…容器取付部
24…アウトレット部
24b…アウトレット路
40…スピンドルアセンブリ
42…スラスト軸
43…コイルスプリング
50…シートアッセンブリ
51…ディスク
52…シート
60…ラチェット機構
70…クリック機構
100…医療用ボンベ
122…突出明示部
R…流路
R1…一次側流路
R1a…縮径流路部
V…弁室
Va…上端リング凸部

Claims (9)

  1. 流体が充填されるボンベ容器に取り付けられる容器取付部と、該容器取付部を通るとともに、流体導出口までの前記流体の通過を許容する流路とを内部に有するバルブ本体、
    前記流路の中間部分にある弁室において、閉止位置と開放位置とを移動して開閉を切り替える開閉弁、
    前記バルブ本体内部において前記開閉弁と連動する弁棒、
    及び前記弁棒を回転させて前記開閉弁を前記閉止位置と前記開放位置とに移動させる回転操作を行う回転ハンドルで構成され、
    前記流路は、前記容器取付部から前記弁室までの第1流路と、前記弁室から前記流体導出口までの第2流路とで構成され、
    前記第1流路における前記弁室側に縮径部が設けられた
    容器バルブ。
  2. 前記回転ハンドルに、
    前記閉止位置と前記開放位置との少なくとも一方を示す明示手段が設けられた
    請求項1に記載の容器バルブ。
  3. 前記回転ハンドルの前記閉止位置と前記開放位置との回転操作角度が360度未満に設定された
    請求項1または2に記載の容器バルブ。
  4. 前記回転ハンドルの閉止方向の回転操作に対して、前記閉止位置に近づく際に機能するラチェット機構部が設けられた
    請求項1乃至3のうちいずれかに記載の容器バルブ。
  5. 前記回転ハンドルの回転操作に対して、少なくとも前記開放位置に近づく際に機能するクリック機構部が設けられた
    請求項1乃至4のうちいずれかに記載の容器バルブ。
  6. 前記弁棒に対して前記開閉弁を閉弁方向に付勢する付勢手段が設けられた
    請求項1乃至5のうちいずれかに記載の容器バルブ。
  7. 前記付勢手段が、前記ボンベ容器の充填圧力に対する付勢力で設定された
    請求項6に記載の容器バルブ。
  8. 前記開閉弁が、
    前記弁棒に対して上下方向に相対移動自在なスラスト軸と、
    前記弁室内における前記第1流路の流路口を封止する封止部材を有するシートアッセンブリとで構成された
    請求項1乃至7のうちいずれかに記載の容器バルブ。
  9. 前記バルブ本体に、前記流体を供給し、前記弁室を介して前記ボンベ容器に充填する充填路が設けられ、
    前記充填路が、
    前記弁室の内部を移動する前記開閉弁の中心軸に対して交差方向に離間した位置に配置された
    請求項1乃至8のうちいずれかに記載の容器バルブ。
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